JPH0726452B2 - 縦葺き用屋根板,外装板の断熱構造 - Google Patents

縦葺き用屋根板,外装板の断熱構造

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JPH0726452B2
JPH0726452B2 JP62261780A JP26178087A JPH0726452B2 JP H0726452 B2 JPH0726452 B2 JP H0726452B2 JP 62261780 A JP62261780 A JP 62261780A JP 26178087 A JP26178087 A JP 26178087A JP H0726452 B2 JPH0726452 B2 JP H0726452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、縦葺き用屋根板,外装板の断熱構造の改良
に係るものである。
〔従来の技術〕
従来から、縦葺き用屋根板,外装板の断熱構造として実
開昭60-138928号公報に示されているように、内,外合
成樹脂板の間を、リブなしで或いはリブを設けた状態で
合成樹脂発泡体で全面的に充填させて一体形成した断熱
波板が知られている。
又、実開昭58-153622号公報に示されるように金属製縦
葺屋根板の左右縁部に立上り係合部を形成し、アルミ押
出型材からなる吊子と覆い板によって上記係合部を係合
させる縦葺き屋根も知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記実開昭60-138928号公報に示された
断熱波板では、合成樹脂で内側面板と外側面板とが形成
されている上に、発泡材が充填されているので、幅や厚
みが一定寸法のものに限定されてしまい、各面板を各種
の使用目的に応じた適切のものとして選択することは不
可能であり、かつ、自由度が少い上に、発泡材等の全面
的な充填を必要としない個所に使用したい場合には、利
用することができないという不都合もあり、建築物用へ
の使用目的が狭い範囲に限定されていた。その上、可燃
性であるため、火災時に有毒ガスを出す等の問題の他、
耐久性の点でも問題があった。
又、前記実開昭58-153622号公報のものは、断熱材とし
て木毛板等を使用しない構造の場合は、縦葺屋根板の連
接部を通して建物内外の熱伝導が行われ、断熱作用が十
分に果されないという問題があった。更に、上記発明で
は屋根板同志で調整自在の断熱空間を設けることは不可
能であった。
この発明は、従来のこのような問題点を改良しようとす
るものであって、断熱作用をより効果的に発揮し得るよ
うにするために、縦葺き用の屋根板,外装板をロールフ
ォーミングした外側面板と内側面板の二部材で構成し、
この内外二層の金属板間に各種の平板状の断熱保持板を
介在させて、断熱空間を形成すると共に、その断熱空間
の大きさも調整出来る断熱構造を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明は金属製の縦葺
き用屋根板,金属製の外装板の左右の接合部を、吊子と
覆い板,ボルトとナット又はかしめ等によって係合する
外装構造において、 前記屋根板,外装板を外側面板と内側面板とにロールフ
ォーミングし、 前記外側面板と内側面板とに、それぞれ所要個数の内向
き樋状の受止部を対設すると共に、これらの内側,外側
各受止部の相互間を、平板状の断熱保持板によって一体
的に断熱結合したことを特徴としている。
〔作用〕
本発明は、金属製の屋根板,金属製の外装板を外側面板
と内側面板とにロールフォーミングし、前記外側面板と
内側面板とに、それぞれ所要個数の内向き樋状の受止部
を対設すると共に、これらの内側,外側各受止部の相互
間を、平板状の断熱保持板によって一体的に断熱結合し
たため、次の作用を得ることができる。
即ち、平板状の断熱保持板の高さを調整することで、外
側面板と内側面板との間に形成される断熱空間の上下幅
を自由に調整することが可能である。従って、寒冷地或
いは日ざしの強い高温地方にあっては、前記上下幅を大
