JPH0726355Y2 - 鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルト - Google Patents
鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルトInfo
- Publication number
- JPH0726355Y2 JPH0726355Y2 JP12740988U JP12740988U JPH0726355Y2 JP H0726355 Y2 JPH0726355 Y2 JP H0726355Y2 JP 12740988 U JP12740988 U JP 12740988U JP 12740988 U JP12740988 U JP 12740988U JP H0726355 Y2 JPH0726355 Y2 JP H0726355Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- felt
- fiber
- annealing furnace
- steel strip
- gas seal
- Prior art date
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- Laminated Bodies (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルトに
係り、特に耐熱性、すり疵低減効果、耐摩耗性及び経済
性に優れたフェルトに関するものである。
係り、特に耐熱性、すり疵低減効果、耐摩耗性及び経済
性に優れたフェルトに関するものである。
従来より、鋼帯用雰囲気焼鈍炉の入、出口に使用される
ガスシール用フェルトの材料には、純毛(羊毛)が使用
されてきた。
ガスシール用フェルトの材料には、純毛(羊毛)が使用
されてきた。
純毛が主流を占めている背景には、次の理由があった。
(1)化学繊維(化繊)に比べ安価であること。
(2)繊維強度が化繊に比べ弱く、かつ、繊維長が短い
こと。従って、鋼帯がシール部を通過する際に鋼帯のエ
ッジに引掛る繊維の長さは短く、シール・フェルト本体
の損耗ダメージも少ないと共に、次工程において繊維に
起因するトラブルも比較的少ない。第1表はこのことを
説明するもので化繊と純毛との比較を示した。
こと。従って、鋼帯がシール部を通過する際に鋼帯のエ
ッジに引掛る繊維の長さは短く、シール・フェルト本体
の損耗ダメージも少ないと共に、次工程において繊維に
起因するトラブルも比較的少ない。第1表はこのことを
説明するもので化繊と純毛との比較を示した。
また、従来の化繊のフェルトは第2図にその部分断面図
を示すように、メタ系アラミド繊維を芯としてメタ系ア
ラミド繊維とフェノール繊維との混合繊維を貼合わせた
ものを用いていた。
を示すように、メタ系アラミド繊維を芯としてメタ系ア
ラミド繊維とフェノール繊維との混合繊維を貼合わせた
ものを用いていた。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら 純毛フェルトは炭化開始温度が200℃と低く、焼鈍
炉出側の鋼帯温度がこの温度以上になるとフェルトが焼
け、鋼帯すり疵発生の原因になることはもちろん、H2ガ
ス等を雰囲気ガスとして使用している場合には、炭化物
が火種となり、出火する場合がある。従って、通常操業
においては、炉出側の鋼帯温度を厳しく管理する必要が
あった。また、自然毛のため、異物、脂肪の小塊などが
混入しており、鋼帯すり疵発生の原因となっていた。
炉出側の鋼帯温度がこの温度以上になるとフェルトが焼
け、鋼帯すり疵発生の原因になることはもちろん、H2ガ
ス等を雰囲気ガスとして使用している場合には、炭化物
が火種となり、出火する場合がある。従って、通常操業
においては、炉出側の鋼帯温度を厳しく管理する必要が
あった。また、自然毛のため、異物、脂肪の小塊などが
混入しており、鋼帯すり疵発生の原因となっていた。
一方、上記の点において優れた化繊を使用した場
合、フェルト単価が大幅に上昇する。また、強度が大き
く、かつ、繊維長が長いため、フェルトの損傷が大き
く、さらに、次工程での繊維クズ起因トラブルも多い。
合、フェルト単価が大幅に上昇する。また、強度が大き
く、かつ、繊維長が長いため、フェルトの損傷が大き
く、さらに、次工程での繊維クズ起因トラブルも多い。
本考案はこのような課題を解決した鋼帯用雰囲気焼鈍炉
ガスシール用フェルトを提供することを目的とするもの
である。
ガスシール用フェルトを提供することを目的とするもの
である。
本考案は上記課題解決の技術的手段として次の構成から
成る。
成る。
すなわち、 a)外層をシリコン・アクリル共重合体で50〜200g/m2
樹脂加工したメタ系アラミド繊維とフェノール繊維の混
紡層とする。
樹脂加工したメタ系アラミド繊維とフェノール繊維の混
紡層とする。
b)内層をポリエステル繊維層とする。
本考案のガスシール用フェルトは上記のように構成した
ので、従来の純毛あるいは化繊に比べ、 イ)化繊であるため耐熱性に優れる。
ので、従来の純毛あるいは化繊に比べ、 イ)化繊であるため耐熱性に優れる。
ロ)化繊であるため、すり疵の原因となる異物が皆無で
ある。
ある。
ハ)表層に樹脂加工を施したフェルトを用いることによ
り、繊維は樹脂の結合点で切断され、その長さは純毛
並、あるいはそれ以下とすることができる。このため、
従来の化繊に比べ、フェルトの損耗は軽微であり、か
つ、次工程での繊維くずに起因するトラブルは、大幅に
低減される。
り、繊維は樹脂の結合点で切断され、その長さは純毛
並、あるいはそれ以下とすることができる。このため、
従来の化繊に比べ、フェルトの損耗は軽微であり、か
つ、次工程での繊維くずに起因するトラブルは、大幅に
低減される。
ニ)内層にポリエステル繊維層を用いたサンドイッチ構
造にすることにより、外層の高価な耐熱繊維の使用量を
60%低減することができ、単価を大幅に引き下げること
ができる。
造にすることにより、外層の高価な耐熱繊維の使用量を
60%低減することができ、単価を大幅に引き下げること
ができる。
本考案の限定理由について以下述べる。
樹脂加工処理の下限を50g/m2としたのは、これより少な
い場合、樹脂加工の効果である「樹脂結合点での繊維の
切断長さ」が余り短くならず、上述した繊維起因のトラ
