JPH07254565A - 化合物半導体エピタキシャル成長方法、化合物半導体エピタキシャル成長装置及び化合物半導体装置の形成方法 - Google Patents
化合物半導体エピタキシャル成長方法、化合物半導体エピタキシャル成長装置及び化合物半導体装置の形成方法Info
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- JPH07254565A JPH07254565A JP4441494A JP4441494A JPH07254565A JP H07254565 A JPH07254565 A JP H07254565A JP 4441494 A JP4441494 A JP 4441494A JP 4441494 A JP4441494 A JP 4441494A JP H07254565 A JPH07254565 A JP H07254565A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】化合物半導体単結晶基板上に選択的にエピタキ
シャル成長を行う化合物半導体エピタキシャル成長方法
に関し、選択成長される化合物半導体層の厚さを制御よ
く制御するとともに、その化合物半導体層を平坦に形成
すること。 【構成】第一の化合物半導体層24の上に絶縁性マスク25
を形成する工程と、前記絶縁性マスク25の表面と前記第
一の化合物半導体層24の表面に、前記第一の化合物半導
体層24のエッチャントとならないラジカル粒子を照射す
る工程と、前記ラジカル粒子が照射された前記第一の化
合物半導体層24の表面に化合物半導体のソースガスを供
給して、前記絶縁性マスク25に覆われない領域の前記第
一の化合物半導体層24の上にソースガスを供給して選択
的に第二の化合物半導体層26をエピタキシャル成長する
工程を有することを含む。
シャル成長を行う化合物半導体エピタキシャル成長方法
に関し、選択成長される化合物半導体層の厚さを制御よ
く制御するとともに、その化合物半導体層を平坦に形成
すること。 【構成】第一の化合物半導体層24の上に絶縁性マスク25
を形成する工程と、前記絶縁性マスク25の表面と前記第
一の化合物半導体層24の表面に、前記第一の化合物半導
体層24のエッチャントとならないラジカル粒子を照射す
る工程と、前記ラジカル粒子が照射された前記第一の化
合物半導体層24の表面に化合物半導体のソースガスを供
給して、前記絶縁性マスク25に覆われない領域の前記第
一の化合物半導体層24の上にソースガスを供給して選択
的に第二の化合物半導体層26をエピタキシャル成長する
工程を有することを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体エピタキ
シャル成長方法、化合物半導体エピタキシャル成長装置
及び化合物半導体装置の形成方法に関し、より詳しく
は、化合物半導体単結晶基板上に選択的にエピタキシャ
ル成長を行う化合物半導体エピタキシャル成長方法、化
合物半導体エピタキシャル成長装置と、そのエピタキシ
ャル成長工程を含む化合物半導体装置の製造方法に関す
る。
シャル成長方法、化合物半導体エピタキシャル成長装置
及び化合物半導体装置の形成方法に関し、より詳しく
は、化合物半導体単結晶基板上に選択的にエピタキシャ
ル成長を行う化合物半導体エピタキシャル成長方法、化
合物半導体エピタキシャル成長装置と、そのエピタキシ
ャル成長工程を含む化合物半導体装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、単結晶半導体基板上にエピタキシ
ャル成長層を形成し、このエピタキシャル成長層を多層
化したり、あるいは、ヘテロ構造にすることで新しい電
子デバイスや光デバイスが実現されている。特に、微細
加工技術とヘテロエピタキシャル技術を組み合わせるこ
とによって、電子を低次元構造に閉じ込めて電子の量子
効果を引き出す量子効果素子や、電子の波の性質を利用
した電子波干渉論理素子などが考案されており、これら
は量子化機能素子と呼ばれ、新しい電子デバイスとして
近い将来の実用化が期待されている。
ャル成長層を形成し、このエピタキシャル成長層を多層
化したり、あるいは、ヘテロ構造にすることで新しい電
子デバイスや光デバイスが実現されている。特に、微細
加工技術とヘテロエピタキシャル技術を組み合わせるこ
とによって、電子を低次元構造に閉じ込めて電子の量子
効果を引き出す量子効果素子や、電子の波の性質を利用
した電子波干渉論理素子などが考案されており、これら
は量子化機能素子と呼ばれ、新しい電子デバイスとして
近い将来の実用化が期待されている。
【0003】これらの場合のエピタキシャル技術として
は、分子線エピタキシャル成長法(MBE)、あるい
は、有機金属気相成長法(MOVPE)などが知られて
いる。これらの技術の特徴は、超薄膜を制御性良く成長
することができる点にある。MBEにおいて分子線源材
料を供給するために、金属ソースを真空チャンバ(結晶
成長室)内で保持する構造が採用されている。最近で
は、有機金属化合物を含むガス状のソースを真空チャン
バの外部に設け、そのソースをガス導入バルブを通して
真空チャンバ内に導入するガス導入方法を採用したガス
ソース分子線エピタキシャル成長方法(GSMBE)の
開発が活発になっている。GSMBEは、MOMBE(M
etalorganic MBE)或いはCBE(Chemical Beam Ep
itaxy )とも呼ばれている。
は、分子線エピタキシャル成長法(MBE)、あるい
は、有機金属気相成長法(MOVPE)などが知られて
いる。これらの技術の特徴は、超薄膜を制御性良く成長
することができる点にある。MBEにおいて分子線源材
料を供給するために、金属ソースを真空チャンバ(結晶
成長室)内で保持する構造が採用されている。最近で
は、有機金属化合物を含むガス状のソースを真空チャン
バの外部に設け、そのソースをガス導入バルブを通して
真空チャンバ内に導入するガス導入方法を採用したガス
ソース分子線エピタキシャル成長方法(GSMBE)の
開発が活発になっている。GSMBEは、MOMBE(M
etalorganic MBE)或いはCBE(Chemical Beam Ep
itaxy )とも呼ばれている。
【0004】ヘテロエピタキシャル技術として使用され
ているMBE、MOVPE或いはGSMBEは、半導体
基板上での成長過程にそれぞれ特徴を有する。特に、パ
ターニング用のマスクを半導体基板上に形成し、その基
板表面でのヘテロエピタキシャル層を成長することにつ
いて、説明すると以下のようになる。 (1)MBE MBE法の成長原理が物理蒸着に近いことから、例え
ば、GaAs基板上に SiNxよりなるマスクを使用して化合
物半導体層をパターニングすると、GaAs単結晶表面上に
はGaAsあるいはAlGaAsの単結晶層の成長が可能である。
ているMBE、MOVPE或いはGSMBEは、半導体
基板上での成長過程にそれぞれ特徴を有する。特に、パ
ターニング用のマスクを半導体基板上に形成し、その基
板表面でのヘテロエピタキシャル層を成長することにつ
いて、説明すると以下のようになる。 (1)MBE MBE法の成長原理が物理蒸着に近いことから、例え
ば、GaAs基板上に SiNxよりなるマスクを使用して化合
物半導体層をパターニングすると、GaAs単結晶表面上に
はGaAsあるいはAlGaAsの単結晶層の成長が可能である。
【0005】一方、 SiNx 膜上には、多結晶状のGaAsあ
るいはAlGaAs層が積層される。単結晶層の厚さの制御
は、マスクの窓の大きさや形状には依存せず、マスクや
単結晶層の表面に到達する分子線の強度で決まる。この
点は、微細構造を作製する場合に有利な点である。マス
ク上に形成された多結晶層は絶縁層としては利用できる
が、単結晶層の横の領域にヘテロ構造や電極を形成する
場合には、リフトオフ法などにより、その多結晶層の除
去が必要となる。
るいはAlGaAs層が積層される。単結晶層の厚さの制御
は、マスクの窓の大きさや形状には依存せず、マスクや
単結晶層の表面に到達する分子線の強度で決まる。この
点は、微細構造を作製する場合に有利な点である。マス
ク上に形成された多結晶層は絶縁層としては利用できる
が、単結晶層の横の領域にヘテロ構造や電極を形成する
場合には、リフトオフ法などにより、その多結晶層の除
去が必要となる。
【0006】(2)MOVPE MOVPE法では、成長中の炉内のガス圧が常圧か減圧
かの違いによって基板上への選択成長の特徴も変わって
くる。常圧MOVPEの場合には、マスクとして使用さ
れる絶縁膜(例えば SiNx 膜)上には多結晶あるいはア
モルファス状の膜が堆積する。また、単結晶面上には単
結晶膜が成長する。しかし、絶縁膜が形成された領域と
単結晶層が存在する領域との面積比によって単結晶面で
の成長速度が変わったり、また単結晶面のうち絶縁膜に
近い領域で成長速度が大きくなるいわゆるエッジ効果が
生じることが知られている。
かの違いによって基板上への選択成長の特徴も変わって
くる。常圧MOVPEの場合には、マスクとして使用さ
れる絶縁膜(例えば SiNx 膜)上には多結晶あるいはア
モルファス状の膜が堆積する。また、単結晶面上には単
結晶膜が成長する。しかし、絶縁膜が形成された領域と
単結晶層が存在する領域との面積比によって単結晶面で
の成長速度が変わったり、また単結晶面のうち絶縁膜に
近い領域で成長速度が大きくなるいわゆるエッジ効果が
生じることが知られている。
【0007】減圧MOVPEの場合には、圧力を減じる
に従って絶縁膜上への多結晶あるいはアモルファス状の
膜は堆積し難くなる一方、絶縁膜と単結晶面の面積比に
よる成長速度の変化やエッジ効果は顕著になる。エッジ
効果については次の文献に記載されている。 [1]Kenji HIRUMA et al., Journal of Crystal Grow
th 102, pp.717-724,1990 (3)GSMBE GSMBE法では、例えば、GaAs基板上に SiNx (絶縁
膜)よりなるマスクを形成した状態でGaAsを成長すると
そのマスクの上には何も堆積せず、また、絶縁膜と単結
晶の面積比による成長速度の変化やエッジ効果は全く観
察されない。これはGSMBE法が、分子線材料と固体
表面との表面反応機構による成長であることに起因して
いる。
に従って絶縁膜上への多結晶あるいはアモルファス状の
膜は堆積し難くなる一方、絶縁膜と単結晶面の面積比に
よる成長速度の変化やエッジ効果は顕著になる。エッジ
効果については次の文献に記載されている。 [1]Kenji HIRUMA et al., Journal of Crystal Grow
th 102, pp.717-724,1990 (3)GSMBE GSMBE法では、例えば、GaAs基板上に SiNx (絶縁
膜)よりなるマスクを形成した状態でGaAsを成長すると
そのマスクの上には何も堆積せず、また、絶縁膜と単結
晶の面積比による成長速度の変化やエッジ効果は全く観
察されない。これはGSMBE法が、分子線材料と固体
表面との表面反応機構による成長であることに起因して
いる。
【0008】GSMBEのもつ成長の選択性の良さは、
半導体基板上にヘテロエピ成長させて量子化機能素子を
作製する場合に非常に有効である。しかし、MBEの場
合と同様に、絶縁膜上に多結晶膜あるいはアモルファス
状の膜が堆積してしまうような分子線材料と絶縁膜との
組み合わせが存在する。例えば、 SiNx よりなるパター
ニング用マスクを使してGaAs面上にAlGaAs単結晶を選択
成長する場合、そのマスク上にはAlGaAs多結晶状或いは
アモルファス状の膜が堆積する。これは、Alを含む有機
金属材料が非常に活性であり、 SiNx 膜、絶縁膜上でも
分解反応を起こしてしまうためである。AlGaAs単結晶
層、あるいはAlを組成に持つ単結晶層は、GaAs系の電子
デバイスを作製する上で非常に重要な層であり、これら
の層を選択成長するための技術開発の要求は大きい。
半導体基板上にヘテロエピ成長させて量子化機能素子を
作製する場合に非常に有効である。しかし、MBEの場