きく設定することによって、温暖地方における屋根等の
断熱機能に比べ、優れた断熱構造を有する屋根等を容易
に得ることができる。
又、平板状の断熱保持板の受止部への保持個数或いは保
持位置を変えることで、断熱空間の左右幅を自由に調整
することができる。このため、必要とされる屋根等の断
熱機能に合せて自由な選択が可能となると共に、断熱保
持板を増加させることで、屋根等の強度も増加されるた
め、前記断熱機能に加えて、強度の必要な部分への補強
を容易かつ的確に行うことが可能である。
このように、金属製の外側面板と内側面板の上下幅又は
左右幅を平板状の断熱保持板のサイズと個数を調整する
ことにより、各種の使用目的に適合できる断熱空間等を
自由に調整できる他、この断熱空間を利用してグラスウ
ール等の不燃性断熱材の充填も容易にできる。
しかも、金属製の内側面板と外側面板の材質、厚さは、
建物の使用目的に応じて任意に選択できる上、平板状の
断熱保持板は軽量であるので、軽くて強靭な断熱構造が
得られる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る縦葺き用屋根板,外装板の断熱構造
の第1実施例につき、第1図ないし第3図を参照して詳
細に説明する。
第1図は第1実施例による概要構成を示す全体断面図、
第2図及び第3図は同上の外側面板と内側面板とを示す
概略説明図である。
この第1図ないし第3図に示す第1実施例において、符
号(1)は縦葺き用の屋根板であって、この屋根板
(1)は、左右幅方向の両側端部に形成された立上り接
合部(2),(2)を有する外側面板(21)と、この外
側面板と対設される内側面板(11)とからなり、かつ長
手方向に長尺単位に形成されたものである。この屋根板
(1)は亜鉛メッキ鋼板,焼付け塗装鋼板,アルミニウ
ム板,銅板などの長尺金属板を、所定の断面形状にロー
ルフォーミングされる。
前記外側面板(21)には、側端部側の両方に斜め外側方
向に向かう立上り部(22)、中央部で内側横方向に大き
く折返された折返し係合部(23)、上部に立上げた垂直
立上り部(24)、上端部で内側に湾曲させた引掛け部
(25)をそれぞれ形成した接合部(2)が設けられる。
(31a),(31b)は端部面板であって、前記上部面板
(21)の接合部(2)の各部と対応させて、それぞれ立
上り部(32)、折返し係合部(33)、垂直立上り部(3
4)、抱持部(35)を形成したものである。そして、こ
の端部面板(31a),(31b)の左,右の抱持部(35)で
外側面板の引掛け部(25)を抱持させるために、端部側
から重ね合わせて一体化させてある。
更に、前記外側面板(21)の面板部上には、後述する内
側面板(11)に設けた中間受止部(16c)に対応する複
数個所に、下向き樋状の中間受止部(26a)を形成し、
しかも、前記端部面板(31a),(31b)の端部に、後述
する内側面板(11)に設けた一側端受止部(16a),他
側端受止部(16b)に対応する位置に、それぞれ下向き
樋状の一側端受止部(36a)と他側端受止部(36b)とを
形成する。
一方、前記内側面板(11)には、第1図に示すように、
接合及び取付けのため、一方の側端部側に一部を折返し
て重ね合わせて、その折返し部に形成した一側端接合部
(12)と、重ね合せ部に形成した取付け部(13)と、折
返し端部に形成した上向き樋状の一側端受止部(16a)
とをそれぞれ設ける。
又、内側面板(11)の他方の側端部側には、一部を立上
げて前記一側端接合部(12)に接合される他側端接合部
(14)と、他端部に上向き樋状の他側端受止部(16b)
とをそれぞれ形成させると共に、板面部上の所定の幅方
向間隔をおいた複数個所に、上向き樋状の中間受止部
(16c)をそれぞれ形成させる。
(41)は平板状の断熱保持板であって、この断熱保持板
(41)は不燃性で強靭な硬質ダンボールパネル,プラス
チックパネルなどから形成される。この平板状の断熱保
持板(41)は、前記外側面板(21),内側面板(11)間
に、前記外,内側面板(21),(11)にそれぞれ形成し
た受止部を介して、所定の幅方向間隔毎に介在され、両
