JPH07255189A - 超音波アクチュエータ - Google Patents
超音波アクチュエータInfo
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- JPH07255189A JPH07255189A JP6044464A JP4446494A JPH07255189A JP H07255189 A JPH07255189 A JP H07255189A JP 6044464 A JP6044464 A JP 6044464A JP 4446494 A JP4446494 A JP 4446494A JP H07255189 A JPH07255189 A JP H07255189A
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- ultrasonic transducer
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Links
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きな駆動力を得ることができる小型な超音
波アクチュエータを提供する。 【構成】 超音波振動を発生する積層圧電体11a,1
1bと、この積層圧電体11a,11bの作用を受けて
楕円振動を発生する弾性体12と、この弾性体12に向
けて付勢され、上記楕円振動により該弾性体12に対し
て並進運動される被駆動体とを具備する超音波アクチュ
エータにおいて、上記弾性体12は線対称に形成されて
おり、上記楕円振動は該線対称の対称軸を挟んだ両側に
発生し且つ対称軸を挟んで対向する箇所の回転方向が逆
になり、上記被駆動体は上記対称軸の両側から該軸に向
けて付勢されることにより一方向の駆動力を受ける超音
波アクチュエータ。
波アクチュエータを提供する。 【構成】 超音波振動を発生する積層圧電体11a,1
1bと、この積層圧電体11a,11bの作用を受けて
楕円振動を発生する弾性体12と、この弾性体12に向
けて付勢され、上記楕円振動により該弾性体12に対し
て並進運動される被駆動体とを具備する超音波アクチュ
エータにおいて、上記弾性体12は線対称に形成されて
おり、上記楕円振動は該線対称の対称軸を挟んだ両側に
発生し且つ対称軸を挟んで対向する箇所の回転方向が逆
になり、上記被駆動体は上記対称軸の両側から該軸に向
けて付勢されることにより一方向の駆動力を受ける超音
波アクチュエータ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波アクチュエー
タ、より詳しくは、電気−機械エネルギー変換素子によ
り超音波振動を発生する超音波アクチュエータに関す
る。
タ、より詳しくは、電気−機械エネルギー変換素子によ
り超音波振動を発生する超音波アクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特願平4−32109
6号において、並進運動を発生できる超音波アクチュエ
ータを提案した。
6号において、並進運動を発生できる超音波アクチュエ
ータを提案した。
【0003】上記特願平4−321096号に記載され
ている超音波アクチュエータに用いられる超音波振動子
の構成と原理の概略を、図9を参照して説明する。
ている超音波アクチュエータに用いられる超音波振動子
の構成と原理の概略を、図9を参照して説明する。
【0004】同図9に示すように、超音波振動子71
は、2つの積層圧電体75を3つの保持用弾性体72a
の間にその積層方向と一致するよう挟み込み、これをさ
らに直方体形状の弾性体72の一端面にビス72bで固
定するとともに、該弾性体72の他端面の振動の腹とな
る部分に摺動部材73を固定して構成されている。
は、2つの積層圧電体75を3つの保持用弾性体72a
の間にその積層方向と一致するよう挟み込み、これをさ
らに直方体形状の弾性体72の一端面にビス72bで固
定するとともに、該弾性体72の他端面の振動の腹とな
る部分に摺動部材73を固定して構成されている。
【0005】このような超音波振動子71の積層圧電体
75に正弦波電圧を印加すると、弾性体72に2種類の
振動が同時に励起され、該2種類の振動の変位が合成さ
れて、摺動部材73は楕円形の軌跡に沿って振動する。
そこで該摺動部材73に図示しない被駆動体を押圧する
と、該楕円形の軌跡の振動から駆動力を受けて、被駆動
体が並進運動する。
75に正弦波電圧を印加すると、弾性体72に2種類の
振動が同時に励起され、該2種類の振動の変位が合成さ
れて、摺動部材73は楕円形の軌跡に沿って振動する。
そこで該摺動部材73に図示しない被駆動体を押圧する
と、該楕円形の軌跡の振動から駆動力を受けて、被駆動
体が並進運動する。
【0006】上記弾性体72に励起される上記2種類の
振動を、図10,図11を参照して説明する。
振動を、図10,図11を参照して説明する。
【0007】図10は単純な伸縮運動である共振縦振動
を示している。図11は、該伸縮の方向に伝播する横波
の弾性波であって、2次の定在波になっている共振屈曲
振動を示している。そして、上記伸縮振動の1次共振周
波数と、上記横波の2次の定在波の周波数が一致するよ
うに、弾性体72の長さと高さを設定してある。
を示している。図11は、該伸縮の方向に伝播する横波
の弾性波であって、2次の定在波になっている共振屈曲
振動を示している。そして、上記伸縮振動の1次共振周
波数と、上記横波の2次の定在波の周波数が一致するよ
