JPH0728190A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
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- JPH0728190A JPH0728190A JP16931393A JP16931393A JPH0728190A JP H0728190 A JPH0728190 A JP H0728190A JP 16931393 A JP16931393 A JP 16931393A JP 16931393 A JP16931393 A JP 16931393A JP H0728190 A JPH0728190 A JP H0728190A
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- polyester
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- layer
- silver halide
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリエステルフィルムの少なくとも一方の側
に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲ
ン化銀写真感光材料において、該フィルムのカール値が
経時で変化する特性をもち、かつ該フィルムにラテック
ス下引を施した後、親水性コロイド層を設けたことを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成。 【効果】 巻癖がつきにくく、かつ現像処理で巻癖が取
れ易いハロゲン化銀写真感光材料の提供。
に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲ
ン化銀写真感光材料において、該フィルムのカール値が
経時で変化する特性をもち、かつ該フィルムにラテック
ス下引を施した後、親水性コロイド層を設けたことを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成。 【効果】 巻癖がつきにくく、かつ現像処理で巻癖が取
れ易いハロゲン化銀写真感光材料の提供。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻癖がつきにくいハロゲ
ン化銀写真感光材料に関する。
ン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、写真用支持体としてはトリアセチ
ルセルロース(以下、TACという)や、ポリエチレン
テレフタレート(以下、PETという)が主として使用
されてきた。PETは強度が強い高いという利点を有す
るが、現像処理しても巻癖が取れにくいという問題があ
り、用途に制約があった。
ルセルロース(以下、TACという)や、ポリエチレン
テレフタレート(以下、PETという)が主として使用
されてきた。PETは強度が強い高いという利点を有す
るが、現像処理しても巻癖が取れにくいという問題があ
り、用途に制約があった。
【0003】特開平1-244446号にはポリエステル支持体
を親水化して巻癖を取れ易くした技術が開示されている
が、ただポリエステル支持体を親水化しただけでは、現
像処理で巻癖が取れ易くなるものの、逆に巻癖そのもの
はつき易くなり、現像処理前の取り扱い性は親水化しな
いPETよりも劣化した。
を親水化して巻癖を取れ易くした技術が開示されている
が、ただポリエステル支持体を親水化しただけでは、現
像処理で巻癖が取れ易くなるものの、逆に巻癖そのもの
はつき易くなり、現像処理前の取り扱い性は親水化しな
いPETよりも劣化した。
【0004】したがってPETで巻癖が満足すべきもの
は得られていないのが現状である。
は得られていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
して、本発明の課題は、巻癖がつきにくく、かつ現像処
理で巻癖が取れ易いハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることにある。
して、本発明の課題は、巻癖がつきにくく、かつ現像処
理で巻癖が取れ易いハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、ポ
リエステルフィルムの少なくとも一方の側に少なくとも
1層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感
光材料であって、該フィルムのカール値が経時で変化す
る特性をもち、かつ該フィルムにラテックス下引を施し
た後、親水性コロイド層を設けたことを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料により達成される。
リエステルフィルムの少なくとも一方の側に少なくとも
1層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感
光材料であって、該フィルムのカール値が経時で変化す
る特性をもち、かつ該フィルムにラテックス下引を施し
た後、親水性コロイド層を設けたことを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料により達成される。
【0007】以下、本発明について具体的に説明する。
【0008】ポリエステル支持体のカール値が経時で連
続的に変化する特性をもつとは、カールした支持体を円
弧として円周に外挿した場合の円の半径が経時で小さく
なっていくことを意味し、このような経時で増加するカ
ールを本明細書では以後経時カールという。
続的に変化する特性をもつとは、カールした支持体を円
弧として円周に外挿した場合の円の半径が経時で小さく
なっていくことを意味し、このような経時で増加するカ
ールを本明細書では以後経時カールという。
【0009】このような経時カールは、親水性コロイド
層を塗布する前の支持体や、塗布された親水性コロイド
層を除去したあとの支持体を、経時カールが起こる方向
が長手方向になるように、3.5cm×10cmの短冊状に切り2
3℃、55%条件下で平版上に12ケ月放置し、放置前後の
カール値の差の絶対値を測定することによって、測定で
きる。
層を塗布する前の支持体や、塗布された親水性コロイド
層を除去したあとの支持体を、経時カールが起こる方向
が長手方向になるように、3.5cm×10cmの短冊状に切り2
3℃、55%条件下で平版上に12ケ月放置し、放置前後の
カール値の差の絶対値を測定することによって、測定で
きる。
【0010】本発明の支持体の経時カールの値は、使用
