JPH07268994A - 高耐久性コンクリート用永久埋設型枠 - Google Patents
高耐久性コンクリート用永久埋設型枠Info
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- JPH07268994A JPH07268994A JP6085285A JP8528594A JPH07268994A JP H07268994 A JPH07268994 A JP H07268994A JP 6085285 A JP6085285 A JP 6085285A JP 8528594 A JP8528594 A JP 8528594A JP H07268994 A JPH07268994 A JP H07268994A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高耐久性、即ち耐候性に優れ、しかも高強度
を有する。 【構成】 本発明のコンクリート用永久埋設型枠は、1
0%〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有す
るコンクリート用永久埋設型枠であって、型枠素材がセ
メント及び繊維に、シリカ、砂又は粘土から選ばれた少
なくとも1種を含み、かつ前記埋設型枠は鉄筋を有する
ことを特徴とするもので、これにより10%〜25%の
気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有するものが得られ
る。型枠素材は、セメント40重量%〜80重量%、繊
維1重量%〜10重量%及びシリカ20重量%〜60重
量%からなり、繊維は無機系天然繊維、有機系天然繊維
又は合成繊維から選ばれた少なくとも1種以上である。
また型枠裏面は凹凸状に形成されていることが好まし
い。図1は、1は埋設型枠、11は凸部、12は凹部で
ああり、31、32は鉄筋である。
を有する。 【構成】 本発明のコンクリート用永久埋設型枠は、1
0%〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有す
るコンクリート用永久埋設型枠であって、型枠素材がセ
メント及び繊維に、シリカ、砂又は粘土から選ばれた少
なくとも1種を含み、かつ前記埋設型枠は鉄筋を有する
ことを特徴とするもので、これにより10%〜25%の
気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有するものが得られ
る。型枠素材は、セメント40重量%〜80重量%、繊
維1重量%〜10重量%及びシリカ20重量%〜60重
量%からなり、繊維は無機系天然繊維、有機系天然繊維
又は合成繊維から選ばれた少なくとも1種以上である。
また型枠裏面は凹凸状に形成されていることが好まし
い。図1は、1は埋設型枠、11は凸部、12は凹部で
ああり、31、32は鉄筋である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート用永久埋
設型枠及びそれを用いたコンクリート構造物に関するも
のであり、更に詳しくは高耐久性、即ち耐候性に優れ、
しかも高強度を有するコンクリート用永久埋設型枠及び
それを用いたコンクリート構造物に関する。
設型枠及びそれを用いたコンクリート構造物に関するも
のであり、更に詳しくは高耐久性、即ち耐候性に優れ、
しかも高強度を有するコンクリート用永久埋設型枠及び
それを用いたコンクリート構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に建築物等の型枠工法に用い
られる型枠材は、脱型して再利用することを前提として
使用されており、このような型枠構造としては、通常コ
ンパネと呼ばれる合板や鋼製材が使用されている。この
他近年、各種の材質で形成した型枠が使用乃至試みられ
ている。例えば薄いコンクリート板、ガラス繊維強化セ
メント板等の型枠、軽量化と美観を追求したFRP(繊
維強化プラスチック)製、リサイクルを目的としたもの
で硬質紙製捨て型枠や近年新しい型枠として不織布と木
製型枠併用した透水性型枠等がある。
られる型枠材は、脱型して再利用することを前提として
使用されており、このような型枠構造としては、通常コ
ンパネと呼ばれる合板や鋼製材が使用されている。この
他近年、各種の材質で形成した型枠が使用乃至試みられ
ている。例えば薄いコンクリート板、ガラス繊維強化セ
メント板等の型枠、軽量化と美観を追求したFRP(繊
維強化プラスチック)製、リサイクルを目的としたもの
で硬質紙製捨て型枠や近年新しい型枠として不織布と木
製型枠併用した透水性型枠等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き型枠は、材質の違いによる固有の欠点を有してお
り、木製型枠や樹脂製型枠等では永久型枠で使用するた
めには耐火性に劣るという問題があり、また不織布と木
製型枠併用した透水性型枠や硬質紙製捨て型枠では、透
水性を有する点で好ましいが、半永久的に使用し得る耐
久性というと問題があり、更に鋼製材、樹脂製及びFR
P製では吸水性、透水性等の性能がなく、したがって打
設するコンクリートを改質する作用がないので、良好な
コンクリート製構造物を得ることができないという問題
がある。一方、木製型枠の使用は、近年環境破壊の問
題、木材資源の削減や打設工法の短縮等の要望により、
これに代る型枠建材、特に埋設型の型枠が求められるよ
うになった。
如き型枠は、材質の違いによる固有の欠点を有してお
り、木製型枠や樹脂製型枠等では永久型枠で使用するた
めには耐火性に劣るという問題があり、また不織布と木
製型枠併用した透水性型枠や硬質紙製捨て型枠では、透
水性を有する点で好ましいが、半永久的に使用し得る耐
久性というと問題があり、更に鋼製材、樹脂製及びFR
P製では吸水性、透水性等の性能がなく、したがって打
設するコンクリートを改質する作用がないので、良好な
コンクリート製構造物を得ることができないという問題
がある。一方、木製型枠の使用は、近年環境破壊の問
題、木材資源の削減や打設工法の短縮等の要望により、
これに代る型枠建材、特に埋設型の型枠が求められるよ
うになった。
【0004】そこで、本発明者は、このような問題点に
ついて、検討した結果、セメントを成分とする型枠材と
しての条件は、打設したコンクリートの余剰水を吸収
して、内部コンクリートの水セメント比を小さくするこ
とが必要であり、このような吸収作用を持たせるには型
枠素材として10%〜25%の気孔率とする必要があ
る。型枠のメンテナンスフリー(保持、管理を必要と
しない)とするためには、耐候性に優れていることが必
