JPH07273089A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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JPH07273089A
JPH07273089A JP6040194A JP6040194A JPH07273089A JP H07273089 A JPH07273089 A JP H07273089A JP 6040194 A JP6040194 A JP 6040194A JP 6040194 A JP6040194 A JP 6040194A JP H07273089 A JPH07273089 A JP H07273089A
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JP
Japan
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halogen
reaction vessel
reaction
plasma
plasma processing
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Application number
JP6040194A
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English (en)
Inventor
Hisataka Hayashi
久貴 林
Makoto Sekine
誠 関根
Haruo Okano
晴雄 岡野
Keiji Horioka
啓治 堀岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 反応容器1内には平行平板電極2及び6が設
けられている。陰極電極2は被処理基板3を設置する機
能を有し、陽極電極6は弗素ラジカルと反応するハロゲ
ン消費物体としての機能を有し、Siで形成されてい
る。陰極電極2に接続された高周波電源7を用いて1
3.56MHz、800Wの高周波電力を印加し放電を
誘起する。また、陽極電極6には高周波電源8が接続さ
れ、陽極電極6に所望のバイアスを印加することができ
る。陽極電極6の裏面対向位置には永久磁石9及びその
駆動機構10からなる磁場発生器が設置され、陰極電極
2と陽極電極6との対向空間に磁界を印加するものとな
っている。 【効果】 シリコン酸化膜をシリコン、アルミニウム、
窒化チタン、チタンシリサイド、タングステン、タング
ステンシリサイド、窒化シリコン、銅、ニオブに対し選
択的にエッチングできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置及び
プラズマ処理方法に係わり、特にシリコン酸化膜をシリ
コン、アルミニウム、窒化チタン、チタンシリサイド、
タングステン、タングステンシリサイド、窒化シリコ
ン、銅、ニオブ等に対し、選択的にエッチングするドラ
イエッチング装置及びドライエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置に用いられる多結
晶シリコンやシリコン酸化膜等のエッチングには反応性
イオンエッチング法(RIE)が用いられている。反応
性イオンエッチング法は、被処理基板(例えば、被エッ
チング薄膜が形成された基板)を一対の平行平板電極を
備えた真空容器内の陰極側に設置し、反応性ガスを導入
した後、高周波電力の印加により反応性ガスを放電せし
め、この放電により発生したプラズマを用いて被処理基
板をエッチングする方法である。
【0003】この反応性イオンエッチング法の他にエッ
チング方法として、プラズマエッチング法、ECR型ド
ライエッチング法、イオンビーム法、光励起エッチング
法等があるが、これらのエッチング方法も真空容器内の
被処理基板に、活性化した反応性ガスのイオンを化学的
あるいは物理的に作用させてエッチングを行うものであ
り、この点において反応性イオンエッチング法と同様と
考えてよい。
【0004】RIEによれば、プラズマ中の各種の粒子
のうち、イオンが電極表面のイオンシースに発生する直
流電界(自己バイアス)によって加速されるため、大き
なエネルギーを持って被加工膜を衝撃し、イオン促進化
学反応が引き起こされる。このため、エッチングはイオ
ンの入射方向に進み、アンダーカットのない方向性の優
れた加工が可能となる。
【0005】次に、RIEによるシリコン酸化膜(Si
O2 膜)のエッチングについて説明する。SiO2 膜の
RIEでは、通常、反応性ガスとして、例えばCF4 、
CHF3、C2 F6 等のようにCとFを含むガスが用い
られている。例えば、CHF3 を用いてSi基板上に形
成されたSiO2 膜にコンタクトホールを開孔する場
合、放電によって生じたCF3 ラジカルがSiO2 膜の
表面に吸着することになる。そして、このCF3 ラジカ
ルと自己バイアスによって加速されたCF3 イオンとの
衝突により、CF3 ラジカルおよびCF3 イオンはFと
Cに解離する。この結果、FがSiO2 膜中のSiと反
応してSiF4 、CがSiO2 膜中のOと反応してCO
またはCO2 となって気化脱離するため、SiO2 膜は
エッチングされる。一方、SiO2 膜のエッチングで露
出したSi基板の表面にはCF3 が吸着するが、一部の
CF3 のFがHによって引き抜かれるため、Si基板の
露出表面にはCFx (0≦x ≦3)の重合膜が形成され
ることになる。この重合膜はSi基板の保護膜として機
能するので、Siのエッチングが抑制される。しかしな
がら、プラズマ中で生成する弗素ラジカルは、前記重合
膜をエッチングし、さらにSiのエッチングを進ませる
ため、高選択比のシリコン酸化膜エッチングは難しい。
【0006】また同様に、アルミニウム、窒化チタン、
チタンシリサイド、タングステン、タングステンシリサ
イド、窒化シリコン、銅、ニオブのRIEの場合も、弗
素ラジカルにてエッチングが進むため、これらの材料に
対するシリコン酸化膜のエッチング選択比を大きくする
ことはできなかった。
【0007】また、弗素等のハロゲンを含む化合物ガス
等を用いてCVD(化学気層堆積)法により、TEOS
膜(テトラエトキシシランを用いて形成するシリコン酸
化膜)や高誘電体膜、例えばSrTiO3 (チタン酸ス
トロンチウム)等のペロブスカイト型酸化物膜を成膜す
る場合、膜中へ弗素が混入してしまい、リーク電流等絶
縁性能の低下の問題が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のエッチング方法及び装置ではシリコン酸化膜をシリ
コン、アルミニウム、窒化チタン、チタンシリサイド、
タングステン、タングステンシリサイド、窒化シリコ
ン、銅、ニオブに対し高選択比でエッチングすることが
できなかった。また、従来のCVD装置及び方法により
TEOS膜や高誘電体膜の成膜を行った場合、膜中に弗
素等のハロゲンが混入するという問題があった。
【0009】本発明は上記実情を鑑みて為されたもので
あり、高選択比のエッチングや高品質膜の成膜等、半導
体装置の製造における信頼性や歩留まりを改善したプラ
ズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1は、反応容器と、この反応容器内に設置
される被処理基板を保持する手段と、前記反応容器内に
ハロゲン元素を含有するガスを導入する手段と、前記反
応容器内に設けられたハロゲン消費物体と、このハロゲ
ン消費物体の反応を促進するための反応促進手段と、前
記反応容器内を排気する手段と、前記反応容器内に電界
を印加することによりプラズマを生成する手段とを具備
するプラズマ処理装置を提供する。
【0011】本発明の第2は、反応容器と、この反応容
器内に設置される被処理基板を保持する手段と、前記反
応容器内に予備解離室を介してハロゲン元素を含有する
ガスを導入する手段と、前記予備解離室内に電界を印加
することによりプラズマを生成する手段と、前記予備解
離室内に設置されたハロゲン消費物体と、このハロゲン
消費物体の反応を促進するための反応促進手段と、前記
反応容器内を排気する手段とを具備するプラズマ処理装
置を提供する。
【0012】前記ハロゲン消費物体は陽極電極側に設け
られ、前記反応促進手段は前記陽極電極側に高周波ある
いは直流電源を備えていることが望ましい。反応促進手
段は、前記ハロゲン消費物体を−100℃以下に冷却保
持せしめる冷却機構を備えていることが望ましい。前記
ハロゲン消費物体は、ハロゲン元素と反応し、揮発性の
ハロゲン化物を生成する元素、例えば、単結晶シリコ
ン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、あるいは
タングステンからなることが望ましい。
【0013】前記反応容器内に磁界を印加する手段を備
えていることが望ましい。本発明の第3は、被処理基板
をハロゲン消費物体が設置される反応容器内に収容する
工程と、前記反応容器内にハロゲン元素を含有するガス
を導入する工程と、前記反応容器内を排気する工程と、
前記反応容器内に磁界を印加する工程と、前記反応容器
内に電界を印加することによりプラズマを生成するとと
もに、前記ハロゲン消費物体と前記ハロゲン元素を含有
するガスとの反応を促進する工程とを有し、前記プラズ
マにより、前記被処理基板の処理を行うプラズマ処理方
法を提供する。
【0014】本発明の第4は、被処理基板を反応容器内
に収容する工程と、前記反応容器外に設置され、内部に
ハロゲン消費物体が設置される予備解離室内にハロゲン
元素を含有するガスを導入する工程と、前記予備解離室
内に電界を印加することによりプラズマを生成するとと
もに、前記ハロゲン消費物体と前記ハロゲン元素を含有
するガスとの反応を促進する工程と、前記ハロゲン消費
物体と反応せしめた後に、前記反応容器内に前記ハロゲ
ン元素を含有するガスを導入する工程と、前記反応容器
内を排気する工程とを有し、前記ハロゲン元素を含有す
るガスにより、前記被処理基板の処理を行うプラズマ処
理方法を提供する。
【0015】ハロゲン消費物体とハロゲンガスとの反応
を促進する工程は、前記ハロゲン消費物体に高周波ある
いは直流電力を印加し、前記ハロゲン消費物体表面にプ
ラズマ中のイオンを照射したり、前記ハロゲン消費物体
を−100℃以下に冷却保持したり、反応容器に磁界、
例えば磁界強度を200ガウス以上の磁界を印加するに
したりすることが望ましい。
【0016】前記所定の材料は、シリコン、アルミニウ
ム、窒化チタン、チタンシリサイド、タングステン、タ
ングステンシリサイド、窒化シリコン、銅、ニオブのう
ち一つあるいは複数であることが望ましい。
【0017】
【作用】シリコン酸化膜のエッチングガスとして弗素
(F)を含むエッチングガスを用いた場合、プラズマ中
に弗素ラジカルが生成される。この弗素ラジカルは、例
えばSi基板中のSiと反応してSiF4 となり気化脱
離するためSi基板はエッチングが進み、Si基板上の
SiO2 膜を選択的にエッチングすることが難しかっ
た。プラズマ中に存在する弗素ラジカルを除去すれば、
Si基板上のSiO2膜を選択的にエッチングすること
は可能となる。
【0018】以下、反応容器内プラズマ中に存在する弗
素ラジカルを除去するために、平行平板電極のドライエ
ッチング装置において、反応容器内の陰極電極にSi基
板を載せ、陽極電極は本発明のハロゲン消費物体で構成
されているものを考える。
【0019】ここで、例えば、反応容器内の圧力を5.
3Pa、CF4 ガス流量を100sccmとしたエッチ
ングの条件で、Si基板上のSiO2 膜を選択的にエッ
チングできる根拠について説明する。
【0020】図3は、Si(本発明のハロゲン消費物体
の一例)で形成された陽極電極のエッチング速度のバイ
アス依存性を示す特性図である。陽極電極にバイアスを
印加しないと陽極電極上にはプラズマ中で生成したフロ
ロカーボン粒子が吸着重合しフロロカーボン膜が堆積す
る。陽極電極側に設けた高周波電源より陽極電極のバイ
アスを負にかけていくに従い、スパッタ効果が高くなり
堆積膜は薄くなっていく。そして−40Vあたりからフ
ロロカーボン膜の堆積は認められなくなり、逆に陽極電
極のSiが急激に削れ出すようになる。これは、陽極電
極のSi表面がフロロカーボン膜で覆われることなく常
に露出しているため、プラズマ中で発生した活性な弗素
ラジカルと陽極電極のSiとが反応し、SiF4 となっ
て気相中に脱離するためである。したがって、陽極電極
のバイアスを負にかけていくに従い、ハロゲン消費物体
である陽極電極のSi表面と弗素ラジカルとの反応性を
促進することができる。このため、反応容器内の弗素ラ
ジカルは減少し、Si基板上のSiO2 膜を選択的にエ
ッチングすることが可能となった。
【0021】なお、バイアスを−70V程度まで上げて
いくと、Siのエッチング速度は飽和傾向を示す。これ
は、弗素ラジカルとSiとの反応が律速するためであ
る。さらに、バイアスを−70V以上に上げていくと、
Siのエッチング速度が若干上昇を続ける。これは、バ
イアスを上げることによるスパッタ効果の上昇のためで
ある。
【0022】図7は、Siで形成された陽極電極上への
フロロカーボン膜堆積速度の温度依存性を示す特性図で
ある。陽極電極上にはプラズマ中で生成したフロロカー
ボン粒子が吸着重合しフロロカーボン膜が堆積する。電
極温度を60℃から低くしていくと、−50℃あたりま
でフロロカーボン堆積速度は上昇していく。さらに電極
温度を低くすると、堆積速度は減少し、−100℃で
は、ほぼ0となり、それ以上冷却すると、陽極電極のS
i上に堆積は起こらずSiが削れ出すことが判った。こ
れは、陽極電極を−100℃以下に冷却することによ
り、Si表面でのフロロカーボン粒子の重合反応が低下
し、ついにはフロロカーボン膜が堆積しなくなること
で、Siがプラズマ中の弗素ラジカルと共に反応できる
ようになったためである。したがって、陽極電極を−1
00℃以下に冷却していくに従い、ハロゲン消費物体で
ある陽極電極のSi表面と弗素ラジカルとの反応性を促
進することができる。このため、反応容器内の弗素ラジ
カルは減少し、Si基板上のSiO2 膜を選択的にエッ
チングすることが可能となった。
【0023】上述のように、プラズマ中で発生した活性
な弗素ラジカルを陽極電極を形成しているSiと反応さ
せ、弗素ラジカルを失活させることによりSiのエッチ
ング速度を抑制でき、SiO2 を選択的にエッチングす
ることが可能となった。
【0024】また、反応容器に弗素と炭素を含むガスを
導入する前に、予備解離用の放電管内で生成した弗素ラ
ジカルを予備解離用の放電管内のハロゲン消費物体で消
費させることにより、反応容器内の弗素ラジカル濃度を
低く押さえることができる。
【0025】以上述べたように、本発明によれば弗素ラ
ジカル等、ハロゲンを含む活性種を減少させることがで
き、Si等の高選択比エッチングが可能となる。さら
に、ハロゲンを含む活性種を減少させることができるの
で、TEOS膜や高誘電体膜等をCVD法により成膜す
る場合等においても、ハロゲンの混入を防止することが
可能である。
【0026】さらに、上記ドライエッチングを用いたド
ライエッチング装置の反応容器内の磁界強度を200ガ
ウス以上の強磁界にすることにより、プラズマと被処理
基板との間に発生する電位差を低く押さえることがで
き、その結果、被処理基板に入射するイオンのエネルギ
ーを低く押さえることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明によるプラズマ処理装置及びプ
ラズマ処理方法の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。 実施例1 図1は、本発明のプラズマ処理装置の一実施例を示すマ
グネトロン型RIE装置の概略構成図である。
【0028】反応容器1内には平行平板電極2及び6が
設けられている。陰極電極2は被処理基板3を設置する
機能を有し、表面をアルマイト処理したアルミニウムで
形成されており、陽極電極6はハロゲン消費物体として
の機能を有し、例えばSiで形成されている。本実施例
では、この陽極電極6の温度調節を特に行っていない。
なお、ハロゲン消費物体は、陽極電極6を兼ねている
が、必ずしもその必要はなく、通常の陽極電極表面に接
着して設けてもよい。この場合は、ハロゲン消費物体が
消費されて交換の必要が生じたとき、別の新たなハロゲ
ン消費物体と交換することが可能である(後述する実施
例においても同じ)。さらに、反応容器1内の電極以外
の任意の箇所に接地することもできる。
【0029】また、ガス導入口5は、反応容器1に接続
され、ガス導入口5には所望のガスを反応容器1内に導
入するためのバルブ4が設けられている。陰極電極2に
接続された高周波電源7は、13.56MHz、800