合と同様に、絶縁膜上に多結晶膜あるいはアモルファス
状の膜が堆積してしまうような分子線材料と絶縁膜との
組み合わせが存在する。例えば、 SiNx よりなるパター
ニング用マスクを使してGaAs面上にAlGaAs単結晶を選択
成長する場合、そのマスク上にはAlGaAs多結晶状或いは
アモルファス状の膜が堆積する。これは、Alを含む有機
金属材料が非常に活性であり、 SiNx 膜、絶縁膜上でも
分解反応を起こしてしまうためである。AlGaAs単結晶
層、あるいはAlを組成に持つ単結晶層は、GaAs系の電子
デバイスを作製する上で非常に重要な層であり、これら
の層を選択成長するための技術開発の要求は大きい。
【0009】次の文献においては、MOVPE法でAlGa
As成長中に塩化水素ガス(HCl) を添加することにより、
SiNx パターニングマスク膜上に多結晶あるいはアモル
ファス状の膜を堆積することなくAlGaAs層を選択成長で
きることが示されている。 [2]下山謙司,藤井克司,井上優一,後藤秀樹、応用
物理学会、応用電子物性分科会研究報告(AP922227)、
No.445、pp.15-20、1992 選択性向上に対するHCl ガスの役割のモデルとして、彼
らは、 SiNx 膜表面のダングリングボンドがClにより終
端処理(ターミネーション)され、Alを含んだ成長種と
SiNx 膜との反応が抑制されるからであると考えてい
る。
As成長中に塩化水素ガス(HCl) を添加することにより、
SiNx パターニングマスク膜上に多結晶あるいはアモル
ファス状の膜を堆積することなくAlGaAs層を選択成長で
きることが示されている。 [2]下山謙司,藤井克司,井上優一,後藤秀樹、応用
物理学会、応用電子物性分科会研究報告(AP922227)、
No.445、pp.15-20、1992 選択性向上に対するHCl ガスの役割のモデルとして、彼
らは、 SiNx 膜表面のダングリングボンドがClにより終
端処理(ターミネーション)され、Alを含んだ成長種と
SiNx 膜との反応が抑制されるからであると考えてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】MOVPE法による成
長中にHCl ガスを添加する方法を採用しても、先に述べ
たパターンの面積比効果やエッジ効果を完全に除去する
ことができず、微細構造のパターンを形成する上で成長
速度の制御性が良くない。面積比効果によれば1つの半
導体集積回路において均一な素子特性が得られ難くなる
という問題が生じる。また、エッジ効果によれば半導体
層が湾曲することになるので、電子デバイスのキャリア
走行性が悪くなり、光デバイスの光閉じ込めが悪くなる
等の問題がある。
長中にHCl ガスを添加する方法を採用しても、先に述べ
たパターンの面積比効果やエッジ効果を完全に除去する
ことができず、微細構造のパターンを形成する上で成長
速度の制御性が良くない。面積比効果によれば1つの半
導体集積回路において均一な素子特性が得られ難くなる
という問題が生じる。また、エッジ効果によれば半導体
層が湾曲することになるので、電子デバイスのキャリア
走行性が悪くなり、光デバイスの光閉じ込めが悪くなる
等の問題がある。
【0011】また、HCl ガスはGaAsやAlGaAsのエッチン
グガスとなるために、HCl の添加によって半導体の成長
速度が制御し難くなり、電子デバイスや光デバイスを形
成する際に均一な素子特性が得にくいという問題もあ
る。本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
って、選択成長される化合物半導体層の厚さを制御よく
制御するとともに、その化合物半導体層を平坦に形成す
ることができる化合物半導体エピタキシャル成長方法、
化合物半導体エピタキシャル成長装置と、平坦に膜厚制
御性よく化合物半導体層を形成することができる化合物
半導体装置の形成方法を提供することを目的とする。
グガスとなるために、HCl の添加によって半導体の成長
速度が制御し難くなり、電子デバイスや光デバイスを形
成する際に均一な素子特性が得にくいという問題もあ
る。本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
って、選択成長される化合物半導体層の厚さを制御よく
制御するとともに、その化合物半導体層を平坦に形成す
ることができる化合物半導体エピタキシャル成長方法、
化合物半導体エピタキシャル成長装置と、平坦に膜厚制
御性よく化合物半導体層を形成することができる化合物
半導体装置の形成方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図4、
図5に例示するように、(1)第一の化合物半導体層2
4、42の上に絶縁性マスク25、44を形成する工程と、前
記絶縁性マスク25、44の表面と前記第一の化合物半導体
層24、42の表面に、前記第一の化合物半導体層24、42の
エッチャントとならないラジカル粒子を照射する工程
と、前記ラジカル粒子が照射された前記第一の化合物半
導体層24、42の表面に化合物半導体のソースガスを供給
して、前記絶縁性マスク25、44に覆われない領域の前記
第一の化合物半導体層24、42の上にソースガスを供給し
て選択的に第二の化合物半導体層26、45をエピタキシャ
ル成長する工程を有することを特徴とする化合物半導体
エピタキシャル成長方法により解決する。
図5に例示するように、(1)第一の化合物半導体層2
4、42の上に絶縁性マスク25、44を形成する工程と、前
記絶縁性マスク25、44の表面と前記第一の化合物半導体
層24、42の表面に、前記第一の化合物半導体層24、42の
エッチャントとならないラジカル粒子を照射する工程
と、前記ラジカル粒子が照射された前記第一の化合物半
導体層24、42の表面に化合物半導体のソースガスを供給
して、前記絶縁性マスク25、44に覆われない領域の前記
第一の化合物半導体層24、42の上にソースガスを供給し
て選択的に第二の化合物半導体層26、45をエピタキシャ
ル成長する工程を有することを特徴とする化合物半導体
エピタキシャル成長方法により解決する。
【0013】(2)第一の化合物半導体層24、42の上に
絶縁性マスク25、44を形成する工程と、前記第一の化合
物半導体層24、42と前記絶縁性マスク25、44の表面に、
化合物半導体のソースガスと前記第一の化合物半導体層
24、42のエッチャントとならないラジカル粒子とを同時
に照射し、前記絶縁性マスク25、44に覆われない領域の
前記第一の化合物半導体層24、42の上にソースガスを供
給して選択的に第二の化合物半導体層26、45をエピタキ
シャル成長する工程を有することを特徴とする化合物半
導体エピタキシャル成長方法により解決する。
絶縁性マスク25、44を形成する工程と、前記第一の化合
物半導体層24、42と前記絶縁性マスク25、44の表面に、
化合物半導体のソースガスと前記第一の化合物半導体層
24、42のエッチャントとならないラジカル粒子とを同時
に照射し、前記絶縁性マスク25、44に覆われない領域の
前記第一の化合物半導体層24、42の上にソースガスを供
給して選択的に第二の化合物半導体層26、45をエピタキ
シャル成長する工程を有することを特徴とする化合物半
導体エピタキシャル成長方法により解決する。
【0014】(3)第一の化合物半導体層24、42の上に
絶縁性マスク25、44を形成する工程と、前記絶縁性マス
ク25、44の表面と前記第一の化合物半導体層24、42の表
面に、前記第一の化合物半導体層24、42のエッチャント
として機能しないラジカル粒子と有機金属化合物ソース
を交互に照射して、前記絶縁性マスク25、44に覆われな
い前記第一の化合物半導体層24、42の上にソースガスを
供給して選択的に第二の化合物半導体層25、44をエピタ
キシャル成長する工程を有することを特徴とする化合物
半導体エピタキシャル成長方法により解決する。
絶縁性マスク25、44を形成する工程と、前記絶縁性マス
ク25、44の表面と前記第一の化合物半導体層24、42の表
面に、前記第一の化合物半導体層24、42のエッチャント
として機能しないラジカル粒子と有機金属化合物ソース
を交互に照射して、前記絶縁性マスク25、44に覆われな
い前記第一の化合物半導体層24、42の上にソースガスを
供給して選択的に第二の化合物半導体層25、44をエピタ
キシャル成長する工程を有することを特徴とする化合物
半導体エピタキシャル成長方法により解決する。
【0015】(4)化合物半導体を成長するためのソー
スガスを基板に向けて照射する分子線源9a〜9fと、
化合物半導体層のエッチャントとして機能しないラジカ
ル粒子を放出するラジカル粒子発生源11とを有すること
を特徴とする化合物半導体エピタキシャル成長装置によ
り解決する。 (5)第一の化合物半導体層24、42の上に第一の絶縁性
マスク25、44を形成する工程と、前記第一の化合物半導
体層24、42の表面と前記第一の絶縁性マスク25、44の表
面に、前記第一の化合物半導体層24、42のエッチャント
とならないラジカル粒子を照射する工程と、前記第一の
絶縁性マスク25、44に覆われない前記第一の化合物半導
体層24、42の上にガスソースを供給して選択的に第二の
化合物半導体層26,27、45,48をエピタキシャル成長す
る工程と、前記第一の絶縁性マスク25、44を除去する工
程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法に
より解決する。
スガスを基板に向けて照射する分子線源9a〜9fと、
化合物半導体層のエッチャントとして機能しないラジカ
ル粒子を放出するラジカル粒子発生源11とを有すること
を特徴とする化合物半導体エピタキシャル成長装置によ
り解決する。 (5)第一の化合物半導体層24、42の上に第一の絶縁性
マスク25、44を形成する工程と、前記第一の化合物半導
体層24、42の表面と前記第一の絶縁性マスク25、44の表
面に、前記第一の化合物半導体層24、42のエッチャント
とならないラジカル粒子を照射する工程と、前記第一の
絶縁性マスク25、44に覆われない前記第一の化合物半導
体層24、42の上にガスソースを供給して選択的に第二の
化合物半導体層26,27、45,48をエピタキシャル成長す
る工程と、前記第一の絶縁性マスク25、44を除去する工
程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法に
より解決する。
【0016】(6)前記第二の化合物半導体層26,27、
45,48は、ソースガスとラジカル粒子を照射することに
より成長されることを特徴とする(5)の半導体装置の
製造方法により解決する。 (7)前記第一の絶縁性マスク25、44を除去した後に、
第二の化合物半導体層26,27、45,48の上面を選択的に
覆う第二の絶縁性マスク28、49を形成する工程と、前記
第二の絶縁性マスク28、49の表面と前記第一の化合物半
導体層24、42の表面に、前記第一の化合物半導体層24、
42のエッチャントとして機能しないラジカル粒子を照射
する工程と、前記第二の絶縁性マスク28、49に覆われな
い前記第一の化合物半導体層24、42に第三の化合物半導
体層29、50をエピタキシャル成長する工程と、前記第二
の絶縁性マスク28、49を除去する工程とを有することを
特徴とする(5)の半導体装置の製造方法により解決す
る。
45,48は、ソースガスとラジカル粒子を照射することに
より成長されることを特徴とする(5)の半導体装置の
製造方法により解決する。 (7)前記第一の絶縁性マスク25、44を除去した後に、
第二の化合物半導体層26,27、45,48の上面を選択的に
覆う第二の絶縁性マスク28、49を形成する工程と、前記
第二の絶縁性マスク28、49の表面と前記第一の化合物半
導体層24、42の表面に、前記第一の化合物半導体層24、
42のエッチャントとして機能しないラジカル粒子を照射
する工程と、前記第二の絶縁性マスク28、49に覆われな
い前記第一の化合物半導体層24、42に第三の化合物半導
