JPH07256302A - 圧延方法 - Google Patents

圧延方法

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JPH07256302A
JPH07256302A JP5613794A JP5613794A JPH07256302A JP H07256302 A JPH07256302 A JP H07256302A JP 5613794 A JP5613794 A JP 5613794A JP 5613794 A JP5613794 A JP 5613794A JP H07256302 A JPH07256302 A JP H07256302A
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JP
Japan
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rolls
roll
pair
movable
rolled
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JP5613794A
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Inventor
Katsuhide Kimura
勝秀 木村
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被圧延材に生じたクォータ伸びまたは中伸び
と耳なみとの複合形状矯正を解消する。 【構成】 圧延機ハウジングに回動支承されるバックア
ップシャフトの外周に軸方向に移動可能な可動ロールを
一対のワークロールの上下に配するとともに、前記バッ
クアップシャフトと可動ロール間に可動ロールを任意位
置に保持するテーパスリーブを設ける。そして、まず、
胴幅長尺の可動ロールを用いて、被圧延材の形状矯正を
行った後、残る複合形状の矯正を左右一対の胴幅短尺の
可動ロールを用いて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄鋼業や非鉄の分野にお
いて用いられ、鋼板などの板材をワークロールの間に通
して塑性変形を行うことにより所望の板厚にするための
圧延機に係り、特に軸線方向に移動する可動ロールを適
宜交換することにより被圧延材に良好な形状修正、クラ
ウン調整およびエッジドロップ修正を行うようにした圧
延方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に被圧延材の形状制御を行わせるた
めに、従来から各種の方法が提示されており、例えば、
図11に示す4段式圧延機は、比較的小径の一対のワー
クロール61、62と、これらを外側から挟むように配
置された比較的大径のバックアップロール63、64と
を備え、これらはいずれもほぼ等しい胴長に形成されて
全長にわたって転接させるようにし、ワークロール6
1、62の軸受間にベンディングシリンダ65を取付け
るようにしている。
【0003】このような圧延機に被圧延材を通過させて
所望の板厚のストリップ材を得るのであるが、被圧延材
の通過に伴ってワークロールの中央部が拡開され、圧延
後の被圧延材は中央部が厚く両側縁が薄いいわゆる中高
の断面形状となってしまうため、前記ベンディングシリ
ンダを作用させてワークロールのネックを相互に拡大方
向に駆動させることによりワークロールの圧下面が平坦
になるように調整し、被圧延材に発生するクラウンを修
正する形状制御をなすようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧延機ではワークロール61、62がバックアップ
ロール63、64の全面に拘束されているために、ワー
クロール61、62に十分なロールベンディングを与え
ることが困難であり、形状制御の絶対能力に欠けるばか
りか、特に4段式圧延機では被圧延材の板幅、強度、形
状などによりワークロール61、62またはバックアッ
プロール63、64を組替えてそのクラウン形状を変更
する必要があるなどの欠点がある。また、ワークロール
61、62に転接するバックアップロール63、64は
全面接触となるため、ロールベンディングによるワーク
ロール61、62のバックアップ支点を任意に変更する
ことができず任意位置での形状制御ができないものとな
っている。
【0005】また、近年図12に示すように中間ロール
66、67をバックアップロール63、64とワークロ
ール61、62の間に組込みワークロール61、62と
バックアップロール63、64の全面接触を防ぎベンデ
ィング効果を上げる6段式圧延機も開発されているが、