される感光材料の種類によって適宜選択すれば良いが、
通常は2〜250m-1好ましくは10〜20m-1さらに好ましく
は30〜200m-1である。
される感光材料の種類によって適宜選択すれば良いが、
通常は2〜250m-1好ましくは10〜20m-1さらに好ましく
は30〜200m-1である。
【0011】尚、ここでのカール値とは、短冊状に切っ
た試料の長手方向の湾曲を円弧として、円周に外挿した
場合の円の半径(単位m)の逆数である。
た試料の長手方向の湾曲を円弧として、円周に外挿した
場合の円の半径(単位m)の逆数である。
【0012】また、カール値の変化方向は、一方向であ
るのが好ましく、製膜時の長手方向での長手方向でのカ
ール値が変化するのが好ましい。
るのが好ましく、製膜時の長手方向での長手方向でのカ
ール値が変化するのが好ましい。
【0013】このような経時カールを起こすポリエステ
ルフィルムは、例えば下引き加工前の支持体の厚みを2
等分した場合にその分割した両側における層構成が非対
称であれば得ることができる。
ルフィルムは、例えば下引き加工前の支持体の厚みを2
等分した場合にその分割した両側における層構成が非対
称であれば得ることができる。
【0014】このようなフィルムは例えば少なくとも2
層以上のポリエステル樹脂を積層することによって得る
ことができ、特に経時収縮量の異なる樹脂同士を積層す
るのが好ましい。本発明に用いるポリエステル樹脂とし
ては、ジカルボン酸とジオールとの繰り返し単位を主構
成成分とするものをいい、好ましくは芳香族二塩基酸と
グリコールとの繰り返し単位を主構成成分とするポリエ
ステルを挙げることができる。
層以上のポリエステル樹脂を積層することによって得る
ことができ、特に経時収縮量の異なる樹脂同士を積層す
るのが好ましい。本発明に用いるポリエステル樹脂とし
ては、ジカルボン酸とジオールとの繰り返し単位を主構
成成分とするものをいい、好ましくは芳香族二塩基酸と
グリコールとの繰り返し単位を主構成成分とするポリエ
ステルを挙げることができる。
【0015】前記二塩基酸としては、例えばテレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸類などがあ
り、ジオールもしくはグリコールとしては、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4-シクロヘキサンジメ
タノール、ジエチレングリコール、p-キシレングリコー
ルなどがある。なかでもテレフタル酸とエチレングリコ
ールとを主構成成分とするポリエチレンテレフタレート
と2,6-ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコールを
主構成成分とするポリエチレン-2,6-ナフタレートが好
ましい。
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸類などがあ
り、ジオールもしくはグリコールとしては、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4-シクロヘキサンジメ
タノール、ジエチレングリコール、p-キシレングリコー
ルなどがある。なかでもテレフタル酸とエチレングリコ
ールとを主構成成分とするポリエチレンテレフタレート
と2,6-ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコールを
主構成成分とするポリエチレン-2,6-ナフタレートが好
ましい。
【0016】また、ポリエステル本来の優れた性質を損
なわない範囲で、これらの主たる繰り返し単位が85モル
%以上、好ましくは90モル%以上の共重合体であっても
良いし、他のポリマーがブレンドされていても良い。
なわない範囲で、これらの主たる繰り返し単位が85モル
%以上、好ましくは90モル%以上の共重合体であっても
良いし、他のポリマーがブレンドされていても良い。
【0017】好ましいポリエステルの固有粘度として
は、特に限定されないが、積層フィルム作製時の延伸性
の観点から、0.35〜0.80が好ましく、特に0.45〜0.70が
好ましい。
は、特に限定されないが、積層フィルム作製時の延伸性
の観点から、0.35〜0.80が好ましく、特に0.45〜0.70が
好ましい。
【0018】共重合ポリエステルとしては、なかでもテ
レフタル酸とエチレングリコールを主構成成分とする共
重合ポリエチレンテレフタレートと2,6-ナフタレンジカ
ルボン酸とエチレングリコールを主構成成分とする共重
合ポリエチレン-2,6-ナフタレートが好ましい。
レフタル酸とエチレングリコールを主構成成分とする共
重合ポリエチレンテレフタレートと2,6-ナフタレンジカ
ルボン酸とエチレングリコールを主構成成分とする共重
合ポリエチレン-2,6-ナフタレートが好ましい。
【0019】共重合ポリエステルにおける共重合成分と
しての金属スルホネート基を含有する芳香族ジカルボン
酸は、5-ナトリウムスルホイソフタル酸、2-ナトリウム
スルホテレフタル酸、4-ナトリウムスルホテレフタル
酸、4-ナトリウムスルホ-2,6-ナフタレンジカルボン酸
もしくは下記化1で示されるエステル形成性誘導体、及
びこれらのナトリウムを他の金属例えばカリウム、リチ
ウムなどで置換した化合物を挙げることができる。
しての金属スルホネート基を含有する芳香族ジカルボン
酸は、5-ナトリウムスルホイソフタル酸、2-ナトリウム
スルホテレフタル酸、4-ナトリウムスルホテレフタル
酸、4-ナトリウムスルホ-2,6-ナフタレンジカルボン酸
もしくは下記化1で示されるエステル形成性誘導体、及
びこれらのナトリウムを他の金属例えばカリウム、リチ
ウムなどで置換した化合物を挙げることができる。
【0020】
【化1】
【0021】前記共重合ポリエステルは、本発明の効果
を損なわない範囲で共重合成分として、ポリアルキレン
グリコール及び/又は飽和脂肪族ジカルボン酸ポリエー
テルジカルボン酸を用いているのが好ましい。
を損なわない範囲で共重合成分として、ポリアルキレン
グリコール及び/又は飽和脂肪族ジカルボン酸ポリエー
テルジカルボン酸を用いているのが好ましい。
【0022】前記ポリアルキレングリコールとしては、
ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル等を挙げることができる。使用することのできるポリ
アルキレングリコールの分子量は特に限定されないが、
好ましくは、300〜20,000、より好ましくは600〜10,00
0、特に好ましくは1,000〜5,000である。特にポリアル
キレングリコールとしてはポリエチレングリコールが好
ましい。
ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル等を挙げることができる。使用することのできるポリ