体層29、50をエピタキシャル成長する工程と、前記第二
の絶縁性マスク28、49を除去する工程とを有することを
特徴とする(5)の半導体装置の製造方法により解決す
る。
【0017】(8)前記第二の化合物半導体26,27、4
5,48、前記第三の化合物半導体層29、50の少なくとも
一方は、化合物半導体のソースガスとともに化合物半導
体のエッチャントとして機能しないラジカル粒子を照射
しながら成長されることを特徴とする(5)又は(7)
半導体装置の製造方法により解決する。 (9)前記第二の化合物半導体26,27、45,48、前記第
三の化合物半導体層29、50の少なくとも一方は、化合物
半導体のソースガスと化合物半導体のエッチャントとし
て機能しないラジカル粒子とを交互に供給することによ
り成長されることを特徴とする(5)又は(7)半導体
装置の製造方法により解決する。
5,48、前記第三の化合物半導体層29、50の少なくとも
一方は、化合物半導体のソースガスとともに化合物半導
体のエッチャントとして機能しないラジカル粒子を照射
しながら成長されることを特徴とする(5)又は(7)
半導体装置の製造方法により解決する。 (9)前記第二の化合物半導体26,27、45,48、前記第
三の化合物半導体層29、50の少なくとも一方は、化合物
半導体のソースガスと化合物半導体のエッチャントとし
て機能しないラジカル粒子とを交互に供給することによ
り成長されることを特徴とする(5)又は(7)半導体
装置の製造方法により解決する。
【0018】(10)前記第一の絶縁性マスク25、44と
前記第二の絶縁性マスク28、49の少なくとも一方は、酸
素雰囲気中で光照射によって形成された酸化膜から構成
されていることを特徴とする(5)又は(7)半導体装
置の製造方法によって解決する。 (11)前記第一の絶縁性マスク25、44と前記第二の絶
縁性マスク28、49の少なくとも一方は、エッチング分子
ガス雰囲気中で絶縁膜に電子線を描画することによりパ
ターニングされていることを特徴とする(5)又は
(7)半導体装置の製造方法により解決する。
前記第二の絶縁性マスク28、49の少なくとも一方は、酸
素雰囲気中で光照射によって形成された酸化膜から構成
されていることを特徴とする(5)又は(7)半導体装
置の製造方法によって解決する。 (11)前記第一の絶縁性マスク25、44と前記第二の絶
縁性マスク28、49の少なくとも一方は、エッチング分子
ガス雰囲気中で絶縁膜に電子線を描画することによりパ
ターニングされていることを特徴とする(5)又は
(7)半導体装置の製造方法により解決する。
【0019】(12)前記第一の絶縁性マスク25、44と
前記第二の絶縁性マスク28、49の少なくとも一方は、酸
素雰囲気中で前記第一の化合物半導体層24、42又は前記
第二の化合物半導体層26,27、45,48に電子線を描画す
ることにより形成されていることを特徴とする(5)又
は(7)半導体装置の製造方法により解決する。 (13)前記第一の絶縁性マスク25、44と前記第二の絶
縁性マスク28、49の少なくとも一方は、As雰囲気中で加
熱することによって除去されることを特徴とする(5)
又は(7)の半導体装置の製造方法により解決する。
前記第二の絶縁性マスク28、49の少なくとも一方は、酸
素雰囲気中で前記第一の化合物半導体層24、42又は前記
第二の化合物半導体層26,27、45,48に電子線を描画す
ることにより形成されていることを特徴とする(5)又
は(7)半導体装置の製造方法により解決する。 (13)前記第一の絶縁性マスク25、44と前記第二の絶
縁性マスク28、49の少なくとも一方は、As雰囲気中で加
熱することによって除去されることを特徴とする(5)
又は(7)の半導体装置の製造方法により解決する。
【0020】(14)前記ラジカル粒子は、水素ラジカ
ル、アルゴンラジカルまたは窒素ラジカルであることを
特徴とする(1)、(2)又は(3)の化合物半導体エ
ピタキシャル成長方法、(4)の化合物半導体エピタキ
シャル成長装置、あるいは(5)又は(7)の半導体装
置の製造方法により解決する。
ル、アルゴンラジカルまたは窒素ラジカルであることを
特徴とする(1)、(2)又は(3)の化合物半導体エ
ピタキシャル成長方法、(4)の化合物半導体エピタキ
シャル成長装置、あるいは(5)又は(7)の半導体装
置の製造方法により解決する。
【0021】
【作 用】本発明によれば、絶縁性マスクに覆われてい
ない第一の化合物半導体層の上に化合物半導体を成長す
るためのソースガスを導入する前又は導入と同時又は間
欠的に、化合物半導体のエッチャントとならないラジカ
ル粒子を第一の化合物半導体層及び絶縁性マスクに照射
するようにしている。
ない第一の化合物半導体層の上に化合物半導体を成長す
るためのソースガスを導入する前又は導入と同時又は間
欠的に、化合物半導体のエッチャントとならないラジカ
ル粒子を第一の化合物半導体層及び絶縁性マスクに照射
するようにしている。
【0022】これにより、第一及び第二の化合物半導体
層を殆どエッチングすることなく絶縁性マスク上のダン
グリングボンドを終端し、絶縁膜面上での分子線源材料
の分解反応を抑制できる。しかも、ガスソース分子線エ
ピタキシャル成長によれば選択成長された化合物半導体
層は平坦に形成される。ラジカル粒子は、ECRプラズ
マ、RFプラズマ或いは熱電子の衝突などにより生成す
ることが可能であり、平均自由行程が大きい真空中で
は、このように生成されたラジカル粒子をビーム状にし
て取り出し、成長基板に照射することができる。
層を殆どエッチングすることなく絶縁性マスク上のダン
グリングボンドを終端し、絶縁膜面上での分子線源材料
の分解反応を抑制できる。しかも、ガスソース分子線エ
ピタキシャル成長によれば選択成長された化合物半導体
層は平坦に形成される。ラジカル粒子は、ECRプラズ
マ、RFプラズマ或いは熱電子の衝突などにより生成す
ることが可能であり、平均自由行程が大きい真空中で
は、このように生成されたラジカル粒子をビーム状にし
て取り出し、成長基板に照射することができる。
【0023】ラジカル粒子は、それ自身が非常に活性で
あり、他の粒子や物質に衝突することにより電子を交換
して安定な中性の粒子になろうとする性質がある。従っ
て、ラジカル粒子が絶縁膜上のダングリングボンドに接
近することによって、ダングリングボンドの電子を共有
し、あるいは電子を吸収して中性化する。ダングリング
ボンドが終端化された絶縁膜表面は、もはや有機金属分
子が飛来、接近してもその分子が分解するために必要な
電子の供給が行われないために、その分子はそのまま分
解することなく再脱離する。一方、単結晶基板表面に
は、自由電子が存在するために到着した有機金属分子は
分解し、金属原子のみが成長に寄与し、有機基は再蒸発
脱離することによって、結晶成長が行われる。
あり、他の粒子や物質に衝突することにより電子を交換
して安定な中性の粒子になろうとする性質がある。従っ
て、ラジカル粒子が絶縁膜上のダングリングボンドに接
近することによって、ダングリングボンドの電子を共有
し、あるいは電子を吸収して中性化する。ダングリング
ボンドが終端化された絶縁膜表面は、もはや有機金属分
子が飛来、接近してもその分子が分解するために必要な
電子の供給が行われないために、その分子はそのまま分
解することなく再脱離する。一方、単結晶基板表面に
は、自由電子が存在するために到着した有機金属分子は
分解し、金属原子のみが成長に寄与し、有機基は再蒸発
脱離することによって、結晶成長が行われる。
【0024】従って、絶縁膜でパターニングされた単結
晶基板上に、ラジカル粒子を断続的に照射しながら、有
機金属材料を供給することによって、絶縁膜上には何も
堆積せず、単結晶面上にのみ供給された有機金属材料の
強度に応じた成長速度で単結晶の成長が可能になる。ま
た、特にラジカル粒子が水素ラジカルである場合には、
半導体結晶表面のクリーニング効果があることも知られ
ており、パターニングされた単結晶面上に界面準位の極
めて小さい良質のエピタキシャル膜を成長することが可
能となる。
晶基板上に、ラジカル粒子を断続的に照射しながら、有
機金属材料を供給することによって、絶縁膜上には何も
堆積せず、単結晶面上にのみ供給された有機金属材料の
強度に応じた成長速度で単結晶の成長が可能になる。ま
た、特にラジカル粒子が水素ラジカルである場合には、
半導体結晶表面のクリーニング効果があることも知られ
ており、パターニングされた単結晶面上に界面準位の極
めて小さい良質のエピタキシャル膜を成長することが可
能となる。
【0025】特に、Alの様な活性な構成元素を含むエピ
タキシャル膜の選択成長には効果が大きい。
タキシャル膜の選択成長には効果が大きい。
【0026】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の実施例に係る化合物半
導体選択的成長装置の概要構成を示す平面図である。化
合物半導体選択成長装置1は、ウェハの出し入れを行う
ためのロードロック室2と、ウェハを中継するための試
料交換室3と、真空トンネル4aを介して試料交換室3
に接続されるGSMBE装置5と、真空トンネル4bを
介して試料交換室3に接続される光酸化膜形成室6と、
真空トンネル4cを介して試料交換室3に接続される電
子線照射室7を有している。なお、図中符号8a〜8d
は、シャッタを示している。
いて説明する。図1は、本発明の実施例に係る化合物半
導体選択的成長装置の概要構成を示す平面図である。化
合物半導体選択成長装置1は、ウェハの出し入れを行う
ためのロードロック室2と、ウェハを中継するための試
料交換室3と、真空トンネル4aを介して試料交換室3
に接続されるGSMBE装置5と、真空トンネル4bを
介して試料交換室3に接続される光酸化膜形成室6と、
真空トンネル4cを介して試料交換室3に接続される電
子線照射室7を有している。なお、図中符号8a〜8d
は、シャッタを示している。
【0027】GSMBE装置5の結晶成長室5aには、
図2(a) に示すように、ウェハwを載置するウェハ支持
台5bと、ウェハ支持台5bを加熱するヒータ5cと、
ヒータ5cの温度測定するための熱伝対5dと、ウェハ
w表面に電子を照射する電子銃5eと、ウェハwから反
射された電子を受けるRHEED5fと、結晶成長室5
a内を減圧するための排気系5gが存在する。また、そ
の結晶成長室5aには、有機金属ガスを導入するための
複数の分子線源ノズル9a〜9cと、熱分解セル10a
により分解された無機ガスを導入するための分子線源ノ
ズル9dと、熱分解セル10c,10dにより分解され
た不純物ガスを導入する分子線源ノズル9e,9fが取
付けられている。それらの分子線源ノズルの先端はウェ
ハwに向けられ、また、それらの分子線源ノズル9a〜
9fの先端の前方には開閉自在な分子線源シャッタ(不
図示)が配置されている。さらに、結晶成長室5aに
は、ラジカルを発生させるためECRプラズマ発生源1
1が取付けられている。
図2(a) に示すように、ウェハwを載置するウェハ支持
台5bと、ウェハ支持台5bを加熱するヒータ5cと、
ヒータ5cの温度測定するための熱伝対5dと、ウェハ
w表面に電子を照射する電子銃5eと、ウェハwから反
射された電子を受けるRHEED5fと、結晶成長室5
a内を減圧するための排気系5gが存在する。また、そ
の結晶成長室5aには、有機金属ガスを導入するための
複数の分子線源ノズル9a〜9cと、熱分解セル10a
により分解された無機ガスを導入するための分子線源ノ
ズル9dと、熱分解セル10c,10dにより分解され
た不純物ガスを導入する分子線源ノズル9e,9fが取
付けられている。それらの分子線源ノズルの先端はウェ
ハwに向けられ、また、それらの分子線源ノズル9a〜
9fの先端の前方には開閉自在な分子線源シャッタ(不
図示)が配置されている。さらに、結晶成長室5aに
は、ラジカルを発生させるためECRプラズマ発生源1
1が取付けられている。
【0028】ECRプラズマ発生源11は、図2(b) に
示すように、マイクロ波導入管11a及びガス導入管1
