JPH07259310A - 床板材の製造方法および床板材 - Google Patents

床板材の製造方法および床板材

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JPH07259310A
JPH07259310A JP4758994A JP4758994A JPH07259310A JP H07259310 A JPH07259310 A JP H07259310A JP 4758994 A JP4758994 A JP 4758994A JP 4758994 A JP4758994 A JP 4758994A JP H07259310 A JPH07259310 A JP H07259310A
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Kenji Ogawa
健治 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧板を用いずに模様が得られる床板材の製
造方法および床板材を提供する。 【構成】 合板(10)における最も上側の薄板たる加工板
(11)の木目方向は、合板(10)の長手方向とは直角とし、
加工板(11)の上面には呈色シート(20)を貼付する。次
に、加工板(11)の上面には、呈色シート(20)を貼付す
る。次に、呈色シート(20)を貼付した加工板(11)の上面
に対し、加工板(11)の板厚よりも浅い深さであって、加
工板(11)の木目方向と平行な複数の細溝(21)をエンボス
加工によって施す。次に、着色をする。次に、細溝(21)
の深さよりも浅い研磨を上面に施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンボス加工を施す
床板材の製造方法、およびその床板材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、フローリング材、床板材とし
て、いわゆる一枚板を用いずに、合板を用いることは、
広く採用されている。このような合板を用いた床板材
は、以下のようにして形成されている。まず、合板は、
薄板を積層固定して形成したものであり、目の方向が互
い違いとなるように各々の薄板を積層する。通常、「反
り」が生じないように、両最外側の薄板の木目の方向を
同じとするため、奇数枚の薄板を積層させている。合板
の厚さは、例えば12mmから15mmくらいのものが
多い。
【0003】そして、床を形成する薄板の上面側の表面
に、木目模様を呈する木製の薄い単板たる化粧板を貼付
することによって形成する。この化粧板は、通常、0.
25mmくらいの厚さとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の合板を用いた床板材においては、化粧板を貼付する工
程が必須であったが、化粧板を貼付する工程を省略して
も模様を得たいという要請があった。本発明が解決すべ
き課題は、化粧板を用いずに模様が得られる床板材の製
造方法および床板材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の床板材の
製造方法は、複数の薄板を積層させて形成される合板(1
0)を用いた床板材の製造方法であって、合板(10)におけ
る最も上側の薄板たる加工板(11)の木目方向は、合板(1
0)の長手方向とは直角とし、加工板(11)の上面には呈色
シート(20)を貼付して加工板(11)と呈色シート(20)とを
一体化させ、次に、加工板(11)の上面には、呈色シート
(20)を貼付し、次に、呈色シート(20)を貼付した加工板
(11)の上面に対し、加工板(11)の板厚よりも浅い深さで
あって、加工板(11)の木目方向と平行な複数の細溝(21)
をエンボス加工によって施し、次に、着色をし、次に、
細溝(21)の深さよりも浅い研磨を上面に施す研磨工程を
含んで製造したことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の床板材の製造方法は、請求
項1記載の床板材の製造方法を技術的に限定したもので
あり、研磨工程の次に、エンボス加工によって形成され
た細溝(21)の中を着色する中塗り工程を含んで製造した
ことを特徴とする。請求項3記載の床板材の製造方法
は、請求項1記載の床板材の製造方法を技術的に限定し
たものであり、研磨工程の次に、加工板(11)の上面をコ
ーティングするコーティング工程を含んで製造したこと
を特徴とする。
【0007】請求項4記載の床板材の製造方法は、請求
項2記載の床板材の製造方法を技術的に限定したもので
あり、中塗り工程の次に、加工板(11)の上面をコーティ
ングするコーティング工程を含んで製造したことを特徴
とする。請求項5記載の床板材は、床を形成する細長の
板材たる床板材であって、複数の薄板を積層させるとと
もに、合板(10)における最も上側の薄板たる加工板(11)
の木目方向を合板(10)の長手方向とは直角として形成さ
れる合板(10)と、その加工板(11)の上面側に貼付されて
一体化した呈色シート(20)とを備え、加工板(11)の上面
には、加工板(11)の板厚よりも浅い深さであって、加工
板(11)の木目方向と平行な複数の細溝(21)を備えるとと
もに、シーラー処理を施してあることを特徴とする。
【0008】
