JPH07252039A - エレベーター制御装置 - Google Patents

エレベーター制御装置

Info

Publication number
JPH07252039A
JPH07252039A JP6066573A JP6657394A JPH07252039A JP H07252039 A JPH07252039 A JP H07252039A JP 6066573 A JP6066573 A JP 6066573A JP 6657394 A JP6657394 A JP 6657394A JP H07252039 A JPH07252039 A JP H07252039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
phase difference
command
inverters
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6066573A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Hokari
定夫 保苅
Hiromi Inaba
博美 稲葉
Seiji Komatsu
清次 小松
Toshio Meguro
都志雄 目黒
Teruyoshi Atsuzawa
輝佳 厚沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd, Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6066573A priority Critical patent/JPH07252039A/ja
Publication of JPH07252039A publication Critical patent/JPH07252039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベーター系の固有振動数と一致する成分
のトルクリプルを抑制し、乗り心地の向上を図るエレベ
ーター制御装置を提供することにある。 【構成】 複数のインバータ(2A,2B)と、これら
のインバータから給電される電動機(3A,3B)、こ
れらの電動機によって駆動されるエレベーターの制御装
置において、上記インバータの出力電流の周波数を共通
に指示する手段(102)と、この周波数指令に応じて
上記各インバータの出力電流間に位相差を決定する位相
演算手段(103)を設け、周波数に応じて位相差を可
変し、運転する。 【効果】 エレベーター系の固有振動数と一致する電動
機のトルクリプルが抑制され、乗りかごの振動を低減す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターを駆動す
る制御装置に係り、特に、乗り心地の向上を図るエレベ
ーター制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベーターはロープが介在し
た機構であることから、固有振動数(fL)と呼ばれる
領域において、振動ゲインが著しく高くなる振動特性を
有している。一方、PWM制御によるインバータの出力
電流・電圧は、インバータ出力周波数f1に依存する6
nf1±1(n=1,2,3………)の高調波成分を含
んでいる。このような電流・電圧が供給される電動機の
出力トルクには、6nf1(n=1,2,3,4,…
…)の高調波成分を主に含むトルクリプルが発生する。
このトルクリプルの周波数とエレベーター系の固有振動
数とが一致すると、共振して著しく乗り心地を損ねかね
ない。このため、固有振動数と一致する成分のトルクリ
プルを極力抑制する必要がある。トルクリプルを抑制す
る方法として、特開昭56−3263号公報及び特開平
3−184325号公報には、エレベーター制御装置と
して、複数のインバータと、これらインバータから給電
される電動機と、この電動機によって駆動されるエレベ
ーターを備えたマルチインバータシステムが提案されて
いるとともに、このマルチインバータシステムにおい
て、各電動機で発生するトルクリプルが重畳しないよう
にインバータ出力電流間の位相を30度ずらした位相差
でエレベーターを運転することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、イン
バータ周波数f1に対し、6次(n=1)、18次(n
=3)等の周波数成分のトルクリプルの抑制に有効であ
るが、12次(n=2)、24次(n=4)等の周波数
成分のトルクリプルによる振動の抑制は困難である。こ
のため、エレベーター系の固有振動数をfLとしたと
き、fL/12,fL/24等のインバータ周波数で運転
すると、fL成分のトルクリプルが発生する。このトル
クリプルによりエレベーター系が共振し、乗り心地を損
ねかねない。本発明の目的は、エレベーター系の固有振
動数fLとしたとき、fL成分のトルクリプルを抑制する
ようにインバータ周波数に応じた位相差可変運転を行
い、乗り心地の向上を図るエレベーター制御装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数のイン