1bが接続されたプラズマ室11cと、プラズマ室11
cを囲むマグネットコイル11dと、プラズマ室11c
からガスをウェハwに向けて放出するためのガス放出口
11eとを有し、ガス放出口11eにはシャッタ11f
が配置されている。
示すように、マイクロ波導入管11a及びガス導入管1
1bが接続されたプラズマ室11cと、プラズマ室11
cを囲むマグネットコイル11dと、プラズマ室11c
からガスをウェハwに向けて放出するためのガス放出口
11eとを有し、ガス放出口11eにはシャッタ11f
が配置されている。
【0029】GSMBE装置5には、その他に、図示し
ない質量分析計、オージェ分光分析装置、ヌードイオン
ゲージ等が取付けられている。上記した電子線照射室7
は、電子線をウェハwに照射するための差動排気構造の
電子線カラム(不図示)を有し、また、EB描画室に塩
素、酸素などのガスを導入できる構造となっている。
ない質量分析計、オージェ分光分析装置、ヌードイオン
ゲージ等が取付けられている。上記した電子線照射室7
は、電子線をウェハwに照射するための差動排気構造の
電子線カラム(不図示)を有し、また、EB描画室に塩
素、酸素などのガスを導入できる構造となっている。
【0030】上記した光酸化膜形成室は、ウェハを設置
する室内に酸素が導入できる構造を有しており、その室
内で酸素雰囲気で光照射を行うことにより、GaAsなどの
化合物半導体層表面に光酸化膜を形成する。次に、上記
した化合物半導体選択成長装置1を使用して、電子デバ
イスと光デバイスを製造する工程の実施例について説明
する。
する室内に酸素が導入できる構造を有しており、その室
内で酸素雰囲気で光照射を行うことにより、GaAsなどの
化合物半導体層表面に光酸化膜を形成する。次に、上記
した化合物半導体選択成長装置1を使用して、電子デバ
イスと光デバイスを製造する工程の実施例について説明
する。
【0031】(第1実施例)本実施例は、本発明の選択
成長技術を駆使することによってヘテロエピタキシャル
構造を持つ高性能のパワーFETの製造方法の説明であ
る。以下に、図3に示すフローチャトと図4、5に示す
断面図に基づいてパワーFETの製造工程を説明する。
成長技術を駆使することによってヘテロエピタキシャル
構造を持つ高性能のパワーFETの製造方法の説明であ
る。以下に、図3に示すフローチャトと図4、5に示す
断面図に基づいてパワーFETの製造工程を説明する。
【0032】パワーFETが形成される化合物半導体基
板として(100)面を有する半絶縁性GaAs基板(ウェ
ハ)21を使用する。まず、図1に示すロードロック室
2、試料交換室3を通してGaAs基板21をGSMBE装
置5内に搬送する。そして、GSMBE装置5の結晶成
長室5a内のウェハ支持台5bにGaAs基板21を搭載
し、MBE成長工程(図3中S1 )に入る。
板として(100)面を有する半絶縁性GaAs基板(ウェ
ハ)21を使用する。まず、図1に示すロードロック室
2、試料交換室3を通してGaAs基板21をGSMBE装
置5内に搬送する。そして、GSMBE装置5の結晶成
長室5a内のウェハ支持台5bにGaAs基板21を搭載
し、MBE成長工程(図3中S1 )に入る。
【0033】結晶成長室5a内に導入するエピタキシャ
ル成長用のガスソース材料として、トリエチルガリウム
(TEG:Ga(C2H5)3)とトリエチルアルミニウム(TE
A:Al(C2H5)3)を第一及び第二の分子線源ノズル9a,
9bを通して結晶成長室5aに導入し、アルシン(As
H3)を熱分解セル10a付きの第四の分子線源セル9d
を通して結晶成長室5aに導入する。また、n型のドー
パントとしてジシラン(Si2H6 )を熱分解セル10b付
きの第五の分子線源セル9eを通して結晶成長室5aに
導入する。
ル成長用のガスソース材料として、トリエチルガリウム
(TEG:Ga(C2H5)3)とトリエチルアルミニウム(TE
A:Al(C2H5)3)を第一及び第二の分子線源ノズル9a,
9bを通して結晶成長室5aに導入し、アルシン(As
H3)を熱分解セル10a付きの第四の分子線源セル9d
を通して結晶成長室5aに導入する。また、n型のドー
パントとしてジシラン(Si2H6 )を熱分解セル10b付
きの第五の分子線源セル9eを通して結晶成長室5aに
導入する。
【0034】これらのガスソースは、図示しないマスフ
ローコントローラによって各々独立に流量が調整され、
結晶成長室5a内のGaAs基板21に向けて照射されるよ
うになっている。ただし、アルシンガスは、高温(90
0℃) の熱分解セル10aで分解されてAsとH2として基
板表面に照射される。ジシランガスも同様に熱分解セル
10bによりSiとH2に分解されて基板表面に照射され
る。
ローコントローラによって各々独立に流量が調整され、
結晶成長室5a内のGaAs基板21に向けて照射されるよ
うになっている。ただし、アルシンガスは、高温(90
0℃) の熱分解セル10aで分解されてAsとH2として基
板表面に照射される。ジシランガスも同様に熱分解セル
10bによりSiとH2に分解されて基板表面に照射され
る。
【0035】そして、半絶縁性GaAs基板21を結晶成長
室に導入した後に以下の順序で分子線源ノズルのシャッ
タの開閉を行い、図4(a) に示すような化合物半導体層
を形成する。まず、第四の分子線源ノズル9dのシャッ
タを開き、アルシンを流量5sccmでGaAs基板21の表面
に照射しながら、ヒータ5dによりGaAs基板21を約6
00℃以上の温度で加熱する。これにより、GaAs基板2
1表面の自然酸化膜を除去する。続いて、基板温度を成
長温度550℃まで下げてこの温度を保持する。
室に導入した後に以下の順序で分子線源ノズルのシャッ
タの開閉を行い、図4(a) に示すような化合物半導体層
を形成する。まず、第四の分子線源ノズル9dのシャッ
タを開き、アルシンを流量5sccmでGaAs基板21の表面
に照射しながら、ヒータ5dによりGaAs基板21を約6
00℃以上の温度で加熱する。これにより、GaAs基板2
1表面の自然酸化膜を除去する。続いて、基板温度を成
長温度550℃まで下げてこの温度を保持する。
【0036】その後に、TEG導入用の分子線源ノズル
9aのシャッターを開けて、GaAs基板21の上にi-GaAs
の成長を開始する。TEGの流量は1.6sccmとする。
GaAs基板21の上にi-GaAs層22を約4000Å成長し
た後、第二の分子線源ノズル9bのシャッタを開けてT
EAガスをGaAs基板21に向けて照射し、これによりAl
GaAsの成長を開始し、i-AlGaAs層23を約1000Å成
長する。TEAガスの流量は0.24sccmとする。
9aのシャッターを開けて、GaAs基板21の上にi-GaAs
の成長を開始する。TEGの流量は1.6sccmとする。
GaAs基板21の上にi-GaAs層22を約4000Å成長し
た後、第二の分子線源ノズル9bのシャッタを開けてT
EAガスをGaAs基板21に向けて照射し、これによりAl
GaAsの成長を開始し、i-AlGaAs層23を約1000Å成
長する。TEAガスの流量は0.24sccmとする。
【0037】その後に、ジシラン導入用の分子線源ノズ
ル9dのシャッターを開けると同時に、TEA導入用の
分子線源ノズル9bのシャッターを閉め、これによりSi
がドープされたn-GaAs層24をi-AlGaAs層23の上に
0.2μmの厚さに成長する。n-GaAs層24の不純物濃
度を1.5×1017cm-3とする。その後、アルシン導入
用の分子線源ノズル9d以外の分子線源ノズルのシャッ
ターを閉め、続いて基板温度を徐々に降温する。基板温
度が300℃以下になったところでアルシン導入用の分
子線源ノズル9dのシャッタを閉じる。これにより1回
目の化合物半導体層の成長が終了する。
ル9dのシャッターを開けると同時に、TEA導入用の
分子線源ノズル9bのシャッターを閉め、これによりSi
がドープされたn-GaAs層24をi-AlGaAs層23の上に
0.2μmの厚さに成長する。n-GaAs層24の不純物濃
度を1.5×1017cm-3とする。その後、アルシン導入
用の分子線源ノズル9d以外の分子線源ノズルのシャッ
ターを閉め、続いて基板温度を徐々に降温する。基板温
度が300℃以下になったところでアルシン導入用の分
子線源ノズル9dのシャッタを閉じる。これにより1回
目の化合物半導体層の成長が終了する。
【0038】次に、図3のステップS2 に示すようなイ
ンサイチュー(IN-SITU )リソグラフィー工程に入る。
まず、GaAs基板21をGSMBE装置1の結晶成長室5
aから取り出し、真空トンネル4a,4bと試料交換室
3を通して光酸化膜形成室6に搬入する。そして、図4
(b) に示すように、光酸化膜形成室6内を数Torr〜数十
Torr範囲の圧力の酸素雰囲気として、その中で、GaAs基
板21上のn-GaAs層24の表面に光を照射することによ
りn-GaAs層24の表面にGaAs酸化膜25を形成する(図
3ステップS21)。この場合、光源としてキセノンラン
プを使用する。
ンサイチュー(IN-SITU )リソグラフィー工程に入る。
まず、GaAs基板21をGSMBE装置1の結晶成長室5
aから取り出し、真空トンネル4a,4bと試料交換室
3を通して光酸化膜形成室6に搬入する。そして、図4
(b) に示すように、光酸化膜形成室6内を数Torr〜数十
Torr範囲の圧力の酸素雰囲気として、その中で、GaAs基
板21上のn-GaAs層24の表面に光を照射することによ
りn-GaAs層24の表面にGaAs酸化膜25を形成する(図
3ステップS21)。この場合、光源としてキセノンラン
プを使用する。
【0039】この後に、GaAs基板21を光酸化膜形成室
6から取り出し、真空トンネル4b,4cと試料交換室
3を通して電子線照射室7に導入する。その電子線照射
室7内において、塩素ガスをGaAs基板21に向けて照射
しながら、図示しない差動排気構造の電子線カラムから
取り出した電子線をパワーFETのチャネル領域(オー
ミック形成領域以外の領域)にあるGaAs酸化膜25に照
射する(図3ステップS22)。この結果、図4(c) に示
すように、電子線が照射されたGaAs酸化膜25は除去さ
れ、そこからn-GaAs層24が露出する。
6から取り出し、真空トンネル4b,4cと試料交換室
3を通して電子線照射室7に導入する。その電子線照射
室7内において、塩素ガスをGaAs基板21に向けて照射
しながら、図示しない差動排気構造の電子線カラムから
取り出した電子線をパワーFETのチャネル領域(オー
ミック形成領域以外の領域)にあるGaAs酸化膜25に照
射する(図3ステップS22)。この結果、図4(c) に示
すように、電子線が照射されたGaAs酸化膜25は除去さ
れ、そこからn-GaAs層24が露出する。
【0040】次に、GaAs基板21を電子線照射室7から
取り出し、真空トンネル4c,4a及び試料交換室3を
通して、再びGSMBE装置5の結晶成長室5aに導入
する。GSMBE装置5のECRプラズマ発生源11に
は水素ガスが導入され、結晶成長室5a内に水素ラジカ
ルを放出するようになっている。その結晶成長室5aで
はまず、図3のステップS23と図4(d) に示すように、
ECRプラズマ発生源11から取り出した水素ラジカル
をGaAs基板21上のn-GaAs層24及びGaAs酸化膜25に
照射する。この時に結晶成長室5a内を10-4Torr台と
し、また、ECRプラズマ発生源11への水素の導入流
量は2sccmとした。このようにして、単結晶のn-GaAs層
24表面をクリーニングするとともにGaAs酸化膜25の
表面のダングリングボンドを水素により終端する。
取り出し、真空トンネル4c,4a及び試料交換室3を
通して、再びGSMBE装置5の結晶成長室5aに導入
する。GSMBE装置5のECRプラズマ発生源11に
は水素ガスが導入され、結晶成長室5a内に水素ラジカ
ルを放出するようになっている。その結晶成長室5aで
はまず、図3のステップS23と図4(d) に示すように、
ECRプラズマ発生源11から取り出した水素ラジカル
をGaAs基板21上のn-GaAs層24及びGaAs酸化膜25に
