JPH0728404Y2 - 圧力シリンダ用クッションパッキン - Google Patents

圧力シリンダ用クッションパッキン

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JPH0728404Y2
JPH0728404Y2 JP1989038835U JP3883589U JPH0728404Y2 JP H0728404 Y2 JPH0728404 Y2 JP H0728404Y2 JP 1989038835 U JP1989038835 U JP 1989038835U JP 3883589 U JP3883589 U JP 3883589U JP H0728404 Y2 JPH0728404 Y2 JP H0728404Y2
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JP
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packing
cushion
piston
lip
pressure cylinder
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辰雄 高牟▲禮▼
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、エアシリンダないし油圧シリンダ等の圧力シ
リンダに用いられるクッションパッキンの改良に関す
る。
考案の技術的背景ならびにその問題点 例えば、第6図に示すような円筒状のケーシング3と該
ケーシング3の両端部を封止するロッドカバー8および
ヘッドカバー10(両者を併せて「端部カバー」とも言
う。)とで囲まれた空間内を、ケーシング3の軸方向に
沿って、 ピストンロッド4と、このピストンロッド4の小径端部
4aに同心円状に突出するように嵌着され、ケーシング内
周面と摺接するピストン14と、このピストン14を挟持す
るように該ピストン14両側の前記ピストンロッドの小径
端部4aにそれぞれ嵌着された2個の摺接部材としてのク
ッションカラー20,20とが一体となって往復移動するこ
とに伴い、前記ケーシング3と前記端部カバー8,10と前
記ピストンロッド4に支持され往復移動するピストン14
とでピストン14の両側に各クッション室18,18が形成さ
れる。
圧力シリンダ用のクッションパッキンは、たとえばこの
第6図に示すような圧力シリンダ2におけるピストンロ
ッド4(さらにはピストン14)等の往復移動をスムーズ
に行わせるためのクッション作用を行う。
第6図に示すように、このクッションパッキン6は、ロ
ッドカバー8およびヘッドカバー10の内周面にそれぞれ
形成された凹溝12,12内に装着される。
クッションパッキン6は、端部カバー8,10にそれぞれ設
けられた流体圧導入(排出)用ポート24,26からの流体
圧を受けて、前述したようにピストンロッド4の小径端
部4aに嵌着されたクッションカラー(摺接部材)20,20
の表面に圧接されることにより、クッション室18内を密
封(シール)し、クッション室18内の圧力を高めること
によって、ピストンロッド4の往復移動のクッション作
用を行う。なお、上記のようにピストンロッド4および
ピストン14に往復移動させる力を付与するために、ロッ
ドカバー8およびヘッドカバー10には、流体圧導入(排
出)用のポート24,26が形成してあるが、これらポート2
4,26を通して流体圧をピストン室17に導入もしくは導出
することにより、ピストン14の前後に圧力差を設け、ピ
ストン14およびそれに連結されたピストンロッド4をケ
ーシング3内で軸方向に往復移動させる。
なお、第6図では、ピストン14が左側に移動しており、
ピストン14の右側に、ピストン14、ケーシング3および
ヘッドカバー10で囲まれるクッション室18が形成されて
いるが、ピストンが右側に移動した場合も同様なクッシ
ョン室が形成される。
このようなピストンロッド4における往復移動のクッシ
ョン作用を行う従来のクッションパッキン6にあって
は、第7図(A)に示すように、凹溝12内に装着された
パッキン本体6aよりクッション室18側に向かって開くよ
うに外方リップ28および内方リップ30が突設され、ま
た、パッキン本体6aの反クッション室側端面には環状突
部32が形成されている(実公昭61-28086号公報参照)。
クッション作用を行う時は、クッション室18側からの圧
力がパッキン本体6aを押し、環状突起32を凹溝12の反ク
ッション室側端面12aに当接させると共に内方リップ30
をクッションカラー20,20と当接させ、クッション室18
側の圧力を高めピストン14のスピードを緩和している。
次に、ピストンロッド4が左方向に移動する場合には、
第7図(B)に示すようにポート26から流体圧(クラッ
キング圧)を導入し、ピストン14に左方向の圧力を加え
る。この際に、パッキン本体6aは、流体圧によって凹溝
12内で左方向に移動し、パッキン本体6aの内方リップ30
がクッション室側の端壁に当接する。
しかし、この場合、内方リップ30の先端部分がロッドカ
バー8とクッションカラー20との間に押し込まれ、クッ
ションパッキンの噛み込み現象を起こす事がある。
この様な現象が生じると、前記流体圧(クラッキング
圧)は、ピストン室17に導入されず、ピストン14に作用
