JPH0728080Y2 - 舶用減速逆転機の緊急ボルト装置 - Google Patents

舶用減速逆転機の緊急ボルト装置

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JPH0728080Y2
JPH0728080Y2 JP13075088U JP13075088U JPH0728080Y2 JP H0728080 Y2 JPH0728080 Y2 JP H0728080Y2 JP 13075088 U JP13075088 U JP 13075088U JP 13075088 U JP13075088 U JP 13075088U JP H0728080 Y2 JPH0728080 Y2 JP H0728080Y2
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plate
piston
clutch
emergency
bolt
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JP13075088U
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JPH0251195U (ja
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幸保 水野
和好 原田
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ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、舶用減速逆転機の緊急ボルト装置に関する
ものである。
従来の技術 油圧クラッチによって前後進の切換えを行なう舶用減速
逆転機において、油圧系統の故障によってクラッチが嵌
入不能になった場合に、クラッチ板を強制的に押圧する
ための緊急ボルトが設けられている。
第3図は、従来におけるこの種緊急ボルトの取付け構造
の一例を示したもので、減速逆転機ケース(1)内のク
ラッチ軸(2)上へクラッチハウジング(3)が外嵌し
て固着されている。同じくクラッチ軸(2)上に遊嵌さ
れた小歯車(4)のボス(5)が、クラッチハウジング
(3)内に突出され、このボス(5)のクラッチハウジ
ング(3)との間に摩擦板列(6)が配列されている。
この摩擦板列(6)の前部側において、前記クラッチハ
ウジング(3)内に挿入されたピストン(7)の背面に
圧油を供給することによって、その摩擦板列(6)を圧
接し、クラッチの嵌入を行なう。そして、なんらかの原
因で油圧系統が故障し、ピストン(7)を操作できなく
なった場合には、ピストン(7)の反対側において、押
え板(8)へ予め螺じ込まれたボルト(9)をスパナ等
の工具によって螺じ込み、これによって摩擦板列(6)
をピストン(7)方向に押し付けて、クラッチを嵌入で
きるようにしている。即ち、この第3図の従来例では、
ピストン(7)の反対側に緊急ボルト(9)を設けたも
ので、これと同様の構造は、例えば、実開昭54-163256
号公報や実開昭57-35522号公報等にも記載されている。
他方、第4図は、ピストン(7)側に緊急ボルト(9)
を取り付けたものであり、この実施例では、クラッチハ
ウジング(3)の一部を構成する入力歯車(10)へ緊急
ボルト(9)を螺じ込んでおき、緊急時には、外部から
専用工具(11)を差し込んで、この緊急ボルト(9)を
螺じ込むことにより、ピストン(7)の背面よりこのピ
ストン(7)を押して、クラッチを嵌入できるようにし
ている。即ち、この第4図では、前記第3図と反対に、
ピストン側に緊急ボルト(9)を設けたものであり、こ
れと同様の構造は、例えば、実開昭54-163256号公報に
記載されている。
考案が解決しようとする課題 上記従来の緊急ボルトの構造において、第3図のものに
おいては、ピストン(7)の反対側からボルト(9)を
螺じ込む構造となっており、緊急ボルト(9)はケース
(1)の前後方向の略中間部分にあり、この点で操作が
容易であるという利点があるが、その反面、摩擦板列
(6)の中間に中間板を設けたものにおいては、使用で
きないという不都合がある。即ち、摩擦板の数が多いも
のにおいては、その摩擦板の倒れを防止するため、その
中間に中間板を設け、ピストンを摺動させると、この中
間板も同方向に移動して摩擦板を圧接できるようになっ
ているが、この中間板は、そのピストンと反対側には移
動できない構造とされており、そのため、上記のように
反ピストン側から緊急ボルト(9)を螺じ込んで摩擦板
を押圧できないのである。
これに対して、第4図の構造のものでは、ピストン
(7)を通常のクラッチ嵌入方向に押すものであり、こ
の点で上記のような不都合を生じないが、例えば、第3
図のように、クラッチハウジング(3)が減速逆転機ケ
