JPH07261421A - 電子写真感光材料 - Google Patents
電子写真感光材料Info
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- JPH07261421A JPH07261421A JP5431794A JP5431794A JPH07261421A JP H07261421 A JPH07261421 A JP H07261421A JP 5431794 A JP5431794 A JP 5431794A JP 5431794 A JP5431794 A JP 5431794A JP H07261421 A JPH07261421 A JP H07261421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phthalocyanine
- particles
- photoconductive
- weight
- parts
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- Pending
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フタロシアニン系光導電性材料を用いた電子
写真感光材料において、光導電性材料の種類以外の材料
および手段により感度を向上させたものを提供する。 【構成】 導電性支持体と、この導電性支持体の一面上
に形成され、かつフタロシアニン系光導電性材料、高絶
縁性材料粒子およびバインダー樹脂を主成分として含む
光導電層とを有し、前記高絶縁性材料粒子のみをバイン
ダー樹脂中に分散して形成したフィルムの近赤外光散乱
効率が0.005〜0.1の範囲になる配合割合の高絶
縁性材料を用い、かつ前記フタロシアニン系光導電性材
料が平均粒径20μm以下の高絶縁性材料粒子の表面に
被覆され、前記光導電層中に複合粒子として含有させる
ことを特徴とする電子写真感光材料。
写真感光材料において、光導電性材料の種類以外の材料
および手段により感度を向上させたものを提供する。 【構成】 導電性支持体と、この導電性支持体の一面上
に形成され、かつフタロシアニン系光導電性材料、高絶
縁性材料粒子およびバインダー樹脂を主成分として含む
光導電層とを有し、前記高絶縁性材料粒子のみをバイン
ダー樹脂中に分散して形成したフィルムの近赤外光散乱
効率が0.005〜0.1の範囲になる配合割合の高絶
縁性材料を用い、かつ前記フタロシアニン系光導電性材
料が平均粒径20μm以下の高絶縁性材料粒子の表面に
被覆され、前記光導電層中に複合粒子として含有させる
ことを特徴とする電子写真感光材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光材料に関す
るものである。更に詳しくは、本発明はフタロシアニン
系光導電性材料を用いた電子写真用感光材料の感度の改
善に関するものである。
るものである。更に詳しくは、本発明はフタロシアニン
系光導電性材料を用いた電子写真用感光材料の感度の改
善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真においては、感光体の
光導電層表面に帯電、露光を行い静電潜像を形成させ、
これを現像液で可視化させてその可視像をそのまま直接
感光体上に定着させて複写像を得るか、あるいは感光体
上の可視像を紙などの転写紙上に転写し、その転写像を
定着させて複写像を得る、いわゆるPPC(Plain
Paper Copyの略)方式によるものとがある。
従来、この種の目的で使用される電子写真用感光体の光
導電層を形成するのに、光導電性材料として無定型セレ
ン、硫化カドミウムあるいは酸化亜鉛か汎用されてい
る。しかし、無定型セレンでは光導電性支持体への蒸着
が必要で製造が困難な上に、その蒸着膜に可撓性が無
く、しかも毒性が強くて取り扱いに注意を要し、高価に
なる欠点がある。他方、硫化カドミウムや酸化亜鉛では
それらを基体上に結着させるバインダー樹脂との混合比
によって感度が左右されることから、実用可能な感度を
得るためにはバインダー樹脂の割合を小さくせざるを得
ず、その結果、可撓性、平滑性、硬度、耐摩耗性などの
機械的強度が低く、さらにコロナ放電に伴って発生する
オゾン等によって特性が劣化するという欠点がある他、
毒性があるため環境汚染を発生する恐れがあるなどの衛
生上の問題があった。
光導電層表面に帯電、露光を行い静電潜像を形成させ、
これを現像液で可視化させてその可視像をそのまま直接
感光体上に定着させて複写像を得るか、あるいは感光体
上の可視像を紙などの転写紙上に転写し、その転写像を
定着させて複写像を得る、いわゆるPPC(Plain
Paper Copyの略)方式によるものとがある。
従来、この種の目的で使用される電子写真用感光体の光
導電層を形成するのに、光導電性材料として無定型セレ
ン、硫化カドミウムあるいは酸化亜鉛か汎用されてい
る。しかし、無定型セレンでは光導電性支持体への蒸着
が必要で製造が困難な上に、その蒸着膜に可撓性が無
く、しかも毒性が強くて取り扱いに注意を要し、高価に
なる欠点がある。他方、硫化カドミウムや酸化亜鉛では
それらを基体上に結着させるバインダー樹脂との混合比
によって感度が左右されることから、実用可能な感度を
得るためにはバインダー樹脂の割合を小さくせざるを得
ず、その結果、可撓性、平滑性、硬度、耐摩耗性などの
機械的強度が低く、さらにコロナ放電に伴って発生する
オゾン等によって特性が劣化するという欠点がある他、
毒性があるため環境汚染を発生する恐れがあるなどの衛
生上の問題があった。
【0003】これらの欠点や問題を解決するため種々研
究開発が行われ、近年、例えば特開昭50−38543
号公報、特開昭51−95852号公報、特開昭53−
64040号公報、特開昭53−83744号公報等に
てフタロシアニン系光導電性材料を用いた感光体が提案
されている。この種の感光体は加工性および感度におい
て優れ、衛生上の問題もなく、半導体レーザーの様な長
波長の近赤外光に対しても高感度を示すことが知られて
いる。フタロシアニン系光導電性材料粉末をバインダー
樹脂中に分散させてなる光導電層を基体上に形成してな
る電子写真感光材料においては、感度を向上させるこ
と、が得られる潜像の解像度を向上させることにつなが
るため、これまでいろいろな改良がなされてきたが、何
れも必ずしも満足すべき方法ではない。
究開発が行われ、近年、例えば特開昭50−38543
号公報、特開昭51−95852号公報、特開昭53−
64040号公報、特開昭53−83744号公報等に
てフタロシアニン系光導電性材料を用いた感光体が提案
されている。この種の感光体は加工性および感度におい
て優れ、衛生上の問題もなく、半導体レーザーの様な長