者を所定の厚さ間隔に分離させて断熱保持するために設
けられるものであり、複数枚の平板状の断熱保持板とし
て構成されている。
そして、このような各構成部材を用いて第1図に示すよ
うに、前記外側面板(21),(21)及び各端部面板(31
a),(31b)と内側面板(11),(11)との相互間にお
いて、その上向きにされた樋状の一側端受止部(16
a),他側端受止部(16b)と、下向きにされた樋状の一
側端受止部(36a),他側端受止部(36b)との間、及
び、上向きにされた樋状の各中間受止部(16c)と、下
向きにされた樋状の各中間受止部(26a)との間に、そ
れぞれ所定の上下幅とした前記平板状の断熱保持板(4
1)の下端縁部,上端縁部を受止めて介在させることに
より、これらの内側面板(11)と、外側面板(21),各
端部面板(31a),(31b)との両者を所定の厚さ間隔に
分離させ、かつ同両者間を強靭に結合させることができ
る。更に、このようにして分離形成された各断熱空間
(42)には、任意の不燃性断熱材(43)、例えば、グラ
スウールなどを充填させることができる。
しかして、前記第1実施例の屋根板(1)を用いて縦葺
き屋根を葺き上げるのには、第1図に示すように、取付
けのための吊子部材となる支持金具(51)と、接合部分
を被覆する金属キャップ(52)とを用いる。
即ち、前記支持金具(51)は、下端部に直角に折曲され
た取付け座(51a)と、上方に左右へ突出された押え鍔
(51b),(51b)と、上端部に左右下方へ湾曲された係
合子(51c),(51c)とを有しており、例えば、アルミ
押出し型材を一部加工することで形成されている。
又、前記の金属キャップ(52)は、各係合子(51b),
(51b)を外部から覆うキャップ部(52a)と、各押え鍔
(51b),(51b)を抱え込む係着部(52b),(52b)
と、外面に接する接圧スカート部(52c),(52c)とを
有しており、弾性のある金属板のロールフォーミングに
より形成されている。
この第1実施例構成の場合には、まず、建築物の屋根組
下地としてのC型チャンネル部材による母屋材(53)上
に、前記屋根板(1)の内側面板(11)を敷設し、この
内側面板(11)の取付け部(13)上に、支持金具(51)
の取付け座(51a)を押し当てて取付けボルト(54)に
より内側面板(11)を固定させる。
次に、第1図の支持金具(51)を中心として右側の外側
面板(21)は、支持金具(51)の押え鍔(51b)に、端
部面板(31a),(31b)の折返し係合部(33)と外側面
板(21)の折返し係合部(23)とを係合させ、かつ支持
金具(51)の係合子(51c)を抱持部(35)に被嵌させ
て保持させる。
次に、左側の内側面板(11)についても、前記と同様に
各部材を係合させて、母屋材(53)上に係着保持させ
る。
その後,相互に隣接する外側面板(21)と支持金具(5
1)の接合部に、上方から金属キャップ(52)の接圧ス
カート部(52c),(52c)を自身の弾性に抗して押し開
くようにして、引掛け部(25)を抱持した各係合子(51
b),(51b)上に被嵌させることによって、所期の縦葺
き屋根を葺き上げるのである。
このように、屋根板(1)自体を外側面板(21)と内側
面板(11)との二層によって形成し、しかもこれらの内
側面板(11)と外側面板(21)間とが、両側端部と中間
部で、不燃性の硬質な平板状の断熱保持板(41)により
所定の厚さ間隔で分離され、断熱空間(42)を形成する
ことが容易となる。又、必要に応じてグラスウールなど
の不燃性断熱材(43)を充填させることも出来るため、
屋根板(1)としての十分な強度と量感とを良好に保持
した上で、これらの内側面板(11)と外側面板(21)間
を分離することが可能となるのである。従って、縦葺き
屋根の金属板間の熱伝導を遮断することができると共
に、建物の内外を通した熱エネルギーの逃逸,ないしは
対流を効果的に阻止し得るのである。
第4図と第5図は、それぞれ本発明の第2,第3実施例を
示す断面説明図である。これらの第2,第3実施例は、い
ずれも外側面板(21)の隣接相互間の接合手段が第1実
