JPH07265547A - 滑り台の接続部 - Google Patents

滑り台の接続部

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JPH07265547A
JPH07265547A JP8113294A JP8113294A JPH07265547A JP H07265547 A JPH07265547 A JP H07265547A JP 8113294 A JP8113294 A JP 8113294A JP 8113294 A JP8113294 A JP 8113294A JP H07265547 A JPH07265547 A JP H07265547A
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宏治 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 滑降を円滑安全に楽しく遊べ、且つ、耐久
性に優れメインテナンスが容易で経済的な滑り台の接続
部を提供する。 【構成】 フランジ付き滑降路片2,2同士のフラン
ジ5,5を接続して滑降路1を形成した滑り台の接続部
において、該接続部に滑降路面を平滑に接続する充填層
8を設け、該充填層8に滑降路面を分離するスリット9
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長い滑降路に水を流
し、この水と共に遊戯者が滑降路を滑り降りたり、ある
いは滑降路を流れる水に浮体を浮かべ、この浮体に遊戯
者が乗って滑降路を下り降りて遊ぶ流水式滑り台、ある
いはまた、乾いた滑降路面を遊戯者が滑り降りて遊ぶ乾
式滑り台、さらには、滑降路を走行路としてカートに乗
って走降して遊ぶライド式滑り台等の接続部に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】娯楽用の大型滑り台の従来例には、例え
ば、本出願人が出願した実公平4−20474号の水上
すべり台や、特開平5−309176号公報に開示され
たウオータースライダーの発明がある。
【0003】前者考案の水上すべり台は、強化プラスチ
ック(FRP)材等の合成樹脂材よりなる滑降路片同士
を、フランジで接続して大型の滑り台を形成したもの
で、この公告公報第2図のフランジ接続部内部の下方部
分には、シール材のようなもので、表面平滑に接続した
状態が示されている。
【0004】また、後者発明のFRP製ウオータースラ
イダーは、フランジ合わせ面にコーキング剤を塗布して
ボルトで締結したフランジ付きウオータースライダー本
体のフランジの接続箇所内面全域に溝を設け、その溝に
ポリエステルなどを主成分にしたプラスチックパテを充
填し、該プラスチックパテの硬化後、ウオータースライ
ダー本体の内面と面一に研削して頑強に接続する方法で
形成され、互いの滑降路片の路面は平滑に接続してい
る。
【0005】また、水を使用しない乾式滑り台や、カー
トで走降する滑り台の接続部も、前記水上すべり台の考
案やウオータースライダーの発明と同様な構造、つま
り、シール材やパテ等の充填材、または合成樹脂のライ
ニング材、もしくはコーキング材等の接続材を、フラン
ジ接続部に用いて、滑降路片同士の滑降路面を平滑に接
続して形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した滑り台は、滑
降路片同士をフランジの接続部で複数接続して長い滑降
路に形成しているので、各滑降路片は温度変化に伴う伸
縮を受けたり、強風、滑降者の通過や流水量の変動によ
って繰り返される荷重の変化や振動等の機械的影響を受
けて伸縮した。それによって、滑降路片同士の接続部の
フランジ間に熱的、機械的応力や変位がかかり、シール
材やパテ等の充填材、または合成樹脂のライニング材、
もしくはコーキング材等の接続材が摩耗したり、ヒビ割
れやクラックが発生したり、剥がれて持ち上がり滑降路
面に突出したりして、フランジの接続部路面に窪みや段
