JPH0726685A - 建築用板およびその製造方法 - Google Patents
建築用板およびその製造方法Info
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- JPH0726685A JPH0726685A JP19561293A JP19561293A JPH0726685A JP H0726685 A JPH0726685 A JP H0726685A JP 19561293 A JP19561293 A JP 19561293A JP 19561293 A JP19561293 A JP 19561293A JP H0726685 A JPH0726685 A JP H0726685A
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 防湿効果を損なうことなく優れた剥離強度を
発揮することのできる建築用板を提供する。 【構成】 任意化粧層1aが表面に設けられる基板1の
裏面に、接着剤3を介して、合成樹脂芯層の表裏に紙層
が積層されてなる防湿シートを貼着するに当たり、合成
樹脂芯層の合成樹脂溶融温度以上の温度条件にて加熱圧
締する。溶融した合成樹脂は表裏紙層に浸透して合成樹
脂含浸層2bを形成する。同時に接着剤3は表面紙層に
浸透して接着剤含浸層2aを形成する。これら合成樹脂
および接着剤の浸透は不均一に進行し、略波状に絡み合
った状態で境界面をなす。合成樹脂が含浸されない最下
層の非含浸紙層2cには、この床材を施工面に接着剤を
介して施工したときに接着剤が含浸され、合成樹脂含浸
層2bと略波状に絡み合った状態で境界面をなす。
発揮することのできる建築用板を提供する。 【構成】 任意化粧層1aが表面に設けられる基板1の
裏面に、接着剤3を介して、合成樹脂芯層の表裏に紙層
が積層されてなる防湿シートを貼着するに当たり、合成
樹脂芯層の合成樹脂溶融温度以上の温度条件にて加熱圧
締する。溶融した合成樹脂は表裏紙層に浸透して合成樹
脂含浸層2bを形成する。同時に接着剤3は表面紙層に
浸透して接着剤含浸層2aを形成する。これら合成樹脂
および接着剤の浸透は不均一に進行し、略波状に絡み合
った状態で境界面をなす。合成樹脂が含浸されない最下
層の非含浸紙層2cには、この床材を施工面に接着剤を
介して施工したときに接着剤が含浸され、合成樹脂含浸
層2bと略波状に絡み合った状態で境界面をなす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床材、天井材、壁材等に
用いられる建築用板およびその製造方法に関する。
用いられる建築用板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】この種の建築用板として、たとえばマンシ
ョンの建設現場でコンクリート下地上に直貼される床材
がある。この床材は、コンクリートの一次硬化が完了し
て十分な強度を有するものとなった後に施工されるが、
コンクリートは一次硬化完了後も高含水状態にあり、こ
のコンクリート上に直貼施工される床材の裏面側からコ
ンクリート内の水分が吸収されることになる。
ョンの建設現場でコンクリート下地上に直貼される床材
がある。この床材は、コンクリートの一次硬化が完了し
て十分な強度を有するものとなった後に施工されるが、
コンクリートは一次硬化完了後も高含水状態にあり、こ
のコンクリート上に直貼施工される床材の裏面側からコ
ンクリート内の水分が吸収されることになる。
【0003】床材基板としては一般に合板が用いられる
が、水分はまず裏面側木質単板に吸収されて該木質単板
を膨張させる。一方、表面側木質単板には一般に表面塗
装が施された化粧シートが貼着されているため、表面側
からの水分吸収はほとんど行われない。このため、床材
の表面側と裏面側との膨張率が異なり、床材の幅方向に
おいて裏面側を凸とする反りが発生するという問題があ
った。
が、水分はまず裏面側木質単板に吸収されて該木質単板
