JPH07280388A - 蒸発器 - Google Patents
蒸発器Info
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- JPH07280388A JPH07280388A JP8795494A JP8795494A JPH07280388A JP H07280388 A JPH07280388 A JP H07280388A JP 8795494 A JP8795494 A JP 8795494A JP 8795494 A JP8795494 A JP 8795494A JP H07280388 A JPH07280388 A JP H07280388A
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- discharge
- discharge pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造により、多数本のチューブの冷媒
流量と共に表面温度分布を平均化できる蒸発器を提供す
る。 【構成】 平行に配置される上部ヘッダーパイプ2と下
部ヘッダーパイプ3との間に、フィン5を有するチュー
ブ4a,4b,・・を所定の間隔で多数本連通し、上部
ヘッダーパイプ2と下部ヘッダーパイプ3にそれぞれ冷
媒排出管7と冷媒供給管6とを連通する。また、上部ヘ
ッダーパイプ2のパイプ手前と奥に冷媒排出管7の排出
管12,13をそれぞれ連通し、これら排出管12,1
3を冷媒供給管6と同一側で1本の管14に集合するよ
うに連通する。そして排出管12,13の管径D1,D
2を、運転条件によりその大小関係を変化して両者の排
出流量G1,G2が略同一になるように設定する。
流量と共に表面温度分布を平均化できる蒸発器を提供す
る。 【構成】 平行に配置される上部ヘッダーパイプ2と下
部ヘッダーパイプ3との間に、フィン5を有するチュー
ブ4a,4b,・・を所定の間隔で多数本連通し、上部
ヘッダーパイプ2と下部ヘッダーパイプ3にそれぞれ冷
媒排出管7と冷媒供給管6とを連通する。また、上部ヘ
ッダーパイプ2のパイプ手前と奥に冷媒排出管7の排出
管12,13をそれぞれ連通し、これら排出管12,1
3を冷媒供給管6と同一側で1本の管14に集合するよ
うに連通する。そして排出管12,13の管径D1,D
2を、運転条件によりその大小関係を変化して両者の排
出流量G1,G2が略同一になるように設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用や家庭用の
空気調和装置に使用される平行流型の蒸発器に関し、詳
しくは、多数本のチューブの表面温度分布の平均化に係
るものである。
空気調和装置に使用される平行流型の蒸発器に関し、詳
しくは、多数本のチューブの表面温度分布の平均化に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蒸発器は、例えば図5に
示すように、蒸発器1が上下に平行配置される上部ヘッ
ダーパイプ2と下部ヘッダーパイプ3を有する。これら
ヘッダーパイプ2,3の間には、扁平に形成される多数
本のチューブ4a,4b,・・が所定の間隔で直交して
連通され、チューブ4a,4b,・・には表面積を増す
ようにフィン5が設けられている。また、下部ヘッダー
パイプ3の一方には1本の冷媒供給管6が連通され、上
記上部ヘッダーパイプ2において1本の冷媒排出管7が
連通されて構成したものが知られている。
示すように、蒸発器1が上下に平行配置される上部ヘッ
ダーパイプ2と下部ヘッダーパイプ3を有する。これら
ヘッダーパイプ2,3の間には、扁平に形成される多数
本のチューブ4a,4b,・・が所定の間隔で直交して
連通され、チューブ4a,4b,・・には表面積を増す
ようにフィン5が設けられている。また、下部ヘッダー
パイプ3の一方には1本の冷媒供給管6が連通され、上
記上部ヘッダーパイプ2において1本の冷媒排出管7が
連通されて構成したものが知られている。
【0003】この蒸発器1において、膨張弁8で絞った
低圧低温の気液二相状態の冷媒Aが冷媒供給管6により
所定の流入速度で下部ヘッダーパイプ3に供給される
と、その冷媒Aが多数本のチューブ4a,4b,・・に
分流して流れる。そして、冷媒Aがチューブ4a,4
b,・・を上昇する過程で、フィン5により広い表面積
で高温の空気Bに触れて蒸発気化し、このとき空気Bの
熱を奪って冷却するように熱交換される。また多数本の
チューブ4a,4b,・・で蒸発した気体状の冷媒Aは