差が生じ、平滑な滑降路面が損なわれる問題があった。
【0007】殊に、流水式滑り台の場合には、水漏れが
生じたり、また、シール材等が剥がれて持ち上がり滑降
路面に鋭く突出して、滑降路を流水と共に水着で滑る遊
戯者に接触して、怪我等が発生し危険になる等の問題が
あった。
【0008】また、水を使用しない乾式滑り台の場合に
は、剥離した硬いシール材等が、遊戯者の衣服や身体に
接触して衣服が破れたり怪我等の危険が生ずる等の問題
があり、また、カート走降のライド式滑り台では、車輪
が引っ掛かってカートが不安定になったり、車輪が損傷
する等の問題があった。
【0009】また、シール材等が硬質で頑強であるため
に、フランジ間に挟まって噛み込んでボルト・ナットの
増締めが利かない等の問題があった。そのために、流水
式滑り台では、水漏れが生じたり、水漏れが止まらない
等の不具合も生じた。また、ボルト・ナットの無理な増
締めによって、シール材等にヒビ割れやクラックが入っ
たり、シール材等が剥がれたりして、滑降路面が粗くな
る問題もあった。
【0010】この発明は、上述の問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、流水式や乾式滑り台での滑り降
りや、流水式滑り台で浮体に乗っての下り降りや、ライ
ド式滑り台でカートに乗っての走降等の滑降を、円滑で
安全に楽しく遊べ、且つ、耐久性に優れメインテナンス
が容易で経済的な滑り台の接続部を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、フランジ付き滑降路片
同士のフランジを接続して滑降路を形成した滑り台の接
続部において、該接続部に滑降路面を平滑に接続する充
填層を設け、該充填層に滑降路面を分離するスリットを
形成したものである。
【0012】また、この発明の滑り台の接続部は、上記
スリットに弾力性を有するコーキング材を充填して形成
したものである。
【0013】
【作用】この発明の滑降路片同士の接続部は、フランジ
同士の接続部に滑降路面を平滑に接続する充填層を設
け、この充填層に滑降路面を分離するスリットを形成し
たので、充填層は、フランジ同士の接続部に生ずる窪み
や段差を埋めて滑降路面を平滑に接続するとともに、ス
リットは滑降路面の平滑性に影響を与えない範囲で充填
層を分離することとなる。従って、フランジ付きの滑降
路片同士を接続して形成した長い滑降路の接続部に、温
度変化に伴う伸縮あるいは荷重の変化や外的作用による
応力や変位があろうとも、分断された充填層には上記応
力や変位が伝わらない。よって、充填層が伸縮を受ける
ことがなく、充填層がヒビ割れして充填層の表面が粗く
なったり、充填層にクラックが発生したり剥がれたりし
て平滑な路面を損なうことがない。また、充填層が剥が
れて、滑降路面に突出することがない。
【0014】また、スリットは間隔が狭いので、引っ掛
かりや、不連続の段差になることがなく、滑降路面の表
面はスリットに影響されることなく滑らかである。よっ
て、滑り台を形成する滑降路片同士の接続部を通過する
遊戯者やカートが、違和感なく滑らかに快適に滑降する
ことができる。
【0015】また、パッキンを用いたフランジ接続部に
おいては、充填層がスリットを介して分離しているの
で、ボルト・ナットの増締めはスリット間隔内で可能と
なる。よって、ボルト・ナットを増締めしてパッキンを
圧縮しても、充填層に圧縮力がかからないため、充填層
に割れやクラックが入ることがない。また、硬い充填材
がフランジ間に噛み込むことがない。よって、ボルト・
ナットの増締めが利いて、水漏れを止めたり、気密性や
液密性を良好にすることができる。さらにまた、ボルト
・ナットを緩めてフランジ間を開いても、充填層を壊す
ことがない。
【0016】また、この発明の接続部は、フランジ接続
部の充填層に設けた滑降路面を分離するスリットに弾力
性を有するコーキング材を充填して形成したので、この
コーキング材が応力や変位を弾力的に吸収緩和してスリ
ットの両側の充填層に強く伝えないので、充填層にヒビ