バータと、これらのインバータから給電される電動機
と、この電動機によって駆動されるエレベーターを備え
たエレベーター制御装置において、前記各インバータの
出力電流の周波数を共通に指示する手段と、この周波数
指令に応じて、または、前記エレベーターの速度を指示
する速度指令発生手段と、この速度指令に応じて、また
は、前記エレベーターの速度を検出する速度検出手段
と、この速度検出値に応じて前記各インバータの出力電
流間の位相差を決定する位相演算手段を設けることによ
って、達成される。
【0005】
【作用】このようにエレベーター制御装置を構成するこ
とによって、例えば、インバータ周波数がfL/6のと
き30度、fL/12のとき15度となる様にインバー
タ周波数に応じた位相差可変運転がなされるため、エレ
ベーター系の固有振動数fL成分のトルクリプルが低減
される。従って、エレベーター系の固有振動数fLと一
致する成分のトルクリプルがなくなり、乗りかご振動を
大幅に低減することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例を示すエレベーター制御装置の全体構
成であり、駆動系を2組とした場合である。なお、本発
明は駆動系を2組以上の複数組とした場合にも適用する
ことができる。図1において、1は商用電源、2A,2
Bは商用電源1から給電され、可変電圧(又は電流)、
可変周波数の交流電力を出力するインバータ、3A,3
Bは夫々これらのインバータ2A,2Bから給電される
誘導電動機である。インバータ2Aと誘導電動機3Aと
でエレベーターの一方の駆動系Aを構成し、同じくイン
バータ2Bと誘導電動機3Bとでエレベーターの他方の
駆動系Bを構成している。4は電動機3A、3Bに連結
されたシーブ、5はエレベーターの乗りかご、6はカウ
ンターウェート、7はシーブ4に巻きかけられ、その両
端に乗りかご5とカウンターウェート6とを吊りさげる
ロープである。ここで、エレベーター乗りかご5は、駆
動系Aと駆動系Bとが発生するトルクの合成で運転され
る。8はエレベーターの速度を指示する速度指令発生
器、9はエレベーターの速度を検出する速度検出器、1
0は速度指令発生器8から発せられる速度指令V*と速
度検出器9からの速度信号Vを入力してなり、その速度
指令V*と速度信号Vに基づき各インバータ2A,2B
を制御するための制御諸量I1*,ω1*,θ*を演算する
速度制御器である。その速度制御器10は、駆動系Aと
駆動系Bが出力すべきトルクを指示するASR部(速度
制御調節部)101、電動機を効率良く制御するための
制御諸量を演算するベクトル演算部102、そして、本
発明における主要部を成し、周波数に応じた位相差可変
運転を司どる位相差演算部103からなる。図2に、そ
の位相差演算部103の詳細な構成を示す。図2におい
て、1031は角周波数指令ω1*を周波数指令f1*に変
換する周波数変換部、1032はインバータ間の出力電
流に位相差Δθ*を設定する位相差設定部で、前記周波
数指令f1*に対して次のような位相差Δθ*を設けるよ
うに構成されている。 0≦f1*≦fL/6及び−(fL/6)≦f1*≦0の領域
で Δθ*=(30/fL)|6f1*| (数1) f1*>fL/6及びf1*<−(fL/6)の領域で Δθ*=30 (数2) 次に、1033は基準位相θ*から位相差Δθ*を減算す
る減算器で、その出力はインバータ2Bの位相差θB*と
して指示される。以上が位相差演算部103の構成であ
る。図1に戻り、11は速度制御器10で演算される制
御諸量と電流検出器12A,12Bで検出されるインバ
ータ2A,2Bの出力電流iA,iBを入力して電流制御
系を成し、結果としてパルス幅変調(PWM)信号
A,PBを発生するPWM制御器、13はPWM信号P
A,PBに基づきインバータ2A,2Bを構成する制御素
子の駆動を行うゲート増幅器である。
【0007】以下、詳細な動作について説明する。ま
ず、速度指令発生器8から速度指令V*が発生される
と、速度制御器10においてASR部101は速度指令
V*と速度信号Vとからトルク指令τ*を出力する。この
トルク指令τ*と速度信号Vに基づいてベクトル演算部
102はインバータ2A,2Bが出力する電流の大きさ
を共通に指示する電流指令I1*、周波数を共通に指示す
る角周波数指令ω1*、そして予め設定した位相を指示す
る基準位相指令θ*の各電流諸量を演算する。次に、位
相差演算部103において、位相差運転を行うためのイ
ンバータ2A,およびインバータ2Bの各電流の位相θ
A*,θB*を演算する。まず、インバータ2Aの電流位相
θA*は、前記ベクトル演算部102で演算された基準位
相θ*をそのままインバータ2Aの電流位相θA*として
出力する。一方、インバータ2Bの電流位相θB*は次の
ようにして設定される。まず、ベクトル演算部102か
らの角周波数指令ω1*が周波数変換部1031で周波数
指令f1*に変換され、位相差設定部1032に出力す
る。位相差設定部1032では、(数1)式および(数