うに、弾性体72の長さと高さを設定してある。
【0008】従って、図10の積層圧電体75に該周波
数の振動を与えるだけで、上記2種類の振動の変位が合
成されて、上記横波の定在波の腹の位置で、質点が楕円
の軌跡に沿って振動する。そこで、該位置に上記摺動部
材73を設け、これに被駆動体を押圧すると、該被駆動
体が上記楕円振動の作用を受けて並進運動するようにな
っている。
数の振動を与えるだけで、上記2種類の振動の変位が合
成されて、上記横波の定在波の腹の位置で、質点が楕円
の軌跡に沿って振動する。そこで、該位置に上記摺動部
材73を設け、これに被駆動体を押圧すると、該被駆動
体が上記楕円振動の作用を受けて並進運動するようにな
っている。
【0009】このような超音波振動子1を用いた超音波
アクチュエータは、直進運動を行うとともに、同直進方
向に強い推力を直接得られて減速機構が不要になるの
で、動作静粛にしてバックラッシュがなく、しかもバー
スト波を入力すればナノメートルオーダーの微細なステ
ップ駆動も可能であるという数々の優れた特徴を有して
いる。
アクチュエータは、直進運動を行うとともに、同直進方
向に強い推力を直接得られて減速機構が不要になるの
で、動作静粛にしてバックラッシュがなく、しかもバー
スト波を入力すればナノメートルオーダーの微細なステ
ップ駆動も可能であるという数々の優れた特徴を有して
いる。
【0010】本出願人は、さらに特願平5−79814
号において、該超音波アクチュエータを用いたマイクロ
マニピュレータのシステムを提案した。
号において、該超音波アクチュエータを用いたマイクロ
マニピュレータのシステムを提案した。
【0011】該特願平5−79814号に記載の提案に
よれば、細胞に遺伝子を注入したり神経細胞の電位を測
定する等の細胞操作を行うためのマイクロマニピュレー
タにおいて、駆動源として超音波アクチュエータを用い
ており、これにパーソナルコンピュータ等のホストを組
み合わせてシステムを構成している。これによって、先
端部で細胞操作等を行う極細針形状のキャピラリの動作
条件を定量的に管理することができて、難しい細胞操作
を、熟練を要することなく誰でも簡単に、再現性良く行
うことができるものである。
よれば、細胞に遺伝子を注入したり神経細胞の電位を測
定する等の細胞操作を行うためのマイクロマニピュレー
タにおいて、駆動源として超音波アクチュエータを用い
ており、これにパーソナルコンピュータ等のホストを組
み合わせてシステムを構成している。これによって、先
端部で細胞操作等を行う極細針形状のキャピラリの動作
条件を定量的に管理することができて、難しい細胞操作
を、熟練を要することなく誰でも簡単に、再現性良く行
うことができるものである。
【0012】こうしたマイクロマニピュレータにおいて
は、サブミクロンオーダーの微細な変位を様々な速度で
発生する必要があり、しかもこれを高精度に位置決めし
なければならない。このような性能は、従来の電磁型モ
ータ等を用いた駆動機構には望むべくもないが、上記の
超音波アクチュエータはナノメートルオーダーの変位を
再現性良く発生できるために、このような要求に余裕を
以て応えるものであった。
は、サブミクロンオーダーの微細な変位を様々な速度で
発生する必要があり、しかもこれを高精度に位置決めし
なければならない。このような性能は、従来の電磁型モ
ータ等を用いた駆動機構には望むべくもないが、上記の
超音波アクチュエータはナノメートルオーダーの変位を
再現性良く発生できるために、このような要求に余裕を
以て応えるものであった。
【0013】図8は上記超音波振動子71を用いた超音
波アクチュエータを倒立して示す分解斜視図であり、こ
の図を参照して、上記特願平5−79814号に記載の
例について説明する。
波アクチュエータを倒立して示す分解斜視図であり、こ
の図を参照して、上記特願平5−79814号に記載の
例について説明する。
【0014】上述のような超音波振動子71は、その定
在波の振動の節となる位置から被支持部たる軸74を突
設していて、この軸74により支持体52に回動自在に
支持されている。より詳しくは、上記支持体52は、両
端部からガイド柱54を後述する枠体51に向けて突設
するとともに、両側面に一対の挟持板53を固定してい
る。この挟持板53には、孔53aが穿設されていて、
この孔53aに上記軸74を貫通することにより、超音
波振動子71が回動自在に支持されている。従って、超
音波振動子71の2つの摺動部材73には、押圧力が均
等に付加されるようになっている。
在波の振動の節となる位置から被支持部たる軸74を突
設していて、この軸74により支持体52に回動自在に
支持されている。より詳しくは、上記支持体52は、両
端部からガイド柱54を後述する枠体51に向けて突設
するとともに、両側面に一対の挟持板53を固定してい
る。この挟持板53には、孔53aが穿設されていて、
この孔53aに上記軸74を貫通することにより、超音
波振動子71が回動自在に支持されている。従って、超
音波振動子71の2つの摺動部材73には、押圧力が均
等に付加されるようになっている。
【0015】枠体51は、超音波振動子71を上記支持
体52を介して支持するとともに、後述する被駆動体6
1を並進運動可能に支持する部材である。すなわち、枠
体51は、その一対の孔55にボールブッシュ56を介
して上記支持体52のガイド柱54を支持するようにな
っていて、これにより支持体52は、超音波振動子71
を付勢する方向にのみ並進運動自在である。
体52を介して支持するとともに、後述する被駆動体6
