JPH07259917A - 油圧緩衝器の減衰力調整装置 - Google Patents

油圧緩衝器の減衰力調整装置

Info

Publication number
JPH07259917A
JPH07259917A JP5214794A JP5214794A JPH07259917A JP H07259917 A JPH07259917 A JP H07259917A JP 5214794 A JP5214794 A JP 5214794A JP 5214794 A JP5214794 A JP 5214794A JP H07259917 A JPH07259917 A JP H07259917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil passage
valve
main
damping force
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5214794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Takasaki
秀樹 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Astemo Ltd
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP5214794A priority Critical patent/JPH07259917A/ja
Publication of JPH07259917A publication Critical patent/JPH07259917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧側及び伸側の減衰力を独立して容易に調整
可能とするとともに、細やかな減衰力調整を容易にす
る。 【構成】 セレクトバルブ30に伸側及び圧側のバイパ
ス油路の開口量を変化させる伸側及び圧側のオリフィス
36〜38,40〜42を設け、またピストン8の上下
面にメイン及びサブバルブシート面21,22及び2
3,24を設け、メインバルブシート面21,22にメ
イン油路25,26を臨ませ、このメイン油路25,2
6を開閉するメインバルブ11,12を着座させ、サブ
バルブシート面23,24にバイパス油路を臨ませ、こ
のバイパス油路を開閉するサブバルブ13,14を着座
させ、更にメインバルブ11,12及びサブバルブ1
3,14をバイパスする伸側及び圧側共用のバイパス油
路を設け、セレクトバルブ30に共用のバイパス油路の
開口量を変化させる共用のオリフィス52を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧緩衝器の減衰力調整
装置に関し、特にセレクトバルブによって減衰力調整を
行うようにした減衰力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧緩衝器の減衰力調整装置とし
て、実開平2−24138号公報に開示されているよう
に、シリンダ内に挿通した中空ロッドの先端部にシリン
ダ内周面に摺接するピストンを固着して、シリンダ内を
2つの油室に画成し、ピストンに2つの油室を連通する
圧側油路及び伸側油路を並列に形成し、圧側油路を開閉
するメインバルブとサブバルブを直列に配設し、伸側油
路を開閉するメインバルブとサブバルブを直列に配設
し、圧側のメインバルブとサブバルブとの間で形成され
る圧側中間室と一方の油室を連通する圧側バイパス油路
と、伸側のメインバルブとサブバルブとの間で形成され
る伸側中間室と他方の油室を連通する伸側バイパス油路
を設け、これら圧側バイパス油路及び伸側バイパス油路
の開口面積をそれぞれ変更するセレクトバルブを設けた
ものが知られている。
【0003】また、特開平2−275128号公報に開
示されているように、シリンダ内に挿通した中空ロッド
の先端部にシリンダ内周面に摺接するメインピストンを
固着して、シリンダ内を2つの油室に画成し、ピストン
に2つの油室を連通するメイン油路を形成し、メインピ
ストンにメイン油路を開閉するメインバルブを一方の油
室側に装着し、メインピストンの一方の油室側にはメイ
ンバルブとの間に中間室を形成するサブピストンを装着
するとともに、他方の油室から中間室及びサブピストン
に形成したサブ油路を経て一方の油室に至るバイパス油
路を形成し、サブピストンの一方の油室側にメインバル
ブと直列にサブピストンのサブ油路を開閉するサブバル
ブを装着し、更に前記バイパス油路の開口面積を変化さ
せる可変オリフィスを設けたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の油圧緩
衝器の減衰力調整装置にあってはいずれもメインバルブ