上部ヘッダーパイプ2に流入して集合され、この冷媒A
が冷媒排出管7により排出して圧縮機9に吸入されるの
である。
低圧低温の気液二相状態の冷媒Aが冷媒供給管6により
所定の流入速度で下部ヘッダーパイプ3に供給される
と、その冷媒Aが多数本のチューブ4a,4b,・・に
分流して流れる。そして、冷媒Aがチューブ4a,4
b,・・を上昇する過程で、フィン5により広い表面積
で高温の空気Bに触れて蒸発気化し、このとき空気Bの
熱を奪って冷却するように熱交換される。また多数本の
チューブ4a,4b,・・で蒸発した気体状の冷媒Aは
上部ヘッダーパイプ2に流入して集合され、この冷媒A
が冷媒排出管7により排出して圧縮機9に吸入されるの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のものにあっては、上、下部ヘッダーパイプ2,
3の同一側に冷媒排出管6と冷媒供給管7とが1本づつ
連通された構成であるから、多数本のチューブ4a,4
b,・・において、冷媒排出管6や冷媒供給管7との連
通部に近い近回り経路10と、その連通部から離れた遠
回り経路11の通路抵抗が略同じになる。このため運転
条件により冷媒Aが、下部ヘッダーパイプ3の入口又は
奥の一方に片寄って流入すると、多数本のチューブ4
a,4b,・・の近回り経路10と遠回り経路11にお
いても冷媒Aが片寄って流れて、チューブ表面温度分布
が不均一になる不都合があった。
来技術のものにあっては、上、下部ヘッダーパイプ2,
3の同一側に冷媒排出管6と冷媒供給管7とが1本づつ
連通された構成であるから、多数本のチューブ4a,4
b,・・において、冷媒排出管6や冷媒供給管7との連
通部に近い近回り経路10と、その連通部から離れた遠
回り経路11の通路抵抗が略同じになる。このため運転
条件により冷媒Aが、下部ヘッダーパイプ3の入口又は
奥の一方に片寄って流入すると、多数本のチューブ4
a,4b,・・の近回り経路10と遠回り経路11にお
いても冷媒Aが片寄って流れて、チューブ表面温度分布
が不均一になる不都合があった。
【0005】図6,図7において、従来例の実験結果に
ついて説明する。蒸発器諸元は、チューブ本数が29
本、ヘッダーパイプ長が293mm、ヘッダーパイプ間
隔が219mm、フィンピッチが1.4mm、ヘッダー
パイプ管径が17.5mmである。またチューブ表面温
度は、図5のように両ヘッダーパイプ2,3に近い箇所
の温度T1,T3と、中間の温度T2の3箇所を測定す
る。
ついて説明する。蒸発器諸元は、チューブ本数が29
本、ヘッダーパイプ長が293mm、ヘッダーパイプ間
隔が219mm、フィンピッチが1.4mm、ヘッダー
パイプ管径が17.5mmである。またチューブ表面温
度は、図5のように両ヘッダーパイプ2,3に近い箇所
の温度T1,T3と、中間の温度T2の3箇所を測定す
る。
【0006】そこで冷媒流入速度vが、例えば1m/s
の遅い運転条件では、冷媒Aが下部ヘッダーパイプ3の
入口側に集中して奥に流れにくくなり、このためチュー
ブ4a,4b,・・の近回り経路10の冷媒流量Q1が
多く(例えば22kg/h)、遠回り経路11の冷媒流
量Q2が少なくなる(例えば7kg/h)。そこで近回
り経路10では冷媒流量Q1が多いことで、3箇所のチ
ューブ表面温度T1〜T3がいずれも図6のように低下
する。一方、遠回り経路11では冷媒流量Q2が少なく
て冷却機能が低下するため、同図のように中間と上部ヘ
ッダーパイプ側の温度T2,T3が高くなり、これによ
り両経路10,11のチューブ表面温度T1〜T3が顕
著に不均一になっていることが判る。
の遅い運転条件では、冷媒Aが下部ヘッダーパイプ3の
入口側に集中して奥に流れにくくなり、このためチュー
ブ4a,4b,・・の近回り経路10の冷媒流量Q1が
多く(例えば22kg/h)、遠回り経路11の冷媒流
量Q2が少なくなる(例えば7kg/h)。そこで近回
り経路10では冷媒流量Q1が多いことで、3箇所のチ
ューブ表面温度T1〜T3がいずれも図6のように低下
する。一方、遠回り経路11では冷媒流量Q2が少なく
て冷却機能が低下するため、同図のように中間と上部ヘ
ッダーパイプ側の温度T2,T3が高くなり、これによ
り両経路10,11のチューブ表面温度T1〜T3が顕
著に不均一になっていることが判る。
【0007】冷媒流入速度vが、例えば20m/sの速
い運転条件では、逆に冷媒Aが下部ヘッダーパイプ3の
奥に多く流入し、近回り経路10の冷媒流量Q1が少な
く(例えば8kg/h)、遠回り経路11の冷媒流量Q
