JPH07257444A - コンバインの走行装置 - Google Patents
コンバインの走行装置Info
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- JPH07257444A JPH07257444A JP2430495A JP2430495A JPH07257444A JP H07257444 A JPH07257444 A JP H07257444A JP 2430495 A JP2430495 A JP 2430495A JP 2430495 A JP2430495 A JP 2430495A JP H07257444 A JPH07257444 A JP H07257444A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿田および畑地にかかわらず所望の機体高さ
および左右傾斜姿勢を維持して好適にコンバイン作業を
行うことができるコンバインを得る。 【構成】 左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行
機体の前部に刈取り前処理部を連結するとともに、走行
機体上に脱穀装置を搭載したコンバインにおいて、クロ
ーラ走行装置1を構成するに、機体フレーム2の前進方
向側に駆動用輪体5を配備し、遊転自在な転輪7および
緊張輪8を支持フレーム6を装備し、この支持フレーム
6を、前後一対の揺動リンク12,12を備えたリンク
機構11を介して前記機体フレーム6に相対上下動可能
に支持するとともに、前記リンク機構11を油圧シリン
ダ14で揺動駆動するよう構成し、駆動用輪体5、転輪
7、および、緊張輪8に亘ってクローラベルト9を巻回
し、支持フレーム6が機体フレーム2に対して相対下降
するにつれて支持フレーム6が前進方向側に移動するよ
うにリンク機構11の揺動方向を設定する。
および左右傾斜姿勢を維持して好適にコンバイン作業を
行うことができるコンバインを得る。 【構成】 左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行
機体の前部に刈取り前処理部を連結するとともに、走行
機体上に脱穀装置を搭載したコンバインにおいて、クロ
ーラ走行装置1を構成するに、機体フレーム2の前進方
向側に駆動用輪体5を配備し、遊転自在な転輪7および
緊張輪8を支持フレーム6を装備し、この支持フレーム
6を、前後一対の揺動リンク12,12を備えたリンク
機構11を介して前記機体フレーム6に相対上下動可能
に支持するとともに、前記リンク機構11を油圧シリン
ダ14で揺動駆動するよう構成し、駆動用輪体5、転輪
7、および、緊張輪8に亘ってクローラベルト9を巻回
し、支持フレーム6が機体フレーム2に対して相対下降
するにつれて支持フレーム6が前進方向側に移動するよ
うにリンク機構11の揺動方向を設定する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車のクローラ走行
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】クローラ走行装置を有した作業車におい
て、走行地盤の左右傾斜にかかわらず機体が前後方向視
で水平になるようにしたり、走行地盤が機体前後方向視
で水平であっても機体が左右に傾斜するようにする等、
走行地盤に対する機体の左右傾斜を調節できるようにな
ったものとしては、従来、例えば実開昭59-18823号公報
に示されるものがあった。すなわち、クローラ走行装置
の全体を機体に対してローリング操作できるように構成
されているのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の場合、
クローラ走行装置を走行機体に対してローリングするこ
とを許容する融通を、走行機体からクローラ走行装置へ
の伝動構造に備えさせねばならず、伝動構造が複雑にな
る不都合があった。本発明の目的は、機体の走行地盤に
対する傾斜調節ができるものを伝動構造の簡素化を図り
ながら得られるように、かつ、傾斜調節がスムーズにで
きるようにすることにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による作業車のク
ローラ走行装置における特徴構成は、左右一対のクロー
ラ走行装置夫々のクローラ駆動用輪体を伝動ケースを介
して走行機体に取付け、一対の前記クローラ走行装置の
少なくとも一方において、クローラ接地部用輪体及びク
ローラ緊張用輪体の支持フレームを前記走行機体に対し
て下降するほど前記クローラ駆動用輪体に接近するよう
に揺動リンク機構を介して前記走行機体に連結すると共
に、前記支持フレームを前記走行機体に対して昇降操作
する駆動機構を設け、前記揺動リンク機構を構成する
に、前記走行機体に枢着した前後一対のメイン揺動リン
ク、一対の前記メイン揺動リンクを連動連結する連動リ
ンク、及び、一対の前記メイン揺動リンクの一方と前記
支持フレームまたは前記連動リンクとを連結するサブ揺
動リンクを設けた点にあり、その作用及び効果は次の通
りである。 【0005】 【作用】駆動機構を操作すると、揺動リンク機構のため
に、前記支持フレームがこれの全長における走行機体と
の間隔変化が同一またはほぼ同一になる状態で昇降し
て、クローラベルトの接地部がこれの全長における走行
機体との間隔変化が同一またはほぼ同一になる状態で昇
降するのであり、しかも、この接地部昇降にかかわら
ず、かつ、クローラ駆動用輪体を走行機体に固定してあ
るにもかかわらず、クローラベルトの緊張度合の変化が
全くあるいはあまり生じないのである。なぜならば、図
図に示すように、たとえば前記支持フレーム6が下降し
ても、クローラ駆動用輪体5と最前方のクローラ接地部
用輪体7との間隔が下降前より長くなるのに対して、ク
ローラ駆動用輪体5とクローラ緊張用輪体8との間隔が
下降前より短くなり、全輪体にわたる巻掛け長さに下降
前との変化が生じないとかあまり生じないように、揺動
リンク機構の設定によってできるからである。つまり、
クローラ駆動用輪体を走行機体に固定したままでも、ク
ローラベルト接地部の全体を昇降できる。連動リンクが
一対のメイン揺動リンクを連結し、駆動機構のリンク機
構操作力を一対のメイン揺動リンクのいずれにも確実に
伝達させて揺動操作される両メイン揺動リンクにこじれ
が出にくいようにする。一対のメイン揺動リンクに製作
誤差や組付け誤差があっても、こじれが発生しなくてス
ムーズに揺動作動する状態にメイン揺動リンク、支持フ
レーム、走行機体及び連動リンクの夫々を連結すること