ース(1)の前部壁に近接して配置されている場合に
は、工具の差し込みが非常に困難であり、また、ケース
前部壁はエンジン側に近接されていることから、機関室
のタラップの下側に位置し、人が潜り込んで作業をしな
ければならず、非常に作業性が悪く、かつ、場合によっ
ては作業不能の場合もあるという欠点がある。
即ち、この考案は、上記のようにピストン側から摩擦板
を押圧する必要のある場合であって、しかも、第3図と
同様に反ピストン側から緊急ボルトを操作できるように
したものである。
課題を解決するための手段 そして、上記の目的を達成するため、この考案では、ク
ラッチハウジング内のピストンと押え板との間に多数の
摩擦板とその相手板とを交互に配列し、かつ、これら摩
擦板と相手板の配列方向の中間に中間板を介在させた舶
用減速逆転機のクラッチ部において、上記クラッチハウ
ジングへ、摩擦板と相手板をピストン側から押圧するた
めの押圧部を備えた緊急ボルトを螺合させるとともに、
この緊急ボルトの工具係止側端部を、前記クラッチハウ
ジングの反ピストン側の端面へ突出もしくは露出させた
ことを特徴とする。
作用 反ピストン側に突出もしくは露出された緊急ボルトの工
具係止部へ工具を係止させて、その緊急ボルトを回転さ
せると、押圧部がピストン側から摩擦板と相手板を押圧
してクラッチが嵌入される。
実施例 この考案の実施例を示す第1図において、(21)はクラ
ッチ軸、(22)は、そのボス部(23)をクラッチ軸(2
1)へ外嵌して固着した入力歯車であって、これらクラ
ッチ軸(21)とボス部(23)が、減速逆転機ケース(2
4)の前部壁へ、軸受(25)を介して軸支されている。
入力歯車(22)は、この考案のクラッチハウジング(2
6)の一部を構成するもので、その後側面に、筒状のハ
ウジング本体(27)が当接され、更にハウジング本体
(27)の後端部に押え板(28)が取り付けられている。
入力歯車(22)の後側面には、前記ハウジング本体(2
7)よりも直径方向の内側において、油圧室(29)が凹
状に形成され、この油圧室(29)内に油圧ピストン(3
0)が摺動自在に挿入されている。(31)は、前記従来
と同じく、クラッチ軸(21)へ遊嵌した被動側の小歯車
であって、この小歯車(31)のボス(32)が、前記クラ
ッチハウジング(26)内に突出している。そして、ハウ
ジング本体(27)の内周に多数の摩擦板(34)(34)…
が、前後に配列され、これに対向する前記のボス(32)
の外周に、相手板(33)(33)…が外嵌係合させている
とともに、これら摩擦板(34)と相手板(33)が互いに
交互となるように配列されている。これらの配列方向の
中間部分には、中間板(35)が、摩擦板(34)及び相手
板(33)の倒れを防止するために介在されている。ま
た、ピストン(30)とこのピストン(30)に対面する摩
擦板(34)との間には、ピストン戻し板(36)が介装さ
れている。(37)は、この考案の緊急ボルトであり、前
記の押え板(28)、ハウジング本体(27)及びピストン
戻し板(36)を貫通して差し込まれるとともに、その先
端の螺子部(40)が、入力歯車(22)の後側面に螺じ込
まれている。この螺子部(40)は、左螺子であって、緊
急ボルト(37)を右方向に螺じると後方へ移動するよう
になっている。そして、この緊急ボルト(37)の前記の
螺子部(40)より後部側に位置には、前記戻し板(30)
と入力歯車(22)後側面との間において、フランジ状の
押圧部(41)が一体に形成され、緊急ボルト(39)を前
記のように右方向に回転させて後方へ移動させると、こ
の押圧部(41)が戻し板(36)を後方へ引っ張り、これ
によって、ピストン(30)とは無関係に摩擦板(34)と
相手板(33)を相互に押し付けて、クラッチを嵌入でき
るようになっている。その際、緊急ボルト(37)は左螺
子であることから、オペレータは通常の感覚と同様に右
方向へ回すことによって、嵌入操作することができる。
第2図は、上記クラッチハウジング本体(27)内部を分
解したものである。クラッチハウジング本体(27)に
は、その前部側の側面に、円周方向の適宜間隔をおい
て、溝(43)(43)…が形成されており、戻し板(36)
の外周に突出した突起(44)(44)が、この溝(43)
(43)…内に入り込むようになっている。この戻し板
(36)は、その溝(43)の範囲内で前後に移動可能であ
る。また、その一部の突起(44)と溝(43)の底部との
間に、戻し板(36)をピストン方向に押し戻すためのバ
ネ(45)が設けられている。摩擦板(34)はハウジング
本体(27)内周のスプライン(46)へ前後摺動自在に係
合されているが、その中間に設けた中間板(35)の外周
に形成した複数の突起(47)が、ハウジング本体(27)
後側面側に形成した溝(48)へ摺動自在に嵌め込まれて