割れやクラック等を発生することがない。
【0017】スリットの間隔は狭いものではあるが、そ
の隙間にコーキング材を充填することにより、フランジ
接続部の充填層の路面は一層滑らかとなり、遊戯者やカ
ートは全く不連続や違和感を感じることなく、更に滑ら
かで快適な滑降を楽しむことができる。
【0018】殊に、スリットの内部に水やホコリ等異物
が入るのを防ぐ場合や、スリット間隔を幾分広くした場
合には、コーキング材が隙間を埋めて保護し、表面を平
滑にする。なお、パッキンを用いた流水式滑り台では、
パッキンの防水に加えて更にコーキング材が防水機能を
増す。また、ボルト・ナットの増締めは、スリット内の
コーキング材の圧縮可動範囲内で可能となる。なお、コ
ーキング材は、充填層を壊すことなく、適宜詰め替えた
り、補充することができる。また、スリット間隔を調整
することもできる。
【0019】
【実施例】図1は、この発明に係る滑り台の接続部を示
す一部を欠除した斜視説明図である。図示した滑り台
は、複数の滑降路片2,2同士のフランジを順次接続し
て、中空円筒管の閉渠状の滑降路1に形成した事例を示
すものである。なお、滑降路1の形状は、必ずしもこの
閉渠状のものに限定されるものではなく、半筒体等の開
渠状のものであってもよい。また、本発明で使用する滑
降路片2は、カート等で走り降りるライド式滑り台で
は、カート等の走降路となる。滑降路1は、透明もしく
は半透明や不透明の合成樹脂材、例えば強化プラスチッ
ク(FRP)材、ポリカーボネイト(PC)材、ポリビ
ニルクロライド(PVC)材等で形成する。或は、ステ
ンレス鋼材その他の材料で形成してもよい。
【0020】中空円筒管の滑降路片2は、滑降路面とな
る下部筒片3と、それを覆う上部筒片4とを結合してな
るもので、下部筒片3と上部筒片4のそれぞれ半割り状
の両側縁に巾板状に外方向に伸延するサイドフランジ
6,6を合わせてボルト・ナット7で結合して形成す
る。また、滑降路片2,2同士は、それぞれの円筒管両
端部に巾板状に外方向に伸延するエンドフランジ、つま
りフランジ5,5同士をボルト・ナット7で結合して接
続し、その接続を順次繰り返して、長い連続した滑降路
1を形成する。
【0021】図に示すように、下部筒片3のフランジ
5,5を継ぐ部位の接続部路面に、滑降路面を覆いかつ
フランジ5,5間を埋めてシールする充填層8を設け
る。また、この充填層8に、フランジ5,5の接続部に
沿って、滑降路面を分離するように、巾狭細長い溝状の
スリット9を形成する。
【0022】なお、図では滑降や走降路面の範囲、流水
式滑り台の場合には流水範囲等に対応させて、下部筒片
3のフランジ5,5の接続部に充填層8とスリット9を
形成した場合を示したものである。なお、上記した充填
層8とスリット9を設ける位置は、これに限定されるこ
となく、気密・液密性や滑り面の仕上げ状態等の必要に
応じて、下部筒片3のフランジ5,5の接続部の一部分
又は全体、上部筒片4のフランジ5,5の接続部の一部
分又は全体、サイドフランジ6,6の接続部の一部分又
は全体に設けるようにする。また、本実施例は、滑降路
1を中空円筒の閉渠状に形成した滑り台の接続部を示し
たが、各種断面形状の、閉渠状や開渠状に形成した滑り
台の接続部にも適用できる。
【0023】図2は、図1のフランジ接続部の拡大部分
断面図である。滑降路片2,2同士を、対向するフラン
ジ5,5間にパッキン10を介してボルト・ナット7で
結合する。このパッキン10は、スポンジパッキン等の
発泡材、合成ゴム材、軟質合成樹脂材等の弾力性が大き
く不透水性を有する材料等で形成する。殊に、流水式滑
り台の場合には、水漏れが生じないように、パッキン1
0を介して止水し、必要に応じてボルト・ナット7を増
締めして漏水に対するメインテナンスができるように形
成している。
【0024】このフランジ接続部は、下り勾配を滑降す
る際に、滑り面が盛り上がったり突っ掛かったりするよ
うな段差や不連続を生じないように、滑降路片2,2の
路面高さを、図の矢印方向に示す滑降路1の下流側を少