波長の近赤外光に対しても高感度を示すことが知られて
いる。フタロシアニン系光導電性材料粉末をバインダー
樹脂中に分散させてなる光導電層を基体上に形成してな
る電子写真感光材料においては、感度を向上させるこ
と、が得られる潜像の解像度を向上させることにつなが
るため、これまでいろいろな改良がなされてきたが、何
れも必ずしも満足すべき方法ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はフタロシアニ
ン系光導電性材料を用いた電子写真感光材料において、
光導電性材料の種類以外の材料および手段により感度を
向上させることを目的とする。
ン系光導電性材料を用いた電子写真感光材料において、
光導電性材料の種類以外の材料および手段により感度を
向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、光導電層を構成する材料のうち、バインダー樹脂
中に高絶縁性材料粒子のみを分散、乾燥して、形成した
フィルムの近赤外光散乱効率が0.005〜0.1の範囲になる
ような高絶縁性材料を用い、かつフタロシアニン系光導
電性材料および増感剤粒子をこの高絶縁性材料の表面に
被覆した複合粒子を用いることによって、課題の解決が
達成されることを見出し、本発明に到達した。
結果、光導電層を構成する材料のうち、バインダー樹脂
中に高絶縁性材料粒子のみを分散、乾燥して、形成した
フィルムの近赤外光散乱効率が0.005〜0.1の範囲になる
ような高絶縁性材料を用い、かつフタロシアニン系光導
電性材料および増感剤粒子をこの高絶縁性材料の表面に
被覆した複合粒子を用いることによって、課題の解決が
達成されることを見出し、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明に係わる電子写真感光材
料は導電性支持体と、この導電性支持体の一面上に形成
され、かつフタロシアニン系光導電性材料、高絶縁性材
料粒子およびバインダー樹脂を主成分として含む光導電
層とを有し、前記高絶縁性材料粒子のみをバインダー樹
脂中に分散して形成したフィルムの近赤外光散乱効率が
0.005〜0.1の範囲になる配合割合の高絶縁性材
料を用い、かつ前記フタロシアニン系光導電性材料が平
均粒径20μm以下の高絶縁性材料粒子の表面に被覆さ
れ、前記光導電層中に複合粒子として含有させることを
特徴とするものである。
料は導電性支持体と、この導電性支持体の一面上に形成
され、かつフタロシアニン系光導電性材料、高絶縁性材
料粒子およびバインダー樹脂を主成分として含む光導電
層とを有し、前記高絶縁性材料粒子のみをバインダー樹
脂中に分散して形成したフィルムの近赤外光散乱効率が
0.005〜0.1の範囲になる配合割合の高絶縁性材
料を用い、かつ前記フタロシアニン系光導電性材料が平
均粒径20μm以下の高絶縁性材料粒子の表面に被覆さ
れ、前記光導電層中に複合粒子として含有させることを
特徴とするものである。
【0007】本発明は光導電層を形成させるに際し、フ
タロシアニン系光導電性材料および増感剤の種類と使用
量を一定にした場合、塗膜の散乱係数を高めるような高
絶縁性材料粒子を一定の配合割合で、かつフタロシアニ
ン系光導電性材料および増感剤粒子をこの高絶縁性材料
の表面に被覆した複合粒子を用いることによって、感度
を向上させることを可能にするものである。
タロシアニン系光導電性材料および増感剤の種類と使用
量を一定にした場合、塗膜の散乱係数を高めるような高
絶縁性材料粒子を一定の配合割合で、かつフタロシアニ
ン系光導電性材料および増感剤粒子をこの高絶縁性材料
の表面に被覆した複合粒子を用いることによって、感度
を向上させることを可能にするものである。
【0008】高絶縁性材料粒子を光導電層に混合するこ
とによる感度の向上はすでに特開平5−11478号公
報にて提案されているが、高絶縁性材料粒子の種類によ
ってその効果が異なり、不明確であったが、鋭意検討の
結果、バインダー樹脂中に高絶縁性材料粒子のみを分
散、乾燥したフィルムの近赤外光散乱効率が0.005〜0.1
の範囲にある場合がより好適であることを見い出した。
とによる感度の向上はすでに特開平5−11478号公
報にて提案されているが、高絶縁性材料粒子の種類によ
ってその効果が異なり、不明確であったが、鋭意検討の
結果、バインダー樹脂中に高絶縁性材料粒子のみを分
散、乾燥したフィルムの近赤外光散乱効率が0.005〜0.1
の範囲にある場合がより好適であることを見い出した。
【0009】フタロシアニンをバインダー樹脂中に分散
した単層型感光体においては、光照射によって表面付近
で発生した電子と正孔がそれぞれ表面と導電性基材の方
に向かって移動して表面の帯電電荷を打ち消すが、フタ
ロシアニン系感光体では正孔の移動度が電子に比べて高
いため電子の移動距離が少なくなるように表面をプラス
に帯電する。しかし、実際には照射した光は感光体内部
にまで浸透し、感光体内部で発生した電子は移動度が低
いため感度低下や残留電位増加の原因となる。感光体中
に高い散乱係数をもつ高絶縁性材料粒子を混合すること
によって光が感光体の内部にまで浸透するのを防ぎ、感
度の向上、残留電位の低下を達成することができる。
した単層型感光体においては、光照射によって表面付近
で発生した電子と正孔がそれぞれ表面と導電性基材の方
に向かって移動して表面の帯電電荷を打ち消すが、フタ
ロシアニン系感光体では正孔の移動度が電子に比べて高
いため電子の移動距離が少なくなるように表面をプラス
に帯電する。しかし、実際には照射した光は感光体内部
にまで浸透し、感光体内部で発生した電子は移動度が低
いため感度低下や残留電位増加の原因となる。感光体中
に高い散乱係数をもつ高絶縁性材料粒子を混合すること
によって光が感光体の内部にまで浸透するのを防ぎ、感
度の向上、残留電位の低下を達成することができる。
【0010】バインダー樹脂中に高絶縁性材料粒子を分
散したフィルムの近赤外光散乱効率は、バインダー樹脂
粒子中の高絶縁性材料粒子の幾何的な断面積に対する近
赤外光の散乱断面積の比で定義され、高絶縁性材料粒
子、バインダー樹脂の屈折率比および高絶縁性材料粒子
の粒子径、配合比によって近赤外光散乱効率は変化す
る。一般的にはバインダー樹脂に対する高絶縁性材料粒
子の屈折率比が高いほど近赤外光散乱効率は高く、高絶
縁性材料粒子の濃度が高いほど多重散乱の効果によって
近赤外光散乱効率は低くくなる。近赤外光散乱効率が低
すぎると感光体内部まで光が浸透し、移動度の低い電子
が感光体中に残されて感度低下の原因となる。また、近
赤外光散乱効率が高すぎると感光体表面での反射が強く
なってかえって感度を低下させる。ここでの好適な見か
けの近赤外光散乱効率の範囲は0.005〜0.1であり、好ま