被圧延材の単純なクラウン、中伸びおよび耳なみといっ
た形状不良の矯正およびエッジドロップの制御は可能で
あるものの、クオータ伸びまたは中伸びと耳なみとの複
合した形状不良の修正は不可能である。また、ロール本
数が6本となり保守の困難性や中間ロールのシフト機構
により圧延機側方に十分な空間スペースを必要とする欠
点がある。
【0006】また、特開昭51−103058号公報お
よび特開昭52−97353号公報には、図13に示す
如く4段式圧延機のバックアップロール63、64にス
リーブ68、69を板幅に応じた位置に設置することに
よって板のクラウンを制御する方法が提案されている。
しかしながら、これらの方法においては、バックアップ
63、64を相互に移動させずにスリーブ68、69の
みを任意の位置に移動保持する技術が未開発となってい
る。
【0007】本発明の目的は、上記従来の問題点に着目
し、被圧延材に生じたクオータ伸びまたは中伸びと耳な
みとの複合形状矯正を解消することのできる圧延方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る圧延方法は、被圧延材を圧下する一対
のワークロールと、前記一対のワークロールの上下にあ
って軸受に回動支承され中央部より両軸端に向って縮径
したテーパ面を有するバックアップシャフトと、前記バ
ックアップシャフトの外周に配設されかつ前記バックア
ップシャフトのテーパ面と係合するテーパ内面を有する
左右一対のテーパスリーブと、前記テーパスリーブの外
周に軸方向に移動可能に設けられた胴幅長尺の可動ロー
ルより構成した圧延機を用いて被圧延材に所望の塑性変
形を行い、前記被圧延材の塑性変形が所望の塑性変形に
ならなかった時、前記胴幅長尺の可動ロールを左右一対
の胴幅短尺の可動ロールに組替えて部分的な被圧延材の
塑性変形を行うようにした。
【0009】
【作用】上記構成によれば、被圧延材が単純なクラウ
ン、中伸びおよび耳なみといった形状不良を有している
場合は、胴幅長尺の可動ロールをバックアップロール装
置に組込むことにより、可動ロールを例えば右側にシフ
トする場合には、テーパスリーブの片側油圧室の中央側
に圧油を供給するとともに、軸端側の油圧室の油をタン
クに戻せばテーパスリーブと可動ロールはルーズの状態
となる。しかる後、左側の可動ロール移動装置を作動さ
せ可動ロールを右側に押せば可動ロールは右側へシフト
する。その後テーパスリーブの軸端側の油圧室へ圧油を
供給すればテーパスリーブと可動ロールはくさびの原理
により固定された状態となり可動ロールを所定の位置に
保持し回転トルクを伝達できる。このため、被圧延材を
圧延する場合には、上下可動ロールを反対方向に移動さ
せ、それぞれの被圧延材の側部と重合させる。こうした
ことにより、ワークロールがバックアップロールに全面
的に拘束されることなくワークロールの曲げモーメント
支点が変化でき、ワークロールネックに設けたベンディ
ング手段によるロールベンディング量を加減調整するこ
とができる。従って、可動ロールの位置移動により全体
的なベンディング量が制御され、被圧延材のクラウンな
どの形状制御が可能となり、しかも曲げモーメント支点
を任意に変化させることができるので、形状制御能力が
大幅に向上する。
【0010】また、被圧延材がクォータ伸びまたは中伸
びと耳なみと複合した形状不良を有している場合は、左
右一対の胴幅短尺の可動ロールをバックアップロール装
置に組込み、前記胴幅長尺の可動ロールを用いた場合と
同様な方法、即ちテーパスリーブと可動ロールがルーズ
な状態で左右の可動ロール移動装置を作動させれば可動
ロールを任意の位置に移動でき、テーパスリーブの軸端
側の油圧室に圧油を供給すればテーパスリーブと可動ロ
ールはくさびの原理で可動ロールを移動不可能に保持で
きる。
【0011】このように、ワークロールがバックアップ
ロールに全面的に拘束されることなく、左右一対の胴幅
短尺の可動ロールを任意の位置へシフトすることにより
ワークロールのプロフィールの調整ができる。即ち、可
動ロールの位置移動によりワークロールのプロフィール
が自由に制御され、クォーター伸びまたは中伸びと耳な
みとの複合形状不良の矯正が可能となる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係る圧延方法の具体的実施
例を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1ないし図3は実施例に係る同幅長尺の
可動ロールを組込んだバックアップロール装置を備えた
圧延機の全体構成を示している。この圧延機は、図示の
ように門型のハウジング50に対して平行な一対の上下
ワークロール1、2が互いに転接可能に横架され、これ