2)式に基づいて、周波数指令f1*に応じた位相差Δθ
*を演算する。そして、基準位相θ*から前記位相差Δθ
*が減算器1033で減算され、その値がインバータ2
Bの電流位相θB*として出力される。以下、PWM制御
器11において速度制御器10から出力されるI1*、ω
1*、θA*によりインバータ2Aの出力電流指令iA*を、
同様にI1*、ω1*、θB*によりインバータ2Bの出力電
流指令iB*を次のように演算する。 iA*=I1*SIN(ω1*t+θA*) (数3) iB*=I1*SIN(ω1*t+θB*) (数4) θA*=θ*,θB*=θ*ーΔθ* (数5 ) ただし、iA*、iB*は三相交流の一相分で、インバ
ータ2A、2Bが出力する電流の同一相を示す。PWM
制御器11では、さらに出力電流指令iA*、iB*と検出
電流iA、iBから電流制御系を構成し、結果としてPW
M信号PA,PBを作成する。ゲート増幅器13はこのP
WM信号PA,PBに基づいてゲートパルスPAG,PBG
発生し、インバータ2A,2Bを駆動する。この結果、
インバータ2A,2Bの出力電流は周波数に応じた位相
差可変運転がなされ、エレベーター系の固有振動数(f
L)成分のトルクリプルが抑制される。
【0008】その位相差可変運転のー例として、6f1
成分および12f1成分のトルクリプルがエレベーター
系の固有振動数(fL)と一致するインバータ周波数
(f1)で運転される場合のトルクリプルの抑制効果を
図3に基づいて説明する。まず、6f1成分のトルクリ
プルがfLと一致するインバータ周波数f1(=fL
6)で運転された場合、同図(a)に示す様にインバー
タ2Aとインバータ2Bの出力電流iA,iB間には、位
相差設定部1032において(数1)式に従う30度の
位相差が設定される。これにより、インバータ周波数f
1の出力電流ににおいて電気角60度毎の周期で発生す
る6f1成分のトルクリプルは、インバータ出力電流
A,iB間に30度の位相差が設けられることにより、
インバータ出力電流iAによるトルクリプルΔτAとイン
バータ出力電流iBによるΔτBが逆位相となり、打ち消
される。従ってエレベーター系の固有振動数(fL)成
分と一致する成分のトルクリプルが低減される。また、
12f1成分のトルクリプルがfLと一致するインバータ
周波数f1(=fL/12)で運転された場合、図3
(b)に示す様にインバータ2Aとインバータ2Bの出
力電流iA,iB間には、位相差設定部1032において
(数1)式に従う15度の位相差が設定される。これに
より、インバータ周波数f1の出力電流において電気角
30度毎の周期で発生する12f1成分のトルクリプル
は、インバータ出力電流iA,iB間に15度の位相差が
設けられることにより、インバータ出力電流iAによる
トルクリプルΔτAとインバータ出力電流iBによるΔτ
Bが逆位相となり、打ち消される。従ってエレベーター
系の固有振動数(fL)成分と一致する成分のトルクリ
プルが低減される。以上の説明から明らかなように、イ
ンバータ2A,2Bの出力電流は、エレベーター系の固
有振動数(fL)成分のトルクリプルが生じないよう
に、インバータ周波数に応じた位相差可変運転がなさ
れ、振動の少ない良好な乗り心地が得られる。
【0009】次に、位相差Δθ*を可変しても、この可
変に伴うトルク変動の抑制に有効な位相差設定に関する
他の実施例を説明する。図4に、その位相差を演算する
位相差演算部の構成を示す。図4において、1034は
インバータ2Aの電流位相θA*を基準となる位相θ*に
対して進み位相にするための加算器、1033はインバ
ータ2Bの電流位相θB*を基準となる位相θ*に対して
遅れ位相にするための減算器、1035は進み位相量及
び遅れ位相量を決める位相量分配部である。この回路構
成の動作説明をする前に、位相差の設定方法と電動機で
発生するトルクについて、図5を用いて説明する。図5
(a)は一方のインバータの電流の位相を固定(基準位
相θ*)し、他方のインバータの電流を周波数に応じて
位相をずらす位相差可変運転を示している。τAは電動
機2Aの出力トルク、τBは電動機2Bの出力トルク、
τは出力トルクτAとτBを合成した出力トルクである。
インバータ2Aの電流iAの位相を固定し、時刻t1にお
いて、インバータ2Bの電流iBの位相をΔθだけ急激
に変化させる場合が生じると、位相をずらした側の電動
機3Bの出力トルクτBにはトルク変動ΔτBが生じる。
同図は電流の大きさと周波数を一定にし、位相だけを変
化させた極端な例を示しているものの、周波数に応じて
一方のインバータの電流位相だけを可変する位相差可変
運転では、上記説明の如くトルクリプルの低減とは相反
する結果になりかねない。そこで、本発明では位相差を
可変してもトルク変動を伴わないように、図5(b)に
示すような基準位相θ*に対して一方のインバータの電
流位相は進み位相に、他方のインバータの電流位相は遅
れ位相とし、結果としてインバータ間に周波数に応じた
位相差Δθ*が設けられるように構成されている。すな
わち、インバータ2Aの電流位相θA*は基準位相θ*に
対してΔθ*/2だけ位相を進め(θA*=θ*+Δθ*/