Wの高周波電力を印加し放電を誘起する。また、陰極電
極2に対向する陽極電極6には高周波電源8が接続さ
れ、この高周波電源8を用いて13.56MHzの高周
波電力を印加し、陽極電極6に所望のバイアスを印加す
ることができる。
【0030】反応容器1外には陽極電極6と平行して永
久磁石9が設けられ、これに接続された駆動機構10に
より、陰極電極2と陽極電極6との対向空間に磁界を印
加するものとなっている。
【0031】上記マグネトロン型RIE装置を用いて、
本発明のプラズマ処理方法の一実施例について説明す
る。シリコン基板上にシリコン酸化膜及び所定の領域に
開口を設けたレジストパターンが形成された被処理基板
3を、反応容器1内の陰極電極2上に設置した後、反応
容器1内を13.3mPaになるまで排気する。
【0032】次に、CF4 のバルブ4を開け、ガス導入
口5よりCF4 を供給し、反応容器1内を5.3Paに
する。ここで、永久磁石9及びその駆動機構10からな
る磁場発生器により、陰極電極2と陽極電極6との対向
空間に磁界を印加する。
【0033】陰極電極2に接続された高周波電源7は、
13.56MHz、800Wの高周波電力を印加し放電
を誘起する。また、陽極電極6に接続された高周波電源
8を用いて13.56MHzの高周波電力を印加し、陽
極電極6に所望のバイアスを印加する。これによりCF
4 を励起させ異方性エッチングを行う。
【0034】以上のような方法でエッチングを行った場
合の、被処理基板3におけるシリコン及びシリコン酸化
膜のエッチング速度、また、シリコン酸化膜のシリコン
に対するエッチング速度比及び選択比の関係を図2に示
す。ここでは、圧力5.3Pa、CF4 ガス流量を10
0sccm一定とし、図1に示した陽極電極6に印加す
るバイアスを変化させた場合の関係を示している。
【0035】陽極電極6にバイアスを印加せず接地した
場合(0V)、SiO2 とSiとの選択比は1.5に満
たない。このとき、Siで形成された陽極電極6の表面
にはフロロカーボン膜が堆積していた。
【0036】これに対して、高周波電源8より陽極電極
6のバイアスを負にかけていくと、−40Vあたりから
被処理基板3のSiのエッチング速度が急激に低下し始
め、−70Vで一定値となり、−70V以上のバイアス
をかけても、Siのエッチング速度に変化はなかった。
このとき、SiO2 のエッチング速度に変化はなく一定
値を示していた。また、−70VでのSiO2 /Si選
択比は28にも上昇した。 次に、上述したエッチング
の条件でSiO2 膜を選択的にエッチングできる根拠に
ついて説明する。
【0037】図3は、Siで形成された陽極電極6のエ
ッチング速度のバイアス依存性を示す特性図である。陽
極電極6にバイアスを印加しないと陽極電極6上にはプ
ラズマ中で生成したフロロカーボン粒子が吸着重合しフ
ロロカーボン膜が堆積する。高周波電源8より陽極電極
6のバイアスを負にかけていくに従い、スパッタ効果が
高くなり堆積膜は薄くなっていく。そして−40Vあた
りからフロロカーボン膜の堆積は認められなくなり、逆
にSiが急激に削れだすようになる。これは、陽極電極
6のSi表面がフロロカーボン膜で覆われることなく常
に露出しているため、プラズマ中で発生した活性な弗素
ラジカルとSiとが反応し、SiF4 となって気相中に
脱離するためである。したがって、陽極電極6のバイア
スを負にかけていくに従い、ハロゲン消費物体である陽
極電極6の表面の反応性を促進することができる。
【0038】この後、バイアスを−70V程度まで上げ
ていくと、Siエッチング速度は飽和傾向を示す。これ
は、弗素ラジカルとSiとの反応が律速するためであ
る。ここで、−70V以上でもSiのエッチング速度が
若干上昇を続けるのは、バイアスを上げることによるス
パッタ効果の上昇のためである。
【0039】上述のように、プラズマ中で発生した活性
な弗素ラジカルを陽極電極6を形成しているSiと反応
させ、弗素ラジカルを失活させることによりSiのエッ
チング速度を抑制でき、SiO2 を選択的にエッチング
することが可能となった。
【0040】次に、ハロゲン消費物体である陽極電極6
の材料をSiから変えて、そのエッチング速度の違いを
調べた。図4は、燐添加アモルファスシリコン、燐添加
多結晶シリコン、無添加多結晶シリコン、タングステン
を陽極電極6の材料として用いた場合の電極エッチング
速度を示している。
【0041】4つの材料とも同様に、バイアス−40V
あたりから削れ始める。さらに、バイアス−40V以上
与えていった際エッチング速度に差が生じてきた。燐添
加アモルファスシリコン、燐添加多結晶シリコン、無添
加多結晶シリコン、タングステンの順番にエッチング速
度が高いことが判った。このとき、SiO2 膜のSiに
対する選択比はこの順番で高かった。即ち、燐添加アモ
ルファスシリコン37、燐添加多結晶シリコン32、無
添加多結晶シリコン28、タングステン23であった。
【0042】この原因は、各種材料の弗素ラジカルに対
する反応性の違いを表している。つまり、弗素ラジカル
とSiが反応してSiF4 を生成するとき、Siから弗
素ラジカルへと電子の供与が行われる。この電子供与性
が、燐添加アモルファスシリコン、燐添加多結晶シリコ
ン、無添加多結晶シリコン、タングステンの順番で高い