をサブ揺動リンクが可能にする。 【0006】 【発明の効果】左右一対のクローラ走行装置の少なくと
も一方にてクローラベルト接地部の全体の昇降操作がで
きることにより、機体の走行地盤に対する傾斜の調節が
できるものでありながら、クローラ駆動用輪体を走行機
体に固定できることにより、走行機体からクローラ駆動
用輪体への伝動構造に傾斜調節のための融通を設ける必
要がなくなり、伝動構造の簡略化ができて経済面で有利
にできた。連動リンク及びサブ揺動リンクのこじれ防止
作用により、リンク機構の揺動操作を円滑にかつ確実に
行わせられるようになり、機体の傾斜調節が精度よくか
つスムーズにできるようになった。 【0007】 【実施例】図4に示すように、左右一対のクローラ走行
装置1, 1を備え、かつ、脱穀装置3を搭載した走行機
体の前部に、植立穀稈を引起こすと共に刈取り、刈取り
穀稈を脱穀装置3に供給する前処理装置4を設けて、コ
ンバインを構成してある。 【0008】左右のクローラ走行装置1, 1はいずれも
同一構造であるため、以下、左側のクローラ走行装置1
についてのみ説明する。 【0009】図1及び図2に示すように、走行機体を構
成する機体フレーム2に伝動ケース10を介して取付け
たクローラ駆動用輪体5、前記機体フレーム2に後述の
揺動リンク機構11を介して連結した支持フレーム6に
取付けた複数個のクローラ接地部用輪体7及びクローラ
緊張用輪体8の夫々に亘ってゴム製のクローラベルト9
を巻回して成り、伝動ケース10からの動力によりクロ
ーラ駆動用輪体5を駆動して、クローラベルト9を駆動
するようにしてある。 【0010】前記揺動リンク機構11は、機体フレーム
2に枢着した前後一対のメイン揺動リンク12, 12、
これらメイン揺動リンク12,12を連動連結するよう
に、一方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12a
と他方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12aと
に両端側を各別に連結してある伸縮調節自在な連動リン
ク13、リンク機構構成部材の製作誤差や組付け誤差に
起因するこじれを防止するように、機体前方側のメイン
揺動リンク12と前記支持フレーム6とを連結してある
サブ揺動リンク19の夫々から構成してある。機体後方
側の前記メイン揺動リンク12の操作アーム部12aに
油圧シリンダ14のロッド部14aを連動させてあり、
もって、駆動機構としての油圧シリンダ14により機体
フレーム2に対して支持フレーム6を昇降操作できるよ
うにしてある。そして、前記油圧シリンダ14は、右側
の支持フレーム6も同様に昇降操作できるように、左右
に配設されており、これら油圧シリンダ14, 14夫々
を各別に操作することにより機体の走行地盤に対する傾
斜調節ができるようにしてある。 【0011】さらに詳述すれば、油圧シリンダ14が操
作部12a及び連動リンク13を介して前後一対のメイ
ン揺動リンク12,12のいずれも操作力を伝達して一
対のメイン揺動リンク12,12を揺動操作するよう
に、この揺動に伴い支持フレーム6が機体フレーム2に
対して下降するほど前記クローラ駆動用輪体5により接
近する状態で機体フレーム2に対して昇降するようにし
てある。そして、支持フレーム6が下降するほどクロー
ラ駆動用輪体5に接近することから、支持フレーム6の
昇降にかかわらず、全輪体5,7,8に亘るクローラベ
ルト9の巻掛け長さに昇降前との変化が生じないか、あ
るいはあまり生じないのである。 【0012】尚、図2の15は遊転輪体であり、この遊
転輪体15を支持する支持アーム16が横軸芯周りで上
下揺動自在でかつ下降側へ付勢した状態で設けられてい
る。又、図1及び図2の17は、前記クローラベルト9
の張り具合いを調節するための螺軸であり、この螺軸1
7に備えた回転操作部17aを操作することにより前記
支持フレーム6に対して前記クローラ緊張用遊転輪体8
を備えたスライドフレーム18を前後方向に伸縮させる
ようにして、クローラベルト9の張り具合いを調節する
ようにしてある。 【0013】〔別実施例〕前記実施例では、両支持フレ
ーム6,6を昇降させることにより機体の傾斜調節をす
るようにしたが、一方6のみを昇降させるようにして実
施してもよい。又、前記実施例では、サブ揺動リンク1
9を前方側のメイン揺動リンク12と支持フレーム6と
の間に設けたが、一対のメイン揺動リンク12,12の
一方と支持フレーム6または連動リンク13との間であ
ればどこに設けてもよい。本発明は、コンバインに適用
できる他、土工機等のクローラ走行装置を備えた各種の
作業車に適用することができる。 【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】クローラ走行装置を有した作業車におい
て、走行地盤の左右傾斜にかかわらず機体が前後方向視
で水平になるようにしたり、走行地盤が機体前後方向視
で水平であっても機体が左右に傾斜するようにする等、
走行地盤に対する機体の左右傾斜を調節できるようにな
ったものとしては、従来、例えば実開昭59-18823号公報
に示されるものがあった。すなわち、クローラ走行装置
の全体を機体に対してローリング操作できるように構成
されているのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の場合、
クローラ走行装置を走行機体に対してローリングするこ
とを許容する融通を、走行機体からクローラ走行装置へ
の伝動構造に備えさせねばならず、伝動構造が複雑にな
る不都合があった。本発明の目的は、機体の走行地盤に
対する傾斜調節ができるものを伝動構造の簡素化を図り
ながら得られるように、かつ、傾斜調節がスムーズにで
きるようにすることにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による作業車のク
ローラ走行装置における特徴構成は、左右一対のクロー
ラ走行装置夫々のクローラ駆動用輪体を伝動ケースを介
して走行機体に取付け、一対の前記クローラ走行装置の
少なくとも一方において、クローラ接地部用輪体及びク
ローラ緊張用輪体の支持フレームを前記走行機体に対し
て下降するほど前記クローラ駆動用輪体に接近するよう
に揺動リンク機構を介して前記走行機体に連結すると共
に、前記支持フレームを前記走行機体に対して昇降操作
する駆動機構を設け、前記揺動リンク機構を構成する
に、前記走行機体に枢着した前後一対のメイン揺動リン
ク、一対の前記メイン揺動リンクを連動連結する連動リ
ンク、及び、一対の前記メイン揺動リンクの一方と前記
支持フレームまたは前記連動リンクとを連結するサブ揺
