JPH07252645A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

Info

Publication number
JPH07252645A
JPH07252645A JP4103694A JP4103694A JPH07252645A JP H07252645 A JPH07252645 A JP H07252645A JP 4103694 A JP4103694 A JP 4103694A JP 4103694 A JP4103694 A JP 4103694A JP H07252645 A JPH07252645 A JP H07252645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vapor
deposition material
vapor deposition
laser light
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4103694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Takada
清志 高田
Hiromoto Ito
弘基 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4103694A priority Critical patent/JPH07252645A/ja
Publication of JPH07252645A publication Critical patent/JPH07252645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に蒸着した薄膜に不純物が混入しないよ
うにする。 【構成】 真空槽10内で蒸着材料1にレーザ光13を
照射して加熱溶融することによって蒸発させて蒸気16
をつくる。この場合に、レーザ光13が蒸気16にも照
射されるので、蒸気16の一部がイオン化される。イオ
ン化された蒸気16が加速手段17で加速されて、イオ
ン化されなかった蒸気16とともに基板8に蒸着する。
このように、蒸着材料1をレーザ光13で直接加熱して
溶融するので、るつぼ2やその他の構成物が溶融した不
純物が蒸気16に混入するのを防止でき、高純度の成膜
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体や光学膜等の
薄膜を形成する薄膜形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば、「薄膜ハンドブッ
ク」、日本学術振興会薄膜第131委員会編、オーム社
(昭和58年12月10日)発行、第124頁に記載さ
れた従来の薄膜形成装置の構成図である。
【0003】図11において、1は蒸着材料、2は蒸着
材料1が充填されたるつぼ、3は通電加熱されることに
よって電子ビームを放出する加熱フィラメントで、るつ
ぼ2を加熱して蒸着材料1を溶解蒸発させる。4は蒸発
した蒸着材料1の蒸気、5は後述のグリッド6との間に
直流電圧を印加することによって電子ビームを放出する
イオン化フィラメントで、蒸気4の一部をイオン化す
る。6はグリッドで、イオン化フィラメント5から放出
された電子を引き出す。
【0004】7は加熱フィラメント3及びイオン化フィ
ラメント5からの輻射熱を抑制する熱シールド板、8は
るつぼ2の上方に対向して配置される基板で、蒸着材料
の薄膜が形成される。9は基板8を保持して回転させる
回転機構、10は真空槽、11は真空槽10内の排気を
する真空ポンプである。
【0005】次に動作について説明する。図11におい
て、真空槽10内を真空ポンプ11で排気する。そし
て、加熱フィラメント3を通電加熱するとともに、加熱
フィラメント3とるつぼ2との間に直流電圧を印加する
と、加熱フィラメント3から電子ビームが放出されるこ
とによって、蒸着材料1が加熱され蒸発して蒸気4が発
生する。
【0006】さらに、イオン化フィラメント5を通電加
熱するとともに、イオン化フィラメント5とグリッド6
との間に直流電圧を印加すると、イオン化フィラメント
5から電子ビームが放出される。この電子ビームが蒸気
4に衝突して蒸気4の一部がイオン化される。イオン化
された蒸気4は接地電位の基板8と正電位のるつぼ2と
の間で加速される。
【0007】そして、イオン化された蒸気4はイオン化
されていない他の蒸気4とともに基板8へ到達して基板
8上に薄膜が形成される。また、薄膜の形成中に基板8
を回転機構9により10〜100rpm程度で回転させ
て、膜厚を回転方向に対して均一にする。さらに、熱シ
ールド板7によりるつぼ2及び両フィラメント3,5か
らの輻射熱が抑制される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の薄膜形成装置は