1を並進運動可能に支持する部材である。すなわち、枠
体51は、その一対の孔55にボールブッシュ56を介
して上記支持体52のガイド柱54を支持するようにな
っていて、これにより支持体52は、超音波振動子71
を付勢する方向にのみ並進運動自在である。
【0016】上記枠体51の一部57は、支持体52を
挟んで被駆動体61の反対となる側まで延出していて、
この枠体51の一部57と支持体52との間に台座58
を介してコイルスプリング59を挿着して、超音波振動
子71を付勢するための押圧力を与えるようになってい
る。また、上記台座58は、コイルスプリング59が超
音波振動子71に与える押圧力の多寡を調整可能とする
部材である。
挟んで被駆動体61の反対となる側まで延出していて、
この枠体51の一部57と支持体52との間に台座58
を介してコイルスプリング59を挿着して、超音波振動
子71を付勢するための押圧力を与えるようになってい
る。また、上記台座58は、コイルスプリング59が超
音波振動子71に与える押圧力の多寡を調整可能とする
部材である。
【0017】被駆動体61は、その凸状部62を一対の
クロスローラガイド63に挟み込むようにして上記枠体
51の一部に並進運動可能に支持されていて、単一の方
向にのみ並進運動自在となっている。この被駆動体61
の上面には、超音波振動子71の摺動部材73に当接す
るための摺動板64が固設されている。
クロスローラガイド63に挟み込むようにして上記枠体
51の一部に並進運動可能に支持されていて、単一の方
向にのみ並進運動自在となっている。この被駆動体61
の上面には、超音波振動子71の摺動部材73に当接す
るための摺動板64が固設されている。
【0018】超音波振動子71は、コイルスプリング5
9の押圧力によって該摺動板64に付勢され、摺動部材
73の楕円振動の作用により該摺動板64を変位させ
る。この摺動板64が固設される被駆動体61には、図
示しないキャピラリが固設されていて、これによりキャ
ピラリを微小駆動できるものである。
9の押圧力によって該摺動板64に付勢され、摺動部材
73の楕円振動の作用により該摺動板64を変位させ
る。この摺動板64が固設される被駆動体61には、図
示しないキャピラリが固設されていて、これによりキャ
ピラリを微小駆動できるものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マイクロマ
ニピュレータを用いてパッチクランプを行う際には、プ
リアンプを該マニピュレータの可動部に載置しなければ
ならない。上記プリアンプは、自重が例えば約100g
であり、マニピュレータ自身の可動部の自重を加味する
と、超音波アクチュエータの可搬重量は、200gf以
上が必要である。上記図8に示したような超音波アクチ
ュエータは、連続正弦波で駆動した場合の起動推力は4
00gf程度あるものの、精密な位置制御と速度制御を
行おうとしてバースト波による駆動を行うと、必ずしも
十分な推力が得られないことがあった。すなわち、バー
スト波による駆動時の推力が十分でないために、マイク
ロマニピュレータとしての機能を十分に発揮できないこ
とがあるという問題点があった。
ニピュレータを用いてパッチクランプを行う際には、プ
リアンプを該マニピュレータの可動部に載置しなければ
ならない。上記プリアンプは、自重が例えば約100g
であり、マニピュレータ自身の可動部の自重を加味する
と、超音波アクチュエータの可搬重量は、200gf以
上が必要である。上記図8に示したような超音波アクチ
ュエータは、連続正弦波で駆動した場合の起動推力は4
00gf程度あるものの、精密な位置制御と速度制御を
行おうとしてバースト波による駆動を行うと、必ずしも
十分な推力が得られないことがあった。すなわち、バー
スト波による駆動時の推力が十分でないために、マイク
ロマニピュレータとしての機能を十分に発揮できないこ
とがあるという問題点があった。
【0020】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、大きな駆動力を得ることができる小型な超音波ア
クチュエータを提供することを目的としている。
あり、大きな駆動力を得ることができる小型な超音波ア
クチュエータを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による超音波アクチュエータは、超音波振
動を発生する電気−機械エネルギー変換素子と、この電
気−機械エネルギー変換素子の作用を受けて楕円振動を
発生する弾性体と、この弾性体に向けて付勢され上記楕
円振動により該弾性体に対して並進運動される被駆動体
とを具備する超音波アクチュエータにおいて、上記弾性
体は線対称に形成されており、上記楕円振動は該線対称
の対称軸を挟んだ両側に発生し且つ対称軸を挟んで対向
する箇所の回転方向が逆になり、上記被駆動体は上記対
称軸の両側から該軸に向けて付勢されることにより、一
方向の駆動力を受けるものである。
めに、本発明による超音波アクチュエータは、超音波振
動を発生する電気−機械エネルギー変換素子と、この電
気−機械エネルギー変換素子の作用を受けて楕円振動を
発生する弾性体と、この弾性体に向けて付勢され上記楕
円振動により該弾性体に対して並進運動される被駆動体
とを具備する超音波アクチュエータにおいて、上記弾性
体は線対称に形成されており、上記楕円振動は該線対称
の対称軸を挟んだ両側に発生し且つ対称軸を挟んで対向
する箇所の回転方向が逆になり、上記被駆動体は上記対
称軸の両側から該軸に向けて付勢されることにより、一
方向の駆動力を受けるものである。