とサブバルブが直列に配設されているため、一方の油室
から他方の油室に圧側油路或いはメイン油路を通じて作
動油が流入するために常にサブバルブとメインバルブの
両者を開くことになるので、減衰力の設定が難しく、ま
た、バイパス油路を通じる作動油は常にサブバルブを開
かなければならないので、細やかな減衰力調整が難し
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
願の第1発明は、油圧緩衝器の減衰力調整装置を、シリ
ンダ内に挿通した中空ロッドの先端部に前記シリンダ内
周面に摺接すべく固着されたピストンと、このピストン
に形成された伸側及び圧側のメイン油路と、このメイン
油路とは独立してピストンに形成された伸側及び圧側の
第1のバイパス油路と、前記メイン油路を開閉すべくピ
ストンの両端面に設けた小径バルブシートに着座するメ
インバルブと、前記第1のバイパス油路を開閉すべくピ
ストンの両端面に設けた大径バルブシートに着座するサ
ブバルブと、前記中空ロッド内に回転自在に装着される
とともに前記第1のバイパス油路を絞るオリフィスを形
成したセレクトバルブとによって構成した。
【0006】また、本願の第2発明は、油圧緩衝器の減
衰力調整装置を、シリンダ内に挿通した中空ロッドの先
端部に前記シリンダ内周面に摺接すべく固着されたメイ
ンピストンと、このメインピストンの両端部に設けられ
るサブピストンと、前記メインピストンに形成された伸
側及び圧側のメイン油路と、前記サブピストンに形成さ
れた伸側及び圧側の第1のバイパス油路と、前記メイン
油路を開閉すべくメインピストンの両端面に設けたバル
ブシートに着座するメインバルブと、前記第1のバイパ
ス油路を開閉すべくサブピストンの両端面に設けたバル
ブシートに着座するサブバルブと、前記中空ロッド内に
回転自在に装着されるとともに前記第1のバイパス油路
を絞るオリフィスを形成したセレクトバルブとによって
構成した。
【0007】
【作用】圧側と伸側とで各々独立した第1のバイパス油
路及び可変オリフィスが設けられたので、圧側及び伸側
で独立した減衰力特性を設定することができ、またメイ
ンバルブとサブバルブとが機能的に並列に配置されてい
るので、減衰力の設定が容易になり、更にメインバルブ
及びサブバルブをバイパスする伸側及び圧側の共用の第
2のバイパス油路と、この共用の第2のバイパス油路の
開口量を変化させる共用の可変オリフィスが設けられて
いるので、細やかな減衰力調整が容易になる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の第1発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。ここで、図1は第1発明に係る減
衰力調整装置を備えた油圧緩衝器の要部断面図、図2は
減衰力をソフトに設定した状態の図1の要部拡大断面
図、図3の(a)〜(d)は図2の各切断線に沿う断面
図、図4は減衰力をミドルに設定した状態の図2と同様
の断面図、図5の(a)〜(d)は図4の各切断線に沿
う断面図、図6は減衰力をハードに設定した状態の図2
と同様の断面図、図7の(a)〜(d)は図6の各切断
線に沿う断面図である。
【0009】油圧緩衝器1は、アウタチューブ2内にダ
ンパシリンダ3を立設し、ダンパシリンダ3内にアウタ
チューブ2の上方からホルダ4で保持したオイルシール
5及びロッドガイド6を介して挿通した中空ロッド7を
臨ませ、この中空ロッド7の先端部に、ダンパシリンダ
3内に油室を油室S1,S2との画成するピストン8を
固着し、更に圧側メインバルブ11及び伸側メインバル
ブ12、圧側サブバルブ13及び伸側サブバルブ14を
ホルダ15とリテーナ16との間に挟持してナット17
で固着している。
【0010】ピストン8の上下面には径方向内側に円環
状又は非円環状のメインバルブシート面21,22を、
径方向外側に円環状又は非円環状サブバルブシート面2
3,24をそれぞれ径方向位置を異ならせて2段に形成
している。そして、メインバルブシート面21,22に
はピストン8に形成した圧側メイン油路25及び伸側メ
イン油路26を臨ませて、前記圧側メインバルブ11及
び伸側メインバルブ12を着座させている。また、メイ
ンバルブシート面21,22とサブバルブシート面2
3,24との間にはピストン8に形成した圧側メインバ
ルブ11をバイパスする第1の圧側バイパス油路の一部
をなす油路27(図2参照)及び伸側メインバルブ12
をバイパスする第1の伸側バイパス油路の一部をなす油
路28を臨ませて、前記圧側サブバルブ13及び伸側サ
ブバルブ14を着座させている。
【0011】また、中空ロッド7下端部内にはセレクト
バルブ30を上下のベアリング31,32で保持して回
転自在に嵌挿し、セレクトバルブ30の下端側はストッ
パ33で閉塞し、セレクトバルブ30の上部は中空ロッ