以上のように構成されているので、加熱フィラメント、
イオン化フィラメント及びグリッドが高温になるため、
各構成材料の一部が蒸発して蒸着材料の蒸気に不純物と
して混入する。また、蒸着材料の溶融中にるつぼの構成
材料から不純物が蒸着材料に混入して、この不純物が蒸
発して蒸着材料の蒸気に混入する。したがって、高純度
の成膜を得るのが困難であるという問題点があった。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたもので、蒸着材料の蒸気中への不純物
の混入を防止する薄膜形成装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1は、真空槽内で
蒸着材料を加熱して蒸発させ、発生した蒸着材料の蒸気
の一部をイオン化して加速し、イオン化した蒸気を他の
蒸気とともに基板に蒸着させるようにした薄膜形成装置
において、レーザ発振装置から出力されるレーザ光を照
射手段から照射して蒸着材料を加熱するものである。
【0011】請求項2は、請求項1において、蒸着材料
へのレーザ光の照射位置を照射手段を制御して変動させ
るものである。
【0012】請求項3は、請求項2において、蒸着材料
の周辺部に照射するレーザ光の密度を中心部に照射する
レーザ光の密度より大きくしたものである。
【0013】請求項4は、真空槽内で蒸着材料を加熱し
て蒸発させ、発生した蒸着材料の蒸気の一部をイオン化
して加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板
に蒸着させるようにした薄膜形成装置において、レーザ
発振装置により蒸着材料にレーザ光を照射手段から照射
して蒸着材料を加熱し、レーザ光が照射される蒸着材料
と真空槽内に設けられたレーザ光の照射手段との間に、
レーザ光が通過できる穴を有し蒸気が照射手段側へ移動
するのを阻止するシールド板を配置したものである。
【0014】請求項5は、真空槽内で蒸着材料を加熱し
て蒸発させ、発生した蒸着材料の蒸気の一部をイオン化
して加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板
に蒸着させるようにした薄膜形成装置において、蒸着材
料に基板の方向に向かって開口した穴を設け、レーザ発
振装置から出力されたレーザ光を照射手段から穴内の蒸
着材料に照射して加熱するものである。
【0015】請求項6は、真空槽内で蒸着材料を加熱し
て蒸発させ、発生した蒸着材料の蒸気の一部をイオン化
して加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板
に蒸着させるようにした薄膜形成装置において、第1の
レーザ発振装置から出力される第1のレーザ光を第1の
照射手段から蒸着材料に照射して加熱し、第2のレーザ
発振装置から出力される第2のレーザ光を第2の照射手
段から蒸着材料の蒸気に照射して蒸気の一部をイオン化
するものである。
【0016】請求項7は、真空槽内で蒸着材料を加熱し
て蒸発させ、発生した蒸着材料の蒸気の一部をイオン化
して加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板
に蒸着させるようにした薄膜形成装置において、レーザ
発振装置から第1のレーザ光と第2のレーザ光とを出力
し、第1のレーザ光を第1の照射手段から蒸着材料に照
射して加熱し、第2のレーザ光を第2の照射手段から蒸
着材料の蒸気に照射して蒸気の一部をイオン化するもの
である。
【0017】請求項8は、請求項6又は請求項7におい
て、蒸着材料の蒸気に照射した第2のレーザ光をミラー
で反射させ、反射した第2のレーザ光を再度蒸着材料の
蒸気に照射するものである。
【0018】
【作用】請求項1では、レーザ発振装置から出力される
レーザ光を蒸着材料に照射して加熱するので、蒸着材料
のみが蒸気になる。また、レーザ光は発生した蒸気に対
しても照射されるので、蒸気の一部がイオン化される。
【0019】請求項2では、蒸着材料へのレーザ光の照
射位置を変動させるので、蒸着材料の広い範囲にわたっ
て溶融させる。
【0020】請求項3では、蒸着材料の周辺部に照射す
るレーザ光の密度を中心部に照射するレーザ光の密度よ
り大きくしたので、周辺部からの熱放散を補償して蒸発
面内の温度分布を均等化する。
【0021】請求項4では、レーザ発振装置から出力さ
れるレーザ光を蒸着材料に照射して加熱するので、蒸着
材料のみが蒸気になる。また、発生した蒸気にもレーザ
光が照射されるので、一部がイオン化する。さらに、蒸
着材料とレーザ光の照射手段との間に配置したシールド
板により、蒸気が照射手段の方へ移動するのを阻止す
る。
【0022】請求項5では、蒸着材料に基板の方向に向
