JPH0726035Y2 - 縦射出式ダイカスト機における射出スリーブへの粉状断熱剤塗布装置 - Google Patents

縦射出式ダイカスト機における射出スリーブへの粉状断熱剤塗布装置

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JPH0726035Y2
JPH0726035Y2 JP1989150991U JP15099189U JPH0726035Y2 JP H0726035 Y2 JPH0726035 Y2 JP H0726035Y2 JP 1989150991 U JP1989150991 U JP 1989150991U JP 15099189 U JP15099189 U JP 15099189U JP H0726035 Y2 JPH0726035 Y2 JP H0726035Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、射出スリーブを鉛直状に設置せしめてプラン
ジャチップを他側から天側へ向けて射出する縦射出式ダ
イカスト機において、その射出スリーブ内面に粉状断熱
剤を静電塗布するための塗布装置に関すものである。
〈従来の技術〉 本願人は先に、射出スリーブの内周面に粉状断熱剤を塗
布することを提案し、その中で粉状断熱剤を静電塗布す
る方法が最も好ましいことを開示した(特開平1−2997
50号公報参照)。
しかし乍ら、実際に粉状断熱剤を射出スリーブの内周面
に静電塗布する場合、特に縦射出式ダイカスト機にあっ
ては、射出スリーブの下端がプランジャチップでもって
閉塞されているため、粉状断熱剤を射出スリーブの内底
部までむらなく塗布することが難しく、また射出スリー
ブの内径が小さいと既製の静電塗布用ガンを射出スリー
ブの中へ挿入することができないため粉状断熱剤を静電
塗布すること自体が不可能となる不具合があった。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案はこの様な不具合に鑑みてなされたものであり、
粉状断熱剤を射出スリーブの内底部までむらなく均一に
静電塗布することが出来ると共に、既製の静電塗布用ガ
ンを挿入することができない小径の射出スリーブにも容
易に適用することが出来、且つ塗布装置のメンテナンス
も容易に行うことが出来る縦射出式ダイカスト機におけ
る射出スリーブへの粉状断熱剤塗布装置を提供せんとす
るものである。
〈課題を解決するための手段〉 斯る目的を達成する本考案の縦射出式ダイカスト機にお
ける射出スリーブへの粉状断熱剤塗布装置は、射出スリ
ーブの内部長とほぼ同じ長さを有し且つ軸心に沿って粉
体流路を有する粉体吹出し筒における外周の長手方向に
沿って溝を形成し、該溝内に高電圧発生装置と電気的に
接続された電極線を埋設すると共にその表面を絶縁部材
で被覆し、該電極線の先端を上記粉体吹出し筒の粉体吹
出し口近傍に臨ませ、上記粉体吹出し筒を駆動用シリン
ダのロッドに支持せしめて射出スリーブ内に出し入れ自
在としたことを特徴としたものである。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
本考案に係る粉状断熱剤の塗布装置Aは、第1図に示す
如く粉体吹出し筒1と、その粉体吹出し筒1をダイカト
ト機Bの射出スリーブb1内に出し入れするための駆動用
シリンダ2とで構成され、ダイカスト機Bの固定金型b2
の下部に鉛直状傾動自在に配備された射出スリーブb1
傾動側に設置される。尚、図中b3はプランジャチップで
あり、b4は固定盤である。
そして、駆動用シリンダ2は、ダイカスト機Bの固定盤
b4に支持杆3を介して、傾動した射出スリーブb1と平行
となるようにそのロッド2aを射出スリーブb1の先端すな
わち注湯口b1′方へ向けて傾斜状に取付け、ロッド2aの
先端に取付片4を介して粉体吹出し筒1を一体的に取付
ける。
粉体吹出し筒1は、射出スリーブb1の内部長とほぼ同じ
長さに形成すると共に、軸心に沿って粉体流路1aを有す
る中空棒状に形成し、その先端開口を粉体吹出し口1bと
なし、後端側に駆動用シリンダ2のロッド2aに取付ける
ための取付部1cを同一体に形成するか、第2図に示した
実施例の如く別体に形成して取外し可能に一体的に取付
ける。
尚、図中6は粉体吹出し筒1の粉体吹出し口1bから吹出
しされる粉状断熱剤を射出スリーブb1の内周面に効率よ
く分散させるための分散板、7は粉状断熱剤を供給する
ための供給用ホースである。