ド7内に挿通したアジャスタロッド34としている。こ
のセレクトバルブ30は内部に圧側と伸側とを区分する
スチールボール等のセパレータ35を圧入した後、外径
寸法を研磨加工によって出して形成している。
【0012】そして、セレクトバルブ30のセパレータ
35より下側には、図2及び図3に示すように圧側の2
個のオリフィス36、3個のオリフィス37、4個のオ
リフィス38をそれぞれ形成し、またセパレータ35よ
り上側には伸側の2個のオリフィス40、3個のオリフ
ィス41、4個のオリフィス42をそれぞれ形成し、中
空ロッド7には圧側の2個のオリフィス36、3個のオ
リフィス37、4個のオリフィス38に対応して2個の
連通孔43、3個の連通孔44、4個の連通孔45を、
伸側の2個のオリフィス40、3個のオリフィス41、
4個のオリフィス42に対応して2個の連通孔46、3
個の連通孔47、4個の連通孔48をそれぞれ形成し、
連通孔43,44はホルダ15に形成した連通孔50
に、連通孔45はピストン8の第1の圧側バイパス油路
の一部をなす油路27に、連通孔46,47は油室S1
に、連通孔48はピストン8の第1の伸側バイパス油路
の一部をなす油路28にそれぞれ連通させている。
【0013】これにより、第1の圧側バイパス油路はホ
ルダ15の連通孔50、中空ロッド7の連通孔43,4
4、セレクトバルブ30のオリフィス36、オリフィス
37、セレクトバルブ30内油路、オリフィス38、中
空ロッド7の連通孔45、ピストン8の油路27で構成
され、また、第1の伸側バイパス油路は中空ロッド7の
連通孔46,47、セレクトバルブ30の伸側のオリフ
ィス40、オリフィス41、セレクトバルブ30内油
路、セレクトバルブ30のオリフィス42、中空ロッド
7の連通孔48及びピストン8の油路28にて構成さ
れ、圧側と伸側とで各々独立したバイパス油路が設けら
れとともに、これらの油路を開閉するオリフィスも圧側
と伸側とで各々独立して設けられる。
【0014】また、ピストン8には圧側メイン油路25
に通じて圧側及び伸側共用の第2バイパス油路の一部を
構成する油路51を形成し、セレクトバルブ30に共用
オリフィス52を形成し、中空ロッド7にオリフィス5
2に対応して油路51に臨む連通孔53を形成し、これ
により、圧側メインバルブ11と伸側メインバルブ12
及び圧側サブバルブ13と伸側サブバルブ14をバイパ
スする共用の第2のバイパス油路を構成し、この共用の
第2のバイパス油路の開口量をセレクトバルブ30のオ
リフィス52にて変化させるように構成している。
【0015】以上のように構成した油圧緩衝器における
減衰力調整装置においては、セレクトバルブ30の回転
位置を選択することによって第1及び第2のバイパス油
路の開口量が変化して発生する減衰力をソフト、ミディ
アム及びハードの三段階に調整することができる。以下
に各段階でのセレクトバルブのオリフィスの位置につい
て説明する。
【0016】(a)ソフト このときには図2及び図3(a)〜(d)に示すよう
に、圧側では、セレクトバルブ30の2個のオリフィス
36がいずれも中空ロッド7の連通孔43と、3個のオ
リフィス37のうちの2個が連通孔44と、4個のオリ
フィス38がいずれも連通孔45とそれぞれ連通する状
態になる。また、伸側では、セレクトバルブ30の2個
のオリフィス40がいずれも中空ロッド7の連通孔46
と、3個のオリフィス41のうちの2個が連通孔47
と、4個のオリフィス42がいずれも連通孔48とそれ
ぞれ連通する状態になる。そして、圧側及び伸側のいず
れでも共用のオリフィス52が連通孔53と連通する状
態になる。
【0017】(b)ミディアム このときには図4及び図5(a)〜(d)に示すよう
に、圧側では、セレクトバルブ30の3個のオリフィス
37のうちの1個が中空ロッド7の連通孔44と、4個
のオリフィス38のうちの2個が連通孔45とそれぞれ
連通した状態になり、2個のオリフィス36、3個のオ
リフィス37のうちの2個、4個のオリフィス38のう
ちの2個がいずれも非連通状態になる。また、伸側で
は、セレクトバルブ30の3個のオリフィス41のうち
の1個が中空ロッド7の連通孔47と、4個のオリフィ
ス42のうちの2個が連通孔48とそれぞれ連通した状
態になり、2個のオリフィス40、3個のオリフィス4
1のうちの2個、4個のオリフィス42のうちの2個が
いずれも非連通状態になる。そして、圧側及び伸側のい
ずれでも共用オリフィス52は非連通状態になる。
【0018】(c)ハード このときには図6及び図7(a)〜(d)に示すよう
に、圧側では、セレクトバルブ30の4個のオリフィス
38のうちの2個が連通孔45と連通した状態になる
が、それ以外の2個のオリフィス36、3個のオリフィ
ス37、4個のオリフィス38のうちの2個がいずれも
非連通状態になる。また、伸側では、セレクトバルブ3
