JPH0736206Y2 - 自動変速機の油圧サーボ機構の構造 - Google Patents
自動変速機の油圧サーボ機構の構造Info
- Publication number
- JPH0736206Y2 JPH0736206Y2 JP16535788U JP16535788U JPH0736206Y2 JP H0736206 Y2 JPH0736206 Y2 JP H0736206Y2 JP 16535788 U JP16535788 U JP 16535788U JP 16535788 U JP16535788 U JP 16535788U JP H0736206 Y2 JPH0736206 Y2 JP H0736206Y2
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- JP
- Japan
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- piston
- automatic transmission
- return spring
- servo mechanism
- hydraulic servo
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は自動変速機においてクラッチやブレーキなど
の摩擦係合手段を係合・解放させる油圧サーボ機構の構
造に関するものである。
の摩擦係合手段を係合・解放させる油圧サーボ機構の構
造に関するものである。
従来の技術 車両用の自動変速機は、複数の遊星歯車機構を備え、各
遊星歯車機構におけるサンギヤおよびリングギヤならび
にキャリヤの各要素をクラッチによって互いに、もしく
は入力軸や出力軸に連結し、またブレーキによって固定
し、その連結・固定の状態に応じて所定の変速比を設定
し、またクラッチやブレーキなどの摩擦係合手段を油圧
によって動作するサーボ機構によって動作させることは
周知の通りである。この種の油圧サーボ機構は、構成を
簡素化するために単動型の油圧シリンダとして構成して
おり、より具体的には、環状の円筒部であるシリンダの
内部にピストンを前後動自在に収容し、かつそのピスト
ンをリターンスプリングによって後退移動させるよう構
成しており、その一例が例えば実開昭62-89555号公報に
記載されている。
遊星歯車機構におけるサンギヤおよびリングギヤならび
にキャリヤの各要素をクラッチによって互いに、もしく
は入力軸や出力軸に連結し、またブレーキによって固定
し、その連結・固定の状態に応じて所定の変速比を設定
し、またクラッチやブレーキなどの摩擦係合手段を油圧
によって動作するサーボ機構によって動作させることは
周知の通りである。この種の油圧サーボ機構は、構成を
簡素化するために単動型の油圧シリンダとして構成して
おり、より具体的には、環状の円筒部であるシリンダの
内部にピストンを前後動自在に収容し、かつそのピスト
ンをリターンスプリングによって後退移動させるよう構
成しており、その一例が例えば実開昭62-89555号公報に
記載されている。
ピストンを後退移動させるためのリターンスプリング
は、プレロードを付与した状態で組付けるから、リター
ンスプリングはピストンに対して円周方向に相対移動し
ないよう保持する必要があり、そこで従来では、例えば
第4図に示すように構成している。すなわち第4図はブ
レーキを係合・解放させるための油圧サーボ機構の一例
を示す断面図であって、全体として環状をなすシリンダ
Cの内部にピストンPを前後動自在に収容するととも
に、その外周部と内周部とにシール材Sを配置し、また
シリンダCには軸線方向に延びた内周壁部Iを設け、そ
の内周壁部Iの先端部にピストンPに対向するリテーナ
RをスナップリングSrによって取付け、そのリテーナR
とピストンPとの間にリターンスプリングRsを配置して
いる。
は、プレロードを付与した状態で組付けるから、リター
ンスプリングはピストンに対して円周方向に相対移動し
ないよう保持する必要があり、そこで従来では、例えば
第4図に示すように構成している。すなわち第4図はブ
レーキを係合・解放させるための油圧サーボ機構の一例
を示す断面図であって、全体として環状をなすシリンダ
Cの内部にピストンPを前後動自在に収容するととも
に、その外周部と内周部とにシール材Sを配置し、また
