JPH07257262A - 荷役車両のコンテナ跳上り防止装置 - Google Patents

荷役車両のコンテナ跳上り防止装置

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JPH07257262A
JPH07257262A JP5547994A JP5547994A JPH07257262A JP H07257262 A JPH07257262 A JP H07257262A JP 5547994 A JP5547994 A JP 5547994A JP 5547994 A JP5547994 A JP 5547994A JP H07257262 A JPH07257262 A JP H07257262A
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Kazuhiko Hattori
一彦 服部
Yoshihiko Osada
善彦 長田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被係合部材との係合を固縛する方向に係合部材
を付勢し、係合部材と被係合部材との間のガタつき及び
両部材の破損を確実に防止しつつ、油圧シリンダおよび
制御手段を廃止した安価で簡単な構成のコンテナ跳上り
防止装置を提供する。 【構成】サブシャーシ4 上で傾動可能なダンプフレーム
12と、該ダンプフレーム12後端に軸支され、ダンプフレ
ーム12傾動時にのみダンプフレーム12に対する回動を禁
止する荷役アーム14とを備える。ダンプフレーム12に係
合部材23を回動可能に軸支すると共に、コンテナ5 の主
桁8 に、コンテナ5 の積込方向への移動完了時に係合部
材23の係合部25と係合する一方コンテナ5 の降し方向へ
の移動開始時に係合部材23の係合部25から離脱する被係
合部材24を設け、係合部材23を、付勢スプリング26によ
り被係合部材24との係合を固縛する方向に付勢する。係
合部材23の後端に、被係合部材24を係合固縛位置まで案
内する案内ローラ29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷役車両の車体枠上に
積み込まれたコンテナの跳上りを防止するためのコンテ
ナ跳上り防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、荷役車両は、車体枠の後端部に
車体後方へ傾動可能に軸支されたダンプフレームと、該
ダンプフレームの先部側に車体前後方向へ回動可能に軸
支された荷役アームとを備え、上記ダンプフレームに対
する荷役アームの回動によってコンテナを車体枠上で前
後動させるとともに車体枠後端を中心に傾動させること
により該コンテナを地上と車体枠上との間で積み降す一
方、ダンプフレームと荷役アームとを一体的に傾動させ
ることによってコンテナを車体枠上で後方へ傾動させる
ように構成されている。
【0003】また、このような荷役車両にあっては、路
面から伝達される車体振動が作用したり、ダンプフレー
ムによる傾動動作などを行ったりしたときに発生するダ
ンプフレームに対するコンテナの跳上りを、コンテナと
ダンプフレームとの係合により防止するようにしたコン
テナ跳上り防止装置を備えたものもある。このコンテナ
跳上り防止装置としては、例えば、特公平1−2333
5号公報に開示されるように、ダンプフレームに基端部
が回動自在に軸支された断面略L字状の係合部材と、コ
ンテナに設けられ、コンテナ搭載時に上記係合部材の先
端部が係脱可能に係合される係合凹部を有する被係合部
材と、上記係合部材に連携され、その先端部を被係合部
材に対して係合または離脱させる方向へ適宜回動させる
伸縮自在な油圧シリンダと、車体枠上にコンテナが積込
まれた状態で係合部材の先端部が被係合部材に係合する
ように油圧シリンダを伸長させる一方、車体枠と地上と
の間でコンテナを積み降す時に係合部材の先端部が被係
合部材から離脱するように油圧シリンダを収縮させる制
御手段とを備え、車体枠に搭載した状態でコンテナをダ
ンプフレームに係合して、車体振動発生時やダンプフレ
