JPH072814Y2 - 建物の外装パネル取付部における通気装置 - Google Patents

建物の外装パネル取付部における通気装置

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JPH072814Y2
JPH072814Y2 JP1986203937U JP20393786U JPH072814Y2 JP H072814 Y2 JPH072814 Y2 JP H072814Y2 JP 1986203937 U JP1986203937 U JP 1986203937U JP 20393786 U JP20393786 U JP 20393786U JP H072814 Y2 JPH072814 Y2 JP H072814Y2
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building
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Inventor
健司 植田
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建物の外装パネル取付部における通気装置
に関する。
従来の技術 従来、建物の外壁面に外装を施すには、石こうボードや
木製パネル、コンクリートパネルなどからなる下地材
に、外装パネルを直接取り付けていた。そのため、建物
側からの湿気が外装パネルの内面上で結露し、これによ
って建物の耐久性が低下するという問題があった。
そこで、従来、建物の外壁面に固定された上部水平枠と
下部水平枠との間に、外装パネルが取り付けられて、外
装パネルと建物の間に通気用の間隙が設けられるととも
に、下部水平枠に空気取入口があけられ、かつ上部水平
枠に空気排出口があけられた建物の外装パネル取付部に
おける通気装置が提案された(例えば実開昭59-78407号
公報参照) このような従来の通気装置によれば、下部水平枠の空気
取入口より外装パネルと建物の外壁面との間の通気用間
隙に導入された空気が、上部水平枠の空気排出口より排
出されるので、建物側から来る湿気を外装パネルの内面
上で結露させることなく排出することができた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の通気装置では、上下両水平枠が横
断面略L字形を有していて、上下両水平枠の水平壁部
に、空気取入口と空気排出口があけられていたため、風
雨により雨水が、上部水平枠の水平壁部にあけられた空
気排出口より外装パネルの内側に入り込みやすく、ま
た、地面からの跳返り水が、下部水平枠の水平壁部にあ
けられた空気取入口よりやはり外装パネルの内側に入り
込みやすく、このように上方から雨水が、かつ下方より
地面からの跳返り水が入り込むと、建物の外壁面自体が
濡れるし、また外装パネルの内側に湿気が生じるため、
建物の耐久性を充分向上させることができないという問
題があった。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、建
物側から来る湿気を外装パネルの内面上で結露させるこ
となく排出することができるのは勿論であるが、雨水
が、上部水平枠の空気排出口より外装パネルの内側に入
り込むのを確実に阻止することができて、建物の耐久性
を大幅に向上させることができる、建物の外装パネル取
付部における通気装置を提供しようとするにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、建物の外壁
面に固定された上部水平枠と下部水平枠との間に外装パ
ネルが取り付けられて、外装パネルと建物の間に通気用
の間隙が設けられるとともに、下部水平枠に空気取入口
があけられ、かつ上部水平枠に空気排出口があけられて
いる建物の外装パネル取付部において、上部水平枠が下
方に開口した略溝形を有し、その頂壁の外半部に段部が
設けられて、段部の垂直状側壁に空気排出口があけら
れ、下部水平枠が上方に開口した略溝形を有し、かつ建
物の外壁面に固定された内側垂直部と、これより外方突
出状に伸びている横断面略へ形の溝底部と、溝底部の外
端より上方に伸びている外装パネル下端部掛止め用外側
立上がり部と、溝底部の外端より下方内向きに伸びてい
る内側水切り用脚部と、同溝底部の外端より下方外向き
に伸びている外側水切り用脚部とによって構成され、横
断面略へ形の溝底部の外側傾斜部に空気取入口があけら
れ、上記内側水切り用脚部がこの空気取入口に下方より
のぞませられている。建物の外装パネル取付部における
通気装置を要旨としている。
作用 上記通気装置によれば、空気排出口を有する上部水平枠
と、空気取入口を有する下部水平枠とが建物の外壁面に
固定され、かつこれらの上下両水平枠の間に外装パネル
が取り付けられて、外装パネルと建物の間に通気用の間
隙が設けられているから、建物側から来る湿気を外装パ
ネルの内面上で結露させることなく、排出することがで
きるのは、勿論であるが、上部水平枠の空気排出口が、
頂壁段部の垂直状側壁にあけられているので、雨水が、
上部水平枠の空気排出口より外装パネルの内側に入り込
みにくい。
一方、下部水平枠の空気取入口が、横断面略へ形の溝底
