JPH0726412U - 緞子張り内装壁 - Google Patents

緞子張り内装壁

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JPH0726412U JP6138693U JP6138693U JPH0726412U JP H0726412 U JPH0726412 U JP H0726412U JP 6138693 U JP6138693 U JP 6138693U JP 6138693 U JP6138693 U JP 6138693U JP H0726412 U JPH0726412 U JP H0726412U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築基準法準不燃材料規格の模型箱試験に合
格し、温湿度の変化によって弛み皺や伸縮変化が生ぜ
ず、布目が斜行彎曲しない、言い換えれば寸法安定性並
びに形態安定性の良い内装布帛を綺麗に緞子張り施工す
る。 【構成】 内装織物13の裏側全面に、目付け60g/
2 以下の不織布16を、それにドット状に付与した3
0g/m2 以下の熱融着性樹脂組成物14を介し、加熱
圧着し貼り合わせて緞子張り内装材11を作る。この緞
子張り内装材11は、その裏面にセラミック繊維で作ら
れたクッション材20を介して壁面施工下地12の上に
施工される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、緞子張り内装壁および緞子張り工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内装材を壁面に施工する内装工法には、内装材裏面全面に接着剤を塗布して壁 面施工下地に全面接着する全面接着工法と、内装材の周縁に接着剤を塗布するか 又は接着剤を用いずに内装材の周縁を壁面施工下地に固定する緞子張り工法とが ある。前者即ち全面接着工法では、内装材が施工下地に全面接着していて施工後 に浮き剥がれることはないが、施工下地の冷たい感触が内装材表面に感じられ、 表面結露が生じ易く、吸音効果が期待されない等の欠点がある。一方、後者即ち 緞子張り工法では、施工下地に下張紙を貼るか又は貼らずして白ネル地や不織布 等のクッション材を下張りし、その上に内装材を全面接着せず周縁だけを接着し 或いは釘打ちする等して施工するので、内装材は全面にわたって施工下地から浮 き離れた状態にあり、施工下地の冷たい感触は表面に伝わり難く、表面結露や低 吸音効果等の全面接着工法における欠点は解消される。しかし、そのように全面 にわたって浮き離れた状態にあり、而も、布帛に成る内装材の多くは、それが吸 湿し伸縮し易いセルロース系繊維を主材として構成されているので、梅雨時期そ の他室内温湿度の変化によって施工した内装材の表面に弛み皺が生じ易く、又、 その内装材が織物で出来ている場合には布目ズレや斜行彎曲が生じて施工し難い 。更に又、内装材の裏面に施工されるクッション材は、嵩高に膨らんでいて通気 性に富み、火災発生時には燃焼し易く、従って内装材自体は難燃加工されたもの であっても裏面に火が廻って燃焼し易く、建築基準法施行令第1条に規定する準 不燃規格に合格する緞子張り内装壁を施工することは出来ない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者は、緞子張り用内装材に関し、織物に裏打紙を貼り合わせて仕上げた 内装材にニードルパンチング処理を施し、貼り合わせた裏打紙を細かく千切って 内装材全体を可撓にし、内装材に通気性を付与して吸音性を高めると共に、その 細かく千切られた裏打紙の破片によって経糸間や緯糸間を細かく連結して内装材 に形状安定性を付与し、施工時に斜行彎曲することのない緞子張り用内装材を考 案して実開平4−76813号に開示している。然るに、この先願考案では、ニ ードルパンチング処理によって内装材表面が毛羽立ち、朱子織組織の織物を使用 したものでは朱子地固有の表面光沢が損なわれ、従って、朱子織組織の内装材に は適用することが出来ない。そして先願考案によっては、ニードルパンチング処 理前の裏打紙の貼合工程で織物に生じた布目ズレや斜行彎曲までも解消すること は出来ず、又、裏打紙はセルロース系繊維の一種であるパルプ繊維に構成されて いるので、施工後の温湿度の変化による内装材の弛み皺や伸縮を防ぐことは出来 ない。又、防火対策としてクッション材に厚手のガラス繊維積層体を試用してみ たが、ガラス繊維の破片が皮膚に刺さって施工し辛く、クッション性に欠けるの で緞子張り内装壁には使用し得ない。