2が多くなる(例えば21kg/h)。そこで、近回り
経路10では冷却機能が低下して、中間と上部ヘッダー
パイプ側の温度T2,T3が図7のように高くなり、遠
回り経路11では温度低下し、この場合もチューブ表面
温度T1〜T3が同様に不均一になっていることが判
る。
い運転条件では、逆に冷媒Aが下部ヘッダーパイプ3の
奥に多く流入し、近回り経路10の冷媒流量Q1が少な
く(例えば8kg/h)、遠回り経路11の冷媒流量Q
2が多くなる(例えば21kg/h)。そこで、近回り
経路10では冷却機能が低下して、中間と上部ヘッダー
パイプ側の温度T2,T3が図7のように高くなり、遠
回り経路11では温度低下し、この場合もチューブ表面
温度T1〜T3が同様に不均一になっていることが判
る。
【0008】こうして冷媒流入速度vが遅い場合と速い
場合のいずれの運転条件でも、多数本のチューブ4a,
4b,・・の全域で、冷媒流量Q1,Q2と共に表面温
度T1〜T3が不均一になる。このため蒸発器1の冷却
機能が有効に発揮されない等の不都合があった。
場合のいずれの運転条件でも、多数本のチューブ4a,
4b,・・の全域で、冷媒流量Q1,Q2と共に表面温
度T1〜T3が不均一になる。このため蒸発器1の冷却
機能が有効に発揮されない等の不都合があった。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、簡単な構造により、多数本のチューブの冷媒流量と
共に表面温度分布を平均化できる蒸発器を提供すること
を目的とするものである。
で、簡単な構造により、多数本のチューブの冷媒流量と
共に表面温度分布を平均化できる蒸発器を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の蒸発器は、平行に配置される上部ヘッダ
ーパイプと下部ヘッダーパイプとの間に、フィンを有す
るチューブが所定の間隔で多数本連通され、上記上部ヘ
ッダーパイプと下部ヘッダーパイプの同一側にそれぞれ
冷媒排出管と冷媒供給管とが連通される蒸発器におい
て、上記冷媒排出管が上記上部ヘッダーパイプの両側に
連通される第1の排出管と第2排出管とを備え、これら
第1と第2の排出管を1本の管に集合するように連通
し、かつ第1と第2の排出管の通路抵抗を、運転条件に
よりその大小関係を変化して両者の排出流量が略同一に
なるように設定することを特徴とするものである。
に、この発明の蒸発器は、平行に配置される上部ヘッダ
ーパイプと下部ヘッダーパイプとの間に、フィンを有す
るチューブが所定の間隔で多数本連通され、上記上部ヘ
ッダーパイプと下部ヘッダーパイプの同一側にそれぞれ
冷媒排出管と冷媒供給管とが連通される蒸発器におい
て、上記冷媒排出管が上記上部ヘッダーパイプの両側に
連通される第1の排出管と第2排出管とを備え、これら
第1と第2の排出管を1本の管に集合するように連通
し、かつ第1と第2の排出管の通路抵抗を、運転条件に
よりその大小関係を変化して両者の排出流量が略同一に
なるように設定することを特徴とするものである。
【0011】この発明において、第1と第2の排出管
は、上部ヘッダーパイプに各別に連通するのみならず、
上部ヘッダーパイプに仕切り等により区画して一体的に
形成してもよい。
は、上部ヘッダーパイプに各別に連通するのみならず、
上部ヘッダーパイプに仕切り等により区画して一体的に
形成してもよい。
【0012】また、この発明の蒸発器は、平行に配置さ
れる上部ヘッダーパイプと下部ヘッダーパイプとの間
に、フィンを有するチューブが所定の間隔で多数本連通
され、上記下部ヘッダーパイプの一方に冷媒を供給する
冷媒供給管が連通され、上記上部ヘッダーパイプのパイ
プ手前に冷媒排出管の第1の排出管が、パイプ奥に第2
の排出管がそれぞれ連通され、この第2の排出管が第1
の排出管と共に1本の管に集合するように連通される蒸
発器において、冷媒流入速度vが遅い場合は、第2の排
出管より第1の排出管の通路抵抗を大きくして両者の排
出流量が略同一になるように設定し、冷媒流入速度vが
速い場合は、第1の排出管より第2の排出管の通路抵抗
を大きくして両者の排出流量が略同一になるように設定
することを特徴とするものである。
れる上部ヘッダーパイプと下部ヘッダーパイプとの間
に、フィンを有するチューブが所定の間隔で多数本連通
され、上記下部ヘッダーパイプの一方に冷媒を供給する
冷媒供給管が連通され、上記上部ヘッダーパイプのパイ
プ手前に冷媒排出管の第1の排出管が、パイプ奥に第2
の排出管がそれぞれ連通され、この第2の排出管が第1
の排出管と共に1本の管に集合するように連通される蒸