ーム傾動時におけるコンテナの跳上りを防止するように
したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
コンテナ跳上り防止装置では、係合部材の先端部が被係
合部材の係合凹部に対して円滑に係合されるよう,先端
部を係合凹部に係合した状態で該両部間に上下方向への
隙が存在しているため、車体振動発生時やダンプフレー
ム傾動時には該両部間にガタ付きが生じ、作業従事者に
不快感を与えることになる。また、上記先端部と係合凹
部との係合時には、その両部間の隙でのみ動きが許容さ
れることから、コンテナの跳上り力が大きいときには両
部間に多大な荷重が作用して該両部が破損する恐れがあ
る。さらに、上記係合部材の係脱動作が油圧シリンダお
よび制御手段により行われるため、コンテナ跳上り防止
装置が高価なものとなる上、その構成が複雑なものにな
るという問題もある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、被係合部材との係合を固
縛する方向に係合部材を付勢することにより、係合部材
と被係合部材との間のガタつき及び両部材の破損を確実
に防止しつつ、油圧シリンダおよび制御手段を廃止して
安価で簡単な構成のコンテナ跳上り防止装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、荷役車両
のコンテナ跳上り防止装置として、車体枠の後端部に車
体後方へ傾動可能に軸支されたダンプフレームと、該ダ
ンプフレームの先部側に車体前後方向へ回動可能に軸支
された荷役アームとを備え、上記ダンプフレームに対す
る荷役アームの回動によってコンテナを車体枠上で前後
動させるとともに車体枠後端を中心に傾動させることに
より該コンテナを地上と車体枠上との間で積み降す一
方、ダンプフレームと荷役アームとを一体的に傾動させ
ることによってコンテナを車体枠上で後方へ傾動させる
ように構成された荷役車両を前提とする。そして、上記
ダンプフレームおよびコンテナのうちの一方に係合部材
を回動可能に軸支し、他方に、車体枠上に積込まれるコ
ンテナの積込方向への移動完了時に上記係合部材の先端
部に係合する一方車体枠上から降されるコンテナの降し
方向への移動開始時に上記係合部材の先端部から離脱す
る被係合部材を設ける。さらに、上記係合部材を、付勢
部材により上記被係合部材との係合を固縛する方向に付
勢する構成としたものである。
【0007】また、請求項2記載の発明が講じた解決手
段は、上記請求項1記載の発明の係合部材を特定し、そ
の先端部に、上記被係合部材を係合部材に対して係合固
縛する位置まで案内する案内ローラを設ける構成とした
ものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
車体枠上に積込まれるコンテナが積込方向(車体前方)
へ移動完了し始めると、係合部材を付勢スプリングの付
勢力に抗して反被係合部材側へ揺動させながら被係合部
材が先端部に沿って係合方向へ移動し、コンテナの積込
移動完了時に係合部材と被係合部材との係合動作が完了
する。その場合、係合部材の先端部は、付勢部材によっ
て被係合部材との係合を固縛する方向に常時付勢されて
押付けられるので、先端部(係合部材)を被係合部材に
係合させた状態で該両部材間に隙が存在することがな
く、車体振動発生時やダンプフレーム傾動時に該両部間
でガタ付きが生じることはない。しかも、コンテナの大
きな跳上り力により両部材間に多大な荷重が作用した場
合には、先端部が荷重作用方向となる被係合部材側に追
従し、該両部材間に作用する荷重を吸収することができ
る。
【0009】一方、車体枠上から降されるコンテナが降
し方向(車体後方)へ移動開始し始めると、先端部に沿
って被係合部材が離脱方向へ移動し、この被係合部材が
係合部材を付勢スプリングの付勢力に抗して固縛解除方
向へ揺動させながら係合部材から離脱し、コンテナの降
し移動開始時に係合部材と被係合部材との離脱動作が完
了するようになっている。
【0010】また、請求項2記載の発明では、上記係合
部材に対する被係合部材の係合が、係合部材先端部の案