0の4個のオリフィス42のうちの2個が連通孔45と
連通した状態になるが、それ以外の2個のオリフィス4
0、3個のオリフィス41、4個のオリフィス42のう
ちの2個がいずれも非連通状態になる。そして、圧側及
び伸側のいずれでも共用オリフィス52は非連通状態に
なる。したがって、このとき圧側のバイパス油路及び伸
側のバイパス油路は閉じた状態になる。
【0019】そして、圧縮行程でピストン8が下動する
とき、ピストン速度が高速域のときには油室S2内の作
動油が、圧側メイン油路25内に流入して圧側メインバ
ルブ11を押し上げるとともに第1の圧側バイパス油路
に流入して圧側サブバルブ13を押し上げて油室S1内
に流入して減衰力を発生する。このとき、前記セレクト
バルブ30の選択位置に応じてソフト状態又はミディア
ム状態が選択されているときには、油室S2内の作動油
の一部はホルダ15の油路50から選択されたオリフィ
ス36〜38の開口量に応じてピストン8の油路27に
流入し、圧側サブバルブ13を押し上げるので、セレク
トバルブ30で選択された減衰力を発生する。この場
合、セレクトバルブ30でソフト状態が選択されている
ときには、圧側メイン油路25に流入した作動油の一部
は油路51からオリフィス52及びオリフィス46,4
7を通じて油室S1内に流入する。
【0020】また、ピストン速度が低中速域のときに
は、圧側メイン油路25に流入する油室S2内の作動油
の流量によっては圧側メインバルブ11を押し上げるこ
とができないので、油室S2内の作動油はホルダ15の
油路50からセレクトバルブ30で選択されたオリフィ
ス36〜38の開口量に応じてピストン8の油路27に
流入し、圧側サブバルブ13を押し上げ、セレクトバル
ブ30で選択された減衰力を発生する。この場合、セレ
クトバルブ30でソフト状態が選択されているときに
は、圧側メイン油路25に流入した作動油の一部は油路
51からオリフィス52及びオリフィス46,47を通
じて油室S1内に流入する。
【0021】次に、伸び行程でピストン8が上動すると
き、ピストン速度が高速域のときには油室S1内の作動
油が、伸側メイン油路26内に流入して伸側メインバル
ブ12を押し下げるとともに第1の伸側バイパス油路に
流入して伸側サブバルブ14を押し下げて油室S2内に
流入して減衰力を発生する。このとき、前記セレクトバ
ルブ30の選択位置に応じてソフト状態又はミディアム
状態が選択されているときには、油室S1内の作動油の
一部は中空ロッド7の連通孔46,47から選択された
オリフィス40〜42の開口量に応じてピストン8の油
路28に流入し、伸側サブバルブ14を押し下げるの
で、セレクトバルブ30で選択された減衰力を発生す
る。この場合、セレクトバルブ30でソフト状態が選択
されているときには、セレクトバルブ30内に流入した
作動油の一部はオリフィス52から油路51及び圧側メ
イン油路25を通じて油室S2内に流入する。
【0022】また、ピストン速度が低中速域のときに
は、伸側メイン油路26に流入する油室S1内の作動油
の流量によっては伸側メインバルブ12を押し下げるこ
とができないので、油室S1内の作動油は中空ロッド7
の連通孔46,47からセレクトバルブ30で選択され
たオリフィス40〜42の開口量に応じてピストン8の
油路28に流入し、伸側サブバルブ14を押し下げ、セ
レクトバルブ30で選択された減衰力を発生する。この
場合、セレクトバルブ30でソフト状態が選択されてい
るときには、セレクトバルブ30内に流入した作動油の
一部はオリフィス52から油路51及び圧側メイン油路
25を通じて油室S2内に流入する。
【0023】このように圧側と伸側とで各々独立したバ
イパス油路及び可変オリフィスが設けられているので、
圧側及び伸側で独立した減衰力特性を設定することがで
き、またメインバルブ11,12とサブバルブ13,1
4とが機能的に並列に配置されているので減衰力の設定
が容易になり、更に、メインバルブ11,12及びサブ
バルブ13,14をバイパスする伸側及び圧側の共用の
バイパス油路(油路51等)と、この共用のバイパス油
路の開口量を変化させる共用の可変オリフィス52が設
けられているので、細やかな減衰力調整が容易になる。
【0024】次に、本願の第2発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。ここで、図8乃至図10は第2発
明に係る減衰力調整装置を備えた油圧緩衝器の要部断面
図であり、このうち図8は減衰力をソフトに設定した状
態を、図9は減衰力をミディアムに設定した状態を、図
10は減衰力をハードに設定した状態を示す。尚、第1
発明と同一の部材については同一の番号を付し説明を省
略する。
【0025】第2発明に係る減衰力調整装置を備えた油
圧緩衝器61は、中空ロッド7の先端部にメインピスト