動リンクを設けた点にあり、その作用及び効果は次の通
りである。 【0005】 【作用】駆動機構を操作すると、揺動リンク機構のため
に、前記支持フレームがこれの全長における走行機体と
の間隔変化が同一またはほぼ同一になる状態で昇降し
て、クローラベルトの接地部がこれの全長における走行
機体との間隔変化が同一またはほぼ同一になる状態で昇
降するのであり、しかも、この接地部昇降にかかわら
ず、かつ、クローラ駆動用輪体を走行機体に固定してあ
るにもかかわらず、クローラベルトの緊張度合の変化が
全くあるいはあまり生じないのである。なぜならば、図
図に示すように、たとえば前記支持フレーム6が下降し
ても、クローラ駆動用輪体5と最前方のクローラ接地部
用輪体7との間隔が下降前より長くなるのに対して、ク
ローラ駆動用輪体5とクローラ緊張用輪体8との間隔が
下降前より短くなり、全輪体にわたる巻掛け長さに下降
前との変化が生じないとかあまり生じないように、揺動
リンク機構の設定によってできるからである。つまり、
クローラ駆動用輪体を走行機体に固定したままでも、ク
ローラベルト接地部の全体を昇降できる。連動リンクが
一対のメイン揺動リンクを連結し、駆動機構のリンク機
構操作力を一対のメイン揺動リンクのいずれにも確実に
伝達させて揺動操作される両メイン揺動リンクにこじれ
が出にくいようにする。一対のメイン揺動リンクに製作
誤差や組付け誤差があっても、こじれが発生しなくてス
ムーズに揺動作動する状態にメイン揺動リンク、支持フ
レーム、走行機体及び連動リンクの夫々を連結すること
をサブ揺動リンクが可能にする。 【0006】 【発明の効果】左右一対のクローラ走行装置の少なくと
も一方にてクローラベルト接地部の全体の昇降操作がで
きることにより、機体の走行地盤に対する傾斜の調節が
できるものでありながら、クローラ駆動用輪体を走行機
体に固定できることにより、走行機体からクローラ駆動
用輪体への伝動構造に傾斜調節のための融通を設ける必
要がなくなり、伝動構造の簡略化ができて経済面で有利
にできた。連動リンク及びサブ揺動リンクのこじれ防止
作用により、リンク機構の揺動操作を円滑にかつ確実に
行わせられるようになり、機体の傾斜調節が精度よくか
つスムーズにできるようになった。 【0007】 【実施例】図4に示すように、左右一対のクローラ走行
装置1, 1を備え、かつ、脱穀装置3を搭載した走行機
体の前部に、植立穀稈を引起こすと共に刈取り、刈取り
穀稈を脱穀装置3に供給する前処理装置4を設けて、コ
ンバインを構成してある。 【0008】左右のクローラ走行装置1, 1はいずれも
同一構造であるため、以下、左側のクローラ走行装置1
についてのみ説明する。 【0009】図1及び図2に示すように、走行機体を構
成する機体フレーム2に伝動ケース10を介して取付け
たクローラ駆動用輪体5、前記機体フレーム2に後述の
揺動リンク機構11を介して連結した支持フレーム6に
取付けた複数個のクローラ接地部用輪体7及びクローラ
緊張用輪体8の夫々に亘ってゴム製のクローラベルト9
を巻回して成り、伝動ケース10からの動力によりクロ
ーラ駆動用輪体5を駆動して、クローラベルト9を駆動
するようにしてある。 【0010】前記揺動リンク機構11は、機体フレーム
2に枢着した前後一対のメイン揺動リンク12, 12、
これらメイン揺動リンク12,12を連動連結するよう
に、一方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12a
と他方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12aと
に両端側を各別に連結してある伸縮調節自在な連動リン
ク13、リンク機構構成部材の製作誤差や組付け誤差に
起因するこじれを防止するように、機体前方側のメイン
揺動リンク12と前記支持フレーム6とを連結してある
サブ揺動リンク19の夫々から構成してある。機体後方
側の前記メイン揺動リンク12の操作アーム部12aに
油圧シリンダ14のロッド部14aを連動させてあり、
もって、駆動機構としての油圧シリンダ14により機体
フレーム2に対して支持フレーム6を昇降操作できるよ
うにしてある。そして、前記油圧シリンダ14は、右側
の支持フレーム6も同様に昇降操作できるように、左右
に配設されており、これら油圧シリンダ14, 14夫々
を各別に操作することにより機体の走行地盤に対する傾
斜調節ができるようにしてある。 【0011】さらに詳述すれば、油圧シリンダ14が操
作部12a及び連動リンク13を介して前後一対のメイ
ン揺動リンク12,12のいずれも操作力を伝達して一
対のメイン揺動リンク12,12を揺動操作するよう
に、この揺動に伴い支持フレーム6が機体フレーム2に
対して下降するほど前記クローラ駆動用輪体5により接
近する状態で機体フレーム2に対して昇降するようにし
てある。そして、支持フレーム6が下降するほどクロー
ラ駆動用輪体5に接近することから、支持フレーム6の
昇降にかかわらず、全輪体5,7,8に亘るクローラベ
ルト9の巻掛け長さに昇降前との変化が生じないか、あ
るいはあまり生じないのである。 【0012】尚、図2の15は遊転輪体であり、この遊
転輪体15を支持する支持アーム16が横軸芯周りで上
下揺動自在でかつ下降側へ付勢した状態で設けられてい
る。又、図1及び図2の17は、前記クローラベルト9
の張り具合いを調節するための螺軸であり、この螺軸1
7に備えた回転操作部17aを操作することにより前記
支持フレーム6に対して前記クローラ緊張用遊転輪体8
を備えたスライドフレーム18を前後方向に伸縮させる
ようにして、クローラベルト9の張り具合いを調節する
ようにしてある。 【0013】〔別実施例〕前記実施例では、両支持フレ
ーム6,6を昇降させることにより機体の傾斜調節をす
るようにしたが、一方6のみを昇降させるようにして実
施してもよい。又、前記実施例では、サブ揺動リンク1
9を前方側のメイン揺動リンク12と支持フレーム6と
の間に設けたが、一対のメイン揺動リンク12,12の
一方と支持フレーム6または連動リンク13との間であ
ればどこに設けてもよい。本発明は、コンバインに適用
できる他、土工機等のクローラ走行装置を備えた各種の
作業車に適用することができる。 【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ走行装置の切欠き平面図
【図2】クローラ走行装置の側面図
【図3】図2におけるIII−III線断面図
【図4】コンバイン全体の側面図
【符号の説明】
1 クローラ走行装置
5 クローラ駆動用輪体
6 支持フレーム
7 クローラ接地部用輪体
8 クローラ緊張用輪体
12 メイン揺動リンク