し下げて結合している。またこのフランジ接続部は、フ
ランジ5,5間にパッキン10を挟んでいるために滑降
路1の路面とパッキン10の端縁部との間に窪みが生じ
易く、また、フランジ5,5の互いのボルト穴に対して
差し込むボルトの直径が小さいために互いの滑降路片
2,2の路面高さ位置がずれて不具合な段差を生じ易
い。
【0025】このフランジ接続部に生じる窪みと段差
に、それを埋めて互いの滑降路片2,2の滑降路面を平
滑に接続する充填層8を、図示のように、少なくとも遊
戯者が滑ったり、水の流れる部分、つまり滑降路1内部
の下部筒片3,3を接続した部分に設ける。
【0026】この充填層8は、滑降路片2,2同士をパ
ッキン10とボルト・ナット7で結合した後、接続部の
滑降路面を平滑にするために、該接続部に滑降路1と同
材質又は接着性が強い慣じむ部材を固着積層して表面の
路面を平滑に仕上げ形成する。この場合、滑降路1がF
RPの場合には、FRPをハンドレイアップ法等により
積層し表面を平滑に形成する。充填層8によって形成さ
れる滑降路面は、滑降路片2,2間にわたってなだらか
な勾配で表面を滑らかに研磨処理等の表面処理をして形
成し、遊戯者がひっかかることなくスムーズに違和感な
く通過できるようにする。
【0027】充填層8は、上記例示したように、滑降路
片2と同じ材料で形成すると、材料的な摩擦抵抗の変化
を生じないので、遊戯者はさらに違和感なく、より滑ら
かに通過することが可能である。なお、充填層8の材料
は、滑降路片2と同じ材料に限定する必要はなく、滑降
路片2との接合力が強く、かつ表面が摩耗に強く耐久性
に優れた材料であれば、他の充填材やコーキング材、又
はライニング材、若しくはパテ等の材料を用いることが
できる。
【0028】前記した充填層8に、フランジ5,5の境
界部方向に沿ってパッキン10の上端部に至る深さの、
巾狭の細長い溝状のスリット9を、滑降路面を分離する
ように形成する。このスリット9は、上記充填層8を形
成し硬化した後にグラインダーで削ったり溝切り刃等で
切除して形成する。このスリット9の幅は、パッキン1
0の厚さより狭く、滑降路1の使用時の熱的及び機械的
な伸縮可動幅、及びボルト・ナット7の増締めによる最
大締め幅に相当する程度の幅で、出来るだけ狭い平行な
矩形断面形状に形成する。また、スリット9の長さは、
滑降路1の滑り路面に相当する範囲や、流水式滑り台の
場合には流水域等を配慮した、フランジ接続部の部分又
は全体に形成する。
【0029】充填層8によって形成される滑降路面は、
接続した互いの滑降路片2,2間にわたってなだらかな
勾配で表面を滑らかに形成し、また、スリット9の幅
は、必要最小限に狭く形成しているので、滑降時に段差
や不連続な違和感を生ずることがなく、滑降が連続して
滑らかとなる。また、スリット9の幅は、滑降路1の使
用時の熱的及び機械的な伸縮可動幅、及びパッキン10
の弾力による伸縮幅程度に形成しているので、滑降路片
2の接続部に生ずる熱的及び機械的伸縮に伴う応力や変
位があろうとも、充填層8は予めスリット9により分離
されているために、上記応力や変位の影響を直接受ける
ことがない。よって、長い滑降路1の接続部に、荷重の
変化や外的作用等による応力や変位が生じても、スリッ
ト9により分離された充填層8は伸縮を受けることがな
く、充填層8にヒビ割れやクラック、剥離が発生するこ
とがない。
【0030】また、充填層8が硬質で弾力性がなくて
も、スリット9の幅域内で、ボルト・ナット7の増締め
が、充填層8を壊すことなく可能となる。また、フラン
ジ5,5間に充填層8が噛み込んで、ボルト・ナット7
の増締めを阻害することもない。また、ボルト・ナット
7の増締めによって、充填層8が剥がれたり割れやクラ
ックが生ずることがないので滑降路面は平滑を保持す
る。
【0031】図3は、フランジ接続部の他の実施例を示
す拡大部分断面図である。この図に示す滑降路片12,
12同士を接続するフランジ接続部は、図2に示す接続
部と異なり、対向するフランジ15,15間にパッキン