アルキレングリコールの分子量は特に限定されないが、
好ましくは、300〜20,000、より好ましくは600〜10,00
0、特に好ましくは1,000〜5,000である。特にポリアル
キレングリコールとしてはポリエチレングリコールが好
ましい。
【0023】飽和脂肪族ジカルボン酸としては、例えば
そのエステル形成誘導体が好ましく、アジピン酸、セバ
シン酸のエステルであるアジピン酸ジメチル、セバシン
酸ジメチルなどが用いられる。好ましくはアジピン酸ジ
メチルである。
そのエステル形成誘導体が好ましく、アジピン酸、セバ
シン酸のエステルであるアジピン酸ジメチル、セバシン
酸ジメチルなどが用いられる。好ましくはアジピン酸ジ
メチルである。
【0024】ポリエーテルジカルボン酸としては、ポリ
エチレンオキシジカルボン酸、ポリプロピレンオキシジ
カルボン酸、ポリ(エチレン/プロピレン)オキシジカ
ルボン酸、ポリテトラメチレンオキシジカルボン酸及び
その共重合体などが好ましいが、ポリエステルの重合反
応性やフィルムの寸法安定性の点で特に、下記式で示さ
れるポリエチレンオキシジカルボン酸がより好ましい。
エチレンオキシジカルボン酸、ポリプロピレンオキシジ
カルボン酸、ポリ(エチレン/プロピレン)オキシジカ
ルボン酸、ポリテトラメチレンオキシジカルボン酸及び
その共重合体などが好ましいが、ポリエステルの重合反
応性やフィルムの寸法安定性の点で特に、下記式で示さ
れるポリエチレンオキシジカルボン酸がより好ましい。
【0025】R1OOCCH2−(O−CH2CH2),−OCH2COOR2
R1,R2:Hまたは炭素数1〜8のアルキル基、n:正
の整数) 本発明に用いられるポリエステル樹脂には、本発明の効
果を阻害しない範囲で、更に他の成分が共重合されてい
ても良いし、他のポリマーがブレンドされていてもかま
わない。ブレンドされるポリマーとしては、ポリエステ
ル系のポリマーが好ましい。
R1,R2:Hまたは炭素数1〜8のアルキル基、n:正
の整数) 本発明に用いられるポリエステル樹脂には、本発明の効
果を阻害しない範囲で、更に他の成分が共重合されてい
ても良いし、他のポリマーがブレンドされていてもかま
わない。ブレンドされるポリマーとしては、ポリエステ
ル系のポリマーが好ましい。
【0026】(ポリエステルの製造)本発明に用いられ
るポリエステルはともに、重合段階でリン酸、亜リン酸
およびそれらのエステルならびに無機粒子(シリカ、カ
オリン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、二酸化チ
タンなど)が含まれていてもよいし、重合後ポリマーに
無機粒子などがブレンドされていてもよい。さらに重合
段階、重合後のいずれかの段階で適宜に顔料、紫外線吸
収剤、酸化防止剤などを添加してもかまわない。
るポリエステルはともに、重合段階でリン酸、亜リン酸
およびそれらのエステルならびに無機粒子(シリカ、カ
オリン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、二酸化チ
タンなど)が含まれていてもよいし、重合後ポリマーに
無機粒子などがブレンドされていてもよい。さらに重合
段階、重合後のいずれかの段階で適宜に顔料、紫外線吸
収剤、酸化防止剤などを添加してもかまわない。
【0027】共重合ポリエステルを得るには、酸成分と
グリコール成分とをエステル交換した後に、前述の共重
合成分を添加し、溶融重合を行っても良いし、又、共重
合成分をエステル交換する前に添加し、エステル交換し
た後に溶融重合を行っても良いし、または溶融重合で得
られたポリマーを固相重合するなど公知の合成方法を採
用することができる。
グリコール成分とをエステル交換した後に、前述の共重
合成分を添加し、溶融重合を行っても良いし、又、共重
合成分をエステル交換する前に添加し、エステル交換し
た後に溶融重合を行っても良いし、または溶融重合で得
られたポリマーを固相重合するなど公知の合成方法を採
用することができる。
【0028】このエステル交換時に用いる触媒として
は、マンガン、カルシウム、亜鉛、コバルト等の金属の
酢酸塩、脂肪酸塩、炭酸塩等を挙げることができる。こ
れらの中でも、酢酸マンガン、酢酸カルシウムの水和物
が好ましく、さらにはこれらを混合したものが好まし
い。前記エステル交換時及び/又は重合時に反応を阻害
したりポリマーを着色したりしない範囲で水酸化物や脂
肪族カルボン酸の金属塩、第四級アンモニウム塩などを
添加することも有効であり、中でも水酸化ナトリウム、
酢酸ナトリウム、テトラエチルヒドロキシアンモニウム
などが好ましく、特に酢酸ナトリウムが好ましい。
は、マンガン、カルシウム、亜鉛、コバルト等の金属の
酢酸塩、脂肪酸塩、炭酸塩等を挙げることができる。こ
れらの中でも、酢酸マンガン、酢酸カルシウムの水和物
が好ましく、さらにはこれらを混合したものが好まし
い。前記エステル交換時及び/又は重合時に反応を阻害
したりポリマーを着色したりしない範囲で水酸化物や脂
肪族カルボン酸の金属塩、第四級アンモニウム塩などを
添加することも有効であり、中でも水酸化ナトリウム、
酢酸ナトリウム、テトラエチルヒドロキシアンモニウム
などが好ましく、特に酢酸ナトリウムが好ましい。
【0029】本発明に用いるポリエステルには、種々の
添加剤を含有せしめることができる。たとえば、写真乳
剤層を塗設した写真用支持体のエッジから光が入射した
ときに起こるライトパイピング現象(ふちかぶり)を防
止する目的で、該ポリエステルに染料を添加することも
できる。この染料につき、その種類は特に限定されない
が、製膜工程上、耐熱性に優れたものが好ましく、例え
ば、アンスラキノン系化学染料などが挙げられる。
添加剤を含有せしめることができる。たとえば、写真乳
剤層を塗設した写真用支持体のエッジから光が入射した
ときに起こるライトパイピング現象(ふちかぶり)を防
止する目的で、該ポリエステルに染料を添加することも
できる。この染料につき、その種類は特に限定されない
が、製膜工程上、耐熱性に優れたものが好ましく、例え
ば、アンスラキノン系化学染料などが挙げられる。
【0030】本発明に用いるポリエステルフィルムの層
構造としては、二層以上の任意の数の層が積層された積
層構造であれば良い。なお、本発明の支持体に含まれる
「ポリエステル層」とは、厚み2ミクロン以上のものに
限り、厚み2ミクロン未満の、例えば下引層などは、こ
こで言う「ポリエステル層」とはみなさない。
構造としては、二層以上の任意の数の層が積層された積
層構造であれば良い。なお、本発明の支持体に含まれる
「ポリエステル層」とは、厚み2ミクロン以上のものに
限り、厚み2ミクロン未満の、例えば下引層などは、こ
こで言う「ポリエステル層」とはみなさない。