発器において、冷媒流入速度vが遅い場合は、第2の排
出管より第1の排出管の通路抵抗を大きくして両者の排
出流量が略同一になるように設定し、冷媒流入速度vが
速い場合は、第1の排出管より第2の排出管の通路抵抗
を大きくして両者の排出流量が略同一になるように設定
することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記のように構成されるこの発明の蒸発器によ
れば、上部ヘッダーパイプの両側に冷媒排出管の第1の
排出管と第2排出管が連通され、これら第1と第2の排
出管の通路抵抗が、運転条件によりその大小関係を変化
して両者の排出流量が略同一になるように設定されるこ
とで、第1の排出管の通路抵抗が大きい場合は、複数本
のチューブの例えば近回り経路に作用する。また、第2
の排出管の通路抵抗が大きい場合は、チューブの遠回り
経路に作用する。なお、通路抵抗を大きくする方法とし
て、管径を小さくする、管径長さを長くする、管内面を
粗くする等の方法がある。
れば、上部ヘッダーパイプの両側に冷媒排出管の第1の
排出管と第2排出管が連通され、これら第1と第2の排
出管の通路抵抗が、運転条件によりその大小関係を変化
して両者の排出流量が略同一になるように設定されるこ
とで、第1の排出管の通路抵抗が大きい場合は、複数本
のチューブの例えば近回り経路に作用する。また、第2
の排出管の通路抵抗が大きい場合は、チューブの遠回り
経路に作用する。なお、通路抵抗を大きくする方法とし
て、管径を小さくする、管径長さを長くする、管内面を
粗くする等の方法がある。
【0014】このため低圧低温の気液二相状態の冷媒
が、冷媒供給管により所定の流入速度で下部ヘッダーパ
イプに供給され、その冷媒が多数本のチューブに分流
し、かつ高温の空気に触れて蒸発気化しながら上昇する
ように流れる際に、チューブの近回り経路と遠回り経路
において、運転条件により冷媒が多く集中する部分はそ
の流れが制限され、逆に流れにくい部分はその流れが促
される。また、第1と第2の排出管の排出流量が略同一
に設定されるため、両経路の冷媒流量も略同一に調整さ
れる。そこでチューブの両経路で表面温度分布を平均化
することが可能となり、冷却機能が略同一に発揮され
る。
が、冷媒供給管により所定の流入速度で下部ヘッダーパ
イプに供給され、その冷媒が多数本のチューブに分流
し、かつ高温の空気に触れて蒸発気化しながら上昇する
ように流れる際に、チューブの近回り経路と遠回り経路
において、運転条件により冷媒が多く集中する部分はそ
の流れが制限され、逆に流れにくい部分はその流れが促
される。また、第1と第2の排出管の排出流量が略同一
に設定されるため、両経路の冷媒流量も略同一に調整さ
れる。そこでチューブの両経路で表面温度分布を平均化
することが可能となり、冷却機能が略同一に発揮され
る。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、蒸発器の構成について説
明する。なお、図5の従来例と同一の部分には同一の符
号を付して説明する。
細に説明する。図1において、蒸発器の構成について説
明する。なお、図5の従来例と同一の部分には同一の符
号を付して説明する。
【0016】図において、蒸発器1は上下に平行配置さ
れる上部ヘッダーパイプ2と下部ヘッダーパイプ3を有
する。これらヘッダーパイプ2,3の間には扁平に形成
される多数本のチューブ4a,4b,・・が、所定の間
隔で直交して連通され、チューブ4a,4b,・・には
表面積を増すようにフィン5が設けられている。また、
下部ヘッダーパイプ3の一方には1本の冷媒供給管6が
連通され、この冷媒供給管6に膨張弁8が設けられてい
る。
れる上部ヘッダーパイプ2と下部ヘッダーパイプ3を有
する。これらヘッダーパイプ2,3の間には扁平に形成
される多数本のチューブ4a,4b,・・が、所定の間
隔で直交して連通され、チューブ4a,4b,・・には
表面積を増すようにフィン5が設けられている。また、
下部ヘッダーパイプ3の一方には1本の冷媒供給管6が
連通され、この冷媒供給管6に膨張弁8が設けられてい
る。
【0017】上部ヘッダーパイプ2には、冷媒排出管7
として2本の排出管12,13がパイプ手前と奥の両側
に連通され、上部ヘッダーパイプ2の両側の2箇所から
冷媒Aを排出することが可能になっている。パイプ奥の
排出管13は、上部ヘッダーパイプ2を迂回して冷媒供
給管6と同一側に引き回され、パイプ手前の排出管12
と共に1本の管14に集合して連通され、この管14に