部の外側傾斜部にあけられ、かつ下部水平枠の外端より
下方内向きに伸びている内側水切り用脚部が、この空気
取入口に下方よりのぞませられているから、地面からの
跳返り水が内側水切り用脚部に当たって、下部水平枠の
空気取入口より外装パネルの内側に入り込むのを確実に
阻止することができる。また外装パネルの外面を伝って
流下する水は、下部水平枠の外端より下方外向きに伸び
ている外側水切り用脚部によって確実に外側に跳ねるこ
とができる。
実施例 つぎに、この考案の実施例について図面を基に具体的に
説明する。
この明細書全体を通して、内外関係は建物を基準とし、
第1図における右方を内方と称し、左方を外方と称する
ことゝする。
第1図および第2図において、外装材(5)は上下一対
の水平枠(1)(2)と、上下水平枠(1)(2)に架
渡される垂直バー(3)と、垂直バー(3)および上下
水平枠(1)(2)に取り付けられる複数枚の外装パネ
ル(4)(41)とよりなる。
上部水平枠(1)が下方に開口した略溝形を有し、その
頂壁(1d)の外半部に段部(1e)が設けられて、段部
(1e)の垂直状側壁(1b)に空気排出口(7)があけら
れている。従って、雨水が、上部水平枠(1)の空気排
出口(7)より外装パネル(41)の内側に入り込みにく
い。
すなわち、例えば雨天に上部水平枠(1)の頂壁(1d)
上に降った雨水は、垂直状側壁(1b)に沿って流れ落ち
て段部(1e)の上面に至るが、このとき、空気排出口
(7)の部分では、雨水は垂直状側壁(1b)の空気排出
口(7)上縁より下縁に向かって垂直に流れ落ちるた
め、口内に入り込みにくい。これに対し、空気排出口
(7)が上部水平枠(1)の頂壁(1d)や段部(1e)な
どの水平部分にあけられている場合には、水平部分に降
った雨水は、そのほとんど全部が空気排出口(7)より
外装パネル(41)の内側に入り込むことにより、好まし
くない。
なお、上部水平枠(1)は、その内側垂直部(1c)にお
いて建物(A)の外壁面の上部にビス(9)で固定さ
れ、外側垂下部(1a)の内側に、最上位の外装パネル
(41)の上端部が収められている。
下部水平枠(2)は上方に開口した略溝形を有してい
る。そして、この下部水平枠(2)は、建物(A)の外
壁面の下部にビス(10)で固定された内側垂直部(2c)
と、これより外方突出状に伸びている横断面略へ形の溝
底部(2b)と、溝底部(2b)の外端より上方に伸びてい
る外装パネル下端部掛止め用外側立上がり部(2a)と、
溝底部(2b)の外端より下方内向きに伸びている内側水
切り用脚部(2d)と、同溝底部(2b)の外端より下方外
向きに伸びている外側水切り用脚部(2e)とによって構
成されている。また横断面略へ形の溝底部(2b)の外側
傾斜部に空気取入口(6)があけられ、上記内側水切り
用脚部(2d)がこの空気取入口(6)に下方よりのぞま
せられている。
下部水平枠(2)の内側水切り用脚部(2d)は、地面か
らの跳返し水が空気取入口(6)に入るのを阻止し、ま
た外側水切り用脚部(2e)は、外装パネル(4)(41)
の外面を伝って流下する水を跳ねる役目を果たす。
上下水平枠(1)(2)には外方開口状の溝材よりなる
垂直バー(3)が架渡されている。垂直バー(3)は、
第3図に示すように、溝の開口部に対向状の一対の突縁
(3a)を有する。したがって溝の開口幅は溝の内部幅よ
り小さくなされている。
垂直バー(3)に外装パネル(4)を取り付けるには、
第3図に示すパネル取付け金具(11)が用いられる。同
金具(11)は、パネル取付け状態すなわち垂直状態で、
垂直部(11a)と、これの上端内側に設けられた側方か
ら見て逆L字状の上部屈曲部(11b)と、垂直部(11a)
の下端外側に設けられた側方から見てL字状の下部屈曲
部(11c)と上部屈曲部(11b)の垂下部の両側に設けら
れた翼部(11d)とよりなる。そしてパネル取付け金具
(11)は、これを水平にして上部屈曲部(11b)を垂直
バー(3)の開口に通して溝内に入れ、ついで同金具
(11)を垂直にして金具(11)の翼部(11d)を垂直バ
ー(3)の突縁(3a)に掛止めることにより、垂直バー
(3)の溝から外へ脱離しないように構成されている。
外装パネル(4)はアルミニウム薄板(12)を外装した
断熱層(13)よりなり、下端内側に横断面逆U字状の下
端湾曲部(4a)を有し、上端内側に立上がり部(4b)を
有し、立上がり部(4b)の内側に横断面U字状の上端湾
曲部(4c)を有し、同湾曲部(4c)の内側上端に上方延
長部(4d)を有する。そして最下位の外装パネル(4)
の下端湾曲部(4a)は、下部水平枠(2)の外側立上が
り部(2a)に掛けられて、同パネル(4)が垂直バー
(3)に沿わされ、ついで垂直バー(3)に掛止められ
たパネル取付け金具(11)の垂直部(11a)と翼部(11
d)とで外装パネル(4)の上方延長部(4d)と垂直バ
ー(3)の突縁(3a)とが挾付けられる。こうして最下
位の外装パネル(4)が垂直バー(3)に取り付けられ
ている。
ついで下から2番目の外装パネル(4)の下端湾曲部
(4a)が最下位の外装パネル(4)の立上がり部(4b)
に掛けられ、同パネル(4)の上方延長部(4d)が最下
位のパネルの場合と同じくパネル取付け金具(11)で垂
直バー(3)に取り付けられる。こうして下から2番目
