JPH0726394B2 - 杭回転治具 - Google Patents

杭回転治具

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JPH0726394B2
JPH0726394B2 JP17853187A JP17853187A JPH0726394B2 JP H0726394 B2 JPH0726394 B2 JP H0726394B2 JP 17853187 A JP17853187 A JP 17853187A JP 17853187 A JP17853187 A JP 17853187A JP H0726394 B2 JPH0726394 B2 JP H0726394B2
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公一 石川
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旭化成工業株式会社
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は土木、建築の基礎工事等において使用する杭
回転治具に関するものである。
〔従来の技術および問題点〕
従来の杭回転治具としては特公昭56−6451号および実公
昭61−3956号記載のものがある。
特公昭56−6451号では杭を回転沈設するために、杭上端
外周面に突出片を設け、この突出片と係合できる逆L字
状の切欠きを設けたキャップ状の回転治具が使用されて
いる。
しかし、特公昭56−6451号のものはキャップ状であるた
め、突出片がキャップの陰となり、杭に設けた突出片の
位置の確認が困難である。実公昭61−3956号では、これ
を解決するための手段としてL字状の係止片を設けた回
転治具が提案されている。
しかし、いずれにしてもこれらの杭回転治具は杭の突出
片を杭外周面より突出させたものに適用されるものであ
り、掘削孔内に杭を埋設する際に杭の突出片が邪魔にな
る。一方、杭に取りつける突出片を杭中空部内側に設け
ることは、杭回転治具を取りつける際の突出片の位置確
認が難しく実用化されていない。
この発明は上述のような問題点の解決を図ったもので、
突出片等の係合部を中空部内側に設けた杭にも使用可能
な位置確認の容易な杭回転治具を提供することを目的と
している。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の杭回転治具は盤状あるいはキャップ状の治具
本体と治具本体より下向きに突出する係止部材を有し、
係止部材先端が既製杭端部の係合部と係合し、これを吊
支持するようになっている。治具本体はモーター等に接
続され、その回転により、係止部材先端で係止した既製
杭を回転させ、ネジ式継手を有する杭どうしを接続した
り、あるいは掘削孔への既製杭の押し込みを容易にする
ことができる。また、この係止部材は少なくともその一
部が上端において前記治具本体を貫通して設けられてお
り、既製杭端部との当接により、上方へ移動可能となっ
ている。すなわち係止部材先端が既製杭端部の係合部と
係合していない場合には治具本体の上方へ突出するた
め、係合状態を直接目視することができる。この係止部
材は普通2以上設けられ、治具本体を貫通した上端部に
フランジあるいはナットを取りつける等して、治具本体
からぶら下げた状態とすれば、係止部材先端が既製杭端
部と係合せずに当接したとき、係止部材は上に持ち上げ
られることになる。また、好ましくは、治具本体と係止
部材との間にバネを介在させて、補助的な反発力を与え
るようにすれば、治具本体の回転により、正しい係合位
置にきたとき係止部材を直ちに元の位置に下げ、既製杭
端部の係合部と係合させることができる。既製杭端部の
係合部としては既製杭の中空部内側に水平に突出させた
突出片等が利用でき、その他特公昭56−6451号公報記載
のように杭の上端外周面に突出させた突出片でもよい。
〔作用〕
第1図(a)〜(e)はこの発明の杭回転治具1の原理
を示したもので、杭回転治具1は治具本体2および係止
部材3を有し、治具本体2はモーターと接続することに
より、鉛直軸回りに回転可能となっている。係止部材3
は治具本体2を貫通して下方に突出し、第1図(e)に
示すように治具本体2に対して上方へ移動可能となって
いる。一方、既製杭20には第1図(d)に示すように、
その上端係合部として内向きの突出片23が設けられてお
り、杭回転治具1の係止部材3の先端を杭20の突出片23
と係合させることにより、杭20に回転力および給進力を
伝達することができる。
いま、杭回転治具1を杭20の上端部に取りつけることを
考えた場合、係止部材3の下端が治具本体2の陰とな
り、見えにくい。そして、第1図(a)に示すように係
止部材3の下端が杭20の突出片23または他の部分に当接
すると、係止部材3は治具本体2に対し上方へ持ち上げ
られ、第1図(b)に示すように治具本体2上に係止部
材3の上部が突出する。もし、杭回転治具1の取りつけ
に際し、係止部材3の下端が杭20の突出片23等に当接し
なければ係止部材3の突出はなく、治具本体2の回転に
より係止部材3と突出片23が係合し、そのまま杭20のネ
ジ接合を行ったり、給進力を加えて掘削孔内への杭20の
ねじ込みによる杭打設を行うことができる(第1図
(c)参照)。このように治具本体2上に係止部材3の
上部が突出するかいなかを目視して確認することによ
り、杭回転治具1の係合状態を知ることができ、係止部
材3が突出した場合にはそのまま治具本体2を回転さ
せ、係止部材3が下がれば第1図(c)の状態となった
ことが分かる。
〔実施例〕
次に、第3図以下に示した実施例について説明する。
この実施例では杭回転治具1は治具本体2、治具本体2
内に摺動可能に設けた係止部材3および治具本体2に回
転力を伝えるための接続軸部4とからなる。第3図はそ