より圧縮機9の吸入側に連通される。
として2本の排出管12,13がパイプ手前と奥の両側
に連通され、上部ヘッダーパイプ2の両側の2箇所から
冷媒Aを排出することが可能になっている。パイプ奥の
排出管13は、上部ヘッダーパイプ2を迂回して冷媒供
給管6と同一側に引き回され、パイプ手前の排出管12
と共に1本の管14に集合して連通され、この管14に
より圧縮機9の吸入側に連通される。
【0018】そこで、パイプ手前の排出管12は短く、
パイプ奥の排出管13は長くなり、両者の管径D1,D
2が同一な場合は、パイプ奥の排出管13の通路抵抗の
方が大きくなって、その大きい通路抵抗がチューブ4
a,4b,・・の遠回り経路11に作用する。また、パ
イプ手前の排出管12の管径D1を小さく設定すると、
その排出管12の通路抵抗の方が大きくなって、その大
きい通路抵抗がチューブ4a,4b,・・の近回り経路
10に作用する。従って、運転条件により多数本のチュ
ーブ4a,4b,・・の近回り経路10と遠回り経路1
1との冷媒流量Q1,Q2が異なる場合に、その冷媒流
量Q1,Q2の多少に対して2本の排出管12,13の
管径D1,D2の大小関係を逆に設定し、かつ2本の排
出管12,13の排出流量G1,G2が等しくなるよう
に設定することで、複数本のチューブ4a,4b,・・
の冷媒Aの流れを平均化することが可能になる。
パイプ奥の排出管13は長くなり、両者の管径D1,D
2が同一な場合は、パイプ奥の排出管13の通路抵抗の
方が大きくなって、その大きい通路抵抗がチューブ4
a,4b,・・の遠回り経路11に作用する。また、パ
イプ手前の排出管12の管径D1を小さく設定すると、
その排出管12の通路抵抗の方が大きくなって、その大
きい通路抵抗がチューブ4a,4b,・・の近回り経路
10に作用する。従って、運転条件により多数本のチュ
ーブ4a,4b,・・の近回り経路10と遠回り経路1
1との冷媒流量Q1,Q2が異なる場合に、その冷媒流
量Q1,Q2の多少に対して2本の排出管12,13の
管径D1,D2の大小関係を逆に設定し、かつ2本の排
出管12,13の排出流量G1,G2が等しくなるよう
に設定することで、複数本のチューブ4a,4b,・・
の冷媒Aの流れを平均化することが可能になる。
【0019】そこで、冷媒流入速度vが遅い場合の運転
条件では、多数本のチューブ4a,4b,・・の近回り
経路10に冷媒Aが多く集中して流れ易く、遠回り経路
11では流れにくい状態になる。そのため2本の排出管
12,13の管径D1,D2が、D1<D2で、両者の
排出流量G1,G2が、G1=G2に設定される。
条件では、多数本のチューブ4a,4b,・・の近回り
経路10に冷媒Aが多く集中して流れ易く、遠回り経路
11では流れにくい状態になる。そのため2本の排出管
12,13の管径D1,D2が、D1<D2で、両者の
排出流量G1,G2が、G1=G2に設定される。
【0020】また、冷媒流入速度vが速い場合の運転条
件では、逆に多数本のチューブ4a,4b,・・の近回
り経路10では流れにくく、遠回り経路11が冷媒Aの
集中で流れ易い状態になる。このため2本の排出管1
2,13の管径D1,D2が、D2<D1で、同様にG
1=G2に設定される。
件では、逆に多数本のチューブ4a,4b,・・の近回
り経路10では流れにくく、遠回り経路11が冷媒Aの
集中で流れ易い状態になる。このため2本の排出管1
2,13の管径D1,D2が、D2<D1で、同様にG
1=G2に設定される。
【0021】次に、この実施例の作用について説明す
る。冷凍サイクルの運転時に、圧縮機9の吸入により膨
張弁8で絞った低圧低温の気液二相状態の冷媒Aが、冷
媒供給管6により所定の流入速度で下部ヘッダーパイプ
3に供給され、その冷媒Aが多数本のチューブ4a,4
b,・・に分流して流れる。そして、冷媒Aがチューブ
4a,4b,・・を上昇する過程で、フィン5により広
い表面積で高温の空気Bに触れて蒸発気化し、この際空
気Bの熱を奪って冷却するように熱交換される。
る。冷凍サイクルの運転時に、圧縮機9の吸入により膨
張弁8で絞った低圧低温の気液二相状態の冷媒Aが、冷
媒供給管6により所定の流入速度で下部ヘッダーパイプ
3に供給され、その冷媒Aが多数本のチューブ4a,4
b,・・に分流して流れる。そして、冷媒Aがチューブ
4a,4b,・・を上昇する過程で、フィン5により広
い表面積で高温の空気Bに触れて蒸発気化し、この際空
気Bの熱を奪って冷却するように熱交換される。
【0022】このとき、冷媒流入速度vが遅い運転条件
では、パイプ手前の排出管12の管径D1が小さくて通