10を介することなくボルト・ナット17で直接結合し
たものである。このフランジ接続部は、パッキン10を
介していないので、それ程防水性を必要としない乾式や
ライド式滑り台等に多く適用される。なお、このフラン
ジ接続部においては、滑降路片12,12間の路面高さ
は、図の矢印方向に示す滑降路11の下流側が少し下が
る段差を生じている。充填層18は、このフランジ接続
部の滑降路片12,12間の路面に生ずる段差を埋め
て、なだらかな勾配で平滑に接続するように形成する。
【0032】図3に示す充填層18は、滑降路片12,
12のフランジ15,15にペーストやコーキング材等
を塗布し、ボルト・ナット17で結合した後に、フラン
ジ15,15間上部の隙間と段差に、滑降路11と同材
質、又は接着性が強く慣じむ部材、例えば、ポリエステ
ル等を主成分とするプラスチックパテ等の部材を充填し
て形成する。
【0033】図3に示すスリット19は、互いの滑降路
片12,12を分離するように、充填層18をフランジ
15,15面に沿って出来るだけ狭い幅で、下方に位置
する滑降路片12のフランジ15上端までの深さの矩形
断面形状に形成する。このスリット19は、前記した充
填層18を形成し硬化した後に、グラインダー等で研削
等によって形成する。
【0034】充填層18の上面は、滑降路片12,12
の段差を埋めてなだらかな勾配でかけ渡す平滑な滑降路
面に形成し、かつ必要最小幅のスリット19を設けてい
るので、滑降が滑らかで、引っ掛かりや段差による不連
続を生じない。また、スリット19により分離された充
填層18はフランジ15,15間の微小な伸縮幅に対応
して双方のフランジ側に分離するように形成しているの
で、充填層18に割れやクラックを生ずることがない。
また、充填層18が硬質で弾力性がなくても、充填層1
8を壊すことなくボルト・ナット17の緩みに対する増
締めができる。
【0035】図4は、スリット9にコーキング材20を
充填して形成した場合を示す拡大部分断面説明図であ
る。なお、この実施例は、図2に示した充填層8に設け
たスリット9に、コーキング材20を充填した場合を示
すが、図3に示したパッキン10を用いない実施例の充
填層18のスリット19に、コーキング材20を充填し
た場合にも同様に適用できる。コーキング材20は、ス
リット9の幅内で、滑降路1の伸縮可動範囲、及びボル
ト・ナット7の増締め範囲に対応した変位が得られるよ
うに形成する。つまり、コーキング材20は、例えばシ
リコンコーキング材やパテ等の軟質で弾力性がありスリ
ット間で圧縮されても路面にはみ出さない材料を使用す
る。このコーキング材20は、充填層8やスリット9を
壊すことなく、応力や変位を弾力的に吸収緩和する。
【0036】なお、コーキング材20を充填するスリッ
ト9は、開口幅をやや広めに形成したり、底部より上部
開口部をやや大きめに形成しておくと、コーキング材2
0の充填作業はしやすい。また、充填層8を形成すると
きに、コーキング材20を挟んで充填層8を設けると、
コーキング材20を充填した充填層8が容易にできる。
また、コーキング材20は、適宜詰め替えたり補充した
りして、フランジ接続部の点検や補修等をすることも可
能となる。よって、コーキング材20が経年劣化して
も、簡単に交換でき経済的である。
【0037】前記したコーキング材20は、スリット9
内部に水やホコリ等異物が侵入して支障がある場合の保
護、スリット9の間隔が広くて支障がある場合の対応策
として形成する。このように、フランジ接続部の充填層
8に設けたスリット9に弾力性を有するコーキング材2
0を充填すると、充填したコーキング材20によって、
滑り台のフランジ接続部は一層滑らかとなる。また、パ
ッキン10を用いた流水式滑り台では、パッキン10の
防水に加えて、更にコーキング材20が防水機能を増
し、フランジ接続部に生じた水漏れは、フランジ5,5
を結合したボルト・ナット7の増締めによって止めるこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】この発明の滑り台の接続部は、フランジ
