JPH0726236A - 液晶表示セルシール用接着剤及びセルの製造方法 - Google Patents

液晶表示セルシール用接着剤及びセルの製造方法

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JPH0726236A
JPH0726236A JP19783193A JP19783193A JPH0726236A JP H0726236 A JPH0726236 A JP H0726236A JP 19783193 A JP19783193 A JP 19783193A JP 19783193 A JP19783193 A JP 19783193A JP H0726236 A JPH0726236 A JP H0726236A
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epoxy resin
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JP19783193A
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Shorei Shimazaki
昭礼 島崎
Shunichi Kawada
俊一 河田
Yukiyoshi Takayama
幸義 高山
Masanori Tomita
正徳 富田
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Shikoku Chemicals Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示セルの電気的な信頼性、機械的な
耐久性をより向上できる液晶表示セルシ−ル用接着剤を
提供し、このシ−ル用接着剤を用いることにより、生産
性を向上させた液晶表示セルの製造方法を提供する。 【構成】 常温で液状のエポキシ樹脂に、硬化剤として
2、4−ジアミノ−6〔2'−アルキルイミダゾリル
(1)'〕エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加
物、充填剤としてアスペクト比が大きく、柔らかな無機
質充填剤及びシランカップリング剤を配合し、混練した
無溶剤型のエポキシ樹脂系一液型接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明電極膜を形成した一
対のガラス基材を対向配置し、そのガラス基材の間隔が
一定に保持できるよう周辺部分を封止し、そしてこの間
隙に液晶を充填してなる液晶表示セルに用いられる無溶
剤型の液晶表示セルシ−ル用接着剤及びこの接着剤を用
いた液晶表示セルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示セル用として用いられてきたシ
−ル用接着剤は、従前は低融点ガラスフリットからなる
無機系接着剤あるいは有機系接着剤、特に接着強度が優
れているエポキシ樹脂系接着剤、また最近では紫外線硬
化型接着剤または紫外線硬化と熱硬化を併用してシ−ル
剤層を形成する接着剤が提案されている。
【0003】しかしながら、シ−ル剤としての機能を得
るため無機系接着剤は200℃近くの温度以上の高温に
おける処理を必要とし、且つマイクロクラックの発生等
の問題を生じやすく、生産歩留りが悪いものであった。
一方、有機系接着剤のうち、生産性を向上させる目的で
最近は紫外線硬化あるいは紫外線硬化と熱硬化を併用し
てシ−ル剤層を形成する接着剤が提案されているが、い
ずれも液晶に対する信頼性あるいはセル基材に対する接
着性において満足しうるものでない。
【0004】従って、現在では接着力等のバランスが比
較的良いエポキシ樹脂系接着剤が多く用いられており、
この接着剤を用いたシ−ル剤層の形成は、殆どスクリ−
ン印刷方法により行われている。エポキシ樹脂系接着剤
のうち、二液型エポキシ樹脂系接着剤は主剤と硬化剤を
計量・混合する必要があり、且つ混合後の可使時間も数
時間程度の短いものである。一方、一液型エポキシ樹脂
系接着剤は、硬化に数時間を必要とするので、量産に適
さない。
【0005】一対のセル基材を貼り合わせる際あるいは
貼り合わせた後加熱硬化する迄の間に、貼り合わせた一
対のセル基材が動いてずれるトラブルをなくするため、
有機溶剤をシ−ル剤に含有させ、塗布した接着剤からそ
の有機溶剤を予備乾燥することにより除去し、接着剤の
見掛けの粘度を上げその一対のガラス基材を仮固着する
手法がとられている。またセル基材上に塗布した接着剤
からその構成成分が滲み出すことを防止することを目的
に、常温域で固形状の高分子量のエポキシ樹脂を有機溶
剤に溶解させてなる有機溶剤を含有したエポキシ樹脂系
接着剤型が用いられている。しかしながら、このような