シリンダCには軸線方向に延びた内周壁部Iを設け、そ
の内周壁部Iの先端部にピストンPに対向するリテーナ
RをスナップリングSrによって取付け、そのリテーナR
とピストンPとの間にリターンスプリングRsを配置して
いる。
考案が解決しようとする課題 上述した従来の構造では、シリンダCの一部を構成する
内周壁部Iの軸線方向での長さが長くなるために、自動
変速機の軸長の短縮化を図る際の障害になる問題があっ
た。すなわち上記内周壁部Iの外周面はピストンPが摺
接するから、内周壁部Iは少なくともピストンPの内周
部の厚さとストロークとを加えた長さを必要とし、それ
のみならずスナップリングSr用の周溝およびリターンス
プリングRsの弾性力に耐える強度保持のための寸法、な
らびにピストンPをシリンダCの内部に挿入する際に内
周側のシール材Sが損傷しないようにするためのテーパ
部Tのための寸法を必要とし、その結果、シリンダCに
おける内周壁部Iの長さが長くなってしまい、自動変速
機の軸長を長くする要因になっている。
内周壁部Iの軸線方向での長さが長くなるために、自動
変速機の軸長の短縮化を図る際の障害になる問題があっ
た。すなわち上記内周壁部Iの外周面はピストンPが摺
接するから、内周壁部Iは少なくともピストンPの内周
部の厚さとストロークとを加えた長さを必要とし、それ
のみならずスナップリングSr用の周溝およびリターンス
プリングRsの弾性力に耐える強度保持のための寸法、な
らびにピストンPをシリンダCの内部に挿入する際に内
周側のシール材Sが損傷しないようにするためのテーパ
部Tのための寸法を必要とし、その結果、シリンダCに
おける内周壁部Iの長さが長くなってしまい、自動変速
機の軸長を長くする要因になっている。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、自動変
速機の軸線方向の寸法を短縮化することのできる油圧サ
ーボ機構の構造を提供することを目的とするものであ
る。
速機の軸線方向の寸法を短縮化することのできる油圧サ
ーボ機構の構造を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、シリンダの
内部に油圧を供給することによりピストンを移動させて
摩擦係合手段を係合させ、かつピストンをリターンスプ
リングにより前記油圧による移動方向とは反対方向に押
圧して摩擦係合手段を解放する自動変速機において、一
方向クラッチのアウターレースを前記ピストンに対向さ
せかつ円周方向に対して相対的に固定して配置するとと
もに、前記リターンスプリングの一方の端部をそのアウ
ターレースに当接させて支持したことを特徴とするもの
である。
内部に油圧を供給することによりピストンを移動させて
摩擦係合手段を係合させ、かつピストンをリターンスプ
リングにより前記油圧による移動方向とは反対方向に押
圧して摩擦係合手段を解放する自動変速機において、一
方向クラッチのアウターレースを前記ピストンに対向さ
せかつ円周方向に対して相対的に固定して配置するとと
もに、前記リターンスプリングの一方の端部をそのアウ
ターレースに当接させて支持したことを特徴とするもの
である。
作用 したがってこの考案の油圧サーボ機構の構造によれば、
アウターレースがリターンスプリングのリテーナを兼ね
ることになるから、従来必要としていたリテーナを省
き、リテーナを用いることに伴いシリンダに不可避的に
設けていた部分を削除し、その軸長を短くすることがで
きる。
アウターレースがリターンスプリングのリテーナを兼ね
ることになるから、従来必要としていたリテーナを省
き、リテーナを用いることに伴いシリンダに不可避的に
設けていた部分を削除し、その軸長を短くすることがで
きる。
実施例 つぎにこの考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案に係る油圧サーボ機構1を有する自動
変速機の部分断面図であって、その油圧サーボ機構1は
ブレーキ2の摩擦板3を軸線方向に押圧してブレーキ2
を係合させるよう構成されている。すなわち油圧サーボ
機構1は、ピストン4と、そのピストン4を前記摩擦板
3に向けて前後動可能に収容したシリンダ部材5と、ピ
ストン4を摩擦板3から離れる方向に押圧するリターン
スプリング6とを主体として構成されたものであって、