することができず、作動不良となる。なお、クラッキン
グ圧とは、ピストン14を動かし始める際にピストン室へ
導入する圧力である。
考案の目的 本発明は、このような従来技術に伴う不都合を解消する
ためになされ、クッションパッキンの噛み込み現象を起
こす事がなく、したがって耐久性に優れ、しかもクッシ
ョン作用がスムーズとなる圧力シリンダ用クッションパ
ッキンを提供することを目的とする。
考案の概要 かかる目的を達成するための本考案に係る圧力シリンダ
用クッションパッキンは、略筒状のケーシングと該ケー
シングの両端部を封止する端部カバーとを備えた圧力シ
リンダの端部カバー内周面の周方向に形成された凹溝内
に、軸方向移動可能に装着されるパッキンであり、 前記ケーシング内で軸方向に往復移動するピストンロッ
ドの外周面に同心円状に突出形成された摺接部材表面と
適宜摺接し、 前記ケーシングと前記端部カバーと前記ピストンロッド
に支持され往復移動するピストンとで区画形成されピス
トンの両側に形成される各クッション室内を密封してク
ッション作用を行う圧力シリンダ用クッションパッキン
において、 前記凹溝内に装着されたパッキン本体と、このパッキン
本体のクッション室側に凹部を挟んで突設された外方リ
ップおよび内方リップと、当該パッキン本体の反クッシ
ョン室側端面に形成された環状突部と、前記外方リップ
の一部を切り欠き、外方リップおよび内方リップの間に
形成された凹部とパッキン本体外周空間とを連通する連
通路とを有し、前記外方リップと内方リップとの間を補
強リブにより連結してなることを特徴としている。
このような本考案に係るクッションパッキンによれば、
クラッキング圧が作用したときに、クッションパッキン
は、凹溝の内部を一方に移動するが、この流体圧は、ク
ッションパッキンの周囲を通り、外方リップおよび内方
リップの間に形成された凹部に至る。しかして、前記外
方リップと内方リップとは、補強リブにより連結されて
いるので、両リップが一体となり、内方リップの変形が
防止され、クッションパッキンの噛み込み現象を防止す
ることになる。したがって、前記流体圧は、摺接部材と
端部カバーとの間の隙間からクッション室内に流入する
ことになり、ピストンがスムーズに作動することにな
る。
考案の具体的説明 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るクッションパッキンを
示す要部断面図、第2図は同実施例の正面図、第3,4図
は第2図のIII-III,IV-IV線に沿う断面図、第5図は前
記実施例の作動状態説明図であり、第6,7図に示す部材
と共通する部材には同一符号を付してある。
第1図に示すように、本考案の一実施例に係るクッショ
ンパッキンPは、第6図に示すような圧力シリンダ2に
おけるロッドカバー8もしくはヘッドカバー10に形成さ
れた周方向に存在する凹溝12内に軸方向移動自在に装着
される。本実施例では、凹溝12は、ヘッドカバー10(も
しくはロッドカバー8)の内周側端部位に形成されてい
る。
本実施例に係るクッションパッキンPは、断面略矩形を
したパッキン本体6aを有し、このパッキン本体6aの反ク
ッション室側端面には、周方向に連続して伸延する環状
突部50が、パッキン本体6aと一体に形成してあり、この
環状突起50は凹溝12の反クッション室側端面12aと当接
してシール作用を行うようになっている。また、パッキ
ン本体6aのクッション室側端面には、このパッキン本体
6aよりクッション室側に向かって開くように突設された
外方リップ51および内方リップ52が、間に凹部53を挟ん
で、該パッキン本体6aと一体に形成してある。
この外方リップ51には、その一部が切り欠かれ、外方リ
ップ51および内方リップ52の間に形成された凹部53とパ
ッキン本体外周空間とを連通する連通路54が形成され、
また、凹溝12のクッション室側端面12bの内径側部分に
は面取部12cが形成されているので、クッションパッキ
ンPの周囲には、流体の通路が形成されることになる。
なお、パッキン本体6aの外周面と凹溝12との間には隙間
55を形成してあり、ここを通して流体が軸方向に流通可
能になっているが、前記パッキン本体6aの外周面に流体
を軸方向に流通させる外周面流路用溝を形成しても良
い。
特に、本実施例では、前記外方リップ51と内方リップ52
との間を補強リブ56により連結し、両リップ51,52が部
分的に一体となり、これにより内方リップ52の変形が防
止され、前述したクッションパッキンの噛み込み現象を
防止するようにしている。しかも、このようにすると、
クッションパッキンPの本体6aの内部に補強用の金属環
等を埋設する必要がないので、クッションパッキンPの
製造工程も容易であり、製造コストが増大することもな
い。なお、このような補強リブ56もパッキン本体6aと一
体に形成される。次に作用を説明する。
第1図に示すようにクッション室18側から流体圧が作用
すると、この流体圧は、ロッドカバー8とクッションカ
ラー20との間の隙間から入り、クッションパッキンPと
右方に押し込む。しかし、この場合、流体圧の一部は、
クッションパッキンPと凹溝12の内周面との間の隙間を
通って流れるので、クッションパッキンPには、多大な
負荷がシール開始時に作用せず、クッションパッキンの
めくれ等を防止することができる。
この流体圧がクッションパッキンPを、さらに右方に押