かって開口した穴を設け、レーザ光を穴内の蒸着材料に
照射して加熱するので、蒸気を指向性よく基板へ向かっ
て飛ばすことができる。
【0023】請求項6では、第1のレーザ発振装置から
出力される第1のレーザ光を蒸着材料に照射して加熱
し、第2のレーザ発振装置から出力される第2のレーザ
光を蒸着材料の蒸気に照射して蒸気の一部をイオン化す
る。
【0024】請求項7では、レーザ発振装置から第1の
レーザ光と第2のレーザ光とを出力し、第1のレーザ光
で蒸着材料を加熱して蒸気を発生させ、第2のレーザ光
を蒸着材料の蒸気に照射して一部をイオン化する。
【0025】請求項8では、請求項6又は請求項7にお
いて、蒸着材料の蒸気に照射した第2のレーザ光をミラ
ーで反射させ、反射した第2のレーザ光を再度蒸着材料
の蒸気に照射するので、蒸気の一部をイオン化させる。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の実施例を示す構成図であ
る。図1において、1、2、8〜11は従来と同様であ
る。12はレーザ光13を出力するYAGレーザ装置か
らなるレーザ発振装置で、蒸着材料1にレーザ光13を
照射して加熱する。14はレーザ発振装置12から出力
されたレーザ光13を伝送する光ファイバー、15は真
空槽10内の光ファイバー14の先端に接続された照射
手段で、蒸着材料1に向かってコリメート化されたレー
ザ光13を出射する。
【0027】16は蒸着材料1が蒸発して発生した蒸
気、17は直流電源からなる加速手段で、るつぼ2と基
板8との間に直流電圧を印加する。18は穴18aを設
けたシールド板で、蒸着材料1が充填されるるつぼ2と
照射手段15との間に配置されて蒸気16が照射手段1
5の方へ移動するのを防止する。19はシールド板18
の穴18aに固着した筒体で、レーザ光13が通過でき
るように形成してある。これによって、レーザ光13は
筒体19内を通過して蒸着材料1へ照射されるととも
に、蒸気16が照射手段15へ付着するのを防止する。
【0028】次に動作について説明する。図1におい
て、真空槽10内を真空ポンプ11で排気した後、レー
ザ発振装置12から出力されたレーザ光13を照射手段
15からるつぼ2内の蒸着材料1の上面に照射する。こ
れによって、蒸着材料1はレーザ光13で加熱溶融され
て蒸発し、蒸気16が発生する。このとき蒸着材料1の
上方にある蒸気16にも照射手段15から出射されたレ
ーザ光13が照射されるので、蒸気の一部が励起又はイ
オン化される。
【0029】蒸着材料1がTi等の高融点金属の場合、
レーザ光13の出力は2KW程度が必要であり、光ファ
イバ14で伝送可能である。イオン化された蒸気16は
加速手段17により加速されて、他のイオン化されなか
った蒸気16とともに基板8に到達して薄膜が形成され
る。レーザ光13は蒸着材料1へ直接照射されるので、
蒸着材料1のみを局所的に加熱するため、高純度の薄膜
を形成することができる。
【0030】また、蒸気16はシールド板18で照射手
段15の方向へ移動するのを阻止される。したがって、
蒸気16が照射手段15へ付着するのを防止できるの
で、レーザ光13の照射光度が低下するのを軽減でき
る。
【0031】上記実施例1では蒸気13を発生させイオ
ン化するのにYAGレーザ装置を使用したものについて
説明したが、エキシマレーザ、炭酸ガスレーザ、アルゴ
ンレーザ、ヨーソレーザ、銅蒸気レーザ等の高出力レー
ザを単独あるいは複数台使用してもよい。
【0032】実施例2.図2は、他の実施例を示す構成
図である。図2において、20は真空槽10に設けた窓
で、レーザ光13が通過できるように構成されている。
このように照射手段15を真空槽10の外側に配置し
て、窓20を通してレーザ光13を蒸着材料1に照射す
ることによって、蒸着材料1の蒸気16を発生させると
ともに、蒸気16の一部がイオン化され、加速手段17
で加速されて基板8に到達する。さらに照射手段15に
蒸気16が付着するのを防止できる。この場合、窓20
の内側に蒸気16が付着するので、定期的に清掃すると
か、窓20を交換することでレーザ光13の照射光度の
低下を防止できる。
【0033】実施例3.図3は、さらに他の実施例を示
す構成図である。図3において、21は照射手段15の
レーザ光13の方向を制御する位置制御機構で、蒸着材
料1に対してレーザ光13をスキャンする。22はるつ
ぼ2を回転させたり上下方向に移動させる移動機構であ
る。23は照射手段15のレーザ光13が通過できるよ
うに照射手段15の出射端に設けた筒体で、蒸気16が
照射手段15に付着するのを防止する。図3において、
位置制御機構21により照射手段15を制御して蒸着材
料1へのレーザ光13の照射をスキャンする。これによ
って、蒸着材料1の蒸発が効率よくできるとともに、蒸
気16の一部がイオン化され、加速手段17で加速され
