JPH07257104A - 合成樹脂製双輪キャスター - Google Patents

合成樹脂製双輪キャスター

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JPH07257104A
JPH07257104A JP7410294A JP7410294A JPH07257104A JP H07257104 A JPH07257104 A JP H07257104A JP 7410294 A JP7410294 A JP 7410294A JP 7410294 A JP7410294 A JP 7410294A JP H07257104 A JPH07257104 A JP H07257104A
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Hiroshi Yashiro
宏 八代
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕環境保全と資源節約を促進する見地から、リサ
イクルを容易にする全合成樹脂製の双輪キャスターを提
供すること。 〔構成〕熱可塑性合成樹脂製の本体(1)の中央支壁(3)
に一体成型された車軸 (5)を有し、この車軸に同一又
は同種の樹脂材料製の車輪(8)が相対回転可能に抜け止
め状態に組み付けられていることを特徴とする全合成樹
脂製双輪キャスター。車軸を本体とは別体(28)に成型
し、この車軸を本体(21)と一体に成型した中空膨大部
(24)に嵌入するか、又は車軸をオス軸(35-1)及びメ
ス軸(35-2)として両方の車輪にそれぞれ一体成型し、
これら両軸を本体の中空膨大部 (34)内に回転可能に
挿入することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は双輪キャスターに関するも
ので、具体的に全体が合成樹脂製でリサイクルに適した
双輪キャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】通常、双輪キャスターは、
車輪とこの車輪を保持して椅子その他の家具・事務機器
などの脚に取り付けられるホルダー(又は本体)とから
構成され、通常車輪は金属製の車軸によりホルダーに組
み付けられる。車輪とホルダーは通常熱可塑性樹脂で成
型されるから、廃棄される場合に粉砕等することにより
理論的にはリサイクルが可能であるが、実際にはこれと
異質の金属製車軸を含んでいるため現実には簡易に解体
することができず、そのまま単純に廃棄されることが多
い。このため、樹脂製双輪キャスターの普及に伴い、環
境汚染等の公害問題が生起しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するため、本発明は環境保全と資源の節約を促進するこ
とができるようにリサイクルを最大限容易にした全合成
樹脂製双輪キャスターを提供することを課題としてなさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、双輪
キャスターの車軸を金属製とすることをやめ、車軸をキ
ャスター本体及び車輪と同一の熱可塑性樹脂材料か、又
は同種の熱可塑性樹脂群の異なるモノマー組成の材料で
本体と一体に、又は嵌め込み式の別体に製作することと
する。後のリサイクルを考慮すると、本体・車輪・車軸
の全体を同一の熱可塑性樹脂材料製とすることが最も好
適であるが、同じ熱可塑性樹脂群の異なったモノマー組
成でも、例えばポリアミド樹脂6と66の組合せのよう
な、後にリサイクルした時に混じり合っても成型や性能
上問題を生じない材料の組合せであれば本発明の目的に
十分適合する。このような組合せ可能な材料を本発明で
は「同種」材料という。
【0005】具体的に、本発明は、双輪キャスターの本
体と車軸を一体に成型することを第1の態様とする。こ
の場合、車輪を樹脂製車軸にどのように止めるかについ
て後に図1、図2、図3に示すような種々の手段を講じ
るものとする。本発明の第2の態様は、双輪キャスター
の本体と車軸とを、別体に製作し、嵌め込み式とするも
のである。嵌め込み式の第1の具体例は、後に図4に示
すような本体に車軸を抜け止め式に嵌め込むものと、図
5に示すように車輪に車軸部分を一体に構成しておい
て、この車軸部分同志を互いに嵌め込むものとが含まれ
る。いずれにしても、本発明によれば、従来の樹脂製双
輪キャスターのように、車軸が金属製でなく、すべて本
体及び車輪と同一又は同種の熱可塑性樹脂材料製である
から、リサイクルがきわめて容易であり、廃棄される双
輪キャスターによる環境汚染、環境破壊等の公害問題を
克服できる利点がある。