須条件で、かつ型枠素材の曲げ強度が8MPa〜45M
Paという強度を必要とするという2点である。
ついて、検討した結果、セメントを成分とする型枠材と
しての条件は、打設したコンクリートの余剰水を吸収
して、内部コンクリートの水セメント比を小さくするこ
とが必要であり、このような吸収作用を持たせるには型
枠素材として10%〜25%の気孔率とする必要があ
る。型枠のメンテナンスフリー(保持、管理を必要と
しない)とするためには、耐候性に優れていることが必
須条件で、かつ型枠素材の曲げ強度が8MPa〜45M
Paという強度を必要とするという2点である。
【0005】したがって、この2点を満足する型枠素材
について、更に究明したところ、セメント及び繊維にシ
リカ、砂又は粘土から選ばれた少なくとも1種を含む型
枠が埋設型枠として優れた性能を有するものであると共
に、更に該型枠に鉄筋を入れることにより、施工時にお
ける破壊を防止できることを見出し、ここに本発明をす
るに至った。よって本発明が解決しようとする課題は、
高耐久性、即ち耐候性に優れ、しかも高強度を有するコ
ンクリート用永久埋設型枠を提供することにある。
について、更に究明したところ、セメント及び繊維にシ
リカ、砂又は粘土から選ばれた少なくとも1種を含む型
枠が埋設型枠として優れた性能を有するものであると共
に、更に該型枠に鉄筋を入れることにより、施工時にお
ける破壊を防止できることを見出し、ここに本発明をす
るに至った。よって本発明が解決しようとする課題は、
高耐久性、即ち耐候性に優れ、しかも高強度を有するコ
ンクリート用永久埋設型枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は、以下の各発明によって達成される。 (1)10%〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強
度を有するコンクリート用永久埋設型枠であって、型枠
素材がセメント及び繊維に、シリカ、砂又は粘土から選
ばれた少なくとも1種を含み、かつ前記埋設型枠は鉄筋
を有することを特徴とするコンクリート用永久埋設型
枠。 (2)曲げ強度が8MPa〜45MPaであることを特
徴とする前記第1項に記載のコンクリート用永久埋設型
枠。 (3)セメント40重量%〜80重量%、繊維1重量%
〜10重量%及びシリカ20重量%〜60重量%からな
ることを特徴とする前記第1項又は第2項のいづれかに
記載のコンクリート用永久埋設型枠。 (4)セメント25重量%〜55重量%、繊維1重量%
〜10重量%、シリカ10重量%〜40重量%、砂5重
量%〜30重量%及び粘土5重量%〜30重量%からな
ることを特徴とする前記第1項又は第2項のいづれかに
記載のコンクリート用永久埋設型枠。 (5)セメント20重量%〜60重量%、繊維1重量%
〜10重量%、シリカ10重量%〜50重量%及び砂5
重量%〜40重量%からなることを特徴とする前記第1
項又は第2項のいづれかに記載のコンクリート用永久埋
設型枠。 (6)繊維が無機系天然繊維、有機系天然繊維又は合成
繊維から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴
とする前記第1項乃至第5項のいづれかに記載のコンク
リート用永久埋設型枠。 (7)型枠裏面が凹凸状に形成されていることを特徴と
する前記第1項乃至第6項のいづれかに記載のコンクリ
ート用永久埋設型枠。 (8)前記第1項乃至第7項のいづれかに記載のコンク
リート用永久埋設型枠と打設コンクリートからなるコン
クリート構造物。
る課題は、以下の各発明によって達成される。 (1)10%〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強
度を有するコンクリート用永久埋設型枠であって、型枠
素材がセメント及び繊維に、シリカ、砂又は粘土から選
ばれた少なくとも1種を含み、かつ前記埋設型枠は鉄筋
を有することを特徴とするコンクリート用永久埋設型
枠。 (2)曲げ強度が8MPa〜45MPaであることを特
徴とする前記第1項に記載のコンクリート用永久埋設型
枠。 (3)セメント40重量%〜80重量%、繊維1重量%
〜10重量%及びシリカ20重量%〜60重量%からな
ることを特徴とする前記第1項又は第2項のいづれかに
記載のコンクリート用永久埋設型枠。 (4)セメント25重量%〜55重量%、繊維1重量%
〜10重量%、シリカ10重量%〜40重量%、砂5重
量%〜30重量%及び粘土5重量%〜30重量%からな
ることを特徴とする前記第1項又は第2項のいづれかに
記載のコンクリート用永久埋設型枠。 (5)セメント20重量%〜60重量%、繊維1重量%
〜10重量%、シリカ10重量%〜50重量%及び砂5
重量%〜40重量%からなることを特徴とする前記第1
項又は第2項のいづれかに記載のコンクリート用永久埋
設型枠。 (6)繊維が無機系天然繊維、有機系天然繊維又は合成
繊維から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴
とする前記第1項乃至第5項のいづれかに記載のコンク
リート用永久埋設型枠。 (7)型枠裏面が凹凸状に形成されていることを特徴と
する前記第1項乃至第6項のいづれかに記載のコンクリ
ート用永久埋設型枠。 (8)前記第1項乃至第7項のいづれかに記載のコンク
リート用永久埋設型枠と打設コンクリートからなるコン
クリート構造物。
【0007】以下、本発明について、更に詳しく説明す
ると、本発明のコンクリート用永久埋設型枠は、10%
〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有するコ
ンクリート用永久埋設型枠を構成するもので、型枠素材
がセメント及び繊維に、シリカ、砂又は粘土から選ばれ
た少なくとも1種を含み、かつ前記埋設型枠は鉄筋を有
することによって、高耐久性に優れた埋設型枠が得ら
れ、該埋設型枠は施工後、コンクリートと一体化される
ことにより、更にいっそう耐候性及び曲げ強度の優れた
コンクリート構造物が得られる。特に該型枠素材がセメ
ント、繊維、シリカ、砂及び粘土からなることによっ
て、比較的低コストで、表面性が優れると共に高耐久性
に優れた埋設型枠が得られる。
ると、本発明のコンクリート用永久埋設型枠は、10%
〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有するコ
ンクリート用永久埋設型枠を構成するもので、型枠素材
がセメント及び繊維に、シリカ、砂又は粘土から選ばれ
た少なくとも1種を含み、かつ前記埋設型枠は鉄筋を有