2)、インバータ2Bの電流位相θB*は基準位相θ*に
対してΔθ*/2だけ位相を遅らせる(θB*=θ*ーΔθ
*/2)。このように設定することにより、本実施例で
は、進み位相になる電動機2AのトルクτAは増加方向
に、遅れ位相となる電動機2BのトルクτBは減少方向
にそれぞれ変動することになり、各電動機で発生するト
ルク変動は打ち消され、滑らかなトルクτになる。
【0010】つぎに、上記と同様に位相差の可変に伴う
トルク変動を抑制するに有効な他の位相差設定に関する
他の実施例を説明する。図6(a)、(b)に、その位
相差を演算する位相差演算部の構成を示す。図6
(a)、(b)の位相差演算部は、図2、図4の位相差
演算部にそれぞれ対応し、位相差の変化量(スピード)
を調節する位相量調節部1036を新設する。これは、
トルク変動が位相の変化量に依存することから、位相の
変化量を制限することにより、トルク変動を抑制するよ
うにしたものであり、位相差設定部1032から出力さ
れる位相差Δθ*の変化量を位相量調節部1036で制
限し、これを基準位相θ*に加算及び減算して夫々のイ
ンバータの電流位相θA*、θB*が急変しないようになさ
れている。その位相量調節部1036における処理方法
の一例を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
同図に示す処理は、位相の変化量に制限値(ΔθL*)を
設け、その制限値ΔθL*を越えないようにする、いわゆ
るレート調節を行うように構成されている。まず、ステ
ップS1で位相差設定部1032から出力される位相差
Δθ*(n)を入力する。ステップS2では入力した位
相差Δθ*(n)から位相量調節部1036で前回出力
した位相差Δθ*X(nー1)を減算し、結果を位相変化
量ΔθS*(n)として格納する。次に、ステップS3で
その位相変化量ΔθS*(n)と位相変化量の制限値Δθ
L*とを比較し、ΔθS*(n)≦ΔθL*のときにはステッ
プS4に、ΔθS*(n)>ΔθL*のときにはステップS
5に夫々移行する。そのステップS3の判定処理から、
まず、ステップS4に移行した場合、位相変化量ΔθS*
(n)が制限値ΔθL*以下であることから、前回に出力
した位相差ΔθX*(nー1)に位相変化量ΔθS*(n)
を加算し、位相差ΔθX*(n)として出力する。一方、
ステップS5に移行した場合、位相変化量ΔθS*(n)
が制限値ΔθL*を越えていることから、前回出力した位
相差ΔθX*(nー1)に制限値ΔθL*を減算し、位相差
ΔθX*(n)として出力し、位相量調節部1036にお
ける処理を終了する。この処理を繰り返すことによっ
て、位相差Δθ*(n)に一致した位相差ΔθX*(n)
を出力する。以上説明したような処理により、本実施例
では、位相の変化量を制限することができ、トルク変動
を抑制することがきる。
【0011】なお、位相量調節部1036の構成は、上
記で説明したレート調節による方法に限ることなく、一
次遅れ(補償)から構成してもよい。一次遅れ(補償)
による場合は、電動機の2次時定数よりも遅くすること
でトルク変動をより良く抑制できる。また、位相量調節
部1036を位相差設定部1032の直後に設けた構成
としたが、これに限ることなく、位相差Δθ*(また
は、Δθ*/2)と基準位相θ*とを加算あるいは減算し
た以後に設けても良い。また、位相の変化量の調節方法
として、位相差を演算するために用いる周波数指令f1*
あるいは角周波数指令ω1*に上記で説明したレート調節
または一次遅れ(補償)による調節手段を設けても位相
の変化量を同様に制限できる。以上説明したように、位
相量調節部1036を設けることにより、位相の変化量
を制限することができ、位相の変化に伴うトルク変動を
抑制することがきる。
【0012】なお、本発明の実施例に示すインバータの
形式は、特に記載しなかったが電圧形、電流形いずれの
形式も適用可能である。また、本発明の実施例では、周
波数指令f1*に応じた位相差Δθ*を設定する方法とし
たが、この設定方法に限ることなく、速度信号V及び速
度指令V*に応じて位相差Δθ*を設定してもよい。すな
わち、滑り周波数制御方式において、インバータの周波
数指令f1*は、周知の如く速度信号Vを周波数に換算し
たfrと、トルク指令τ*を滑り周波数に換算したfs*と
を加算する(数6)式に示す演算により求める。 f1*=fr+fs* (数6) ここで、滑り周波数fs*は比較的小さい値であることか
ら、インバータの周波数指令f1*は、制御する全領域に
おいて、 f1*≒fr (数7) となり、略fr(∝速度信号V)と一致する。さらに、
速度信号Vは、速度指令V*に追随するように制御する
ことから、 V*≒V (数8) と表すことができる。これより、速度信号V(∝fr
あるいは速度指令V*に応じて位相差Δθを設定して
も、周波数指令f1*に応じて設定した場合とほぼ同様に
エレベーター系の固有振動数成分のトルクリプルを抑制
することができる。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明によれば、エレベータの制