を膨張させる。一方、表面側木質単板には一般に表面塗
装が施された化粧シートが貼着されているため、表面側
からの水分吸収はほとんど行われない。このため、床材
の表面側と裏面側との膨張率が異なり、床材の幅方向に
おいて裏面側を凸とする反りが発生するという問題があ
った。
【0004】このような問題はコンクリート下地に直貼
施工される床材に限らず、内装材、壁材等の施工後の環
境において湿度が上昇することによっても、同様に生ず
るものである。
施工される床材に限らず、内装材、壁材等の施工後の環
境において湿度が上昇することによっても、同様に生ず
るものである。
【0005】そこで、このような問題を解決することが
できるものとして、実公平4−7948号公報に記載の
内装材が提案されている。この内装材は、ポリエチレン
シート15を芯層としてその表裏面にクラフト紙14、
16を積層してなる防湿シート12を、接着剤13を介
して、表面に化粧層11aが形成された基板11の裏面
に貼着して構成される(図3)。かかる防湿シートを基
板裏面に貼着することにより、内装材の表面側から裏面
側への水分の透湿を防止することができるだけでなく、
内装材の最下層にクラフト紙層が配されることで下地材
への施工を接着剤により行うことができるという効果も
有する。
できるものとして、実公平4−7948号公報に記載の
内装材が提案されている。この内装材は、ポリエチレン
シート15を芯層としてその表裏面にクラフト紙14、
16を積層してなる防湿シート12を、接着剤13を介
して、表面に化粧層11aが形成された基板11の裏面
に貼着して構成される(図3)。かかる防湿シートを基
板裏面に貼着することにより、内装材の表面側から裏面
側への水分の透湿を防止することができるだけでなく、
内装材の最下層にクラフト紙層が配されることで下地材
への施工を接着剤により行うことができるという効果も
有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】基板11の裏面に接着
剤13を介して防湿シート12を積層接着すると、防湿
シートにおける表面クラフト紙14の表面側から接着剤
が浸透するが、必ずしも該クラフト紙14の全厚に亙っ
て接着剤の浸透が行われず、表面クラフト紙14は接着
剤含浸部14aと非含浸部14bとに層分離されてしま
う。
剤13を介して防湿シート12を積層接着すると、防湿
シートにおける表面クラフト紙14の表面側から接着剤
が浸透するが、必ずしも該クラフト紙14の全厚に亙っ
て接着剤の浸透が行われず、表面クラフト紙14は接着
剤含浸部14aと非含浸部14bとに層分離されてしま
う。
【0007】また、この内装材を接着剤を用いて下地材
施工面に接着したときも、該接着剤が裏面クラフト紙1
6の裏面側から部分的に浸透して、該クラフト紙16も
同様に接着剤含浸部と非含浸部とに層分離されてしま
う。
施工面に接着したときも、該接着剤が裏面クラフト紙1
6の裏面側から部分的に浸透して、該クラフト紙16も
同様に接着剤含浸部と非含浸部とに層分離されてしま
う。
【0008】これらクラフト紙14、16における非含
浸部の剥離強度は十分ではないため、該非含浸部の境界
面において基板が施工面から剥離しやすいという問題が
あった。
浸部の剥離強度は十分ではないため、該非含浸部の境界
面において基板が施工面から剥離しやすいという問題が
あった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記従来
技術の欠点を解消し、施工後の水分吸収による反りの発
生を防止し、且つ剥離強度も十分に発揮される新規な構
成の建築用板を提供することを目的とする。
技術の欠点を解消し、施工後の水分吸収による反りの発
生を防止し、且つ剥離強度も十分に発揮される新規な構
成の建築用板を提供することを目的とする。
【0010】すなわち本発明による建築用板は、基板の
裏面に接着剤を介して防湿層が積層されてなるものであ