しくは0.01〜0.08であり、さらに好ましくは0.02〜0.06
の範囲である。ただし、高絶縁性材料粒子の配合比が高
すぎると感光体中に空隙が生じ、感光体の強度が低下し
て実用上問題がある。
散したフィルムの近赤外光散乱効率は、バインダー樹脂
粒子中の高絶縁性材料粒子の幾何的な断面積に対する近
赤外光の散乱断面積の比で定義され、高絶縁性材料粒
子、バインダー樹脂の屈折率比および高絶縁性材料粒子
の粒子径、配合比によって近赤外光散乱効率は変化す
る。一般的にはバインダー樹脂に対する高絶縁性材料粒
子の屈折率比が高いほど近赤外光散乱効率は高く、高絶
縁性材料粒子の濃度が高いほど多重散乱の効果によって
近赤外光散乱効率は低くくなる。近赤外光散乱効率が低
すぎると感光体内部まで光が浸透し、移動度の低い電子
が感光体中に残されて感度低下の原因となる。また、近
赤外光散乱効率が高すぎると感光体表面での反射が強く
なってかえって感度を低下させる。ここでの好適な見か
けの近赤外光散乱効率の範囲は0.005〜0.1であり、好ま
しくは0.01〜0.08であり、さらに好ましくは0.02〜0.06
の範囲である。ただし、高絶縁性材料粒子の配合比が高
すぎると感光体中に空隙が生じ、感光体の強度が低下し
て実用上問題がある。
【0011】次に本発明方法の構成について詳説する。
本発明に用いられるフタロシアニン系光導電性材料とし
ては、それ自体公知のフタロシアニン、およびその誘導
体の何れでも使用でき、具体的にはアルミニウムフタロ
シアニン、ベリリウムフタロシアニン、マグネシウムフ
タロシアニン、カルシウムフタロシアニン、亜鉛フタロ
シアニン、ガリウムフタロシアニン、カドミウムフタロ
シアニン、インジウムフタロシアニン、ランタンフタロ
シアニン、サマリウムフタロシアニン、ユーロピウムフ
タロシアニン、ジスプロシウムフタロシアニン、イッテ
リウムフタロシアニン、ルテニウムフタロシアニン、銅
フタロシアニン、バナジウムフタロシアニン、錫フタロ
シアニン、チタニルフタロシアニン、鉛フタロシアニ
ン、トリウムフタロシアニン、ウランフタロシアニン、
マンガンフタロシアニン、鉄フタロシアニン、コバルト
フタロシアニン、ニッケルフタロシアニン、ロジウムフ
タロシアニン、パラジウムフタロシアニン、バナジルフ
タロシアニン、白金フタロシアニン、アンチモンフタロ
シアニン等の金属フタロシアニンである。またフタロシ
アニンの中心核として金属原子ではなく、3価以上の原
子価を有するハロゲン化金属であっても良い。また、銅
-4-アミノフタロシアニン、鉄ポリハロフタロシアニ
ン、カバルトヘキサフェニルフタロシアニンやテトラア
ゾフタロシアニン、テトラメチルフタロシアニン、ジア
ルキルアミノフタロシアニン等金属、無金属フタロシア
ニンの誘導体などが好適であり、これらは単独、または
混合して用いられる。
本発明に用いられるフタロシアニン系光導電性材料とし
ては、それ自体公知のフタロシアニン、およびその誘導
体の何れでも使用でき、具体的にはアルミニウムフタロ
シアニン、ベリリウムフタロシアニン、マグネシウムフ
タロシアニン、カルシウムフタロシアニン、亜鉛フタロ
シアニン、ガリウムフタロシアニン、カドミウムフタロ
シアニン、インジウムフタロシアニン、ランタンフタロ
シアニン、サマリウムフタロシアニン、ユーロピウムフ
タロシアニン、ジスプロシウムフタロシアニン、イッテ
リウムフタロシアニン、ルテニウムフタロシアニン、銅
フタロシアニン、バナジウムフタロシアニン、錫フタロ
シアニン、チタニルフタロシアニン、鉛フタロシアニ
ン、トリウムフタロシアニン、ウランフタロシアニン、
マンガンフタロシアニン、鉄フタロシアニン、コバルト
フタロシアニン、ニッケルフタロシアニン、ロジウムフ
タロシアニン、パラジウムフタロシアニン、バナジルフ
タロシアニン、白金フタロシアニン、アンチモンフタロ
シアニン等の金属フタロシアニンである。またフタロシ
アニンの中心核として金属原子ではなく、3価以上の原
子価を有するハロゲン化金属であっても良い。また、銅
-4-アミノフタロシアニン、鉄ポリハロフタロシアニ
ン、カバルトヘキサフェニルフタロシアニンやテトラア
ゾフタロシアニン、テトラメチルフタロシアニン、ジア
ルキルアミノフタロシアニン等金属、無金属フタロシア
ニンの誘導体などが好適であり、これらは単独、または
混合して用いられる。
【0012】また、フタロシアニン分子中のベンゼン核
の水素原子がニトロ基、シアノ基、ハロゲン基、スルホ
ン基およびカルボキシル基からなる群から選ばれた少な
くとも一種の電子吸引性基では、置換されたフタロシア
ニン誘導体と、フタロシアニンおよび前記フタロシアニ
ン化合物から選ばれる非置換フタロシアニン化合物の少
なくとも一種とを、それらと塩を形成し得る無機酸と混
合し、水または塩基性物質によって析出させることによ
って得られるフタロシアニン系光導電性材料組成物を使
用することもできる。この場合、電子吸引性基置換フタ
ロシアニン誘導体は、1分子中の置換基の数が1〜16
個の任意のものを使用でき、またその電子吸引性基置換
フタロシアニン誘導体と他の非置換フタロシアニン化合
物との組成割合は、前者の置換基の数がその組成物中の
単位フタロシアニン1分子当たり0.001〜2個、好ましく
は0.002〜1個にするのが好ましい。前記フタロシアニン
系光導電性材料組成物を製造する際使用されるフタロシ
アニン化合物と塩を形成しうる無機酸としては、硫酸、
オルトりん酸、クロロスルホン酸、塩酸、沃化水素酸、
フッ化水素酸、臭化水素酸などがあげられる。
の水素原子がニトロ基、シアノ基、ハロゲン基、スルホ
ン基およびカルボキシル基からなる群から選ばれた少な
くとも一種の電子吸引性基では、置換されたフタロシア
ニン誘導体と、フタロシアニンおよび前記フタロシアニ
ン化合物から選ばれる非置換フタロシアニン化合物の少
なくとも一種とを、それらと塩を形成し得る無機酸と混
合し、水または塩基性物質によって析出させることによ
って得られるフタロシアニン系光導電性材料組成物を使
用することもできる。この場合、電子吸引性基置換フタ
ロシアニン誘導体は、1分子中の置換基の数が1〜16
個の任意のものを使用でき、またその電子吸引性基置換
フタロシアニン誘導体と他の非置換フタロシアニン化合
物との組成割合は、前者の置換基の数がその組成物中の
単位フタロシアニン1分子当たり0.001〜2個、好ましく
は0.002〜1個にするのが好ましい。前記フタロシアニン
系光導電性材料組成物を製造する際使用されるフタロシ
アニン化合物と塩を形成しうる無機酸としては、硫酸、
オルトりん酸、クロロスルホン酸、塩酸、沃化水素酸、
フッ化水素酸、臭化水素酸などがあげられる。
【0013】前記光導電性材料のうち、本発明の目的達
成のため特に好適なものとしては、無金属フタロシアニ
ン、チタニルフタロシアニン、銅フタロシアニンおよび