することによって、高耐久性に優れた埋設型枠が得ら
れ、該埋設型枠は施工後、コンクリートと一体化される
ことにより、更にいっそう耐候性及び曲げ強度の優れた
コンクリート構造物が得られる。特に該型枠素材がセメ
ント、繊維、シリカ、砂及び粘土からなることによっ
て、比較的低コストで、表面性が優れると共に高耐久性
に優れた埋設型枠が得られる。
【0008】本発明のコンクリート用永久埋設型枠の奏
する効果として、耐久性が優れているが、この耐久性
は、曲げ強度と、中性化防止、塩分浸透防止、更には凍
害防止等や紫外線、風雨、更には酸性雨等の耐候性の2
種類の効果をいうものである。本発明のコンクリート用
永久埋設型枠を構成する素材としては、セメント、繊維
及びシリカであり、このセメントとしては、普通ポルト
ランドセメントを始め、早強ポルトランドセメント、超
早強ポルトランドセメントなどのポルトランドセメン
ト、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセ
メント等の混合セメント、アルミナセメント等の任意の
ものが用いられる。
する効果として、耐久性が優れているが、この耐久性
は、曲げ強度と、中性化防止、塩分浸透防止、更には凍
害防止等や紫外線、風雨、更には酸性雨等の耐候性の2
種類の効果をいうものである。本発明のコンクリート用
永久埋設型枠を構成する素材としては、セメント、繊維
及びシリカであり、このセメントとしては、普通ポルト
ランドセメントを始め、早強ポルトランドセメント、超
早強ポルトランドセメントなどのポルトランドセメン
ト、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセ
メント等の混合セメント、アルミナセメント等の任意の
ものが用いられる。
【0009】本発明に用いられるシリカは、いかなる種
類のもの、又はいかなる製造方法によって得られたもの
でもよく、無定形シリカ、シリカフューム、アモルファ
スシリカ(非晶質シリカ)、フライアッシュ等が挙げら
れる。これらのシリカの平均粒径は、0.1μm〜10
0μmである。本発明では、セメント成分にこれらのシ
リカを添加することにより曲げ強度を向上させることが
できる。本発明に用いられる砂としては、川砂、海砂、
砕砂等が挙げられる。更に本発明に用いられる粘土は、
埋設型枠の製造に際し、成形性を良好にすると共に得ら
れた埋設型枠の表面性が良好である。このような粘土と
しては、頁岩粘土、木節粘土、蛙目粘土、カオリン等が
挙げられる。
類のもの、又はいかなる製造方法によって得られたもの
でもよく、無定形シリカ、シリカフューム、アモルファ
スシリカ(非晶質シリカ)、フライアッシュ等が挙げら
れる。これらのシリカの平均粒径は、0.1μm〜10
0μmである。本発明では、セメント成分にこれらのシ
リカを添加することにより曲げ強度を向上させることが
できる。本発明に用いられる砂としては、川砂、海砂、
砕砂等が挙げられる。更に本発明に用いられる粘土は、
埋設型枠の製造に際し、成形性を良好にすると共に得ら
れた埋設型枠の表面性が良好である。このような粘土と
しては、頁岩粘土、木節粘土、蛙目粘土、カオリン等が
挙げられる。
【0010】また繊維としては、ワラストナイト、石綿
等の無機繊維、パルプ等の天然有機繊維又は合成繊維等
が挙げられ、更に具体的には天然有機繊維として、NB
Kパルプ、LBKパルプ、木綿パルプ、麻パルプ等のパ
ルプ、木粉、鋸屑、コルク粉、各種繊維等が挙げられ、
合成繊維としては、塩化ビニル、ナイロン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリウレタン、ビニロン、ポリエチ
レン、アラミド繊維、炭素繊維等が挙げられる。これら
の繊維は、任意の長さで用いてもよいが、好ましくは1
mm〜20mmの長さのものがよく、更には2mm〜1
0mmの長さのものがよい。また繊維の直径は、0.0
01mm〜2mmが好ましい。
等の無機繊維、パルプ等の天然有機繊維又は合成繊維等
が挙げられ、更に具体的には天然有機繊維として、NB
Kパルプ、LBKパルプ、木綿パルプ、麻パルプ等のパ
ルプ、木粉、鋸屑、コルク粉、各種繊維等が挙げられ、
合成繊維としては、塩化ビニル、ナイロン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリウレタン、ビニロン、ポリエチ
レン、アラミド繊維、炭素繊維等が挙げられる。これら
の繊維は、任意の長さで用いてもよいが、好ましくは1
mm〜20mmの長さのものがよく、更には2mm〜1
0mmの長さのものがよい。また繊維の直径は、0.0
01mm〜2mmが好ましい。
【0011】また本発明に用いられるセメント及び繊維
に、シリカ、砂又は粘土から選ばれた少なくとも1種を
含むが、この組み合わせは、セメント、繊維及びシリ
カ;セメント、繊維及び砂;セメント、繊維及び粘
土;セメント、繊維、シリカ及び砂;セメント、繊
維、シリカ及び粘土;セメント、繊維、シリカ、砂及
び粘土が挙げられ、好ましくはセメント、繊維及びシ
リカ;セメント、繊維、シリカ及び砂;セメント、
繊維、シリカ、砂及び粘土である。本発明に用いられる
セメント、繊維及びシリカの比率は、セメント40重
量%〜80重量%、繊維1重量%〜10重量%及びシリ
カ20重量%〜60重量%からなる。セメントが40重
量%未満では強度に欠けるので好ましくなく、セメント
が80重量%を越えても強度の増加はなく経済的に不利
である。また繊維が繊維1重量%未満では補強効果が余
りなく、10重量%を越えるとかえって強度が低下す
る。更にシリカが20重量%未満では、曲げ強度をより
大きくすることができず、更にシリカがF60重量%を
越えるとかえって曲げ強度が弱くなる傾向にあるので好
ましくない。本発明に用いられるセメント、繊維及び
シリカの混練物を形成する際に用いられる水の量は、該
混練物100重量部に対して水10重量部〜55重量部
が好ましく、また得られた埋設型枠の水セメント比は、
通常の水セメント比でよいが、好ましくは水セメント比
で15%〜50%である。
に、シリカ、砂又は粘土から選ばれた少なくとも1種を
含むが、この組み合わせは、セメント、繊維及びシリ
カ;セメント、繊維及び砂;セメント、繊維及び粘
土;セメント、繊維、シリカ及び砂;セメント、繊
維、シリカ及び粘土;セメント、繊維、シリカ、砂及
び粘土が挙げられ、好ましくはセメント、繊維及びシ
リカ;セメント、繊維、シリカ及び砂;セメント、
繊維、シリカ、砂及び粘土である。本発明に用いられる
セメント、繊維及びシリカの比率は、セメント40重
量%〜80重量%、繊維1重量%〜10重量%及びシリ