照射する。この時に結晶成長室5a内を10-4Torr台と
し、また、ECRプラズマ発生源11への水素の導入流
量は2sccmとした。このようにして、単結晶のn-GaAs層
24表面をクリーニングするとともにGaAs酸化膜25の
表面のダングリングボンドを水素により終端する。
【0041】次に、水素ラジカル照射を止めた後、図3
のステップS3 に示すようなMBE再成長工程に入る。
まず、第四の分子線源ノズル9dからアルシンをGaAs基
板21に向けて照射しながら基板温度を550℃に昇温
し、この温度を保持する。続いて、TEG、TEA及び
ジシランを導入する分子線源ノズル9a,9b,9eの
シャッターを同時に開けて、図5(a) に示すようにGaAs
酸化膜25に覆われてないn-GaAs層24の上に n- -AlG
aAs 層26を500Åの厚さに成長する。 n- -AlGaAs
層26内のシリコンの不濃度は5×1016cm-3とする。
その後、TEA及びジシラン導入用の分子線源ノズル9
b,9eのシャッターだけを閉めて、図5(a) に示すよ
うに n- -AlGaAs 層26の上にi-GaAs層27を1500
Åの厚さに成長した。
のステップS3 に示すようなMBE再成長工程に入る。
まず、第四の分子線源ノズル9dからアルシンをGaAs基
板21に向けて照射しながら基板温度を550℃に昇温
し、この温度を保持する。続いて、TEG、TEA及び
ジシランを導入する分子線源ノズル9a,9b,9eの
シャッターを同時に開けて、図5(a) に示すようにGaAs
酸化膜25に覆われてないn-GaAs層24の上に n- -AlG
aAs 層26を500Åの厚さに成長する。 n- -AlGaAs
層26内のシリコンの不濃度は5×1016cm-3とする。
その後、TEA及びジシラン導入用の分子線源ノズル9
b,9eのシャッターだけを閉めて、図5(a) に示すよ
うに n- -AlGaAs 層26の上にi-GaAs層27を1500
Åの厚さに成長した。
【0042】このように、GaAs酸化膜25をマスクにし
てGSMBEにより選択成長されたn- -AlGaAs 層2
6、i-GaAs層27を観察したところ、エッジ効果や絶縁
膜・半導体層面積比効果は発生していなかった。次に、
アルシン導入用の分子線源ノズル9dのシャッターのみ
を開けたままにして、基板温度を600℃以上に加熱す
ることにより、図5(b) 及び図3ステップS4 に示すよ
うに、マスクに使用していたGaAs酸化膜25を除去す
る。
てGSMBEにより選択成長されたn- -AlGaAs 層2
6、i-GaAs層27を観察したところ、エッジ効果や絶縁
膜・半導体層面積比効果は発生していなかった。次に、
アルシン導入用の分子線源ノズル9dのシャッターのみ
を開けたままにして、基板温度を600℃以上に加熱す
ることにより、図5(b) 及び図3ステップS4 に示すよ
うに、マスクに使用していたGaAs酸化膜25を除去す
る。
【0043】次に、図3のステップS5 に示すような2
回目のインサイチューリソグラフィー工程に入る。ま
ず、GaAs基板25を再び電子線照射室7に導入する。そ
の電子線照射室7内では上述したCl2 ガスに変えてO2ガ
スを照射しながら、選択成長されたi-GaAs層27の上面
にのみ電子線を描画し、その表面にGaAs酸化膜28を形
成する。
回目のインサイチューリソグラフィー工程に入る。ま
ず、GaAs基板25を再び電子線照射室7に導入する。そ
の電子線照射室7内では上述したCl2 ガスに変えてO2ガ
スを照射しながら、選択成長されたi-GaAs層27の上面
にのみ電子線を描画し、その表面にGaAs酸化膜28を形
成する。
【0044】続いて、GaAs基板21を再びGSMBE装
置5の結晶成長室5aに導入し、その中でラジカル水素
をGaAs酸化膜28及びi-GaAs層24に照射してi-GaAs層
24をクリーニングし、GaAs酸化膜28表面を水素でタ
ーミネート(終端)する(図3ステップS52)。次に、
同じGSMBE装置5において、TEG、アルシン、ジ
シランを導入する分子線源ノズル9a,9d,9eのシ
ャッタを開いて、図5(c) に示すように、GaAs酸化膜2
8をマスクにしてオーミック領域にのみ n+ -GaAs 層2
9を選択成長する(図3ステップS6 )。 n+ -GaAs 層
29のシリコンの含有濃度は2×1018cm-3とし、その
厚さはGaAs酸化膜28とほぼ同じ高さになるようにす
る。
置5の結晶成長室5aに導入し、その中でラジカル水素
をGaAs酸化膜28及びi-GaAs層24に照射してi-GaAs層
24をクリーニングし、GaAs酸化膜28表面を水素でタ
ーミネート(終端)する(図3ステップS52)。次に、
同じGSMBE装置5において、TEG、アルシン、ジ
シランを導入する分子線源ノズル9a,9d,9eのシ
ャッタを開いて、図5(c) に示すように、GaAs酸化膜2
8をマスクにしてオーミック領域にのみ n+ -GaAs 層2
9を選択成長する(図3ステップS6 )。 n+ -GaAs 層
29のシリコンの含有濃度は2×1018cm-3とし、その
厚さはGaAs酸化膜28とほぼ同じ高さになるようにす
る。
【0045】この後に、マスクとして使用したGaAs酸化
膜28を一層目のGaAs酸化膜25と同じ要領で除去す
る。次に、GaAs基板21をGSMBE装置5から真空室
4a、試料交換室3、ロードロック室2を通して外部に
取り出す。そして、図5(d) に示すように、最初の選択
成長層部分のi-GaAs層27をパターニングして開口部を
形成し、その中に埋め込みゲート電極30を形成すると
ともに、二番目の選択成長層部分の n+ -GaAs 層29の
上面にソース電極31、ドレイン電極32を形成するこ
とにより、パワーFETが完成する(図3ステップ
S7 )。
膜28を一層目のGaAs酸化膜25と同じ要領で除去す
る。次に、GaAs基板21をGSMBE装置5から真空室
4a、試料交換室3、ロードロック室2を通して外部に
取り出す。そして、図5(d) に示すように、最初の選択
成長層部分のi-GaAs層27をパターニングして開口部を
形成し、その中に埋め込みゲート電極30を形成すると
ともに、二番目の選択成長層部分の n+ -GaAs 層29の
上面にソース電極31、ドレイン電極32を形成するこ
とにより、パワーFETが完成する(図3ステップ
S7 )。
【0046】こうして作製したFET構造ではソース、
ドレイン電極部のオーミックコンタクト抵抗が低減され
るため、良好なFET特性が実現された。ところで、以
上の工程において化合物半導体を選択成長する前に、水
素ラジカル粒子を使用して半導体層の表面をクリーニン
グしているので、これによって単結晶面上に海面準位の
極めて小さい良質のエピタキシャル層が成長する。
ドレイン電極部のオーミックコンタクト抵抗が低減され
るため、良好なFET特性が実現された。ところで、以
上の工程において化合物半導体を選択成長する前に、水
素ラジカル粒子を使用して半導体層の表面をクリーニン
グしているので、これによって単結晶面上に海面準位の
極めて小さい良質のエピタキシャル層が成長する。
【0047】また、水素ラジカルによれば、GaAs酸化膜
(絶縁膜)25,28上のダングリングボンドが終端さ
れるので、その絶縁膜25,28表面での分子線源材料
の分解反応が抑制される。この場合、水素ラジカルのGa
AsやAlGaAsに対するエッチングレートは極めて小さく、
その水素ラジカルの制御を緻密に行う必要はない。これ
によりGaAs絶縁膜25,28に覆われないGaAs層24,
27の膜厚が制御性良く形成されるので、デバイスの特
性のバラツキがなくなる。
(絶縁膜)25,28上のダングリングボンドが終端さ
れるので、その絶縁膜25,28表面での分子線源材料
の分解反応が抑制される。この場合、水素ラジカルのGa
AsやAlGaAsに対するエッチングレートは極めて小さく、
その水素ラジカルの制御を緻密に行う必要はない。これ
によりGaAs絶縁膜25,28に覆われないGaAs層24,
27の膜厚が制御性良く形成されるので、デバイスの特
性のバラツキがなくなる。
【0048】ラジカル粒子は、それ自身が非常に活性で
あり、他の粒子や物質に衝突することにより電子を交換
して安定な中性の粒子になろうとする性質がある。従っ
て、ラジカル粒子が絶縁膜上のダングリングボンドに接
近することによって、ダングリングボンドの電子を共有
し、あるいは電子を吸収して中性化する。ダングリング
ボンドが終端化された絶縁膜表面は、もはや有機金属分
子が飛来、接近してもその分子が分解するために必要な
電子の供給が行われないために、その分子はそのまま分
解することなく再脱離する。一方、単結晶基板表面に
は、自由電子が存在するために到着した有機金属分子は
分解し、金属原子のみが成長に寄与し、有機基は再蒸発
脱離することによって、結晶成長が行われる。
あり、他の粒子や物質に衝突することにより電子を交換
して安定な中性の粒子になろうとする性質がある。従っ
て、ラジカル粒子が絶縁膜上のダングリングボンドに接
近することによって、ダングリングボンドの電子を共有
し、あるいは電子を吸収して中性化する。ダングリング
ボンドが終端化された絶縁膜表面は、もはや有機金属分
子が飛来、接近してもその分子が分解するために必要な
電子の供給が行われないために、その分子はそのまま分
解することなく再脱離する。一方、単結晶基板表面に
は、自由電子が存在するために到着した有機金属分子は
分解し、金属原子のみが成長に寄与し、有機基は再蒸発
脱離することによって、結晶成長が行われる。
【0049】従って、絶縁膜でパターニングされた単結
晶基板上に、ラジカル粒子を断続的に照射しながら、有
機金属材料を供給することによって、絶縁膜上には何も
堆積せず、単結晶面上にのみ供給された有機金属材料の
強度に応じた成長速度で単結晶の成長が可能になる。ま
た、GaAs酸化膜25,28をマスクにしてGaAsやAlGaAs
を選択成長する際にそれらのGaAsやAlGaAsにはエッジ効
果が生じたり、膜厚がマスクの面積に依存することはな
く、チャネル領域となるGaAs層は平坦に形成される。こ
れによりFETではキャリアの走行性が良好になり、良
好なトランジスタ特性が得られる。
晶基板上に、ラジカル粒子を断続的に照射しながら、有
機金属材料を供給することによって、絶縁膜上には何も
堆積せず、単結晶面上にのみ供給された有機金属材料の
強度に応じた成長速度で単結晶の成長が可能になる。ま
た、GaAs酸化膜25,28をマスクにしてGaAsやAlGaAs
を選択成長する際にそれらのGaAsやAlGaAsにはエッジ効
果が生じたり、膜厚がマスクの面積に依存することはな
く、チャネル領域となるGaAs層は平坦に形成される。こ
れによりFETではキャリアの走行性が良好になり、良
好なトランジスタ特性が得られる。
【0050】(第2実施例)本実施例は、InP 基板上に
本発明の選択成長技術を駆使することによってDH構造
の半導体レーザの製造方法の説明である。以下に、図
6、図7に示す断面図に基づいて半導体レーザの製造工
程を説明する。
本発明の選択成長技術を駆使することによってDH構造
の半導体レーザの製造方法の説明である。以下に、図
6、図7に示す断面図に基づいて半導体レーザの製造工
程を説明する。
【0051】半導体レーザが形成される化合物半導体基
板として(100)面を有するn-InP 基板(ウェハ)を
使用する。まず、図1に示すロードロック室2、試料交
換室3を通してGaAs基板21をGSMBE装置5内に搬
送する。そして、GSMBE装置5の結晶成長室5a内
のウェハ支持台5bにn-InP 基板41を搭載する。
板として(100)面を有するn-InP 基板(ウェハ)を
使用する。まず、図1に示すロードロック室2、試料交
換室3を通してGaAs基板21をGSMBE装置5内に搬
送する。そして、GSMBE装置5の結晶成長室5a内
のウェハ支持台5bにn-InP 基板41を搭載する。
【0052】結晶成長室5a内に導入するエピタキシャ
ル成長用のガスソース材料として、トリエチルガリウム