【0004】
【考案の目的】
そこで本考案は、建築基準法施行令第1条に規定する準不燃規格に合格し、温 湿度の変化によって弛み皺や伸縮変化が生ぜず、布目が斜行彎曲することなく、 内装布帛を綺麗に緞子張り施工しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、壁面施工下地12の上にクッション材20を重ね合わせて張り、そ のクッション材20の上に全面接着せずに周縁を固定して内装材11を重ね合わ せて張った緞子張り内装壁25において、耐熱温度が1100℃以上であり、太 さが1〜5μmのセラミック繊維が絡合した嵩密度0.1〜0.2g/cm2 、 厚み10〜15mmのセラミック繊維積層体をクッション材20に使用すること を特徴とするものである。 クッション材20は、壁面施工下地12に組み上げた形枠に嵌め込み、或いは 、壁面施工下地12に釘、ホッチキス針、皿ビス、鋲等21によって打ち付けて 取り付ける。内装材11には織物、編物、不織布等の布帛が使用されるが、熱融 着性樹脂組成物14がフイルム状に連続した非通気性皮膜を形成することなくド ット状に30g/m2 以下付着した目付け60g/m2 以下の合成繊維15を主 材とする不織布16(総目付け90g/m2 以下)、又は、合成繊維を主材とす る目付け60g/m2 以下の不織布と同じ嵩密度を有する無機質繊維(15)を 主材とする不織布(16)を、その熱融着性樹脂組成物14を介して内装布帛1 3の裏面に貼り合わせて内装材11を構成するとよく、壁面施工下地12の上に クッション材20を重ね合わせて張り、そのクッション材20の上に重ね合わせ 、全面接着せずに周縁を固定して施工される。不織布16は内装布帛13に加熱 圧着して貼り合わされることになる。その際、熱融着性樹脂組成物14が内装布 帛13を構成する経糸17や緯糸18の太さの半分を超えて深く内装布帛13に 浸入しないようにする。
【0006】 目付け60g/m2 以下の不織布16を使用する第1の理由は、目付け60g /m2 以下の不織布16では細かい空隙が全面に細かく分布していて反対側を透 視することが出来、その片面に30g/m2 以下の付着量をもって熱融着性樹脂 組成物14をドット状に付与して内装布帛13に重ね加熱圧着して貼り合わせる と、内装布帛13の経糸17と緯糸18に囲まれた布目19から不織布16の空 隙を通って緞子張り用布帛11の表裏にわたって空気や湿気が透過し得、緞子張 り用布帛11がその下に施工されるクッション材20の吸音特性を損なわず、緞 子張り内装材11に結露が生じなくなるからである。 第2の理由は、内装布帛13の布目19を囲んで直交する経糸17と緯糸18 の間や、布目19を挟んで平行に並ぶ経糸17A・17Bの間や緯糸18A・1 8Bの間が、四方八方に伸びる不織布16の繊維15に連結され、その連結する 繊維15が、不織布16が目付け60g/m2 以下の極薄のものであるから、内 装布帛13の厚み方向に曲折せず布帛の裏面に密着して平行に伸びていて、恰も 建物の柱と梁の間を連結する筋交いや方杖の如く、緞子張り内装材11の厚み方 向にではなく経糸17や緯糸18を平面内で連結し、それによって経糸17や緯 糸18のズレ移動や布目19の斜行彎曲が効果的に抑えられるからである。 第3の理由は、目付け60g/m2 以下の極薄の不織布16では、その表面に 30g/m2 以下と僅かな熱融着性樹脂組成物14をドット状に付与しても、そ の付与した熱融着性樹脂組成物14はドット状に突き出た塊となって不織布16 の表面に介在し、不織布16を内装布帛13に重ねて加熱圧着する場合には、そ の付与した熱融着性樹脂組成物14の全てが内装布帛13に密着して不織布16 が強固に接着されるからである。かかる理由からして不織布16には、薄く低目 付けのもの、好ましくは目付け10〜30g/m2 のもの、更に好ましくは20 〜25g/m2 のものを用いることが推奨される。