そのシリンダ部材5は、第2図に分解して略示するよう
に、油圧室7となる環状の凹部を形成した環状円筒部材
であり、その外周面8はケース9の予め決められた箇所
に形成した滑かな円弧面である内周面10にほぼ密着して
嵌合する滑かな面となっている。またそのシリンダ部材
5における外周部の先端部分(第1図および第2図の右
端部)には、円周方向に一定の間隔をもって軸線方向に
突出した複数の係合歯11が形成されている。
変速機の部分断面図であって、その油圧サーボ機構1は
ブレーキ2の摩擦板3を軸線方向に押圧してブレーキ2
を係合させるよう構成されている。すなわち油圧サーボ
機構1は、ピストン4と、そのピストン4を前記摩擦板
3に向けて前後動可能に収容したシリンダ部材5と、ピ
ストン4を摩擦板3から離れる方向に押圧するリターン
スプリング6とを主体として構成されたものであって、
そのシリンダ部材5は、第2図に分解して略示するよう
に、油圧室7となる環状の凹部を形成した環状円筒部材
であり、その外周面8はケース9の予め決められた箇所
に形成した滑かな円弧面である内周面10にほぼ密着して
嵌合する滑かな面となっている。またそのシリンダ部材
5における外周部の先端部分(第1図および第2図の右
端部)には、円周方向に一定の間隔をもって軸線方向に
突出した複数の係合歯11が形成されている。
これに対してピストン4は、前記油圧室7の軸線方向に
沿う内面すなわちシリンダ部材5の外周壁部内面および
中心側壁部外面に摺接する環状の部材であって、シリン
ダ部材5に摺接する内外周両側には、シール材としてO
リング12,13が嵌合されている。またこのピストン4に
おける外周部には、前記係合歯11と同様に、円周方向に
所定の間隔をもって軸線方向に突出した複数の押圧用突
部14が形成されており、その押圧用突部14の先端内周部
に、スナップリング15を嵌めるためのリング溝16が形成
されている。
沿う内面すなわちシリンダ部材5の外周壁部内面および
中心側壁部外面に摺接する環状の部材であって、シリン
ダ部材5に摺接する内外周両側には、シール材としてO
リング12,13が嵌合されている。またこのピストン4に
おける外周部には、前記係合歯11と同様に、円周方向に
所定の間隔をもって軸線方向に突出した複数の押圧用突
部14が形成されており、その押圧用突部14の先端内周部
に、スナップリング15を嵌めるためのリング溝16が形成
されている。
上記のシリンダ部材5はその外周面8がケース9におけ
る前記内周面10にほぼ密着するようケース9の内部に嵌
合させられ、その状態で軸線方向で後端側(第1図およ
び第2図の左端部側)の位置はケース9の内周部に嵌合
させたスナップリング17によって決められている。また
ピストン4はそのシリンダ部材5における環状の凹部に
前後動自在に収容され、その後端側に油圧室7を形成し
ている。さらにリターンスプリング6はピストン4をシ
リンダ部材5側に後退させるようピストン4の前面側に
配置され、そのリターンスプリング6の前端部は一方向
クラッチ18のアウターレース19に支持されている。
る前記内周面10にほぼ密着するようケース9の内部に嵌
合させられ、その状態で軸線方向で後端側(第1図およ
び第2図の左端部側)の位置はケース9の内周部に嵌合
させたスナップリング17によって決められている。また
ピストン4はそのシリンダ部材5における環状の凹部に
前後動自在に収容され、その後端側に油圧室7を形成し
ている。さらにリターンスプリング6はピストン4をシ
リンダ部材5側に後退させるようピストン4の前面側に
配置され、そのリターンスプリング6の前端部は一方向
クラッチ18のアウターレース19に支持されている。
このアウターレース19は、第2図および第3図に示すよ
うに、先端部がケース9の内周部に至る複数のアーム部
20を環状部分の外周に放射状に突設したものであり、こ
のアウターレース19は各アーム部20の先端部をケース9
の内面に形成したスプライン溝21に係合させた状態でケ
ース9の内周部に取付けられ、かつケース9の内周部に
嵌合させたスナップリング22によって軸線方向に対して
固定されている。
うに、先端部がケース9の内周部に至る複数のアーム部
20を環状部分の外周に放射状に突設したものであり、こ
のアウターレース19は各アーム部20の先端部をケース9
の内面に形成したスプライン溝21に係合させた状態でケ