(TEG:Ga(C2H5)3)とトリエチルインジウム(TE
I:In(C2H5)3)を第一及び第二の分子線源ノズル9a,
9bを通して結晶成長室5aに導入し、アルシン(As
H3)とホスフィン(PH3 )を熱分解セル10a,10c
付きの第四、六の分子線源セル9d,9fを通して結晶
成長室5aに導入する。また、n型のドーパントとして
ジシラン(Si2H6 )を熱分解セル10b付きの第五の分
子線源セル9eを通して結晶成長室5aに導入し、p型
のドーパントとしてジメチルジンク(DMZ:Zn(C
H3)2)を第三の分子線源セル9cを通して結晶成長室5
aに導入する。
ル成長用のガスソース材料として、トリエチルガリウム
(TEG:Ga(C2H5)3)とトリエチルインジウム(TE
I:In(C2H5)3)を第一及び第二の分子線源ノズル9a,
9bを通して結晶成長室5aに導入し、アルシン(As
H3)とホスフィン(PH3 )を熱分解セル10a,10c
付きの第四、六の分子線源セル9d,9fを通して結晶
成長室5aに導入する。また、n型のドーパントとして
ジシラン(Si2H6 )を熱分解セル10b付きの第五の分
子線源セル9eを通して結晶成長室5aに導入し、p型
のドーパントとしてジメチルジンク(DMZ:Zn(C
H3)2)を第三の分子線源セル9cを通して結晶成長室5
aに導入する。
【0053】これらのガスソースは、図示しないマスフ
ローコントローラによって各々独立に流量が調整され、
結晶成長室5a内のn-InP 基板41に向けて照射される
ようになっている。ただし、アルシンガス、ホスフィン
は、高温(900℃) の熱分解セルで分解した後に、As
2 とH2として基板表面に照射される。ジシランガスも同
様に熱分解セルによりSiとH2に分解されて基板表面に照
射される。
ローコントローラによって各々独立に流量が調整され、
結晶成長室5a内のn-InP 基板41に向けて照射される
ようになっている。ただし、アルシンガス、ホスフィン
は、高温(900℃) の熱分解セルで分解した後に、As
2 とH2として基板表面に照射される。ジシランガスも同
様に熱分解セルによりSiとH2に分解されて基板表面に照
射される。
【0054】そして、n-InP 基板41を結晶成長室5a
に導入した後に以下の順序で分子線源ノズルのシャッタ
の開閉を行い、図6(a) に示すような化合物半導体層を
形成する。まず、n-InP 基板41を結晶成長室5aに導
入した後、砒素(As)をn-InP 基板表面に照射しなが
ら、基板温度を約530℃以上に加熱し、n-InP 基板4
1表面の自然酸化膜を除去した後、基板温度を成長温度
480℃まで下げてこの温度を保持する。続いて、TE
Iとホスフィンとジシランを導入する各分子線源ノズル
9b,9f,9eのシャッタを開けて、n-InP の成長を
開始し、n-InP 基板41の上にn-InP 層42を約300
0Å成長する。
に導入した後に以下の順序で分子線源ノズルのシャッタ
の開閉を行い、図6(a) に示すような化合物半導体層を
形成する。まず、n-InP 基板41を結晶成長室5aに導
入した後、砒素(As)をn-InP 基板表面に照射しなが
ら、基板温度を約530℃以上に加熱し、n-InP 基板4
1表面の自然酸化膜を除去した後、基板温度を成長温度
480℃まで下げてこの温度を保持する。続いて、TE
Iとホスフィンとジシランを導入する各分子線源ノズル
9b,9f,9eのシャッタを開けて、n-InP の成長を
開始し、n-InP 基板41の上にn-InP 層42を約300
0Å成長する。
【0055】その後に、TEIとホスフィンとジシラン
の分子線源ノズル9b,9f,9eのシャッタを閉じた
後に、アルシンの分子線源ノズル9dとTEAの分子線
源ノズル9bを開けて数原子層のGaAs層43を成長す
る。続いて、アルシン導入用の分子線源ノズル9d以外
の分子線源ノズルのシャッターを閉め、続いて基板温度
を徐々に降温する。基板温度が300℃以下になったと
ころでアルシン用の分子線源シャッタを閉じる。これに
より1回目の化合物半導体層の成長が終了する。
の分子線源ノズル9b,9f,9eのシャッタを閉じた
後に、アルシンの分子線源ノズル9dとTEAの分子線
源ノズル9bを開けて数原子層のGaAs層43を成長す
る。続いて、アルシン導入用の分子線源ノズル9d以外
の分子線源ノズルのシャッターを閉め、続いて基板温度
を徐々に降温する。基板温度が300℃以下になったと
ころでアルシン用の分子線源シャッタを閉じる。これに
より1回目の化合物半導体層の成長が終了する。
【0056】次に、n-InP 基板41をGSMBE装置5
から取り出し、真空トンネル4a,4b、試料交換室3
を通して光酸化膜形成室6に搬入する。そして、図6
(b) に示すように、光酸化膜形成室6内を数Torr〜数十
Torr範囲の圧力の酸素雰囲気とし、その中で、n-InP 基
板41上の数原子のGaAs層43の表面に光を照射を照射
して酸化することによりGaAs酸化膜44を形成する。こ
の場合、光源としてキセノンランプを使用する。
から取り出し、真空トンネル4a,4b、試料交換室3
を通して光酸化膜形成室6に搬入する。そして、図6
(b) に示すように、光酸化膜形成室6内を数Torr〜数十
Torr範囲の圧力の酸素雰囲気とし、その中で、n-InP 基
板41上の数原子のGaAs層43の表面に光を照射を照射
して酸化することによりGaAs酸化膜44を形成する。こ
の場合、光源としてキセノンランプを使用する。
【0057】次に、n-InP 基板41を光酸化膜形成室6
から取り出し、真空トンネル4b,4c、試料交換室3
を通して電子線照射室7に移す。その電子線照射室7内
において、図6(c) に示すように、塩素(Cl2 )ガスを
n-InP 基板41に向けて照射しながら電子線を半導体レ
ーザ導波領域にあるGaAs酸化膜44に照射する。電子線
が照射されたGaAs酸化膜44は除去され、そこからはn-
InP 層41の上面が露出する。
から取り出し、真空トンネル4b,4c、試料交換室3
を通して電子線照射室7に移す。その電子線照射室7内
において、図6(c) に示すように、塩素(Cl2 )ガスを
n-InP 基板41に向けて照射しながら電子線を半導体レ
ーザ導波領域にあるGaAs酸化膜44に照射する。電子線
が照射されたGaAs酸化膜44は除去され、そこからはn-
InP 層41の上面が露出する。
【0058】次に、n-InP 基板41を電子線照射室7か
ら取り出し、真空トンネル4c,4a及び試料交換室3
を通して、再びGSMBE装置5に導入する。GSMB
E装置5の結晶成長室5aでは、まず、図6(d) に示す
ように、ECRプラズマ発生源11から取り出した水素
ラジカルをn-InP 基板41上のn-InP層42及びGaAs酸
化膜44の照射する。
ら取り出し、真空トンネル4c,4a及び試料交換室3
を通して、再びGSMBE装置5に導入する。GSMB
E装置5の結晶成長室5aでは、まず、図6(d) に示す
ように、ECRプラズマ発生源11から取り出した水素
ラジカルをn-InP 基板41上のn-InP層42及びGaAs酸
化膜44の照射する。
【0059】この時に成長室内を10-4Torr台とし、ま
た、ECRプラズマ発生源11への水素の導入流量は2
sccmとした。このようにして、GaAs酸化膜44の表面の
ダングリングボンドを水素によって終端するとともに単
結晶のn-InP 層42表面をクリーニングする。その水素
ラジカルによりn-InP 層42の表面は深くエッチングさ
れることがないので、水素ラジカルの導入量を緻密に制
御する必要はない。
た、ECRプラズマ発生源11への水素の導入流量は2
sccmとした。このようにして、GaAs酸化膜44の表面の
ダングリングボンドを水素によって終端するとともに単
結晶のn-InP 層42表面をクリーニングする。その水素
ラジカルによりn-InP 層42の表面は深くエッチングさ
れることがないので、水素ラジカルの導入量を緻密に制
御する必要はない。
【0060】次に、水素ラジカル照射を止めた後に2回
目の結晶成長を行って、図7(a) に示すような層構造を
形成する。まず、第四の分子線源ノズル9dからアルシ
ンをn-InP 基板41に向けて照射しながら基板温度を5
50℃に昇温し、この温度を保持する。続いて、TE
I、ホスフィン及びジシラン導入用の分子線源ノズル9
b,9e,9fのシャッターを同時に開けて、GaAs酸化
膜44に覆われてないn-InP 層42の上にn-InP クラッ
ド層45を5000Åの厚さに成長する。n-InP クラッド層
45内のシリコンの不純物濃度を5 ×1017cm-3とする。
目の結晶成長を行って、図7(a) に示すような層構造を
形成する。まず、第四の分子線源ノズル9dからアルシ
ンをn-InP 基板41に向けて照射しながら基板温度を5
50℃に昇温し、この温度を保持する。続いて、TE
I、ホスフィン及びジシラン導入用の分子線源ノズル9
b,9e,9fのシャッターを同時に開けて、GaAs酸化
膜44に覆われてないn-InP 層42の上にn-InP クラッ
ド層45を5000Åの厚さに成長する。n-InP クラッド層
45内のシリコンの不純物濃度を5 ×1017cm-3とする。
【0061】その後、ジシラン及びホスフィンを導入す
るための分子線源ノズル9e,9fのシャッターを閉
め、ついでTEGとアルシンを導入するための分子線源
ノズル9a,9dシャッタを開いて、n-InP クラッド層
45の上にInGaAs活性層46を20Åの厚さに成長す
る。InGaAs活性層46を成長した後に、TEGとアルシ
ン用の分子線源ノズル9a,9dのシャッタを閉じる。
るための分子線源ノズル9e,9fのシャッターを閉
め、ついでTEGとアルシンを導入するための分子線源
ノズル9a,9dシャッタを開いて、n-InP クラッド層
45の上にInGaAs活性層46を20Åの厚さに成長す
る。InGaAs活性層46を成長した後に、TEGとアルシ
ン用の分子線源ノズル9a,9dのシャッタを閉じる。
【0062】続いて、DMZとホスフィンを導入するた
めの電子線源ノズル9c,9fのシャッタを開いてp-In
P クラッド層47を5000Åの厚さに成長する。このとき
のp型不純物濃度は5 ×1017cm-3である。さらに、ホス
フィン用の電子線源ノズル9fのシャッタを閉じ、TE
G用とアルシン用の電子線源ノズル9a,9dのシャッ
タを開いてp-InGaAsキャップ層48を形成する。 以上
により、GaAs酸化膜44をマスクにして導波領域に沿っ
て選択成長されたn-InP クラッド層45、InGaAs活性層
46、p-InP クラッド層47及びp-InGaAsキャップ層4
8にはエッジ効果や絶縁膜・半導体層面積比効果は生じ
ない。
めの電子線源ノズル9c,9fのシャッタを開いてp-In
P クラッド層47を5000Åの厚さに成長する。このとき
のp型不純物濃度は5 ×1017cm-3である。さらに、ホス
フィン用の電子線源ノズル9fのシャッタを閉じ、TE
G用とアルシン用の電子線源ノズル9a,9dのシャッ
タを開いてp-InGaAsキャップ層48を形成する。 以上
により、GaAs酸化膜44をマスクにして導波領域に沿っ
て選択成長されたn-InP クラッド層45、InGaAs活性層
46、p-InP クラッド層47及びp-InGaAsキャップ層4
8にはエッジ効果や絶縁膜・半導体層面積比効果は生じ
ない。
【0063】次に、アルシン導入用の分子線源ノズル9
dシャッターのみを開けたままにして、基板温度を60
0℃以上に加熱することにより、図7(b) に示すよう
に、マスクに使用していたGaAs酸化膜44を除去する。
続いて、選択成長されたp-InGaAsキャップ層48の最上
面に酸化膜を形成するために、n-InP 基板41を再び電
子線照射室7に導入する。その電子線照射室7内では、
上述したCl2 ガスに変えてO2ガスを照射しながら、選択
成長したp-InGaAsキャップ層48の上面にのみ電子線を
描画することによりその表面にInGaAs酸化膜49を形成
する。