そして、この粉体吹出し筒1の外周には、第2図,第3
図に示すように、その長手方向に沿って溝1dを形成し、
その溝1d内に高電圧発生装置8と電気的に接続された電
極線9を1本ないしは複数本埋設し、その表面を絶縁部
材10で被覆するようにすると共に、その電極線9の先端
9aを粉体流路1aの内側または外側における粉体吹出し口
1b近傍に臨ませる。この第2図,第3図に示す実施例で
は、粉体吹出し筒1を取付部1cと別体に形成したことと
相俟って、仮に電極線9や粉体吹出し筒1が損傷した場
合にその電極線9や粉体吹出し筒1のみを個別に交換す
るだけですむメリットがある。
而して、射出スリーブb1の内周面に粉状断熱剤を静電塗
布する場合には、駆動用シリンダ2のロッド2aを前進動
作させて粉体吹出し筒1を射出スリーブb1の注湯口b1
から挿入せしめて粉体吹出し口1bを射出スリーブb1の内
底部付近(プランジャチップb3の近く)まで進入させ、
供給用ホース10から粉体吹出し筒1の粉体流路1aに粉状
断熱剤を供給すると同時に、高電圧発生装置8でもって
電極線9の先端9aと射出スリーブb1の内周面b1″との間
に高電圧をかけて静電電界を発生させる。すると、粉体
吹出し口1bから吹出される粉状断熱剤が帯電されて射出
スリーブb1の内周面b1″に瞬間的に付着塗布されるの
で、粉体吹出し口1bから粉状断熱剤を吹出しながら粉体
吹出し筒1を射出スリーブb1から徐々に引抜けば、射出
スリーブb1の内周面b1″前面にわたって均一に粉状断熱
剤が静電塗布される。
尚、使用する粉状断熱剤としては溶湯と非反応性の粉
体、例えばボロンや滑石等の帯電性を有する粉体、或い
は金属酸化物や金属硫化物、金属チッ化物等の粉体、又
はこれら粉体に樹脂粉を混合させた粉体などを使用し
得、その中でも特に射出スリーブb1の内周面b1″に対す
るプランジャチップb3の摺動性を向上させる上で、粉体
状態でもって自己潤滑性を有する粉体を使用することが
好ましい。
〈考案の効果〉 本考案の縦射出式ダイカスト機における射出スリーブへ
の粉状断熱剤塗布装置は斯様に構成したので、下記の効
果を奏する。
粉体吹出し筒を射出スリーブの内部長とほぼ同じ長
さに形成して粉体吹出し筒を駆動用シリンダで射出スリ
ーブ内に出し入れ自在としたので、射出スリーブの内底
部から注湯口まで粉状断熱剤をむらなく均一に静電塗布
することが出来る。
粉体吹出し筒に高電圧発生装置と電気的に接続され
た電極線を埋設して電極線の先端を粉体吹出し筒の粉体
吹出し口近傍に臨ませるようにしたので、粉体吹出し筒
の外径を細く形成することが可能となり、従って既成の
静電塗布用ガンを挿入することができない小径の射出ス
リーブにも十分に対応し適用することが出来るようにな
る。
高電圧発生装置と電気的に接続された電極線を粉体
吹出し筒外周の長手方向に沿って形成した溝内に埋設
し、その表面を絶縁部材で被覆するようにしているの
で、仮に電極線が損傷した場合でも、電極線のみを個別
に交換すればよく、塗布装置全体を交換する必要がない
ため、装置のメンテナンスも極めて容易であると共にコ
スト安である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施の一例を示す塗布装置の使用状態を
一部切欠して示す側面図、第2図は本考案に係る粉体吹
出し筒を示す縦断側面図、第3図は第2図の(III)−
(III)線に沿う拡大断面図である。 図中 A:塗布装置、B:ダイカスト機、b1:射出スリーブ 1:粉体吹出し筒、1a:粉体流路、1b:粉体吹出し口 2:駆動用シリンダ、2a:ロッド、8:高電圧発生装置 9:電極線、9a:電極線先端、10:絶縁部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出スリーブの内部長とほぼ同じ長さを有
    し且つ軸心に沿って粉体流路を有する粉体吹出し筒にお
    ける外周の長手方向に沿って溝を形成し、該溝内に高電
    圧発生装置と電気的に接続された電極線を埋設すると共
    にその表面を絶縁部材で被覆し、該電極線の先端を上記
    粉体吹出し筒の粉体吹出し口近傍に臨ませ、上記粉体吹
    出し筒を駆動用シリンダのロッドに支持せしめて射出ス
    リーブ内に出し入れ自在としたことを特徴とする縦射出
    式ダイカスト機における射出スリーブへの粉状断熱剤塗
    布装置。
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