【0022】
【作用】電気−機械エネルギー変換素子が超音波振動を
発生し、弾性体がこの電気−機械エネルギー変換素子の
作用を受けて線対称の対称軸を挟んだ両側に対称軸を挟
んで対向する箇所の回転方向が逆になる楕円振動を発生
し、この弾性体に向けて上記対称軸の両側から付勢され
ている被駆動体が上記楕円振動により該弾性体に対して
一方向の駆動力を受けて並進運動される。
発生し、弾性体がこの電気−機械エネルギー変換素子の
作用を受けて線対称の対称軸を挟んだ両側に対称軸を挟
んで対向する箇所の回転方向が逆になる楕円振動を発生
し、この弾性体に向けて上記対称軸の両側から付勢され
ている被駆動体が上記楕円振動により該弾性体に対して
一方向の駆動力を受けて並進運動される。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図5は、本発明の第1実施例を示したも
のであり、図1は超音波アクチュエータに用いる超音波
振動子の構成を示す正面図、図2は超音波振動子の弾性
体を示す正面図、図3は超音波振動子の作用を示す正面
図、図4は超音波振動子に被駆動体を付勢する方法を示
す正面図、図5は超音波振動子を用いて構成した超音波
アクチュエータを示す分解斜視図である。
する。図1から図5は、本発明の第1実施例を示したも
のであり、図1は超音波アクチュエータに用いる超音波
振動子の構成を示す正面図、図2は超音波振動子の弾性
体を示す正面図、図3は超音波振動子の作用を示す正面
図、図4は超音波振動子に被駆動体を付勢する方法を示
す正面図、図5は超音波振動子を用いて構成した超音波
アクチュエータを示す分解斜視図である。
【0024】この第1実施例の超音波振動子1に用いる
弾性体12は、図2に示すように、黄銅系の材料により
略矩形形状に形成した部材に、短辺側の両端面から中心
に向かって上下対称の対称軸Kに沿ってやや長めの切込
部12aを設けていて、この切込部12aは、ワイヤカ
ット等の加工法を用いて幅が狭くなるよう形成されてお
り、これによって、該弾性体12が上下対称の形状にな
るよう裁断されている。さらに該弾性体12は、長辺側
の中央部に側方に向かって突出する2つの凸部12bを
一体に設けている。
弾性体12は、図2に示すように、黄銅系の材料により
略矩形形状に形成した部材に、短辺側の両端面から中心
に向かって上下対称の対称軸Kに沿ってやや長めの切込
部12aを設けていて、この切込部12aは、ワイヤカ
ット等の加工法を用いて幅が狭くなるよう形成されてお
り、これによって、該弾性体12が上下対称の形状にな
るよう裁断されている。さらに該弾性体12は、長辺側
の中央部に側方に向かって突出する2つの凸部12bを
一体に設けている。
【0025】このような弾性体12に対して、図1に示
すように、上記2つの凸部12bを挟み込むようにして
電気−機械エネルギー変換素子たる積層圧電体11a,
11bをそれぞれ接着し、さらにこれら積層圧電体11
a,11bの両側から保持用弾性体12dを配設して、
この保持用弾性体12をビス12eを螺合することによ
り固定している。
すように、上記2つの凸部12bを挟み込むようにして
電気−機械エネルギー変換素子たる積層圧電体11a,
11bをそれぞれ接着し、さらにこれら積層圧電体11
a,11bの両側から保持用弾性体12dを配設して、
この保持用弾性体12をビス12eを螺合することによ
り固定している。
【0026】さらに該弾性体12は、積層圧電体11
a,11bに摺動部材13を接着して固定するととも
に、上記2つの切込部12aのほぼ中間となる位置に軸
14を接着固定して側方に突設させていて、このように
して超音波振動子1が構成されている。
a,11bに摺動部材13を接着して固定するととも
に、上記2つの切込部12aのほぼ中間となる位置に軸
14を接着固定して側方に突設させていて、このように
して超音波振動子1が構成されている。
【0027】このような超音波振動子1は、該図1に示
すように、積層圧電体11aに正弦波を印加するととも
に、この正弦波に対して位相が90°進んだ正弦波を積
層圧電体11bに印加するようになっている。
すように、積層圧電体11aに正弦波を印加するととも
に、この正弦波に対して位相が90°進んだ正弦波を積
層圧電体11bに印加するようになっている。
【0028】該超音波振動子1の上下の摺動部材13を
挟むようにして、図4に示すように、被駆動体2を構成
する2つの被駆動体2h,2iを、付勢部材2jにより
付勢すると、該被駆動体2h,2iは一体的に、左右ど
ちらかへの推力を受けるようになっている。
挟むようにして、図4に示すように、被駆動体2を構成
する2つの被駆動体2h,2iを、付勢部材2jにより
付勢すると、該被駆動体2h,2iは一体的に、左右ど
ちらかへの推力を受けるようになっている。
【0029】なお、上記2組の正弦波の位相差の正負を
反転し、積層圧電体11bを積層圧電体11aに対して
位相の90゜遅れた正弦波とすると、推力の方向が反転
して被駆動体2は逆の方向に動くものである。
反転し、積層圧電体11bを積層圧電体11aに対して
位相の90゜遅れた正弦波とすると、推力の方向が反転
して被駆動体2は逆の方向に動くものである。
【0030】この第1実施例の超音波アクチュエータ
は、図5に示すように、被駆動体2に設けた窪み2aに
超音波振動子1を抱き込むようにして収容し、これら
を、押圧部材たる押圧板5,9を介して、超音波アクチ
ュエータの基部たる2つの基盤4,8の間に位置決めし
て主要部を構成されている。
は、図5に示すように、被駆動体2に設けた窪み2aに
