JPH0725849A - 2−トリフルオロメチルピロール誘導体および製造方法 - Google Patents

2−トリフルオロメチルピロール誘導体および製造方法

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JPH0725849A
JPH0725849A JP19321393A JP19321393A JPH0725849A JP H0725849 A JPH0725849 A JP H0725849A JP 19321393 A JP19321393 A JP 19321393A JP 19321393 A JP19321393 A JP 19321393A JP H0725849 A JPH0725849 A JP H0725849A
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JP
Japan
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compound
compound represented
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cyano
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JP19321393A
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English (en)
Inventor
Kenji Hagiwara
健司 萩原
Michiaki Maruyama
道明 丸山
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式〔I〕 【化1】 〔式中、Rはアリール基またはヘテロ環基を表し、これ
らは置換基を有していてもよい。Yは水素原子またはア
ルキル基を表す。Zはシアノ基またはアルコキシカルボ
ニル基を表す。〕で表される2−トリフルオロメチルピ
ロール誘導体およびその製造方法。 【効果】 農薬、農医薬中間体として有用な化合物であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農薬、農医薬中間体と
して有用な2−トリフルオロメチルピロール誘導体およ
びその工業的に有利な製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】2−アリール−5−トリフルオロメチル
ピロール類については、特開平1−104042、特開
平2−167203、特開平4−270263において
殺昆虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤として有用なこ
とが記載されている。しかしながら、これらの中で実際
に製造されているのは、2−アリール−3−シアノ−
(またはアルコキシカルボニル)−5−トリフルオロメ
チルピロール類または2−アリール−3,4−ジシアノ
−5−トリフルオロメチルピロール類であり、5−アリ
ール−3−シアノ(またはアルコキシカルボニル)−2
−トリフルオロメチルピロール類または2−アリール−
3−アルキル−4−シアノ(またはアルコキシカルボニ
ル)−5−トリフルオロメチルピロール類については、
3−シアノ−5−(3−ジフルオロメトキシフェニル)
−2−トリフルオロメチルピロールおよび4−クロロ−
3−シアノ−2−トリフルオロメチル−5−(β−ナフ
チル)ピロールのみが例示されているが、製造方法につ
いては何ら記載されてなく製造することができない。す
なわち、特開平1−104042ではアザラクトン化合
物とα−ハロ−α,β−不飽和ニトリルをニトロメタン
などの有機溶媒中で加熱することにより2−アリール−
3−シアノ−5−トリフルオロメチルピロール類が製造
されることが記載されており、特開平4−270263
では、この反応を極性溶媒中塩基の存在下反応させるこ
とにより2−アリール−3−シアノ(またはアルコキシ
カルボニル)−5−トリフルオロメチルピロール類が製
造されることが記載されているのみである。それ以外の
文献においても5−アリール−3−シアノ(またはアル
コキシカルボニル)−2−トリフルオロメチルピロール
または2−アリール−3−アルキル−4−シアノ(また
はアルコキシカルボニル)−5−トリフルオロメチルピ
ロールが製造されたという報告はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は農薬、農医薬
中間体として有用な3−シアノ−2−トリフルオロメチ
ルピロール誘導体、3−アルコキシカルボニル−2−ト
リフルオロメチルピロール誘導体およびその工業的に有
利な製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式〔I〕
【化6】 〔式中、Rはアリール基またはヘテロ環基を表し、これ
らは置換基を有していてもよい。Yは水素原子またはア
ルキル基を表す。Zはシアノ基またはアルコキシカルボ
ニル基を表す。〕で表される2−トリフルオロメチルピ
ロール誘導体およびその製造方法である。
【0005】Rのアリール基としては、例えばフェニル
基、ナフチル基などが挙げられ、ヘテロ環基としては、
例えばピリジル基、チアゾリル基などが挙げられ、これ
らの置換基としては、例えばハロゲン、置換基を有して
もよいアルキル、置換基を有してもよいアルコキシ、置
換基を有してもよいアルキルチオ、置換基を有してもよ
いアルキルスルフォニル、ニトロ、シアノ、置換基を有
してもよいアルコキシカルボニル、置換基を有してもよ
いフェノキシなどが挙げられる。
【0006】次に製造方法について述べる。 (a法)式〔II〕
【化7】 〔式中、Rは前記と同じ意味を表す。〕で表されるアザ
ラクトン化合物と、式〔III 〕 HYC=CXZ 〔III 〕 〔式中、Xはハロゲン原子を表す。YおよびZは前記と