の外装パネル(4)が垂直バー(3)に取り付けられて
いる。下から3番目以上の外装パネル(4)は2番目の
パネルと同じようにして垂直バー(3)に取り付けられ
ている。
最上位の外装パネル(41)の構造は、他のパネルのそれ
とやゝ異なり、立上がり部(4b)、上端湾曲部(4c)お
よび上方延長部(4d)を有しない。そして最上位のパネ
ル(41)の下端部は他のパネルと同様にしてその下のパ
ネルに連結されかつ垂直バー(3)に取り付けられる
が、上端部は上部水平枠(1)の外側垂下部(1a)の内
側に収められて、同垂下部(1a)に掛け止められてい
る。最上位のパネル(41)は、上部水平枠(1)および
垂直バー(3)に取り付けられている。
こうして、建物(A)の外装面に取り付けられた外装パ
ネル(4)(41)は、垂直バー(3)の分だけ外壁面か
ら隔っており、建物(A)の外壁面と外装パネル(4)
(41)との間の間隙(8)が通気路として働くので、建
物(A)側から来る湿気を外装パネル(4)(41)の内
面上で結露させることなく、排出することができる。
考案の効果 この考案は、上述のように、空気排出口を有する上部水
平枠と、空気取入口を有する下部水平枠とが建物の外壁
面に固定され、かつこれらの上下両水平枠の間に外装パ
ネルが取り付けられて、外装パネルと建物の間に通気用
の間隙が設けられ、これによって建物側から来る湿気を
外装パネルの内面上で結露させることなく、排出するこ
とができるのは、勿論である。
そして、この考案においては、上部水平枠の頂壁の外半
部に段部が設けられて、段部の垂直状側壁に空気排出口
があけられているので、雨水が、上部水平枠の空気排出
口より外装パネルの内側に入り込みにくい。
一方、下部水平枠の空気取入口が、横断面略へ形の溝底
部の外側傾斜部にあけられ、かつ下部水平枠の外端より
下方内向きに伸びている内側水切り用脚部が、この空気
取入口に下方よりのぞませられているから、地面からの
跳返り水が内側水切り用脚部に当たって、下部水平枠の
空気取入口より外装パネルの内側に入り込むのを確実に
阻止することができる。
また外装パネルの外面を伝って流下する水は、下部水平
枠の外端より下方外向きに伸びている外側水切り用脚部
によって確実に外側に跳ねることができ、結局、雨水や
湿気から建物の外壁面を確実に守ることができて、建物
の耐久性が大幅に向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は建物の
外装パネル取付部における通気装置の部分省略垂直断面
図、第2図は同部分の一部切欠き斜視図、第3図は第2
図の要部拡大斜視図である。 (1)……上部水平枠、(1b)……垂直状側壁、(1d)
……頂壁、(1e)……段部、(2)……下部水平枠、
(2a)……外装パネル下端部掛止め用外側立上がり部、
(2b)……横断面略へ形の溝底部、(2c)……内側垂直
部、(2d)……内側水切り用脚部、(2e)……外側水切
り用脚部、(4)(41)……外装パネル、(5)……外
装材、(6)……空気取入口、(7)……空気排出口、
(8)……通気用間隙、(A)……建物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物(A)の外壁面に固定された上部水平
    枠(1)と下部水平枠(2)との間に外装パネル(4)
    (41)が取り付けられて、外装パネル(4)(41)と建
    物(A)の間に通気用の間隙(8)が設けられるととも
    に、下部水平枠(2)に空気取入口(6)があけられ、
    かつ上部水平枠(1)に空気排出口(7)があけられて
    いる建物の外装パネル取付部において、上部水平枠
    (1)が下方に開口した略溝形を有し、その頂壁(1d)
    の外半部に段部(1e)が設けられて、段部(1e)の垂直
    状側壁(1b)に空気排出口(7)があけられ、下部水平
    枠(2)が上方に開口した略溝形を有し、かつ建物
    (A)の外壁面に固定された内側垂直部(2c)と、これ
    より外方突出状に伸びている横断面略へ形の溝底部(2
    b)と、溝底部(2b)の外端より上方に伸びている外装
    パネル下端部掛止め用外側立上がり部(2a)と、溝底部
    (2b)の外端より下方内向きに伸びている内側水切り用
    脚部(2d)と、同溝底部(2b)の外端より下方外向きに
    伸びている外側水切り用脚部(2e)とによって構成さ
    れ、横断面略へ形の溝底部(2b)の外側傾斜部に空気取
    入口(6)があけられ、上記内側水切り用脚部(2d)が
    この空気取入口(6)に下方よりのぞませられている、
    建物の外装パネル取付部における通気装置。
JP1986203937U 1986-12-27 1986-12-27 建物の外装パネル取付部における通気装置 Expired - Lifetime JPH072814Y2 (ja)

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JPS63106808U JPS63106808U (ja) 1988-07-11
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