内ローラに案内されながら係合固縛位置まで該被係合部
材がスムーズに案内され、係合部材と被係合部材との互
いの接触による磨耗が効果的に抑制される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図3は本発明の実施例に係る荷役車両1の
構成を示し、2は運転席3の後方に連設された車両1の
車体枠、4は該車体枠2上に設けられたサブシャーシで
あって、このサブシャーシ4上には、そのサブシャーシ
4(車体枠2)上と地上との間でコンテナ5を積み降し
可能とする積み降し装置6が搭載されている。上記コン
テナ5の後面は、図示しない上部枢軸により上端が枢支
されて後方へ下開き可能なテールゲート7に形成されて
いる。尚、8はコンテナ5の主桁である。
【0013】上記積み降し装置6は、上記サブシャーシ
4の後端部において水平軸11回りに後方へ傾動自在に
枢支され、サブシャーシ4後部上に位置するダンプフレ
ーム12と、該ダンプフレーム12の前端部(先部)に
おいて水平軸13回りに起伏可能に連結された略L字状
の荷役アーム14と、該荷役アーム14の先端に設けら
れ、上記コンテナ5の前面上端に設けられた係合ピン5
aに対して係脱自在に係合するコンテナ運搬用のフック
15とを備えている。また、上記荷役アーム14は、上
記ダンプフレーム12に連結される基端(後端)から水
平方向前方に延びる筒状の案内部材16と、該案内部材
16内に摺動自在に嵌装された略L字形の摺動部材17
と、上記案内部材16と摺動部材17との間に連携され
た伸縮自在な伸縮シリンダ18とを備えており、該伸縮
シリンダ18の伸縮動作により、案内部材16に対して
摺動部材17が前後方向へ摺動するようになっている。
この場合、案内部材16に対して摺動部材17を後方へ
摺動移動させた状態つまり伸縮シリンダ18を収縮させ
た状態では、ダンプフレーム12に対して荷役アーム1
4のみが水平軸13回りに回動可能とされ、コンテナ5
の積み降し動作を可能としている。一方、案内部材16
に対して摺動部材17を後方へ摺動移動させない状態つ
まり伸縮シリンダ18を伸長させた状態では、荷役アー
ム14が水平軸13回りに回動不能とされて、ダンプフ
レーム12と荷役アーム14との一体的なサブシャーシ
4後端部における水平軸11回りの回動つまりダンプ動
作を可能としている。
【0014】そして、上記荷役アーム14の水平部の後
端に近い部位と、上記サブシャーシ4の後部前側位置と
の間には、それぞれ水平軸(図示せず)を介してリフト
シリンダ19が回動自在に支持されている。すなわち、
伸縮シリンダ18を収縮させた状態(摺動部材17の後
方への摺動移動状態)で、リフトシリンダ19が伸長し
たときには荷役アーム14が後方へ回動して起立状態
に、リフトシリンダ19が収縮したときには荷役アーム
14が前方へ回動して倒伏状態になるようになされてい
る。尚、20はサブシャーシ4の後端に設けられたコン
テナ案内用の案内ローラである。
【0015】ここで、コンテナ荷役車両1による,コン
テナ5をサブシャーシ4上と地上との間で積み降す作動
手順、およびサブシャーシ4上のコンテナ5を傾動させ
る傾倒手順を図3ないし図5に基づいて説明する。
【0016】先ず、図3に示す搭載状態からコンテナ5
を地上に降す場合には、伸縮シリンダ18を収縮させて
コンテナ5を後方へ移動させ、その後部をサブシャーシ
4より後方へ大きく移動させる。次に、リフトシリンダ
19を徐々に伸長させると、ダンプフレーム12前端部
の水平軸13を支点として荷役アーム14だけが屈曲
し、コンテナ5がその自重によって案内ローラ20を中
心に傾動するとともに該案内ローラ20上にて滑動し
て、図4に示すように、コンテナ5が地上に降される。
【0017】また、サブシャーシ4上にコンテナ5を搭
載するには上記操作と逆の操作を行うことによりなされ
る。
【0018】一方、図3に示す状態からコンテナ5を傾
倒させる場合には、伸縮シリンダ18を収縮作動させる
ことなく、そのままリフトシリンダ19を伸長作動させ
ると、水平軸13を支点とする荷役アーム14の回動が
不能となり、ダンプフレーム12に伴い荷役アーム14