同じ意味を表す。〕で表される化合物とを、3価のリン
化合物触媒存在下に反応させて、式〔I〕
【化8】 〔式中、R、YおよびZは前記と同じ意味を表す。〕で
表される2−トリフルオロメチルピロール誘導体を製造
する。
【0007】(b法)式〔II〕
【化9】 〔式中、Rは前記と同じ意味を表す。〕で表されるアザ
ラクトン化合物と、式〔III'〕 YC≡CZ’ 〔III'〕 〔式中、Yは前記と同じ意味を表し、Z’はアルコキシ
カルボニル基を表す。〕で表される化合物とを、3価の
リン化合物触媒存在下に反応させて、式〔I'〕
【化10】 〔式中、R、YおよびZ’は前記と同じ意味を表す。〕
で表される2−トリフルオロメチルピロール誘導体を製
造する。
【0008】ここで、Xのハロゲン原子としては、例え
ば塩素原子、臭素原子などが挙げられる。3価のリン化
合物としては、例えば(R3 3 P(式中、R3 はアル
キルなどで置換されてもよいフェニル基、アルキル基、
アラルキル基などを表す。)などが挙げられる。
【0009】反応(a法、b法)は、式〔II〕のアザラ
クトン化合物と、少なくとも1モル当量、好適には約1
〜5モル当量の式〔III 〕または式〔III'〕で表される
化合物、および0.01〜5モル当量の3価リン化合物
を有機溶媒の存在下好適には約20〜180℃の温度の
範囲で反応させることにより行なう。有機溶媒としては
ベンゼントルエンなどの芳香族類、酢酸エチル、アセト
ニトリル、ニトロメタン、DMFなどの非プロトン性極
性溶媒、THF、ジオキサンなどのエーテル類、クロロ
ホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類が使用
される。生成物の式〔I〕の化合物は通常溶媒を減圧濃
縮後シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精
製するが、有機溶媒に対し溶解度が低く副生物の分離操
作に困難をともなう場合については反応混合物をそのま
まハロゲン化アルキルと反応させ1−位アルキル誘導体
にしたのち、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り分離精製を行なうこともできる。
【0010】式〔II〕で表される化合物は、以下のよう
にして得られる。すなわち式〔IV〕
【化11】 〔式中、Rは前記と同じ意味を表す。〕で表わされるグ
リシン誘導体と2当量の無水トリフルオロ酢酸を無溶媒
もしくは非プロトン性有機溶媒の存在下50〜80℃、
1〜5時間反応させる。非プロトン性有機溶媒としては
ベンゼントルエンなどの芳香族類、酢酸エチル、アセト
ニトリル、ニトロメタン、DMFなどの非プロトン性極
性溶媒、THF、ジオキサンなどのエーテル類、クロロ
ホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類が使用
される。この反応液は濃縮して次の反応に用いてもよ
い。合成した化合物は、NMR、IR、MS等により同
定できる。
【0011】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に具体的に説
明する。
【0012】実施例1 3−シアノ−2−トリフルオロ
メチル−5−フェニルピロール(化合物番号1)の合成
〔a法〕
【化12】 4−フェニル−2−トリフルオロメチル−2H−オキサ
ゾリン−5−オン 1.60g(0.007モル)、2
−クロロアクリロニトリル 0.79g(0.009モ
ル)、トリフェニルホスフィン 2.36g(0.00
9モル)をトルエン30mlに溶解し、撹拌下徐々に加
熱昇温した。90〜100℃で2時間保ち得られた反応
混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム)にて精製した。 収量 1.12g(68%) m.p 164−166℃ 得られた3−シアノ−2−トリフルオロメチル−5−フ
ェニルピロールはプロトンNMRでピロール環の4位の
プロトンが6.7ppmにピークを示し、このプロトン
を照射することによりベンゼン環2位及び6位のプロト
ンにNOEが観測された。一方特開平1−104042
及び特開平4−270263に記載されている、3−シ
アノ−2−フェニル−5−トリフルオロメチルピロール
はプロトンNMRでピロール環4位のプロトンが6.8
6ppmにピークを示し、このプロトンを照射してもベ
ンゼン環2位及び6位プロトンにNOEが観測されなか
った。以上のことより、本発明化合物の構造が確認され
た。
【0013】実施例2 3−エトキシカルボニル−2−
トリフルオロメチル−5−(3−クロロフェニル)ピロ
ール(化合物番号6)の合成〔b法〕
【化13】 4−(3−クロロフェニル)−2−トリフルオロメチル
−2H−オキサゾリン−5−オン 5.27g(0.0
2モル)、プロピオル酸エチル 1.96g(0.02
モル)をベンゼン20mlに溶解し、撹拌しながら室温
でトリブチルホスフィン、4.24g(0.02モル)
を滴下した。徐々に発熱が起り内温60℃付近で激しく
炭酸ガスを発生した。30分還流したのち反応混合物を
減圧濃縮し残留をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒 ヘキサン/酢酸エチル=10/1)にて精製し
目的物4.62gを得た。(収率73%) m.p 141−142℃ 得られた化合物は実施例1と同様にプロトンNMRでN
OEが観測され構造が確認された。
【0014】上記実施例を含め、製造した化合物を第1
表に示す。またその他の代表例を第2表に示す。
【0015】
【表1】
【0016】1H−NMR(CDCl 3), δ(ppm)
: **1 1.4(t)3H,4.35(q)2H,
7.05(s)1H,7.35(m)2H,7.5
(s)1H,9.6(bs)1H **2 6.6(s)1H,7.0(m)4H,7.