らの間に被圧延材31を通板可能としている。
【0014】このような上下ワークロール1、2に並列
してこれらを上下から挟み込むようにそれらの上下位置
には上バックアップロール装置10と下バックアップロ
ール装置20がやはり平行に横架されている。
【0015】上バックアップロール装置10は上ワーク
ロール1と平行に配置される上バックアップシャフト1
2を有し、これには軸方向に摺動移動できるように胴幅
長尺状の1本の上可動ロール11が取付けられている。
この上可動ロール11は前記上ワークロール1に転接さ
れ、圧延時に上ワークロール1のバックアップサポート
をなすものである。同様に、下バックアップロール装置
20も下バックアップシャフト18と、これに装着され
る胴幅長尺状の1本の下可動ロール21を有し、これら
を下ワークロール2に転接させるようにして圧延時のバ
ックアップサポートをなすようにしている。
【0016】上記した上下ワークロール1、2および上
下バックアップロール装置10、20の上下バックアッ
プシャフト12、18のネック部分には、図2に示すよ
うに軸受3、4、15、25が取付けられ、これらをハ
ウジング50に縦列配置して取付けられている。
【0017】そして、ハウジング50の下部位置には圧
下シリンダ8が装備されており、これを駆動することに
より所定の圧延圧力を上下ワークロール1、2間に発生
させるようにしている。なお符号16はロータリ継手で
あり、ワークサイド(図1中左側)のみに配設されてい
る。また、符号5はワークロールベンディング装置、
6、7は上下ベンディングロッド、31aはストリップ
材、41a、42aは油通路を示す。
【0018】図4は胴幅長尺の上可動ロール11を組込
んだ上バックアップロール装置10の要部断面図であ
る。前記上バックアップシャフト12は両軸端に向って
縮径したテーパ状のテーパ部12b(12bR、12b
L)を形成している。
【0019】上バックアップシャフト12のテーパ部1
2bと円筒形状の上可動ロール11間には、上バックア
ップシャフト12と同一のテーパ内面形状を有する左右
一対のテーパスリーブ13(13R、13L)が配設し
てある。
【0020】また、テーパスリーブ13R、13Lの端
部(軸受15側)にはホルダ14R、14Lが配設さ
れ、上バックアップシャフト12、テーパスリーブ13
(13R、13L)とホルダ14(14R、14L)間
で囲繞された軸端側油圧室41(41R、41L)およ
び中央側油圧室42(42R、42L)が配設されてい
る。
【0021】また、上記上可動ロール11の位置移動を
適正に行わせる駆動手段の可動ロール移動装置45が各
バックアップロール装置10、20毎に設けられてい
る。これは、被圧延材31の幅寸法ならびに板形状に応
じて上下可動ロール11、21の位置を相互に上下ワー
クロール1、2の外周面に沿って軸方向に移動させるも
のである。
【0022】これを上バックアップロール装置10につ
いて代表して説明すると、上可動ロール11を上バック
アップシャフト12の軸方向に左右移動させる位置検出
器付油圧シリンダ71(71R、71L)がそれぞれ軸
受15(15R、15L)に取付けられ、この軸受15
に穿設された透孔内を進退する位置検出器付油圧シリン
ダ71(71R、71L)のロッド72(72R、72
L)の先端部に係合端子73(73R、73L)が螺合
されている。上可動ロール11を左右に移動したい場合
は動かしたい方向に伸張する係合端子73R、73Lを
上可動ロール11の側端部11aに当接した状態で押圧
移動するように構成されている。
【0023】このように構成された圧延機の圧延方法は
次のようになる。
【0024】圧延前に被圧延材31の幅に合わせて上下
可動ロール11、21の位置をあらかじめ決定してお
く。この場合、上可動ロール11について代表して述べ
ると、上可動ロール11の位置決定前の状態では、係合
端子73R、73Lの位置は上可動ロール11の側端部
11aより、一定距離離間した後退位置にある。例え
ば、上可動ロール11を図1に示すように右側に移動す
るためには、まず係合端子73Rを所望する上可動ロー
ル11の移動距離に見合った後退位置にセットしてお
く。次いで図示しない油圧ポンプより圧油をロータリ継
手16を介して油圧室42R、42Lに供給するととも
に、油圧室41R、41Lの圧油はタンク(図示略)に
排出される。
【0025】この状態では上可動ロール11とテーパス
リーブ13R、13Lはルーズになる。しかる後に油圧
ポンプより圧油を位置検出器付油圧シリンダ71Lのピ
ストンヘッド側に供給すると、ロッド72Lは伸張し、
係合端子73Lが上可動ロール11の側端部11aに当