が一体的に水平軸11回りに後方へ傾動し、図5に示す
ようにコンテナ5が傾倒する。これにより、テールゲー
ト7が開放してコンテナ5内の内容物が排出されるよう
にしている。
【0019】そして、本発明の特徴部分として、図1お
よび図2に示すように、上記ダンプフレーム12の外側
方と、コンテナ5の主桁8の内側方との間には、サブシ
ャーシ4上に搭載された搭載状態にあるコンテナ5のダ
ンプフレーム12に対する跳上りを防止するための左右
一対のコンテナ跳上り防止装置21(図では車体左側の
もののみ示す)が設けられている。
【0020】該コンテナ跳上り防止装置21は、前端
(基端)がダンプフレーム12(一方)の外側面前側部
分に水平ピン22を介して回動可能に軸支されたアーム
状の係合部材23と、コンテナ5(他方)の主桁8内側
面後側部分より車体内方向きに水平状に突出するシャフ
ト状の被係合部材24と、上記係合部材23の下面後端
部に略L字状に切欠いて形成され、上記被係合部材24
を係脱自在に係合する上辺25aおよび前辺25bを有
する係合部(先端部)25と、上記ダンプフレーム12
の下面と係合部材23の下面略中間部との間に連携さ
れ、係合部25内において被係合部材24との係合を固
縛する方向つまり下方向きに係合部材23の後端部を付
勢する付勢部材としての付勢スプリング26と、ダンプ
フレーム12の外側面に設けられ、上記係合部25への
被係合部材24の車体後方からの係合を可能とする限界
位置、つまり係合部材23を被係合部材24との係合位
置よりも若干下方に揺動させた位置に係合部材23を付
勢スプリング26の付勢力に抗して当接保持する断面略
コ字状のストッパ27とを備えている。上記付勢スプリ
ング26は、一端が係合部25の前辺25b下端に第1
ブラケット26aを介して支持されていると共に他端が
ダンプフレーム12の下面に第2ブラケット26bを介
して支持されている。また、上記被係合部材24は、主
桁8に対して回動不能に固設されている。そして、上記
コンテナ跳上がり防止装置21には、上記係合部材23
の後端(先端)外側面に水平ピン軸28を介して回動自
在に軸支された案内ローラ29が備えられていて、コン
テナ積み込み方向への移動時に上記被係合部材24を係
合部25に対する係合固縛完了位置まで案内するように
している。
【0021】次に、係合装置21の作動について説明す
る。
【0022】先ず、係合部材23に対して被係合部材を
係合させる場合、車体枠2上に積込まれるコンテナ5が
積込方向(車体前方)へ移動完了し始めると、被係合部
材24が案内ローラ29に案内されて係合部材23を付
勢スプリング26の付勢力に抗して上方(係合を固縛解
除する方向)へ揺動させながら係合部25の上辺25a
に沿って前方へ進み、コンテナ移動完了時に被係合部材
24が係合部25の前辺25bに当接して係合部材23
に対する係合が完了する。
【0023】一方、係合部材23に対して被係合部材2
4を離脱させる場合、車体枠2上から降されるコンテナ
5が降し方向(車体後方)へ移動開始し始めると、係合
部25の上辺25aに沿って被係合部材24が後方へ移
動し、この被係合部材24が案内ローラ29に案内され
て係合部材23を付勢スプリング26の付勢力に抗して
上方へ揺動させ、該被係合部材が係合部材23から離脱
して離脱動作が完了するようになっている。
【0024】このように、上記実施例では、係合部材2
3の係合部25は、付勢部材26によって被係合部材2
4との係合を固縛する方向(下方向き)に常時付勢され
て該被係合部材24に押付けられるので、係合部25
(係合部材23)を被係合部材24に係合させた状態で
該両部材間24,25に隙が存在することがなく、車体
振動発生時やダンプフレーム傾動時に該両部材24,2
5間でガタ付きが生じることがなく、作業従事者への不
快感を解消することができる。
【0025】しかも、コンテナ5の大きな跳上り力によ
り両部材24,25間に多大な荷重が作用した場合に
は、係合部25が荷重作用方向となる揺動方向に追従し
て、該両部材24,25間に作用する荷重を吸収するこ
とができ、該両部材24,25の破損を防止することが
できる。
【0026】さらに、コンテナ跳上り防止装置21が、