その誘導体、例えば核電子吸引性基置換誘導体があげら
れる。またその粒子径は一次粒子で0.01〜1μmである
ことが好ましい。
成のため特に好適なものとしては、無金属フタロシアニ
ン、チタニルフタロシアニン、銅フタロシアニンおよび
その誘導体、例えば核電子吸引性基置換誘導体があげら
れる。またその粒子径は一次粒子で0.01〜1μmである
ことが好ましい。
【0014】本発明方法に用いられる高絶縁性材料粒子
としては、有機材料としてポリスチレン、ベンゾグアナ
ミン、ナイロン、スチレン・アクリロニトリル共重合
体、ポリ塩化ビニル、ゴム、エポキシ、尿素樹脂あるい
はそれらの架橋物、縮合物など、体積抵抗が1012Ωm以
上の材料であれば良く、これらの材料を合成段階で粉体
化、または粉砕などによって微粒子化したものを単独、
または混合して用いる。絶縁体材料粒子の平均粒子径は
0.1〜20μm以下であること、好ましくは0.5〜15μmで
ある。
としては、有機材料としてポリスチレン、ベンゾグアナ
ミン、ナイロン、スチレン・アクリロニトリル共重合
体、ポリ塩化ビニル、ゴム、エポキシ、尿素樹脂あるい
はそれらの架橋物、縮合物など、体積抵抗が1012Ωm以
上の材料であれば良く、これらの材料を合成段階で粉体
化、または粉砕などによって微粒子化したものを単独、
または混合して用いる。絶縁体材料粒子の平均粒子径は
0.1〜20μm以下であること、好ましくは0.5〜15μmで
ある。
【0015】本発明における電気絶縁性のバインダー樹
脂としては、電気絶縁性であるそれ自体公知の熱可塑性
樹脂や光硬化性樹脂や光導電性樹脂等バインダー樹脂の
全てを使用できる。
脂としては、電気絶縁性であるそれ自体公知の熱可塑性
樹脂や光硬化性樹脂や光導電性樹脂等バインダー樹脂の
全てを使用できる。
【0016】適当なバインダー樹脂の例は、これに限定
されるものではないが、飽和ポリエステル樹脂、アクリ
レート−アクリルアミド共重合体、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架
橋オレフィン共重合体、スチレン−ブタジエンブロック
共重合体、ポリカーボネート、酢酸ビニル系共重合体、
セルロースエステル、ポリイミド等の熱可塑性樹脂、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂アルキド樹脂、熱
硬化性アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、
電子線硬化性樹脂、ポリ-N-ビニルカルバゾール、ポリ
ビニルピレン、ポリビニルアントラセン等の光導電性樹
脂である。これらの電気絶縁性樹脂は単独で測定して10
12Ωm以上の体積抵抗を有することが望ましく、さらに
好ましくは1013Ωm以上であることが望ましい。
されるものではないが、飽和ポリエステル樹脂、アクリ
レート−アクリルアミド共重合体、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架
橋オレフィン共重合体、スチレン−ブタジエンブロック
共重合体、ポリカーボネート、酢酸ビニル系共重合体、
セルロースエステル、ポリイミド等の熱可塑性樹脂、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂アルキド樹脂、熱
硬化性アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、
電子線硬化性樹脂、ポリ-N-ビニルカルバゾール、ポリ
ビニルピレン、ポリビニルアントラセン等の光導電性樹
脂である。これらの電気絶縁性樹脂は単独で測定して10
12Ωm以上の体積抵抗を有することが望ましく、さらに
好ましくは1013Ωm以上であることが望ましい。
【0017】本発明においては所望により、増感剤およ
び酸化防止剤を用いても良い。本発明に用いられる増感
剤としては、トリニトロアントラセン、2,4,7-トリニト
ロフルオレノン、2,4,5,7-テトラニトロフルオレノン等
の多環ないしは複素環ニトロ化合物、無水フタル酸、無
水トリメリト酸等の酸無水物、アントラキノン等のキノ
ン類、テトラメチル-p-フェニレンジアミン等の芳香族
アミンおよびテトラシアノエチレン等のニトリル化合
物、ピラゾリン化合物、トリフェニルメタン化合物、ス
チリル系化合物等があげられる。本発明において使用さ
れる増感剤の量はフタロシアニンに対して0.1〜30重量
%が適当である。
び酸化防止剤を用いても良い。本発明に用いられる増感
剤としては、トリニトロアントラセン、2,4,7-トリニト
ロフルオレノン、2,4,5,7-テトラニトロフルオレノン等
の多環ないしは複素環ニトロ化合物、無水フタル酸、無
水トリメリト酸等の酸無水物、アントラキノン等のキノ
ン類、テトラメチル-p-フェニレンジアミン等の芳香族
アミンおよびテトラシアノエチレン等のニトリル化合
物、ピラゾリン化合物、トリフェニルメタン化合物、ス
チリル系化合物等があげられる。本発明において使用さ
れる増感剤の量はフタロシアニンに対して0.1〜30重量
%が適当である。
【0018】本発明に用いられる酸化防止剤としては、
それ自体公知のいろいろな化合物が使用できるが、特に
ヒンダードフェノール系の酸化防止剤が良好である。増
感剤、酸化防止剤を使用することにより、感度を落とさ
ずに、耐湿性、繰り返し感度変化を改良することが出来
る。
それ自体公知のいろいろな化合物が使用できるが、特に
ヒンダードフェノール系の酸化防止剤が良好である。増
感剤、酸化防止剤を使用することにより、感度を落とさ
ずに、耐湿性、繰り返し感度変化を改良することが出来
る。
【0019】導電性支持体としては銅、アルミニウム、
銀、鉄、ニッケル等の箔ないしは板をシート状またはド
ラム状にしたものが使用され、あるいは樹脂フィルムを
ラミネートした紙やプラスチックフィルムなどにこれら
金属を真空蒸着、無電解メッキしたもの、またはシート
表面に電解質を塗工して導電性処理を施したものが使用
される。
銀、鉄、ニッケル等の箔ないしは板をシート状またはド
ラム状にしたものが使用され、あるいは樹脂フィルムを
ラミネートした紙やプラスチックフィルムなどにこれら
金属を真空蒸着、無電解メッキしたもの、またはシート
表面に電解質を塗工して導電性処理を施したものが使用
される。
【0020】また、複合粒子を作製する方法に格別の限
定はなく、例えば、樹脂結着剤を溶媒に溶かした接着液
中に光導電性材料粉体、増感剤を分散した分散液を、高
絶縁性材料粒子を浮遊させた流動系中にスプレーするこ
とによって、高絶縁性材料粒子の表面に光導電性材料粉
体、増感剤を被覆するコーティング法や、予め乾燥した
高絶縁性材料粒子と光導電性材料粉体、増感剤とを混合
し、この混合物を一般的な粉砕機(例えばボールミル、