施例の場合と異なっているだけであって、直接接合に当
たり、従来公知の吊子部材や取付けボルトなどにより取
付け固定させるようにしたものである。
即ち、第4図に示す第2実施例は、前記外側面板(21)
の左右端部に設けた立上り部(22)の先端部(26)をい
わゆるはぜ巻き式の接合部(27)に成形し、この接合部
(27)を吊子部材(55)等の補助部材を用いて母屋材上
へ取付け固定させたものである。
又、第5図に示す第3実施例では、前記立上り部(22)
の先端部を、別に設けたキャップ部材(28)と取付けボ
ルト(54)等の補助部材とによって、母屋材上へ取付け
固定させるようにしたものである。そして、これらの第
2,第3実施例においても、前記第1実施例構成と同様な
作用,効果が得られる。
又、第6図は折版構造の屋根板に適用した場合の第4実
施例による全体断面図を示したものである。この第4実
施例の場合には、前記内側面板(11)と外側面板(21)
との組合せにおいて、内側面板(11)と外側面板(21)
とから形成される角波版面の上下各平坦部に、前記第1
実施例構成の場合と同様に、それぞれ内向きに形成した
各中間受止部(16c),(26a)間に平板状の断熱保持板
(41)を介在させて断熱分離させたものである。
この第4実施例構成においても、前記第1実施例構成と
同様な作用,効果が得られる。尚、この実施例では、内
側面板(11)と外側面板(21)の上下各平坦部に平板状
の断熱保持板(41),(41)を介在させて断熱分離させ
るようにしているが、内側面板(11)と外側面板(21)
との斜板部にも受止部をそれぞれ形成して平板状の断熱
保持板(41)を介在させる手段を講じて、所期の目的を
達成させてもよい。
更に、第7図は外装板に適用した場合の実施例による全
体断面図を示している。
即ち、この第7図において、符号(4)は外装板であっ
て、該外装板(4)は幅方向の両側端部に接合部
(5),(5)を有し、長手方向に長尺単体に形成され
たものである。この場合にも、外装板(4)は亜鉛メッ
キ鋼板,焼付け塗装鋼板,アルミニウム板,銅板などの
長尺金属板を、所定の断面形状にロールフォーミングさ
せた一組からなるものである。そしてこの外装板(4)
も第1実施例と同様に内側面板(111)と外側面板(12
1)とに形成されている。そして、これらの内,外側面
板(111),(121)の所定位置には、後述するように形
成された樋状の各受止部(133c),(141c)、(133
b),(141b)、(133a),(141a)の間に不燃性で強
靭な硬質ダンボールパネルなどの平板状の断熱保持板
(41)を介在させ、内,外側面板(111),(121)を所
定の厚さ間隔に分離させる構成となっている。
即ち、前記外装板(4)の内側面板(111)には、接
合,及び取付けのため、一方の側端部側に一部を折返し
て重ね合せて、一側端接合部(131)を形成させ、重ね
合せ部には取付け部(132)を形成させると共に、折返
し端部に上向き樋状の一側端受止部(133a)をそれぞれ
に形成させる。
又、他方の側端部側に、一部を立上げることにより、隣
接する側からの一側端接合部(131)に接合される他側
端接合部(134)を形成させ、他端部に上向き樋状の他
側端受止部(133b)を形成させると共に、板面部上に所
定の幅方向間隔をおいた複数個所に上向き樋状の中間受
止部(133c)をそれぞれ形成させる。
前記外装板(4)の外側面板(121)には、一方の側端
部側に、前記他側端受止部(133b)に対応する一側端受
止部(141b)と、前記一側端受止部(133a)に対応する
他側端受止部(141a)を設け、更に、これらの各受止部
(141b),(141a)間での内側に立上げた立上り頂部
(142)を形成させる。
又、他方の側端部側には、前記立上り頂部(142)を被
覆し得るようにして斜め方向に立上げた立上り被覆部
(143)と、この立上り被覆部(143)の端部で前記他側
端受止部(141a)に外側から係合させる係合部(144)
とを形成させ、かつ板面部上にあって、前記中間受止部
(133c)に対応する複数個所に同様な下向き樋状の中間