係合部材23(係合部25)、被係合部材24および付
勢部材26およびストッパ27および案内ローラ29に
より構成されることから、油圧シリンダや制御手段など
の高価でかつ複雑な構成部材が不要となり、コンテナ跳
上り防止装置21を安価なものにすることができるとと
もに、その構成を簡単なものにすることができる。
【0027】また、被係合部材24は、係合部材先端部
の案内ローラ29によって係合部材23に対する係脱動
作完了位置まで案内されることにより、コンテナ5の積
込方向への移動時およびコンテナ5の降し方向への移動
時の係合部材23と被係合部材24との係脱動作がスム
ーズに行われ、係合部材23と被係合部材24との互い
の接触による磨耗を効果的に抑制することができる。
【0028】次に、上記実施例の変形例について説明す
る。
【0029】図6は第1変形例を示し、この第1変形例
では、係合部材および被係合部材の配置を変更してい
る。
【0030】すなわち、本変形例では、図6に示すよう
に、コンテナ跳上り防止装置31が、後端がコンテナ5
の主桁8内側面後側部分に水平ピン32を介して回動可
能に軸支されたアーム状の係合部材33と、ダンプフレ
ーム12の外側面前側部分より車体外方向きに水平状に
突出するシャフト状の被係合部材34と、上記係合部材
33の下面前端部に略L字状に切欠いて形成され、上記
被係合部材34を係脱自在に係合する下辺35aおよび
後辺35bを有する係合部(先端部)35と、上記主桁
8の内側面と係合部材33の後辺35b上端部との間に
第1および第2ブラケット36a,36bを介して連携
され、係合部35内において被係合部材34との係合を
固縛する方向つまり上方向きに係合部材33の前端部を
付勢する付勢スプリング36と、上記主桁8の内側面に
設けられ、係合部材33を被係合部材34との係合位置
よりも若干下方に揺動させた位置に係合部材33を付勢
スプリング36の付勢力に抗して当接保持する断面略コ
字状のストッパ37と、上記係合部材33の後端に水平
ピン軸38を介して回動自在に軸支された案内ローラ3
9とを備えて構成されている。尚、コンテナ跳上り防止
装置のその他の構成は、実施例の場合と同じであり、同
一の部材,構成については同一の符号を付してその説明
は省略する。
【0031】そして、この変形例においても、コンテナ
跳上り防止装置31は、車体枠2上に積込まれるコンテ
ナ5の積込方向への移動時に被係合部材34が係合部材
33を付勢スプリング36の付勢力に抗して下方へ押し
下げながら係合部35の下辺35aに沿って後方へ進
み、コンテナ移動完了時に被係合部材34が係合部35
の後辺35bに当接して係合部材33への係合動作が完
了する一方、車体枠2上から降されるコンテナ5の降し
方向への移動開始時に係合部35の下辺35aに沿って
被係合部材34が前方へ移動して係合部材33から離脱
することにより離脱動作が完了する。
【0032】図7は第2変形例を示し、この第2変形例
では、積み降し装置を変更している。
【0033】すなわち、本変形例では、図7に示すよう
に、積み降し装置41は、サブシャーシ4の後端部にお
いて水平軸11回りに後方へ傾動自在に枢支されたダン
プフレーム42と、該ダンプフレーム42の前部内面側
に固設された断面略コ字状の案内部材43と、上記ダン
プフレーム42の前端部において水平軸13回りに起伏
可能に連結された荷役アーム44と、該荷役アーム44
の先端に設けられたコンテナ運搬用のフック15と、上
記案内部材43内に摺動自在に嵌合され、上記荷役アー
ム44に軸支された摺動軸45の側端に設けられる摺動
子46と、上記摺動軸45の中央部とサブシャーシ4の
後部前側位置との間に軸支されたリフトシリンダ47
と、上記案内部材43上面の略中間部に設けられ、その
略中間部に摺動子46が位置したときに案内部材43内
より摺動子46を抜出し可能とする切欠孔48と、上記
ダンプフレーム42の途中に回動自在に軸支された横軸
49と、上記荷役アーム44の後端に設けられ、該荷役
アーム44の後退時に横軸49に係合可能な係止片50
と、上記横軸49の略中間部に基端が固着されて前方へ