路抵抗が大きく、パイプ奥の排出管13の管径D2が大
きくて通路抵抗が小さく設定されている。このため多数
本のチューブ4a,4b,・・において近回り経路10
に冷媒Aが集中してもその流れが大きい通路抵抗で制限
され、遠回り経路11では小さい通路抵抗により冷媒A
の流れが促進される。また、2本の排出管12,13の
排出流量G1,G2が等しく設定されるため、両経路1
0,11の冷媒流量Q1,Q2も略同一に調整される。
そこで、チューブ4a,4b,・・の両経路10,11
ではチューブ表面温度分布が平均化されて冷却機能が同
一に発揮される。
では、パイプ手前の排出管12の管径D1が小さくて通
路抵抗が大きく、パイプ奥の排出管13の管径D2が大
きくて通路抵抗が小さく設定されている。このため多数
本のチューブ4a,4b,・・において近回り経路10
に冷媒Aが集中してもその流れが大きい通路抵抗で制限
され、遠回り経路11では小さい通路抵抗により冷媒A
の流れが促進される。また、2本の排出管12,13の
排出流量G1,G2が等しく設定されるため、両経路1
0,11の冷媒流量Q1,Q2も略同一に調整される。
そこで、チューブ4a,4b,・・の両経路10,11
ではチューブ表面温度分布が平均化されて冷却機能が同
一に発揮される。
【0023】また、多数本のチューブ4a,4b,・・
で蒸発した気体状の冷媒Aは、略同一のタイミングで上
部ヘッダーパイプ2に流入して集合される。そして、こ
の冷媒Aが2分割して2本の排出管12,13により同
一の排出流量G1,G2で排出され、更に冷媒供給管6
と同一側で1本の管14に集合して圧縮機9に吸入され
る。
で蒸発した気体状の冷媒Aは、略同一のタイミングで上
部ヘッダーパイプ2に流入して集合される。そして、こ
の冷媒Aが2分割して2本の排出管12,13により同
一の排出流量G1,G2で排出され、更に冷媒供給管6
と同一側で1本の管14に集合して圧縮機9に吸入され
る。
【0024】冷媒流入速度vが速い運転条件では、2本
の排出管12,13の通路抵抗が逆の関係に設定され
る。このため今度は、多数本のチューブ4a,4b,・
・において遠回り経路11に冷媒Aが集中して流れ易く
なってもその流れが大きい通路抵抗により制限され、近
回り経路10では小さい通路抵抗により冷媒Aの流れが
促進され、かつ両経路10,11の冷媒流量Q1,Q2
が同じに調整される。そこでこの場合も同様に、チュー
ブ表面温度分布が平均化される。
の排出管12,13の通路抵抗が逆の関係に設定され
る。このため今度は、多数本のチューブ4a,4b,・
・において遠回り経路11に冷媒Aが集中して流れ易く
なってもその流れが大きい通路抵抗により制限され、近
回り経路10では小さい通路抵抗により冷媒Aの流れが
促進され、かつ両経路10,11の冷媒流量Q1,Q2
が同じに調整される。そこでこの場合も同様に、チュー
ブ表面温度分布が平均化される。
【0025】図2、図3において、この実施例の実験結
果について説明する。蒸発器諸元は、従来の場合と同一
であり、冷媒流入速度vが遅い、v=1m/sの場合
に、D1=4.3mm,D2=8.8mmに設定する
と、冷房標準試験時に2本の排出管12,13の排出流
量G1,G2が、G1=G2=19kg/hになった。
この場合に従来例と同様にチューブ4a,4b,・・の
3箇所の表面温度T1〜T3を測定したところ、図2の
ような結果が得られた。即ち、多数本のチューブ4a,
4b,・・の全域において、3箇所の表面温度T1〜T
3がいずれも略同一レベルで、T1<T2<T3の関係
になり、これによりチューブ表面温度T1〜T3が明確
に平均化することが判る。
果について説明する。蒸発器諸元は、従来の場合と同一
であり、冷媒流入速度vが遅い、v=1m/sの場合
に、D1=4.3mm,D2=8.8mmに設定する
と、冷房標準試験時に2本の排出管12,13の排出流
量G1,G2が、G1=G2=19kg/hになった。
この場合に従来例と同様にチューブ4a,4b,・・の
3箇所の表面温度T1〜T3を測定したところ、図2の
ような結果が得られた。即ち、多数本のチューブ4a,
4b,・・の全域において、3箇所の表面温度T1〜T
3がいずれも略同一レベルで、T1<T2<T3の関係
になり、これによりチューブ表面温度T1〜T3が明確
に平均化することが判る。
【0026】冷媒流入速度vが速い、v=20m/sの
場合に、D1=13.2mm,D2=2.3mmに設定
すると、冷房標準試験時に2本の排出管12,13の排
出流量G1,G2が、G1=G2=19kg/hになっ