カ20重量%〜60重量%からなる。セメントが40重
量%未満では強度に欠けるので好ましくなく、セメント
が80重量%を越えても強度の増加はなく経済的に不利
である。また繊維が繊維1重量%未満では補強効果が余
りなく、10重量%を越えるとかえって強度が低下す
る。更にシリカが20重量%未満では、曲げ強度をより
大きくすることができず、更にシリカがF60重量%を
越えるとかえって曲げ強度が弱くなる傾向にあるので好
ましくない。本発明に用いられるセメント、繊維及び
シリカの混練物を形成する際に用いられる水の量は、該
混練物100重量部に対して水10重量部〜55重量部
が好ましく、また得られた埋設型枠の水セメント比は、
通常の水セメント比でよいが、好ましくは水セメント比
で15%〜50%である。
【0012】また本発明に用いられるセメント、繊
維、シリカ及び砂の比率は、セメント20重量%〜60
重量%、繊維1重量%〜10重量%、シリカ10重量%
〜50重量%及び砂5重量%〜40重量%からなり、好
ましくはセメント30重量%〜50重量%、繊維1重量
%〜5重量%,シリカ20重量%〜40重量%及び砂1
0重量%〜30重量%からなる。セメントが20重量%
未満では強度が低くなるので好ましくなく、セメントが
60重量%を越えても強度の増加はなく経済的に不利で
ある。また繊維が繊維1重量%未満では補強効果が余り
なく、10重量%を越えるとかえって強度が低下する。
更にシリカが10重量%未満では、曲げ強度をより大き
くすることができず、更にシリカが50重量%を越える
とかえって曲げ強度が弱くなる傾向にあるので好ましく
ない。
維、シリカ及び砂の比率は、セメント20重量%〜60
重量%、繊維1重量%〜10重量%、シリカ10重量%
〜50重量%及び砂5重量%〜40重量%からなり、好
ましくはセメント30重量%〜50重量%、繊維1重量
%〜5重量%,シリカ20重量%〜40重量%及び砂1
0重量%〜30重量%からなる。セメントが20重量%
未満では強度が低くなるので好ましくなく、セメントが
60重量%を越えても強度の増加はなく経済的に不利で
ある。また繊維が繊維1重量%未満では補強効果が余り
なく、10重量%を越えるとかえって強度が低下する。
更にシリカが10重量%未満では、曲げ強度をより大き
くすることができず、更にシリカが50重量%を越える
とかえって曲げ強度が弱くなる傾向にあるので好ましく
ない。
【0013】本発明に用いられる砂の添加割合が、5重
量%未満の場合は、本質的に低コストが図れない。また
砂の添加量が、40重量%を越えるときは、曲げ強度又
はコンクリート構造物の強度が弱くなり好ましくない。
本発明に用いられるセメント、繊維、シリカ及び砂の
混練物を形成する際に用いられる水の量は、該混練物1
00重量部に対して水10重量部〜45重量部が好まし
く、また得られた埋設型枠の水セメント比は、通常の水
セメント比でよいが、好ましくは水セメント比で15%
〜40%である。
量%未満の場合は、本質的に低コストが図れない。また
砂の添加量が、40重量%を越えるときは、曲げ強度又
はコンクリート構造物の強度が弱くなり好ましくない。
本発明に用いられるセメント、繊維、シリカ及び砂の
混練物を形成する際に用いられる水の量は、該混練物1
00重量部に対して水10重量部〜45重量部が好まし
く、また得られた埋設型枠の水セメント比は、通常の水
セメント比でよいが、好ましくは水セメント比で15%
〜40%である。
【0014】また本発明に用いられるセメント、繊
維、シリカ、砂及び粘土の比率は、セメント25重量%
〜55重量%、繊維1重量%〜10重量%、シリカ10
重量%〜40重量%、砂5重量%〜30重量%及び粘土
5重量%〜30重量%からなり、好ましくはセメント2
0重量%〜50重量%、繊維1重量%〜5重量%,シリ
カ15重量%〜30重量%,砂10重量%〜25重量%
及び粘土10重量%〜20重量%からなる。セメントが
25重量%未満では強度が低くなるので好ましくなく、
セメントが55重量%を越えても強度の増加はなく経済
的に不利である。また繊維が繊維1重量%未満では補強
効果が余りなく、10重量%を越えるとかえって強度が
低下する。本発明に用いられるシリカの量が10 重量
%未満では、曲げ強度をより大きくすることができず、
シリカが40 重量%を越えるとかえって曲げ強度が弱
くなる傾向にあるので好ましくない。また粘土の添加量
が5重量%未満では成形性ないし表面性が十分でなく、
粘土の添加量が30重量%を越えると得られた型枠の強
度が不十分となり好ましくない。
維、シリカ、砂及び粘土の比率は、セメント25重量%
〜55重量%、繊維1重量%〜10重量%、シリカ10
重量%〜40重量%、砂5重量%〜30重量%及び粘土
5重量%〜30重量%からなり、好ましくはセメント2
0重量%〜50重量%、繊維1重量%〜5重量%,シリ
カ15重量%〜30重量%,砂10重量%〜25重量%
及び粘土10重量%〜20重量%からなる。セメントが
25重量%未満では強度が低くなるので好ましくなく、
セメントが55重量%を越えても強度の増加はなく経済
的に不利である。また繊維が繊維1重量%未満では補強
効果が余りなく、10重量%を越えるとかえって強度が
低下する。本発明に用いられるシリカの量が10 重量
%未満では、曲げ強度をより大きくすることができず、
シリカが40 重量%を越えるとかえって曲げ強度が弱
くなる傾向にあるので好ましくない。また粘土の添加量
が5重量%未満では成形性ないし表面性が十分でなく、
粘土の添加量が30重量%を越えると得られた型枠の強
度が不十分となり好ましくない。
【0015】本発明に用いられる砂の添加割合が、5重
量%未満の場合は、本質的に低コストが図れない。また
砂の添加量が、30重量%を越えるときは、曲げ強度又
はコンクリート構造物の強度が弱くなり好ましくない。
本発明に用いられるセメント、繊維、シリカ、砂及び
粘土の混練物を形成する際に用いられる水の量は、該混
練物100重量部に対して水10重量部〜50重量部が
好ましく、また得られた埋設型枠の水セメント比は、通
常の水セメント比でよいが、好ましくは水セメント比で
15%〜40%である。
量%未満の場合は、本質的に低コストが図れない。また
砂の添加量が、30重量%を越えるときは、曲げ強度又
はコンクリート構造物の強度が弱くなり好ましくない。
本発明に用いられるセメント、繊維、シリカ、砂及び
粘土の混練物を形成する際に用いられる水の量は、該混
練物100重量部に対して水10重量部〜50重量部が
好ましく、また得られた埋設型枠の水セメント比は、通
常の水セメント比でよいが、好ましくは水セメント比で
15%〜40%である。