って、該防湿層の厚さ方向中心部に合成樹脂含浸層が形
成されると共にその表面側に接着剤含浸層が形成されて
なることを特徴とする。
裏面に接着剤を介して防湿層が積層されてなるものであ
って、該防湿層の厚さ方向中心部に合成樹脂含浸層が形
成されると共にその表面側に接着剤含浸層が形成されて
なることを特徴とする。
【0011】また、本発明の別の態様による建築用板
は、基板の裏面に接着剤を介して防湿層が積層されてな
るものであって、該防湿層が、その厚さ方向表面側か
ら、接着剤含浸層、合成樹脂含浸層および合成樹脂に含
浸されない非含浸紙層を順に有してなることを特徴とす
る。
は、基板の裏面に接着剤を介して防湿層が積層されてな
るものであって、該防湿層が、その厚さ方向表面側か
ら、接着剤含浸層、合成樹脂含浸層および合成樹脂に含
浸されない非含浸紙層を順に有してなることを特徴とす
る。
【0012】また、更に別の態様による本発明の建築用
板は、基板の裏面に接着剤を介して防湿層が積層されて
なるものであって、該防湿層が、その厚さ方向表面側か
ら、接着剤含浸層、上方の合成樹脂含浸層、合成樹脂芯
層、下方の合成樹脂含浸層および合成樹脂に含浸されな
い非含浸紙層を順に有してなることを特徴とする。
板は、基板の裏面に接着剤を介して防湿層が積層されて
なるものであって、該防湿層が、その厚さ方向表面側か
ら、接着剤含浸層、上方の合成樹脂含浸層、合成樹脂芯
層、下方の合成樹脂含浸層および合成樹脂に含浸されな
い非含浸紙層を順に有してなることを特徴とする。
【0013】このような構成の建築用板は、基板の裏面
に接着剤を塗布し、合成樹脂芯層の表裏に紙層が積層さ
れてなる防湿シートを該接着剤を介して該基板の裏面に
貼着するに際して、該合成樹脂芯層をなす合成樹脂の溶
融温度以上の温度条件にて加熱圧締することにより、溶
融した合成樹脂を表裏紙層に含浸させ、同時に接着剤を
表面紙層に含浸させる方法によって製造することができ
る。
に接着剤を塗布し、合成樹脂芯層の表裏に紙層が積層さ
れてなる防湿シートを該接着剤を介して該基板の裏面に
貼着するに際して、該合成樹脂芯層をなす合成樹脂の溶
融温度以上の温度条件にて加熱圧締することにより、溶
融した合成樹脂を表裏紙層に含浸させ、同時に接着剤を
表面紙層に含浸させる方法によって製造することができ
る。
【0014】あるいは、合成樹脂芯層の表裏に紙層が積
層されてなる防湿シートを得るに当たって、該合成樹脂
芯層をなす合成樹脂の溶融温度以上の温度条件にて加熱
圧締することにより、溶融した合成樹脂を表裏紙層に含
浸させ、得られた防湿シートを接着剤を介して基板の裏
面に貼着することによって製造することができる。
層されてなる防湿シートを得るに当たって、該合成樹脂
芯層をなす合成樹脂の溶融温度以上の温度条件にて加熱
圧締することにより、溶融した合成樹脂を表裏紙層に含
浸させ、得られた防湿シートを接着剤を介して基板の裏
面に貼着することによって製造することができる。
【0015】
【作用】防湿層における接着剤含浸層と合成樹脂含浸層
とが互いに略波状に入り込んだ状態で絡み合って形成さ
れるので、大きな剥離強度が得られ、層間剥離が生ずる
ことが防止される。
とが互いに略波状に入り込んだ状態で絡み合って形成さ
れるので、大きな剥離強度が得られ、層間剥離が生ずる
ことが防止される。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例による床材の構成を
示す。同図より明らかなように、この床材は、表面に化
粧層1aを有する基板1の裏面に接着剤3を介して防湿
層2が積層形成されてなる。
示す。同図より明らかなように、この床材は、表面に化
粧層1aを有する基板1の裏面に接着剤3を介して防湿
層2が積層形成されてなる。
【0017】基板1としては、合板、木削片板、木質繊
維板、単板積層板、セメント板、スラグ石膏板等の任意
板材を単独あるいは任意組み合わせて用いることができ
る。板材間に緩衝効果の優れた合成樹脂シート、発泡合