ため、エッチング速度に差が生じる。エッチング速度が
速い方がより多くの弗素ラジカルと反応するので、プラ
ズマ中の弗素ラジカルが減少する。このためSiのエッ
チング速度が減少する。
【0043】実施例2 図5は、本発明のプラズマ処理装置の他の実施例を示す
マグネトロン型RIE装置の概略構成図である。
【0044】反応容器1内には平行平板電極2及び6が
設けられている。陰極電極2は被処理基板3を設置する
機能を有し、表面をアルマイト処理したアルミニウムで
形成されており、接地された陽極電極6はハロゲン消費
物体としての機能を有し、例えばSiで形成されてい
る。ガス導入口5は、反応容器1に接続され、ガス導入
口5には所望のガスを反応容器1内に導入するためのバ
ルブ4が設けられている。陰極電極2に接続された高周
波電源7は、13.56MHz、800Wの高周波電力
を印加し放電を誘起する。また、陰極電極2に対向する
陽極電極6は接地されている。反応容器1外には陽極電
極6と平行して永久磁石9が設けられ、これに接続され
た駆動機構10により、陰極電極2と陽極電極6との対
向空間に磁界を印加するものとなっている。
【0045】さらに、陽極電極6のプラズマとは接しな
い面側には冷却ジャケット11が備わっており、この冷
却ジャケット11に接続された冷却機12を用いて、−
180℃までの冷媒を冷却ジャケット11内に循環さ
せ、陽極電極6を所望の温度に冷却保持することを可能
にした。
【0046】上記マグネトロン型RIE装置を用いて、
本発明のプラズマ処理方法の他の実施例について説明す
る。シリコン基板上に、シリコン酸化膜及び所定の領域
に開口を設けたレジストパターンが形成された被処理基
板3を、反応容器1内の陰極電極2上に設置した後、反
応容器1内を13.3mPaになるまで排気する。
【0047】次に、CF4 とH2 それぞれのバルブ4を
開け、ガス導入口5よりCF4 とH2 を供給し、反応容
器1内を5.3Paにする。ここで、永久磁石9及びそ
の駆動機構10からなる磁場発生器により、陰極電極2
と陽極電極6との対向空間に磁界を印加する。
【0048】陰極電極2の温度を25℃保ちつつ、陰極
電極2に接続された高周波電源7を用いて、13.56
MHz、800Wの高周波電力を印加し放電を誘起す
る。このとき、陽極電極6は接地されている。また、裏
面には冷却ジャケット11が備わっており、冷却ジャケ
ット11に接続された冷却機12を用いて、−180℃
までの冷媒を冷却ジャケット11内に循環させ、陽極電
極6を所望の温度に冷却保持することが可能である。こ
れによりCF4 とH2 を励起させ異方性エッチングを行
う。
【0049】以上のような方法でエッチングを行った場
合の、シリコン及びシリコン酸化膜のエッチング速度、
また、シリコン酸化膜のシリコンに対するエッチング速
度比及び選択比の関係を図6に示す。ここでは、圧力
5.3Pa、CF4 ガス流量を100sccm一定と
し、図6に示した陽極電極6の温度を変化させた場合の
関係である。
【0050】陽極電極6の温度を−80℃より高くした
場合、SiO2 、Siともエッチング速度は一定で、S
iO2 とSiとの選択比は1.5に満たない。これに対
して、陽極電極6の温度を−80℃以下、特に−100
℃以下に冷却すると、Siのエッチング速度が急激に低
下し始め、−130℃で一定値となり、−130℃以下
に冷却しても、Siのエッチング速度に変化はなかっ
た。このとき、SiO2 のエッチング速度に変化はなく
一定値を示していた。また、−130℃でのSiO2 /
Si選択比は25にも上昇した。
【0051】次に、上述したエッチングの条件でSiO
2 膜を選択的にエッチングできる根拠について説明す
る。図7は、Siで形成された陽極電極6上へのフロロ
カーボン膜堆積速度の温度依存性を示す特性図である。
陽極電極6上にはプラズマ中で生成したフロロカーボン
粒子が吸着重合しフロロカーボン膜が堆積する。電極温
度を60℃から低くしていくと、−50℃あたりまでフ
ロロカーボン堆積速度は上昇していく。さらに電極温度
を低くすると、堆積速度は減少し、−100℃では、ほ
ぼ0となり、それ以上冷却すると、Si上に堆積は起こ
らずSiが削れ出すことが判った。これは、陽極電極6
を−100℃以下に冷却することにより、Si表面での
フロロカーボン粒子の重合反応が低下し、ついにはフロ
ロカーボン膜が堆積しなくなることで、Siがプラズマ
中の弗素ラジカルと反応できるようになったためであ
る。
【0052】上述のように、プラズマ中で発生した活性
な弗素ラジカルを陽極電極6を形成しているSiと反応
させ、弗素ラジカルを失活させることによりSiのエッ
チング速度を抑制でき、SiO2 を選択的にエッチング
することが可能となった。
【0053】実施例3 図8は、本発明のプラズマ処理装置の他の実施例を示す
マグネトロン型RIE装置の概略構成図である。
【0054】反応容器1内の平行平板電極2及び6が設
けられている。陰極電極2は被処理基板3を設置する機
能を有し、陽極電極6は陰極電極2の対向電極として、
共に例えば表面をアルマイト処理したアルミニウムで形
成されている。ガス導入口5は、予備放電管15を介し
て反応容器1に接続され、ガス導入口5には所望のガス
を反応容器1内に導入するためのバルブ4が設けられて
いる。陰極電極2に接続された高周波電源7は、13.