【作 用】請求項1記載の床板材の製造方法によれば、
エンボス加工は、加工板(11)の板厚よりも浅い深さ、し
かも加工板(11)の木目方向と平行な複数の細溝(21)にて
施されるので、加工板(11)が壊れることはない。シーラ
ー処理によって、細溝(21)の中を目止めする。
【0009】着色は、木に似合う色彩、たとえば黒や茶
系統の色彩が使用される。研磨によって、細溝(21)内部
以外の部分が削られ、その削られた部分は、呈色シート
(20)の色または加工板(11)の地の色が出る。請求項2記
載の床板材の製造方法によれば、エンボス加工によって
形成された細溝(21)の中を着色する中塗り工程によっ
て、細溝(21)内部に、更に色が付く。
【0010】請求項3記載の床板材の製造方法によれ
ば、コーティングを施すので、細溝(21)以外の部分が削
られ、その削られた部分および細溝(21)内部は、加工板
(11)の地の色が出た状態がコーティングによって保護さ
れる。請求項4記載の床板材の製造方法によれば、コー
ティングを施すので、細溝(21)内に更に色が付いた状態
がコーティングによって保護される。
【0011】請求項5記載の床板材によれば、エンボス
加工によって、加工板(11)の板厚よりも浅い深さ、しか
も加工板(11)の木目方向と平行な複数の細溝(21)が形成
されるので、加工板(11)が壊れることはない。エンボス
加工の次になされるシーラー処理によって、細溝(21)の
中などが目止めされ、請求項5記載の床板材が形成され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例及び図面に基づいて、
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1およ
び図2である。図1は、本発明の第一の実施例を示すた
めの斜視図である。図2は、本発明の第二の実施例を示
すための斜視図である。まず、第一の実施例の構成およ
びその製造方法について説明する。
【0013】この床板材は、床基礎材の上に敷き詰めら
れて固定され、床を形成する細長の板材たる床板材であ
って、複数の薄板を積層させるとともに、合板10にお
ける最も上側の薄板たる加工板11の木目方向を合板1
0の長手方向とは直角として形成される合板10と、そ
の加工板11の上面側に貼付された呈色シート20から
形成されている。
【0014】合板10は、五層の薄板を積層固定させて
形成されている厚さ12mmの合板である。床の上面を
形成する加工板11と、床基礎材に当接する最も下側の
薄板とは、堅い材質の薄板を採用している。加工板11
については、後にエンボス加工が施されるからであり、
最も下側の薄板については床基礎材に当接するからであ
る。加工板11の厚さは、約3mmとしている。
【0015】呈色シート20とは、着色材の色を呈する
ことができる浸透性のあるシートである。本実施例の呈
色シート20には和紙を用い、接着剤を含浸させた和紙
を貼付して加工板11と一体化させているが、後に行う
着色がうまくゆけば和紙に限られない。加工板11の上
面には、加工板11の板厚よりも浅い深さであって、加
工板11の木目方向と平行な複数の細溝21を備える。
この細溝21は、エンボス加工によって施されたもので
あり、鋸目をなしている。
【0016】エンボス加工は、回転軸31と、その回転
軸31の軸回りに回転可能な円筒状のエンボスローラー
32とを備えたエンボス加工装置30によって行われ
る。エンボスローラー32の周面には、細溝21を作成
するための細溝突起33が多数設けられている。この細
溝突起33の高さは、約1mmである。なお、いうまで
もなく、細溝21の深さは、細溝突起33の高さ以下で
ある。
【0017】また、エンボスローラー32の円周長さ
は、合板10の長手方向長さと等しいものとしている。
このようなエンボス加工装置30の回転軸31の方向と
合板10の長手方向とが直角となるようにし、合板10
に対してエンボスローラー32を上から押圧させながら
回転させることによって、加工板11に対してエンボス
加工が施されることとなる。このとき、エンボス加工
は、加工板11の板厚よりも浅い深さ、しかも加工板1
1の木目方向と平行な複数の細溝21にて施されるの
で、加工板11が壊れることはない。
【0018】この後、合板10を水平方向に連結する必
要がある場合には、複数の合板10を仕口する。図示は
省略するものの、本実施例では実矧ぎ(さねはぎ)加工
のうちの本実(ほんざね)加工によって行う。次に、加
工板11の上面にシーラー処理を行う。このシーラー処
理によって、細溝21の中を目止めする。
【0019】次に、着色を行う。着色は、木に似合う色
彩として、焦げ茶色を採用した。次に、加工板11の上
面をわずかに削る研磨を行う。この研磨作業によって、
細溝21内部以外の部分が削られ、その削られた部分は
加工板11の地の色が出る。次に、細溝21内にまた色
を付けるため、中塗りを行う。フローリングの床を形成
する場合には、耐摩耗性を向上させるため、減摩剤をも
用いる。必要に応じて、中塗りの前およびまたは後にU
Vコートを施し、更に上塗りを行う。
【0020】次に、クリアウレタンによってトップコー
トを施し、最後に、そのトップコートの上からトップコ
ートを硬化させるためにUVコートを施す。上記のよう
な製造工程によって製造された床板材は、化粧板を用い