成樹脂シートあるいは遮音シート等を挟み込んで積層し
たものを用いても良い。
維板、単板積層板、セメント板、スラグ石膏板等の任意
板材を単独あるいは任意組み合わせて用いることができ
る。板材間に緩衝効果の優れた合成樹脂シート、発泡合
成樹脂シートあるいは遮音シート等を挟み込んで積層し
たものを用いても良い。
【0018】基板1の側面には、隣接施工の際の嵌合用
に、本実加工による雄実7および雌実8が形成される。
実加工は他の態様、たとえば相決まり加工によるもので
あっても良い。
に、本実加工による雄実7および雌実8が形成される。
実加工は他の態様、たとえば相決まり加工によるもので
あっても良い。
【0019】基板1の表面に形成される化粧層1aは、
たとえば、天然木材を切削して得られる天然突板、人工
突板、また不織布、紙、合成樹脂シート等の任意裏打ち
材を裏打ちした突板シート、あるいは化粧紙、樹脂含浸
紙、不織布、紙、合成樹脂シート等の化粧シート等より
なり、接着剤により基板1の表面に貼着される。あるい
は、化粧板表面に直接塗装または印刷を施すことによっ
て化粧層1aとしても良い。化粧層1aの表面に更に上
塗り層を形成することができる。このような化粧層1a
を設けることにより、表面側からの水分の浸透が防止さ
れる。
たとえば、天然木材を切削して得られる天然突板、人工
突板、また不織布、紙、合成樹脂シート等の任意裏打ち
材を裏打ちした突板シート、あるいは化粧紙、樹脂含浸
紙、不織布、紙、合成樹脂シート等の化粧シート等より
なり、接着剤により基板1の表面に貼着される。あるい
は、化粧板表面に直接塗装または印刷を施すことによっ
て化粧層1aとしても良い。化粧層1aの表面に更に上
塗り層を形成することができる。このような化粧層1a
を設けることにより、表面側からの水分の浸透が防止さ
れる。
【0020】防湿層2は、ポリエチレンまたはポリプロ
ピレン等の防水性に優れた熱可塑性合成樹脂を芯層と
し、その表裏面にクラフト紙等の紙層を積層してなる防
湿シート(図3に示す従来技術において用いられる防湿
シート2と略同一構成のもの)を、酢酸ビニル樹脂等の
接着剤3を介して、基板1の裏面に貼着する際、接着剤
の硬化温度以上且つ芯層の熱可塑性合成樹脂の溶融温度
以上の温度条件で加熱圧締することにより、該熱可塑性
合成樹脂を溶融させ、表裏の紙層に浸透させると共に、
接着剤3を表面側の紙層に含浸させることによって形成
される。
ピレン等の防水性に優れた熱可塑性合成樹脂を芯層と
し、その表裏面にクラフト紙等の紙層を積層してなる防
湿シート(図3に示す従来技術において用いられる防湿
シート2と略同一構成のもの)を、酢酸ビニル樹脂等の
接着剤3を介して、基板1の裏面に貼着する際、接着剤
の硬化温度以上且つ芯層の熱可塑性合成樹脂の溶融温度
以上の温度条件で加熱圧締することにより、該熱可塑性
合成樹脂を溶融させ、表裏の紙層に浸透させると共に、
接着剤3を表面側の紙層に含浸させることによって形成
される。
【0021】より詳しくは、基板裏面に加熱圧締する前
の防湿シートは、芯層と表裏紙層との界面が明確に現れ
て平面状に積層一体化されているものであるが、芯層の
合成樹脂の溶融温度以上の温度条件での加熱圧締により
該合成樹脂が溶融して表裏紙層に浸透する。この際の浸
透程度は均等にはなされず、溶融合成樹脂は表裏紙層の
各箇所において不均一な状態に浸透してゆく。同時に、
接着剤3が防湿シートの表面紙層に浸透するが、この際
の浸透も不均一な状態で進行し、溶融合成樹脂の浸透部
分に到達した時点でそれ以上の浸透が妨げられ、溶融合
成樹脂が浸透してきていない他の紙層部分に向けて浸透
が進むことになる。
の防湿シートは、芯層と表裏紙層との界面が明確に現れ
て平面状に積層一体化されているものであるが、芯層の
合成樹脂の溶融温度以上の温度条件での加熱圧締により
該合成樹脂が溶融して表裏紙層に浸透する。この際の浸
透程度は均等にはなされず、溶融合成樹脂は表裏紙層の