超音波振動子1を抱き込むようにして収容し、これら
を、押圧部材たる押圧板5,9を介して、超音波アクチ
ュエータの基部たる2つの基盤4,8の間に位置決めし
て主要部を構成されている。
【0031】上記被駆動体2は、略矩形の板状部材でな
り、上述のように超音波振動子1を収容する矩形の窪み
2aを有するとともに、この窪み2aの中央部には、矩
形孔2bが穿設されている。また、該窪み2aの内側の
上縁部には、一対の板ばね2dが取り付けられており、
図5中の矢印Eに示す方向に弾発力を有している。従っ
て超音波振動子1は、該窪み2aの中で板ばね2dによ
って上下に挟み付けられている。
り、上述のように超音波振動子1を収容する矩形の窪み
2aを有するとともに、この窪み2aの中央部には、矩
形孔2bが穿設されている。また、該窪み2aの内側の
上縁部には、一対の板ばね2dが取り付けられており、
図5中の矢印Eに示す方向に弾発力を有している。従っ
て超音波振動子1は、該窪み2aの中で板ばね2dによ
って上下に挟み付けられている。
【0032】また、該被駆動体2は、矩形形状の長辺と
なる上下端部に一対のクロスローラガイド3を備えてい
る。このクロスローラガイド3は、該被駆動体2と上記
基盤4を並進運動自在に接続しており、これにより、被
駆動体2は基盤4に対して、図5中矢印Aに示す方向に
のみ並進運動自在に支持されている。
なる上下端部に一対のクロスローラガイド3を備えてい
る。このクロスローラガイド3は、該被駆動体2と上記
基盤4を並進運動自在に接続しており、これにより、被
駆動体2は基盤4に対して、図5中矢印Aに示す方向に
のみ並進運動自在に支持されている。
【0033】上記基盤4,8は、上記クロスローラガイ
ド3に接触する長手方向の凸部4fおよび凸部8fをそ
れぞれ有する矩形の板状部材でなる。これら基盤4,8
は、ほぼ中央部に、上記被駆動体2の運動方向に垂直な
方向の長孔4a,8aが穿設され、さらに、この長孔4
a,8aの近傍には、ねじ止め用の孔4b,8bと、弾
性部材たるねじりばね7a,7bの一端が微動自在に貫
通する孔4c,8cと、該ねじりばね7a,7bを保持
する孔4d,8dと、このねじりばね7a,7bの他端
を係合する孔4e,8eが穿設されている。そして、こ
のような基盤4,8は、図示しないボルトにより互いに
強固に締結されていて、これにより、超音波振動子1と
被駆動体2を包み込むように支持する枠構造体を構成し
ている。
ド3に接触する長手方向の凸部4fおよび凸部8fをそ
れぞれ有する矩形の板状部材でなる。これら基盤4,8
は、ほぼ中央部に、上記被駆動体2の運動方向に垂直な
方向の長孔4a,8aが穿設され、さらに、この長孔4
a,8aの近傍には、ねじ止め用の孔4b,8bと、弾
性部材たるねじりばね7a,7bの一端が微動自在に貫
通する孔4c,8cと、該ねじりばね7a,7bを保持
する孔4d,8dと、このねじりばね7a,7bの他端
を係合する孔4e,8eが穿設されている。そして、こ
のような基盤4,8は、図示しないボルトにより互いに
強固に締結されていて、これにより、超音波振動子1と
被駆動体2を包み込むように支持する枠構造体を構成し
ている。
【0034】上記押圧板5,9は、矩形の板状部材に複
数の孔を穿設してなる。より詳しくは、押圧板9は、中
央部に縦長に設けられた長孔9aと、右下角部にねじ1
0により基盤8に取り付けるための孔9bと、左下角部
にねじりばね7bの一端を係合するための孔9cとを穿
設している。押圧板5も同様に、中央部に縦長に設けら
れた長孔5aと、ねじ6により基盤4に取り付けるため
の孔5bと、ねじりばね7aの一端を係合するための孔
5cとを穿設している。このような構成により、該押圧
板5,9は、ねじ6,10により基盤4,8に対してそ
れぞれ回動自在となるように系合されるとともに、ねじ
りばね7a,7bによって、図5の矢印Bおよび矢印
B’に示す方向に、それぞれ付勢されている。
数の孔を穿設してなる。より詳しくは、押圧板9は、中
央部に縦長に設けられた長孔9aと、右下角部にねじ1
0により基盤8に取り付けるための孔9bと、左下角部
にねじりばね7bの一端を係合するための孔9cとを穿
設している。押圧板5も同様に、中央部に縦長に設けら
れた長孔5aと、ねじ6により基盤4に取り付けるため
の孔5bと、ねじりばね7aの一端を係合するための孔
5cとを穿設している。このような構成により、該押圧
板5,9は、ねじ6,10により基盤4,8に対してそ
れぞれ回動自在となるように系合されるとともに、ねじ
りばね7a,7bによって、図5の矢印Bおよび矢印
B’に示す方向に、それぞれ付勢されている。
【0035】上記超音波振動子1の軸14は、押圧板5
の長孔5aを貫通して基盤4の基準面となる長孔4aに
系合している。反対側も同様に軸14が、押圧板9の長
孔9aを貫通して基盤8の基準面となる長孔8aに系合
している。
の長孔5aを貫通して基盤4の基準面となる長孔4aに
系合している。反対側も同様に軸14が、押圧板9の長
孔9aを貫通して基盤8の基準面となる長孔8aに系合
している。
【0036】そして上記押圧板5,9は、上記長孔5
a,9aにより超音波振動子1の軸14を基盤4,8の
長孔4a,8aの壁面にそれぞれ押圧して、超音波振動
子1を被駆動体2の並進運動の方向に関して位置決めし
ている。
a,9aにより超音波振動子1の軸14を基盤4,8の
長孔4a,8aの壁面にそれぞれ押圧して、超音波振動
子1を被駆動体2の並進運動の方向に関して位置決めし
ている。
【0037】なお、上述のような構成の変形例として、
長孔5a,9aと長孔4a,8aとを組み合わせて位置
決めする代わりに、市販のクロスローラガイドを用いれ
ば、より強固に位置決めすることができる。
長孔5a,9aと長孔4a,8aとを組み合わせて位置
決めする代わりに、市販のクロスローラガイドを用いれ
ば、より強固に位置決めすることができる。
【0038】また、被駆動体2および板ばね2dの、摺
動部材13が当接する部分に平底の溝を刻設し、該溝の
中を摺動部材13が摺動するようにすれば、超音波振動
子1が蛇行することなく移動するため、動作が安定す
る。
動部材13が当接する部分に平底の溝を刻設し、該溝の
中を摺動部材13が摺動するようにすれば、超音波振動
子1が蛇行することなく移動するため、動作が安定す
る。
【0039】次に、上述のような超音波振動子1の積層
圧電体11aと積層圧電体11bに、互いに位相が90
゜ずれた正弦波を印加した場合の動作を、図3を参照し
て説明する。図3(A)に示す状態においては、積層圧
電体11aは伸長した状態にあり、積層圧電体11bは
短縮した状態となっている。
圧電体11aと積層圧電体11bに、互いに位相が90
゜ずれた正弦波を印加した場合の動作を、図3を参照し
て説明する。図3(A)に示す状態においては、積層圧
電体11aは伸長した状態にあり、積層圧電体11bは
短縮した状態となっている。
【0040】図3(B)に示す状態は、上記図3(A)
に示す状態から位相がほぼ90°進んだ状態であり、積
層圧電体11aは自然長の状態にあり、積層圧電体11
bも自然長の状態となっている。
に示す状態から位相がほぼ90°進んだ状態であり、積
層圧電体11aは自然長の状態にあり、積層圧電体11
bも自然長の状態となっている。
【0041】図3(C)に示す状態は、上記図3(B)
に示す状態から位相がほぼ90°進んだ状態であり、積
層圧電体11aは短縮した状態にあり、積層圧電体11
bは伸長した状態となっている。
に示す状態から位相がほぼ90°進んだ状態であり、積
層圧電体11aは短縮した状態にあり、積層圧電体11
bは伸長した状態となっている。
【0042】図3(D)に示す状態は、上記図3(C)
に示す状態から位相がほぼ90°進んだ状態であり、積
層圧電体11aは自然長の状態にあり、積層圧電体11
bも自然長の状態となっている。
に示す状態から位相がほぼ90°進んだ状態であり、積
層圧電体11aは自然長の状態にあり、積層圧電体11
bも自然長の状態となっている。
【0043】そして、図3(D)に示す状態から位相が
略90°進むと、上述の図3(A)に示す状態に戻る。
略90°進むと、上述の図3(A)に示す状態に戻る。
【0044】この図3から明らかなように、弾性体12
の上下で伸縮振動と2次の屈曲振動の定在波が生じ、こ
の2次の屈曲振動の定在波の腹となる位置に固定された
各摺動部材13が楕円運動を行う。このとき、上下で向
きの反転した屈曲の定在波が生じるために、該楕円振動
の回転の方向が、上下で逆になる。こうして、図4に示
すように、超音波振動子1を被駆動体2h,2iで上下
から挟み付けると、これら2つの被駆動体2h,2iに
は同一の向きの推力が生じるものである。
の上下で伸縮振動と2次の屈曲振動の定在波が生じ、こ
の2次の屈曲振動の定在波の腹となる位置に固定された
各摺動部材13が楕円運動を行う。このとき、上下で向
きの反転した屈曲の定在波が生じるために、該楕円振動
の回転の方向が、上下で逆になる。こうして、図4に示
すように、超音波振動子1を被駆動体2h,2iで上下
から挟み付けると、これら2つの被駆動体2h,2iに
は同一の向きの推力が生じるものである。
【0045】ここで、該挟み付けるに必要な構成として
は、図5から明らかなように、わずか2本の板ばね2d
を用いても実現できるものであり、上記図8を参照して
説明したような従来の超音波アクチュエータにおけるも
ののごとく、複雑で巨大な付勢手段を必要としない。ま
た、同程度の体積の弾性体を、従来の2倍の4つの積層
圧電体を用いて駆動しているために、上記楕円振動の振
幅が大きくなって、より強い駆動力を得ることができ
る。
は、図5から明らかなように、わずか2本の板ばね2d
を用いても実現できるものであり、上記図8を参照して
説明したような従来の超音波アクチュエータにおけるも
ののごとく、複雑で巨大な付勢手段を必要としない。ま
た、同程度の体積の弾性体を、従来の2倍の4つの積層
圧電体を用いて駆動しているために、上記楕円振動の振
幅が大きくなって、より強い駆動力を得ることができ
る。
【0046】このような第1実施例によれば、弾性体の
上下で方向が逆の楕円振動を発生できるようにしたの
で、小型にして駆動力の強い超音波アクチュエータとす
ることができ、さらに複雑な付勢手段を要さないので、
簡潔で薄型な超音波アクチュエータとなる。
上下で方向が逆の楕円振動を発生できるようにしたの
で、小型にして駆動力の強い超音波アクチュエータとす
ることができ、さらに複雑な付勢手段を要さないので、
簡潔で薄型な超音波アクチュエータとなる。
【0047】図6は本発明の第2実施例を示したもので
あり、図6は超音波振動子を示す正面図である。この第
2実施例において、上述の第1実施例と同様の部分には
同一の符号を附して説明は省略し、主として異なる点に
付いてのみ説明する。
あり、図6は超音波振動子を示す正面図である。この第
2実施例において、上述の第1実施例と同様の部分には
同一の符号を附して説明は省略し、主として異なる点に
付いてのみ説明する。
【0048】この第2実施例の超音波振動子に用いる弾