【0006】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例について説明
する。図1は本発明に係る第1の実施例を一部断面で示
し正面から見た図である。この実施例の双輪キャスター
は本体(ホルダー)1が一体の車軸5を有するタイプであ
る。詳しく説明すると、本体1は円弧状をなすフェンダ
ー2の内部に中央支壁3を一体に有する。支壁3は側面
から見て半円又はそれ以上の輪郭を有し、その中央に膨
大部4を介して一体車軸5を両横に突設させている。車
軸5は本体1と同一又は同種の樹脂材料で一体に成型さ
れるものである。一体車軸5の先端近くに環状凹溝6が
形成される。車輪8はそれ自体周知の形状のもので、中
央のボス部9の内周に凸部10が形成され、この凸部1
0が前記環状凹溝6に嵌まり込んで車輪8を相対回転可
能に、しかし抜け止め状態に組み合わせる。7は、キャ
スターを椅子その他の家具の脚に取り付ける取付け軸A
を収容する筒部で、これも周知の形状である。
【0007】図1に示したキャスターは、従来と異なっ
て、車軸5を金属とせず、本体と同一又は同種の材料で
中央支壁3に一体に成型したものであるから、成型工程
での金属シャフトのインサート作業を必要とせず、工程
の迅速化を図ることができると共に、使用済みのキャス
ターを廃棄する場合には、取付け軸Aを除去した後、全
体を同時に破壊粉砕して、リサイクルに供することがで
きる。このため、本発明のキャスターは金属軸をもった
まゝ廃棄されて環境汚染を起こしていた従来のキャスタ
ーとは異なり、環境保全に寄与することができると共に
資源の節約にも適い、時代の要請によく適合するもので
ある。
【0008】図1に示した一体車軸型のキャスターの実
施例は、図2のような変形例とすることもできる。この
例では、中央支壁3と一体に膨大部4及び車軸5Aが成
型され、車軸5Aは内孔5bを有している。これに対応
して車輪8Aは中央に開口を有し、この開口に抜け止め
栓8aが挿入され、抜け止め栓8aの軸部8bは内孔5
bに溶着又は接着により固定されて車輪8Aの抜け止め
となる。車輪8Aは、車軸5Aと抜け止め栓8aとに対
し相対回転する。この変形例も、前例と同様に全体が同
一又は同種の樹脂材料で成型されるから、廃棄される場
合にリサイクルを容易にし、環境汚染を防止することが
できる。
【0009】図3は、さらに他の変形例を示す一部断面
拡大部分図である。本体、フェンダー部、中央支壁は図
2に示したところと同様であり、中央支壁と一体に成型
された車軸5Aの内孔5bに環状凹溝5cが形成されて
いる。これに対応して、車輪(図2の8Aと同じ)に嵌
め込まれる抜け止め栓8aはその軸部に凸部8cを形成
されている。抜け止め栓8aを車輪8Aの中央開口に挿
入し、その軸部8bを一体車軸5Aの内孔5bに押し込
むと、凹溝5cと凸部8cとが嵌まり合って車輪の抜け
止めとなる。車輪が、車軸5Aと抜け止め栓8aとに対
し相対回転することは図2の場合と同様である。
【0010】本発明に係る全樹脂製キャスターの思想
は、図4に示す第2の実施例、すなわち本体と車軸を別
体に製作する形でも実施することができる。図4のキャ
スターの本体21は、フェンダー22と一体の中央支壁
23に中空膨大部24が一体成型されている。膨大部2
4の中空内部には環状凸起25が車軸の抜け止め用とし
て形成されている。これと交差して軸線方向に回り止め
用の凸起26が同時に形成される。別体の車軸28は長
さのほゞ中央部に環状凹溝29を有し、これと交差する
方向に凹溝30が形成される。凹溝30は膨大部内面の
回り止め用凸起26と係合して車軸を回り止め固定する
と共に、グリス溜りとしても機能するものである。凹溝
30の延長線上にある31も車輪内部でグリス溜りとし
て機能するものである。グリス溜り30,31は車軸の
径方向に対向して形成することもできる。車軸28の両
端近くには、車輪(図1に示した車輪8と同様。図4で
は省略)のボス部内面の凸部10と嵌合する環状凹溝3
2が形成されている。図4の実施例では、キャスター本
体21と車軸28とを同一又は同種の、しかし異なる強
度の樹脂材料で成型することができ、成型後、車軸28
を膨大部24内に圧入して、回り止め凸起26と凹溝3
0とを嵌め合わすことにより組立てられる。車輪は、前
述のように図1に示したのと同様な車輪のボス部を車軸
28両端に圧入して、車軸に対し相対回転可能とすれば
よい。この実施例も、全体が同一又は同種の樹脂材料で
製作されるから、廃棄する場合に、そのまま粉砕し、リ
サイクルに供することが容易にできる。
【0011】車軸を別体製作して嵌め込む第2の実施例
の思想は、図5に示す変形例として実施することもでき