て基板8に到達する。また、移動機構22で蒸着材料1
を回転させたり、上下方向へ移動させても同様の効果が
期待できる。
【0034】実施例4.図4は、さらに他の実施例の要
部を示す平面図である。図4において、24はレーザ光
13の密度を大きくしてスキャンする大密度部で、蒸着
材料1の周辺部、即ちるつぼ2に近い側である。25は
レーザ光13の密度を大密度部24より小さくしてスキ
ャンする小密度部で、蒸着材料1の上面の中心側であ
る。
【0035】上記のように、蒸着材料1の周辺部へ照射
するレーザ光13の密度を中心部へ照射するレーザ光1
3の密度より大きくすることによって、冷め易いるつぼ
2側の熱放散を補償するので、蒸着材料1をほぼ均一に
加熱するため、発生する蒸気16の密度をほぼ均一化で
きる。さらに、蒸気16にレーザ光13が照射されるの
で、蒸気16の一部がイオン化され、加速手段17で加
速されて基板8に到達する。したがって、基板8へ蒸着
する膜厚の均一化が図り易くなる。
【0036】レーザ光13の密度の調整は、レーザ発振
装置12の出力を調整して行うことができる。また、出
力を固定して蒸着材料1へのレーザ光13の照射時間を
調整してもよい。さらに、スキャンの間隔dを蒸着材料
1の周辺部より中心部を大きくしてもよい。
【0037】実施例5.図5は、さらに他の実施例を示
す構成図である。図5において、26及び27はレーザ
光13が通過できる穴26a及び27aを設けたシール
ド板で、蒸着材料1が充填されるるつぼ2と照射手段1
5との間に配置されて、蒸気16が照射手段15の方へ
移動するのを防止する。レーザ光13を各筒体26、2
7の穴26a、27aを通過させて蒸着材料1に照射す
ることによって、蒸着材料1の蒸気が発生するとともに
レーザ光13が蒸気16に照射されるので、蒸気の一部
がイオン化され、加速手段17で加速されて基板8に到
達する。
【0038】実施例6.図6は、さらに他の実施例を示
す構成図である。図6において、28はるつぼ2に充填
された蒸着材料で、基板8に向かって開口した穴28a
と、穴28aに連通した横方向の穴28bとが設けられ
ている。照射手段15のレーザ光13が穴28bから照
射されて、穴28a内の蒸着材料28を加熱溶融する。
これによって、発生した蒸着材料28の蒸気16は穴2
8aに案内されて基板8の方へ指向性をもたせて飛ばす
ことができる。そして、穴28aに発生した蒸気16に
もレーザ光13が照射されるので、蒸気の一部がイオン
化され、加速手段17によって加速されて基板8に到達
する。蒸気16に指向性をもたせることができるので、
基板8が高アスペクト比の微細コンタクトホールを有す
る半導体配線用バリア膜への蒸着などには、効率よくで
きる。
【0039】実施例7.図7は、さらに他の実施例を示
す構成図である。図7において、29はるつぼ2に充填
された蒸着材料で、基板8に向かって開口した穴29a
が設けられている。照射手段15はるつぼ2の斜め上方
に配置されて、レーザ光13が蒸着材料29の穴29a
内に照射できるようにしてある。このような構成におい
て、レーザ光13を蒸着材料29の穴29aに照射する
ことによって、蒸着材料29が溶融して蒸発する。発生
した蒸気16にもレーザ光13が照射されるので、蒸気
の一部がイオン化されて、加速手段17で加速されて基
板8に到達する。
【0040】この場合、発生した蒸気16は穴29aに
案内されて、指向性をもって基板の方向へ飛ばせる。さ
らに、移動機構22で蒸着材料29を回転させたり、あ
るいは上下方向に移動させることによって、蒸着材料2
9を広範囲にわたって使用することができる。また、開
口した穴29aは、蒸着材料29を上下方向に貫通した
穴にしても同様の効果が期待できる。
【0041】実施例8.図8は、さらに他の実施例を示
す構成図である。図8において、30はレーザ光31を
出力するレーザ発振装置、32はレーザ光31を伝送す
る光ファイバー、33は真空槽10内の光ファイバー3
2の先端に接続された照射手段で、蒸着材料1の蒸気1
6に向かってコリメート化されたレーザ光31を照射す
る。34は照射手段33の出射端に設けた筒体で、蒸気
16が照射手段33に付着するのを防止する。上記構成
において、照射手段15から出射されたレーザ光13を
蒸着材料1に照射して蒸気16を発生させる。そして、
照射手段33から出射されたレーザ光31を蒸気16に
照射して、蒸気16の一部をイオン化し、加速手段17
で加速して基板8へ蒸着させる。
【0042】蒸着材料1を加熱溶融するレーザ発振装置
12とは別に蒸気16の一部をイオン化するレーザ発振
装置30を設けたので、イオン化がより効果的にでき
る。なお、レーザ発振装置30として、YAGレーザ、
エキシマレーザ、炭酸ガスレーザ、アルゴンガスレー
ザ、ヨーソレーザ、銅蒸気レーザ等のレーザ光源が使用