【0031】前述した共重合ポリエステルで単一層のフ
ィルムを形成する場合、共重合成分として金属スルホネ
ート基を含有する芳香族ジカルボン酸の含有割合は、全
エステル結合に対して1〜5モル%、特に好ましくは2
〜4モル%である。金属スルホネート基を有する芳香族
ジカルボン酸の含有量を前記範囲内にすることによっ
て、現像処理後の巻きぐせ解消性、現像処理前の巻きぐ
せをより一層つきにくくすることができる。
ィルムを形成する場合、共重合成分として金属スルホネ
ート基を含有する芳香族ジカルボン酸の含有割合は、全
エステル結合に対して1〜5モル%、特に好ましくは2
〜4モル%である。金属スルホネート基を有する芳香族
ジカルボン酸の含有量を前記範囲内にすることによっ
て、現像処理後の巻きぐせ解消性、現像処理前の巻きぐ
せをより一層つきにくくすることができる。
【0032】本発明のフィルムが二層以上の積層構造を
有する場合には、一般的に各層の厚みは、用いるポリエ
ステル及び共重合ポリエステルによって適宜に決定し得
るが、好ましくはポリエステル層の厚みの総和d4に対
する共重合ポリエステル層の厚みの総和d5の比が0.7≦
d5/d4≦3、さらに好ましくは1≦d5/d4≦2であ
り、ポリエステル層の厚みの総和d4は好ましくは50μm
以下、さらに好ましくは40μm以下である。
有する場合には、一般的に各層の厚みは、用いるポリエ
ステル及び共重合ポリエステルによって適宜に決定し得
るが、好ましくはポリエステル層の厚みの総和d4に対
する共重合ポリエステル層の厚みの総和d5の比が0.7≦
d5/d4≦3、さらに好ましくは1≦d5/d4≦2であ
り、ポリエステル層の厚みの総和d4は好ましくは50μm
以下、さらに好ましくは40μm以下である。
【0033】積層構造のフィルムの厚みの総和は特に限
定されず、用途に応じて、任意に定めることができるの
が、通常40〜250μm、特に65〜180μmが好ましい。
定されず、用途に応じて、任意に定めることができるの
が、通常40〜250μm、特に65〜180μmが好ましい。
【0034】また、ポリエステル層における積層構造が
二層、三層である場合を含め、四層以上の積層構成であ
っても、積層構造のポリエステル層をその厚みを二等分
する位置を中心として両表面側に二分割した場合に、そ
の分割した両側における層構成が非対称であることが好
ましい。
二層、三層である場合を含め、四層以上の積層構成であ
っても、積層構造のポリエステル層をその厚みを二等分
する位置を中心として両表面側に二分割した場合に、そ
の分割した両側における層構成が非対称であることが好
ましい。
【0035】ここでいう非対称とは物理的、機械的ある
いは化学的に相違することを意味し、例えばポリエステ
ル層、共重合ポリエステル層または他の素材からなる層
の構成順序、ポリエステル層、共重合ポリエステル層ま
たは他の素材からなる層の厚さ、半分に分割する面の上
下でのポリエステルもしくは共重合ポリエステルを構成
する主構成成分量が異なるとか、共重合成分又は共重合
成分量が異なるとか、さらには固有粘度が異なることと
か、又、分割面でのそれぞれのポリエステル層のいずれ
かが共重合成分の種類または共重合成分の含有量が相違
することも含まれる。これらの相違のうち、化学的相違
によるものが、効果の点で好ましい。
いは化学的に相違することを意味し、例えばポリエステ
ル層、共重合ポリエステル層または他の素材からなる層
の構成順序、ポリエステル層、共重合ポリエステル層ま
たは他の素材からなる層の厚さ、半分に分割する面の上
下でのポリエステルもしくは共重合ポリエステルを構成
する主構成成分量が異なるとか、共重合成分又は共重合
成分量が異なるとか、さらには固有粘度が異なることと
か、又、分割面でのそれぞれのポリエステル層のいずれ
かが共重合成分の種類または共重合成分の含有量が相違
することも含まれる。これらの相違のうち、化学的相違
によるものが、効果の点で好ましい。
【0036】これら積層ポリエステル層の非対称性を確
認する方法としては、各種分析機器を用いることを挙げ
ることができ、特に限定されないが、層構成については
フィルムの断面を顕微鏡観察により確認することがで
き、また顕微鏡写真を撮影することによっても確認する
ことができる。また、これを顕微鏡観察を行いながら、
各層を削り取るか、これを半分に分割する面まで、それ
ぞれ上下から削り取り上下の層もしくは各層それぞれの
分析対象物を得て、加水分解をおこない液体クロマトグ
ラフィーとかNMRとかの各種測定装置で測定してもよ
いし、分析対象物を溶媒に溶解した後にNMR分析や、
GPC(ゲルパーミションクロマトグラフィー)分析
や、固有粘度を測定する等してもよいし、分析対象物を
そのまま粉末でX線分光分析をし、もしくはKBr等に
混ぜてIR(赤外分光機器)等の分析をし、結果として
絶対量、もしくはそれに相当する測定結果のピークの位
置、強度の違い等でも両外層の非対称性を確認ないし測
定することができる。
認する方法としては、各種分析機器を用いることを挙げ
ることができ、特に限定されないが、層構成については
フィルムの断面を顕微鏡観察により確認することがで
き、また顕微鏡写真を撮影することによっても確認する
ことができる。また、これを顕微鏡観察を行いながら、
各層を削り取るか、これを半分に分割する面まで、それ
ぞれ上下から削り取り上下の層もしくは各層それぞれの
分析対象物を得て、加水分解をおこない液体クロマトグ
ラフィーとかNMRとかの各種測定装置で測定してもよ
いし、分析対象物を溶媒に溶解した後にNMR分析や、
GPC(ゲルパーミションクロマトグラフィー)分析
や、固有粘度を測定する等してもよいし、分析対象物を
そのまま粉末でX線分光分析をし、もしくはKBr等に
混ぜてIR(赤外分光機器)等の分析をし、結果として
絶対量、もしくはそれに相当する測定結果のピークの位
置、強度の違い等でも両外層の非対称性を確認ないし測
定することができる。
【0037】このような樹脂を組み合わせて、二層以上
の積層構造を有するフィルムは、次のようにして製造す
ることができる。すなわち、例えば2種のポリエステル
を別々の押出機から溶融押出した後、溶融ポリマーの導
管内または押出口金内において層流状で多層に接合せし
めて押出し、冷却ドラム上で冷却固化し未延伸フィルム
を得た後に、二軸延伸し熱固定する方法、もしくはポリ
エステル又は共重合ポリエステル単体及び、積層フィル
ムを押出機から溶融押出し、冷却ドラム上で冷却固化し
た未延伸フィルムまたは該未延伸フィルムを一軸延伸し
た一軸配向フィルムの面に、必要に応じてアンカー剤、
接着剤等をコーティングした後その上にポリエステル又
は共重合ポリエステル単体及び、積層フィルムをエクス
トルージョンラミネートし、次いで二軸延伸を完了した