各箇所において不均一な状態に浸透してゆく。同時に、
接着剤3が防湿シートの表面紙層に浸透するが、この際
の浸透も不均一な状態で進行し、溶融合成樹脂の浸透部
分に到達した時点でそれ以上の浸透が妨げられ、溶融合
成樹脂が浸透してきていない他の紙層部分に向けて浸透
が進むことになる。
【0022】このように接着剤および合成樹脂が互いに
不均一に隣接層に浸透した後に硬化することにより、防
湿層2には、表面側における接着剤含浸層2aと、裏面
側における合成樹脂含浸層2bとが略波状に互いに入り
組んだ状態で形成される(図1)。防湿シートにおける
表面紙層4は、その表面側においては上層の接着剤3が
浸透して接着剤含浸層2aとなり、その裏面側において
は下層の合成樹脂芯層からの溶融合成樹脂が浸透して合
成樹脂含浸層2bの一部をなしており、これらが互いに
波状に入り込んだ状態となる。
不均一に隣接層に浸透した後に硬化することにより、防
湿層2には、表面側における接着剤含浸層2aと、裏面
側における合成樹脂含浸層2bとが略波状に互いに入り
組んだ状態で形成される(図1)。防湿シートにおける
表面紙層4は、その表面側においては上層の接着剤3が
浸透して接着剤含浸層2aとなり、その裏面側において
は下層の合成樹脂芯層からの溶融合成樹脂が浸透して合
成樹脂含浸層2bの一部をなしており、これらが互いに
波状に入り込んだ状態となる。
【0023】また、防湿シートにおける裏面紙層6は、
その表面側においては溶融合成樹脂が浸透して合成樹脂
含浸層2bの一部をなしており、これが不均一な浸透状
態のまま硬化して波状の境界面を有することとなる。防
湿層2の下層部分には裏面紙層において合成樹脂が浸透
されない非含浸紙層2cが残存し、図1の床材を接着剤
を用いて施工面に貼着すると、該接着剤が防湿層2の非
含浸紙層2c(裏面紙層よりなる)に浸透し、既に硬化
形成されている合成樹脂含浸層2bに到達した時点でそ
れ以上の浸透が妨げられ、上述の表面紙層におけると同
様に、合成樹脂含浸層2bと(2cの部分に形成され
る)接着剤含浸層とが互いに波状に入り込んだ状態が得
られる。
その表面側においては溶融合成樹脂が浸透して合成樹脂
含浸層2bの一部をなしており、これが不均一な浸透状
態のまま硬化して波状の境界面を有することとなる。防
湿層2の下層部分には裏面紙層において合成樹脂が浸透
されない非含浸紙層2cが残存し、図1の床材を接着剤
を用いて施工面に貼着すると、該接着剤が防湿層2の非
含浸紙層2c(裏面紙層よりなる)に浸透し、既に硬化
形成されている合成樹脂含浸層2bに到達した時点でそ
れ以上の浸透が妨げられ、上述の表面紙層におけると同
様に、合成樹脂含浸層2bと(2cの部分に形成され
る)接着剤含浸層とが互いに波状に入り込んだ状態が得
られる。
【0024】すなわち、防湿層2のいずれの部分におい
ても、従来のような紙層のみが平面的に他層と積層され
る状態は存在せず、剥離強度が非常に優れたものとな
る。同時に、防湿層2の中心部に形成される合成樹脂含
浸層2bが基板裏面側からの水分浸透を有効に防止す
る。
ても、従来のような紙層のみが平面的に他層と積層され
る状態は存在せず、剥離強度が非常に優れたものとな
る。同時に、防湿層2の中心部に形成される合成樹脂含
浸層2bが基板裏面側からの水分浸透を有効に防止す
る。
【0025】図2に示される床材の構成は、防湿シート
2(図3)において芯層として存在した合成樹脂がその
溶融温度以上の温度条件での加熱圧締によってその実質
的に全量が溶融し、表裏の紙層に浸透して合成樹脂含浸
層2bを形成したものであるが、加熱圧締の条件を緩和
調整することにより、防湿シートにおいて芯層として存
在した合成樹脂の一部をそのまま合成樹脂芯層として残
存させることができる。この場合の床材の構成が図2に
示されており、防湿層2は、表面側から、接着剤含浸層
2a、上方の合成樹脂含浸層2b、合成樹脂芯層2d、
下方の合成樹脂含浸層2b’、非含浸紙層2cを順に有
してなる。元の防湿シートにおける表面紙層4に接着剤