延び、その先端が上記摺動軸45に係合可能な位置と係
合不能な位置との間で揺動する揺動腕51とを備えてい
る。尚、積み降し装置のその他の構成は、実施例の場合
と同じであり、同一の部材,構成については同一の符号
を付してその説明は省略する。
【0034】そして、本変形例にあっては、コンテナ5
を積み降す場合には、横軸49を回動させて揺動腕51
を係合不能位置に揺動させてからリフトシリンダ47を
伸長させることにより、案内部材43内で摺動子46を
案内させながら荷役アーム44を後方へ移動させて、係
止片50を横軸49に係合させると共に、摺動子46を
切欠孔48の対応位置に位置付け、さらなるリフトシリ
ンダ47の伸長によって案内部材43内より抜け出した
摺動子46と共に荷役アーム44だけを横軸49を支点
に屈曲させ、コンテナ5をその自重によって案内ローラ
20上にて滑動させて地上に降すようにしている。
【0035】また、コンテナ5を搭載するには上記操作
と逆の操作が行われる。
【0036】一方、コンテナ5を傾倒させる場合には、
横軸49を回動させて揺動腕51を係合位置に揺動させ
てからリフトシリンダ47を伸長させることにより、摺
動子46が切欠孔48の対応位置に来る前に揺動腕51
と摺動軸45とが係合して荷役アーム44の後方移動を
規制し、さらなるリフトシリンダ47の伸長によってダ
ンプフレーム42と荷役アーム44とを摺動軸45およ
び案内部材43を介して一体に連結した状態でダンプフ
レーム42後端の水平軸11回りに後方へ傾動させて、
コンテナ5を傾倒させるようにしている。
【0037】図8は第3変形例を示し、この第3変形例
では、荷役アームを変更している。
【0038】すなわち、本変形例では、荷役アーム61
は、互いに屈曲可能な水平部材62および垂直部材63
と、該水平部材62の先端と垂直部材63との間に両端
が軸(図示せず)を介して枢支された伸縮シリンダ64
とを備えている。そして、積み降し装置65は、ダンプ
フレーム66と、上記荷役アーム61と、該荷役アーム
61の先端に設けられたコンテナ運搬用のフック15
と、上記荷役アーム61の水平部材62の後端に近い部
位とサブシャーシ4の後部前側位置との間に水平軸(図
示せず)を介して支持されたリフトシリンダ67とを備
えており、水平部材62に対して垂直部材63を屈曲さ
せた状態つまり伸縮シリンダ64を伸長させた状態で
は、ダンプフレーム66に対して荷役アーム61のみの
水平軸13回りの回動が可能とされる一方、水平部材6
2に対して垂直部材63を屈曲させない状態つまり伸縮
シリンダ64を伸長させない収縮状態では、荷役アーム
61の水平軸13回りの回動が不能とされる。尚、積み
降し装置のその他の構成は、実施例の場合と同じであ
り、同一の部材,構成については同一の符号を付してそ
の説明は省略する。
【0039】そして、本変形例にあっては、コンテナ5
を地上に降す場合には、伸縮シリンダ64を伸長させて
コンテナ5を後方へ移動させ、その後部をサブシャーシ
4より後方へ大きく移動させる。次に、リフトシリンダ
67を徐々に伸長させると、ダンプフレーム66前端部
の水平軸13を支点として荷役アーム61だけが屈曲
し、コンテナ5がその自重によって案内ローラ20上に
て滑動して地上に降される。
【0040】また、サブシャーシ4上にコンテナ5を搭
載するには上記操作と逆の操作が行われる。
【0041】一方、コンテナ5を傾倒させる場合には、
伸縮シリンダ64を伸長作動させることなく、そのまま
リフトシリンダ67を伸長作動させると、水平軸13を
支点とする荷役アーム61の回動が不能となり、ダンプ
フレーム66に伴い荷役アーム61が一体的に水平軸1
1回りに後方へ傾動してコンテナ5が傾倒する。
【0042】尚、本発明は上記実施例および各変形例に
限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含す
るものである。例えば、上記実施例では、付勢部材とし
て付勢スプリング26を用いたが、ダンパや弾性体など
の付勢部材であっても良いのは勿論である。また、上記
実施例では、付勢スプリング26(又は36)をダンプ
フレーム12と係合部材23との間(又は主桁8と係合