後熱固定するエクストルージョンラミネート方法などが
あるが、工程の簡易性から共押出法が好ましい。
の積層構造を有するフィルムは、次のようにして製造す
ることができる。すなわち、例えば2種のポリエステル
を別々の押出機から溶融押出した後、溶融ポリマーの導
管内または押出口金内において層流状で多層に接合せし
めて押出し、冷却ドラム上で冷却固化し未延伸フィルム
を得た後に、二軸延伸し熱固定する方法、もしくはポリ
エステル又は共重合ポリエステル単体及び、積層フィル
ムを押出機から溶融押出し、冷却ドラム上で冷却固化し
た未延伸フィルムまたは該未延伸フィルムを一軸延伸し
た一軸配向フィルムの面に、必要に応じてアンカー剤、
接着剤等をコーティングした後その上にポリエステル又
は共重合ポリエステル単体及び、積層フィルムをエクス
トルージョンラミネートし、次いで二軸延伸を完了した
後熱固定するエクストルージョンラミネート方法などが
あるが、工程の簡易性から共押出法が好ましい。
【0038】延伸条件は特に限定されないが、一般的に
は複数のポリエステル層のガラス転移温度(Tg)の高
い方のTgからTg+100℃の温度範囲で二軸方向に延
伸する。このとき上記単層ポリエステル層の延伸方法と
同様に下記A、B、Cの方法を採ることができる。延伸
倍率は面積比で4〜16倍の範囲で行われることが好まし
い。また熱固定は150〜240℃の温度範囲で行うことがで
きる。
は複数のポリエステル層のガラス転移温度(Tg)の高
い方のTgからTg+100℃の温度範囲で二軸方向に延
伸する。このとき上記単層ポリエステル層の延伸方法と
同様に下記A、B、Cの方法を採ることができる。延伸
倍率は面積比で4〜16倍の範囲で行われることが好まし
い。また熱固定は150〜240℃の温度範囲で行うことがで
きる。
【0039】(A)未延伸シートをまず縦方向に延伸
し、次いで横方向に延伸する方法。
し、次いで横方向に延伸する方法。
【0040】(B)未延伸シートをまず横方向に延伸
し、次いで縦方向に延伸する方法。
し、次いで縦方向に延伸する方法。
【0041】(C)未延伸シートを1段または多段で縦
方向に延伸した後、再度縦方向に延伸し、次いで横方向
に延伸する方法。
方向に延伸した後、再度縦方向に延伸し、次いで横方向
に延伸する方法。
【0042】このような支持体の経時カールのコントロ
ールは、積層比率、ポリエステル樹脂の種類を任意で選
ぶことで行うことができる。特に経時収縮性の異なる樹
脂層を積層すれば経時カール性を発現することができ
る。
ールは、積層比率、ポリエステル樹脂の種類を任意で選
ぶことで行うことができる。特に経時収縮性の異なる樹
脂層を積層すれば経時カール性を発現することができ
る。
【0043】本発明のハロゲン化銀写真感光材料用支持
体は、下引層を有し、該下引層は官能性基を有する付加
重合体を成分とするラテックスを塗布してなっている。
体は、下引層を有し、該下引層は官能性基を有する付加
重合体を成分とするラテックスを塗布してなっている。
【0044】本発明においてラテックス下引とは、ハロ
ゲン化銀乳剤層を支持体に接着させるために支持体とハ
ロゲン化銀乳剤層の間に設ける下引層の材料として、ポ
リマーの水分散液、例えばブタジエン−スチレンポリマ
ーラテックス、アクリルエステルポリマーラテックス、
メタクリルエステルラテックス、塩化ビニリデンラテッ
クス等、を用いた下引が挙げられる。
ゲン化銀乳剤層を支持体に接着させるために支持体とハ
ロゲン化銀乳剤層の間に設ける下引層の材料として、ポ
リマーの水分散液、例えばブタジエン−スチレンポリマ
ーラテックス、アクリルエステルポリマーラテックス、
メタクリルエステルラテックス、塩化ビニリデンラテッ
クス等、を用いた下引が挙げられる。
【0045】これら、下引に用いるラテックスのうち特
に好ましくは、官能基を有するラテックスであり、官能
基としては、カルボキシル基、ヒドロキシ基、グリシジ
ル基が挙げられる。これらのラテックスのうち特に好ま
しくは、これらの官能基を有する付加重合体を成分とす
るラテックスである。
に好ましくは、官能基を有するラテックスであり、官能
基としては、カルボキシル基、ヒドロキシ基、グリシジ
ル基が挙げられる。これらのラテックスのうち特に好ま
しくは、これらの官能基を有する付加重合体を成分とす
るラテックスである。
【0046】本発明における付加重合体の例としては、
1種以上のビニル単量体と下記の単量体との共重合体が
挙げられる。
1種以上のビニル単量体と下記の単量体との共重合体が
挙げられる。
【0047】カルボン酸基を含む単量体10〜40% グリシジル基を含む単量体10〜90% ヒドロキシ基を含む単量体10〜90% 尚、単量体は1種でも複数種でもよいが、2種以上が好
ましい。
ましい。
【0048】ここでビニル単量体は、例えばブタジエ
ン、イソプレン等の共役ジエン、1,4-ペンタジエン、1,
4-ヘキサジエン等の非共役ジエン、スチレン、メチルス
チレン等のビニル芳香族、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート等のメタクリ
ル酸エステル、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル類が挙
げられる。
ン、イソプレン等の共役ジエン、1,4-ペンタジエン、1,
4-ヘキサジエン等の非共役ジエン、スチレン、メチルス
チレン等のビニル芳香族、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート等のメタクリ
ル酸エステル、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル類が挙
げられる。
【0049】特に好ましい官能基を有する単量体として
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸及びこれら塩類等が挙げられ、ヒドロキシル基を含む
単量体としては、ヒドロキシメチルメタクリレート、ヒ
ドロキシアクリレートが挙げられ、グリシジル基を有す
る単量体としては、グリシジルメタクリレート、グリシ
ジルアクリレート等が挙げられる。
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸及びこれら塩類等が挙げられ、ヒドロキシル基を含む
単量体としては、ヒドロキシメチルメタクリレート、ヒ
ドロキシアクリレートが挙げられ、グリシジル基を有す
る単量体としては、グリシジルメタクリレート、グリシ
ジルアクリレート等が挙げられる。
【0050】下引層は、公知の塗布手段を用いて下引層
用ラテックスを支持体上に塗布することによって形成出
来る。該下引層用ラテックスの塗布量は膜薄化を達成
し、下引層の機能を十分に発揮せしめるために0.05〜2.