含浸層2aと上方の合成樹脂含浸層2bとが互いに略波
状に入り込んだ浸透状態で硬化形成され、裏面紙層6に
下方の合成樹脂含浸層2b’が略波状に入り込んだ浸透
状態で硬化形成される。
2(図3)において芯層として存在した合成樹脂がその
溶融温度以上の温度条件での加熱圧締によってその実質
的に全量が溶融し、表裏の紙層に浸透して合成樹脂含浸
層2bを形成したものであるが、加熱圧締の条件を緩和
調整することにより、防湿シートにおいて芯層として存
在した合成樹脂の一部をそのまま合成樹脂芯層として残
存させることができる。この場合の床材の構成が図2に
示されており、防湿層2は、表面側から、接着剤含浸層
2a、上方の合成樹脂含浸層2b、合成樹脂芯層2d、
下方の合成樹脂含浸層2b’、非含浸紙層2cを順に有
してなる。元の防湿シートにおける表面紙層4に接着剤
含浸層2aと上方の合成樹脂含浸層2bとが互いに略波
状に入り込んだ浸透状態で硬化形成され、裏面紙層6に
下方の合成樹脂含浸層2b’が略波状に入り込んだ浸透
状態で硬化形成される。
【0026】また、図1または図2に示される床材の構
成を得るための別の方法として、合成樹脂を芯層として
その表裏に紙層を積層するに際して、該合成樹脂の溶融
温度以上の温度条件で加熱圧締することにより、芯層の
合成樹脂の実質的に全量(図1)あるいはその一部(図
2)を表裏紙層に含浸させ、かくして得られる防湿シー
ト2を接着剤3を介して基板1の裏面に貼着することが
できる。
成を得るための別の方法として、合成樹脂を芯層として
その表裏に紙層を積層するに際して、該合成樹脂の溶融
温度以上の温度条件で加熱圧締することにより、芯層の
合成樹脂の実質的に全量(図1)あるいはその一部(図
2)を表裏紙層に含浸させ、かくして得られる防湿シー
ト2を接着剤3を介して基板1の裏面に貼着することが
できる。
【0027】
【発明の効果】本発明の建築用板によれば、基板裏面に
貼着される防湿シートが、その芯層の合成樹脂の溶融温
度以上の温度条件による加熱圧締を受ける結果、元来の
整然とした積層構成が失われ、溶融した合成樹脂が表裏
紙層に不均一状態に浸透して合成樹脂含浸層が形成さ
れ、同時に接着剤が表面紙層に不均一状態に浸透して接
着剤含浸層が形成される。これら合成樹脂含浸層および
接着剤含浸層は、表面紙層において、互いに略波状に入
り込んだ状態で絡み合うので、きわめて優れた剥離強度
を示す。
貼着される防湿シートが、その芯層の合成樹脂の溶融温
度以上の温度条件による加熱圧締を受ける結果、元来の
整然とした積層構成が失われ、溶融した合成樹脂が表裏
紙層に不均一状態に浸透して合成樹脂含浸層が形成さ
れ、同時に接着剤が表面紙層に不均一状態に浸透して接
着剤含浸層が形成される。これら合成樹脂含浸層および
接着剤含浸層は、表面紙層において、互いに略波状に入
り込んだ状態で絡み合うので、きわめて優れた剥離強度
を示す。
【0028】裏面紙層に残存される非含浸層の部分は、
建築用板を施工面に接着剤を介して施工したときに該接
着剤が浸透して接着剤含浸層となり、上記の表面紙層に
おけると同様、該接着剤含浸層と合成樹脂含浸層とが互
いに略波状に入り込んだ状態で絡み合い、この部分にお
いてもきわめて優れた剥離強度を示す。
建築用板を施工面に接着剤を介して施工したときに該接
着剤が浸透して接着剤含浸層となり、上記の表面紙層に
おけると同様、該接着剤含浸層と合成樹脂含浸層とが互
いに略波状に入り込んだ状態で絡み合い、この部分にお
いてもきわめて優れた剥離強度を示す。
【図1】本発明の一実施例としての床材の構成を示す模
式的断面図である。
式的断面図である。
【図2】他の実施例による床材の構成を示す模式的断面
図である。
図である。
【図3】従来例による建築用板の構成を示す模式的断面
図である。
図である。
1 基板 2 防湿層 2a 接着剤含浸層 2b 合成樹脂含浸層 2b’合成樹脂含浸層 2c 非含浸紙層 3 接着剤 4 表面紙層 5 合成樹脂芯層 6 裏面紙層