御装置を複数のインバータと、これらのインバータから
給電される複数の電動機から成るマルチドライブ方式に
おいて、エレベーター系の固有振動数と一致する成分の
トルクリプルを抑制することができるので、エレベータ
ーの乗り心地の向上が図れる。また、位相差演算手段を
設けることにより、複数のインバータの出力電流は、周
波数指令に応じた、または、エレベーターの速度指令に
応じた、または、エレベーターの速度検出信号に応じた
位相差可変運転がなされるので、エレベーター系の固有
振動数成分のトルクリプルを抑制することができる。ま
た、予め設定された基準位相に対して、一方のインバー
タの出力電流は進み位相に、他方のインバータの出力電
流は遅れ位相となるように各インバータの出力電流間に
位相差を設定するので、各電動機で発生するトルク変動
を打ち消し、滑らかなトルクを得ることができ、振動の
少ない良好な乗り心地が得られる。また、位相の変化量
を制限することによって、位相の変化に伴うトルク変動
を抑制することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエレベーター制御装置
の全体構成図。
【図2】本発明における位相差演算部の詳細な構成図。
【図3】位相差可変運転によるトルクリプル抑制効果を
説明する図。
【図4】位相差演算部の他の実施例を示す図。
【図5】位相差設定を説明する図。
【図6】位相差演算部の他の実施例を示す図。
【図7】位相量調節部おける演算過程を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 商用電源 2A,2B インバータ 3A,3B 誘導電動機 4 シーブ 5 乗りかご 6 カウンターウート 7 ロープ 8 速度指令発生器 9 速度検出器 10 速度制御器 11 PWM制御器 12A,12B 電流検出器 13 ゲート増幅器 101 ASR部 102 ベクトル演算部 103 位相差演算部 1031 周波数変換部 1032 位相差設定部 1033 減算器 1034 加算器 1035 位相量分配部 1036 位相量調節部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 清次 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 目黒 都志雄 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 厚沢 輝佳 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインバータと、これらのインバー
    タから給電される複数の電動機と、これらの電動機によ
    って駆動されるエレベーターを備えたエレベーター制御
    装置において、前記インバータの出力電流の周波数を共
    通に指示する手段と、この周波数指令に応じて前記各イ
    ンバータの出力電流間の位相差を決定する位相差演算手
    段を設け、周波数指令に応じて位相差可変運転を行うこ
    とを特徴とするエレベーター制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のインバータと、これらのインバー
    タから給電される複数の電動機と、これらの電動機によ
    って駆動されるエレベーターを備えたエレベーター制御
    装置において、前記エレベーターの速度を指示する速度
    指令発生手段と、この速度指令に応じて前記各インバー
    タの出力電流間の位相差を決定する位相差演算手段を設
    け、速度指令に応じて位相差可変運転を行うことを特徴
    とするエレベーター制御装置。
  3. 【請求項3】 複数のインバータと、これらのインバー
    タから給電される複数の電動機と、これらの電動機によ
    って駆動されるエレベーターを備えたエレベーター制御
    装置において、前記エレベーターの速度を検出する速度
    検出手段と、この速度検出値に応じて前記各インバータ
    の出力電流間の位相差を決定する位相差演算手段を設
    け、速度検出値に応じて位相差可変運転を行うことを特
    徴とするエレベーター制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、位相差演算手段は、予め設定された基準位相に対し
    て、一方のインバータの出力電流は進み位相に、他方の
    インバータの出力電流は遅れ位相となるように各インバ
    ータの出力電流間に位相差を設定することを特徴とする
    エレベーター制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、各インバータの出力電流間の位相差は、エレベータ
    ー系の固有振動数をfL(Hz)、周波数指令をf1(H
    z)としたとき、(30/fL)6f1(度)に設定する
    ことを特徴とするエレベーター制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかにおい
    て、位相差演算手段は、位相差の変化量を制限する位相
    量調節手段を有し、各インバータの出力電流間の位相変
    化が予め設定した制限値を越えないように調節すること
    を特徴とするエレベーター制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかにおい
    て、位相差演算手段は、位相差の変化に一次遅れ補償を
    加える手段を有し、各インバータの出力電流間の位相変
    化が急変しないように調節することを特徴とするエレベ
    ーター制御装置。
  8. 【請求項8】 複数のインバータと、これらインバータ
    から給電される複数の電動機と、これらの電動機によっ
    て駆動されるエレベーターを備えたエレベーター制御装
    置において、エレベーターの速度を指示する速度指令発
    生器と、エレベーターの速度を検出する速度検出器と、
    前記速度指令発生器から発せられる速度指令と速度検出
    器からの速度検出信号を入力し、前記速度指令と速度検
    出信号に基づいて前記各インバータに共通に指示する制
    御諸量を演算すると共に、この制御諸量であって前記イ
    ンバータの出力電流の周波数指令に応じて前記各インバ
    ータの出力電流間の位相差を決定する速度制御器を有
    し、前記周波数指令に応じて位相差可変運転を行うこと
    を特徴とするエレベーター制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、速度制御器は、前記
    速度指令と速度検出信号に基づいて前記各電動機が出力
    すべきトルクを指示するASR(速度制御調節)部と、
    前記トルク指令と速度検出信号に基づいて前記各インバ
    ータに共通に電流の大きさを指示する電流指令、周波数
    を指示する角周波数指令、予め設定した基準位相指令を
    演算するベクトル演算部と、前記周波数指令と基準位相
    指令を入力し、前記各インバータの各電流の位相を演算
    し、前記各インバータの出力電流間の位相差を決定する
    位相差演算部から成ることを特徴とするエレベーター制
    御装置。
  10. 【請求項10】 複数のインバータと、これらインバー
    タから給電される複数の電動機と、これらの電動機によ
    って駆動されるエレベーターを備えたエレベーター制御
    装置において、エレベーターの速度を指示する速度指令
    発生器と、エレベーターの速度を検出する速度検出器
    と、前記速度指令発生器から発せられる速度指令と速度
    検出器からの速度検出信号を入力し、前記速度指令と速
    度検出信号に基づいて前記各インバータに共通に指示す
    る制御諸量を演算すると共に、前記エレベーターの速度
    を指示する速度指令に応じて前記各インバータの出力電
    流間の位相差を決定する速度制御器を有し、前記速度指
    令に応じて位相差可変運転を行うことを特徴とするエレ
    ベーター制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、速度制御器は、
    前記速度指令と速度検出信号に基づいて前記各電動機が
    出力すべきトルクを指示するASR(速度制御調節)部
    と、前記トルク指令と速度検出信号に基づいて前記各イ
    ンバータに共通に電流の大きさを指示する電流指令、周
    波数を指示する角周波数指令、予め設定した基準位相指
    令を演算するベクトル演算部と、前記速度指令と基準位
    相指令を入力し、前記各インバータの各電流の位相を演
    算し、前記各インバータの出力電流間の位相差を決定す
    る位相差演算部から成ることを特徴とするエレベーター
    制御装置。
  12. 【請求項12】 複数のインバータと、これらインバー
    タから給電される複数の電動機と、これらの電動機によ
    って駆動されるエレベーターを備えたエレベーター制御
    装置において、エレベーターの速度を指示する速度指令
    発生器と、エレベーターの速度を検出する速度検出器
    と、前記速度指令発生器から発せられる速度指令と速度
    検出器からの速度検出信号を入力し、前記速度指令と速
    度検出信号に基づいて前記各インバータに共通に指示す
    る制御諸量を演算すると共に、前記エレベーターの速度
    を検出する速度検出信号に応じて前記各インバータの出
    力電流間の位相差を決定する速度制御器を有し、前記速
    度指令に応じて位相差可変運転を行うことを特徴とする
    エレベーター制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、速度制御器は、
    前記速度指令と速度検出信号に基づいて前記各電動機が
    出力すべきトルクを指示するASR(速度制御調節)部
    と、前記トルク指令と速度検出信号に基づいて前記各イ
    ンバータに共通に電流の大きさを指示する電流指令、周