0g/m2の範囲であることが好ましい。
用ラテックスを支持体上に塗布することによって形成出
来る。該下引層用ラテックスの塗布量は膜薄化を達成
し、下引層の機能を十分に発揮せしめるために0.05〜2.
0g/m2の範囲であることが好ましい。
【0051】下引加工例 支持体加工例(A−1) ポリエステルフィルムの乳剤層を塗接する側の面に、8
W(m2・min)のコロナ放電処理を施し、下記の塗布液
a−1を乾燥膜厚0.3μmになるように塗布し、次いで、
塗布液bを乾燥膜厚0.1μmとなるように塗設した。
W(m2・min)のコロナ放電処理を施し、下記の塗布液
a−1を乾燥膜厚0.3μmになるように塗布し、次いで、
塗布液bを乾燥膜厚0.1μmとなるように塗設した。
【0052】反対側の面にも、同様のコロナ放電をかけ
たあと、塗布液Cを乾燥膜厚0.8μmになるように塗設
し、さらに塗布液bを乾燥膜厚0.1μmとなるように塗設
した。
たあと、塗布液Cを乾燥膜厚0.8μmになるように塗設
し、さらに塗布液bを乾燥膜厚0.1μmとなるように塗設
した。
【0053】塗布液a−1 ブチルアクリレート45重量%、スチレン20重量%およびグリシジルアクリレー ト35重量%の共重合ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(C−6) 0.6g ヘキサメチレン-1,6-ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。
【0054】塗布液b ゼラチン 10g 化合物(C−6) 0.2g 化合物(C−7) 0.2g 化合物(C−8) 0.1g 平均粒径3μmのシリカ粒子 0.1g 水で1リットルに仕上げる。
【0055】塗布液a−2 ブチルアクリレート65%、スチレン35%の共重合体 ラテックス(固形分30%) 270g 化合物(C−6) 0.6g ヘキサメチレン-1,6-ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。
【0056】塗布液a−3 ブチルアクリレート35重量%、t-ブチルアクリレート25重量%、スチレン25重 量%および2-ヒドロキシエチルアクリレート25重量%の共重合体ラテックス液 (固形分30%) 270g 化合物(C−6) 0.6g ヘキサメチレン-1,6-ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。
【0057】塗布液a−4 ブチルアクリレート35wt%、t-ブチルアクリレート35wt%、スチレン30wt%の 共重合ラテックス(固形分30%) 270g 化合物(C−6) 0.6g ヘキサメチレン-1,6-ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。
【0058】塗布液a−5 ブタジエン35wt%、スチレン54wt%、アクリル酸5wt%、イタコン酸3wt%か らなる共重合体ラテックス(固形分50%) 40g 2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-S-トリアジンNa塩 0.3g 水で仕上げて1リットルとした。
【0059】塗布液a−6 ブタジエン40wt%、スチレン60wt%からなる共重合ラテックス(固形分50%) 40g 2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-S-トリアジンNa塩 0.3g 水で仕上げて1リットルとした。
【0060】
【化2】
【0061】
【化3】
【0062】支持体加工例(A−2) 塗布液a−2を用いた以外は加工例A−1と同様にして
下引加工を行った。
下引加工を行った。
【0063】支持体加工例(A−3) 塗布液a−3を用いた以外は加工例A−1と同様にして
下引加工を行った。
下引加工を行った。
【0064】支持体加工例(A−4) 塗布液a−4を用いた以外は加工例A−1と同様にして
下引加工を行った。
下引加工を行った。
【0065】支持体加工例(A−5) 塗布液a−5を用いた以外は加工例A−1と同様にして
下引加工を行った。
下引加工を行った。
【0066】支持体加工例(A−6) 塗布液a−6を用いた以外は加工例A−1と同様にして
下引加工を行った。
下引加工を行った。
【0067】ラテックスを用いない下引加工例(B) ポリエステルフィルムの乳剤層を塗布する側の面に以下
で示される水溶性高分子化合物0.5gを5ccの水に溶解
しこの液を4gのレゾルシンを含む95ccのメタノール溶
液に混合溶解させた処理液を、水溶性高分子がm2あたり
50mgとなるように塗布し、100℃2分で乾燥させた。
で示される水溶性高分子化合物0.5gを5ccの水に溶解
しこの液を4gのレゾルシンを含む95ccのメタノール溶
液に混合溶解させた処理液を、水溶性高分子がm2あたり
50mgとなるように塗布し、100℃2分で乾燥させた。
【0068】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を例証す
る。
る。
【0069】実施例1フィルムNo.1 テレフタル酸100重量部、エチレングリコール64重量部
に酢酸カルシウム水和物0.1重量部を添加し、常法によ
りエステル化反応を行った。得られた生成物に5-ナトリ
ウムスルホジ(β-ヒドロキシエチル)イソフタル酸の
エチレングリコール溶液(濃度35重量%)28重量部(5
モル%/全酸性分)、ポリエチレングリコール(数平均
分子量3000)8.1重量部(7重量%/ポリマー)、三酸
化アンチモン0.05重量部、リン酸トリメチルエステル0.