ース9の内周部に取付けられ、かつケース9の内周部に
嵌合させたスナップリング22によって軸線方向に対して
固定されている。
前記シリンダ部材5の係合歯11はアウターレース19にお
けるアーム部20の間に延びて円周方向に対してアーム部
20に係合し、かつ各係合歯11の歯底に相当する部分がア
ーム部20の側部に当接しており、その結果、シリンダ部
材5はアウターレース19を介して円周方向および軸線方
向に対して位置決め固定されている。またピストン4に
おける各押圧用突部14が各アーム部20の間を通ってアー
ム部20を挟んでシリンダ部材5とは反対側に延びてお
り、その状態で押圧用突部14の先端内周部のリング溝16
にスナップリング15が嵌合させられている。したがって
ピストン4はリターンスプリング6によってシリンダ部
材5側に押圧され、かつその押圧力をスナップリング15
で受けることになるから、ピストン4は、実質上、リタ
ーンスプリング6をアウターレース19との間に挟み込ん
だ状態でアウターレース19に組付けられている。
けるアーム部20の間に延びて円周方向に対してアーム部
20に係合し、かつ各係合歯11の歯底に相当する部分がア
ーム部20の側部に当接しており、その結果、シリンダ部
材5はアウターレース19を介して円周方向および軸線方
向に対して位置決め固定されている。またピストン4に
おける各押圧用突部14が各アーム部20の間を通ってアー
ム部20を挟んでシリンダ部材5とは反対側に延びてお
り、その状態で押圧用突部14の先端内周部のリング溝16
にスナップリング15が嵌合させられている。したがって
ピストン4はリターンスプリング6によってシリンダ部
材5側に押圧され、かつその押圧力をスナップリング15
で受けることになるから、ピストン4は、実質上、リタ
ーンスプリング6をアウターレース19との間に挟み込ん
だ状態でアウターレース19に組付けられている。
上記のアウターレース19の内周面と該アウターレース19
と同心状に配置したインナーレース23の外周面との間に
は例えばスプラグ24とエンドベアリング25とが配置さ
れ、これらのスプラグ24およびエンドベアリング25は、
前記シリンダ部材5の内壁部の先端部とアウターレース
19の端部に取付けたリテーナ26とによって軸線方向に対
して位置決めされて保持されている。
と同心状に配置したインナーレース23の外周面との間に
は例えばスプラグ24とエンドベアリング25とが配置さ
れ、これらのスプラグ24およびエンドベアリング25は、
前記シリンダ部材5の内壁部の先端部とアウターレース
19の端部に取付けたリテーナ26とによって軸線方向に対
して位置決めされて保持されている。
また前記アーム部20の先端部が係合しているスプライン
溝21には、前記ブレーキ2における一方の摩擦板3が係
合しており、この摩擦板3に対して交互に配置された他
の摩擦板3は、一方向クラッチ18のインナーレース23に
連結してあるブレーキドラム27の外周部にスプライン嵌
合している。
溝21には、前記ブレーキ2における一方の摩擦板3が係
合しており、この摩擦板3に対して交互に配置された他
の摩擦板3は、一方向クラッチ18のインナーレース23に
連結してあるブレーキドラム27の外周部にスプライン嵌
合している。
なお、第1図中符号28は前記インナーレース23の内周面
の歯をリングギヤとした遊星歯車機構、符号29はその遊
星歯車機構28のキャリヤに連結してあるクラッチをそれ
ぞれ示す。
の歯をリングギヤとした遊星歯車機構、符号29はその遊
星歯車機構28のキャリヤに連結してあるクラッチをそれ
ぞれ示す。
したがって上記の油圧サーボ機構1においては、油圧室
7に油圧に供給することにより、ピストン4がリターン
スプリング6を圧縮して前進し、その押圧用突部14がブ
レーキ2の摩擦板3を押圧してこのブレーキ2を係合さ
せる(制動状態にする)。また油圧室7から排圧すれ
ば、ピストン4はリターンスプリング6に押されて後退
し、ブレーキ2は解放される。
7に油圧に供給することにより、ピストン4がリターン
スプリング6を圧縮して前進し、その押圧用突部14がブ
レーキ2の摩擦板3を押圧してこのブレーキ2を係合さ
せる(制動状態にする)。また油圧室7から排圧すれ
ば、ピストン4はリターンスプリング6に押されて後退
し、ブレーキ2は解放される。