ずに木目模様が得られる床板材である。例えば、キャス
ター付きの家具を転がしていて、そのキャスターが小さ
くて堅いものを踏んでしまったとしても、UVコートま
たはトップコートに傷がつく程度である。
【0021】また、UVコートおよびトップコートを使
用しているとはいえ、加工板11が本物の木であり、エ
ンボス加工によって模様もついているので、化粧合板を
用いた床板よりも木の感触が味わえる。次に、第二の実
施例について、図2を参照させながら説明する。図2に
示すように、合板10の幅が広い場合には、エンボス加
工装置30のエンボスローラー32も合板10の幅に合
わせた長さのものとする。このとき、エンボスローラー
32の周囲に1本以上の長手溝突起34を設けることも
できる。すると、加工板11の上面には、長手溝22が
形成される。
【0022】この長手溝22の溝方向は、細溝21の目
の方向と直交するので、この床板材の上を歩く人にとっ
ては、滑りにくくなるという効果がある。なお、第二の
実施例によって得た合板10も、水平方向に連結する必
要がある場合には、複数の合板10を仕口する。
【0023】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4記載の床板材の製
造方法によれば、化粧板を用いずに模様が得られる床板
材の製造方法を提供することができた。請求項2記載の
床板材の製造方法によれば、特に、中塗り工程によって
細溝内部に、請求項1記載の床板材の製造方法よりも更
に色がつく床板材の製造方法を提供することができた。
【0024】請求項3記載の床板材の製造方法によれ
ば、特に、加工板の時の色がでた状態が保護される床板
材の製造方法を提供することができた。請求項4記載の
床板材の製造方法によれば、特に、細溝内部に色がつい
た状態が保護される床板材の製造方法を提供することが
できた。また、請求項5記載の床板材によれば、化粧板
を用いずに模様が得られるという床板材を提供すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すための斜視図であ
る。
【図2】本発明の第二の実施例を示すための斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 合板 11 加工
板 20 呈色シート 21 細溝 22 長手溝 30 エンボス加工装置 31 回転
軸 32 回転ローラー 33 細溝
突起 34 長手溝突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の薄板を積層させて形成される合板
    を用いた床板材の製造方法であって、合板における最も
    上側の薄板たる加工板の木目方向は、合板の長手方向と
    は直角とし、 加工板の上面には、呈色シートを貼付して加工板と呈色
    シートとを一体化させ、 次に、呈色シートを貼付した加工板の上面に対し、加工
    板の板厚よりも浅い深さであって、加工板の木目方向と
    平行な複数の細溝をエンボス加工によって施し、 次に、シーラー処理を施し、 次に、着色をし、 次に、細溝の深さよりも浅い研磨を上面に施す研磨工程
    を含んで製造したことを特徴とする床板材の製造方法。
  2. 【請求項2】 研磨工程の次に、エンボス加工によって
    形成された細溝の中を着色する中塗り工程を含んで製造
    したことを特徴とする請求項1記載の床板材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 研磨工程の次に、加工板の上面をコーテ
    ィングするコーティング工程を含んで製造したことを特
    徴とする請求項1記載の床板材の製造方法。
  4. 【請求項4】 中塗り工程の次に、加工板の上面をコー
    ティングするコーティング工程を含んで製造したことを
    特徴とする請求項2記載の床板材の製造方法。
  5. 【請求項5】 床を形成する細長の板材たる床板材であ
    って、複数の薄板を積層させるとともに、合板における
    最も上側の薄板たる加工板の木目方向を合板の長手方向
    とは直角として形成される合板と、その加工板の上面に
    貼付されて一体化した呈色シートとを備え、加工板の上
    面には、加工板の板厚よりも浅い深さであって、加工板
    の木目方向と平行な複数の細溝を備えるとともに、シー
    ラー処理を施してあることを特徴とする床板材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1018562A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Nankai Plywood Kk 床板及びその製造方法
JP2015507110A (ja) * 2012-02-03 2015-03-05 エルジー・ハウシス・リミテッド 床材

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JPH1018562A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Nankai Plywood Kk 床板及びその製造方法
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