接する。引続き上可動ロール11の側端部11aがスト
ッパとして後退待機している係合端子73Rに当接する
までロッド72Lを伸張した後ピストンヘッド側への圧
油の供給を停止する。
【0026】下可動ロール21についても上可動ロール
11と同様な動作を行い、上下可動ロール11、21を
所望の上下ワークロール1、2転接位置まで移動する。
そして、例えば図1に示すように上下可動ロール11、
21の側端部を被圧延材31の側部に重合するように互
いに逆方向の位置に設定する。
【0027】その後ロータリ継手16より油圧室41
R、41Lへ圧油を供給すればテーパスリーブ13R、
13Lと上下可動ロール11、21はくさびの原理によ
り上下バックアップシャフト12、18に固定され回転
トルクを伝達できるのである。
【0028】この後、位置検出器付油圧シリンダ71
(71R、71L)のピストンロッド側に圧油を供給し
てロッド72(72R、72L)を縮退させて係合端子
73(73R、73L)の上下可動ロール11、21の
側端部11a、21aから離間させる。
【0029】この初期設定が決定した後、上下ワークロ
ール1、2間に被圧延材31を通板する。これにより被
圧延材31は所望の板厚に圧延されてストリップ材とし
て出るが、この形状判定を目視あるいはセンサロールに
よる接触方式、光や磁気を利用した非接触方式によって
行う。この判定により単純なクラウンおよび耳なみや中
伸びといった形状不良が発生した場合には、図示されて
いない油圧装置よりワークロールベンディング装置5に
圧油を供給し上下ベンディングロッド6、7を介してベ
ンディング力を加減調整することにより上下ワークロー
ル1、2のベンティング量を調整し、形状異常の発生を
抑制し矩形のストリップ材31aを得ることができる。
またロールベンディングによりワークロール端部の圧下
量も調整できるのでエッジドロップも調整可能となる。
【0030】本発明に係る実施例では、前記したように
胴幅長尺の上下可動ロール11、21を組込んだ上下バ
ックアップロール装置10、20を備えた圧延機を用い
て被圧延材31の単純なクラウン、中伸びおよび耳なみ
といった形状不良の矯正後に、後述する左右一対の胴幅
短尺の上下可動ロール11R、11L、21R、21L
を用いてクォータ伸びまたは中伸びと耳なみとの複合形
状不良の矯正を行うのである。
【0031】図5は実施例に係る左右一対の胴幅短尺の
可動ロールを組込んだ上バックアップロール装置を備え
た圧延機の全体構造を示している。なお、圧延機全体の
構成は図1に示す可動ロール11、21を除き同一であ
るため、構成の説明は省略する。
【0032】また、図6は左右一対の胴幅短尺の可動ロ
ールを組込んだ上バックアップロール装置の要部断面図
である。なお、上可動ロール11R、11Lおよび位置
検出器付油圧シリンダ71(71R、71L)のロッド
72(72R、72L)の係合端子74(74R、74
L)を除き図4に示した上バックアップロール装置10
と同一であるため詳細な説明は省略する。
【0033】図6に示すように、上可動ロール11R、
11Lは図4の上バックアップロール装置10と同様に
油圧室42(42R、42L)に圧油を供給すれば、テ
ーパスリーブ13(13R、13L)と上可動ロール1
1(11R、11L)がルーズな状態となり、ここで左
右の位置検出器付油圧シリンダ71(71R、71L)
を作動させれば、上可動ロール11R、11Lはテーパ
スリーブ13に沿ってそれぞれ任意の位置へ移動するよ
うになっている。
【0034】また、油圧室41(41R、41L)に圧
油を供給すれば、左右一対の上可動ロール11R、11
Lはその位置で保持されるようになっている。
【0035】このように構成された左右一対の胴幅短尺
の可動ロールを備えた圧延機による圧延方法は次のよう
になる。
【0036】図8および図9に示すように圧延前に被圧
延材31の形状に合わせて上下可動ロール11R、11
Lおよび21R、21Lの位置を決定するのである。
【0037】図8(1)〜(8)および図9(1)〜
(8)から例えば、前回の圧延によって得られた被圧延
材31の矯正後の形状が上下ワークロール1、2のプロ
フィールと同一と考えると、今回の左右一対の胴幅短尺
の上下可動ロール11R、11L、21R,21Lを用
いて行う矯正時の上下可動ロール11、21の時との位
置決めの組合せは次の表1のようになる。
【0038】
【表1】
【0039】この上下可動ロール11、21の位置決め
の操作を図6を用い代表して説明すると、図示しない油
圧装置によりロータリ継手16を介して、圧油を油圧室
42R、42Lに供給してテーパスリーブ13R、13
Lを相互に離間する方向に移動し上可動ロール11R、
11Lをルーズな状態にする。