56MHz、800Wの高周波電力を印加し放電を誘起
する。また、陰極電極2に対向する陽極電極6は接地さ
れている。陽極電極6の裏面対向位置には永久磁石9及
びその駆動機構10からなる磁場発生器が設置され、陰
極電極2と陽極電極6との対向空間に磁界を印加するも
のとなっている。
【0055】さらに、予備放電管15を挾んで予備放電
管用電極16が設けられている。電極16に接続された
高周波電源13は、電力を印加し放電を誘起する。予備
放電管内部には、ハロゲン消費物体、例えばSi基板1
4が設置されている。
【0056】上記マグネトロン型RIE装置を用いて、
本発明のプラズマ処理方法の他の実施例について説明す
る。シリコン基板上に、シリコン酸化膜及び所定の領域
に開口を設けたレジストパターンが形成された被処理基
板3を、反応容器1内の陰極電極2上に設置した後、反
応容器1内を13.3mPaになるまで排気する。
【0057】次に、CF4 のバルブ4を開け、ガス導入
口5よりCF4 を予備放電管11に導入する。予備放電
管11には、高周波電源13を用いて、予備放電管電極
12に電力を印加し、予備放電管11内で放電を起こし
た後、ガスは反応容器1に導入される。なお、印加する
電力としては前述した実施例と同様に、例えば13.5
6MHz、800Wの高周波電力を用いてもよいが、例
えば2.45GHz等のマイクロ波を用いることも可能
である。また、本実施例では、予備放電管11内及び予
備放電管電極12の温度制御を特に行っていないが、こ
れらの温度制御(冷却)を同時に行うことも可能であ
る。このとき、予備放電管内部に設置されたSi基板1
4はプラズマによりエッチングされている。このように
して導入されたガスにより反応容器1内を5.3Paに
する。陽極電極6の裏面対向位置には永久磁石9及びそ
の駆動機構10からなる磁場発生器が設置され、陰極電
極2と陽極電極6との対向空間に磁界を印加する。
【0058】陰極電極2の温度を25℃保ちつつ、陰極
電極2に接続された高周波電源7を用いて、13.56
MHz、800Wの高周波電力を印加し放電を誘起す
る。このとき、陽極電極6は接地されている。これによ
りCF4 を励起させ異方性エッチングを行う。
【0059】以上のような方法でエッチングを行った場
合の、Si/SiO2 選択比は25であった。上述のよ
うに、プラズマ中で発生した活性な弗素ラジカルを予備
放電管15内でSi基板14と反応、失活させること
で、反応室内のラジカル濃度を低下させることによりS
iのエッチング速度を抑制でき、SiO2 を選択的にエ
ッチングすることが可能となった。
【0060】実施例4 図9は、本発明のプラズマ処理装置の他の実施例を示す
マグネトロン型RIE装置の概略構成図である。
【0061】反応容器1内の平行平板電極2及び6が設
けられている。陰極電極2は被処理基板3を設置する機
能を有し、表面をアルマイト処理したアルミニウムで形
成されており、陽極電極6はハロゲン消費物体としての
機能を有し、例えばSiで形成されている。ガス導入口
5は、反応容器1に接続され、ガス導入口5には所望の
ガスを反応容器1内に導入するためのバルブ4が設けら
れている。陰極電極2に接続された高周波電源7を用い
て13.56MHz、800Wの高周波電力を印加し放
電を誘起する。また、陽極電極6には高周波電源8が接
続され、この高周波電源8を用いて13.56MHzの
高周波電力を印加し、陽極電極6に所望のバイアスを印
加することができる。
【0062】反応容器1の側壁には、陰極電極2と6の
間に200ガウスの水平磁界を印加できる永久磁石9及
びその駆動機構10からなる磁場発生器が設置され、陰
極電極2と陽極電極6との対向空間に磁界を印加するも
のとなっている。
【0063】上記マグネトロン型RIE装置を用いて、
本発明のプラズマ処理方法の一実施例について説明す
る。シリコン基板上に、シリコン酸化膜及び所定の領域
に開口を設けたレジストパターンが形成された被処理基
板3を、反応容器1内の陰極電極2上に設置した後、反
応容器1内を13.3mPaになるまで排気する。
【0064】次に、CF4 のバルブ4を開け、ガス導入
口5よりCF4 を供給し、反応容器1内を5.3Paに
する。反応容器1の側壁には、陰極電極2と6の間に2
00ガウスの水平磁界を印加できる永久磁石9及びその
駆動機構10からなる磁場発生器が設置され、陰極電極
2と陽極電極6との対向空間に磁界を印加するものとな
っている。
【0065】陰極電極2の温度を25℃保ちつつ、陰極
電極2に接続された高周波電源7を用いて、13.56
MHz、800Wの高周波電力を印加し放電を誘起す
る。このとき、陽極電極6は接地されている。これによ
りCF4 を励起させ異方性エッチングを行う。
【0066】以上のような方法でエッチングを行った場
合、バイアス−70VでのSi/SiO2 選択比は40
であり、先の実施例で得られた選択比28を上回ってい
た。この根拠について説明する。
【0067】陰極降下電圧(Vdc)を測定したとこ
ろ、−200Vであった。先の実施例の場合、−550
Vであったので、かなり陰極降下電圧が低いことが判っ
た。これは本実施例で用いた磁石は200ガウスと磁界
が強いためである。陰極降下電圧が低いとイオンエネル