13 連動リンク
14 駆動機構
19 サブ揺動リンク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成7年3月15日 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 コンバインの走行装置 【特許請求の範囲】 左右一対のクローラ走行装置(1)を備えた走行機体の
前部に刈取前処理装置(4)を連結するとともに、走行
機体上に脱穀装置(3)を搭載したコンバインの走行装
置において、機体フレーム(2)の前進方向側に駆動用
輪体(5)を配備し、前後一対の揺動リンク(12),
(12)を介して前記機体フレーム(2)に相対上下動
可能に支持させた支持フレーム(6)に、遊転輪(7)
および位置調節固定式の緊張用遊転輪(8)を装備させ
るとともに、前記駆動用輪体(5)、遊転輪(7)、お
よび、緊張用遊転輪(8)に亘ってクローラベルト
(9)を巻回して前記クローラ走行装置(1)を構成
し、さらに、前記揺動リンク(12),(12)を揺動
駆動する油圧シリンダ(14)を設け、かつ、この揺動
リンク(12),(12)の揺動方向を、前記支持フレ
ーム(6)が前記機体フレーム(2)に対して相対下降
するにつれてその支持フレーム(6)が前進方向側に移
動するように設定してあることを特徴とするコンバイン
の走行装置。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、左右一対のクローラ走
行装置で走行するよう構成したコンバインの走行装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】湿田でのコンバイン作業においてはクロ
ーラ走行装置が圃場に沈下することが多く、この際に機
体を所望レベルまで持ち上げるための手段として、例え
ば実開昭58-174385 号公報で示されれるように、接地側
遊転輪を備えた支持フレームをリンク機構を介して機体
フレームに連結し、リンク機構を油圧シリンダで揺動駆
動して支持フレームを機体フレームに対して相対的に昇
降することで、左右のクローラ走行装置におけるクロー
ラベルトの接地部側を機体に対して同量づつ同期して相
対昇降させるように構成したものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知の技
術は、左右のクローラ走行装置における各支持フレーム
を同調して同方向に昇降作動させる構造であったため
に、機体を平行に昇降することはできるが、機体の左右
傾斜を修正する機能は備えておらず、湿田において左右
のクローラ走行装置での沈下量に差があって機体が左右
に傾斜した場合、畝立てされた麦などの収穫において左
右のクローラ走行装置の一方が畝上を走行し他方が畝間
を走行して機体が左右に傾斜するような場合、あるい
は、付設した機器や収穫物の重量によって機体自体の左
右重量バランスが崩れて左右に傾斜するような場合、な
どにおいては対応できないものであった。また、上記公
知例では、緊張用遊転輪が機体フレーム側に装備されて
いるので、支持フレームを機体フレームに対して相対下
降させた際のクローラベルトの巻き掛け長さの増大を吸
収するために、緊張用遊転輪をクローラベルトの張力に
よって前方に後退変位させる構造、つまり自動テンショ
ン構造にしておく必要がある。しかし、緊張用遊転輪を
自動テンション構造にして自由に動けるようにすると、
例えば後進時にクローラ走行装置が畦等にぶつかった際
に緊張用遊転輪がベルト緩み側に変位してクローラベル
トに緩みを生じてしまい、これに起因して脱輪が発生す
るという不都合な事態を招き易いものである。そしてま
た、その緊張用遊転輪の移動量も、支持フレームの昇降
量に応じて、昇降量が大きいほど大きく移動させられる
ように設定する必要があり、支持フレームの昇降量が大
きいほど緊張用遊転輪の自動テンションによる緊張力の
変化も大きくなるという特性から、自動テンション構造
を採用したものでは、クローラベルトの張力を一定に保
つことが困難で、脱輪、あるいは昇降がスムースに行え
ない。又は、支持フレームの昇降量をあまり大きく設定
し難いという各種の問題があった。又、前記の如くコン
バインでは畦付近での方向転換など、前進後進切り換え
操作による作業が多く、自動テンション構造では後進時
に畦等にぶっつけるなどして脱輪が発生し刈取作業を効
率の悪いものにする虞があった。本発明はこのような点
に着目してなされたものであって、クローラ走行装置の
昇降構造に改良を加えることで、機体高さや、機体左右
傾斜調節を任意かつ適切に行うことができ、湿田および
畑地にかかわらず所望の機体高さおよび左右傾斜姿勢を
好適に維持して良好にコンバイン作業を行うことができ
るコンバインの走行装置を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、左右一対のクローラ走行
装置を備えた走行機体の前部に刈取前処理装置を連結す
るとともに、走行機体上に脱穀装置を搭載したコンバイ
ンの走行装置において、機体フレームの前進方向側に駆
動用輪体を配備し、前後一対の揺動リンクを介して前記
機体フレームに相対上下動可能に支持させた支持フレー
ムに、遊転輪および位置調節固定式の緊張用遊転輪を装
備させるとともに、前記駆動用輪体、遊転輪、および、
緊張用遊転輪に亘ってクローラベルトを巻回して前記ク
ローラ走行装置を構成し、さらに、前記揺動リンクを揺
動駆動する油圧シリンダを設け、かつ、この揺動リンク
の揺動方向を、前記支持フレームが前記機体フレームに
対して相対下降するにつれてその支持フレームが前進方
向側に移動するように設定してあることである。 【0005】 【作用】上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。本発明の構成によると、左右のクローラ走行
装置の各支持フレームを同方向に同量づつ機体フレーム
に対して相対的に駆動昇降することで機体を平行に昇降
することができ、また、左右のクローラ走行装置の各支
持フレームを各別かつ任意に機体フレームに対して相対
的に駆動昇降することで、左右のクローラ走行装置の各
接地部の機体フレームに対する高さを異ならせ、もって
機体の左右傾斜を調節することが可能となる。各支持フ
レームを昇降させる作動において、例えば、支持フレー
ムが機体フレームに対して接近した上昇状態(機体高さ
が低い状態)から相対下降操作されて機体が相対的に駆
動上昇操作されると、支持フレーム前部の遊転輪と駆動
用輪体との上下の距離が増大するが、支持フレーム全体
が駆動用輪体側に近づいて、駆動用輪体と支持フレーム