受止部(141c)を形成させてある。
そして、前記内側面板(111)と外側面板(121)とに設
けられた各受止部(133a),(141a)、(133b),(14
1b)、(133c),(141c)間に、それぞれ所定の上下幅
とした前記平板状の断熱保持板(41)の下端縁部と上端
縁部を受止して介在させることにより、これらの内側面
板(111)と外側面板(121)とを所定の厚さ間隔に分離
させ、かつ同両者間を強靭に結合させてある。又、この
ように分離形成された断熱空間(42)には、必要に応じ
て任意の不燃性断熱材(43),例えば、グラスウールな
どを充填させたものである。
前記第5実施例の外装板を用いて建築物の外装を構成さ
せるのには、まず、図示省略した建築物の外装下地上に
外装板(4)の内側面板(111)を適宜に張込んでお
き、次に、内側面板(111)の一側端接合部(131)上
に、次の内側面板(111)の他側端接合部(134)を重ね
合わせる。
更に外側面板(121),(121)を順次張込み、その内側
面板の受止部(141a),(141b),(141c)と外側面板
の受止部(133a),(133b),(133c)との間に、平板
状の断熱保持板(41),(41),(41)をそれぞれ介在
して受止させると共に、外側面板(121)の立上り頂部
(142)を立上り被覆部(143)により被覆させる。
続いて、これらの立上り被覆部(143),立上り頂部(1
42)と取付け部(132)とを通して取付けボルト(56)
で固定させ、以後、この操作を繰返すことによって、所
期の外装構造を構成するのである。
従って、このように外装板(4)を用いて構成される外
装構造においては、ここでもこの外装板(4)自体が、
内側面板(111)と外側面板(121)との二層によって形
成され、しかも内側面板(111)と外側面板(121)間と
が、それぞれ両側端部,及び所定間隔を隔てた複数の中
間部で、不燃性の硬質な平板状の断熱保持板(41)によ
り所定の厚さ間隔で分離され、かつその断熱空間(42)
にグラスウールなどの不燃性断熱材(43)を充填させて
あることから、外装板(4)としての十分な強度と量感
とを良好に保持した上で、これらの内側面板(111)と
外側面板(121)間が熱的に分離され、外装構造での内
外を通した熱エネルギーの逃逸を効果的に阻止し得るの
である。
〔発明の効果〕
本発明は、金属製の屋根板,金属製の外装板を外側面板
と内側面板とにロールフォーミングし、前記外側面板と
内側面板とに、それぞれ所要個数の内向き樋状の受止部
を対設すると共に、これらの内側,外側各受止部の相互
間を、平板状の断熱保持板によって一体的に断熱結合し
たため、次の効果を得ることができる。
即ち、平板状の断熱保持板の高さを調整することで、外
側面板と内側面板との間に形成される断熱空間の上下幅
を自由に調整することが可能である。従って、寒冷地或
いは日ざしの強い高温地方にあっては、前記上下幅を大
きく設定することによって、温暖地方における屋根等の
断熱機能に比べ、優れた断熱構造を有する屋根等を容易
に得ることができる。
又、平板状の断熱保持板の受止部への保持個数或いは保
持位置を変えることで、断熱空間の左右幅を自由に調整
することができる。このため、必要とされる屋根等の断
熱機能に合せて自由な選択が可能となると共に、断熱保
持板を増加させることで、屋根等の強度も増加されるた
め、前記断熱機能に加えて、強度の必要な部分への補強
を容易かつ的確に行うことが可能である。
このように、金属製の外側面板と内側面板の上下幅又は
左右幅を平板状の断熱保持板のサイズと個数を調整する
ことにより、各種の使用目的に適合できる断熱空間等を
自由に調整できる他、この断熱空間を利用してグラスウ
ール等の不燃性断熱材の充填も容易にできる。
しかも、金属製の内側面板と外側面板の材質、厚さは、
建物の使用目的に応じて任意に選択できる上、平板状の
断熱保持板は軽量であるので、軽くて強靭な断熱構造が
得られるという多くの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る縦葺き用屋根,外装板の断熱構造の