そして上記の構造の油圧サーボ機構1によれば、ピスト
ン4を後退移動させるリターンスプリング6の一方の端
部がアウターレース19によって支持されているので、リ
ターンスプリング6を保持するために従来必要としてい
たリテーナやそのリテーナを固定するスナップリングが
省かれ、それに伴ってシリンダ部材5における内周壁部
を短くすることができ、ひいては自動変速機の構成部材
を互いに接近させ、自動変速機の軸長の短縮化を図るこ
とができる。またピストン4は前記リターンスプリング
6およびスナップリング15によってアウターレース19に
事前に組付けておき、これらを一体としてケース9の内
部に挿入して組付け作業を行なうことができるので、組
付作業性が良好になる。さらに上記の油圧サーボ機構1
では、シリンダ部材5に形成した係合歯11の歯底に相当
する部分とアウターレース19のアーム部20との間にわず
かな間隙を設定すれば、シリンダ部材5がリターンスプ
リング6に抗して軸線方向に移動し得ることになり、し
たがってシリンダ部材5の背面側(第1図の左側)に他
の摩擦係合手段を配置してあれば、シリンダ部材5を当
該他の摩擦係合手段のクッションプレートとして利用す
ることも可能である。
ン4を後退移動させるリターンスプリング6の一方の端
部がアウターレース19によって支持されているので、リ
ターンスプリング6を保持するために従来必要としてい
たリテーナやそのリテーナを固定するスナップリングが
省かれ、それに伴ってシリンダ部材5における内周壁部
を短くすることができ、ひいては自動変速機の構成部材
を互いに接近させ、自動変速機の軸長の短縮化を図るこ
とができる。またピストン4は前記リターンスプリング
6およびスナップリング15によってアウターレース19に
事前に組付けておき、これらを一体としてケース9の内
部に挿入して組付け作業を行なうことができるので、組
付作業性が良好になる。さらに上記の油圧サーボ機構1
では、シリンダ部材5に形成した係合歯11の歯底に相当
する部分とアウターレース19のアーム部20との間にわず
かな間隙を設定すれば、シリンダ部材5がリターンスプ
リング6に抗して軸線方向に移動し得ることになり、し
たがってシリンダ部材5の背面側(第1図の左側)に他
の摩擦係合手段を配置してあれば、シリンダ部材5を当
該他の摩擦係合手段のクッションプレートとして利用す
ることも可能である。
なお、この考案では、シリンダ部材は要はピストンを前
後動自在に収容する機能を有するものであればよいので
あって、これ以外の機能をも兼ね備えた例えばセンター
サポートであってもよく、上記の実施例で示した構成に
限定されない。
後動自在に収容する機能を有するものであればよいので
あって、これ以外の機能をも兼ね備えた例えばセンター
サポートであってもよく、上記の実施例で示した構成に
限定されない。
考案の効果 以上説明したようにこの考案の自動変速機用の油圧サー
ボ機構の構造によれば、ピストンを後退移動させるため
のリターンスプリングの一方の端部が、油圧サーボ機構
に隣接して配置された一方向クラッチのアウターレース
によって支持されるから、従来必要としていたリテーナ
およびそのリテーナを固定するためのスナップリングを
省くことができ、それに伴ってシリンダのうちリテーナ
やスナップリングを取付けるための部分が不要になるか
ら、シリンダを短くすることができ、ひいては自動変速
機の構成部材をより接近させて配置することにより、自
動変速機の軸長の短縮化を図ることができる。またアウ
ターレースは剛性が高いため、リターンスプリングを保
持するための機構の耐久性が良好になる。さらに従来用
いていたリテーナを省くことができることにより、リテ
ーナのために確保せざるを得なかった半径方向での空間
部が不要になり、その結果、自動変速機の半径方向での
寸法を小さくすることもできる。
ボ機構の構造によれば、ピストンを後退移動させるため
のリターンスプリングの一方の端部が、油圧サーボ機構
に隣接して配置された一方向クラッチのアウターレース
によって支持されるから、従来必要としていたリテーナ
およびそのリテーナを固定するためのスナップリングを
省くことができ、それに伴ってシリンダのうちリテーナ
やスナップリングを取付けるための部分が不要になるか
ら、シリンダを短くすることができ、ひいては自動変速
機の構成部材をより接近させて配置することにより、自