ン62、メインピストン62の上下面に装着される圧側
メインバルブ11及び伸側メインバルブ12、圧側サブ
ピストン63及び伸側サブピストン64、圧側サブバル
ブ13及び伸側サブバルブ14を、リテーナ65,66
間に挟持してナット17で固着している。
【0026】メインピストン62の上下面には円環状又
は非円環状のメインバルブシート面21,22を、サブ
ピストン63,64の上面,下面に円環状又は非円環状
サブバルブシート面23,24を形成している。そし
て、第1発明と同様に、メインバルブシート面21,2
2にはメインピストン62に形成した圧側メイン油路2
5及び伸側メイン油路26を臨ませて、前記圧側メイン
バルブ11及び伸側メインバルブ12を着座させてい
る。また、サブバルブシート面23,24には圧側メイ
ンバルブ11をバイパスする圧側バイパス油路の一部を
なす中間室67及び伸側メインバルブ12をバイパスす
る伸側バイパス油路の一部をなす中間室68を臨ませ
て、前記圧側サブバルブ13及び伸側サブバルブ14を
着座させている。
【0027】また、セレクトバルブ30のセパレータ3
5より上側には圧側のオリフィス69、70、71をそ
れぞれ形成し、またセパレータ35より下側には伸側の
オリフィス72、73、74をそれぞれ形成し、中空ロ
ッド7には圧側のオリフィス69〜71に対応して連通
孔75〜77を、伸側のオリフィス72〜74に対応し
て78〜80をそれぞれ形成し、更にメインピストン6
2には圧側メイン油路25に通じる油路81を、伸側メ
イン油路26に通じる油路82をそれぞれ形成し、圧側
の連通孔75,76を油路81に、連通孔77を中間室
67に、伸側の連通孔78,79を油路82に、連通孔
80を中間室68にそれぞれ連通させている。
【0028】これにより、第1の圧側バイパス油路はメ
インピストン62の圧側メイン油路25の一部及び油路
81、中空ロッド7の連通孔75,76、セレクトバル
ブ30のオリフィス69、70、セレクトバルブ30内
油路、オリフィス71、中空ロッド7の連通孔77、中
間室67で構成され、また、第1の伸側バイパス油路は
メインピストン62の伸側メイン油路26の一部及び油
路82、中空ロッド7の連通孔78,79、セレクトバ
ルブ30のオリフィス72、73、セレクトバルブ30
内油路、オリフィス74、中空ロッド7の連通孔80、
中間室68で構成され、圧側と伸側とで各々独立した第
1のバイパス油路が設けられとともに、これらの油路を
開閉するオリフィスも圧側と伸側とで各々独立して設け
られ、更に上記のようにメイン油路25,26の一部を
バイパス油路と共用している。
【0029】また、セレクトバルブ30には圧側及び伸
側共用オリフィス83を形成し、中空ロッド7にオリフ
ィス83に対応して油室S1に連通する連通孔84を形
成して、これにより、中空ロッド7の連通孔84、セレ
クトバルブ30のオリフィス83、セレクトバルブ30
内油路、セレクトバルブ30のオリフィス69,70、
中空ロッド7の連通孔75,76、メインピストン62
の油路81、圧側メイン油路25によって、圧側メイン
バルブ11と伸側メインバルブ12及び圧側サブバルブ
13と伸側サブバルブ14をバイパスする伸側及び圧側
共用の第2のバイパス油路を構成し、この共用の第2の
バイパス油路の開口量をセレクトバルブ30の共用オリ
フィス83にて変化させるように構成している。
【0030】そして、圧縮行程でメインピストン62が
下動するとき、油室S2内の作動油が、共用の第2のバ
イパス油路、圧側の第1のバイパス油路及び圧側メイン
油路25内に流入して、共用オリフィス83または圧側
サブバルブ13、圧側メインバルブ11を通過または押
し上げて油室S1内に流入して減衰力を発生する。この
とき、セレクトバルブ30の選択位置に応じてソフト状
態、ミディアム状態或いはハード状態とされる。
【0031】ソフト状態が選択されているときには、図
8に示すように油室S2の作動油は先ず共用オリフィス
83を通じて油室S1へ流入し、次に油路81、連通孔
75,76、オリフィス69,70、オリフィス71、
中間室67に流入し、圧側サブバルブ13を押し上げて
油室S1へ流入し、さらにメイン油路25を通じて圧側
メインバルブ11を押し上げて油室S1内に流入してセ
レクトバルブ30で選択された減衰力を発生する。
【0032】ミディアム状態が選択されているときに
は、図9に示すように油室S2の作動油は油路81、連
通孔75、オリフィス69、オリフィス71、中間室6
7に流入し、圧側サブバルブ13を押し上げて油室S1
へ流入し、さらにメイン油路25を通じて圧側メインバ
ルブ11を押し上げて油室S1内に流入してセレクトバ
ルブ30で選択された減衰力を発生する。
【0033】ハード状態が選択されているときには、図
10に示すように油室S2の作動油はメイン油路25を