できる。
【0043】実施例9.図9は、さらに他の実施例を示
す構成図である。図9において、レーザ光31は蒸着材
料1を加熱するレーザ光13を出力するレーザ発振器1
2から分光して出力したものである。その他の構成は実
施例8と同様である。このような構成においても、実施
例8と同様の効果が期待できる。
【0044】実施例10.図10は、さらに他の実施例
を示す構成図である。図10において、35は蒸気16
の通路を挟んで照射手段33と対向して配置されたミラ
ーで、蒸気16に照射されたレーザ光31を反射して、
再度レーザ光31を蒸気16に照射する。36は蒸気1
6の通路を挟んでミラー35と対向して配置されたミラ
ーで、レーザ光31を再度反射して蒸気16に照射す
る。その他の構成は実施例8と同様である。このような
構成によれば、イオン化を多重化するので、イオン化が
さらに効果的にできる。
【0045】実施例11.上記実施例3及び実施例6〜
実施例10では、照射手段15、33を真空槽10内に
配置したものについて説明したが、いずれも実施例2に
示すように真空槽10の外部に各照射手段15、33を
配置しても同様の効果が期待できる。
【0046】
【発明の効果】請求項1は、レーザ光を蒸着材料に直接
照射して加熱するので、蒸着材料のみが蒸気になるた
め、蒸気中への不純物の混入を防止できる。また、発生
した蒸気にもレーザ光が照射されるので、蒸気の一部を
イオン化させることができる。
【0047】請求項2は、請求項1において、蒸着材料
へのレーザ光の照射位置を変動させるので、蒸着材料の
広い範囲にわたって溶融させることができる。
【0048】請求項3は、請求項2において、蒸着材料
の周辺部に照射するレーザ光の密度を中心部に照射する
レーザ光の密度より大きくしたので、蒸着材料の周辺部
からの熱放散を補償して蒸発面内の温度分布を均等化す
るため、蒸発面から発生する蒸気の密度を均等化でき
る。
【0049】請求項4は、レーザ光を蒸着材料に直接照
射して加熱するので、蒸着材料のみが蒸気になるため、
蒸気中への不純物の混入を防止できる。また、発生した
蒸気にもレーザ光が照射されるので、蒸気の一部をイオ
ン化させることができる。さらに、蒸着材料の蒸気の発
生部とレーザ光の照射手段との間にシールド板を配置し
たので、蒸気が照射手段の方向へ移動するのを防止する
ため、蒸気が照射手段へ付着して照射強度を低下させる
のを軽減できる。
【0050】請求項5は、蒸着材料に基板の方向に向か
って開口した穴を設け、レーザ光を穴内の蒸着材料に照
射して加熱するので、発生した蒸気に指向性をもたせて
基板に向かって飛ばすことができる。また、穴内で発生
した蒸気にレーザ光が照射されるので、蒸気の一部をイ
オン化させることができる。
【0051】請求項6は、第1のレーザ発振装置から出
力される第1のレーザ光を蒸着材料に照射して加熱し、
第2のレーザ発振装置から出力される第2のレーザ光を
蒸着材料の蒸気に照射して蒸気の一部をイオン化するの
で、蒸気中に不純物が混入するのを防止するとともに、
蒸気の一部のイオン化もできる。
【0052】請求項7は、レーザ発振装置から第1のレ
ーザ光と第2のレーザ光とを出力し、第1のレーザ光を
蒸着材料に照射して加熱し、第2のレーザ光を蒸着材料
の蒸気に照射して蒸気の一部をイオン化するので、蒸気
中に不純物が混入するのを防止するとともに、蒸気の一
部のイオン化もできる。
【0053】請求項8は、請求項6又は請求項7におい
て、蒸着材料の蒸気に照射した第2のレーザ光をミラー
で反射させ、反射した第2のレーザ光を再度蒸気に照射
するので、蒸気の一部のイオン化が効率よくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例2を示す構成図である。
【図3】この発明の実施例3を示す構成図である。
【図4】この発明の実施例4を示す平面図である。
【図5】この発明の実施例5を示す構成図である。
【図6】この発明の実施例6を示す構成図である。
【図7】この発明の実施例7を示す構成図である。
【図8】この発明の実施例8を示す構成図である。
【図9】この発明の実施例9を示す構成図である。
【図10】この発明の実施例10を示す構成図である。
【図11】従来の薄膜形成装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1、28、29 蒸着材料 2 るつぼ 8 基板 10 真空槽 12、30 レーザ発振装置 13、31 レーザ光 15、33 照射手段 16 蒸気 17 加速手段 18、26、27 シールド板 28、29 蒸着材料 28a、29a 穴 35、36 ミラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空槽内で蒸着材料を加熱して蒸発さ