後部に位置調節されて固定された緊張用遊転輪との距離
が短くなるために、支持フレームを機体フレームに対し
て相対的に下降させた場合にクローラベルト巻掛け長さ
を下降前のそれと略同一にしてクローラベルトの張力を
略一定に保って支持フレームの昇降をスムースにおこな
うことができる。また、コンバインは籾タンク、排ワラ
処理装置などを搭載しているため前バランスにしている
のが一般的であるが、支持フレームの降下を駆動輪の設
置してある前進方向側へ移行させておこなうので、前バ
ランスにしてある機体を前のめりに傾斜せしめて刈取前
処理装置の刈刃が土中に突っ込むことを防止して刈取作
業に支障を来す弊害を防ぐことができる。揺動リンクと
油圧シリンダにより支持フレームに対する機体フレーム
の平行度を確保して機体を安定した姿勢で昇降すること
ができる。 【0006】 【発明の効果】従って、本発明は以下のような効果を発
揮する。すなわち、 本発明によると、左右のクローラ走行装置の各接地
部を機体に対して各別に相対昇降させることができるの
で、同調昇降操作によって機体を平行に昇降させたり、
各別任意の昇降操作によって機体の左右傾斜を調節する
ことができ、圃場条件に応じ、また、機体自体の左右重
量バランスに対応して機体の左右傾斜姿勢を好適に維持
しての作業走行が可能となり、刈取作業性能に優れたコ
ンバインを得ることができる。 揺動リンクと遊転輪および位置調節固定式の緊張用
遊転輪を装備させた支持フレームの合理的な揺動構造で
機体フレームに対して支持フレームを昇降せしめること
により、支持フレームの昇降に拘らず、クローラベルト
の巻き掛け長さを常に略一定に維持して支持フレームの
昇降をスムースにおこなうとともに、石、畦等の障害物
にぶつかった場合などに起因する脱輪を少ないものにす
ることができる。 支持フレームに対する機体フレームの平行度を確保
して機体を安定した姿勢で昇降することができるととも
に、又、コンバインが沈下する湿田で機体を上昇して刈
取作業をする場合に、機体が前のめりになり刈刃が土中
に突入して刈取作業を困難にするという事態の発生を避
けられる。 【0007】 【実施例】図4に示すように、左右一対のクローラ走行
装置1, 1を備え、かつ、脱穀装置3を搭載した走行機
体の前部に、植立穀稈を引起こすと共に刈取り、刈取り
穀稈を脱穀装置3に供給する前処理装置4を設けて、コ
ンバインを構成してある。 【0008】左右のクローラ走行装置1, 1はいずれも
同一構造であるため、以下、左側のクローラ走行装置1
についてのみ説明する。 【0009】図1及び図2に示すように、走行機体を構
成する機体フレーム2に伝動ケース10を介して取付け
た駆動用輪体5、前記機体フレーム2に後述の揺動リン
ク機構11を介して連結した支持フレーム6に取付けた
複数個の遊転輪7及び緊張用遊転輪(張力を調節する機
能を持った遊転輪)8の夫々に亘ってゴム製のクローラ
ベルト9を巻回して成り、伝動ケース10からの動力に
より駆動用輪体5を駆動して、クローラベルト9を駆動
するようにしてある。 【0010】前記揺動リンク機構11は、機体フレーム
2に枢着した前後一対のメイン揺動リンク12, 12、
これらメイン揺動リンク12,12を連動連結するよう
に、一方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12a
と他方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12aと
に両端側を各別に連結してある伸縮調節自在なロッド1
3、リンク機構構成部材の製作誤差や組付け誤差に起因
するこじれを防止するように、機体前方側のメイン揺動
リンク12と前記支持フレーム6とを連結してあるサブ
揺動リンク19の夫々から構成してある。機体後方側の
前記メイン揺動リンク12の操作アーム部12aに油圧
シリンダ14のロッド部14aを連動させてあり、もっ
て、駆動機構としての油圧シリンダ14により機体フレ
ーム2に対して支持フレーム6を昇降操作できるように
してある。そして、前記油圧シリンダ14は、右側の支
持フレーム6も同様に昇降操作できるように、左右に配
設されており、これら油圧シリンダ14, 14夫々を各
別に操作することにより機体の走行地盤に対する傾斜調
節ができるようにしてある。 【0011】さらに詳述すれば、油圧シリンダ14が操
作部12a及びロッド13を介して前後一対のメイン揺
動リンク12,12に操作力を伝達して一対のメイン揺
動リンク12,12を揺動操作するようにし、この揺動
に伴い支持フレーム6が機体フレーム2に対して相対下
降するほど前後方向で前記駆動用輪体5の存在する前方
側に移動する状態で機体フレーム2に対して昇降するよ
うにしてある。そして、支持フレーム6が相対下降して
も、駆動用輪体5と支持フレーム6に設けた最前方の遊
転輪7との距離が下降前より長くなるのに対して、支持
フレーム6全体が前後方向で駆動用輪体5存在側に移動
することで駆動用輪体5と緊張用遊転輪8との距離が下
降前より短くなり、クローラベルト巻掛け径路長さの増
加分〔最前方の遊転輪7と駆動用輪体5との間〕と減少
分〔駆動用輪体5と緊張用遊転輪8との間〕とが相殺し
て、支持フレーム6を機体に対して相対下降させた場合
の駆動用輪体5および遊転輪7並びに緊張用遊転輪8に
亘るクローラベルト巻掛け径路長さは下降前のそれと略
同一となる。 【0012】尚、図2の15は支持フレーム6の前後方
向中間部位に設けられた可動転輪であり、この可動転輪
15を支持する支持アーム16が横軸芯周りで上下揺動
自在でかつ下降側へ付勢した状態で支持フレーム6に設
けられている。又、図1及び図2の17は、前記クロー
ラベルト9の張り具合いを調節するための螺軸であり、
この螺軸17に備えた回転操作部17aを操作すること
により前記支持フレーム6に対して前記緊張用遊転輪8
を備えたスライドフレーム18を前後方向に伸縮させる
ようにして、クローラベルト9の張り具合いを調節する
ようにしてある。 【0013】〔別実施例〕前記実施例では、サブ揺動リ
ンク19を前方側のメイン揺動リンク12と支持フレー
ム6との間に設けたが、一対のメイン揺動リンク12,
12の一方と支持フレーム6またはロッド13との間で
あればどこに設けてもよい。 【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。 【図面の簡単な説明】 【図1】クローラ走行装置の切欠き平面図 【図2】クローラ走行装置の側面図 【図3】図2におけるIII−III線断面図 【図4】コンバイン全体の側面図 【符号の説明】 1 クローラ走行装置 2 機体フレーム 3 脱穀装置 4 刈取前処理装置 5 駆動用輪体 6 支持フレーム 7 遊転輪 8 緊張用遊転輪 12 揺動リンク 14 油圧シリンダ