【0007】 この点で目付けが60g/m2 を超える厚手の不織布を使用すると、厚手の不 織布によって内装布帛の布目19が塞がれてしまい、内装布帛13を下張りのク ッション材30に全面接着したと同じことになって施工壁面に柔らかく温かい感 触を醸しだすことは出来ず、又、厚手の不織布では表面が毛羽立っており、不織 布の厚み方向に続く表面毛羽の繊維は内装布帛13の経糸17や緯糸18の間を 平面内で筋交いや方杖の如く連結する作用をなさず、その表面に付与される20 g/m2 程度の僅かな熱融着性樹脂組成物14は不織布内部に吸収されて内装布 帛13との接着に有効に作用せず、織物と不織布との層間剥離や不織布内部での 層内剥離が生じ易く、かかる不都合を解消するために接着剤を多量付与して不織 布の繊維間を接着すれば、不織布全体が裏打紙のようになってしまい、緞子張り 内装材11の物性品質が厚手の不織布に支配され、却って緞子張り内装材11に 弛み皺が生じ易くなって本考案所期の目的を達成することが出来なくなる。
【0008】 従って不織布16には、反対側を透視できる程度に空隙が全面に細かく分布し 、繊維15が平面内で四方八方に伸びており、付与した熱融着性樹脂組成物14 がドット状に突き出た塊となって不織布表面に介在しするものを使用しなければ ならず、不織布を構成する繊維15の比重によって目付けは多少変わるとしても 、目付け60g/m2 以下の不織布16はこれらの要件を充足する。不織布を構 成する繊維15として好ましい繊維はポリエステル繊維であり、従って、不織布 の繊維の嵩密度が、ポリエステル繊維に成る目付け60g/m2 以下の不織布の 繊維の嵩密度と同じであれば、ガラス繊維や炭素繊維等の無機質繊維になる不織 布を使用することも出来る。本考案において、合成繊維又は無機質繊維を主材と する不織布16とは、その不織布16を構成する繊維の50容積%を合成繊維又 は無機質繊維が占めること、従って、レーヨン、木綿、パルプなどのセルロース 系繊維が多少使用されている不織布16を使用することも出来ると言うことを意 味する。そのように合成繊維又は無機質繊維を主材とする不織布16を使用する 理由は、内装布帛13が吸湿し伸縮変化し易いセルロース系繊維に成るものであ っても、その伸縮変化を不織布16の合成繊維や無機質繊維によって抑えようと するためであり、従って、合成繊維又は無機質繊維が100容積%の不織布16 を使用することが推奨される。
【0009】 内装布帛13と不織布16を貼り合わせる熱融着性樹脂組成物14をフイルム 状に連続した非通気性皮膜を形成することなくドット状に30g/m2 以下とな る付着量をもって付着させる理由は、それが布帛裏面にフイルム状に付着すると 内装布帛13の伸縮性が損なわれて施工時に引っ張って斜行や彎曲を矯正するこ とが出来なくなるからであり、そのためには内装布帛の目付けの30重量%以下 で不織布の目付けの50重量%以下となる10g/m2 前後付与することとし、 その付着するドット(14)は直径0.5〜2mm(1mm前後)の大きさにな って1cm2 につき4個以上となる分布密度をもって不織布16の表面に均一に 分布するようにするとよい。
【0010】 即ち本考案では不織布16により、湿気による内装布帛13の弛み皺を防ぎ、 内装布帛13に形状安定性を付与すると同時に、施工時に発見された布目の斜行 彎曲を内装布帛13を経糸17や緯糸18に沿って緊張し矯正するに必要な内装 布帛13の伸縮性を確保しておく必要がある。かかる観点からして本考案では、 内装布帛13には目付け100〜500g/m2 のものを使用し、その裏側全面 に、目付けが60g/m2 以下の不織布16を、その片面にフイルム状の連続し た非通気性皮膜を形成することなくドット状に30g/m2 以下の付着量をもっ て付与した熱融着性樹脂組成物14を介して貼り合わせることとしている。
【0011】 本考案においてクッション材20に耐熱温度1100℃以上のセラミック繊維 を絡合させた嵩密度0.1〜0.2g/cm2 、厚み10〜15mmのセラミッ ク繊維積層体を使用する理由は、火災は1100℃以下の燃焼温度で広がって家 具調度品や建物が焼け落ち、ガラスは700℃で溶融する。従って、耐熱温度1 100℃以上のクッション材20は火災時の燃焼温度に耐えて壁面施工下地12 への延焼を防ぐことになる。しかし、その嵩密度が0.1g/cm2 未満であっ たり厚みが10mm未満になると、その繊維間の隙間から火焔や熱気が壁面施工 下地12へと伝わってその延焼防止に十分でなく、一方、その嵩密度が0.2g /cm2 を超えると、セラミック繊維の素材自体は高比重で熱伝導率の高い鉱物 であるから、クッション材20の熱伝導率が高くなって壁面施工下地12へと熱 が伝わり易くなるからである。