    せ、発生した上記蒸着材料の蒸気の一部をイオン化して
    加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板に蒸
    着させるようにした薄膜形成装置において、レーザ発振
    装置から出力されるレーザ光を照射手段から照射して上
    記蒸着材料を加熱することを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、蒸着材料へのレーザ
    光の照射位置を照射手段を制御して変動させることを特
    徴とする薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、蒸着材料の周辺部に
    照射するレーザ光の密度を中心部に照射する上記レーザ
    光の密度より大きくしたことを特徴とする薄膜形成装
    置。
  4. 【請求項4】 真空槽内で蒸着材料を加熱して蒸発さ
    せ、発生した上記蒸着材料の蒸気の一部をイオン化して
    加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板に蒸
    着させるようにした薄膜形成装置において、レーザ発振
    装置により上記蒸着材料にレーザ光を照射手段から照射
    して上記蒸着材料を加熱し、上記レーザ光が照射される
    上記蒸着材料と上記真空槽内に設けられた上記レーザ光
    の照射手段との間に、上記レーザ光が通過できる穴を有
    し上記蒸気が上記照射手段側へ移動するのを阻止するシ
    ールド板を配置したことを特徴とする薄膜形成装置。
  5. 【請求項5】 真空槽内で蒸着材料を加熱して蒸発さ
    せ、発生した上記蒸着材料の蒸気の一部をイオン化して
    加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板に蒸
    着させるようにした薄膜形成装置において、上記蒸着材
    料に上記基板の方向に向かって開口した穴を設け、レー
    ザ発振装置から出力されたレーザ光を照射手段から上記
    穴内の上記蒸着材料に照射して加熱することを特徴とす
    る薄膜形成装置。
  6. 【請求項6】 真空槽内で蒸着材料を加熱して蒸発さ
    せ、発生した上記蒸着材料の蒸気の一部をイオン化して
    加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板に蒸
    着させるようにした薄膜形成装置において、第1のレー
    ザ発振装置から出力される第1のレーザ光を第1の照射
    手段から上記蒸着材料に照射して加熱し、第2のレーザ
    発振装置から出力される第2のレーザ光を第2の照射手
    段から上記蒸着材料の上記蒸気に照射して上記蒸気の一
    部をイオン化することを特徴とする薄膜形成装置。
  7. 【請求項7】 真空槽内で蒸着材料を加熱して蒸発さ
    せ、発生した上記蒸着材料の蒸気の一部をイオン化して
    加速し、イオン化した蒸気を他の蒸気とともに基板に蒸
    着させるようにした薄膜形成装置において、レーザ発振
    装置から第1のレーザ光と第2のレーザ光とを出力し、
    上記第1のレーザ光を第1の照射手段から上記蒸着材料
    に照射して加熱し、上記第2のレーザ光を第2の照射手
    段から上記蒸着材料の上記蒸気に照射して上記蒸気の一
    部をイオン化することを特徴とする薄膜形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7において、蒸着材
    料の蒸気に照射した第2のレーザ光をミラーで反射さ
    せ、反射した上記第2のレーザ光を再度上記蒸着材料の
    上記蒸気に照射することを特徴とする薄膜形成装置。
JP4103694A 1994-03-11 1994-03-11 薄膜形成装置 Pending JPH07252645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4103694A JPH07252645A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 薄膜形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4103694A JPH07252645A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 薄膜形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07252645A true JPH07252645A (ja) 1995-10-03

Family