有機溶剤を含有する接着剤を用いた場合、接着剤に残留
する有機溶剤の液晶への悪影響、印刷時の有機溶剤の蒸
発による印刷性能の不安定性等の問題点がある。
【0006】特公昭58−22060号公報には、無溶
剤型の一液性エポキシ樹脂系接着剤が開示されており、
硬化剤を選択することにより一液性と速硬化性を両立さ
せて生産性を高め、且つ液晶に対する汚染も防いでいる
が、接着剤そのものに強靱性を付与するため、また無機
質であるガラス基材の表示セルに対する接着力を向上さ
せるために、液状ブタジエン−アクリル共重合体あるい
はポリエステルエ−テルエラストマ−等を用いているの
で、耐熱性及び耐湿性の条件を充分に満たすものでな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示セルシ−ル用
接着剤は、表示セルに充填される液晶の配向性や電気的
な信頼性、表示セルの機械的な耐久性、印刷性能、さら
には生産性等に関して非常に重要なものである。本発明
の目的は、液晶表示素子の応用分野の拡大化に伴う耐熱
性、耐湿性及び接着力等の厳しい特性、また液晶表示素
子の急激な市場拡大に対する生産性向上に優れた無溶剤
型の一液性速硬化型接着剤を提供し、この液晶表示セル
シ−ル用接着剤を用いて、有機溶剤を蒸発させるための
予備乾燥が不要であるスクリ−ン印刷方法による液晶表
示セル製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、硬化剤として化2
の一般式で示される2、4−ジアミノ−6〔2'−アルキ
ルイミダゾリル(1)'〕エチル−s−トリアジン・イソシ
アヌル酸付加物、充填剤としてアスペクト比が大きく柔
らかい鱗片状無機質充填剤並びにシランカップリング剤
としてエポキシシランあるいはアミノシランを用いるこ
とにより、所期の目的を達成しうることを見い出し、本
発明を完遂するに至った。
【0009】
【化2】 (但し、Rはアルキル基を表す。)
【0010】本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤に用
いられる代表的なエポキシ樹脂としては、常温域におい
て液状であるビスフェノ−ルA型ジグリシジルエ−テル
及びフェノ−ルノボラック型エポキシ樹脂である。
【0011】本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤に用
いられる代表的な硬化剤としては、2、4−ジアミノ−
6〔2'−アルキルイミダゾリル(1)'〕エチル−s−トリ
アジン・イソシアヌル酸付加物であり、その配合割合は
一液保存安定性、速硬化性及び硬化物特性を満たすため
に、エポキシ樹脂100重量部に対して硬化剤を5〜1
5重量部の割合で添加すべきである。硬化剤の配合割合
が5重量部未満の場合は硬化速度が遅くなり、生産性の
低下あるいは硬化不十分による信頼性の低下となり、逆
に15重量部を超える場合は未反応の硬化剤が硬化物中
に残り、液晶の汚染及び耐湿性能の低下を来すので、好
ましくない。
【0012】本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤に用
いられる無機質充填剤としては、タルク及びマイカのよ
うにアスペクト比が大きく、且つ比較的柔らかな鱗片状
のものが好適であり、具体的には平均粒子径は2μm以
下、吸油量は40cc/100g以上、モ−ス硬度は2以下で
ある無機質充填剤である。その配合量はエポキシ樹脂1
00重量部に対して10〜40重量部であり、10重量
部より少ないと印刷性能、接着性能に効果が見られず、
40重量部を超えると高粘度、高チキソトロピック性と
なるので、有機溶剤の併用なくしては印刷が不能とな
る。このような充填剤を用いることにより、表示セルを
貼り合わせる前のスクリ−ン印刷した接着剤層の厚みを
安定化でき、スクリ−ンパタ−ンの解像性に影響を与え
る接着剤の粘度、チキソトロピック性及びスクリ−ンの
抜け性等の印刷性能を向上させることができる。また接
着剤の表面にタック性を付与できるので、表示セルを貼
り合わせる際のズレを防ぐことができ、さらには熱硬化
時の接着剤の硬化収縮及びその応力を緩和できるので、
セル基材への接着力を向上させることも可能となる。
【0013】また本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤
の製造に当たって、三本ロ−ル機及び分散機を用いて接
着剤中における充填剤の最大粒子径を5μm以下にする
ことができ、且つ接着剤をスクリ−ン印刷する際に表示
セルに形成した電極回路を傷付けることがない充填剤、
例えば硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、硅酸アルミニウムあるいは微粉無水