【手続補正書】 【提出日】平成7年3月15日 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 コンバインの走行装置 【特許請求の範囲】 左右一対のクローラ走行装置(1)を備えた走行機体の
前部に刈取前処理装置(4)を連結するとともに、走行
機体上に脱穀装置(3)を搭載したコンバインの走行装
置において、機体フレーム(2)の前進方向側に駆動用
輪体(5)を配備し、前後一対の揺動リンク(12),
(12)を介して前記機体フレーム(2)に相対上下動
可能に支持させた支持フレーム(6)に、遊転輪(7)
および位置調節固定式の緊張用遊転輪(8)を装備させ
るとともに、前記駆動用輪体(5)、遊転輪(7)、お
よび、緊張用遊転輪(8)に亘ってクローラベルト
(9)を巻回して前記クローラ走行装置(1)を構成
し、さらに、前記揺動リンク(12),(12)を揺動
駆動する油圧シリンダ(14)を設け、かつ、この揺動
リンク(12),(12)の揺動方向を、前記支持フレ
ーム(6)が前記機体フレーム(2)に対して相対下降
するにつれてその支持フレーム(6)が前進方向側に移
動するように設定してあることを特徴とするコンバイン
の走行装置。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、左右一対のクローラ走
行装置で走行するよう構成したコンバインの走行装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】湿田でのコンバイン作業においてはクロ
ーラ走行装置が圃場に沈下することが多く、この際に機
体を所望レベルまで持ち上げるための手段として、例え
ば実開昭58-174385 号公報で示されれるように、接地側
遊転輪を備えた支持フレームをリンク機構を介して機体
フレームに連結し、リンク機構を油圧シリンダで揺動駆
動して支持フレームを機体フレームに対して相対的に昇
降することで、左右のクローラ走行装置におけるクロー
ラベルトの接地部側を機体に対して同量づつ同期して相
対昇降させるように構成したものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知の技
術は、左右のクローラ走行装置における各支持フレーム
を同調して同方向に昇降作動させる構造であったため
に、機体を平行に昇降することはできるが、機体の左右
傾斜を修正する機能は備えておらず、湿田において左右
のクローラ走行装置での沈下量に差があって機体が左右
に傾斜した場合、畝立てされた麦などの収穫において左
右のクローラ走行装置の一方が畝上を走行し他方が畝間
を走行して機体が左右に傾斜するような場合、あるい
は、付設した機器や収穫物の重量によって機体自体の左
右重量バランスが崩れて左右に傾斜するような場合、な
どにおいては対応できないものであった。また、上記公
知例では、緊張用遊転輪が機体フレーム側に装備されて
いるので、支持フレームを機体フレームに対して相対下
降させた際のクローラベルトの巻き掛け長さの増大を吸
収するために、緊張用遊転輪をクローラベルトの張力に
よって前方に後退変位させる構造、つまり自動テンショ
ン構造にしておく必要がある。しかし、緊張用遊転輪を
自動テンション構造にして自由に動けるようにすると、
例えば後進時にクローラ走行装置が畦等にぶつかった際
に緊張用遊転輪がベルト緩み側に変位してクローラベル
トに緩みを生じてしまい、これに起因して脱輪が発生す
るという不都合な事態を招き易いものである。そしてま
た、その緊張用遊転輪の移動量も、支持フレームの昇降
量に応じて、昇降量が大きいほど大きく移動させられる
ように設定する必要があり、支持フレームの昇降量が大
きいほど緊張用遊転輪の自動テンションによる緊張力の
変化も大きくなるという特性から、自動テンション構造
を採用したものでは、クローラベルトの張力を一定に保
つことが困難で、脱輪、あるいは昇降がスムースに行え
ない。又は、支持フレームの昇降量をあまり大きく設定
し難いという各種の問題があった。又、前記の如くコン
バインでは畦付近での方向転換など、前進後進切り換え
操作による作業が多く、自動テンション構造では後進時
に畦等にぶっつけるなどして脱輪が発生し刈取作業を効
率の悪いものにする虞があった。本発明はこのような点
に着目してなされたものであって、クローラ走行装置の
昇降構造に改良を加えることで、機体高さや、機体左右
傾斜調節を任意かつ適切に行うことができ、湿田および
畑地にかかわらず所望の機体高さおよび左右傾斜姿勢を
好適に維持して良好にコンバイン作業を行うことができ
るコンバインの走行装置を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、左右一対のクローラ走行
装置を備えた走行機体の前部に刈取前処理装置を連結す
るとともに、走行機体上に脱穀装置を搭載したコンバイ
ンの走行装置において、機体フレームの前進方向側に駆
動用輪体を配備し、前後一対の揺動リンクを介して前記
機体フレームに相対上下動可能に支持させた支持フレー
ムに、遊転輪および位置調節固定式の緊張用遊転輪を装
備させるとともに、前記駆動用輪体、遊転輪、および、
緊張用遊転輪に亘ってクローラベルトを巻回して前記ク
ローラ走行装置を構成し、さらに、前記揺動リンクを揺
動駆動する油圧シリンダを設け、かつ、この揺動リンク
の揺動方向を、前記支持フレームが前記機体フレームに
対して相対下降するにつれてその支持フレームが前進方
向側に移動するように設定してあることである。 【0005】 【作用】上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。本発明の構成によると、左右のクローラ走行
装置の各支持フレームを同方向に同量づつ機体フレーム
に対して相対的に駆動昇降することで機体を平行に昇降
することができ、また、左右のクローラ走行装置の各支
持フレームを各別かつ任意に機体フレームに対して相対
的に駆動昇降することで、左右のクローラ走行装置の各
接地部の機体フレームに対する高さを異ならせ、もって
機体の左右傾斜を調節することが可能となる。各支持フ
レームを昇降させる作動において、例えば、支持フレー
ムが機体フレームに対して接近した上昇状態(機体高さ
が低い状態)から相対下降操作されて機体が相対的に駆
動上昇操作されると、支持フレーム前部の遊転輪と駆動
用輪体との上下の距離が増大するが、支持フレーム全体
が駆動用輪体側に近づいて、駆動用輪体と支持フレーム
後部に位置調節されて固定された緊張用遊転輪との距離