ブルが減少しないためである。
い場合、樹脂加工の効果である「樹脂結合点での繊維の
切断長さ」が余り短くならず、上述した繊維起因のトラ
ブルが減少しないためである。
上限を200g/m2としたのは、これよりも多量に樹脂加工
処理した場合、表面が非常に硬くなり、フェルト継ぎ作
業が非常に困難となるからである。
処理した場合、表面が非常に硬くなり、フェルト継ぎ作
業が非常に困難となるからである。
第1図は本考案のフェルトの模式断面図である。外層10
はメタ係アラミド繊維による織布2を芯とし、その両面
にメタ系アラミド繊維とフェノール繊維との混紡層1を
形成した。内層20はポリエステル繊維による織布4を芯
としたポリエステル繊維層3とした。また、外層の表層
にはシリコン・アクリル共重合体樹脂5で樹脂加工して
ある。
はメタ係アラミド繊維による織布2を芯とし、その両面
にメタ系アラミド繊維とフェノール繊維との混紡層1を
形成した。内層20はポリエステル繊維による織布4を芯
としたポリエステル繊維層3とした。また、外層の表層
にはシリコン・アクリル共重合体樹脂5で樹脂加工して
ある。
この本考案の実施例を光輝焼鈍炉の炉口シールに使用し
た。その結果、以下の利点が明確となった。
た。その結果、以下の利点が明確となった。
(a)純毛フェルトに比べ、 フェルト起因のすり疵発生率が5%から0%へ低減と
なった。
なった。
フェルト炭化に起因する出火発生件数が4件/年から
0件/年へ激減した。
0件/年へ激減した。
(b)従来の化繊フェルトに比べ、 鋼帯エッジへ引掛かる繊維長は、純毛並みとなった。
それに伴い、繊維くず起因の次工程でのトラブルも激
減し、純毛並みとなった。
減し、純毛並みとなった。
フェルト寿命が約2倍となった。
本考案によれば、鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェ
ルトとして、外層をシリコン・アクリル共重合体で樹脂
加工したメタ系アラミド繊維とフェノール繊維の混紡層
とし、内層をポリエステル繊維層とすることにより、フ
ェルト内の異物の解消、耐熱性の向上、繊維引張時の破
断長さの短小化及び高価な耐熱化繊の使用量の低減を達
成することができる。
ルトとして、外層をシリコン・アクリル共重合体で樹脂
加工したメタ系アラミド繊維とフェノール繊維の混紡層
とし、内層をポリエステル繊維層とすることにより、フ
ェルト内の異物の解消、耐熱性の向上、繊維引張時の破
断長さの短小化及び高価な耐熱化繊の使用量の低減を達
成することができる。
従って、フェルトに起因するすり疵の解消、フェルトの
炭化に起因する出火の解消、鋼帯エッジに引掛かる繊維
に起因するフェルト寿命の延長、及び次工程での繊維く
ずに起因するトラブルの減少、フェルト単価の大幅削
減、などの優れた効果を奏する。
炭化に起因する出火の解消、鋼帯エッジに引掛かる繊維
に起因するフェルト寿命の延長、及び次工程での繊維く
ずに起因するトラブルの減少、フェルト単価の大幅削
減、などの優れた効果を奏する。
第1図は本考案による化繊フェルトの断面図、第2図は
従来の化繊フェルトの断面図である。 1…メタ系アラミド繊維とフェノール繊維との混紡層 2…メタ系アラミド繊維による織布 3…ポリエステル繊維層 4…ポリエステル繊維による織布 5…シリコン・アクリル共重合体樹脂 10…外層 20…内層
従来の化繊フェルトの断面図である。 1…メタ系アラミド繊維とフェノール繊維との混紡層 2…メタ系アラミド繊維による織布 3…ポリエステル繊維層 4…ポリエステル繊維による織布 5…シリコン・アクリル共重合体樹脂 10…外層 20…内層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 片桐 一範 大阪府大阪市旭区新森1―7―19―209 (72)考案者 中川 幸規 大阪府大阪市福島区福島5―6―31 (56)参考文献 特開 昭62−287020(JP,A) 特開 昭62−214134(JP,A) 特開 昭48−57810(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルト
において、外層はシリコン・アクリル共重合体で50〜20
0g/m2の樹脂加工したメタ系アラミド繊維とフェノール
繊維の混紡層とし、内層はポリエステル繊維層とした鋼
帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12740988U JPH0726355Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12740988U JPH0726355Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0251252U JPH0251252U (ja) | 1990-04-10 |
| JPH0726355Y2 true JPH0726355Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31379819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12740988U Expired - Fee Related JPH0726355Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 鋼帯用雰囲気焼鈍炉ガスシール用フェルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726355Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2794541B2 (ja) * | 1994-06-21 | 1998-09-10 | 日新製鋼株式会社 | 水素ガスを含む雰囲気ガスを使用する熱処理炉のシール装置 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP12740988U patent/JPH0726355Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0251252U (ja) | 1990-04-10 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |