JPH072715Y2 - 地下構造物用蓋体の開口部閉塞装置 - Google Patents

地下構造物用蓋体の開口部閉塞装置

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JPH072715Y2
JPH072715Y2 JP1988149969U JP14996988U JPH072715Y2 JP H072715 Y2 JPH072715 Y2 JP H072715Y2 JP 1988149969 U JP1988149969 U JP 1988149969U JP 14996988 U JP14996988 U JP 14996988U JP H072715 Y2 JPH072715 Y2 JP H072715Y2
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博高 長島
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長島鋳物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は地下構造物用蓋体の開口部を閉塞する装置に関
するものである。
(従来の技術) マンホール鉄蓋のような地下構造物用用の蓋体には、開
蓋時にバール、手鉤等の工具を使用するための開口部が
設けられており、そこから水や泥砂が内部へ侵入するた
め、これを防止する工夫がなされて来た(実公昭58-388
8号、同58-3892号、同59-17973号各公報等)。
しかし、従来は開口部を塞ぐ部材が鉄製であったため動
きが鈍く、腐食によりさらに作動不良を起し易い問題が
あった。また従来のものは水や土砂の侵入を完全に防ぐ
ことができず、隙間から少量ずつ内部へ侵入するので、
内部の汚れは徐々に進行する。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は前記のような問題や欠点を解決するもので、そ
の課題とするところは、地下構造物用蓋体の閉塞装置に
ついて蓋体開口部からの土砂の侵入を効果的に防止し、
開蓋操作時の作業性を損なわず、しかも製造を容易化す
ることである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本考案は、蓋体1の周縁部に開
蓋工具2を挿入するための開口部を形成し、該開口部を
塞ぐ大きさを有し、開口部から挿入された開蓋工具によ
り押されて内方へ開く閉塞板4をゴム又は合成樹脂によ
り、弾性変形可能に形成するとともに、閉塞状態におい
て閉塞板先端の可動端4cが枠体5の内周又は開口端3aに
当接して前記開口部を閉塞するように、閉塞板4の内方
端を蓋体下面に外方へ向けて設けた取付溝11に嵌合する
という手段を講じたものである。さらに、蓋体を受止め
る枠体5の内側に突設された係合部6と係合する鉤部材
7を閉塞板近くの蓋体に軸支し、さらに閉塞板が押され
たときにそれと接触して前記係合を解除する連繋手段8
を鉤部材7と閉塞板4との間に設けることによって、開
蓋操作時の作業性を著しく良好にすることができる。
(実施例) 以下図示の実施例により具体的に説明すると、各図は円
形に形成されたダクタイル鋳鉄製の鉄蓋に関するもの
で、蓋体1は開口部3として所謂バール穴を周縁に有
し、該開口部3は蓋体垂下縁9を貫通している。10は開
口部3の内方の蓋体裏面に形成された掛止部で、開蓋工
具2の先端部2aを掛け止める。開口部3はU字型切欠の
場合もある。
閉塞板4は、開口端3aより蓋体1の半径方向内方に位置
する部分に設けられた取付溝11に基端を嵌合して取付け
られており、その取付溝11は半径方向外方へ向いてい
る。蓋体1を閉じたときの取付溝11から枠体5の内周ま
での距離と、閉塞板4の内方端から外方端までの長さと
はほぼ等しく設定されている(第1図、第2図参照)。
また蓋体周方向の閉塞板4の長さ(幅)は開口部3の開
口幅を上回るように設定してある(第3図、第4図参
照)。故に閉塞板4の先端の尖鋭な可動端4cは開口部3
内へ入り込んで、枠体5との間で開口部3を完全に閉塞
している。
該閉塞板4は、それ自体がゴム又は合成樹脂より成る主
板4aと、それにインサート成形で一体化された金属製の
ばね板4bとから成る複合構造を有し、主板4aは開口部3
との接触部に弾力的に接して密閉性を向上させるととも
にばね板4bの防錆を果し、ばね板4bは弾性を高めて閉塞
をより完全にする。しかし、大きさや使用部位の構造に
よっては、ばね板4bはなくても良く、主板4aのみでも十
分に所期の目的を達し得る。
開口部3の両側には支片12が一対略平行に設けられてお
り、その対向面に設けられた受け溝13に支軸14を軸支さ
せることで鉤部材7が半径方向へ揺動可能に蓋体1に取
付けられている。その上面6aは下向傾斜となっているの
で、鉤部材7は蓋閉じの際自動的に施錠する。
実施例では開口部3を閉じる閉塞板4は、鉤部材7の支
軸14、14間に位置し、閉塞板4を通過させる鉤部材の上
部は凹状に切欠かれた傾斜状の段部8bとなっている。こ
れに閉塞板の係合辺8aが係合して連繋手段8を構成し、
閉塞板4を押下げる操作で、鉤部材7と枠体5の係合部
6との係合が解除される。
第5図以下に閉塞板4の他の実施例を示す。
まず第5図の例は前記第1図のものが平板状であったの
に対し、これを側面略L字型断面に形成し、先端の折曲
部4dによって開口部3の内方開口縁3aを閉じるようにし