通じて圧側メインバルブ11を押し上げて油室S1内に
流入して減衰力を発生する。
【0034】一方、伸び行程でソフト状態が選択されて
いるときには、図8に示すように油室S1内の作動油は
共用オリフィス83を通じて油室S2内に流入し、次に
油路82、連通孔78,79、オリフィス72,73、
オリフィス74、中間室68に流入し、伸側サブバルブ
14を押し下げて油室S2に流入し、さらにメイン油路
26を通じて伸側メインバルブ12を押し下げて油室S
2に流入してセレクトバルブ30で選択された減衰力を
発生する。
【0035】ミディアム状態が選択されているときに
は、図9に示すように油室S1の作動油は油路82、連
通孔78、オリフィス72、オリフィス74、中間室6
8に流入し、伸側サブバルブ14を押し下げて油室S2
に流入し、さらにメイン油路26を通じて伸側メインバ
ルブ12を押し下げて油室S2に流入してセレクトバル
ブ30で選択された減衰力を発生する。
【0036】ハード状態が選択されているときには、図
10に示すように油室S1内の作動油はメイン油路26
を通じて伸側メインバルブ12を押し下げて油室S2に
流入して減衰力を発生する。
【0037】このように圧側と伸側とで各々独立したバ
イパス油路及び可変オリフィスが設けられているので、
圧側及び伸側で独立した減衰力特性を設定することがで
き、またメインバルブ11,12とサブバルブ13,1
4とが並列に配置されているので減衰力の設定が容易に
なり、更に、メインバルブ11,12及びサブバルブ1
3,14をバイパスする伸側及び圧側の共用のバイパス
油路(油路81等)と、この共用のバイパス油路の開口
量を変化させる共用の可変オリフィス83が設けられて
いるので、細やかな減衰力調整が容易になる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
圧側と伸側とで各々独立したバイパス油路及び可変オリ
フィスを設け、メインバルブとサブバルブとを機能的に
並列に配置し、更に、メインバルブ及びサブバルブをバ
イパスする伸側及び圧側の共用のバイパス油路と、この
共用のバイパス油路の開口量を変化させる共用の可変オ
リフィスを設けたので、圧側及び伸側で独立した減衰力
特性を容易に設定することができるとともに、細やかな
減衰力調整が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る減衰力調整装置を備えた油圧緩
衝器の要部断面図
【図2】減衰力をソフトに設定した状態の図1の要部拡
大断面図
【図3】(a)は図2のA−A線及びG−G線に沿う断
面図、(b)は図2のB−B線及びF−F線に沿う断面
図、(c)は図2のC−C線及びE−E線に沿う断面
図、(d)は図2のD−D線に沿う断面図
【図4】減衰力をミディアムに設定した状態の図2と同
様の断面図
【図5】(a)は図4のA−A線及びG−G線に沿う断
面図、(b)は図4のB−B線及びF−F線に沿う断面
図、(c)は図4のC−C線及びE−E線に沿う断面
図、(d)は図4のD−D線に沿う断面図
【図6】減衰力をハードに設定した状態の図2と同様の
断面図
【図7】(a)は図6のA−A線及びG−G線に沿う断
面図、(b)は図6のB−B線及びF−F線に沿う断面
図、(c)は図6のC−C線及びE−E線に沿う断面
図、(d)は図6のD−D線に沿う断面図
【図8】第2発明に係る減衰力調整装置を備えた油圧緩
衝器の減衰力をソフトに設定した状態の要部拡大断面図
【図9】第2発明に係る減衰力調整装置を備えた油圧緩
衝器の減衰力をミディアムに設定した状態の要部拡大断
面図
【図10】第2発明に係る減衰力調整装置を備えた油圧
緩衝器の減衰力をハードに設定した状態の要部拡大断面
【符号の説明】
1,61…油圧緩衝器、2…アウタチューブ、3…ダン
パシリンダ、7…中空ロッド、8…ピストン、11…圧
側メインバルブ、12…伸側メインバルブ、13…圧側
サブバルブ、14…伸側サブバルブ、15…ホルダ、2
1…圧側メインバルブシート面、22…伸側メインバル
ブシート面、23…圧側サブバルブシート面、24…伸
側サブバルブシート面、25…圧側メイン油路、26…
伸側メイン油路、27,81…油路(圧側バイパス油
路)、28,82…油路(伸側バイパス油路)、30…
セレクトバルブ、35…セパレータ、36〜38,69
〜71…圧側のオリフィス、40〜42,72〜74…
伸側のオリフィス、52,83…共用のオリフィス、6
2…メインピストン、63,64…サブピストン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に挿通した中空ロッドの先端
    部に前記シリンダ内周面に摺接すべく固着されたピスト
    ンと、このピストンに形成された伸側及び圧側のメイン
    油路と、このメイン油路とは独立してピストンに形成さ