【0012】 セラミック繊維の太さを1〜5μmと極細にし、セラミック繊維表面から放熱 し易くしてクッション材20の断熱効果を高める。同時に、太さが1〜5μmと 極細になるとセラミック繊維が可撓性を増して折損し難くなり、クッション材2 0の圧縮弾性回復力も著しく向上し、折損したセラミック繊維の破片が皮膚に突 き刺さって施工作業に支障を来すようなことがなくなる。そして又、そのように セラミック繊維を極細にすると、壁面施工下地12への施工前に緞子張り内装材 11とクッション材20を内装材の製造工場で仮接着しておいても、熱融着性樹 脂組成物14をクッション材20の表面の細かい毛羽に融着する恰好になるので 、施工後に緞子張り内装材11の表面を軽く撫でることによって緞子張り内装材 11をクッション材20から簡単に剥離し得、それらを運搬するする上で好都合 であり、又、内装施工現場での作業工数も少なくなるので好都合である。
【0013】
【実施例】
目付けが288g/m2 のレーヨン繊維製織物13に難燃剤を72g/m2 付 与して難燃加工を施した。次に、この織物13に、ポリエステル繊維に成る目付 け25g/m2 の不織布16を、その表面にホットメルト接着剤14をメッシュ ロールによって直径1mmのドット状に付着量15g/m2 付与して重ね合わせ 、それらを加熱圧着して緞子張り内装材11を製造した。次いで、耐熱温度12 60℃以上のセラミック繊維を絡合させた嵩密度0.13g/cm2 、厚み12 .5mmのクッション材20の周縁を接着剤22によって施工下地12に固定し 鋲21を打ち込んで取り付け、そのクッション材20の上に緞子張り内装材11 を重ね、その周縁に接着剤23を塗着し、上下左右に緊張し布目の斜行彎曲をな くし、その周縁24を接着して緞子張り内装壁25を施工した。
【0014】 不織布16の貼り合わせ前の織物原反13と貼り合わせ後の緞子張り内装材1 1を、それぞれ20℃×65%RHの標準状態に24時間放置してから40℃× 90%RHの加湿状態に24時間放置して第1回目の加湿状態での伸縮度を測定 し、次に、50℃の高温状態に24時間放置して第1回目の加熱状態での伸縮度 を測定し、再び、40℃×90%RHの加湿状態に24時間放置して第2回目の 加湿状態での伸縮度を測定し、更に、50℃の高温状態に24時間放置して第2 回目の加熱状態での伸縮度を測定して〔表1〕に示す結果を得た。
【0015】
【表1】
【0016】 上記の通り、本考案に係る緞子張り内装材11は、織物原反13に比較して温 湿度による伸縮変化が著しく少なく、施工後に室内の温湿度変化による表面の弛 み皺は認められなかった。
【0017】
【燃焼試験1】 上記実施例に係る内装材を上記実施例に使用したセラミック繊維クッション材 の上に重ねて調製した試料Aと、目付けが288g/m2 のレーヨン繊維製織物 に難燃剤を72g/m2 付与して難燃加工を施した内装材を上記実施例に使用し たセラミック繊維クッション材の上に重ねて調製した試料Bと、目付けが250 g/m2 の難燃ポリエステル繊維製織物を上記実施例に使用したセラミック繊維 クッション材の上に重ねて調製した試料Cを、それぞれ石綿パーライト板および 石膏ボード(基材)の上に設置し、建築基準法施行令第1条第5号及び第6号の 規定に基づく準不燃材料規格に従って表面試験(加熱試験)を行った結果、それ らの試料は〔表2〕に示す通り準不燃材料規格に合格した。
【0018】
【表2】
【0019】
【燃焼試験2】 建築基準法施行令第1条の規定に基づく準不燃材料規格に従って、断面寸法タ テ4cm×ヨコ4.5cmの杉材によって幅92cm×長さ172cmの天井用 パネル枠と幅84cm×長さ172cmの側壁用パネル枠と幅84cm×長さ8 4cmの奥壁用パネル枠との3種類のパネル枠を作り、それらのパネル枠の外面 に厚さ0.27mmの鉄板を張り、内面に上記燃焼試験1において調製した試料 AとBとCを釘打固定して張って天井用パネルと側壁用パネルと奥壁用パネルと の3種類の試験パネルを試料AとBとCのそれぞれについて作った。次に、JI S−A−5413に規定される石綿セメントパーライト板2枚を張り合わせた板 材によって組み立てられた高さ100cm、幅110cm、奥行き180cmの 収納箱の中で、天井用パネルと左右の側壁用パネルと奥壁用パネルとにより、正 面を開口部とする無底の筐形の試験体を組み立てて、建築基準法施行令第1条の 規定に基づく準不燃材料規格の模型箱試験を試料AとBとCのそれぞれについて 行った結果、それらの試料は〔表3〕に示す通り準不燃材料規格に合格した。
【0020】
【表3】
【0021】
【考案の効果】