の分解図であり、第5図(a),(b)、第6図
(a),(b)および第7図(a),(b)にそれぞれ
接続軸部4、治具本体2および係止部材3の形状を示し
てある。ただし、第3図および第7(a),(b)中、
係止部材3の上方へ延びる突出ピン6は省略されてお
り、第4図に要部各断面の構造をまとめて示してある。
治具本体2は円筒キャップ状の形状を有し、下端および
上部中央は開口している。上部中央の開口のまわりには
後述する係止部材3の突出ピン6が貫通する貫通孔6b、
安全ピン8を通すための貫通孔8b、さらに接続軸部4と
接合するためのネジ孔16bを設けてある。円筒状の側面
にはクレーン等で吊り上げるための吊り部17が形成され
ており、また側面の一部を窓部14として開口させ、杭20
頭部への取りつけに際し内部が見えるようになってい
る。また、治具本体2の下端外周面にはテーパーを有す
るガイド部12をボルト13で固定しており、杭20上端のメ
ネジ21部分等を利用して杭回転治具1を杭芯に正確に導
くことができる。
接続軸部4は下部にフランジ15を有し、このフランジ15
にはネジ孔16aが設けられ、ネジ(図示せず)によって
治具本体2と接合することができる。また、治具本体2
の貫通孔6b、貫通孔8bに対応する位置には貫通孔6a、貫
通孔8aが設けられており、さらに安全ピン8の屈曲させ
た先端部を係止するための係止孔8f、フランジ15の上方
の軸部には係合前に安全ピン8を掛けておくための係止
孔8eが設けられている。
係止部材3は杭20の突出片23位置に対応させて、下端に
複数の鉤状部5(この実施例では対称位置に2箇所)を
形成しており、杭回転治具1を回転させながら、この鉤
状部5を杭20の突出片23に係合させ、その状態で杭20に
回転力および給進力を与える。この係止部材3は治具本
体2に対し、摺動自在であり、上方に延びる突出ピン6
は治具本体2の貫通孔6bおよび接続軸部4の貫通孔6aを
貫通し、上端をナット10でぶら下げた状態になってい
る。図中11は固定ピンである。突出ピン6は下端にネジ
9を有し、係止部材3本体に形成したネジ孔6cに螺合さ
せ、ネジ孔6c部分と治具本体2間にバネ7を介在させ
て、常時は係止部材3を下方に押し下げている。作用の
項で述べように、杭回転治具1の杭20頭部への取りつけ
に際し、係止部材3が杭20の突出片23等に当接すると、
杭回転治具1を押し下げて行ったとき、係止部材3がバ
ネ7の付勢力に逆らって押し上げられ、突出ピン6が治
具本体2上へ突出する。また、係止部材3の鉤状部5の
先端には安全ピン8の先端受け部としての孔8が設けら
れており、係合した杭20の突出片23が抜け出さないよう
にしてある。
第2図はこの発明の杭回転治具1を利用した杭施工の一
例を示したもので、杭埋設機30のリーダー31に杭回転治
具1を取りつけ、前述のようにして杭20の突出片23を係
合し、吊り上げた状態で杭20を回転させながら掘削孔33
内の下杭20にネジ式に接合し、掘削孔33内に沈設して行
く。なお、第2図および第4図中21,22はそれぞれネジ
式継手のメネジおよびオネジ、第4図中25,26はそれぞ
れ下端の杭にモルタル等の硬化性流動物を送り込むため
の注入管およびそのジョイント、第2図中32は杭保持具
である。
〔発明の効果〕
この発明の杭回転治具によれば、杭頭部が治具の陰にな
り、係合部が直接見えない場合でも、治具本体に対し、
係止部材の上端部が突出するかいなかによって、係合状
態を目で確認することができる。また、杭頭部の係合部
は必ずしも杭外周面に設ける必要はなく、従来の杭回転
治具のように係合部が陰になるかどうかが問題とならな
いため、係合部としての突出片等も杭の中空部内向きに
設ければ、杭沈設時の障害とならずにすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の概要を示したもので、第1図(a)
〜(c)は杭回転治具の作用を説明するための断面図、
第1図(d)は第1図(a)のA−A断面図、第1図
(e)は杭回転治具の側面図、第2図は杭回転治具の使
用例を示す断面図、第3図は杭回転治具の分解斜視図、
第4図は杭回転治具の各部材の組み合わせ状態を示す切
欠き断面図、第5図(a),(b)はそれぞれ接続軸部
の形状を示す鉛直断面図および平面図、第6図(a),
(b)はそれぞれ治具本体の形状を示す平面図および正
面図(一部断面図)、第7図(a),(b)はそれぞれ
係止部材の形状を示す平面図および正面図である。 1……杭回転治具、2……治具本体、3……係止部材、
4……接続軸部、5……鉤状部、6……突出ピン、6a,6
b,6c……孔、7……バネ、8……安全ピン、8a,8b,8c,8
d,8e,8f……孔、9……ネジ部、10……ナット、11……
固定ピン、12……ガイド部、13……ボルト、14……窓
部、15……フランジ、16a,16b……ネジ孔、17……吊り
部、20……杭、21……メネジ、22……オネジ、23……突
出片、24……端板、25……注入管、26……ジョイント、
30……杭埋設機、31……リーダー、32……杭保持具、33
……掘削孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直軸回りに回転可能な治具本体と、該治
    具本体より下向きに突出し、既製杭端部の係合部と係合
    しかつ吊支持するための係止部材とからなる杭回転治具
    において、前記係止部材は上端部が前記治具本体を貫通
    して設けられており、既製杭端部との当接により、上方
    へ移動可能としたことを特徴とする杭回転治具。
JP17853187A 1987-07-17 1987-07-17 杭回転治具 Expired - Fee Related JPH0726394B2 (ja)

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