【0040】しかる後、位置検出器付油圧シリンダ71
R、71Lを作動させ、上可動ロール11R、11Lを
所定の位置へ移動させる。その後ロータリ継手16を介
して圧油を圧油室41R、41Lへ供給するとテーパス
リーブ13R、13Lは相互に近接方向へ移動し、くさ
びの原理によりバックアップシャフト12に固定され
る。
【0041】引き続き、電動機などにより上可動ロール
11R、11Lをそれぞれ適宜回転させるとフック11
bR、11bLと係合端子74R、74Lとが外れて係
合状態が解除されるのである。その後、位置検出器付油
圧シリンダ71R、71Lを作動させ係合端子74R、
74Lをそれぞれ適宜な位置まで後退させておく。
【0042】この初期設定が決定した後、ワークロール
1、2間に被圧延材31を通板する。これにより被圧延
材31は所望の板厚に圧延されてストリップ材31aと
して出るが、この形状判定を目視あるいはセンサロール
による接触方式、光や磁気を利用した非接触方式によっ
て行う。
【0043】この判定により、クォータ伸びまたは中伸
びと耳なみとの複合伸びが発生した場合は、ワークロー
ルベンディング装置5のベンディング力を加減調整する
ことにより形状異常の発生を矯正しフラットな所望のス
トリップ材31aを得られるのである。
【0044】また、通常耳なみ、中伸び、クォータ伸び
およびこれらの複合伸びの生じた被圧延材31の矯正に
は被圧延材31の板厚の0.1〜0.01%の伸びを、
被圧延材31の全体に与えれば矯正可能であるので圧延
荷重は非常に小さくてよい。即ち、軽圧延荷重であるた
め左右一対の胴幅短尺の上下可動ロール11、21のエ
ッジ部のマークが上下ワークロール1、2を介して被圧
延材31にプリントされる心配がない。
【0045】このような実施例の圧延機によれば、胴幅
短尺の上下可動ロール11、21を上下バックアップロ
ール装置10、20に組込んだ場合、上下ワークロール
1、2のベンディング支点を自由に変更できるので、従
来の全面接触型のバックアップロールに拘束されること
なくロールベンディング効果を十分に発揮させることが
できる。上下可動ロール11、21に位置を個別に変更
することができるので、単純なクラウン調整や形状不良
制御が可能となる。
【0046】また、左右一対の胴幅短尺の可動ロール1
1R、11L、21R、21Lをそれぞれバックアップ
ロール装置10、20に組込んだ場合、被圧延材31の
板幅方向の任意の位置における形状制御が可能となるた
め、被圧延材31の中伸び、耳なみなどの形状不良の他
に、両者が複合した複合伸びの形状不良に対しての制御
が可能となる利点が得られる。
【0047】なお、本実施例では4段式圧延機のバック
アップロールに適用した例を示したが、図10(1)お
よび図10(2)に示す6段式圧延機にも適用できる。
さらに、本実施例では上下可動ロール11、21の外径
を直胴形状としているが、クラウンを付けたり、2次曲
線、3次曲線などの特殊曲線としてもよい。
【0048】また、本実施例では上下可動ロール11、
21の移動を位置検出器付油圧シリンダ71(71R、
71L)を用いて行う場合について説明したが、位置検
出器付油圧シリンダ71の代りにモータを用いてもよ
い。
【0049】本実施例では上下バックアップシャフト1
2、18と上下可動ロール11、21の固定をテーパス
リーブ13を使用して行っているが、オイルインジェク
ションを用いて行ってもよい。
【0050】また、本実施例ではテーパスリーブ13を
円筒状の一体構造としているが保持力を増す為に2つ割
りまたは3つ割りなどの構造としてもよいことは言うま
でもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明に係る圧延方法は、被圧延材を圧下する一対
のワークロールと、前記一対のワークロールの上下にあ
って軸受に回動支承され中央部より両軸端に向って縮径
したテーパ面を有するバックアップシャフトと、前記バ
ックアップシャフトの外周に配設されかつ前記バックア
ップシャフトのテーパ面と係合するテーパ内面を有する
左右一対のテーパスリーブと、前記テーパスリーブの外
周に軸方向に移動可能に設けられた胴幅長尺の可動ロー
ルより構成した圧延機を用いて被圧延材に所望の塑性変
形を行い、前記被圧延材の塑性変形が所望の塑性変形に
ならなかった時、前記胴幅長尺の可動ロールを左右一対
の胴幅短尺の可動ロールに組替えて部分的な被圧延材の
塑性変形を行うようにしたことにより、胴幅長尺の1本
の可動ロールの場合は上下可動ロールを反対方向に移動
させワークロールがバックアップロールに全面的に拘束
されることなくワークロールの曲げモーメントの支点が
変化でき、ワークロールネックに設けたロールベンディ