ロールミル、オングミル、サンドミルなど)で処理して
高絶縁性材料粒子表面に光導電性材料粉体、および増感
剤を付着する方法、およびこの混合粉体を高速気流に乗
せて壁面に衝突させるなどの方法によって機械的エネル
ギーを粒子に印加し、それによって高絶縁性材料粒子の
表面に光導電性材料粉体、および増感剤を物理的に付着
固定化する高速気流中衝撃法などを用いることができ
る。
定はなく、例えば、樹脂結着剤を溶媒に溶かした接着液
中に光導電性材料粉体、増感剤を分散した分散液を、高
絶縁性材料粒子を浮遊させた流動系中にスプレーするこ
とによって、高絶縁性材料粒子の表面に光導電性材料粉
体、増感剤を被覆するコーティング法や、予め乾燥した
高絶縁性材料粒子と光導電性材料粉体、増感剤とを混合
し、この混合物を一般的な粉砕機(例えばボールミル、
ロールミル、オングミル、サンドミルなど)で処理して
高絶縁性材料粒子表面に光導電性材料粉体、および増感
剤を付着する方法、およびこの混合粉体を高速気流に乗
せて壁面に衝突させるなどの方法によって機械的エネル
ギーを粒子に印加し、それによって高絶縁性材料粒子の
表面に光導電性材料粉体、および増感剤を物理的に付着
固定化する高速気流中衝撃法などを用いることができ
る。
【0021】本発明方法において、複合粒子中の光導電
性材料、および増感剤の含有量を80%程度まで増大する
ことも可能であるが一般には、5〜70重量%であること
が好ましく、さらに10〜50重量%であることが好まし
い。本発明の感光体は上述のようにして複合化された光
導電性材料を、結着剤樹脂中に溶剤と共に混合分散し感
光性塗布液を調成し、これを導電性基体上に直接、ある
いはこれに形成した中間層上に塗布して乾燥せしめ、さ
らに熱処理を行って感光層を形成することにより提供さ
れる。
性材料、および増感剤の含有量を80%程度まで増大する
ことも可能であるが一般には、5〜70重量%であること
が好ましく、さらに10〜50重量%であることが好まし
い。本発明の感光体は上述のようにして複合化された光
導電性材料を、結着剤樹脂中に溶剤と共に混合分散し感
光性塗布液を調成し、これを導電性基体上に直接、ある
いはこれに形成した中間層上に塗布して乾燥せしめ、さ
らに熱処理を行って感光層を形成することにより提供さ
れる。
【0022】本発明において使用される増感剤の量はフ
タロシアニン系光導電性材料にたいして0.1〜30重量%
が適当である。また、フタロシアニン系光導電性材料と
バインダー樹脂との配合割合については、前者の量が増
加すると感度が向上するが、暗減衰が著しく増加して電
荷の保持が難しくなり、実用性が乏しくなる一方、逆に
前者の量が減少すると、暗減衰は少なくなるが感度が低
下するので、光導電性材料の量はバインダー樹脂100重
量部に対して5〜100重量部、好ましくは10〜60重量部、
さらに好ましくは20〜50重量部とするのが好適である。
なお、本発明の光導電性材料を使用した電子写真感光材
料では、本発明による光導電層だけの電子写真はもちろ
ん、バリアー層、絶縁層、他の光導電性材料の光導電層
を積層した電子写真感光材料であっても良い。
タロシアニン系光導電性材料にたいして0.1〜30重量%
が適当である。また、フタロシアニン系光導電性材料と
バインダー樹脂との配合割合については、前者の量が増
加すると感度が向上するが、暗減衰が著しく増加して電
荷の保持が難しくなり、実用性が乏しくなる一方、逆に
前者の量が減少すると、暗減衰は少なくなるが感度が低
下するので、光導電性材料の量はバインダー樹脂100重
量部に対して5〜100重量部、好ましくは10〜60重量部、
さらに好ましくは20〜50重量部とするのが好適である。
なお、本発明の光導電性材料を使用した電子写真感光材
料では、本発明による光導電層だけの電子写真はもちろ
ん、バリアー層、絶縁層、他の光導電性材料の光導電層
を積層した電子写真感光材料であっても良い。
【0023】
【実施例】本発明を下記実施例によりさらに具体的に説
明するが、本発明はこれらによって制限されるものでは
ない。電子写真感光材料感度の評価方法 感度は電子写真用感度測定器(GENTEC:シンシア
30)で測定した。測定条件は光源に近赤外単色光(波
長780nm:強度0.01mW/cm2)、帯電電圧6.5KV、暗減衰時
間10秒、光照射時間40秒の条件で行った。評価する性能
は帯電した直後の帯電電位 Vs(V)、帯電10秒後の暗減衰
率 DD(%)、電子写真学会標準の感度Eh(V・cm2/erg)(光
照射時の表面電位の半分を半減露光量で割ったもの)と
する。
明するが、本発明はこれらによって制限されるものでは
ない。電子写真感光材料感度の評価方法 感度は電子写真用感度測定器(GENTEC:シンシア
30)で測定した。測定条件は光源に近赤外単色光(波
長780nm:強度0.01mW/cm2)、帯電電圧6.5KV、暗減衰時
間10秒、光照射時間40秒の条件で行った。評価する性能
は帯電した直後の帯電電位 Vs(V)、帯電10秒後の暗減衰
率 DD(%)、電子写真学会標準の感度Eh(V・cm2/erg)(光
照射時の表面電位の半分を半減露光量で割ったもの)と
する。
【0024】バインダー樹脂中での絶縁性粒子の近赤外
光散乱効率評価法 電子写真感光材料作成時の構成材料よりバインダー樹脂
と絶縁性粒子のみ用いて平滑なフィルム上に塗布、乾燥
後、フィルムより剥離したものを測定試料とする。フィ
ルムの厚さはマイクロメーターで測定した。散乱効率の
測定はタングステンランプ光を回折格子を通して780nm
単色光としたものを近赤外光の光源とし、光透過率をパ
ワーメータ(酒井硝子製)で測定した。光透過率より見
かけの散乱効率を求めるには次式を用いて計算する。各
実施例および比較例で用いたバインダー樹脂中での絶縁
性粒子の近赤外光散乱効率の評価結果を表1に示す。
光散乱効率評価法 電子写真感光材料作成時の構成材料よりバインダー樹脂
と絶縁性粒子のみ用いて平滑なフィルム上に塗布、乾燥
後、フィルムより剥離したものを測定試料とする。フィ
ルムの厚さはマイクロメーターで測定した。散乱効率の
測定はタングステンランプ光を回折格子を通して780nm
単色光としたものを近赤外光の光源とし、光透過率をパ
ワーメータ(酒井硝子製)で測定した。光透過率より見
かけの散乱効率を求めるには次式を用いて計算する。各
実施例および比較例で用いたバインダー樹脂中での絶縁
性粒子の近赤外光散乱効率の評価結果を表1に示す。
【0025】
【式1】
【0026】実施例1 X型無金属フタロシアニン10重量部に、分級により平均
粒子径6μmに揃えた架橋ポリスチレン粒子(積水化成
製)40重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械
製:ハイブリダイゼーションシステム)を使って、ロー