性体22は、図示のように、上記第1実施例の切込部1
2aに対応する部分を矩形に切り欠いて挟持部22aを
設け、この挟持部22aに積層圧電体11cを挟み込ん
で保持している。
性体22は、図示のように、上記第1実施例の切込部1
2aに対応する部分を矩形に切り欠いて挟持部22aを
設け、この挟持部22aに積層圧電体11cを挟み込ん
で保持している。
【0049】なお、該弾性体22が上下対称の形状にな
るよう構成されている点は上記第1実施例と同様であ
る。
るよう構成されている点は上記第1実施例と同様であ
る。
【0050】このような超音波振動子は、該図6に示す
ように、積層圧電体11aに正弦波を印加するととも
に、この正弦波に対して位相が90°進んだ正弦波を積
層圧電体11bに印加するようになっている。そして追
加した積層圧電体11cには、極性を反転した正弦波を
印加するようにした。
ように、積層圧電体11aに正弦波を印加するととも
に、この正弦波に対して位相が90°進んだ正弦波を積
層圧電体11bに印加するようになっている。そして追
加した積層圧電体11cには、極性を反転した正弦波を
印加するようにした。
【0051】このように電圧を印加すると、弾性体22
の対称軸に対する上側部分、下側部分のそれぞれが、そ
の上下の積層圧電体によって伸張/圧縮力を受けて振動
を励起される。そして、上記図3で説明したのとほぼ同
様の動作を行い、摺動部材13が楕円振動を行う。
の対称軸に対する上側部分、下側部分のそれぞれが、そ
の上下の積層圧電体によって伸張/圧縮力を受けて振動
を励起される。そして、上記図3で説明したのとほぼ同
様の動作を行い、摺動部材13が楕円振動を行う。
【0052】この実施例においては、弾性体22の上側
部分,下側部分をそれぞれ上下両側から駆動するので振
動振幅が大きくなるとともに、振動を励振する力に余裕
があるので、共振点を外れた周波数で強制駆動すること
が可能である。
部分,下側部分をそれぞれ上下両側から駆動するので振
動振幅が大きくなるとともに、振動を励振する力に余裕
があるので、共振点を外れた周波数で強制駆動すること
が可能である。
【0053】このような第2実施例によれば、上述の第
1実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、楕円振動
の振幅がさらに大きくなることから、推力と速度が大き
くなるという効果がある。
1実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、楕円振動
の振幅がさらに大きくなることから、推力と速度が大き
くなるという効果がある。
【0054】また、強制駆動が可能であることから、伸
縮振動と2次の屈曲振動との共振点を厳密に合わせる必
要がなく、弾性体の寸法交差を粗くすることで、製造コ
ストを下げることができるという効果がある。
縮振動と2次の屈曲振動との共振点を厳密に合わせる必
要がなく、弾性体の寸法交差を粗くすることで、製造コ
ストを下げることができるという効果がある。
【0055】図7は本発明の第3実施例を示したもので
あり、図7は超音波振動子を示す正面図である。この第
3実施例において、上述の第1,第2実施例と同様の部
分には同一の符号を附して説明は省略し、主として異な
る点に付いてのみ説明する。
あり、図7は超音波振動子を示す正面図である。この第
3実施例において、上述の第1,第2実施例と同様の部
分には同一の符号を附して説明は省略し、主として異な
る点に付いてのみ説明する。
【0056】この第3実施例の超音波振動子に用いる弾
性体32は、図示のように、上記第2実施例の挟持部2
2aに対応する部分を矩形に穿設して矩形孔32aを設
け、この矩形孔32aに積層圧電体11dを挟み込んで
保持している。そして、上記第1,第2実施例と異な
り、積層圧電体11a,11bは設けられていない。
性体32は、図示のように、上記第2実施例の挟持部2
2aに対応する部分を矩形に穿設して矩形孔32aを設
け、この矩形孔32aに積層圧電体11dを挟み込んで
保持している。そして、上記第1,第2実施例と異な
り、積層圧電体11a,11bは設けられていない。
【0057】この第3実施例の作用は、上述の第1,第
2実施例とほぼ同様であり、上記積層圧電体11dに互
いに位相が90°異なる電圧を印加することにより、弾
性体32の上下の部分を同時に励振して、摺動部材13
に楕円振動を発生させ、被駆動体に圧接して駆動するも
のである。
2実施例とほぼ同様であり、上記積層圧電体11dに互
いに位相が90°異なる電圧を印加することにより、弾
性体32の上下の部分を同時に励振して、摺動部材13
に楕円振動を発生させ、被駆動体に圧接して駆動するも
のである。
【0058】このような第3実施例によれば、上述の第
1,第2実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、摺
動部材に発生する楕円振動の振幅は若干小さくなるもの
の、積層圧電体を2つしか必要とせず、さらに弾性体の
形状も単純になるために、超音波振動子を小型かつ安価
に製造することができるという効果がある。
1,第2実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、摺
動部材に発生する楕円振動の振幅は若干小さくなるもの
の、積層圧電体を2つしか必要とせず、さらに弾性体の
形状も単純になるために、超音波振動子を小型かつ安価
に製造することができるという効果がある。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、大