ギーが低下するため、Si/SiO2 高選択比が実現し
た。
【0068】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでない。例えば、ハロゲン消費物体として、シリコン
(単結晶、多結晶、アモルファス)以外にリン、ヒ素、
ボロン等の3−5族不純物等を含む単結晶、多結晶、も
しくはアモルファスのシリコンや、あるいは金属、例え
ばタングステン、モリブデン、チタン等の高融点金属等
を用いることが可能である。
【0069】また、実施例においてはシリコン酸化膜を
Si(シリコン基板)に対して選択的にエッチングする
ことが可能であったが、Siの他に例えば、アルミニウ
ム、窒化チタン、チタンシリサイド、タングステン、タ
ングステンシリサイド、窒化シリコン、銅、ニオブに対
しても、Siと同様に選択的なエッチングが可能であっ
た。
【0070】また、エッチングガスとしてはCF4 の
他、他のフロロカーボンガス、例えばCHF3 、CH2
F2 、C2 F4 、C3 F6 、C3 F8 、C4 F8 、C4
F10のいずれかのガス或いはこれらのうち少なくとも一
つを含む混合ガス或いはこれにH2 を添加した混合ガス
等を用いることが可能である。
【0071】さらに、エッチングする酸化膜も熱酸化
膜、気相或いは液相で形成されたCVD酸化膜等に適用
することが可能である。また、基板もシリコン基板に限
らず、SOI基板でもよく、また、基板上に多結晶シリ
コン膜が形成されその上の酸化膜を前記多結晶シリコン
に対して選択的にエッチングするような場合でも適用す
ることができる。
【0072】さらにまた、反応促進手段として、電極に
電界を印加する手段とハロゲン消費物体を冷却する手段
の両方を用いることができ、ハロゲン除去効果が著し
い。また、ドライエッチング装置としては、実施例のよ
うな平行平板型マグネトロン型RIE装置の他、ECR
型ドライエッチング装置、ヘリコン波プラズマエッチン
グ装置、イオンビームエッチング装置、或いは光励起エ
ッチング装置等を用い得る。
【0073】さらに、本発明ではエッチングに関して述
べたが、CVD法等に対しても適用できる。この場合、
被処理基板は陽極電極側に設置するとともに、ハロゲン
消費物体を陰極電極側に設置するとよい。例えば、CV
Dにより弗素等のハロゲンを含むTEOSを用いてシリ
コン酸化膜等を形成する場合、TEOS膜中への弗素等
のハロゲンの混入が問題となる。このとき、本発明のハ
ロゲン消費物体とハロゲン促進化手段とを用いること
で、膜中への弗素等のハロゲンの混入を防止することが
可能である。また、CVD法によりSr(hfa)2
等、Tiのアルコキシド、及び酸素を用いてチタン酸ス
トロンチウム膜等を形成する場合も、膜中への弗素等の
ハロゲンの混入を防止することができる。
【0074】さらにまた、反応容器内に磁界を印加する
手段として、上記実施例では、永久磁石を用いたが、電
磁石等を用いることも可能である。また、これらの磁界
印加のための手段を用いずに本発明を実施することも可
能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形し実施可能である。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
選択比のエッチングや高品質膜の成膜等、半導体装置の
製造における信頼性や歩留まりを改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるプラズマ処理装置の一実施例を
示す概略構成図。
【図2】 バイアスとシリコン酸化膜及びシリコンのエ
ッチング速度との関係を示す特性図。
【図3】 Si製電極バイアスとシリコンエッチング速
度との関係を示す特性図。
【図4】 各種材料に対する、電極バイアスと電極エッ
チング速度との関係を示す特性図。
【図5】 本発明によるプラズマ処理装置の他の実施例
を示す概略構成図。
【図6】 Si電極温度とSiO2 及びSiエッチング
速度との関係を示す特性図。
【図7】 Si電極温度とフロロカーボン堆積速度との
関係を示す特性図。
【図8】 本発明によるプラズマ処理装置の他の実施例
を示す概略構成図。
【図9】 本発明によるプラズマ処理装置の他の実施例
を示す概略構成図。
【符号の説明】
1・・・反応容器 2・・・陰極電極 3・・・被処理基板 4・・・バルブ 5・・・ガス導入口 6・・・陽極電極 7・・・高周波電源 8・・・高周波電源 9・・・永久磁石 10・・永久磁石の駆動機構 11・・冷却ジャケット 12・・冷却機 13・・高周波電源 14・・Si基板 15・・予備放電管 16・・予備放電用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀岡 啓治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器と、この反応容器内に設置され
    る被処理基板を保持する手段と、前記反応容器内にハロ
    ゲン元素を含有するガスを導入する手段と、前記反応容
    器内に設けられたハロゲン消費物体と、このハロゲン消
    費物体の反応を促進するための反応促進手段と、前記反
    応容器内を排気する手段と、前記反応容器内に電界を印