上記の通り本考案によると、緞子張り内装壁25は、それを構成する内装布帛 13と不織布16とクッション材20の何れも通気性を有するので表面結露を生 ぜず、優れた吸音効果を発揮する。クッション材20を構成するセラミック繊維 が、太さが1〜5μmと極細で可撓性に富み、折損し難いので、クッション材2 0は圧縮弾性回復力に富み、折損したセラミック繊維の破片が皮膚に突き刺さっ て施工作業に支障を来すことがない。緞子張り内装材11の裏面に火災時の燃焼 温度以上の耐熱温度を有し緻密で火焔や熱気が透過せず熱伝導率の低いクッショ ン材20を積層して緞子張り施工するので、緞子張り内装壁25は、建築基準法 施行令第1条に規定する準不燃規格に合格し、壁面施工下地12を火災時に焼け 落ちない程度に耐焔化する。内装布帛13の表面に施工時に布目の斜行彎曲を発 見したときは、経糸17や緯糸18に沿って緊張させてそれを矯正することが出 来る。内装布帛13は、施工後の温湿度変化によって表面に弛み皺が発生せず寸 法安定性と形態安定性に優れ、型崩れせず綺麗に施工し得る。不織布16が目付 け60g/m2 以下の極薄のものであるから、それを使用することによって緞子 張り内装材11がコスト高にならず、それを加熱圧着するだけで緞子張り内装材 11が簡便に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る緞子張り内装壁の一部切截斜視図
である。
【図2】本考案に係る緞子張り内装材の拡大裏面図であ
る。
【図3】本考案に係る緞子張り内装壁の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
11 緞子張り内装材 12 壁面施工下地 13 内装布帛 14 熱融着製樹脂組成物 15 繊維 16 不織布 17 経糸 18 緯糸 19 布目 20 クッション材 21 鋲 22 接着剤 23 接着剤 24 周縁 25 緞子張り内装壁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面施工下地12の上にクッション材2
    0を重ね合わせて張り、そのクッション材20の上に全
    面接着せずに周縁を固定して内装材11を重ね合わせて
    張った緞子張り内装壁25において、クッション材20
    が、耐熱温度1100℃以上のセラミック繊維の絡合し
    た嵩密度0.1〜0.2g/cm2 、厚み10〜15m
    mのセラミック繊維積層体であり、そのセラミック繊維
    の太さが1〜5μmであることを特徴とする緞子張り内
    装壁。
  2. 【請求項2】 壁面施工下地12の上にクッション材2
    0を重ね合わせて張り、そのクッション材20の上に全
    面接着せずに周縁を固定して内装材11を重ね合わせて
    張った緞子張り内装壁25において、クッション材20
    が、耐熱温度1100℃以上のセラミック繊維の絡合し
    た嵩密度0.1〜0.2g/cm2 、厚み10〜15m
    mのセラミック繊維積層体であり、そのセラミック繊維
    の太さが1〜5μmであり、内装材11が、熱融着性樹
    脂組成物14がフイルム状に連続した非通気性皮膜を形
    成することなくドット状に30g/m2 以下付着した目
    付け60g/m2 以下の合成繊維15を主材とする不織
    布16(総目付け90g/m2 以下)、又は、合成繊維
    を主材とする目付け60g/m2 以下の不織布と同じ嵩
    密度を有する無機質繊維(15)を主材とする不織布
    (16)を、その熱融着性樹脂組成物14を介して内装
    布帛13の裏面に貼り合わせて構成されていることを特
    徴とする緞子張り内装壁。
  3. 【請求項3】 前掲請求項2に記載の内装布帛13の目
    付けが100〜500g/m2 であり、不織布16の目
    付けが10〜30g/m2 であり、熱融着性樹脂組成物
    14の付着量が不織布16の目付けの50重量%以下で
    あり且つ内装布帛13の目付けの20重量%以下である
    ことを特徴とする前掲請求項2に記載の緞子張り内装
    壁。
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JPH0222409U (ja) * 1988-07-29 1990-02-14
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