きな駆動力を得ることができる小型な超音波アクチュエ
ータとなる。
きな駆動力を得ることができる小型な超音波アクチュエ
ータとなる。
【図1】本発明の第1実施例の超音波アクチュエータに
用いる超音波振動子の構成を示す正面図。
用いる超音波振動子の構成を示す正面図。
【図2】上記第1実施例の超音波振動子の弾性体を示す
正面図。
正面図。
【図3】上記第1実施例の超音波振動子の作用を示す正
面図。
面図。
【図4】上記第1実施例の超音波振動子に被駆動体を付
勢する方法を示す正面図。
勢する方法を示す正面図。
【図5】上記第1実施例の超音波振動子を用いて構成し
た超音波アクチュエータを示す分解斜視図。
た超音波アクチュエータを示す分解斜視図。
【図6】本発明の第2実施例の超音波振動子を示す正面
図。
図。
【図7】本発明の第3実施例の超音波振動子を示す正面
図。
図。
【図8】従来の超音波アクチュエータを倒立して示す分
解斜視図。
解斜視図。
【図9】従来の超音波振動子を示す正面図。
【図10】従来の超音波振動子に励起される共振縦振動
を示す図。
を示す図。
【図11】従来の超音波振動子に励起される共振屈曲振
動を示す図。
動を示す図。
1…超音波振動子 2…被駆動体 11a,11b,11c,11d…積層圧電体(電気−機械エネルギー
変換素子) 12,22,32…弾性体 13…摺動部材 K…対称軸
変換素子) 12,22,32…弾性体 13…摺動部材 K…対称軸
フロントページの続き (72)発明者 津幡 敏晴 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大内 孝司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波振動を発生する電気−機械エネル
ギー変換素子と、 この電気−機械エネルギー変換素子の作用を受けて楕円
振動を発生する弾性体と、 この弾性体に向けて付勢され、上記楕円振動により該弾
性体に対して並進運動される被駆動体と、 を具備する超音波アクチュエータにおいて、上記弾性体
は線対称に形成されており、上記楕円振動は該線対称の
対称軸を挟んだ両側に発生し且つ対称軸を挟んで対向す
る箇所の回転方向が逆になり、上記被駆動体は上記対称
軸の両側から該軸に向けて付勢されることにより、一方
向の駆動力を受けることを特徴とする超音波アクチュエ
ータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6044464A JPH07255189A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 超音波アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6044464A JPH07255189A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 超音波アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255189A true JPH07255189A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12692221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6044464A Pending JPH07255189A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 超音波アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255189A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004104984A (ja) * | 2002-04-03 | 2004-04-02 | Olympus Corp | 超音波リニアモータ |
| JP2007021626A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Fuji Heavy Ind Ltd | 圧入装置及び圧入方法 |
| WO2008026552A1 (en) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Panasonic Corporation | Drive apparatus |
| JP2008067479A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 駆動装置 |
| JP2008178250A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Olympus Corp | 超音波振動子の押圧機構および超音波モータ |
| JP2010097216A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Samsung Techwin Co Ltd | レンズ駆動ユニット及びこれを備えるカメラモジュール |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6044464A patent/JPH07255189A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020304 |