    れた伸側及び圧側の第1のバイパス油路と、前記メイン
    油路を開閉すべくピストンの両端面に設けた小径バルブ
    シートに着座するメインバルブと、前記第1のバイパス
    油路を開閉すべくピストンの両端面に設けた大径バルブ
    シートに着座するサブバルブと、前記中空ロッド内に回
    転自在に装着されるとともに前記第1のバイパス油路を
    絞るオリフィスを形成したセレクトバルブとを備えた油
    圧緩衝器の減衰力調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の油圧緩衝器の減衰力調
    整装置において、前記メイン油路及び第1のバイパス油
    路は伸側及び圧側共用の第2のバイパス油路でバイパス
    され、また前記セレクトバルブには前記第2のバイパス
    油路を絞るオリフィスを形成したことを特徴とする油圧
    緩衝器の減衰力調整装置。
  3. 【請求項3】 シリンダ内に挿通した中空ロッドの先端
    部に前記シリンダ内周面に摺接すべく固着されたメイン
    ピストンと、このメインピストンの両端部に設けられる
    サブピストンと、前記メインピストンに形成された伸側
    及び圧側のメイン油路と、前記サブピストンに形成され
    た伸側及び圧側の第1のバイパス油路と、前記メイン油
    路を開閉すべくメインピストンの両端面に設けたバルブ
    シートに着座するメインバルブと、前記第1のバイパス
    油路を開閉すべくサブピストンの両端面に設けたバルブ
    シートに着座するサブバルブと、前記中空ロッド内に回
    転自在に装着されるとともに前記第1のバイパス油路を
    絞るオリフィスを形成したセレクトバルブとを備えた油
    圧緩衝器の減衰力調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の油圧緩衝器の減衰力調
    整装置において、前記メイン油路及び第1のバイパス油
    路は伸側及び圧側共用の第2のバイパス油路でバイパス
    され、また前記セレクトバルブには前記第2のバイパス
    油路を絞るオリフィスを形成したことを特徴とする油圧
    緩衝器の減衰力調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項1及び請求項3に記載の油圧緩衝
    器の減衰力調整装置において、前記セレクトバルブは、
    軸方向の異なる位置に伸側の可変オリフィス及び圧側の
    可変オリフィスが順次形成され、セレクトバルブ内に圧
    入したスチールボール等のセパレータにて伸側の可変オ
    リフィス及び圧側の可変オリフィスとの間が仕切られて
    いることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力調整装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の油圧緩衝器の減衰力調
    整装置において、前記メインピストンに形成したメイン
    油路の一部が第1のバイパス油路の一部を兼ねているこ
    とを特徴とする油圧緩衝器減衰力調整装置。
JP5214794A 1994-03-23 1994-03-23 油圧緩衝器の減衰力調整装置 Pending JPH07259917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5214794A JPH07259917A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 油圧緩衝器の減衰力調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5214794A JPH07259917A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 油圧緩衝器の減衰力調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07259917A true JPH07259917A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12906770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5214794A Pending JPH07259917A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 油圧緩衝器の減衰力調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07259917A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030024148A (ko) * 2001-09-17 2003-03-26 주식회사 만도 감쇠력 가변형 쇽 업소버