13重量部を添加した。次いで徐々に昇温、減圧し、280
℃、0.5mmHgで重合を行い固有粘度0.55を有する共重合
ポリエステルを得た。
に酢酸カルシウム水和物0.1重量部を添加し、常法によ
りエステル化反応を行った。得られた生成物に5-ナトリ
ウムスルホジ(β-ヒドロキシエチル)イソフタル酸の
エチレングリコール溶液(濃度35重量%)28重量部(5
モル%/全酸性分)、ポリエチレングリコール(数平均
分子量3000)8.1重量部(7重量%/ポリマー)、三酸
化アンチモン0.05重量部、リン酸トリメチルエステル0.
13重量部を添加した。次いで徐々に昇温、減圧し、280
℃、0.5mmHgで重合を行い固有粘度0.55を有する共重合
ポリエステルを得た。
【0070】この共重合ポリエステル(略号M)と市販
の固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート(略号
P)を各々150℃で真空乾燥した後、3台の押出幾を用
いて285℃で溶融押出し、3層が表1に示す層構成と
構成比からなるようにTダイ内で層状に接合し、静電密
着方法で冷却ドラムに密着させながら急冷固化させ、積
層未延伸フィルムを得た。この時、各素材の押出量を調
整し各層の厚さが9:10:7となるようにした。次い
で85℃でタテ方向に3.5倍延伸し、更に95℃でヨコ方向
に3.5倍延伸した後210℃で熱固定して厚さ90μmの二軸
延伸フィルムを得た。
の固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート(略号
P)を各々150℃で真空乾燥した後、3台の押出幾を用
いて285℃で溶融押出し、3層が表1に示す層構成と
構成比からなるようにTダイ内で層状に接合し、静電密
着方法で冷却ドラムに密着させながら急冷固化させ、積
層未延伸フィルムを得た。この時、各素材の押出量を調
整し各層の厚さが9:10:7となるようにした。次い
で85℃でタテ方向に3.5倍延伸し、更に95℃でヨコ方向
に3.5倍延伸した後210℃で熱固定して厚さ90μmの二軸
延伸フィルムを得た。
【0071】尚、固有粘度は、下記の方法にて測定し
た。
た。
【0072】〈固有粘度〉ウベローデ型粘度計を用いて
行なった。混合溶媒としてフェノールと1,1,2,2-テトラ
クロロエタンの重量比約55:45(流下時間42.0±0.1秒
に調整)のものを用い、サンプル濃度0.2,0.6,1.0
(g/dl)の溶液(温度20℃)を作製した。ウベローデ
型粘度計によって、それぞれの濃度(C)における比粘
度(ηsp)を求め、次式 により濃度零に補外し固有粘度〔η〕を求めた。
行なった。混合溶媒としてフェノールと1,1,2,2-テトラ
クロロエタンの重量比約55:45(流下時間42.0±0.1秒
に調整)のものを用い、サンプル濃度0.2,0.6,1.0
(g/dl)の溶液(温度20℃)を作製した。ウベローデ
型粘度計によって、それぞれの濃度(C)における比粘
度(ηsp)を求め、次式 により濃度零に補外し固有粘度〔η〕を求めた。
【0073】フィルムNo.2〜7 積層比率及び層構成及びフィルム膜厚を表1のように変
化させた以外はNo.1と同様に作製したフィルムをNo.2
〜7とする。
化させた以外はNo.1と同様に作製したフィルムをNo.2
〜7とする。
【0074】これらのポリエステルフィルムは、経時で
縦延伸方向にカールしてゆく性質があった。
縦延伸方向にカールしてゆく性質があった。
【0075】これらのサンプル縦延伸方向が長手になる
ようにを3.5cm×10cmに切り23℃55%条件下で平板上に
一枚づつ12ケ月間放置した。放置後のカール量と放置前
のカール量の差の絶対値を表1に示す。
ようにを3.5cm×10cmに切り23℃55%条件下で平板上に
一枚づつ12ケ月間放置した。放置後のカール量と放置前
のカール量の差の絶対値を表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】比較用フィルム 構成比を1/1/1とした以外はフィルム1と同様に作成し
たフィルムをフィルムNo.8とする。
たフィルムをフィルムNo.8とする。
【0078】共重合ポリエステル(M)のみをもちいた
以外はフィルム1と同様に作成したフィルムをフィルム
No.9とする。
以外はフィルム1と同様に作成したフィルムをフィルム
No.9とする。
【0079】これら、二つのフィルムの経時のカール値
は、絶対値で2未満であった。
は、絶対値で2未満であった。
【0080】また、先のポリエチレンテレフタレート樹
脂をフィルム1と同様に製膜したフィルムの23℃での1
年の経時収縮率とフィルムNo.9の経時収縮率の差は、
約0.3%であった。
脂をフィルム1と同様に製膜したフィルムの23℃での1
年の経時収縮率とフィルムNo.9の経時収縮率の差は、
約0.3%であった。
【0081】(カラーネガハロゲン化銀写真感光材料の
調製)支持体に下引加工を施し、さらに下記のようにバ
ッキング層を塗布し、その支持体を挟んで反対側にハロ
ゲン化銀カラー乳剤層を塗布した。ハロゲン化銀カラー
乳剤層としては、本出願人による特開平5-119432号明細
書第5頁〜第7頁記載の層構成によりカラーネガハロゲ
ン化銀写真感光材料を作成した。
調製)支持体に下引加工を施し、さらに下記のようにバ
ッキング層を塗布し、その支持体を挟んで反対側にハロ
ゲン化銀カラー乳剤層を塗布した。ハロゲン化銀カラー
乳剤層としては、本出願人による特開平5-119432号明細
書第5頁〜第7頁記載の層構成によりカラーネガハロゲ
ン化銀写真感光材料を作成した。
【0082】 〈バッキング層〉 第1層; ゼラチン 4.5mg ソジウム-ジ-(-2-エチルヘキシル)-スルホサクシネート 1.0mg トリポリ燐酸ナトリウム 76mg クエン酸 16mg カルボキシアルキルデキストラン硫酸エステル 49mg ビニルスルホン型硬膜剤 30mg 第2層(最外層); ゼラチン 1.5g ポリマービーズ(平均粒子径:3μm、ポリメチルメタクリレート) 24mg ビニルスルホン型硬膜剤 45mg 化合物SB−1および化合物SB−2の混合物 30mg 化合物SB−1 100mg
【0083】
【化4】
【0084】上記乳剤層は、カール値が経時で一方向に
連続的にカールするポリエステル支持体のカール値で凸
面になる側に設けた。
連続的にカールするポリエステル支持体のカール値で凸
面になる側に設けた。
【0085】用いた支持体種と下引加工種は下記表2に
示した。このようにして調製したハロゲン化銀写真感光
材料を用いて巻癖カール量の測定を下記方法で評価し
た。
示した。このようにして調製したハロゲン化銀写真感光
材料を用いて巻癖カール量の測定を下記方法で評価し
た。
【0086】(巻癖カール量の測定)支持体の縦延伸方
向が長手になるように巾3.5cmに裁断し、長さ10cmにき
って直径10.8mmの芯に巻き付け端をテープで固定して23
℃、55%条件で1年間放置した。放置後テープを剥が