【0016】本発明のコンクリート用永久埋設型枠は、
10%〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有
するもので、この範囲の気孔率を有することによりコン
クリートを打設すると、コンクリートの成分がこの気孔
中に流入し、該型枠と打設コンクリートとが一体化さ
れ、かつ余剰水が吸収されて高強度となり、耐候性に優
れたものが得られ、更にシリカを添加することによって
コンクリート構造物の強度が増加する傾向にある。した
がって気孔率が10%未満の場合には、水分を含むコン
クリートの成分が十分流入しないので、型枠の性能が不
十分となり、また気孔率が25%を越えると型枠の成分
素材が少なくなるので、十分な耐久性が得られない。ま
た本発明において形成される気孔乃至細孔の大きさは、
直径10Å〜2,500Åが好ましい。更に本発明のコ
ンクリート用永久埋設型枠では、8MPa以上、好まし
くは8MPa〜45MPaの曲げ強度を有する場合に、
好ましい埋設型枠が得られる。また本発明のコンクリー
ト用永久埋設型枠は、鉄筋を有するもので、この鉄筋
は、通常鉄製が用いられる。しかしこれに限らず使用で
きるが、経済性を考慮すると、鉄製が好ましい。この鉄
筋は直径0.8mm〜19mmのものが好ましく、この
範囲は通常この技術分野において用いられる範囲のもの
であり、したがってこの範囲に限定されるべきものでも
ない。
10%〜25%の気孔率と8MPa以上の曲げ強度を有
するもので、この範囲の気孔率を有することによりコン
クリートを打設すると、コンクリートの成分がこの気孔
中に流入し、該型枠と打設コンクリートとが一体化さ
れ、かつ余剰水が吸収されて高強度となり、耐候性に優
れたものが得られ、更にシリカを添加することによって
コンクリート構造物の強度が増加する傾向にある。した
がって気孔率が10%未満の場合には、水分を含むコン
クリートの成分が十分流入しないので、型枠の性能が不
十分となり、また気孔率が25%を越えると型枠の成分
素材が少なくなるので、十分な耐久性が得られない。ま
た本発明において形成される気孔乃至細孔の大きさは、
直径10Å〜2,500Åが好ましい。更に本発明のコ
ンクリート用永久埋設型枠では、8MPa以上、好まし
くは8MPa〜45MPaの曲げ強度を有する場合に、
好ましい埋設型枠が得られる。また本発明のコンクリー
ト用永久埋設型枠は、鉄筋を有するもので、この鉄筋
は、通常鉄製が用いられる。しかしこれに限らず使用で
きるが、経済性を考慮すると、鉄製が好ましい。この鉄
筋は直径0.8mm〜19mmのものが好ましく、この
範囲は通常この技術分野において用いられる範囲のもの
であり、したがってこの範囲に限定されるべきものでも
ない。
【0017】本発明のコンクリート用永久埋設型枠は、
任意の形状のものが製造されるが、特に打設コンクリー
トと接する面は、平面でも凹凸を有していてもよいが、
好ましくは凹凸を有するのがよい。型枠が凹凸を有する
場合には、この凹部に打設コンクリート用鉄筋を配置す
るのがよい。また該凹凸の形状としては、波型、ジグザ
グ型、富士山型、コの字型等が挙げられる。凹部と凸部
とが対称形であっても非対称形であってもよく、更にこ
れらの形状を組み合わせたものでもよい。本発明に用い
られる型枠素材には、砂、砂利等の骨材を加えることが
でき、更に必要に応じて従来この技術分野においてよく
知られている添加物乃至混和材料を加えることができ
る。
任意の形状のものが製造されるが、特に打設コンクリー
トと接する面は、平面でも凹凸を有していてもよいが、
好ましくは凹凸を有するのがよい。型枠が凹凸を有する
場合には、この凹部に打設コンクリート用鉄筋を配置す
るのがよい。また該凹凸の形状としては、波型、ジグザ
グ型、富士山型、コの字型等が挙げられる。凹部と凸部
とが対称形であっても非対称形であってもよく、更にこ
れらの形状を組み合わせたものでもよい。本発明に用い
られる型枠素材には、砂、砂利等の骨材を加えることが
でき、更に必要に応じて従来この技術分野においてよく
知られている添加物乃至混和材料を加えることができ
る。
【0018】本発明のコンクリート用永久埋設型枠は、
この技術分野において通常用いられる製造方法で製造す
ることができ、例えば型枠素材であるセメント、繊維及
びシリカを配合した後、水を加えて十分混練して均一な
混練物とする。この混練時間は比較的短くてよく、2分
〜15分で十分な混練物が得られる。その後、該混練物
を成形型枠に注入して成形するか、または押出し成形し
て、任意の形状の埋設型枠を形成する。更に得られた埋
設型枠は好ましくは養生する。養生としては、蒸気養生
でもオートクレーブ養生でもよい。
この技術分野において通常用いられる製造方法で製造す
ることができ、例えば型枠素材であるセメント、繊維及
びシリカを配合した後、水を加えて十分混練して均一な
混練物とする。この混練時間は比較的短くてよく、2分
〜15分で十分な混練物が得られる。その後、該混練物
を成形型枠に注入して成形するか、または押出し成形し
て、任意の形状の埋設型枠を形成する。更に得られた埋
設型枠は好ましくは養生する。養生としては、蒸気養生
でもオートクレーブ養生でもよい。
【0019】本発明のコンクリート用永久埋設型枠を製
造するには、前記の如く混練した混練物を成形用型枠に
導入して成形する。この型枠による成形は、この技術分
野で通常用いられる成形方法でよく、コンクリートを型
枠に詰めた後、機械的な振動を与えて締固めを行って成
形するが、型枠にコンクリートを投入しながら同時に振
動締固めを行うものでもよい。この締固め成形の種類に
は、振動締固め、加圧振動締固め、その他があり、棒形
振動機、型枠振動機、振動台を振動させたものなどが用
いられる。更に成形方法を具体的に挙げると、所望の
成形用型枠をテーブルバイブレーターに固定して成形す
る方法、型枠に混練物を入れた後、棒状バイブレータ
ーを挿入して成形する方法、所望の成形用型枠をテー
ブルバイブレーターに固定し、該型枠に混練物を入れた
後、棒状バイブレーターを挿入して成形する方法などが
ある。これらの方法で脱型して製品を製造するまでの時
間は、8時間〜48時間をみれば十分である。
造するには、前記の如く混練した混練物を成形用型枠に
導入して成形する。この型枠による成形は、この技術分
野で通常用いられる成形方法でよく、コンクリートを型
枠に詰めた後、機械的な振動を与えて締固めを行って成
形するが、型枠にコンクリートを投入しながら同時に振
動締固めを行うものでもよい。この締固め成形の種類に
は、振動締固め、加圧振動締固め、その他があり、棒形
振動機、型枠振動機、振動台を振動させたものなどが用
いられる。更に成形方法を具体的に挙げると、所望の
成形用型枠をテーブルバイブレーターに固定して成形す
る方法、型枠に混練物を入れた後、棒状バイブレータ
ーを挿入して成形する方法、所望の成形用型枠をテー
ブルバイブレーターに固定し、該型枠に混練物を入れた
後、棒状バイブレーターを挿入して成形する方法などが
ある。これらの方法で脱型して製品を製造するまでの時
間は、8時間〜48時間をみれば十分である。
【0020】また押出し成形は、この技術分野で通常用
いられる成形方法でよく、例えば押出し機を使用して押
出し用ダイから、混練物を押出して所望の形状に成形す
る。この混練物の押出しは、シリンダー中のスクリュー
により連続的に押し出す方法である。ついで、成形され
た埋設型枠は、型枠による成形の場合には脱型する前
に、養生室に入れて、蒸気養生される。この蒸気養生
は、高温の蒸気を養生室へ送って大気圧下で、温度40
℃〜85℃、養生時間は2時間〜36時間で行われる。
この際昇温速度は12℃/h〜33℃/hで、最高温度
60℃〜75℃が好ましい。また蒸気養生するまでの前
置時間は1時間〜12時間が望ましい。更にこの養生は
必要に応じて繰り返すことができる。また成形用型枠に
より成形された埋設型枠は、オートクレーブ室に入れ
て、高温・高圧養生される。この高温・高圧養生は、オ
ートクレーブ室へ前記埋設型枠を送って、温度150℃
〜200℃(10kgf/cm2 〜15kgf/c
m2 )、養生時間は2時間〜10時間で行われる。この
際昇温速度は50℃/h〜80℃/hで、最高温度17
0℃〜190℃が好ましい。またこの養生は必要に応じ
て繰り返すことができる。これらの養生の中でオートク
レーブ養生が最も好ましい。
いられる成形方法でよく、例えば押出し機を使用して押
出し用ダイから、混練物を押出して所望の形状に成形す
る。この混練物の押出しは、シリンダー中のスクリュー
により連続的に押し出す方法である。ついで、成形され
た埋設型枠は、型枠による成形の場合には脱型する前
に、養生室に入れて、蒸気養生される。この蒸気養生
は、高温の蒸気を養生室へ送って大気圧下で、温度40
℃〜85℃、養生時間は2時間〜36時間で行われる。
この際昇温速度は12℃/h〜33℃/hで、最高温度
60℃〜75℃が好ましい。また蒸気養生するまでの前
置時間は1時間〜12時間が望ましい。更にこの養生は
必要に応じて繰り返すことができる。また成形用型枠に
より成形された埋設型枠は、オートクレーブ室に入れ
て、高温・高圧養生される。この高温・高圧養生は、オ
ートクレーブ室へ前記埋設型枠を送って、温度150℃
〜200℃(10kgf/cm2 〜15kgf/c
m2 )、養生時間は2時間〜10時間で行われる。この
際昇温速度は50℃/h〜80℃/hで、最高温度17
0℃〜190℃が好ましい。またこの養生は必要に応じ
て繰り返すことができる。これらの養生の中でオートク
レーブ養生が最も好ましい。
【0021】
【作用】本発明では、埋設型枠がセメント、繊維及びシ
リカの混練物からなり、更に鉄筋を有し、気孔率が10
%〜25%であり、かつ曲げ強度が8MPa以上という
条件を満たす埋設型枠としたことにより、コンクリート
の打設工程において型枠の破壊が防止される共に、型枠
とコンクリート間で一体化されて高強度のコンクリート
構造物が得られる。この一体化は、型枠内部に打設した
コンクリートから水酸化カルシウムを含んだ余剰水が吸
収され、型枠に形成されている細孔内に水酸化カルシウ
ムが吸着され、空隙を埋める作用をするものと考えられ
る。しかしてこのようにして得られた緻密化された型枠
は、吸水性が減少し、外部からの水分、塩素、炭酸ガス
等の環境性雰囲気から遮断されてコンクリートが保護さ
れる。また打設コンクリートは、余剰水が吸収されるの
で、水セメント比が低減され、高耐久性が得られる。ま
た本発明では、埋設型枠がセメント、繊維、シリカ及び
砂の混練物からなり、該砂を含有すると共に更に鉄筋を
有することにより、得られる埋設型枠は低コストで製造
されるばかりではなく、施工時型枠が破壊される恐れが
ない。更に本発明では、埋設型枠がセメント、繊維、シ
リカ、砂及び粘土の混練物からなり、粘土を含有すると
共に更に鉄筋を有することにより、得られる埋設型枠は
低コストで製造されると共に成形性が良好で、したがっ
て得られた埋設型枠は、表面が平滑でざらざらしていな
い、いわゆる表面性が良好であると共に型枠が破壊され
る恐れがない。
リカの混練物からなり、更に鉄筋を有し、気孔率が10
%〜25%であり、かつ曲げ強度が8MPa以上という
条件を満たす埋設型枠としたことにより、コンクリート
の打設工程において型枠の破壊が防止される共に、型枠
とコンクリート間で一体化されて高強度のコンクリート
構造物が得られる。この一体化は、型枠内部に打設した
コンクリートから水酸化カルシウムを含んだ余剰水が吸
収され、型枠に形成されている細孔内に水酸化カルシウ
ムが吸着され、空隙を埋める作用をするものと考えられ
る。しかしてこのようにして得られた緻密化された型枠
は、吸水性が減少し、外部からの水分、塩素、炭酸ガス
等の環境性雰囲気から遮断されてコンクリートが保護さ
れる。また打設コンクリートは、余剰水が吸収されるの
で、水セメント比が低減され、高耐久性が得られる。ま
た本発明では、埋設型枠がセメント、繊維、シリカ及び
砂の混練物からなり、該砂を含有すると共に更に鉄筋を
有することにより、得られる埋設型枠は低コストで製造
されるばかりではなく、施工時型枠が破壊される恐れが
ない。更に本発明では、埋設型枠がセメント、繊維、シ
リカ、砂及び粘土の混練物からなり、粘土を含有すると
共に更に鉄筋を有することにより、得られる埋設型枠は
低コストで製造されると共に成形性が良好で、したがっ
て得られた埋設型枠は、表面が平滑でざらざらしていな
い、いわゆる表面性が良好であると共に型枠が破壊され
る恐れがない。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて更に詳しく説
明するが、本発明は、この例によって限定されるもので
はない。
明するが、本発明は、この例によって限定されるもので
はない。
【0023】実施例1 図1の部分斜視図で示される埋設型枠を製造し、これを
用いてコンクリートを打設し、コンクリート構造物を形
成した。図1において、埋設型枠1は、該埋設型枠1の
裏面に凸部11と凹部12を有し、凸部には鉄筋32を
有している。埋設型枠用混練物は、セメント45重量
%、繊維(カーボン繊維(ピッチ系)、直径0.014
5mm、長さ10mm、アスペクト比690)2重量
%、シリカ(平均粒径15μm)27重量%、水24.
7重量%及びメチルセルロース(増粘剤)1.3重量%
の配合物を調製し、6分間混練し、均一な混練物を得
た。ついでこの混練物からなる型枠用素材を押出成形機
を用いて鉄筋と共に押出し成形して巾300mm、厚み
(凸部)25mm、長さ3,000mmの埋設型枠1を
製造した。得られた型枠は、20℃で7日間の気中養生
を行った。このようにして得られた埋設型枠1は、耐候
性であり、特に曲げ強度が19MPaと優れ、高耐久性
であった。
用いてコンクリートを打設し、コンクリート構造物を形
成した。図1において、埋設型枠1は、該埋設型枠1の
裏面に凸部11と凹部12を有し、凸部には鉄筋32を
有している。埋設型枠用混練物は、セメント45重量
%、繊維(カーボン繊維(ピッチ系)、直径0.014
5mm、長さ10mm、アスペクト比690)2重量
%、シリカ(平均粒径15μm)27重量%、水24.
7重量%及びメチルセルロース(増粘剤)1.3重量%
の配合物を調製し、6分間混練し、均一な混練物を得
た。ついでこの混練物からなる型枠用素材を押出成形機
を用いて鉄筋と共に押出し成形して巾300mm、厚み
(凸部)25mm、長さ3,000mmの埋設型枠1を
製造した。得られた型枠は、20℃で7日間の気中養生
を行った。このようにして得られた埋設型枠1は、耐候
性であり、特に曲げ強度が19MPaと優れ、高耐久性
であった。
【0024】このようにして得られた埋設型枠1を使用
して図2の部分斜視図に示される如く、コンクリート2
を打設してコンクリート構造物の試供品を作製した。こ
の際鉄筋3は埋設型枠1の凹部12とコンクリート2の
外面側に配置した。ついで前記条件で気中養生した。こ
の試供品を用いて耐久性の試験をし、その結果を表1に
示した。比較例としては、コンクリート製型枠を用い、
この型枠にコンクリートを打設してコンクリート構造物
を形成した。また強度はシュミットハンマーの反発係数
より求めた。
して図2の部分斜視図に示される如く、コンクリート2
を打設してコンクリート構造物の試供品を作製した。こ
の際鉄筋3は埋設型枠1の凹部12とコンクリート2の
外面側に配置した。ついで前記条件で気中養生した。こ
の試供品を用いて耐久性の試験をし、その結果を表1に
示した。比較例としては、コンクリート製型枠を用い、
この型枠にコンクリートを打設してコンクリート構造物
を形成した。また強度はシュミットハンマーの反発係数
より求めた。
【0025】実施例2 実施例1に記載されている埋設型枠用混練物に代えて、
セメント40重量%、砂15重量%、繊維(カーボン繊
維(ピッチ系)、直径0.0145mm、長さ10m
m、アスペクト比690)2重量%、シリカ(平均粒径
10μm)20重量%、水22重量%、砂15重量%及
びメチルセルロース(増粘剤)1重量%からなる埋設型
枠用混練物を用いた以外は、実施例1と同様にして埋設
型枠を製造し、かつコンクリート構造物の試供品を作製
して、その強度を測定し、その結果を表1に示した。
セメント40重量%、砂15重量%、繊維(カーボン繊
維(ピッチ系)、直径0.0145mm、長さ10m
m、アスペクト比690)2重量%、シリカ(平均粒径
10μm)20重量%、水22重量%、砂15重量%及
びメチルセルロース(増粘剤)1重量%からなる埋設型
枠用混練物を用いた以外は、実施例1と同様にして埋設
型枠を製造し、かつコンクリート構造物の試供品を作製
して、その強度を測定し、その結果を表1に示した。
【0026】実施例3 実施例1に記載されている埋設型枠用混練物に代えて、
セメント40重量%、砂10重量%、繊維(カーボン繊
維(ピッチ系)、直径0.0145mm、長さ10m
m、アスペクト比690)2重量%、シリカ(平均粒径
10μm)15重量%、粘土10重量%、水22重量%
及びメチルセルロース(増粘剤)1重量%からなる埋設
型枠用混練物を用いた以外は、実施例と同様にして埋設
型枠を製造し、かつコンクリート構造物の試供品を作製
して、その強度を測定し、その結果を表1に示した。
セメント40重量%、砂10重量%、繊維(カーボン繊
維(ピッチ系)、直径0.0145mm、長さ10m
m、アスペクト比690)2重量%、シリカ(平均粒径
10μm)15重量%、粘土10重量%、水22重量%
及びメチルセルロース(増粘剤)1重量%からなる埋設
型枠用混練物を用いた以外は、実施例と同様にして埋設
型枠を製造し、かつコンクリート構造物の試供品を作製
して、その強度を測定し、その結果を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、気孔率及び曲げ
強度も本発明の範囲内にあり、この鉄筋入りの埋設型枠
を使用したコンクリート構造物は、耐久性に優れている
ことが分かる。
強度も本発明の範囲内にあり、この鉄筋入りの埋設型枠
を使用したコンクリート構造物は、耐久性に優れている
ことが分かる。
【0029】実施例4 実施例1において、気中養生に代えて蒸気養生をした以
外は、実施例1と同様にして鉄筋の入った埋設型枠1を
製造した。得られた結果を表1に示した。
外は、実施例1と同様にして鉄筋の入った埋設型枠1を
製造した。得られた結果を表1に示した。
【0030】実施例5 実施例1において、気中養生に代えて高温・高圧養生を
した以外は、実施例1と同様にして鉄筋の入った埋設型
枠1を製造した。得られた結果を表1に示した。
した以外は、実施例1と同様にして鉄筋の入った埋設型
枠1を製造した。得られた結果を表1に示した。
【0031】実施例6 実施例1において、気中養生に代えて高温・高圧養生を
し、また繊維としてカーボン繊維にかえて表2に示され
るものを用いた以外は、実施例1と同様にして鉄筋の入
った埋設型枠1を製造した。得られた結果を表2に示し
た。
し、また繊維としてカーボン繊維にかえて表2に示され
るものを用いた以外は、実施例1と同様にして鉄筋の入
った埋設型枠1を製造した。得られた結果を表2に示し
た。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明の埋設型枠は、セメント、繊維及
びシリカの混練物からなり、かつ鉄筋を有し、しかも気
孔率が10%〜25%であり、かつ曲げ強度が8MPa
以上という条件を満たす埋設型枠としたことにより、耐
候性に優れたコンクリート用永久埋設型枠が得られ、こ
の埋設型枠はコンクリートの打設時に破壊されることが
ない。また得られたコンクリート構造物は、型枠とコン
クリート間が一体化されて高強度かつ耐候性に優れた高
耐久性のコンクリート構造物が得られるという格別顕著
な効果を奏するものである。また本発明の埋設型枠は、
セメント、繊維、シリカ及び砂の混練物からなり、砂を
含有しかつ鉄筋を有するので、気孔率が10%〜25%
であり、かつ曲げ強度が8MPa以上という条件を満た
すと共に耐候性に優れたコンクリート用永久埋設型枠が
低コストで得られ、しかも施工時破壊される恐れがない
という格別顕著な効果を奏するものである。更に本発明
の埋設型枠は、セメント、繊維、シリカ、砂及び粘土の
混練物からなり、砂及び粘土を含有し、かつ鉄筋を有し
ているので、気孔率が10%〜25%であり、かつ曲げ
強度が8MPa以上という条件を満たすと共に耐候性に
優れたコンクリート用永久埋設型枠が低コストで得ら
れ、また表面性も良好であり、しかも施工時破壊される
恐れがないという格別顕著な効果を奏するものである。
びシリカの混練物からなり、かつ鉄筋を有し、しかも気
孔率が10%〜25%であり、かつ曲げ強度が8MPa
以上という条件を満たす埋設型枠としたことにより、耐
候性に優れたコンクリート用永久埋設型枠が得られ、こ
の埋設型枠はコンクリートの打設時に破壊されることが
ない。また得られたコンクリート構造物は、型枠とコン
クリート間が一体化されて高強度かつ耐候性に優れた高
耐久性のコンクリート構造物が得られるという格別顕著
な効果を奏するものである。また本発明の埋設型枠は、
セメント、繊維、シリカ及び砂の混練物からなり、砂を
含有しかつ鉄筋を有するので、気孔率が10%〜25%
であり、かつ曲げ強度が8MPa以上という条件を満た
すと共に耐候性に優れたコンクリート用永久埋設型枠が
低コストで得られ、しかも施工時破壊される恐れがない
という格別顕著な効果を奏するものである。更に本発明
の埋設型枠は、セメント、繊維、シリカ、砂及び粘土の
混練物からなり、砂及び粘土を含有し、かつ鉄筋を有し
ているので、気孔率が10%〜25%であり、かつ曲げ
強度が8MPa以上という条件を満たすと共に耐候性に
優れたコンクリート用永久埋設型枠が低コストで得ら
れ、また表面性も良好であり、しかも施工時破壊される
恐れがないという格別顕著な効果を奏するものである。
【図1】本発明のコンクリート用永久埋設型枠を示す部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図2】本発明のコンクリート用永久埋設型枠を使用し
たコンクリート構造物を示す部分斜視図である。
たコンクリート構造物を示す部分斜視図である。
1 埋設型枠 2 打設コンクリート 11 凹部 31、32 鉄筋 12 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 1/16 E 7121−2E (72)発明者 河原 幸則 埼玉県大宮市北袋町一丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社セメント研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 10%〜25%の気孔率と8MPa以上
の曲げ強度を有するコンクリート用永久埋設型枠であっ
て、型枠素材がセメント及び繊維に、シリカ、砂又は粘
土から選ばれた少なくとも1種を含み、かつ前記埋設型
枠は鉄筋を有することを特徴とするコンクリート用永久
埋設型枠。 - 【請求項2】 曲げ強度が8MPa〜45MPaである
ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート用永久
埋設型枠。 - 【請求項3】 セメント40重量%〜80重量%、繊維
1重量%〜10重量%及びシリカ20重量%〜60重量
%からなることを特徴とする請求項1又は請求項2のい
づれかに記載のコンクリート用永久埋設型枠。 - 【請求項4】 セメント25重量%〜55重量%、繊維
1重量%〜10重量%、シリカ10重量%〜40重量
%、砂5重量%〜30重量%及び粘土5重量%〜30重
量%からなることを特徴とする請求項1又は請求項2の
いづれかに記載のコンクリート用永久埋設型枠。 - 【請求項5】 セメント20重量%〜60重量%、繊維
1重量%〜10重量%、シリカ10重量%〜50重量%
及び砂5重量%〜40重量%からなることを特徴とする
請求項1又は請求項2のいづれかに記載のコンクリート
用永久埋設型枠。 - 【請求項6】 繊維が無機系天然繊維、有機系天然繊維
又は合成繊維から選ばれた少なくとも1種以上であるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいづれかに記載
のコンクリート用永久埋設型枠。 - 【請求項7】 型枠裏面が凹凸状に形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいづれかに記載の
コンクリート用永久埋設型枠。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいづれかに記載
のコンクリート用永久埋設型枠と打設コンクリートから
なるコンクリート構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6085285A JPH07268994A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 高耐久性コンクリート用永久埋設型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6085285A JPH07268994A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 高耐久性コンクリート用永久埋設型枠 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07268994A true JPH07268994A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13854307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6085285A Withdrawn JPH07268994A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 高耐久性コンクリート用永久埋設型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07268994A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014211068A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-13 | 藤村ヒューム管株式会社 | 連結治具及びこの連結治具で連結された連結壁並びに連結治具を用いた鋼矢板の補修工法 |
| JP2016525965A (ja) * | 2013-06-04 | 2016-09-01 | アベオ エー/エスAbeo A/S | 建築部材を作る方法、建築部材を作る装置およびその方法によって作られた建築部材 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6085285A patent/JPH07268994A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014211068A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-13 | 藤村ヒューム管株式会社 | 連結治具及びこの連結治具で連結された連結壁並びに連結治具を用いた鋼矢板の補修工法 |
| JP2016525965A (ja) * | 2013-06-04 | 2016-09-01 | アベオ エー/エスAbeo A/S | 建築部材を作る方法、建築部材を作る装置およびその方法によって作られた建築部材 |
| US10239228B2 (en) | 2013-06-04 | 2019-03-26 | Abeo ApS | Method of making a building element, an apparatus for making the building element, and a building element made by the method |
| US12496744B2 (en) | 2013-06-04 | 2025-12-16 | Abeo ApS | Method of making a building element, an apparatus for making the building element, and a building element made by the method |
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