動変速機の軸長の短縮化を図ることができる。またアウ
ターレースは剛性が高いため、リターンスプリングを保
持するための機構の耐久性が良好になる。さらに従来用
いていたリテーナを省くことができることにより、リテ
ーナのために確保せざるを得なかった半径方向での空間
部が不要になり、その結果、自動変速機の半径方向での
寸法を小さくすることもできる。
第1図はこの考案を適用した油圧サーボ機構を組込んだ
自動変速機の概略的な部分断面図、第2図はその油圧サ
ーボ機構の概略的な分解断面図、第3図は第1図に示す
油圧サーボ機構をそのピストンの先端側から見た一部破
断した部分図、第4図は従来の油圧サーボ機構の一例を
示す部分断面図である。 1……油圧サーボ機構、2……ブレーキ、4……ピスト
ン、5……シリンダ部材、6……リターンスプリング、
7……油室、18……一方向クラッチ、19……アウターレ
ース。
自動変速機の概略的な部分断面図、第2図はその油圧サ
ーボ機構の概略的な分解断面図、第3図は第1図に示す
油圧サーボ機構をそのピストンの先端側から見た一部破
断した部分図、第4図は従来の油圧サーボ機構の一例を
示す部分断面図である。 1……油圧サーボ機構、2……ブレーキ、4……ピスト
ン、5……シリンダ部材、6……リターンスプリング、
7……油室、18……一方向クラッチ、19……アウターレ
ース。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダの内部に油圧を供給することによ
りピストンを移動させて摩擦係合手段を係合させ、かつ
ピストンをリターンスプリングにより前記油圧による移
動方向とは反対方向に押圧して摩擦係合手段を解放する
自動変速機において、 一方向クラッチのアウターレースを前記ピストンに対向
させかつ円周方向に対して相対的に固定して配置すると
ともに、前記リターンスプリングの一方の端部をそのア
ウターレースに当接させて支持したことを特徴とする自
動変速機の油圧サーボ機構の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16535788U JPH0736206Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 自動変速機の油圧サーボ機構の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16535788U JPH0736206Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 自動変速機の油圧サーボ機構の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0285068U JPH0285068U (ja) | 1990-07-03 |
| JPH0736206Y2 true JPH0736206Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31451771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16535788U Expired - Fee Related JPH0736206Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 自動変速機の油圧サーボ機構の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736206Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007155071A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機のピストン |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP16535788U patent/JPH0736206Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0285068U (ja) | 1990-07-03 |
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