JPH07278105A - ピロール誘導体 - Google Patents

ピロール誘導体

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JPH07278105A
JPH07278105A JP6862294A JP6862294A JPH07278105A JP H07278105 A JPH07278105 A JP H07278105A JP 6862294 A JP6862294 A JP 6862294A JP 6862294 A JP6862294 A JP 6862294A JP H07278105 A JPH07278105 A JP H07278105A
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JP
Japan
Prior art keywords
compound
present
group
pyrrole derivative
texaphyrin
Prior art date
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Pending
Application number
JP6862294A
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English (en)
Inventor
Hisao Takayanagi
久男 高柳
Tadashi Shirasaka
正 白坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(I) 【化1】 R1 :H、C1 〜C4 アルキル、C7 〜C10アラルキル R2 :H、C1 〜C4 アルキル で表されるピロール誘導体。 【効果】 本願発明化合物は、体内診断薬として有用で
あるテキサフィリンの金属錯体の合成中間体として有用
であり、本願発明化合物を用いることにより、テキサフ
ィリンの金属錯体を短工程で安全に製造することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なピロール誘導体に
関し、詳細には体内診断薬として使用できるテキサフィ
リンの金属錯体類の合成中間体として有用なピロール誘
導体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】テキ
サフィリンの金属錯体、例えばガドリニウムテキサフィ
リンは体内診断薬として有用であることが知られている
(Sessler ら、J.Am.Chem.So
c.,1993年,10368ページ参照)。従来この
化合物は下記中間体(II)
【0003】
【化2】
【0004】(R3 は水素原子またはベンジル基を表
し、R4 は水素原子またはアセチル基を表す。)を経て
合成できることが知られている(Sessler ら、
WO9314093 A1およびSessler ら、
Inorg.Chem.,32巻,1993年,317
5ページ参照)。例えば、下記スキーム1に示すよう
に、5−アセトキシメチル−3−メチル−4−(2−メ
トキシカルボニルエチル)−2−ピロールカルボン酸
ベンジルエステル(III )と3,4−ジエチルピロール
を反応させてえられる化合物(V)のエステル基をジボ
ランを用いて還元して中間体(II−a)を得、これをさ
らにアセチル化することにより中間体(II−b)を得て
いた。さらに、中間体(II−b)をPd/Cの存在下還
元することにより中間体(II−c)が得られる。 スキーム1
【0005】
【化3】
【0006】また、中間体(II−a)を水素、Pd/C
の存在下還元すると中間体(II−d)が得られる。 スキーム2
【0007】
【化4】
【0008】しかしこの方法は工程が長く、また同一分
子内に存在する2つのエステル基の還元の選択性が問題
となるばかりでなく毒性が極めて高く取り扱いにくいジ
ボランを使用しなくてはならないという問題がある。そ
こでこの5−アセトキシメチル−3−メチル−4−(2
−メトキシカルボニルエチル)ピロール−2−カルボン
酸エステル(III )を経由しないで(II)を合成できる
方法が求められていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれら問題
点を解決すべく化合物(II)を容易に合成できる化合物
を探索した結果、新規でかつ有用なピロール誘導体を見
い出し本発明を完成するに至った。即ち本発明の要旨は
下記一般式(I)
【0010】
【化5】
【0011】(上記一般式(I)中、R1 は水素原子、
C1 〜C4 のアルキル基またはC7 〜C10のアラルキル
基を表し、R2 は水素原子またはC1 〜C4 のアルキル
基を表す。)で表されるピロール誘導体に存する。以下
本発明につき詳細に説明する。本発明の化合物は下記一
般式(I)
【0012】
【化6】
【0013】〔上記一般式(I)中、R1 は水素原子、
C1 〜C4 のアルキル基(メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、n−ブチル基、イソプロピル基、イソブチル
基、t−ブチル基等:以下群1という。)またはC7 〜
C10のアラルキル基(ベンジル基、2−フェニルエチル
基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基
等)を表し、R2 は水素原子またはC1 〜C4 のアルキ
ル基(群1)を表す。〕で表されるピロール誘導体であ
る。本発明化合物のうち、好ましい化合物としてはR1
がベンジル基を表し、R2 がメチル基を表す化合物が挙
げられる。次に、以下の式で示される本発明化合物の製
造法について説明する。
【0014】
【化7】
【0015】(式中、R1 およびR2 は前記定義に同
じ) 本願発明の化合物(I)は上記一般式で表される4−
(3−アシルオキシプロピル)−3,5−ジメチルピロ
ール−2−カルボン酸エステル(VI)に酢酸溶媒中四酢
酸鉛を反応させるか、またはより毒性の問題の少ない、
大量製造に適した方法として酢酸塩の存在下、ハロゲン
化剤と反応させることにより合成できる。酢酸塩として
は酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸
マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウムなど
が挙げられ、これを化合物(VI)に対して0.5当量か
ら10当量程度、好ましくは1当量から5当量程度用い
る。ハロゲン化剤としては塩化スルフリル、塩素、臭
素、ヨウ素、N−ブロモこはく酸イミド、N−クロロこ
はく酸イミドなどが挙げられ、これを化合物(VI)に対
して0.5当量から1.5当量程度、好ましくは0.8
当量から1.2当量程度用いる。反応溶媒としては反応
に悪い影響を与えなければ特に制限はないが、酢酸、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、塩
化メチレン、テトラヒドロフランなどが使用できる。反
応温度は−20℃から溶媒の沸点の間の温度、好ましく
は0℃から70℃である。得られた粗生成物は再結晶、
カラムクロマトグラフィーなどの通常の精製方法により
精製できる。なお、出発原料物質となる上記化合物(V
I)は4−(2−アルコキシカルボニルエチル)−3,
5−ジメチルピロール−2−カルボン酸エステル類をジ
ボランで還元してえられる4−(3−ヒドロキシプロピ
ル)−3,5−ジメチルピロール−2−カルボン酸エス
テル類をアシル化して得ることもできるが(j.Hio
mら、Can.J.Chem.61巻、2220ペー
ジ、1983年参照)、より優れた方法として3−(3
−アシルオキシプロピル)−2,4−ペンタンジオンと
アセト酢酸エステル類との通常のピロール誘導体合成法
(例えばJ.ApSimon編、The Total
Synthesis of Natural Prod
ucts、第1巻、143〜278頁(1973年)参
照)によっても得られる。
【0016】上記一般式(I)で表される本願発明の化
合物は3,4−ジエチルピロールと反応させ、必要によ
り還元またはアシル化することによりテキサフィリンの
金属錯体の合成中間体(II)へ導くことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが本発明の要旨を越えないかぎり本発明はこれら
実施例に何ら制限を受けるものではない。 参考例1 3−(3−アセチルオキシプロピル)−2,4−ペンタ
ンジオンの合成 2,4−ペンタンジオン(37.09g、0.37モ
ル)と酢酸3−クロロプロピルエステル(50.6g、
0.37モル)をN,N−ジメチルホルムアミド(18
5ml)に溶解し、これに炭酸ナトリウム(39.22
g、0.37モル)、ヨウ化ナトリウム(11.1g、
0.074モル)を加え、95〜100℃で5.5時間
加熱撹拌した。反応液を冷却後、酢酸エチル(600m
l)、水(500ml)を加え、6N塩酸を加えて水層
のpHを約7.0とした。分液し水層を酢酸エチル(3
25ml)で抽出し、有機層を合わせ5%食塩水(20
0ml×5)、次いで飽和食塩水(200ml)で洗浄
した後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機溶媒を減
圧留去し、残ったオイルに酢酸(130ml)、水(3
3ml)を加え、70℃で3時間撹拌した。反応液を減
圧濃縮し残渣に酢酸エチル(300ml)を加え飽和炭
酸水素ナトリウム水(100ml×5)、次いで飽和食
塩水(50ml)で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥後溶媒を減圧留去し残ったオイルを減圧蒸留し、標
記化合物(30.08g、収率42%)を得た。bp1
31−135℃/3.5mmHg
【0018】1H NMR(250MHz,CDC
l3 )δ 1.52−2.45(m,13H),3.6
6(t,J=7.3Hz,0.76H,ケト体のピー
ク),4.04−4.12(m,2H),16.74
(s,0.24H,エノール体のピーク)
【0019】参考例2 4−(3−アセチルオキシプロピル)−3,5−ジメチ
ルピロール−2−カルボン酸ベンジルエステルの合成 アセト酢酸ベンジルエステル(3.84g,20ミリモ
ル)を酢酸(8ml)に溶解し、これに亜硝酸ナトリウ
ム(1.66g,24ミリモル)を水(3ml)に溶解
した液を3〜13℃で滴下した。2時間撹拌後得られた
褐色溶液を、参考例1で得た3−(3−アセチルオキシ
プロピル)−2,4−ペンタンジオン(4.00g,2
0ミリモル)、亜鉛粉末(2.62,40ミリモル)、
酢酸(8ml)の混合物中へ66〜73℃で滴下した。
反応液を30分間加熱還流した後約50℃に冷却し、氷
水(50ml)に注いだ。30分間撹拌後析出した結晶
を濾取、水洗し、含水メタノールから再結晶し標記化合
物(2.96g,収率45%)を淡黄色結晶として得
た。mp76−77℃
【0020】1H NMR(250MHz,CDC
l3 )δ 1.70−1.80(m,2H),2.06
(s,3H),2.18(s,3H),2.27(s,
3H),2.44(t,J=7.2Hz,2H),4.
02(t,J=6.6Hz,2H),5.29(s,2
H),7.32−7.44(m,5H),8.65(b
rs,1H).
【0021】実施例1 5−アセチルオキシメチル−4−(3−アセチルオキシ
プロピル)−3−メチルピロール−2−カルボン酸ベン
ジルエステルの合成 4−(3−アセチルオキシプロピル)−3,5−ジメチ
ルピロール−2−カルボン酸ベンジルエステル(11.
53g,35ミリモル)と無水酢酸ナトリウム(11.
48g,140ミリモル)を酢酸(140ml)に溶解
し、これに塩化スルフリル(2.97ml,36.7ミ
リモル)を16〜19℃で20分間かけて滴下した。室
温にて1時間撹拌後、水(280ml)を加えて撹拌
し、析出した固体を濾取し、水洗した。これを含水メタ
ノールより再結晶し標記化合物(8.27g,収率61
%)を得た。mp103〜104℃
【0022】1H NMR(250MHz,CDC
l3 )δ 1.73−1.82(m,2H),2.06
(s,6H),2.28(s,3H),2.54(t,
J=7.2Hz,2H),4.02(t,J=6.4H
z,2H),4.99(s,2H),5.31(s,2
H),7.32−7.45(m,5H),9.02(b
rs,1H).
【0023】参考例3 2,5−ビス〔(3−(3−アセトキシプロピル)−5
−((ベンジルオキシ)−カルボニル)−4−メチルピ
ロール−2−イル)メチル〕−3,4−ジエチルピロー
ルの合成 実施例1で得た5−アセチルオキシメチル−4−(3−
アセチルオキシプロピル)−3−メチルピロール−2−
カルボン酸ベンジルエステル(5.20g,13.4ミ
リモル)を酢酸(100ml)に少し加熱して溶解し、
減圧にて脱気後窒素で置換した。これに3,4−ジエチ
ルピロール(0.827g,6.71ミリモル)、つい
でp−トルエンスルホン酸1水和物(35mg)を加え
て56〜61℃で3時間撹拌した。室温まで冷却後無水
酢酸ナトリウム(100mg)、ついで水(200m
l)を加えて塩化メチレン(100ml,50ml)で
抽出した。抽出液をあわせ飽和炭酸水素ナトリウム水
(50ml×3)、水(50ml)で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をエ
タノール(100ml)より再結晶し、標記化合物
(3.88g,収率74%)を得た。
【0024】mp 125−126℃1 H NMR(250MHz,CDCl3 )δ 1.1
2(t,J=7.5Hz,6H),1.64−1.72
(m,4H),2.03(s,6H),2.22(s,
6H),2.38(t,J=7.7Hz,4H),2.
47(q,J=7.5Hz,4H),3.59(s,4
H),3.98(t,J=6.3Hz,4H),4.5
5(br s,4H),7.05−7.34(m,10
H).
【0025】
【発明の効果】本発明のピロール化合物は、テキサフィ
リンの金属錯体の合成中間体として有用であり、本願化
合物を用いることにより、テキサフィリンの金属錯体を
短工程で安全に製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (上記一般式(I)中、R1 は水素原子、C1 〜C4 の
    アルキル基またはC7 〜C10のアラルキル基を表し、R
    2 は水素原子またはC1 〜C4 のアルキル基を表す。)
    で表されるピロール誘導体。
JP6862294A 1994-04-06 1994-04-06 ピロール誘導体 Pending JPH07278105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6862294A JPH07278105A (ja) 1994-04-06 1994-04-06 ピロール誘導体

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JP6862294A JPH07278105A (ja) 1994-04-06 1994-04-06 ピロール誘導体

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JPH07278105A true JPH07278105A (ja) 1995-10-24

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ID=13379046

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JP6862294A Pending JPH07278105A (ja) 1994-04-06 1994-04-06 ピロール誘導体

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