る。図5の例は、基本的には図4の例と同様であるが、
中央支壁33と一体の中空膨大部34は、内面が凹凸の
ない平滑面として形成されている。この例で車軸は、本
体とではなく、車輪と一体に成型される。すなわち、一
方の車輪38-1はその中心からオス軸35-1を一体に有
するものとして成型され、これに対応してもう1個の車
輪38-2はメス軸35-2を一体に有するものとして成型
される。オス軸35-1とメス軸35-2を本体の中空膨大
部34に挿入して、その凸凹形状36,37を互いに嵌
合させることにより、車輪38-1,38-2は抜け止め機
能を伴ってキャスター本体と組み合わされる。この場合
は、車軸は車輪と一体にキャスター本体に対し相対回転
し得る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の合成樹脂製双輪キャスターのように車軸を金属製と
せず、本体・車軸・車輪のすべてを本質的に同一又は同
種の熱可塑性合成樹脂製としたから、廃棄するキャスタ
ーを簡単な手順で粉砕等の処理を経てきわめて容易にリ
サイクルに供することができ、従来のように金属部品を
含んだまゝ廃棄された双輪キャスターによる環境汚染、
環境破壊等の公害問題を解消することができると共に、
資源の節約による経済効果を達成することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る合成樹脂製双輪キャスター
の第1の実施例を示す一部断面正面図である。
【図2】図2は図1に示した実施例の変形例を示す部分
断面図である。
【図3】図3は図2に示した例のさらに他の変形例を示
す一部断面拡大図である。
【図4】図4は本発明に係る合成樹脂製双輪キャスター
の第2の実施例を示す一部断面分解図(車輪は省略)で
ある。
【図5】図5は図4の第2の実施例の変形例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1…本体(又はホルダー) 2…フェンダー
3…中央支壁 4…膨大部 5,5A…一体車軸
6…環状凹溝 8,8A…車輪 9…ボス部
10…凸部 5b…内孔 5c…環状凹溝 8a…抜け止め栓 8b…軸部
8c…凸部 21…本体(又はホルダー) 23…中央支壁
24…中空膨大部 25…環状凸起 26…回り止め凸起
28…別体車軸 29…環状凹溝 30…凹溝(グリス溜
り)31…グリス溜り 33…中央支壁 34…中空膨大部 38-1…車輪 35-1…オス軸
36…凸部 38-2…車輪 35-2…メス軸
37…凹部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂製の本体の中央支壁に
    一体成型された車軸を有し、この車軸に同一又は同種の
    樹脂材料製の車輪が相対回転可能に抜け止め状態に組み
    付けられていることを特徴とする全合成樹脂製双輪キャ
    スター。
  2. 【請求項2】 前記一体成型車軸はその両端付近に環状
    凹溝6を形成されていて、対応する車輪のボス部9内周
    に凸部10が形成されている請求項1に記載の双輪キャ
    スター。
  3. 【請求項3】 前記一体成型車軸は内孔5bを有し、対
    応して車輪は抜け止め栓8aを挿入する中央開口を有
    し、抜け止め栓8aの軸部8bが前記内孔5bに固定さ
    れる請求項1に記載の双輪キャスター。
  4. 【請求項4】 前記一体成型車軸の内孔5bに環状凹溝
    5cが形成され、対応して前記抜け止め栓8aの軸部8
    bに凸部8cが形成されている請求項3に記載の双輪キ
    ャスター。
  5. 【請求項5】 熱可塑性合成樹脂製の本体の中央支壁に
    一体に成型された中空膨大部を有し、この中空膨大部に
    嵌め込まれる同一又は同種の樹脂材料で別体に製作され
    た車軸が同一又は同種の樹脂材料製の車輪を支持する全
    合成樹脂製双輪キャスター。
  6. 【請求項6】 前記中空膨大部24に前記別体の車軸2
    8が回り止め状に嵌入され、前記車軸の両端に前記車輪
    8が回転可能に且つ抜け止め状に嵌め合わされる請求項
    5に記載の双輪キャスター。
  7. 【請求項7】 前記別体の車軸は、一方の車輪38-1に
    一体に成型したオス軸35-1と他方の車輪38-2に一体
    に成型したメス軸35-2とから成り、これら両軸が前記
    中空膨大部34内で互いに嵌合されて、車輪を本体に対
    し相対回転可能とする請求項5に記載の双輪キャスタ
    ー。
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