付き滑降路片同士のフランジを接続して滑降路を形成し
た滑り台の接続部において、該接続部に滑降路面を平滑
に接続する充填層を設け、この充填層に滑降路面を分離
するスリットを形成したので、接続部における滑降路面
の平滑性を維持しつつ、滑降路の接続部のおける熱的、
機械的変動等に対しても、スリットにより分離された充
填層にはこれらの変動等による応力や変位が伝わらな
い。よって、充填層が伸縮を受けることがなく、充填層
がヒビ割れして充填層の表面が粗くなったり、充填層に
クラックが発生したり剥がれたりすることがない。ま
た、充填層が剥がれて、路面に突出することがない。よ
って、滑り台の接続部の平滑性を維持し耐久性を増すこ
とができるとともに、遊戯者やカートが、安全で滑らか
に滑降することができる。
【0039】また、スリットは間隔が狭いので、引っ掛
かりや、不連続の段差になることがなく、路面の表面は
滑らかである。よって、滑り台の接続部を遊戯者やカー
トが、違和感なく快適に滑降することができる。
【0040】また、パッキンを用いたフランジ接続部に
おいては、充填層がスリットを介して分離しているの
で、ボルト・ナットを増締めしてパッキンを圧縮して
も、充填層に割れやクラックが入ることがない。また、
硬い充填材がフランジ間に噛み込むことがない。よっ
て、ボルト・ナットの増締めが利いて、水漏れを止めた
り、気密性や液密性を良好に維持し、メインテナンスも
容易で経済的にすることができる。
【0041】また、この発明の滑り台の接続部は、フラ
ンジ接続部の充填層に設けたスリットに弾力性を有する
コーキング材を充填して形成したので、このコーキング
材が応力や変位を弾力的に吸収緩和して、充填層にヒビ
割れやクラック等を発生させることがない。よって、充
填層の路面は平滑を保つことができる。
【0042】なお、スリットの間隔は狭いものではある
が、その隙間にコーキング材を充填することにより、遊
戯者やカートは全く不連続や違和感を感じることなく、
更に滑らかで快適な滑降を楽しむことが可能となる。
【0043】殊に、スリットの内部に水やホコリ等異物
が入るのを防いだり、スリット間隔を埋めて保護し、表
面を平滑に維持することができる。なお、パッキンを用
いた流水式滑り台では、パッキンの防水に加えて更にコ
ーキング材が防水機能を増すことができる。 また、ボ
ルト・ナットの増締めは、スリット内のコーキング材の
圧縮可動範囲内で可能となる。なお、コーキング材は、
充填層を壊すことなく、適宜詰め替えたり、補充するこ
とができる。よって、コーキング材の点検や補修等メイ
ンテナンスが、簡単に経済的にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る滑り台の接続部を示す一部を欠
除した斜視説明図である。
【図2】図1に示すフランジ接続部の拡大部分断面説明
図である。
【図3】この発明に係るフランジ接続部の他の実施例を
示す拡大部分断面説明図である。
【図4】スリットにコーキング材を充填して形成したこ
の発明の実施例を示す拡大部分断面説明図である。
【符号の説明】
1,11 滑降路 2,12 滑
降路片 3 下部筒片 4 上
部筒片 5,15 フランジ 6 サ
イドフランジ 7,17 ボルト・ナット 8,18 充
填層 9,19 スリット 10 パ
ッキン 20 コーキング材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ付き滑降路片同士のフランジを
    接続して滑降路を形成した滑り台の接続部において、該
    接続部に滑降路面を平滑に接続する充填層を設け、該充
    填層に滑降路面を分離するスリットを形成したことを特
    徴とする滑り台の接続部。
  2. 【請求項2】 上記スリットに弾力性を有するコーキン
    グ材を充填して形成したことを特徴とする請求項1記載
    の滑り台の接続部。
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