JP2019138398A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 Kyb−Ys株式会社 緩衝器
CN110273966A (zh) * 2019-06-18 2019-09-24 天津大学 一种多级可控变阻尼减振器
CN111779788A (zh) * 2020-07-14 2020-10-16 上海理工大学 用于智能膝关节假肢的单回路双向流量预调节阻尼缸
CN111805513A (zh) * 2020-07-14 2020-10-23 上海理工大学 一种半主动刚柔耦合式液压外骨骼

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030024148A (ko) * 2001-09-17 2003-03-26 주식회사 만도 감쇠력 가변형 쇽 업소버
JP2019138398A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 Kyb−Ys株式会社 緩衝器
CN110273966A (zh) * 2019-06-18 2019-09-24 天津大学 一种多级可控变阻尼减振器
CN111779788A (zh) * 2020-07-14 2020-10-16 上海理工大学 用于智能膝关节假肢的单回路双向流量预调节阻尼缸
CN111805513A (zh) * 2020-07-14 2020-10-23 上海理工大学 一种半主动刚柔耦合式液压外骨骼
CN111779788B (zh) * 2020-07-14 2021-11-16 上海理工大学 用于智能膝关节假肢的单回路双向流量预调节阻尼缸
CN111805513B (zh) * 2020-07-14 2022-07-12 上海理工大学 一种半主动刚柔耦合式液压外骨骼

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4561524A (en) Damping force regulation device for telescope shock absorber
JPH07233840A (ja) 減衰力可変型ショックアブソーバ
US5226512A (en) Variable damping force shock absorber with variable orifice for adjusting damping characteristics
JP2000193014A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
US7111711B2 (en) Vibration damper with stroke-dependent damping force
JPH07259917A (ja) 油圧緩衝器の減衰力調整装置
JP2918293B2 (ja) 減衰力可変型緩衝器
JP2578901Y2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP3383865B2 (ja) 油圧緩衝器
JPH11182611A (ja) 液圧緩衝器
JP2001263408A (ja) 油圧緩衝器
JPH05231459A (ja) 油圧緩衝器
JP2857403B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JPH078643U (ja) 緩衝器
JP2820743B2 (ja) 緩衝器のオイルロック機構
JP2918250B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2002168281A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2533356Y2 (ja) 緩衝器のバルブ機構
JPH03157532A (ja) 減衰力可変型緩衝器
JP2515441Y2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2001146937A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH0722149U (ja) 油圧緩衝器の圧側減衰力調整装置
JPH02275128A (ja) 液圧緩衝器の減衰力可変システム
JPS5877943A (ja) 油圧緩衝器
JP2580170Y2 (ja) 減衰力可変型緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030228