た例である。閉塞板4と鉤部材7との位置関係は前述の
通りであるが、段部8aは略L字型の閉塞板形状に適する
ように傾斜を変えている。
第7図の例は平板状の閉塞板4の先端4eを尖鋭状に形成
し、下面に開口縁3aと接しかつ鉤部材7の段部8bを押下
げる係合辺8aを突設した例であり、開口部3は2重に閉
じられる。閉塞板4の取付溝11は貫通孔としてねじ15に
より止め、出入調整可能とすることもできる。なお他の
構成は第1図の場合と同様で良いので符号を援用し説明
は略す。
(作用) 以上の構成に於て、枠体5に蓋体1を嵌めて閉じると、
閉塞板4が開口部3を閉じるので、地下構造物用は完全
に密閉された状態となる。閉塞板4はゴム又は合成樹脂
製の主板4aが外層にあり、これは弾性変形可能な比較的
軟質の材料であるから開口部3の壁面或いは開口端3aに
弾力的に接してシール性を高めている。
蓋体1を開くときは、第2図或いは第6図、第8図に示
すように開蓋工具2を開口部3より蓋裏へ押し込んで、
先端部2aを掛止部10に掛止させ、工具背面を枠体5の当
接部を支点としてこじあけるようにするが、その際開口
部3を閉塞していた閉塞板4は弾性変形するので、開蓋
工具2を使用する邪魔にはならず、開蓋工具2で押下げ
られた閉塞板4は係合辺8aで鉤部材7の段部8bに当り、
該鉤部材7は内方へ回動して枠体5から離れ、ロックを
外すので開蓋作業は著しく容易に行なわれる。
こうした閉塞板4の上にも土砂や塵埃は溜り得るが、開
口部3内より内部には侵入せず、溜った土砂等は開蓋時
に容易に排除できる。
(効果) 従って本考案によれば、蓋体1に設けられた開口部3を
弾性変形可能な閉塞板4によって閉じることができるか
ら、地下構造物用の内部への土砂の侵入を効果的に防止
することができ、開口部3より開蓋工具2を挿込んだ場
合にも開蓋工具の先で簡単に押し開かれるので操作性が
全く損なわれず、しかも閉塞板4の内方端を蓋体下面の
取付溝11へ嵌合することで、閉蓋状態において閉塞板先
端の可動端4cが枠体5の内周又は開口端3aに当接するの
で、取り付けが非常に容易であると同時に土砂侵入防止
効果も万全なものとなり、構造が簡潔であるから軽量か
つ製造が容易で、腐食等による作動不良も起こしにくい
等、顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る地下構造物用蓋体の開口部閉塞装置
に関するもので第1図は第1実施例に於る閉蓋時の断面
図、第2図は開蓋操作中の断面図、第3図は本案装置の
部分の正面図、第4図は平面図、第5図は第2実施例閉
塞時の断面図、第6図は開蓋操作中の断面図、第7図は
第3実施例閉蓋時の断面図、第8図は開蓋操作中の断面
図である。 1……蓋体、2……開蓋工具、3……開口部、4……閉
塞板、5……枠体、6……係合部、7……鉤部材、8…
…連繋手段。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋体1の周縁部に開蓋工具2を挿入するた
    めの開口部3を形成し、該開口部を塞ぐ大きさを有し、
    開口部から挿入された開蓋工具により押されて内方へ開
    く閉塞板4をゴム又は合成樹脂により、弾性変形可能に
    形成するとともに、閉蓋状態において閉塞板先端の可動
    端4cが枠体5の内周又は開口端3aに当接して前記開口部
    を閉塞するように、閉塞板4の内方端を蓋体下面に外方
    へ向けて設けた取付溝11に嵌合したことを特徴とする地
    下構造物用蓋体の開口部閉塞装置。
  2. 【請求項2】蓋体1の周縁部に開蓋工具2を挿入するた
    めの開口部3を形成し、該開口部を塞ぐ大きさを有し、
    開口部から挿入された開蓋工具により押されて内方へ開
    く閉塞板4をゴム又は合成樹脂により、弾性変形可能に
    形成するとともに、閉蓋状態において閉塞板先端の可動
    端4cが枠体5の内周又は開口端3aに当接して前記開口部
    を閉塞するように、閉塞板4の内方端を蓋体下面に外方
    へ向けて設けた取付溝11に嵌合し、前記枠体5の内側に
    突設された係合部6と係合する鉤部材7を閉塞板近くの
    蓋体に軸支し、さらに閉塞板が押されたときにそれと接
    触して前記係合を解除する連繋手段8を鉤部材7と閉塞
    板4との間に設けた地下構造物用蓋体の開口部閉塞装
    置。
  3. 【請求項3】閉塞板4は、ゴム又は合成樹脂より成る主
    板4aと、それに一体成形された金属製のばね板4bとの複
    合体である請求項第1項又は第2項記載の地下構造物用
    蓋体の開口部閉塞装置。
  4. 【請求項4】閉塞板4は、その可動端4cが開口部3内に
    入り込んで、閉蓋時、枠体5の内周に当接する請求項第
    1項又は第2項記載の地下構造物用蓋体の開口部閉塞装
    置。
  5. 【請求項5】連繋手段8は、閉塞板4の係合辺8aと、そ
    れに係合するように鉤部材7に形成された段部8bとから
    成る請求項第1項又は第2項記載の地下構造物用蓋体の
    開口部閉塞装置。
JP1988149969U 1988-11-17 1988-11-17 地下構造物用蓋体の開口部閉塞装置 Expired - Lifetime JPH072715Y2 (ja)

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