シリカなどを併用しても差し支えない。
【0014】本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤に用
いられるシランカップリング剤としては、エポキシシラ
ンあるいはアミノシランであり、前記の無機質充填剤と
組み合わせることにより、耐湿性能及びセル基材との接
着力をより向上させる働きがある。またシランカップリ
ング剤の配合量は、無機質充填剤100重量部に対して
0.5〜2.0重量部であり、エポキシ樹脂100重量
部に対して0.2〜1.0重量部であり、前記の範囲よ
り配合量が少ない場合はシランカップリング剤の効果が
なくなり、逆に多くなると液晶への汚染が多くなるの
で、好ましくない。
【0015】本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤の製
造に当たって、必要に応じて印刷性能をより良くするた
めに、シ−ル用接着剤としての性能を低下させない範囲
でフェニルグリシジルエ−テルやブチルグリシジルエ−
テルの反応性希釈剤等を併用しても差し支えない。
【0016】本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤の製
造に当たっては、前記のエポキシ樹脂、エポキシ硬化
剤、充填剤及びシランカップリング剤などを所定量配合
して予備調製した接着剤を三本ロ−ル機を用いて混練・
粉砕し、シ−ル用接着剤の厚みを考慮して接着剤中の固
形物の最大粒子径を5μm以下となるように調製すれば
よい。
【0017】また本発明の液晶表示セルの製造に当たっ
ては、前記の液晶表示セルシ−ル用接着剤に所定の表示
セル間隔を得るためのスペ−サ−を所定量混入したの
ち、所定の接着剤層の厚みと幅が得られるように、これ
を表示セル基材上にスクリ−ン印刷するか、または所定
の接着剤層の厚みと幅になるようスクリ−ン印刷した接
着剤層に、所定の粒子径を有するスペ−サ−を所定量ま
ぶしたのち、直ちに他方の表示セル基材をこれに貼り合
わせ、所定の方法により一対のセル基材がずれないよう
に固定する。次いで、前記のセル基材を温度115〜1
25℃において15〜20分間、さらに温度120〜1
50℃において20〜30分間加熱するか、または12
0〜150℃の温度において20〜40分間加熱硬化さ
せることにより、液晶セルが得られる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)エピビス型液状エポキシ樹脂〔商品名:エ
ピクロン850、大日本インキ(株)製〕100部に、
硬化剤として2、4−ジアミノ−6〔2'−メチルイミダ
ゾリル(1)'〕エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸
付加物10部、鱗片状無機質充填剤としてタルク30
部、シランカップリング剤としてエポキシシラン〔商品
名:KBM403、信越化学工業(株)製〕0.5部及
びチクソトロピック付与剤〔商品名:アエロジル#30
0、日本アエロジル(株)製〕1部を配合し、この配合
物を三本ロールミルを用い、粒度が5μm以下になるま
で均一に混練し、エポキシ樹脂一液無溶剤型接着剤を調
製した。本品の25℃におけるE型粘度計による粘度は
500ポイズであり、その性能評価結果は表1に示すと
おりであった。
【0019】次いで、得られた前記の接着剤にスペーサ
ー(粒子径:8μm)を加えて混合し、あらかじめ配向
処理を施したセル用基材にスクリーン印刷によりパター
ン(縦40mm、横90mm、幅1mm)を印刷した。これに対に
なっているもう1つのセルを貼り合わせ、セル同士の間
隔が約10μmになるように保持し、120℃の温度で
10分間加熱したのち、さらに温度150℃で30分間
加熱した。得られた液晶封止用セルにエステル型液晶を
満たして、口を封じて液晶表示セルを製造した。得られ
た液晶セルの性能評価結果は、表1に示すとおりであっ
た。
【0020】(実施例2)実施例1で用いたのと同じエ
ピビス型液状エポキシ樹脂75部及びフェノールノボラ
ック型液状エポキシ樹脂〔商品名:エピコート152、
油化シェルエポキシ(株)製〕20部に、硬化剤として
2、4−ジアミノ−6〔2'−メチルイミダゾリル(1)'〕
エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物10
部、鱗片状無機質充填剤としてマイカ20部及び硫酸バ
リウム30部、シランカップリング剤として実施例1で
用いたのと同じエポキシシラン1部、反応性希釈剤とし
て平均分子量130のブチルグリシジルエーテル5部並
びに実施例1で用いたのと同じチクソトロピック付与剤
2部を加えて混合し、この混合物を三本ロールミルを用
いて粒度が5μm以下になるまで均一に混練し、エポキ
シ樹脂1液無溶剤型接着剤を調製した。本品の初期粘度
は450ポイズであり、その性能評価試験を行った結果
は、表1に示すとおりであった。
【0021】次いで、得られた前記の接着剤を用いて実
施例1と同様の方法により、対になっているセルを貼り
合わせ、温度120℃で40分間加熱した。得られた液
晶封止用セルにエステル型液晶を満たして口を封じて液
晶表示セルを製造した。この液晶表示セルの性能評価試
験を行ったところ、その結果は表1に示すとおりであっ
た。
【0022】(比較例1)実施例1で用いたのと同じエ
ピビス型液状エポキシ樹脂90部に、硬化剤として2、
4−ジアミノ−6〔2'−メチルイミダゾリル(1)'〕エチ
ル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物10部、無
機質充填剤として鱗片状でないタルク40部及び硫酸バ
リウム20部、、シランカップリング剤としてアミノシ
シラン〔商品名:KBE903、信越化学工業(株)
製〕2部、反応性希釈剤として平均分子量155のフェ
ニルグリシジルエーテル10部並びに実施例1で用いた
のと同じチクソトロピック付与剤1部を加えて混合し、
この混合物を三本ロールミルを用いて粒度が5μm以下
になるまで均一に混練し、エポキシ樹脂一液無溶剤型接
着剤を調製した。本品の25℃に於けるE型粘度計によ
る粘度は350ポイズであり、その性能評価試験を行っ
た結果は、表1に示すとおりであった。
【0023】次いで、得られた前記の接着剤を用いて実
施例1と同様の方法により、液晶表示セルを製造し、性
能評価試験を行ったところ、その結果は表1に示すとお
りであった。
【0024】(比較例2)実施例1で用いたのと同じエ
ピビス型液状エポキシ樹脂100部に、硬化剤として
2、4−ジアミノ−6〔2'−メチルイミダゾリル(1)'〕
エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物15
部、無機質充填剤として硫酸バリウム15部及び無定形
溶融シリカ40部並びに実施例1で用いたのと同じチク
ソトロピック付与剤1部を混合し、これを三本ロールミ
ルを用いて均一に混練し、シランカップリング剤を含ま
ないエポキシ樹脂一液無溶剤型接着剤を調製した。本品
の粘度は500ポイズであり、その性能評価試験を行っ
たところ、その結果は表1に示すとおりであった。
【0025】次いで、得られた前記の接着剤を用い、実
施例1と同様の方法により液晶表示セルを製造し、性能
評価試験を行ったところ、その結果は表1に示すとおり
であった。
【0026】(比較例3)実施例1で用いたのと同じエ
ピビス型液状エポキシ樹脂90部及びエピビス型固形エ
ポキシ樹脂〔商品名:エピコート1004、油化シェル
エポキシ(株)製)10部に、硬化剤として2、4−ジ
アミノ−6〔2'−メチルイミダゾリル(1)'〕エチル−s
−トリアジン・イソシアヌル酸付加物10部、無機質充
填剤として硫酸バリウム20部及びタルク40部、シラ
ンカップリング剤として実施例1で用いたのと同じエポ
キシシラン0.5部、実施例1で用いたのと同じチクソ
トロピック付与剤1部並びに溶剤としてブチルセロソル
ブ20部を加えて混合し、この混合物を三本ロールミル
によって均一に混練し、溶剤型のエポキシ樹脂一液接着
剤を製造した。本品の粘度は450ポイズであり、その
性能評価試験を行った結果は、表1に示すとおりであっ
た。
【0027】次いで、得られた前記の接着剤にスペーサ
ーを加えて混合し、あらかじめ配向処理をしたセル用基
材にスクリーン印刷によりパターン(縦40mm、横90mm、
幅1mm)を印刷した。これに50〜60℃の温度で1時
間加熱して予備乾燥を行ったもう1つのセルを貼り合わ
せ、セル間隔が約10μmになるように加圧しながら、
温度150℃で30分間加熱したのち、さらに温度15
0℃で30分間加熱した。得られた液晶封止用セルにビ
フェニル系液晶を満たして、口を封じて液晶表示セルを
製造し、その性能評価試験を行ったところ、その結果は
表1に示すとおりであった。
【0028】(比較例4)実施例1で用いたのと同じエ
ピビス型液状エポキシ樹脂70部及び液状ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体〔商品名:ハイカ−CTBN
1300X13、宇部興産(株)製)10部に、硬化剤
として2、4−ジアミノ−6〔2'−メチルイミダゾリル
(1)'〕エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物
10部、無機質充填剤としてタルク30部及び反応性希
釈剤〔商品名:エポミックR−098、三井石油化学エ
ポキシ(株)製〕20部を加え、加熱しながら均一に混
合し、室温に冷却したのち、チクソトロピック付与剤