ター回転数15000RPM、処理時間10分間処理を行い、架橋
ポリスチレン粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆し
た複合粒子を調製した。この複合粉体50重量部に酢酸ビ
ニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニル共重合体(カネ
ボウNSC製)80重量部を加え、溶剤としてトルエン:テ
トラヒドロフラン(1:1)の混合溶剤500重量部を加えて30
分間ペイントコンディショナーで分散処理を行い、光導
電性塗料を得た。この塗料をアルミニウム箔をラミネー
トした基体上に約20μm になるように塗布し、100℃中
で1分間乾燥して電子写真感光材料を作製した。
粒子径6μmに揃えた架橋ポリスチレン粒子(積水化成
製)40重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械
製:ハイブリダイゼーションシステム)を使って、ロー
ター回転数15000RPM、処理時間10分間処理を行い、架橋
ポリスチレン粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆し
た複合粒子を調製した。この複合粉体50重量部に酢酸ビ
ニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニル共重合体(カネ
ボウNSC製)80重量部を加え、溶剤としてトルエン:テ
トラヒドロフラン(1:1)の混合溶剤500重量部を加えて30
分間ペイントコンディショナーで分散処理を行い、光導
電性塗料を得た。この塗料をアルミニウム箔をラミネー
トした基体上に約20μm になるように塗布し、100℃中
で1分間乾燥して電子写真感光材料を作製した。
【0027】実施例2 X型無金属フタロシアニン10重量部に、ポリメチルシロ
キサン樹脂粒子(東芝シリコン製:平均粒子径0.5μm)
40重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハ
イブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回
転数10000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメチル
シロキサン樹脂粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆
した複合粒子を調製した。この複合粒子50重量部にポリ
エステル樹脂(東洋紡製:バイロン200)80 重量部をを
加え、溶剤としてトルエン:テトラヒドロフラン(1:1)
の混合溶剤500重量部を加えて30分間ペイントコンディ
ショナーで分散処理を行い、光導電性塗料を得た。この
塗料をアルミニウム箔をラミネートした基体上に約20μ
m になるように塗布し、100℃中で1分間乾燥して電子
写真感光材料を作製した。
キサン樹脂粒子(東芝シリコン製:平均粒子径0.5μm)
40重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハ
イブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回
転数10000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメチル
シロキサン樹脂粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆
した複合粒子を調製した。この複合粒子50重量部にポリ
エステル樹脂(東洋紡製:バイロン200)80 重量部をを
加え、溶剤としてトルエン:テトラヒドロフラン(1:1)
の混合溶剤500重量部を加えて30分間ペイントコンディ
ショナーで分散処理を行い、光導電性塗料を得た。この
塗料をアルミニウム箔をラミネートした基体上に約20μ
m になるように塗布し、100℃中で1分間乾燥して電子
写真感光材料を作製した。
【0028】実施例3 X型無金属フタロシアニン10重量部に、ポリメチルシロ
キサン樹脂粒子(東芝シリコン製:平均粒子径3μm)40
重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイ
ブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回転
数10000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメチルシ
ロキサン樹脂粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆し
た複合粒子を調製した。この複合粒子50重量部を用いた
以外は、実施例2と同様の方法で電子写真感光材料を作
製した。
キサン樹脂粒子(東芝シリコン製:平均粒子径3μm)40
重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイ
ブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回転
数10000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメチルシ
ロキサン樹脂粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆し
た複合粒子を調製した。この複合粒子50重量部を用いた
以外は、実施例2と同様の方法で電子写真感光材料を作
製した。
【0029】実施例4 X型無金属フタロシアニン10重量部に、エタノール、熱
湯で洗浄処理したベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド
樹脂粒子(日本触媒製:平均粒子径15μm )40重量部を
混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイブリダイ
ゼーションシステム)を使って、ローター回転数 5000R
PM、処理時間10分間処理を行い、ベンゾグアナミン樹脂
粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆した複合粒子を
調製した。この複合粉体50重量部を用いた以外は、実施
例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
湯で洗浄処理したベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド
樹脂粒子(日本触媒製:平均粒子径15μm )40重量部を