dシャッターのみを開けたままにして、基板温度を60
0℃以上に加熱することにより、図7(b) に示すよう
に、マスクに使用していたGaAs酸化膜44を除去する。
続いて、選択成長されたp-InGaAsキャップ層48の最上
面に酸化膜を形成するために、n-InP 基板41を再び電
子線照射室7に導入する。その電子線照射室7内では、
上述したCl2 ガスに変えてO2ガスを照射しながら、選択
成長したp-InGaAsキャップ層48の上面にのみ電子線を
描画することによりその表面にInGaAs酸化膜49を形成
する。
【0064】次に、n-InP 基板41を再びGSMBE装
置5の成長室5aに導入し、その中でラジカル水素をIn
GaAs酸化膜49及びn-InP 層42に照射する。これによ
り、導波路領域両側のn-InP 層42をクリーニングする
とともに、InGaAs酸化膜49の表面のダングリングボン
ドを水素により終端する。この後に、TEIとホスフィ
ンの電子線源シャッタを開いてn-InP クラッド層45の
両側のn-InP 層42の上にのみi-InP を成長し、これに
よりp-InGaAsキャップ層48とほぼ同じ高さのi-InP 高
抵抗電流狭窄層50を形成する。この成長工程において
エッジ効果は発生せず、i-InP 高抵抗電流狭窄層50は
平坦に形成される。
置5の成長室5aに導入し、その中でラジカル水素をIn
GaAs酸化膜49及びn-InP 層42に照射する。これによ
り、導波路領域両側のn-InP 層42をクリーニングする
とともに、InGaAs酸化膜49の表面のダングリングボン
ドを水素により終端する。この後に、TEIとホスフィ
ンの電子線源シャッタを開いてn-InP クラッド層45の
両側のn-InP 層42の上にのみi-InP を成長し、これに
よりp-InGaAsキャップ層48とほぼ同じ高さのi-InP 高
抵抗電流狭窄層50を形成する。この成長工程において
エッジ効果は発生せず、i-InP 高抵抗電流狭窄層50は
平坦に形成される。
【0065】この後に、TEIとホスフィンの電子線源
ノズル9b,9fのシャッタを閉じ、マスクとして用い
たInGaAs酸化膜49をアルシン雰囲気中で600℃に加
熱して除去する。続いて、TEI、DMZ及びホスフィ
ンの電子線源ノズル9b,9c,9fシャッタを開いて
p-InGaAsキャップ層48とi-InP 高抵抗電流狭窄層50
の上に図7(d) に示すような p+ -InP層51を3000Åの
厚さに形成する。
ノズル9b,9fのシャッタを閉じ、マスクとして用い
たInGaAs酸化膜49をアルシン雰囲気中で600℃に加
熱して除去する。続いて、TEI、DMZ及びホスフィ
ンの電子線源ノズル9b,9c,9fシャッタを開いて
p-InGaAsキャップ層48とi-InP 高抵抗電流狭窄層50
の上に図7(d) に示すような p+ -InP層51を3000Åの
厚さに形成する。
【0066】次に、n-InP 基板41をGSMBE装置5
から真空室4a、試料交換室3、ロードロック室2を通
して外部に取り出す。この後に、n-InP 基板41の下面
にn電極52を形成し、 p+ -InP層51の上にはp電極
53を形成し、これによりDH型半導体レーザが完成す
る。こうして作製した半導体レーザでは、n-InP クラッ
ド層45、InGaAs活性層46及びp-クラッド層47が平
坦に形成されるので、InGaAs活性層46が湾曲して光閉
じ込めが悪くなるとことはない。しかも、選択成長され
たInGaAs活性層46とInP クラッド層45,47の側面
に生じる界面準位が殆ど無視できる程度なのでリーク電
流が増加することはなく、これにより閾値電流が小さく
て発光効率が大きな特性が得られる。
から真空室4a、試料交換室3、ロードロック室2を通
して外部に取り出す。この後に、n-InP 基板41の下面
にn電極52を形成し、 p+ -InP層51の上にはp電極
53を形成し、これによりDH型半導体レーザが完成す
る。こうして作製した半導体レーザでは、n-InP クラッ
ド層45、InGaAs活性層46及びp-クラッド層47が平
坦に形成されるので、InGaAs活性層46が湾曲して光閉
じ込めが悪くなるとことはない。しかも、選択成長され
たInGaAs活性層46とInP クラッド層45,47の側面
に生じる界面準位が殆ど無視できる程度なのでリーク電
流が増加することはなく、これにより閾値電流が小さく
て発光効率が大きな特性が得られる。
【0067】これに対して、既に用いられている工程
は、図8(a) に示すように、n-InP 基板61の上にn-In
P クラッド層62、InGaAs活性層63、p-InP クラッド
層64及びp-InGaAsキャップ層65を形成した後に、Si
O2マスク66を導波領域に沿って形成し、そのSiO2マス
ク66の両側のp-InGaAsキャップ層65からn-InP クラ
ッド層62までをエッチングにより除去する。その後
に、図8(b) に示すように、導波領域の両側に電流狭窄
層(又はpnp埋め込み層)67を形成し、さらに図8
(c) に示すように、 p+ - InP コンタクト層68を形成
している。
は、図8(a) に示すように、n-InP 基板61の上にn-In
P クラッド層62、InGaAs活性層63、p-InP クラッド
層64及びp-InGaAsキャップ層65を形成した後に、Si
O2マスク66を導波領域に沿って形成し、そのSiO2マス
ク66の両側のp-InGaAsキャップ層65からn-InP クラ
ッド層62までをエッチングにより除去する。その後
に、図8(b) に示すように、導波領域の両側に電流狭窄
層(又はpnp埋め込み層)67を形成し、さらに図8
(c) に示すように、 p+ - InP コンタクト層68を形成
している。
【0068】このような従来の製造工程によれば、半導
体層のパターニングの際のエッチングによって活性層6
4の側面及びクラッド層63,65の側面には光発光中
心が形成され、発光効率が低下したりリーク電流が増加
する。これにより、閾値電流が大きくなって特性が劣化
するという問題があった。そのリーク電流は、図8(c)
の破線で示すように、p-InP クラッド層65からその両
側の埋め込み層(又は電流狭窄層)67に流れる。
体層のパターニングの際のエッチングによって活性層6
4の側面及びクラッド層63,65の側面には光発光中
心が形成され、発光効率が低下したりリーク電流が増加
する。これにより、閾値電流が大きくなって特性が劣化
するという問題があった。そのリーク電流は、図8(c)
の破線で示すように、p-InP クラッド層65からその両
側の埋め込み層(又は電流狭窄層)67に流れる。
【0069】また、本実施例では、InP やInGaAsを選択
成長する場合に、水素ラジカルによるInGaAsやInP に対
するエッチングレートは極めて小さいので、それらの化
合物半導体層の厚さは精度良く制御される。また、GaAs
酸化膜やInGaAs酸化膜をマスクに使用してパターニング
された単結晶層の上に、ラジカル粒子を断続的に照射し
ながら、有機金属材料を供給することによって、絶縁膜
上には何も堆積せず、単結晶面上にのみ供給された有機
金属材料の強度に応じた成長速度で単結晶は平坦に成長
する。これらにより、デバイスの膜厚の制御が容易にな
り、デバイス特性は均一化する。
成長する場合に、水素ラジカルによるInGaAsやInP に対
するエッチングレートは極めて小さいので、それらの化
合物半導体層の厚さは精度良く制御される。また、GaAs
酸化膜やInGaAs酸化膜をマスクに使用してパターニング
された単結晶層の上に、ラジカル粒子を断続的に照射し
ながら、有機金属材料を供給することによって、絶縁膜
上には何も堆積せず、単結晶面上にのみ供給された有機
金属材料の強度に応じた成長速度で単結晶は平坦に成長
する。これらにより、デバイスの膜厚の制御が容易にな
り、デバイス特性は均一化する。
【0070】(その他の実施例)第1実施例では、ラジ
カル粒子を用いた化合物半導体の選択成長をパワーFE
の作製に利用したが、本発明の特徴はEB描画技術を用
いた微細パチーンの形成技術と組み合わせることによ
り、量子効果や電子波の性質を引き出すような量子化機
能素子の作製に最適である。
カル粒子を用いた化合物半導体の選択成長をパワーFE
の作製に利用したが、本発明の特徴はEB描画技術を用
いた微細パチーンの形成技術と組み合わせることによ
り、量子効果や電子波の性質を引き出すような量子化機
能素子の作製に最適である。
【0071】第一及び第二の実施例では、結晶成長技術
としてガスソースMBE法を用いたが、その他の例とし
ては、真空容器内で成長を行うMOVPE法でも可能で
ある。また、半導体成長室は、真空トンネルを通して他
の処理室への基板の搬送ができれば装置の構造を制限す
る必要はない。ただし、成長ソース材料としては有機金
属化合物である必要がある。
としてガスソースMBE法を用いたが、その他の例とし
ては、真空容器内で成長を行うMOVPE法でも可能で
ある。また、半導体成長室は、真空トンネルを通して他
の処理室への基板の搬送ができれば装置の構造を制限す
る必要はない。ただし、成長ソース材料としては有機金
属化合物である必要がある。
【0072】ラジカル粒子は、上記したECRプラズマ
だけでなく、RFプラズマ、あるいは熱電子の衝突など
により生成してもよく、平均自由行程が大きい真空中で
は、このように生成されたラジカル粒子をビーム状にし
て取り出し、成長基板に照射することが可能である。ま
た、GaAs、InGaAs、AlGaAs等の化合物半導体を選択成長
している最中にラジカル粒子を同時に照射してもよい
し、化合物半導体の成長とラジカル粒子の照射を交互に
行ってもよい。
だけでなく、RFプラズマ、あるいは熱電子の衝突など
により生成してもよく、平均自由行程が大きい真空中で
は、このように生成されたラジカル粒子をビーム状にし
て取り出し、成長基板に照射することが可能である。ま
た、GaAs、InGaAs、AlGaAs等の化合物半導体を選択成長
している最中にラジカル粒子を同時に照射してもよい
し、化合物半導体の成長とラジカル粒子の照射を交互に
行ってもよい。
【0073】なお、ラジカル粒子としては、水素ラジカ
ルの他に、アルゴンラジカル, 窒素ラジカル等がある
が、化合物半導体のエッチングガスとなる塩素、フッ素
は含めない。
ルの他に、アルゴンラジカル, 窒素ラジカル等がある
が、化合物半導体のエッチングガスとなる塩素、フッ素
は含めない。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、絶縁
性マスクに覆われていない第一の化合物半導体層の上に
化合物半導体を成長するためのソースガスを導入する前
又は導入と同時又は間欠的に、化合物半導体のエッチャ
ントとならないラジカル粒子を第一の化合物半導体層及
び絶縁性マスクに照射するようにしているので、これに
より、第一及び第二の化合物半導体層を殆どエッチング
することなく絶縁性マスク上のダングリングボンドを終
端でき、絶縁膜面上での分子線源材料の分解反応を抑制
できる。しかも、ガスソース分子線エピタキシャル成長
によれば選択成長された化合物半導体層を平坦に形成で
きる。
性マスクに覆われていない第一の化合物半導体層の上に
化合物半導体を成長するためのソースガスを導入する前
又は導入と同時又は間欠的に、化合物半導体のエッチャ
ントとならないラジカル粒子を第一の化合物半導体層及
び絶縁性マスクに照射するようにしているので、これに
より、第一及び第二の化合物半導体層を殆どエッチング
することなく絶縁性マスク上のダングリングボンドを終
端でき、絶縁膜面上での分子線源材料の分解反応を抑制
できる。しかも、ガスソース分子線エピタキシャル成長
によれば選択成長された化合物半導体層を平坦に形成で
きる。
【0075】特に、Alの様な活性な構成元素を含むエピ
タキシャル膜の選択成長には効果が大きい。
タキシャル膜の選択成長には効果が大きい。
【図1】本発明の実施例に係る化合物半導体エピタキシ
ャル選択成長装置の概要を示す平面図である。