ID=12597181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4103694A Pending JPH07252645A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 薄膜形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07252645A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105530A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Vacuum Products Kk レーザアブレーション装置
WO2012151789A1 (zh) * 2011-05-11 2012-11-15 江苏大学 一种激光诱导等离子体注入基材的方法及装置
JP5908623B1 (ja) * 2015-02-13 2016-04-26 京華堂實業股▲ふん▼有限公司 ナノ粒子製造システム
WO2019026275A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 日本電気株式会社 カーボンナノホーン集合体の製造装置
WO2019026274A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 日本電気株式会社 カーボンナノホーン集合体の製造装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105530A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Vacuum Products Kk レーザアブレーション装置
WO2012151789A1 (zh) * 2011-05-11 2012-11-15 江苏大学 一种激光诱导等离子体注入基材的方法及装置
JP5908623B1 (ja) * 2015-02-13 2016-04-26 京華堂實業股▲ふん▼有限公司 ナノ粒子製造システム
WO2019026275A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 日本電気株式会社 カーボンナノホーン集合体の製造装置
WO2019026274A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 日本電気株式会社 カーボンナノホーン集合体の製造装置
JPWO2019026275A1 (ja) * 2017-08-04 2020-07-09 日本電気株式会社 カーボンナノホーン集合体の製造装置
US11485641B2 (en) 2017-08-04 2022-11-01 Nec Corporation Production apparatus for carbon nanohorn aggregate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08505434A (ja) プラズマ補助高速電子ビーム蒸発用の装置
JP5150626B2 (ja) 電子ビーム蒸発装置
JPS63274762A (ja) 反応蒸着膜の形成装置
US5180477A (en) Thin film deposition apparatus
JPH0827568A (ja) 蒸気発生方法及びその装置
JPH0770741A (ja) 蒸発源
JPS58161774A (ja) スパツタリング処理方法
JP2843125B2 (ja) 薄膜形成装置
JP2504426B2 (ja) cBN薄膜の形成方法及び形成装置
JPH08199345A (ja) 成膜装置及び成膜方法
KR102005555B1 (ko) 복수의 타겟 구조체를 이용한 진공증착장치
JPH05279844A (ja) レーザーアブレーション装置
JP3452458B2 (ja) 薄膜形成装置
JP2000297361A (ja) 超微粒子膜形成方法及び超微粒子膜形成装置
JPH05339720A (ja) 薄膜形成装置
JP2963901B1 (ja) 超電導薄膜の製造方法
JP4796154B2 (ja) 電子銃蒸着装置及び電子銃蒸着装置を用いた成膜方法
JP3330159B2 (ja) ダイナミックミキシング装置
JPH07335551A (ja) レーザアブレーション装置
JPH0735569B2 (ja) 薄膜形成装置
JPH03294476A (ja) 薄膜形成装置
JP4094994B2 (ja) 電子源装置
JPH09263933A (ja) 蒸着装置におけるるつぼ部機構
JP3088560B2 (ja) イオンプレーティング装置
JPH04350158A (ja) 真空蒸着装置