し込むと、環状突起50は、ロッドカバー8の反クッショ
ン室側端面12aに当接すると共に、両リップ51,52が拡開
し、クッション室18の密封を行なう。これにより、ピス
トン14がロッドカバー8に急激に衝突するのを防止する
クッション作用を行う。
一方、第5図に示すように、反クッション室側から流体
圧(クラッキング圧)が作用すると、この流体圧は、ロ
ッドカバー8とピストンロッド4との間の隙間から入
り、クッションパッキンPが左方に押圧し、外方リップ
51と内方リップ52を凹溝12のクッション室側端面12bに
当接させる。この場合、外方リップ51と内方リップ52と
は補強リブ56により変形が防止されているので、流体圧
による押圧があっても、クッションパッキンP、特に内
方リップ52が、ロッドカバー8とクッションカラー20と
の間の隙間に噛み込むという現象は防止されることにな
る。
また、本実施例では、外方リップ51に連通路54を形成
し、しかも凹溝12のクッション室側端面12bの内径側部
分に面取部12cが形成されているので、クッションパッ
キンPの周囲には、流体の通路が形成されることにな
る。つまり、流体圧は、クッションパッキンPの周囲を
通り、外方リップ51に形成された連通路54、凹部53、内
方リップ52の先端と面取部12cとの間、ロッドカバー8
とクッションカラー20との間の隙間を通り、クッション
室18に至ることになる。したがって、前記流体圧(クラ
ッキング圧)のクッション室18内への流入により、ピス
トン14はスムーズに動き始めることになる。
さらに、クッションパッキンPには、多大な負荷がシー
ル開始時に作用せず、クッションパッキンのめくれ等を
防止することができると共に、クッション作用がスムー
ズになる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で種々に改変することができる。例
えば、摺接部材としては、ピストンロッド4とは別体に
形成された前記摺接部材としてのクッションカラー20の
みでなく、一体成形品のピストンロッド4自体でもよ
く、クッションパッキンPに摺接する摺接部材であれば
よい。
考案の効果 以上のように、本考案によれば、外方リップと内方リッ
プとは補強リブにより連結されているので、両リップが
一体となり、内方リップの変形が防止され、クッション
パッキンの噛み込み現象が防止され、この結果、クラッ
キング圧は摺接部材と端部カバーとの間の隙間からクッ
ション室内に流入することになり、ピストンがスムーズ
に作動することになる。また、パッキンに亀裂やめくれ
等が発生せず、耐久性が大幅に向上し、しかもクッショ
ン作用がスムーズになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るクッションパッキンを
示す要部断面図、第2図は同実施例の正面図、第3,4図
は第2図のIII-III,IV-IV線に沿う断面図、第5図は前
記実施例の作動状態説明図、第6図は従来のクッション
パッキンを示す要部断面図、第7図(A)(B)は前記
従来例の作動状態説明図である。 2……圧力シリンダ部材、6a……パッキン本体、8,10…
…端部カバー、12……凹溝、12a,12b……端面、12c……
面取部、18……クッション室、20……摺接部材、50……
環状突部、51……外方リップ、52……内方リップ、53…
…凹部、54……連通路、56……補強リブ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略筒状のケーシングと該ケーシングの両端
    部を封止する端部カバーとを備えた圧力シリンダの端部
    カバー内周面の周方向に形成された凹溝内に、軸方向移
    動可能に装着されるパッキンであり、 前記ケーシング内で軸方向に往復移動するピストンロッ
    ドの外周面に同心円状に突出形成された摺接部材表面と
    適宜摺接し、 前記ケーシングと前記端部カバーと前記ピストンロッド
    に支持され往復移動するピストンとで区画形成されピス
    トンの両側に形成される各クッション室内を密封してク
    ッション作用を行う圧力シリンダ用クッションパッキン
    において、 前記凹溝内に装着されたパッキン本体と、このパッキン
    本体のクッション室側に凹部を挟んで突設された外方リ
    ップおよび内方リップと、当該パッキン本体の反クッシ
    ョン室側端面に形成された環状突部と、前記外方リップ
    の一部を切り欠き、外方リップおよび内方リップの間に
    形成された凹部とパッキン本体外周空間とを連通する連
    通路とを有し、前記外方リップと内方リップとの間を補
    強リブにより連結してなる圧力シリンダ用クッションパ
    ッキン。
  2. 【請求項2】前記凹溝には、クッション室側端面12bの
    内径側に面取部12cが形成されており、かつ該凹溝には
    請求項1に記載の圧力シリンダ用クッションパッキンが
    装着されてなる圧力シリンダ。
JP1989038835U 1989-03-31 1989-03-31 圧力シリンダ用クッションパッキン Expired - Lifetime JPH0728404Y2 (ja)

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