ング装置を調整することにより被圧延材の単純なクラウ
ンおよび中伸びや耳なみといった形状不良の矯正量およ
びエッジドロップの制御などの制御量を大幅に増大でき
るという優れた効果を有する。また、左右一対の胴幅短
尺の可動ロールの場合は、左右一対の可動ロールを相互
に任意の位置にシフトすることによりワークロールのプ
ロフィールを任意の形状に変えることができるのでクォ
ータ伸びおよび中伸びと耳なみとの複合した形状の矯正
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る胴幅長尺の可動ロールを
装着した圧延機の正面図である。
【図2】図1のA〜Aからみた側面図である。
【図3】図2のB〜Bからみた断面図である。
【図4】胴幅長尺の可動ロールを装着したバックアップ
ロール装置の要部断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る左右一対の胴幅短尺の可
動ロールを装着した圧延機の正面図である。
【図6】左右一対の胴幅短尺の可動ロールを装着したバ
ックアッブロール装置の要部断面図である。
【図7】図6のC〜Cからみた可動ロールの側面図であ
る。
【図8】左右一対の胴幅短尺の可動ロールを任意の位置
にシフトした場合のワークロールのプロフィール基本パ
ターン図である。
【図9】左右一対の胴幅短尺の可動ロールを任意の位置
にシフトした場合のワークロールのプロフィール基本パ
ターン図である。
【図10】実施例のバックアップロール装置が搭載可能
な他の圧延機の例である。
【図11】従来の4段式圧延機の説明図である。
【図12】従来の6段式圧延機の説明図である。
【図13】スリーブを有した従来の4段式圧延機の説明
図である。
【符号の説明】
1、2 上下ワークロール 3、4 15、25 軸受 5(5R、5L) ワークロールベンディング装置 8 圧下シリンダ 10、20 上下バックアップロール装置 11、21 上下可動ロール 11a 可動ロールの側端部 11b フック 12、18 上下バックアップシャフト 13(13R、13L) テーパスリーブ 16 ロータリ継手 25(25R、25L) 軸受 31 被圧延材 31a ストリップ材 41(41R、41L)、42(42R、42L) 油
圧室 45 可動ロール移動装置 50 ハウジング 71(71R、71L) 位置検出器付油圧シリンダ 73(73R、73L)、74(74R、74L) 係
合端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延材を圧下する一対のワークロール
    と、前記一対のワークロールの上下にあって軸受に回動
    支承され中央部より両軸端に向って縮径したテーパ面を
    有するバックアップシャフトと、前記バックアップシャ
    フトの外周に配設されかつ前記バックアップシャフトの
    テーパ面と係合するテーパ内面を有する左右一対のテー
    パスリーブと、前記テーパスリーブの外周に軸方向に移
    動可能に設けられた胴幅長尺の可動ロールより構成した
    圧延機を用いて被圧延材に所望の塑性変形を行い、前記
    被圧延材の塑性変形が所望の塑性変形にならなかった
    時、前記胴幅長尺の可動ロールを左右一対の胴幅短尺の
    可動ロールに組替えて部分的な被圧延材の塑性変形を行
    うようにしたことを特徴とする圧延方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120128279A1 (en) * 2009-07-30 2012-05-24 The Timken Company Method and apparatus for setting rolling element bearings in rolling mills

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20120128279A1 (en) * 2009-07-30 2012-05-24 The Timken Company Method and apparatus for setting rolling element bearings in rolling mills
US8757890B2 (en) * 2009-07-30 2014-06-24 The Timken Company Method and apparatus for setting rolling element bearings in rolling mills

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