3(m)3H,7.6(m)2H,12.5(bs)1
H **3 6.65(s)1H,7.1(t)1H,
7.5(m)1H,7.95(dd)1H,12.65
(bs)1H **4 6.85(bs)1H,7.5(m)2H,
7.75(d)1H,7.85(m)3H,8.2
(s)1H,12.65(bs)1H
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【発明の効果】従来合成例のない3−シアノ−2−トリ
フルオロメチルピロール誘導体、3−アルコキシカルボ
ニル−2−トリフルオロメチルピロール誘導体が温和な
条件下短かい反応時間で得られ、それらは殺虫、殺ダニ
剤、殺菌剤等の農薬、農医薬中間体として有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式〔I〕 【化1】 〔式中、Rはアリール基またはヘテロ環基を表し、これ
    らは置換基を有していてもよい。Yは水素原子またはア
    ルキル基を表す。Zはシアノ基またはアルコキシカルボ
    ニル基を表す。〕で表される2−トリフルオロメチルピ
    ロール誘導体。
  2. 【請求項2】 式〔II〕 【化2】 〔式中、Rは前記と同じ意味を表す。〕で表されるアザ
    ラクトン化合物と、式〔III 〕 HYC=CXZ 〔III 〕 〔式中、Xはハロゲン原子を表す。YおよびZは前記と
    同じ意味を表す。〕で表される化合物とを、3価のリン
    化合物触媒存在下に反応させることを特徴とする、式
    〔I〕 【化3】 〔式中、R、YおよびZは前記と同じ意味を表す。〕で
    表される2−トリフルオロメチルピロール誘導体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 式〔II〕 【化4】 〔式中、Rは前記と同じ意味を表す。〕で表されるアザ
    ラクトン化合物と、式〔III'〕 YC≡CZ’ 〔III'〕 〔式中、Yは前記と同じ意味を表し、Z’はアルコキシ
    カルボニル基を表す。〕で表される化合物とを、3価の
    リン化合物触媒存在下に反応させることを特徴とする、
    式〔I'〕 【化5】 〔式中、R、YおよびZ’は前記と同じ意味を表す。〕
    で表される2−トリフルロオメチルピロール誘導体の製
    造方法。
JP19321393A 1993-07-08 1993-07-08 2−トリフルオロメチルピロール誘導体および製造方法 Pending JPH0725849A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000057877A1 (en) * 1999-03-26 2000-10-05 Euro-Celtique S.A. Aryl substituted pyrazoles, imidazoles, oxazoles, thiazoles and pyrroles, and the use thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000057877A1 (en) * 1999-03-26 2000-10-05 Euro-Celtique S.A. Aryl substituted pyrazoles, imidazoles, oxazoles, thiazoles and pyrroles, and the use thereof
US6414011B1 (en) 1999-03-26 2002-07-02 Euro-Celtique S.A. Aryl substituted pyrazoles, and pyrroles, and the use thereof
US6737418B2 (en) 1999-03-26 2004-05-18 Euro-Celtique S.A. Aryl substituted pyrazoles, imidazoles, oxazoles, thiazoles and pyrroles, and the use thereof
EP2266960A2 (en) 1999-03-26 2010-12-29 Euro-Celtique S.A. Aryl-substituted pyrazoles, imidazoles, oxazoles, thiazoles and pyrroles as anticonvulsants
EP2266960A3 (en) * 1999-03-26 2011-11-09 Euro-Celtique S.A. Aryl-substituted pyrazoles, imidazoles, oxazoles, thiazoles and pyrroles as anticonvulsants

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