    加することによりプラズマを生成する手段とを具備する
    ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 反応容器と、この反応容器内に設置され
    る被処理基板を保持する手段と、前記反応容器内に予備
    解離室を介してハロゲン元素を含有するガスを導入する
    手段と、前記予備解離室内に電界を印加することにより
    プラズマを生成する手段と、前記予備解離室内に設置さ
    れたハロゲン消費物体と、このハロゲン消費物体の反応
    を促進するための反応促進手段と、前記反応容器内を排
    気する手段とを具備することを特徴とするプラズマ処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲン消費物体は陽極電極側に設
    けられ、前記反応促進手段は前記陽極電極側に高周波あ
    るいは直流電源を備えたことを特徴とする請求項1また
    は2記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記反応促進手段は、前記ハロゲン消費
    物体を−100℃以下に冷却保持せしめる冷却機構を備
    えたことを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ハロゲン消費物体は、ハロゲン元素
    と反応し、揮発性のハロゲン化物を生成する元素を含む
    ことを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ハロゲン消費物体は、単結晶シリコ
    ン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、あるいは
    タングステンからなることを特徴とする請求項5記載の
    プラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記反応容器内に磁界を印加する手段を
    備えたことを特徴とする請求項1または2記載のプラズ
    マ処理装置。
  8. 【請求項8】 被処理基板をハロゲン消費物体が設置さ
    れる反応容器内に収容する工程と、前記反応容器内にハ
    ロゲン元素を含有するガスを導入する工程と、前記反応
    容器内を排気する工程と、前記反応容器内に磁界を印加
    する工程と、前記反応容器内に電界を印加することによ
    りプラズマを生成するとともに、前記ハロゲン消費物体
    と前記ハロゲン元素を含有するガスとの反応を促進する
    工程とを有し、前記プラズマにより、前記被処理基板の
    処理を行うことを特徴とするプラズマ処理方法。
  9. 【請求項9】 被処理基板を反応容器内に収容する工程
    と、前記反応容器外に設置され、内部にハロゲン消費物
    体が設置される予備解離室内にハロゲン元素を含有する
    ガスを導入する工程と、前記予備解離室内に電界を印加
    することによりプラズマを生成するとともに、前記ハロ
    ゲン消費物体と前記ハロゲン元素を含有するガスとの反
    応を促進する工程と、前記ハロゲン消費物体と反応せし
    めた後に、前記反応容器内に前記ハロゲン元素を含有す
    るガスを導入する工程と、前記反応容器内を排気する工
    程とを有し、前記ハロゲン元素を含有するガスにより、
    前記被処理基板の処理を行うことを特徴とするプラズマ
    処理方法。
  10. 【請求項10】 前記ハロゲン消費物体と前記ハロゲン
    ガスとの反応を促進する工程は、高周波あるいは直流電
    力によりプラズマを生成し、前記ハロゲン消費物体表面
    に前記プラズマ中のイオンを照射することを特徴とする
    請求項8または9記載のプラズマ処理方法。
  11. 【請求項11】 前記ハロゲン消費物体と前記ハロゲン
    元素を含有するガスとの反応を促進する工程は、前記ハ
    ロゲン消費物体を−100℃以下に冷却保持することを
    特徴とする請求項8または9記載のプラズマ処理方法。
  12. 【請求項12】 前記被処理基板には、シリコン酸化膜
    及び所定の材料からなる層が形成されていることを特徴
    とする請求項8または9記載のプラズマ処理方法。
  13. 【請求項13】 前記所定の材料は、シリコン、アルミ
    ニウム、窒化チタン、チタンシリサイド、タングステ
    ン、タングステンシリサイド、窒化シリコン、銅、ニオ
    ブのうち一つあるいは複数であることを特徴とする請求
    項8または9記載のプラズマ処理方法。
  14. 【請求項14】 前記反応容器に磁界を印加する工程を
    有することを特徴とする請求項8または9記載のプラズ
    マ処理方法。
  15. 【請求項15】 前記反応容器に磁界を印加するときの
    磁界強度は、200ガウス以上であることを特徴とする
    請求項14記載のプラズマ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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