部材23との間)に連携したが、係合部材が被係合部材
の係合固縛方向に付勢されるように水平ピン回りに巻回
された付勢スプリングであっても良い。
【0043】さらに、上記実施例では、被係合部材24
をコンテナ5の主桁8に固設したが、被係合部材が主桁
に回動自在に支持されていても良く、その場合には、係
合部に対する被係合部材の係合時の抵抗および磨耗がさ
らに効果的に低減されることになる。
【0044】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る荷役車両のコンテナ跳上り防止装置によれば、被係合
部材との係合を固縛する方向に係合部材の先端部を常時
押付けるので、車体振動発生時やダンプフレーム傾動時
のガタ付きを防止して作業従事者への不快感を解消する
ことができるとともに、該両部材間でのコンテナの大き
な跳上り力による多大な荷重を先端部の追従により吸収
して該両部材が破損を防止することができる。しかも、
係合部材、被係合部材および付勢部材によりコンテナ跳
上り防止装置を構成して、油圧シリンダや制御手段など
の高価でかつ複雑な構成部材を不要とし、よってコンテ
ナ跳上り防止装置を安価でかつ構成の簡単なものにする
ことができる。
【0045】また、請求項2記載の発明における荷役車
両のコンテナ跳上り防止装置によれば、コンテナの積込
方向への移動時に係合部材先端部の案内ローラにより被
係合部材を係合固縛位置までスムーズに案内したので、
係合部材と被係合部材との互いの接触による磨耗を効果
的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコンテナ跳上り装置を車
体側方より視た側面図である。
【図2】同コンテナ跳上り装置を車体後方より視た背面
図である。
【図3】同じくコンテナ搭載状態の荷役車両の側面図で
ある。
【図4】同コンテナを地上に降す途中の状態を示す荷役
車両の側面図である。
【図5】同コンテナを傾倒させた状態を示す荷役車両の
側面図である。
【図6】第1変形例に係る図1相当図である。
【図7】第2変形例に係る図3相当図である。
【図8】第3変形例に係る図3相当図である。
【符号の説明】
1 荷役車両 2 車体枠 5 コンテナ 12,42,66 ダンプフレーム 14,44,61 荷役アーム 23,33 係合部材 24,34 被係合部材 25,35 係合部(先端部) 26,36 付勢部材 21,31 コンテナ跳上り防止装置 29,39 案内ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体枠の後端部に車体後方へ傾動可能に
    軸支されたダンプフレームと、該ダンプフレームの先部
    側に車体前後方向へ回動可能に軸支された荷役アームと
    を備え、上記ダンプフレームに対する荷役アームの回動
    によってコンテナを車体枠上で前後動させるとともに車
    体枠後端を中心に傾動させることにより該コンテナを地
    上と車体枠上との間で積み降す一方、ダンプフレームと
    荷役アームとを一体的に傾動させることによってコンテ
    ナを車体枠上で後方へ傾動させるように構成された荷役
    車両において、 上記ダンプフレームおよびコンテナのうちの一方には係
    合部材が回動可能に軸支され、他方には、車体枠上に積
    込まれるコンテナの積込方向への移動完了時に上記係合
    部材の先端部に係合する一方車体枠上から降されるコン
    テナの降し方向への移動開始時に上記係合部材の先端部
    から離脱する被係合部材が設けられており、上記係合部
    材は、付勢部材により上記被係合部材との係合を固縛す
    る方向に付勢されていることを特徴とする荷役車両のコ
    ンテナ跳上り防止装置。
  2. 【請求項2】 上記係合部材の先端部には、上記被係合
    部材を係合部材に対して係合固縛する位置まで案内する
    案内ローラが設けられている請求項1記載の荷役車両の
    コンテナ跳上り防止装置。
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