し、巻癖カール量を測定した。得られた値を表2に示し
た。
向が長手になるように巾3.5cmに裁断し、長さ10cmにき
って直径10.8mmの芯に巻き付け端をテープで固定して23
℃、55%条件で1年間放置した。放置後テープを剥が
し、巻癖カール量を測定した。得られた値を表2に示し
た。
【0087】
【表2】
【0088】表2の結果から経時でカールする支持体に
ラテックス下引を施したものは、ラテックスを用いない
下引を施したものと比べて巻癖カールがつきにくい。ま
た、下記現像処理後の巻癖回復性は、どの本発明の試料
も問題なかった。さらに下引ラテックスとしては官能基
がカルボキシル基のものがより効果が大きかった。
ラテックス下引を施したものは、ラテックスを用いない
下引を施したものと比べて巻癖カールがつきにくい。ま
た、下記現像処理後の巻癖回復性は、どの本発明の試料
も問題なかった。さらに下引ラテックスとしては官能基
がカルボキシル基のものがより効果が大きかった。
【0089】 補充量は写真感光材料1m2 当たりの値である。
【0090】発色現像液、漂白液、定着液、安定液及び
その補充液は、下記のようにして調製されたものを使用
した。
その補充液は、下記のようにして調製されたものを使用
した。
【0091】 〈発色現像液〉 水 800ml 炭酸カリウム 30g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 亜硫酸カリウム 3.0g 臭化ナトリウム 1.3g 沃化カリウム 1.2mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 塩化ナトリウム 0.6g 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N- (β-ヒドロキシルエチル)アニリン硫酸塩 4.5g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20%
硫酸を用いてpH10.06に調製した。
硫酸を用いてpH10.06に調製した。
【0092】 〈発色現像補充液〉 水 800ml 炭酸カリウム 35g 炭酸水素ナトリウム 3g 亜硫酸カリウム 5g 臭化ナトリウム 0.4g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.1g 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N- (β-ヒドロキシルエチル)アニリン硫酸塩 6.3g 水酸化カリウム 2g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20%
硫酸を用いてpH10.18に調製した。
硫酸を用いてpH10.18に調製した。
【0093】 〈漂白液〉 水 700ml 1,3-ジアミノプロパン四酢酸鉄 (III)アンモニウム 125g エチレンジアミン四酢酸 2g 硝酸ナトリウム 40g 臭化アンモニウム 150g 氷酢酸 40g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は氷酢酸を
用いてpH4.4に調製した。
用いてpH4.4に調製した。
【0094】 〈漂白補充液〉 水 700ml 1,3-ジアミノプロパン四酢酸鉄 (III)アンモニウム 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 硝酸ナトリウム 50g 臭化アンモニウム 200g 氷酢酸 56g アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH4.0に調整した後
に水を加えて1リットルにした。
に水を加えて1リットルにした。
【0095】 〈定着液〉 水 800ml チオシアン酸アンモニウム 120g チオ硫酸アンモニウム 150g 亜硫酸ナトリウム 15g エチレンジアミン四酢酸 2g アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6.2に調整した
後、水を加えて1リットルにした。
後、水を加えて1リットルにした。
【0096】 〈定着補充液〉 水 800ml チオシアン酸アンモニウム 150g チオ硫酸アンモニウム 180g 亜硫酸ナトリウム 20g エチレンジアミン四酢酸 2g アンモニウム水又は氷酢酸を用いてpH6.5に調整した
後水を加えて1リットルにした。
後水を加えて1リットルにした。
【0097】 〈安定液及び安定補充液〉 水 900ml 化合物B 2.0g ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン 0.1g シロキサン(UCC製:L−77) 0.1g アンモニア水 0.5ml 水を加えて1リットルとした後、アンモニア水又は50%
硫酸を用いてpH8.5に調製した。
硫酸を用いてpH8.5に調製した。
【0098】
【化5】
【0099】
【発明の効果】本発明により、巻癖がつきにくく、かつ
現像処理で巻癖が取れ易くいハロゲン化銀写真感光材料
を提供することができた。
現像処理で巻癖が取れ易くいハロゲン化銀写真感光材料
を提供することができた。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも一方
の側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有するハ
ロゲン化銀写真感光材料であって、該フィルムのカール
値が経時で変化する特性をもち、かつ該フィルムにラテ
ックス下引を施した後、親水性コロイド層を設けたこと
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16931393A JPH0728190A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16931393A JPH0728190A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0728190A true JPH0728190A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15884224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16931393A Pending JPH0728190A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728190A (ja) |
-
1993
- 1993-07-08 JP JP16931393A patent/JPH0728190A/ja active Pending
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