実施例による概要構成を示し、第1図は屋根板に適用し
た場合の第1実施例による全体断面図、第2図と第3図
は同上の外側面板の断面説明図、第3図は内側面板の断
面説明図、第4図と第5図はそれぞれ別の屋根板に適用
した場合の第2実施例と第3実施例の断面説明図、第6
図は折版状屋根板に適用した場合の第4実施例断面図、
第7図は外装板に適用した場合の第5実施例による全体
断面図である。 (1),(3)……屋根板、(2)……屋根板の接合
部。 (4)……外装板、(3)……外装板の接合部。 (11)……内側面板、(12)……一側端接合部、(13)
……一側端の取付け部、(14)……他側端接合部、(16
a),(16b),(16c)……一側端,他側端,中間での
上向き樋状の各受止部。 (21)……外側面板、(22)……斜め方向の立上り部、
(23)……折返し係合部、(24)……垂直立上り部、
(25)……引掛け部、(26a)……中間での下向き樋状
の受止部。 (31a),(31b)……一側端,他側端での各端部面板、
(32)……斜め方向の立上り部、(33)……折返し係合
部、(34)……垂直立上り部、(35)……抱持部、(36
a),(36b)……一側端,他側端での下向き(内向き)
樋状の各受止部。 (41)……断熱保持板、(42)……断熱空間、(43)…
…グラスウールなどの不燃性断熱材。 (51)……内側面板取付け用の支持金具、(51a)……
取付け座、(51b)……押え鍔、(51c)……係合子。 (52)……外側面板係着用の金属キャップ、(52a)…
…キャップ部、(52b)……係着部、(52c)……接圧ス
カート部。 (53)……建築物の母屋材、(54),(56)……内側面
板取付け用,断熱保持板固定用の各取付けボルト、(5
5)……吊子部材。 (111)……内側面板、(131)……一側端接合部、(13
2)……側端取付け部、(134)……他側端接合部、(13
3a),(133b),(133c)……一側端,他側端,中間で
の上向き(内向き)樋状の各受止部。 (121)……外側面板、(142)……一側端側の立上り頂
部、(143)……他側端側の立上り被覆部、(141a),
(141b),(141c)……一側端,他側端,中間での下向
き樋状の各受止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−138928(JP,U) 実開 昭58−153622(JP,U) 実開 昭53−49318(JP,U) 実開 昭59−51917(JP,U) 実開 昭60−107226(JP,U) 実公 昭37−30315(JP,Y1) 小間登著,「機械器具設計便覧」,大陽 閣,昭26−2−10,P.158

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の縦葺き用屋根板,金属製の外装板
    の左右の接合部を、吊子と覆い板,ボルトとナット又は
    かしめ等によって係合する外装構造において、 前記屋根板,外装板を外側面板と内側面板とにロールフ
    ォーミングし、 前記外側面板と内側面板とに、それぞれ所要個数の内向
    き樋状の受止部を対設すると共に、これらの内側,外側
    各受止部の相互間を、平板状の断熱保持板によって一体
    的に断熱結合した ことを特徴とする縦葺き用屋根板,外装板の断熱構造。
  2. 【請求項2】外側面板の側端部に設けた受止部は、外側
    面板の側端部と一体的に接合させた端部面板に形成され
    ている特許請求の範囲第1項記載の縦葺き用屋根板,外
    装板の断熱構造。
  3. 【請求項3】平板状の断熱保持板によって分離された外
    側面板と内側面板との間の断熱空間に、部分的又は全面
    的にグラスウールなどの不燃性断熱材を充填させた特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の縦葺き用屋根板,外
    装板の断熱構造。
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