Claims (5)
- 【請求項1】 基板の裏面に接着剤を介して防湿層が
積層されてなるものであって、該防湿層の厚さ方向中心
部に合成樹脂含浸層が形成されると共にその表面側に接
着剤含浸層が形成されてなることを特徴とする建築用
板。 - 【請求項2】 基板の裏面に接着剤を介して防湿層が
積層されてなるものであって、該防湿層が、その厚さ方
向表面側から、接着剤含浸層、合成樹脂含浸層および合
成樹脂に含浸されない非含浸紙層を順に有してなること
を特徴とする建築用板。 - 【請求項3】 基板の裏面に接着剤を介して防湿層が
積層されてなるものであって、該防湿層が、その厚さ方
向表面側から、接着剤含浸層、上方の合成樹脂含浸層、
合成樹脂芯層、下方の合成樹脂含浸層および合成樹脂に
含浸されない非含浸紙層を順に有してなることを特徴と
する建築用板。 - 【請求項4】 基板の裏面に接着剤を塗布し、合成樹
脂芯層の表裏に紙層が積層されてなる防湿シートを該接
着剤を介して該基板の裏面に貼着するに際して、該合成
樹脂芯層をなす合成樹脂の溶融温度以上の温度条件にて
加熱圧締することにより、溶融した合成樹脂を表裏紙層
に含浸させ、同時に接着剤を表面紙層に含浸させること
を特徴とする建築用板の製造方法。 - 【請求項5】 合成樹脂芯層の表裏に紙層が積層され
てなる防湿シートを得るに当たって、該合成樹脂芯層を
なす合成樹脂の溶融温度以上の温度条件にて加熱圧締す
ることにより、溶融した合成樹脂を表裏紙層に含浸さ
せ、得られた防湿シートを接着剤を介して基板の裏面に
貼着することを特徴とする建築用板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5195612A JP2652758B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 建築用板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5195612A JP2652758B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 建築用板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726685A true JPH0726685A (ja) | 1995-01-27 |
| JP2652758B2 JP2652758B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16344064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5195612A Expired - Fee Related JP2652758B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 建築用板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2652758B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01118541U (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-10 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5195612A patent/JP2652758B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01118541U (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2652758B2 (ja) | 1997-09-10 |
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