が短くなるために、支持フレームを機体フレームに対し
て相対的に下降させた場合にクローラベルト巻掛け長さ
を下降前のそれと略同一にしてクローラベルトの張力を
略一定に保って支持フレームの昇降をスムースにおこな
うことができる。また、コンバインは籾タンク、排ワラ
処理装置などを搭載しているため前バランスにしている
のが一般的であるが、支持フレームの降下を駆動輪の設
置してある前進方向側へ移行させておこなうので、前バ
ランスにしてある機体を前のめりに傾斜せしめて刈取前
処理装置の刈刃が土中に突っ込むことを防止して刈取作
業に支障を来す弊害を防ぐことができる。揺動リンクと
油圧シリンダにより支持フレームに対する機体フレーム
の平行度を確保して機体を安定した姿勢で昇降すること
ができる。 【0006】 【発明の効果】従って、本発明は以下のような効果を発
揮する。すなわち、 本発明によると、左右のクローラ走行装置の各接地
部を機体に対して各別に相対昇降させることができるの
で、同調昇降操作によって機体を平行に昇降させたり、
各別任意の昇降操作によって機体の左右傾斜を調節する
ことができ、圃場条件に応じ、また、機体自体の左右重
量バランスに対応して機体の左右傾斜姿勢を好適に維持
しての作業走行が可能となり、刈取作業性能に優れたコ
ンバインを得ることができる。 揺動リンクと遊転輪および位置調節固定式の緊張用
遊転輪を装備させた支持フレームの合理的な揺動構造で
機体フレームに対して支持フレームを昇降せしめること
により、支持フレームの昇降に拘らず、クローラベルト
の巻き掛け長さを常に略一定に維持して支持フレームの
昇降をスムースにおこなうとともに、石、畦等の障害物
にぶつかった場合などに起因する脱輪を少ないものにす
ることができる。 支持フレームに対する機体フレームの平行度を確保
して機体を安定した姿勢で昇降することができるととも
に、又、コンバインが沈下する湿田で機体を上昇して刈
取作業をする場合に、機体が前のめりになり刈刃が土中
に突入して刈取作業を困難にするという事態の発生を避
けられる。 【0007】 【実施例】図4に示すように、左右一対のクローラ走行
装置1, 1を備え、かつ、脱穀装置3を搭載した走行機
体の前部に、植立穀稈を引起こすと共に刈取り、刈取り
穀稈を脱穀装置3に供給する前処理装置4を設けて、コ
ンバインを構成してある。 【0008】左右のクローラ走行装置1, 1はいずれも
同一構造であるため、以下、左側のクローラ走行装置1
についてのみ説明する。 【0009】図1及び図2に示すように、走行機体を構
成する機体フレーム2に伝動ケース10を介して取付け
た駆動用輪体5、前記機体フレーム2に後述の揺動リン
ク機構11を介して連結した支持フレーム6に取付けた
複数個の遊転輪7及び緊張用遊転輪(張力を調節する機
能を持った遊転輪)8の夫々に亘ってゴム製のクローラ
ベルト9を巻回して成り、伝動ケース10からの動力に
より駆動用輪体5を駆動して、クローラベルト9を駆動
するようにしてある。 【0010】前記揺動リンク機構11は、機体フレーム
2に枢着した前後一対のメイン揺動リンク12, 12、
これらメイン揺動リンク12,12を連動連結するよう
に、一方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12a
と他方のメイン揺動リンク12の操作アーム部12aと
に両端側を各別に連結してある伸縮調節自在なロッド1
3、リンク機構構成部材の製作誤差や組付け誤差に起因
するこじれを防止するように、機体前方側のメイン揺動
リンク12と前記支持フレーム6とを連結してあるサブ
揺動リンク19の夫々から構成してある。機体後方側の
前記メイン揺動リンク12の操作アーム部12aに油圧
シリンダ14のロッド部14aを連動させてあり、もっ
て、駆動機構としての油圧シリンダ14により機体フレ
ーム2に対して支持フレーム6を昇降操作できるように
してある。そして、前記油圧シリンダ14は、右側の支
持フレーム6も同様に昇降操作できるように、左右に配
設されており、これら油圧シリンダ14, 14夫々を各
別に操作することにより機体の走行地盤に対する傾斜調
節ができるようにしてある。 【0011】さらに詳述すれば、油圧シリンダ14が操
作部12a及びロッド13を介して前後一対のメイン揺
動リンク12,12に操作力を伝達して一対のメイン揺
動リンク12,12を揺動操作するようにし、この揺動
に伴い支持フレーム6が機体フレーム2に対して相対下
降するほど前後方向で前記駆動用輪体5の存在する前方
側に移動する状態で機体フレーム2に対して昇降するよ
うにしてある。そして、支持フレーム6が相対下降して
も、駆動用輪体5と支持フレーム6に設けた最前方の遊
転輪7との距離が下降前より長くなるのに対して、支持
フレーム6全体が前後方向で駆動用輪体5存在側に移動
することで駆動用輪体5と緊張用遊転輪8との距離が下
降前より短くなり、クローラベルト巻掛け径路長さの増
加分〔最前方の遊転輪7と駆動用輪体5との間〕と減少
分〔駆動用輪体5と緊張用遊転輪8との間〕とが相殺し
て、支持フレーム6を機体に対して相対下降させた場合
の駆動用輪体5および遊転輪7並びに緊張用遊転輪8に
亘るクローラベルト巻掛け径路長さは下降前のそれと略
同一となる。 【0012】尚、図2の15は支持フレーム6の前後方
向中間部位に設けられた可動転輪であり、この可動転輪
15を支持する支持アーム16が横軸芯周りで上下揺動
自在でかつ下降側へ付勢した状態で支持フレーム6に設
けられている。又、図1及び図2の17は、前記クロー
ラベルト9の張り具合いを調節するための螺軸であり、
この螺軸17に備えた回転操作部17aを操作すること
により前記支持フレーム6に対して前記緊張用遊転輪8
を備えたスライドフレーム18を前後方向に伸縮させる
ようにして、クローラベルト9の張り具合いを調節する
ようにしてある。 【0013】〔別実施例〕前記実施例では、サブ揺動リ
ンク19を前方側のメイン揺動リンク12と支持フレー
ム6との間に設けたが、一対のメイン揺動リンク12,
12の一方と支持フレーム6またはロッド13との間で
あればどこに設けてもよい。 【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。 【図面の簡単な説明】 【図1】クローラ走行装置の切欠き平面図 【図2】クローラ走行装置の側面図 【図3】図2におけるIII−III線断面図 【図4】コンバイン全体の側面図 【符号の説明】 1 クローラ走行装置 2 機体フレーム 3 脱穀装置 4 刈取前処理装置 5 駆動用輪体 6 支持フレーム 7 遊転輪 8 緊張用遊転輪 12 揺動リンク 14 油圧シリンダ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 左右一対のクローラ走行装置(1)を備えた走行機体の