〔商品名:アエロジル#200、日本アエロジル(株)
製〕0.5部を添加して三本ロールミルを用いて均一に
混練し、シランカップリング剤を含まないエポキシ樹脂
一液無溶剤型接着剤を製造した。本品の粘度は300ポ
イズであり、その性能評価試験を行ったところ、その結
果は、表1に示すとおりであった。
【0029】次いで、得られた前記の接着剤を用いて、
実施例1と同様の方法により液晶表示セルを製造し、性
能評価試験を行ったところ、その結果は表1に示すとお
りであった。
【0030】(比較例5)実施例1で用いたのと同じエ
ピビス型液状エポキシ樹脂100部に、硬化剤として
2、4−ジアミノ−6〔2'−メチルイミダゾリル(1)'〕
エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物10
部、無機質充填剤としてセリサイト(平均粒子径1.5
μm、モース硬度3.5)10部及び球状合成石英(高
純度合成シリカ、平均粒子径0.4μm)40部、シラ
ンカップリング剤として実施例1で用いたのと同じエポ
キシシラン0.5部、実施例1で用いたのと同じチクソ
トロピック付与剤1部を加えて混合し、この混合物を三
本ロールミルによって均一に混練し、無溶剤型のエポキ
シ樹脂一液接着剤を製造した。本品の粘度は400ポイ
ズであり、その性能評価試験を行った結果は、表1に示
すとおりであった。
【0031】次いで、得られた前記の接着剤を用いて、
実施例1と同様の方法により液晶表示セルを製造し、性
能評価試験を行ったところ、その結果は表1に示すとお
りであった。
【0032】
【表1】
【0033】なお、得られたエポキシ樹脂接着剤及び液
晶セルの評価試験方法は、次に示す試験規格及び条件に
より行なった。 可使時間 25℃の温度にて放置し、初期粘度が1.5倍になるま
での時間。 印刷性(スクリーン印刷) メタノール−水により脱脂処理したスライドガラス上
に、1mmのパターンを225メッシュのスクリーンを用
いて印刷し、硬化させたのち顕微鏡(10倍×5倍)を用
いて、ラインの蛇行状態を目視判断した。 ○:ラインの蛇行ほとんど無し △:ラインの蛇
行あり 硬化時のにじみ 表面を化学処理した銅版上に、1mmのパターンを225
メッシュのスクリーンを用いて印刷し、120℃の温度
で15分間加熱硬化させたのち、ライン周辺のにじみの
状態を目視判断した。 ○:滲みだし殆ど無し △:滲みだし多
い 製造時間 シール剤を印刷したのち硬化終了までの時間。 Tg シール剤を150℃の温度で30分間加熱硬化させたの
ち、DSC法により吸熱の変曲点を測定した。 液晶の汚染 温度60℃、湿度90%RHの状態において、500時
間放置した液晶表示セルの表示乱れを観察した。 ○:表示乱れなし △:表示乱れあ
り 剥がれテスト 温度60℃、湿度90%RHの状態において、500時
間放置後のナイフテスト。 ○:ガラス割れ(密着性良) △:剥がれ発生
【0034】
【発明の効果】本発明の液晶表示セルシ−ル用接着剤
は、表示セルの電気的な信頼性、機械的な耐久性をより
向上させることができる。また本発明の接着剤を用いて
製造した液晶表示セルは、液晶の汚染が極めて少なく、
その生産性が飛躍的に高まる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化剤として化1の一般式で示される
    2、4−ジアミノ−6〔2'−アルキルイミダゾリル
    (1)'〕エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加
    物、無機質充填剤及びシランカップリング剤を必須成分
    として含有することを特徴とする液晶表示セルシ−ル用
    接着剤。 【化1】 (但し、Rはアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 無機質充填剤として鱗片状無機質充填
    剤を用いることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
    セルシ−ル用接着剤。
  3. 【請求項3】 エポキシ樹脂、2、4−ジアミノ−6
    〔2'−アルキルイミダゾリル(1)'〕エチル−s−トリア
    ジン・イソシアヌル酸付加物、無機質充填剤及びシラン
    カップリング剤を主成分とする液晶表示セルシ−ル用接
    着剤を液晶セル基材上の他の表示セル用基材を接着する
    部分に塗布し、この基材面に対して一定間隔を保持して
    他の液晶表示セル用基材を貼り合わせ、液晶表示セルシ
    −ル用接着剤を加熱硬化させることを特徴とする液晶表
    示用セルの製造方法。
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