混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイブリダイ
ゼーションシステム)を使って、ローター回転数 5000R
PM、処理時間10分間処理を行い、ベンゾグアナミン樹脂
粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆した複合粒子を
調製した。この複合粉体50重量部を用いた以外は、実施
例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
【0030】実施例5 ε型銅フタロシアニン10重量部に、分級により平均粒子
径6μmに揃えた架橋ポリスチレン粒子(積水化成製)40
重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイ
ブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回転
数5000RPM、処理時間10分間処理を行い、架橋ポリスチ
レン粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆した複合粒
子を調製した。この複合粒子50重量部を用いた以外は、
実施例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
径6μmに揃えた架橋ポリスチレン粒子(積水化成製)40
重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイ
ブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回転
数5000RPM、処理時間10分間処理を行い、架橋ポリスチ
レン粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆した複合粒
子を調製した。この複合粒子50重量部を用いた以外は、
実施例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
【0031】実施例6 実施例1の酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニ
ル共重合体(カネボウNSC製)80重量部の代わりにアク
リレート・オクチルアクリルアミド共重合体(カネボウ
NSC製)80重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方
法で電子写真感光材料を作製した。
ル共重合体(カネボウNSC製)80重量部の代わりにアク
リレート・オクチルアクリルアミド共重合体(カネボウ
NSC製)80重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方
法で電子写真感光材料を作製した。
【0032】比較例1 X型無金属フタロシアニン10重量部に、ポリエチレン粒
子(住友精化製:粒子径5μm)40重量部を混合して高速
気流中衝撃法(奈良機械製:ハイブリダイゼーションシ
ステム)を使って、ローター回転数15000RPM、処理時間
10分間処理を行い、ポリエチレン粒子表面に無金属フタ
ロシアニンを被覆した複合粒子を得た。この複合粉体50
重量部に酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニル
共重合体(カネボウ NSC製)80重量部を加え、溶剤とし
てトルエン:テトラヒドロフラン(1:1)の混合溶剤500重
量部を加えて30分間ペイントコンディショナーで分散処
理を行い、光導電性塗料を得た。この塗料をアルミニウ
ム箔をラミネートした基体上に約20μm になるように塗
布し、100 ℃中で1分間乾燥して電子写真感光材料を作
製した。
子(住友精化製:粒子径5μm)40重量部を混合して高速
気流中衝撃法(奈良機械製:ハイブリダイゼーションシ
ステム)を使って、ローター回転数15000RPM、処理時間
10分間処理を行い、ポリエチレン粒子表面に無金属フタ
ロシアニンを被覆した複合粒子を得た。この複合粉体50
重量部に酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニル
共重合体(カネボウ NSC製)80重量部を加え、溶剤とし
てトルエン:テトラヒドロフラン(1:1)の混合溶剤500重
量部を加えて30分間ペイントコンディショナーで分散処
理を行い、光導電性塗料を得た。この塗料をアルミニウ
ム箔をラミネートした基体上に約20μm になるように塗
布し、100 ℃中で1分間乾燥して電子写真感光材料を作
製した。
【0033】比較例2 X型無金属フタロシアニン10重量部に、ポリメタアクリ
ル酸メチル粒子(日本純薬製:平均粒子径8μm)40重量
部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイブリ
ダイゼーションシステム)を使って、ローター回転数10
000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメタアクリル
酸メチル粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆した複
合粒子を得た。この複合粒子50重量部を用いた以外は、
比較例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
ル酸メチル粒子(日本純薬製:平均粒子径8μm)40重量
部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイブリ
ダイゼーションシステム)を使って、ローター回転数10
000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメタアクリル
酸メチル粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆した複
合粒子を得た。この複合粒子50重量部を用いた以外は、
比較例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
【0034】比較例3 比較例1のX型無金属フタロシアニン10重量部の代わり
に、ε型銅フタロシアニン10重量部を用いた以外は、比
較例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
に、ε型銅フタロシアニン10重量部を用いた以外は、比
較例1と同様の方法で電子写真感光材料を作製した。
【0035】比較例4 比較例1の酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニ
ル共重合体80重量部の代わりに、アクリレート・オクチ
ルアクリルアミド共重合体(カネボウNSC製)80重量部
を用いた以外は、比較例1と同様の方法で電子写真感光
材料を作製した。
ル共重合体80重量部の代わりに、アクリレート・オクチ
ルアクリルアミド共重合体(カネボウNSC製)80重量部
を用いた以外は、比較例1と同様の方法で電子写真感光
材料を作製した。
【0036】比較例5 X型無金属フタロシアニン10重量部に、ポリメチルシロ
キサン樹脂粒子(東芝シリコン製:平均粒子径3μm)80
重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイ
ブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回転
数10000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメチルシ
ロキサン樹脂粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆し
た複合粒子を調製した。この複合粒子90重量部にポリエ
ステル樹脂(東洋紡製:バイロン200)40重量部をを加
え、溶剤としてトルエン:テトラヒドロフラン(1:1)の
混合溶剤500重量部を加えて30分間ペイントコンディシ
ョナーで分散処理を行い、光導電性塗料を得た。この塗
料をアルミニウム箔をラミネートした基体上に約20μm
になるように塗布し、100℃中で1分間乾燥して電子写
真感光材料を作製した。
キサン樹脂粒子(東芝シリコン製:平均粒子径3μm)80
重量部を混合して高速気流中衝撃法(奈良機械製:ハイ
ブリダイゼーションシステム)を使って、ローター回転
数10000RPM、処理時間10分間処理を行い、ポリメチルシ
ロキサン樹脂粒子表面に無金属フタロシアニンを被覆し
た複合粒子を調製した。この複合粒子90重量部にポリエ
ステル樹脂(東洋紡製:バイロン200)40重量部をを加
え、溶剤としてトルエン:テトラヒドロフラン(1:1)の
混合溶剤500重量部を加えて30分間ペイントコンディシ
ョナーで分散処理を行い、光導電性塗料を得た。この塗
料をアルミニウム箔をラミネートした基体上に約20μm
になるように塗布し、100℃中で1分間乾燥して電子写
真感光材料を作製した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】各実施例および比較例で使用したバインダ
ー樹脂中に各高絶縁性材料粒子のみを分散、乾燥して、
形成したフィルムの近赤外光散乱効率を測定した結果を
表1に、作製した電子写真感光材料の帯電電位、暗減
衰、感度の測定結果を表2に示す。表1および表2の結
果から明かなように、同一のフタロシアニン系光導電性
材料を用いた実施例と比較例とを比較すると、絶縁性粒
子ーバインダー樹脂系の近赤外光散乱効率が0.005
〜0.1の範囲にあることが感度向上に有効であること
が判明する。
ー樹脂中に各高絶縁性材料粒子のみを分散、乾燥して、
形成したフィルムの近赤外光散乱効率を測定した結果を
表1に、作製した電子写真感光材料の帯電電位、暗減
衰、感度の測定結果を表2に示す。表1および表2の結
果から明かなように、同一のフタロシアニン系光導電性
材料を用いた実施例と比較例とを比較すると、絶縁性粒
子ーバインダー樹脂系の近赤外光散乱効率が0.005
〜0.1の範囲にあることが感度向上に有効であること
が判明する。
【0040】
【発明の効果】本発明により、同一のフタロシアニン系
光導電性材料を用いても、より感度が優れ、一般の複写
機やレーザープリンター、感光版材に利用した場合に優
れた特性を示す電子写真感光材料を得ることが可能とな
った。
光導電性材料を用いても、より感度が優れ、一般の複写
機やレーザープリンター、感光版材に利用した場合に優
れた特性を示す電子写真感光材料を得ることが可能とな
った。
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性支持体と、この導電性支持体の一
面上に形成され、かつフタロシアニン系光導電性材料、
高絶縁性粒子およびバインダー樹脂を主成分として含む
光導電層とを有し、前記高絶縁性粒子をバインダー樹脂
中に分散して形成したフィルムの近赤外光散乱効率が
0.005〜0.1の範囲である高絶縁性粒子を用い、
かつ前記フタロシアニン系光導電性材料が高絶縁性粒子
の表面に被覆され、前記光導電層中に複合粒子として含
有させることを特徴とする電子写真感光材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5431794A JPH07261421A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 電子写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5431794A JPH07261421A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 電子写真感光材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07261421A true JPH07261421A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12967216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5431794A Pending JPH07261421A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 電子写真感光材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07261421A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009162916A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真カートリッジ、及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP5431794A patent/JPH07261421A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009162916A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真カートリッジ、及び画像形成装置 |
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