ャル選択成長装置の概要を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例に係る化合物半導体エピタキシ
ャル成長装置の結晶成長室とその内部に取付けられたラ
ジカル粒子発生源を示す断面図である。
ャル成長装置の結晶成長室とその内部に取付けられたラ
ジカル粒子発生源を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の電子デバイスの製造工程
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施例に係る電子デバイスの製造
工程を示す断面図(その1)である。
工程を示す断面図(その1)である。
【図5】本発明の第1実施例に係る電子デバイスの製造
工程を示す断面図(その2)である。
工程を示す断面図(その2)である。
【図6】本発明の第2実施例に係る半導体レーザの製造
工程を示す断面図(その1)である。
工程を示す断面図(その1)である。
【図7】本発明の第2実施例に係る半導体レーザの製造
工程を示す断面図(その2)である。
工程を示す断面図(その2)である。
【図8】従来の半導体レーザの代表的な製造工程を示す
断面図である。
断面図である。
21 GaAs基板 22 i-GaAs層 23 i-AlGaAs層 24 n-GaAs層 25 GaAs酸化膜(絶縁性マスク) 26 n- - AlGaAs層 27 i-GaAs層 28 GaAs酸化膜(絶縁性マスク) 29 n+ - GaAs層 41 n-InP 基板 42 n-InP 層 43 GaAs層 44 GaAs酸化膜(絶縁性マスク) 45 n-InP クラッド層 46 InGaAs活性層 47 p-InP クラッド層 48 p-InGaAsキャップ層 49 InGaAs酸化膜(絶縁性マスク) 50 InP 層
Claims (14)
- 【請求項1】第一の化合物半導体層(24、42)の上に絶
縁性マスク(25、44)を形成する工程と、 前記絶縁性マスク(25、44)の表面と前記第一の化合物
半導体層(24、42)の表面に、前記第一の化合物半導体
層(24、42)のエッチャントとならないラジカル粒子を
照射する工程と、 前記ラジカル粒子が照射された前記第一の化合物半導体
層(24、42)の表面に化合物半導体のソースガスを供給
して、前記絶縁性マスク(25、44)に覆われない領域の
前記第一の化合物半導体層(24、42)の上にソースガス
を供給して選択的に第二の化合物半導体層(26、45)を
エピタキシャル成長する工程を有することを特徴とする
化合物半導体エピタキシャル成長方法。 - 【請求項2】第一の化合物半導体層(24、42)の上に絶
縁性マスク(25、44)を形成する工程と、 前記第一の化合物半導体層(24、42)と前記絶縁性マス
ク(25、44)の表面に、化合物半導体のソースガスと前
記第一の化合物半導体層(24、42)のエッチャントとな
らないラジカル粒子とを同時に照射し、前記絶縁性マス
ク(25、44)に覆われない領域の前記第一の化合物半導
体層(24、42)の上にソースガスを供給して選択的に第
二の化合物半導体層(26、45)をエピタキシャル成長す
る工程を有することを特徴とする化合物半導体エピタキ
シャル成長方法。 - 【請求項3】第一の化合物半導体層(24、42)の上に絶
縁性マスク(25、44)を形成する工程と、 前記絶縁性マスク(25、44)の表面と前記第一の化合物
半導体層(24、42)の表面に、前記第一の化合物半導体
層(24、42)のエッチャントとして機能しないラジカル
粒子と有機金属化合物ソースを交互に照射して、前記絶
縁性マスク(25、44)に覆われない前記第一の化合物半
導体層(24、42)の上にソースガスを供給して選択的に
第二の化合物半導体層(25、44)をエピタキシャル成長
する工程を有することを特徴とする化合物半導体エピタ
キシャル成長方法。 - 【請求項4】化合物半導体を成長するためのソースガス
を基板に向けて照射する分子線源(9a〜9f)と、 化合物半導体層のエッチャントとして機能しないラジカ
ル粒子を放出するラジカル粒子発生源(11)とを有する
ことを特徴とする化合物半導体エピタキシャル成長装
置。 - 【請求項5】第一の化合物半導体層(24、42)の上に第
一の絶縁性マスク(25、44)を形成する工程と、 前記第一の化合物半導体層(24、42)の表面と前記第一
の絶縁性マスク(25、44)の表面に、前記第一の化合物
半導体層(24、42)のエッチャントとならないラジカル
粒子を照射する工程と、 前記第一の絶縁性マスク(25、44)に覆われない前記第
一の化合物半導体層(24、42)の上にガスソースを供給
して選択的に第二の化合物半導体層(26,27、45,48)
をエピタキシャル成長する工程と、 前記第一の絶縁性マスク(25、44)を除去する工程とを
有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】前記第二の化合物半導体層(26,27、45,
48)は、ソースガスとラジカル粒子を照射することによ
り成長されることを特徴とする請求項5記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項7】前記第一の絶縁性マスク(25、44)を除去
した後に、第二の化合物半導体層(26,27、45,48)の
上面を選択的に覆う第二の絶縁性マスク(28、49)を形
成する工程と、 前記第二の絶縁性マスク(28、49)の表面と前記第一の
化合物半導体層(24、42)の表面に、前記第一の化合物
半導体層(24、42)のエッチャントとして機能しないラ
ジカル粒子を照射する工程と、 前記第二の絶縁性マスク(28、49)に覆われない前記第
一の化合物半導体層(24、42)に第三の化合物半導体層
(29、50)をエピタキシャル成長する工程と、 前記第二の絶縁性マスク(28、49)を除去する工程とを
有することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項8】前記第第二の化合物半導体(26,27、45,
48)、前記第三の化合物半導体層(29、50)の少なくと
も一方は、化合物半導体のソースガスとともに化合物半
導体のエッチャントとして機能しないラジカル粒子を照
射しながら成長されることを特徴とする請求項5又は7
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】前記第第二の化合物半導体(26,27、45,
48)、前記第三の化合物半導体層(29、50)の少なくと
も一方は、化合物半導体のソースガスと化合物半導体の
エッチャントとして機能しないラジカル粒子とを交互に
供給することにより成長されることを特徴とする請求項
5又は7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】前記第一の絶縁性マスク(25、44)と前
記第二の絶縁性マスク(28、49)の少なくとも一方は、
酸素雰囲気中で光照射によって形成された酸化膜から構
成されていることを特徴とする請求項5又は7記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項11】前記第一の絶縁性マスク(25、44)と前
記第二の絶縁性マスク(28、49)の少なくとも一方は、
エッチング分子ガス雰囲気中で絶縁膜に電子線を描画す
ることによりパターニングされていることを特徴とする
請求項5又は7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】前記第一の絶縁性マスク(25、44)と前
記第二の絶縁性マスク(28、49)の少なくとも一方は、
酸素雰囲気中で前記第一の化合物半導体層(24、42)又
は前記第二の化合物半導体層(26,27、45,48)に電子
線を描画することにより形成されていることを特徴とす
る請求項5又は7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】前記第一の絶縁性マスク(25、44)と前
記第二の絶縁性マスク(28、49)の少なくとも一方は、
As雰囲気中で加熱することによって除去されることを特
徴とする請求項5又は7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】前記ラジカル粒子は、水素ラジカル、ア
ルゴンラジカルまたは窒素ラジカルであることを特徴と
する請求項1、2又は3記載の化合物半導体エピタキシ
ャル成長方法、請求項4記載の化合物半導体エピタキシ
ャル成長装置、あるいは請求項5又は7記載の半導体装
置の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04441494A JP3272531B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 化合物半導体装置の製造方法 |
| US08/337,829 US5762706A (en) | 1993-11-09 | 1994-11-08 | Method of forming compound semiconductor device |
| US09/025,645 US5945690A (en) | 1993-11-09 | 1998-02-18 | Compound semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04441494A JP3272531B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 化合物半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07254565A true JPH07254565A (ja) | 1995-10-03 |
| JP3272531B2 JP3272531B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=12690851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04441494A Expired - Fee Related JP3272531B2 (ja) | 1993-11-09 | 1994-03-15 | 化合物半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3272531B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09190979A (ja) * | 1996-01-10 | 1997-07-22 | Nec Corp | 選択シリコンエピタキシャル成長方法及び成長装置 |
| JP2003502845A (ja) * | 1999-06-11 | 2003-01-21 | エレクトロン ビジョン コーポレーション | 化学気相成長前に電子線処理を用いて薄膜を処理する方法 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP04441494A patent/JP3272531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09190979A (ja) * | 1996-01-10 | 1997-07-22 | Nec Corp | 選択シリコンエピタキシャル成長方法及び成長装置 |
| JP2003502845A (ja) * | 1999-06-11 | 2003-01-21 | エレクトロン ビジョン コーポレーション | 化学気相成長前に電子線処理を用いて薄膜を処理する方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3272531B2 (ja) | 2002-04-08 |
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