    波数を指示する角周波数指令、予め設定した基準位相指
    令を演算するベクトル演算部と、前記速度検出信号と基
    準位相指令を入力し、前記各インバータの各電流の位相
    を演算し、前記各インバータの出力電流間の位相差を決
    定する位相差演算部から成ることを特徴とするエレベー
    ター制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項9、請求項11または請求項1
    3において、位相差演算部は、予め設定された基準位相
    に対して、一方のインバータの出力電流は進み位相に、
    他方のインバータの出力電流は遅れ位相となるように位
    相量を分配する位相量分配部を有し、各インバータの出
    力電流間に位相差を設定することを特徴とするエレベー
    ター制御装置。
JP6066573A 1994-03-10 1994-03-10 エレベーター制御装置 Pending JPH07252039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6066573A JPH07252039A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 エレベーター制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6066573A JPH07252039A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 エレベーター制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07252039A true JPH07252039A (ja) 1995-10-03

Family

ID=13319841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6066573A Pending JPH07252039A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 エレベーター制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07252039A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005051865A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのモータ駆動制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005051865A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのモータ駆動制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6009003A (en) Current/voltage control apparatus for elevator system
JP3420146B2 (ja) エレベータシステムのレベリング制御装置
US6995540B2 (en) Electric motor car controller
JPH0538182A (ja) エレベーター装置
JPH0583976A (ja) 交流電動機制御装置及びこれを用いた電気車の制御装置
EP0306922B1 (en) Control system for controlling revolution speed of electric motor
JPH0733342A (ja) エレベーターの制御装置
JPH0813194B2 (ja) エレベ−タの制御装置
JPH1127951A (ja) Pwmインバータ制御装置
JPH07252039A (ja) エレベーター制御装置
JP2001199644A (ja) エレベータの制御装置
JP3340346B2 (ja) エレベータ制御装置
JPH08208140A (ja) エレベータの制御装置
JP3255839B2 (ja) 交流エレベータの制御装置
JPH10262392A (ja) インバータ制御装置
JP2912316B2 (ja) エレベータの速度制御装置
JPH0796423B2 (ja) エレベータの制御装置
JP2898936B2 (ja) エレベーターの着床レベル調整装置
JP3323900B2 (ja) リニアモータ電気車の制御装置
JPH02214486A (ja) エレベータの制御装置
JP3323901B2 (ja) リニアモータ電気車の制御装置
JP2002152914A (ja) リニアインダクションモータ電気車の制御装置
JPH09202548A (ja) エレベータの速度制御装置
JPH08223959A (ja) 交流電動機の速度制御システムとその方法及びかかるシステムに使用する電力変換装置
JP3373225B2 (ja) エレベータの制御装置