いる。ハウジング本体(27)の後側面に当接される押え
板(28)には、後方より締付けボルト(49))が差し込
まれるとともに、この締付けボルト(49)は、中間板
(35)の突起部に形成したボルト穴(50)、突起(47)
が嵌まる溝(48)部に形成したハウジング本体(27)の
ボルト穴(51)、及び、戻し板(36)の突起(44)に形
成したボルト穴(52)を貫通して、前記入力歯車(22)
の後側面に螺じ込まれて、これらを一体に締め付け固定
する。但し、戻し板(36)と中間板(35)は、その締付
けボルト(49)をガイドとして前後に摺動自在である。
そして、前記の緊急ボルト(37)は、押え板(28)及び
ハウジング本体(27)のボルト穴(51)(51)と同一円
周上の一箇所において形成された別のボルト穴(53)か
ら、戻し板(36)の一部の突起(44)に形成したボルト
穴(54)を貫通して差し込まれている。この構造でわか
るように、中間板(35)は、その突起(47)がハウジン
グ本体(27)の溝(48)内で摺動する範囲において移動
可能で、この場合、通常状態においては、中間板(35)
は、その突起(47)と押え板(28)との間に介装したバ
ネ(55)によって、溝(48)の底部に押し付けられてい
る。そのため、押え板(28)側から摩擦板(34)を押圧
しても、この中間板(35)が溝(48)内の範囲でしか移
動できないため、この方向から緊急時に摩擦板(34)を
押圧することが不可能であるのに対し、この例では、そ
の反対側から引っ張るように構成しているため、押え板
(28)側からでもクラッチを嵌入できるのである。
また、この実施例で示すように、緊急ボルト(37)を差
し込むためのボルト穴(53)(54)は、ハウジング締付
け用のボルト穴(51)(52)と同一円周上に形成され、
そのため、ボルト穴の加工が容易となり、しかも、摩擦
板(34)よりも外周側に緊急ボルト(37)が配置される
ことから、即ち、クラッチ装置の外周側に近い位置で工
具を係合できるので、それだけ操作が楽に行なえるとい
う利点がある。
第1図で示すように、緊急ボルト(37)の後端部である
工具係止部(56)が押え板(28)より後部側に突出して
おり、この突出係止部(54)に、工具を係合させて緊急
時の回動操作を行なうようになっている。この場合、係
止部(56)が、緊急ボルト(37)の端面に形成した六角
穴のようなものである場合は、押え板(28)より突出さ
せる必要はなく単に露出させるのみでよい。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、反ピストン側から緊
急ボルトを操作して、しかも、そのピストン側から摩擦
板と相手板同士を押圧するので、中間板を備えたものに
おいても、このように反ピストン側から操作を行なうこ
とができ、例えば、ピストン側がケースの壁面に近接し
ていたり、或いはエンジン側にあって非常に作業の行な
い難い場合であっても、緊急時のボルトの回転動作を比
較的容易に行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示すクラッチ部分の縦断
面図、第2図は、同じくクラッチ部分の要部分解斜視
図、第3図は、従来の緊急ボルトの取付け構造を示す減
速逆転機の全体縦断面図、第4図は、従来の他の例を示
すクラッチ部分の縦断面図である。 (26)……クラッチハウジング、(28)……押え板、
(30)……ピストン、(34)……摩擦板、(33)……相
手板、(35)……中間板、(37)……緊急ボルト、(4
1)……押圧部、(56)……工具係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチハウジング内のピストンと押え板
    との間に多数の摩擦板とその相手板とを交互に配列し、
    かつ、これら摩擦板と相手板の配列方向の中間に中間板
    を介在させた舶用減速逆転機のクラッチ部において、上
    記クラッチハウジングへ、摩擦板と相手板をピストン側
    から押圧するための押圧部を備えた緊急ボルトを螺合さ
    せるとともに、この緊急ベルトの工具係止側端部を、前
    記クラッチハウジングの反ピストン側の端面へ突出もし
    くは露出させたことを特徴とする舶用減速逆転機の緊急
    ボルト装置。
JP13075088U 1988-10-05 1988-10-05 舶用減速逆転機の緊急ボルト装置 Expired - Lifetime JPH0728080Y2 (ja)

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JPH0251195U JPH0251195U (ja) 1990-04-10
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