た。この場合にチューブ4a,4b,・・の3箇所の表
面温度T1〜T3を測定したところ、図3のような結果
が得られた。従って、この場合も多数本のチューブ4
a,4b,・・の全域で、3箇所の表面温度T1〜T3
のずれも略同一レベルで変化して明確に平均化すること
が判る。
場合に、D1=13.2mm,D2=2.3mmに設定
すると、冷房標準試験時に2本の排出管12,13の排
出流量G1,G2が、G1=G2=19kg/hになっ
た。この場合にチューブ4a,4b,・・の3箇所の表
面温度T1〜T3を測定したところ、図3のような結果
が得られた。従って、この場合も多数本のチューブ4
a,4b,・・の全域で、3箇所の表面温度T1〜T3
のずれも略同一レベルで変化して明確に平均化すること
が判る。
【0027】なお、上記実施例では、2本の排出管1
2,13を別体に設ける場合について説明したが、図4
に示すように、2本の排出管12,13は、上部ヘッダ
ーパイプ2に仕切り15を設けて区画することで、一体
的に形成してもよい。
2,13を別体に設ける場合について説明したが、図4
に示すように、2本の排出管12,13は、上部ヘッダ
ーパイプ2に仕切り15を設けて区画することで、一体
的に形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の蒸発
器によれば、冷媒排出管が上部ヘッダーパイプの両側に
連通される第1の排出管と第2排出管とを備え、これら
第1と第2の排出管を冷媒供給管と1本の管に集合する
ように連通し、かつ第1と第2の排出管の通路抵抗を、
運転条件によりその大小関係を変化して両者の排出流量
が略同一になるように設定して構成されているので、運
転条件により冷媒が下部ヘッダーパイプに片寄って流入
する場合に、第1と第2の排出管の通路抵抗の違いによ
り、多数本のチューブの全域の冷媒流量と表面温度分布
を平均化することが可能となる。このため蒸発器の冷却
機能が向上する。また冷媒排出管として2本の排出管の
通路抵抗を変化させるだけの構成であるから、構造が簡
単になって、コストも安価になる。
器によれば、冷媒排出管が上部ヘッダーパイプの両側に
連通される第1の排出管と第2排出管とを備え、これら
第1と第2の排出管を冷媒供給管と1本の管に集合する
ように連通し、かつ第1と第2の排出管の通路抵抗を、
運転条件によりその大小関係を変化して両者の排出流量
が略同一になるように設定して構成されているので、運
転条件により冷媒が下部ヘッダーパイプに片寄って流入
する場合に、第1と第2の排出管の通路抵抗の違いによ
り、多数本のチューブの全域の冷媒流量と表面温度分布
を平均化することが可能となる。このため蒸発器の冷却
機能が向上する。また冷媒排出管として2本の排出管の
通路抵抗を変化させるだけの構成であるから、構造が簡
単になって、コストも安価になる。
【図1】この発明の蒸発器の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】この実施例の実験結果のチューブ表面温度分布
状態を示すグラフ線図である。
状態を示すグラフ線図である。
【図3】この実施例の実験結果のチューブ表面温度分布
状態の別の例を示すグラフ線図である。
状態の別の例を示すグラフ線図である。
【図4】この発明の蒸発器の変形例を示す要部の断面図
である。
である。
【図5】従来の蒸発器を示す断面図である。
【図6】従来の蒸発器の実験結果のチューブ表面温度分
布状態を示すグラフ線図である。
布状態を示すグラフ線図である。
【図7】従来の蒸発器の実験結果のチューブ表面温度分
布状態の別の例を示すグラフ線図である。
布状態の別の例を示すグラフ線図である。
1 蒸発器 2 上部ヘッダーパイプ 3 下部ヘッダーパイプ 4a,4b,・・ チューブ 5 フィン 6 冷媒供給管 7 冷媒排出管 12 パイプ手前の排出管(第1の排出管) 13 パイプ奥の排出管(第2の排出管) 14 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 明徳 静岡県庵原郡蒲原町蒲原161番地 日本軽 金属株式会社熱交製品工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 平行に配置される上部ヘッダーパイプと
下部ヘッダーパイプとの間に、フィンを有するチューブ
が所定の間隔で多数本連通され、上記上部ヘッダーパイ
プと下部ヘッダーパイプにそれぞれ冷媒排出管と冷媒供
給管とが連通される蒸発器において、 上記冷媒排出管が上記上部ヘッダーパイプの両側に連通