前部に刈取り前処理部(4)を連結するとともに、走行
機体上に脱穀装置(3)を搭載したコンバインにおい
て、 前記クローラ走行装置(1)を構成するに、機体フレー
ム(2)の前進方向側に駆動用輪体(5)を配備し、左
右クローラ走行装置(1)の各駆動用輪体(5)の間に
伝動ケース(10)を配備し、遊転自在な転輪(7)お
よび緊張輪(8)を支持フレーム(6)を装備し、この
支持フレーム(6)を、前後一対の揺動リンク(1
2),(12)を備えたリンク機構(11)を介して前
記機体フレーム(6)に相対上下動可能に支持するとと
もに、前記リンク機構(11)を油圧シリンダ(14)
で揺動駆動するよう構成し、前記駆動用輪体(5)、転
輪(7)、および、緊張輪(8)に亘ってクローラベル
ト(9)を巻回し、支持フレーム(6)が機体フレーム
(2)に対して相対下降するにつれて支持フレーム
(6)が前進方向側に移動するように前記リンク機構
(11)の揺動方向を設定してあることを特徴とするコ
ンバイン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2430495A JPH07257444A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | コンバインの走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2430495A JPH07257444A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | コンバインの走行装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63161444A Division JPH07108671B2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | コンバインの走行装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07257444A true JPH07257444A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12134441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2430495A Pending JPH07257444A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | コンバインの走行装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07257444A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07277233A (ja) * | 1995-02-13 | 1995-10-24 | Kubota Corp | コンバインの走行装置 |
| KR102319612B1 (ko) * | 2021-04-21 | 2021-11-02 | 주식회사 대동 | 크롤러 주행장치의 텐션 프레임 결속장치 및 이를 포함하는 텐션 조절장치 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US3658146A (en) * | 1969-02-08 | 1972-04-25 | Mario Trivero | Track vehicle suitable to be used on sloping lands, the trimming movements of which are controlled by an oleodynamic device |
| JPS5125073U (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-24 | ||
| JPS5213059U (ja) * | 1975-07-16 | 1977-01-29 | ||
| JPS5658417A (en) * | 1979-10-17 | 1981-05-21 | Kubota Ltd | Combined harvester |
| JPS5938108A (ja) * | 1982-08-25 | 1984-03-01 | Kubota Ltd | 作業車 |
| JPH07277233A (ja) * | 1995-02-13 | 1995-10-24 | Kubota Corp | コンバインの走行装置 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2430495A patent/JPH07257444A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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|---|---|---|---|---|
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| JPS5125073U (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-24 | ||
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| JPS5938108A (ja) * | 1982-08-25 | 1984-03-01 | Kubota Ltd | 作業車 |
| JPH07277233A (ja) * | 1995-02-13 | 1995-10-24 | Kubota Corp | コンバインの走行装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JPH07277233A (ja) * | 1995-02-13 | 1995-10-24 | Kubota Corp | コンバインの走行装置 |
| KR102319612B1 (ko) * | 2021-04-21 | 2021-11-02 | 주식회사 대동 | 크롤러 주행장치의 텐션 프레임 결속장치 및 이를 포함하는 텐션 조절장치 |
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