される第1の排出管と第2排出管とを備え、これら第1
と第2の排出管を1本の管に集合するように連通し、か
つ第1と第2の排出管の管径を、運転条件によりその大
小関係を変化して両者の排出流量が略同一になるように
設定することを特徴とする蒸発器。 - 【請求項2】 平行に配置される上部ヘッダーパイプと
下部ヘッダーパイプとの間に、フィンを有するチューブ
が所定の間隔で多数本連通され、上記下部ヘッダーパイ
プの一方に冷媒を供給する冷媒供給管が連通され、上記
上部ヘッダーパイプのパイプ手前に冷媒排出管の第1の
排出管が、パイプ奥に第2の排出管がそれぞれ連通さ
れ、この第2の排出管が第1の排出管と共に1本の管に
集合するように連通される蒸発器において、 冷媒の流入速度が遅い場合は、第2の排出管より第1の
排出管の通路抵抗を大きくして両者の排出流量が略同一
になるように管径及び長さを設定し、冷媒の流入速度が
速い場合は、第1の排出管より第2の排出管の通路抵抗
を大きくして両者の排出流量が略同一になるように管径
及び長さを設定することを特徴とする蒸発器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8795494A JPH07280388A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 蒸発器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8795494A JPH07280388A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 蒸発器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07280388A true JPH07280388A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13929278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8795494A Withdrawn JPH07280388A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 蒸発器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07280388A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002139295A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Toyo Radiator Co Ltd | 空調用熱交換器 |
| JP2011085324A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 冷媒分配器及びこの冷媒分配器を用いたヒートポンプ装置 |
| JP2015518952A (ja) * | 2012-11-08 | 2015-07-06 | ハラ ビステオン クライメイト コントロール コーポレイション | 冷媒回路用の熱交換器 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP8795494A patent/JPH07280388A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002139295A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Toyo Radiator Co Ltd | 空調用熱交換器 |
| JP2011085324A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 冷媒分配器及びこの冷媒分配器を用いたヒートポンプ装置 |
| JP2015518952A (ja) * | 2012-11-08 | 2015-07-06 | ハラ ビステオン クライメイト コントロール コーポレイション | 冷媒回路用の熱交換器 |
| US10017028B2 (en) | 2012-11-08 | 2018-07-10 | Hanon Systems | Heat exchanger for refrigerant circuitry |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |