JPH07286512A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置Info
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- JPH07286512A JPH07286512A JP6101582A JP10158294A JPH07286512A JP H07286512 A JPH07286512 A JP H07286512A JP 6101582 A JP6101582 A JP 6101582A JP 10158294 A JP10158294 A JP 10158294A JP H07286512 A JPH07286512 A JP H07286512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- filter
- gas purifying
- wire mesh
- purifying apparatus
- Prior art date
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- Granted
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、セラミックス繊維から構成したフ
ェルトを通電可能な金網で保形してフィルタを構成し、
パティキュレートの捕集効率を向上させと共に、耐久
性、軽量化、コンパクト化を実現した排気ガス浄化装置
を提供する。 【構成】 本発明は、排気系に組み込まれたケース2内
に配置され且つ排気ガス中に含まれるパティキュレート
を捕集するフィルタ1をセラミックス繊維から成るフェ
ルト8で構成する。フェルト8の形状が通電可能な金網
4及び支持筒体3によって保形されている。金網4に通
電してフィルタ1を加熱し、フィルタ1に捕集されたパ
ティキュレートを加熱焼却してフィルタ1を再生する。
この排気ガス浄化装置は、ディーゼルエンジンの排気系
に配置されて排気ガス中に含まれるパティキュレートを
捕集するのに有効である。
ェルトを通電可能な金網で保形してフィルタを構成し、
パティキュレートの捕集効率を向上させと共に、耐久
性、軽量化、コンパクト化を実現した排気ガス浄化装置
を提供する。 【構成】 本発明は、排気系に組み込まれたケース2内
に配置され且つ排気ガス中に含まれるパティキュレート
を捕集するフィルタ1をセラミックス繊維から成るフェ
ルト8で構成する。フェルト8の形状が通電可能な金網
4及び支持筒体3によって保形されている。金網4に通
電してフィルタ1を加熱し、フィルタ1に捕集されたパ
ティキュレートを加熱焼却してフィルタ1を再生する。
この排気ガス浄化装置は、ディーゼルエンジンの排気系
に配置されて排気ガス中に含まれるパティキュレートを
捕集するのに有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディーゼルエンジン
から排出される排気ガスに含まれるカーボン、スモー
ク、煤等のパティキュレートを捕集して該パティキュレ
ートを加熱焼却する排気ガス浄化装置に関する。
から排出される排気ガスに含まれるカーボン、スモー
ク、煤等のパティキュレートを捕集して該パティキュレ
ートを加熱焼却する排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジンの排気ガスよ
りカーボン、煤、HC等のパティキュレート即ち粒子状
物質を捕集する排気ガス処理用フィルタの材料として
は、コーディエライト(2MgO・2Al2 O3 ・5S
iO2 )製のハニカム形状のフィルタが使用されてい
る。また、フィルタとしては、多孔質の壁を通過する時
の捕集効果を狙ったウォールタイプ即ちウォールスルー
構造の排気ガス処理用フィルタ、又は、三次元に網目状
になったハニカム状即ちフォームドセラミックス製多孔
体を利用する排気ガス処理用フィルタ等が開示されてい
る。
りカーボン、煤、HC等のパティキュレート即ち粒子状
物質を捕集する排気ガス処理用フィルタの材料として
は、コーディエライト(2MgO・2Al2 O3 ・5S
iO2 )製のハニカム形状のフィルタが使用されてい
る。また、フィルタとしては、多孔質の壁を通過する時
の捕集効果を狙ったウォールタイプ即ちウォールスルー
構造の排気ガス処理用フィルタ、又は、三次元に網目状
になったハニカム状即ちフォームドセラミックス製多孔
体を利用する排気ガス処理用フィルタ等が開示されてい
る。
【0003】また、特開昭57−163112号公報に
は、ディーゼルエンジンの排気微粒物の処理装置が開示
されている。該排気微粒物の処理装置は、ディーゼルエ
ンジンの排気路に少なくとも2枚の網状又は多孔状の金
属シートを互いに間隔をおいて隣接するように発泡状セ
ラミックフォーム中に巻き込んで成るフィルタを設け、
排気ガスがセラミックフォーム中を通過するようにし、
前記金属シートをそれぞれ陽陰電極として電圧を印加し
たものである。
は、ディーゼルエンジンの排気微粒物の処理装置が開示
されている。該排気微粒物の処理装置は、ディーゼルエ
ンジンの排気路に少なくとも2枚の網状又は多孔状の金
属シートを互いに間隔をおいて隣接するように発泡状セ
ラミックフォーム中に巻き込んで成るフィルタを設け、
排気ガスがセラミックフォーム中を通過するようにし、
前記金属シートをそれぞれ陽陰電極として電圧を印加し
たものである。
【0004】また、特開平5−44441号公報には、
微粒子浄化フィルタ装置が開示されている。該微粒子浄
化フィルタ装置は、フィルタによって捕集された微粒子
を燃焼除去するためフィルタを加熱可能に構成し、フィ
ルタの両端領域における抵抗値が中央領域における抵抗
値より低く設定したヒータを有するものである。
微粒子浄化フィルタ装置が開示されている。該微粒子浄
化フィルタ装置は、フィルタによって捕集された微粒子
を燃焼除去するためフィルタを加熱可能に構成し、フィ
ルタの両端領域における抵抗値が中央領域における抵抗
値より低く設定したヒータを有するものである。
【0005】また、特開昭58−193714号公報に
は、排気ガス浄化用構造物が開示されている。該排気ガ
ス浄化用構造物は、排気系に設置されて排気ガス中の微
粒子を捕集する繊維フィルタと、該繊維フィルタの排気
ガスの出口側及び入口側を覆うハニカム構造体を備え、
前記繊維フィルタを排気ガスの流れ方向に2ケ以上備え
ているものである。
は、排気ガス浄化用構造物が開示されている。該排気ガ
ス浄化用構造物は、排気系に設置されて排気ガス中の微
粒子を捕集する繊維フィルタと、該繊維フィルタの排気
ガスの出口側及び入口側を覆うハニカム構造体を備え、
前記繊維フィルタを排気ガスの流れ方向に2ケ以上備え
ているものである。
【0006】また、特開昭59−138712号公報に
は、微粒子捕集装置が開示されている。該微粒子捕集装
置は、セラミックス担体とヒータ線とを備えており、ヒ
ータ線が金属線の周囲にセラミック材の被覆層を付着形
成しているものである。
は、微粒子捕集装置が開示されている。該微粒子捕集装
置は、セラミックス担体とヒータ線とを備えており、ヒ
ータ線が金属線の周囲にセラミック材の被覆層を付着形
成しているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼルパティキュ
レートフィルタは、特に、ディーゼルエンジンの排気ガ
ス中の黒煙を除去する装置としてその効果が確認されて
いる。しかしながら、従来のコーディエライト製ハニカ
ムフィルタは、多孔度が低く、通過面積を確保するため
にフィルタが大型化になると傾向があり、フィルタが大
型化するに伴って熱容量が大きくなり、フィルタの加熱
再生に必要な電力が供給できず、燃焼伝播方法を利用せ
ざるを得ない。その結果、フィルタの加熱再生時に、燃
焼伝播が不十分な箇所にパティキュレートを堆積し、時
には高温になり過ぎて異常燃焼したり、そのためフィル
タの溶損、破損等が発生したり、フィルタの寿命が短く
なり、フィルタの耐久性が低下するという問題が生じ
る。或いは、燃焼伝播が不均一になり、フィルタの目詰
まりの原因になり、徐々に圧力損失が大きくなり、エン
ジンの排圧が上昇し、性能劣化を起こすことがある。
レートフィルタは、特に、ディーゼルエンジンの排気ガ
ス中の黒煙を除去する装置としてその効果が確認されて
いる。しかしながら、従来のコーディエライト製ハニカ
ムフィルタは、多孔度が低く、通過面積を確保するため
にフィルタが大型化になると傾向があり、フィルタが大
型化するに伴って熱容量が大きくなり、フィルタの加熱
再生に必要な電力が供給できず、燃焼伝播方法を利用せ
ざるを得ない。その結果、フィルタの加熱再生時に、燃
焼伝播が不十分な箇所にパティキュレートを堆積し、時
には高温になり過ぎて異常燃焼したり、そのためフィル
タの溶損、破損等が発生したり、フィルタの寿命が短く
なり、フィルタの耐久性が低下するという問題が生じ
る。或いは、燃焼伝播が不均一になり、フィルタの目詰
まりの原因になり、徐々に圧力損失が大きくなり、エン
ジンの排圧が上昇し、性能劣化を起こすことがある。
【0008】また、前掲特開昭57−163112号公
報に開示された排気微粒物の処理装置は、ヒータを金網
によって構成しているが、フィルタを構成するフェルト
を金網によって保形するという機能は有していないもの
である。更に、前掲特開平5−44441号公報に開示
された微粒子浄化フィルタ装置は、フィルタに対してヒ
ータを配置しているが、該ヒータはフィルタの外周面に
配置されたものであり、主としてパティキュレートは燃
焼伝播によって加熱燃焼されるものであり、上記のよう
な問題点が発生する。
報に開示された排気微粒物の処理装置は、ヒータを金網
によって構成しているが、フィルタを構成するフェルト
を金網によって保形するという機能は有していないもの
である。更に、前掲特開平5−44441号公報に開示
された微粒子浄化フィルタ装置は、フィルタに対してヒ
ータを配置しているが、該ヒータはフィルタの外周面に
配置されたものであり、主としてパティキュレートは燃
焼伝播によって加熱燃焼されるものであり、上記のよう
な問題点が発生する。
【0009】また、前掲特開昭58−193714号公
報に開示された排気ガス浄化用構造物は、繊維フィルタ
をハニカム構造体で挟持しているが、フィルタを構成す
るフェルトを金網によって保形するという機能は有して
いないものである。更に、前掲特開昭59−13871
2号公報に開示された微粒子捕集装置は、ヒータをセラ
ミックスでコーティングしたことが開示されているが、
具体的にはジルコニアを溶射してコーティングしたもの
であり、金網に対して溶射した場合には金網と金網との
重なった領域はコーティングされないという問題があ
る。
報に開示された排気ガス浄化用構造物は、繊維フィルタ
をハニカム構造体で挟持しているが、フィルタを構成す
るフェルトを金網によって保形するという機能は有して
いないものである。更に、前掲特開昭59−13871
2号公報に開示された微粒子捕集装置は、ヒータをセラ
ミックスでコーティングしたことが開示されているが、
具体的にはジルコニアを溶射してコーティングしたもの
であり、金網に対して溶射した場合には金網と金網との
重なった領域はコーティングされないという問題があ
る。
【0010】この発明の目的は、上記の課題を解決する
ことであり、ディーゼルエンジンから排出される排気ガ
スを浄化処理するため排気系に組み込まれて使用され、
ディーゼルエンジンから排気される排気ガスに含まれる
カーボン、煤、HC等の粒子状物質即ちパティキュレー
トを捕集する排気ガス浄化装置であり、フィルタをセラ
ミックス繊維でフェルトに構成し、該フェルトを通電可
能な金網で保形すると共に、パティキュレートの加熱燃
焼時に均一に加熱できるように構成し、フィルタの耐久
性、コンパクト化、軽量化を達成した排気ガス浄化装置
を提供することである。
ことであり、ディーゼルエンジンから排出される排気ガ
スを浄化処理するため排気系に組み込まれて使用され、
ディーゼルエンジンから排気される排気ガスに含まれる
カーボン、煤、HC等の粒子状物質即ちパティキュレー
トを捕集する排気ガス浄化装置であり、フィルタをセラ
ミックス繊維でフェルトに構成し、該フェルトを通電可
能な金網で保形すると共に、パティキュレートの加熱燃
焼時に均一に加熱できるように構成し、フィルタの耐久
性、コンパクト化、軽量化を達成した排気ガス浄化装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、ディーゼルエンジンの排気系に配置されて
排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集して加熱
焼却する排気ガス浄化装置において、排気系に組み込ま
れたケース内に配置され且つ排気ガス中に含まれるパテ
ィキュレートを捕集するフィルタはセラミックス繊維か
ら成るフェルトで構成され、前記フェルトの形状が通電
可能な金網によって保形されており、前記金網に通電し
て前記フィルタを加熱し、前記フィルタに捕集されたパ
ティキュレートを加熱焼却して前記フィルタを再生する
ことを特徴とする排気ガス浄化装置に関する。
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、ディーゼルエンジンの排気系に配置されて
排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集して加熱
焼却する排気ガス浄化装置において、排気系に組み込ま
れたケース内に配置され且つ排気ガス中に含まれるパテ
ィキュレートを捕集するフィルタはセラミックス繊維か
ら成るフェルトで構成され、前記フェルトの形状が通電
可能な金網によって保形されており、前記金網に通電し
て前記フィルタを加熱し、前記フィルタに捕集されたパ
ティキュレートを加熱焼却して前記フィルタを再生する
ことを特徴とする排気ガス浄化装置に関する。
【0012】また、この排気ガス浄化装置において、前
記セラミックス繊維は酸化アルミニウムを30wt%以
上含有しているものである。或いは、前記セラミックス
繊維はSi及びTiのうち1種又は2種と、C,O,N
のうち1種又は2種以上の元素とを含有しているもので
ある。また、前記セラミックス繊維はその径が1〜20
0μmの範囲で且つ長さが1〜100mmの範囲に形成
されている。更に、前記セラミックス繊維からなる前記
フェルトは空隙率が50〜99%の範囲に設定されてい
る。
記セラミックス繊維は酸化アルミニウムを30wt%以
上含有しているものである。或いは、前記セラミックス
繊維はSi及びTiのうち1種又は2種と、C,O,N
のうち1種又は2種以上の元素とを含有しているもので
ある。また、前記セラミックス繊維はその径が1〜20
0μmの範囲で且つ長さが1〜100mmの範囲に形成
されている。更に、前記セラミックス繊維からなる前記
フェルトは空隙率が50〜99%の範囲に設定されてい
る。
【0013】また、この排気ガス浄化装置において、前
記金網を構成する線径は50μm〜1mmの範囲に形成
されている。また、前記金網の目付け重量は0.15k
g/m2 〜6kg/m2 に設定されている。更に、前記
金網は前記セラミックス繊維から成る前記フェルトの排
気ガス上流側に配置されているものである。
記金網を構成する線径は50μm〜1mmの範囲に形成
されている。また、前記金網の目付け重量は0.15k
g/m2 〜6kg/m2 に設定されている。更に、前記
金網は前記セラミックス繊維から成る前記フェルトの排
気ガス上流側に配置されているものである。
【0014】また、前記金網は、その縦糸が酸化アルミ
ニウム,Si,Tiのうち1種又は2種と、C,O,N
のうち1種又は2種以上の元素とを含有しているセラミ
ックス糸で且つ横糸が金属線で形成され、前記金属線に
電極を設け、前記金属線に通電することによって前記金
網を加熱できるものである。また、前記金網の鋼線上に
アルミニウム又は酸化アルミニウムがコーティングされ
ているものである。
ニウム,Si,Tiのうち1種又は2種と、C,O,N
のうち1種又は2種以上の元素とを含有しているセラミ
ックス糸で且つ横糸が金属線で形成され、前記金属線に
電極を設け、前記金属線に通電することによって前記金
網を加熱できるものである。また、前記金網の鋼線上に
アルミニウム又は酸化アルミニウムがコーティングされ
ているものである。
【0015】更に、前記セラミックス繊維から成る前記
フェルトの内部には金網、金属線或いは金属板が配置さ
れている。前記セラミックス繊維から成る前記フェルト
の排気ガス下流側に気孔径100〜1000μmで且つ
厚さ5mm以上の発泡金属、或いは発泡セラミックスが
配置されているものである。
フェルトの内部には金網、金属線或いは金属板が配置さ
れている。前記セラミックス繊維から成る前記フェルト
の排気ガス下流側に気孔径100〜1000μmで且つ
厚さ5mm以上の発泡金属、或いは発泡セラミックスが
配置されているものである。
【0016】また、前記フェルトの端部は第1金属板で
封止されており、前記第1金属板と前記金網とは溶着さ
れており、更に前記フェルトは排気ガス流れの上流側か
ら下流側へ順次折り返されており、折り返された前記フ
ェルトの両端部を封止した第2金属板は前記フェルトの
形状を維持するため前記第1金属板に溶着されている。
更に、前記第1金属板と前記第2金属板とは、前記金網
と同一材質の金属又はNi板から構成されており、前記
第1金属板、前記第2金属板及び前記金網は電気的に接
続されて前記第2金属板を電極として利用できるもので
ある。
封止されており、前記第1金属板と前記金網とは溶着さ
れており、更に前記フェルトは排気ガス流れの上流側か
ら下流側へ順次折り返されており、折り返された前記フ
ェルトの両端部を封止した第2金属板は前記フェルトの
形状を維持するため前記第1金属板に溶着されている。
更に、前記第1金属板と前記第2金属板とは、前記金網
と同一材質の金属又はNi板から構成されており、前記
第1金属板、前記第2金属板及び前記金網は電気的に接
続されて前記第2金属板を電極として利用できるもので
ある。
【0017】
【作用】この発明による排気ガス浄化装置は、上記のよ
うに構成されており、次のような作用をする。即ち、こ
の排気ガス浄化装置は、排気ガス中に含まれる煤、カー
ボン、スモーク等のパティキュレートを捕集するフィル
タがセラミックス繊維から成るフェルトで構成され、前
記フェルトの形状が通電可能な金網によって保形されて
いるので、前記金網に通電することによって前記フィル
タは加熱され、前記フィルタに捕集されたパティキュレ
ートが加熱焼却して前記フィルタが再生される。特に、
前記フィルタがセラミックス繊維から成る前記フェルト
で構成されて構造体を構成するものでないので、排気ガ
ス中のパティキュレートは前記フェルトに均一に捕集さ
れ、パティキュレートの加熱焼却時に前記フェルトでの
異常燃焼等が発生することがなく、前記フィルタの耐久
性を向上させて長寿命となる。しかも、前記フェルトは
前記金網で囲まれており、その金網が通電されるので、
前記フェルトは均一に加熱され、パティキュレートを焼
却して前記フィルタの再生を行うことができ、前記フィ
ルタの溶損を防止し、熱応力による前記フィルタに異常
変形が防止され、前記フィルタの耐久性が向上し、パテ
ィキュレートは均一に且つ短時間に燃焼して焼却され、
前記フィルタが再生され、前記フィルタには未燃焼パテ
ィキュレートが残存しない。
うに構成されており、次のような作用をする。即ち、こ
の排気ガス浄化装置は、排気ガス中に含まれる煤、カー
ボン、スモーク等のパティキュレートを捕集するフィル
タがセラミックス繊維から成るフェルトで構成され、前
記フェルトの形状が通電可能な金網によって保形されて
いるので、前記金網に通電することによって前記フィル
タは加熱され、前記フィルタに捕集されたパティキュレ
ートが加熱焼却して前記フィルタが再生される。特に、
前記フィルタがセラミックス繊維から成る前記フェルト
で構成されて構造体を構成するものでないので、排気ガ
ス中のパティキュレートは前記フェルトに均一に捕集さ
れ、パティキュレートの加熱焼却時に前記フェルトでの
異常燃焼等が発生することがなく、前記フィルタの耐久
性を向上させて長寿命となる。しかも、前記フェルトは
前記金網で囲まれており、その金網が通電されるので、
前記フェルトは均一に加熱され、パティキュレートを焼
却して前記フィルタの再生を行うことができ、前記フィ
ルタの溶損を防止し、熱応力による前記フィルタに異常
変形が防止され、前記フィルタの耐久性が向上し、パテ
ィキュレートは均一に且つ短時間に燃焼して焼却され、
前記フィルタが再生され、前記フィルタには未燃焼パテ
ィキュレートが残存しない。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による排気
ガス浄化装置の実施例を説明する。また、各種の実施例
を説明する以下に参照する図面において、同一の機能を
有する部品には同一の符号を付し、重複する説明は省略
する。図1はこの発明による排気ガス浄化装置を組み込
むことができる排気ガス浄化システムを示す概略説明
図、図2はこの発明による排気ガス浄化装置の一実施例
を示す断面図、及び図3は図2の線A−Aにおける断面
図である。
ガス浄化装置の実施例を説明する。また、各種の実施例
を説明する以下に参照する図面において、同一の機能を
有する部品には同一の符号を付し、重複する説明は省略
する。図1はこの発明による排気ガス浄化装置を組み込
むことができる排気ガス浄化システムを示す概略説明
図、図2はこの発明による排気ガス浄化装置の一実施例
を示す断面図、及び図3は図2の線A−Aにおける断面
図である。
【0019】図1に示す排気ガス浄化システムは、ディ
ーゼルエンジン90の排気系に組み込んで使用される。
この排気ガス浄化システムは、排気通路5に組み込まれ
たケース2内に配置されたフィルタ1から構成され、フ
ィルタ1によって排気ガス中に含まれる煤、カーボン、
スモーク等のパティキュレートを捕集し、パティキュレ
ートが捕集されたクリーンな排気ガスを出口側排気通路
6を通じて外部に放出するように構成されている。ディ
ーゼルエンジン90に取り付けられた排気マニホルド9
1には、ターボチャージャ92が設けられている。ター
ボチャージャ92のタービン93の出口は排気管94を
通じて入口側排気通路5に接続されている。
ーゼルエンジン90の排気系に組み込んで使用される。
この排気ガス浄化システムは、排気通路5に組み込まれ
たケース2内に配置されたフィルタ1から構成され、フ
ィルタ1によって排気ガス中に含まれる煤、カーボン、
スモーク等のパティキュレートを捕集し、パティキュレ
ートが捕集されたクリーンな排気ガスを出口側排気通路
6を通じて外部に放出するように構成されている。ディ
ーゼルエンジン90に取り付けられた排気マニホルド9
1には、ターボチャージャ92が設けられている。ター
ボチャージャ92のタービン93の出口は排気管94を
通じて入口側排気通路5に接続されている。
【0020】この排気ガス浄化システムにおいて、フィ
ルタ1はケース1内で排気ガス中のカーボン、煤、H
C、黒煙等のパティキュレートを捕集し、捕集されたパ
ティキュレートをフィルタ1で加熱焼却するが、フィル
タ1に捕集されたパティキュレートを加熱燃焼させて焼
却するため、フィルタ1に通電する手段として直流電源
を備えたコントローラ10に通じる電気回路11が設け
られている。また、この排気ガス浄化装置について、排
気圧力、ガス温度及びパティキュレート量を検出するた
め、入口側排気通路5にセンサー17が設置され、出口
側排気通路6にセンサー18が設置されている。更に、
フィルタ1の中心部の温度を測定するため、フィルタ1
には温度センサー19が組み込まれている。
ルタ1はケース1内で排気ガス中のカーボン、煤、H
C、黒煙等のパティキュレートを捕集し、捕集されたパ
ティキュレートをフィルタ1で加熱焼却するが、フィル
タ1に捕集されたパティキュレートを加熱燃焼させて焼
却するため、フィルタ1に通電する手段として直流電源
を備えたコントローラ10に通じる電気回路11が設け
られている。また、この排気ガス浄化装置について、排
気圧力、ガス温度及びパティキュレート量を検出するた
め、入口側排気通路5にセンサー17が設置され、出口
側排気通路6にセンサー18が設置されている。更に、
フィルタ1の中心部の温度を測定するため、フィルタ1
には温度センサー19が組み込まれている。
【0021】この発明による排気ガス浄化装置は、排気
ガス浄化システムに組み込まれるものであり、排気通路
5,6に組み込まれたケース2、ケース2内に配置され
フィルタ1、及びフィルタ1の両端部にそれぞれ設けら
れた電極部7を有している。フィルタ1は、セラミック
ス繊維から筒状に形成されているフェルト8から構成さ
れている。フェルト8は、酸化アルミニウム、酸化ケイ
素から作製されたセラミックスフェルトであり、その目
付け重量(単位面積当たりの重量)が400g/m2 で
ある。筒状フェルト8は、両端部が絶縁シール板15で
密封され、外周面には耐熱金属から作製されている金網
4によって囲まれている。金網4は、線径0.5mmφ
のFCH1材に相当する材質から作製されている。ま
た、金網4で保形された筒状フェルト8は、多数の通孔
16を有する多孔金属材料或いは金網から成る中空状の
支持筒体3の外周面に配置されている。従って、筒状フ
ェルト8は、その外側を覆う金網4によって外形が保形
され、内側が支持筒体3によって内形が保形されてい
る。
ガス浄化システムに組み込まれるものであり、排気通路
5,6に組み込まれたケース2、ケース2内に配置され
フィルタ1、及びフィルタ1の両端部にそれぞれ設けら
れた電極部7を有している。フィルタ1は、セラミック
ス繊維から筒状に形成されているフェルト8から構成さ
れている。フェルト8は、酸化アルミニウム、酸化ケイ
素から作製されたセラミックスフェルトであり、その目
付け重量(単位面積当たりの重量)が400g/m2 で
ある。筒状フェルト8は、両端部が絶縁シール板15で
密封され、外周面には耐熱金属から作製されている金網
4によって囲まれている。金網4は、線径0.5mmφ
のFCH1材に相当する材質から作製されている。ま
た、金網4で保形された筒状フェルト8は、多数の通孔
16を有する多孔金属材料或いは金網から成る中空状の
支持筒体3の外周面に配置されている。従って、筒状フ
ェルト8は、その外側を覆う金網4によって外形が保形
され、内側が支持筒体3によって内形が保形されてい
る。
【0022】支持筒体3には、排気ガス流れの上流側を
閉鎖するため端板14が設けられ、下流側をケース2に
固定するためフランジ13が設けられている。ケース2
内にフィルタ1を設置することによって、ケース2の内
面とフィルタ1の外面との間に入口側環状通路9が形成
され、支持筒体3の中空部に出口側通路12が形成され
る。入口側環状通路9は入口側排気通路5に連通し、ま
た、出口側通路12は出口側排気通路6に連通してい
る。更に、フェルト8の外周面に配置された金網4に
は、金網4に電流を流すため金網4の両端に電極部7が
設けられている。
閉鎖するため端板14が設けられ、下流側をケース2に
固定するためフランジ13が設けられている。ケース2
内にフィルタ1を設置することによって、ケース2の内
面とフィルタ1の外面との間に入口側環状通路9が形成
され、支持筒体3の中空部に出口側通路12が形成され
る。入口側環状通路9は入口側排気通路5に連通し、ま
た、出口側通路12は出口側排気通路6に連通してい
る。更に、フェルト8の外周面に配置された金網4に
は、金網4に電流を流すため金網4の両端に電極部7が
設けられている。
【0023】次に、この排気ガス浄化装置の作動につい
て説明する。ディーゼルエンジン90が始動され、ディ
ーゼルエンジン90から排気される排気ガスはターボチ
ャージャ92のタービン93を駆動する。排気ガスはタ
ービン93の出口から排気管94を通って排気通路5に
送り込まれる。次いで、排気ガスは、排気通路5から入
口側環状通路9を通ってフィルタ1内へ送り込まれる。
排気ガスはフィルタ1において、金網4の通孔からフェ
ルト8内を通過し、その際、フェルト8によって排気ガ
ス中に含まれるカーボン、煤、スモーク等のパティキュ
レートが捕集され、クリーンになった排気ガスは支持筒
体3の通孔16から出口側通路12へ流れ、次いで出口
側排気通路6を通って外部へ排気される。そこで、フィ
ルタ1にパティキュレートの所定量が捕集されると、直
流電源から電気回路11を通じて電極部7へ電力が供給
され、金網4が通電される。金網4が通電されると、フ
ィルタ1が加熱され、フェルト8に捕集されているパテ
ィキュレートは加熱焼却され、フィルタ1は再生され
る。
て説明する。ディーゼルエンジン90が始動され、ディ
ーゼルエンジン90から排気される排気ガスはターボチ
ャージャ92のタービン93を駆動する。排気ガスはタ
ービン93の出口から排気管94を通って排気通路5に
送り込まれる。次いで、排気ガスは、排気通路5から入
口側環状通路9を通ってフィルタ1内へ送り込まれる。
排気ガスはフィルタ1において、金網4の通孔からフェ
ルト8内を通過し、その際、フェルト8によって排気ガ
ス中に含まれるカーボン、煤、スモーク等のパティキュ
レートが捕集され、クリーンになった排気ガスは支持筒
体3の通孔16から出口側通路12へ流れ、次いで出口
側排気通路6を通って外部へ排気される。そこで、フィ
ルタ1にパティキュレートの所定量が捕集されると、直
流電源から電気回路11を通じて電極部7へ電力が供給
され、金網4が通電される。金網4が通電されると、フ
ィルタ1が加熱され、フェルト8に捕集されているパテ
ィキュレートは加熱焼却され、フィルタ1は再生され
る。
【0024】この発明による排気ガス浄化装置の機能を
従来の排気ガス浄化装置と比較するため、図4及び図5
に示すような比較品即ち多孔質フィルタから成る排気ガ
ス浄化装置を作製した。図4は従来の排気ガス浄化装置
を示す断面図、及び図5は図4の線B−Bにおける断面
図である。
従来の排気ガス浄化装置と比較するため、図4及び図5
に示すような比較品即ち多孔質フィルタから成る排気ガ
ス浄化装置を作製した。図4は従来の排気ガス浄化装置
を示す断面図、及び図5は図4の線B−Bにおける断面
図である。
【0025】図4及び図5に示す比較品の排気ガス浄化
装置は、図1に示す排気ガス浄化システムに組み込まれ
て使用されるように構成されており、ケース2内にコー
ディエライトから作製された多孔質フィルタ71が組み
込まれている。多孔質フィルタ71は、同一の捕集面積
を有するハニカム構造に形成されており、ケース2との
間にシール部材72を介在させてケース2内に配置され
ている。また、多孔質フィルタ71の上流側にはヒータ
コイル74が設けられ、ヒータコイル74は端子77を
通じて通電加熱されるように構成されている。排気ガス
は、入口側通路5から多孔質フィルタ71の入口側通路
73へ送り込まれ、入口側通路73から多孔質フィルタ
71を通過して出口側通路75へ排気され、次いで出口
側通路75から出口側排気通路6を通って外部へ排気さ
れる。
装置は、図1に示す排気ガス浄化システムに組み込まれ
て使用されるように構成されており、ケース2内にコー
ディエライトから作製された多孔質フィルタ71が組み
込まれている。多孔質フィルタ71は、同一の捕集面積
を有するハニカム構造に形成されており、ケース2との
間にシール部材72を介在させてケース2内に配置され
ている。また、多孔質フィルタ71の上流側にはヒータ
コイル74が設けられ、ヒータコイル74は端子77を
通じて通電加熱されるように構成されている。排気ガス
は、入口側通路5から多孔質フィルタ71の入口側通路
73へ送り込まれ、入口側通路73から多孔質フィルタ
71を通過して出口側通路75へ排気され、次いで出口
側通路75から出口側排気通路6を通って外部へ排気さ
れる。
【0026】次に、この発明による排気ガス浄化装置
(以下、本発明品という)を図4に示す排気ガス浄化装
置(以下、比較品という)と比較するため、両者を作動
して、ディーゼルエンジン90から排気されるパティキ
ュレートの捕集効率、フィルタの圧力損失及びフィルタ
の再生時間を測定した。それらの結果を、図6、図7及
び図8に示す。図6は本発明品と比較品とについての経
過時間に対する捕集効率を示すグラフ、図7は本発明品
と比較品とについての経過時間に対する圧力損失を示す
グラフ、及び図8は本発明品と比較品とについての経過
時間に対するフィルタ中心部の温度を示すグラフであ
る。
(以下、本発明品という)を図4に示す排気ガス浄化装
置(以下、比較品という)と比較するため、両者を作動
して、ディーゼルエンジン90から排気されるパティキ
ュレートの捕集効率、フィルタの圧力損失及びフィルタ
の再生時間を測定した。それらの結果を、図6、図7及
び図8に示す。図6は本発明品と比較品とについての経
過時間に対する捕集効率を示すグラフ、図7は本発明品
と比較品とについての経過時間に対する圧力損失を示す
グラフ、及び図8は本発明品と比較品とについての経過
時間に対するフィルタ中心部の温度を示すグラフであ
る。
【0027】本発明品は、比較品に比べて、図6に示す
ように、捕集効率(%)がほぼ同等であるが、図7に示
すように、圧力損失の上昇が遅くなっていることが分か
る。従って、本発明品と比較品との捕集時間を一定とす
れば、図7に示す圧力損失から類推して、本発明品の捕
集面積は比較品の捕集面積の1/5のフィルタで済むこ
とになり、本発明品は従来の排気ガス浄化装置に比較し
てコンパクトで且つ軽量に作製してもよいことが分か
る。また、本発明品と比較品とについて、パティキュレ
ート捕集後の再生試験では、フィルタに組み込まれた温
度センサー19によってフィルタ中心部の温度(℃)を
測定した。図8に示す昇温特性から分かるように、本発
明品は比較品に比較して、フィルタ自体が急速に昇温
し、速やかに再生が終了している。即ち、本発明品は経
過時間が3〜4分のところでパティキュレートが加熱燃
焼されて再生されているのに対して、比較品は経過時間
が8〜10分のところでパティキュレートが加熱燃焼さ
れて再生されている。即ち、本発明品は比較品に比較し
て、コンパクトであり、軽量であるため、熱容量及び熱
散逸即ち放熱が小さいためと推察される。更に、比較品
の多孔質セラミックスフィルタでは、捕集されたパティ
キュレートの異常燃焼が発生し、フィルタの溶損が発生
する可能性があるが、本発明品はセラミックス繊維から
構成されたフェルトであり、ハニカムのような構造体で
ないため、パティキュレートの加熱燃焼に際しては、高
熱を発生する領域がなく、異常燃焼が発生する恐れがな
く、耐久性に富むものである。
ように、捕集効率(%)がほぼ同等であるが、図7に示
すように、圧力損失の上昇が遅くなっていることが分か
る。従って、本発明品と比較品との捕集時間を一定とす
れば、図7に示す圧力損失から類推して、本発明品の捕
集面積は比較品の捕集面積の1/5のフィルタで済むこ
とになり、本発明品は従来の排気ガス浄化装置に比較し
てコンパクトで且つ軽量に作製してもよいことが分か
る。また、本発明品と比較品とについて、パティキュレ
ート捕集後の再生試験では、フィルタに組み込まれた温
度センサー19によってフィルタ中心部の温度(℃)を
測定した。図8に示す昇温特性から分かるように、本発
明品は比較品に比較して、フィルタ自体が急速に昇温
し、速やかに再生が終了している。即ち、本発明品は経
過時間が3〜4分のところでパティキュレートが加熱燃
焼されて再生されているのに対して、比較品は経過時間
が8〜10分のところでパティキュレートが加熱燃焼さ
れて再生されている。即ち、本発明品は比較品に比較し
て、コンパクトであり、軽量であるため、熱容量及び熱
散逸即ち放熱が小さいためと推察される。更に、比較品
の多孔質セラミックスフィルタでは、捕集されたパティ
キュレートの異常燃焼が発生し、フィルタの溶損が発生
する可能性があるが、本発明品はセラミックス繊維から
構成されたフェルトであり、ハニカムのような構造体で
ないため、パティキュレートの加熱燃焼に際しては、高
熱を発生する領域がなく、異常燃焼が発生する恐れがな
く、耐久性に富むものである。
【0028】次に、図9〜図15を参照して、この発明
による排気ガス浄化装置の別の実施例を説明する。図9
はこの発明による排気ガス浄化装置の別の実施例を示す
断面図、図10は図9の線C−Cにおける断面図、図1
1は図9の排気ガス浄化装置におけるフィルタの一部破
断の斜視図、図12は図9の排気ガス浄化装置における
金網を示す平面図、図13は図9の排気ガス浄化装置に
おける金網を示す断面図、図14はこの発明による排気
ガス浄化装置の経過時間に対する各領域における温度を
示すグラフ、及び図15は比較品の排気ガス浄化装置の
経過時間に対する各領域における温度を示すグラフであ
る。
による排気ガス浄化装置の別の実施例を説明する。図9
はこの発明による排気ガス浄化装置の別の実施例を示す
断面図、図10は図9の線C−Cにおける断面図、図1
1は図9の排気ガス浄化装置におけるフィルタの一部破
断の斜視図、図12は図9の排気ガス浄化装置における
金網を示す平面図、図13は図9の排気ガス浄化装置に
おける金網を示す断面図、図14はこの発明による排気
ガス浄化装置の経過時間に対する各領域における温度を
示すグラフ、及び図15は比較品の排気ガス浄化装置の
経過時間に対する各領域における温度を示すグラフであ
る。
【0029】この実施例の排気ガス浄化装置は、ケース
2内に配置された3本の円筒状フィルタ20から構成さ
れ、円筒状フィルタ20は端部プレート26にそれぞれ
隔置して取り付けられている。フィルタ20は、セラミ
ックス繊維から成る筒状フェルト21、筒状フェルト2
1の外形を保形するように筒状フェルト21の外面を覆
って配置された金網24及び筒状フェルト21の内形を
保形するように筒状フェルト21の内面に配置された支
持筒体23から構成されている。隣接する筒状フェルト
21に巻き上げられた金網24は、それぞれの端部に金
属リング25が取り付けられており、隣接する金属リン
グ25は接続線22で互いに電気的に接続されている。
また、両側に位置する筒状フィルタ20の金網24の端
部は電極部29が接続されている。従って、一方の電極
部29から他方の電極部29まで、筒状フィルタ20は
電気的に直列に接続されている。この実施例は、特に、
筒状フィルタ21を金網24で保形した構成に加えて、
金網24の構造に特徴を有するものである。金網24
は、縦糸(又は横糸)が酸化アルミニウム即ちAl2O
3 ,Si,Tiのうち1種又は2種と、C,O,Nのう
ち1種又は2種以上の元素とを含有するセラミックス繊
維即ちセラミックス糸27で構成され、横糸(又は縦
糸)が耐熱合金鋼繊維即ち金属線28で構成されている
ものである。
2内に配置された3本の円筒状フィルタ20から構成さ
れ、円筒状フィルタ20は端部プレート26にそれぞれ
隔置して取り付けられている。フィルタ20は、セラミ
ックス繊維から成る筒状フェルト21、筒状フェルト2
1の外形を保形するように筒状フェルト21の外面を覆
って配置された金網24及び筒状フェルト21の内形を
保形するように筒状フェルト21の内面に配置された支
持筒体23から構成されている。隣接する筒状フェルト
21に巻き上げられた金網24は、それぞれの端部に金
属リング25が取り付けられており、隣接する金属リン
グ25は接続線22で互いに電気的に接続されている。
また、両側に位置する筒状フィルタ20の金網24の端
部は電極部29が接続されている。従って、一方の電極
部29から他方の電極部29まで、筒状フィルタ20は
電気的に直列に接続されている。この実施例は、特に、
筒状フィルタ21を金網24で保形した構成に加えて、
金網24の構造に特徴を有するものである。金網24
は、縦糸(又は横糸)が酸化アルミニウム即ちAl2O
3 ,Si,Tiのうち1種又は2種と、C,O,Nのう
ち1種又は2種以上の元素とを含有するセラミックス繊
維即ちセラミックス糸27で構成され、横糸(又は縦
糸)が耐熱合金鋼繊維即ち金属線28で構成されている
ものである。
【0030】この実施例では、筒状フィルタ21は、そ
れを構成するセラミックス繊維として短径8μm、繊維
長さ数cmのSi−Ti−C−O−Nファイバーを使用
し、スリップキャスト法によってφ60×300mmの
筒状フェルト21に作製されている。また、金網24を
構成する線径として、50μm〜1mmの範囲のものを
使用できるが、この実施例では、金網24は、0.34
mmの線径を持つAl2 O3 長繊維を横糸(又は縦糸)
に使用し、同様の線径を持つ耐熱合金鋼繊維を縦糸(又
は横糸)に使用し、これらを平織りにして35メッシュ
の金網に構成している。更に、金属線28に接続された
電極はCu電極29から構成されている。3本の筒状フ
ェルト21の外周面即ち捕集面には、金網24がそれぞ
れ巻付けてフィルタ20を構成した。
れを構成するセラミックス繊維として短径8μm、繊維
長さ数cmのSi−Ti−C−O−Nファイバーを使用
し、スリップキャスト法によってφ60×300mmの
筒状フェルト21に作製されている。また、金網24を
構成する線径として、50μm〜1mmの範囲のものを
使用できるが、この実施例では、金網24は、0.34
mmの線径を持つAl2 O3 長繊維を横糸(又は縦糸)
に使用し、同様の線径を持つ耐熱合金鋼繊維を縦糸(又
は横糸)に使用し、これらを平織りにして35メッシュ
の金網に構成している。更に、金属線28に接続された
電極はCu電極29から構成されている。3本の筒状フ
ェルト21の外周面即ち捕集面には、金網24がそれぞ
れ巻付けてフィルタ20を構成した。
【0031】この実施例による本発明品のフィルタ20
を、従来のものと比較するため、比較品として、耐熱合
金鋼繊維のみから用いて35メッシュの金網を構成し、
これを筒状フェルト21に巻き付けて比較品のフィルタ
を作製した。本発明品のフィルタ20と比較品のフィル
タとを、図9に示すようにケース2内にそれぞれ配置
し、図1に示す排気ガス浄化システムに組み込み、排気
ガス浄化装置についての耐久試験を行った。排気ガス浄
化装置の耐久試験では、本発明品のフィルタ20と比較
品のフィルタとで排気ガス中のパティキュレートを捕集
し、圧力損失が150mmHgに達した時点でエンジン
を止めて、フィルタに捕集されているパティキュレート
を加熱燃焼させてフィルタの再生を行い、フィルタの再
生が終了すると、再びエンジンを駆動して排気ガス中の
パティキュレートをフィルタで捕集することを繰り返し
行った。その結果を、本発明品のフィルタ20に関して
図14に示し、また、比較品のフィルタに関して図15
に示している。
を、従来のものと比較するため、比較品として、耐熱合
金鋼繊維のみから用いて35メッシュの金網を構成し、
これを筒状フェルト21に巻き付けて比較品のフィルタ
を作製した。本発明品のフィルタ20と比較品のフィル
タとを、図9に示すようにケース2内にそれぞれ配置
し、図1に示す排気ガス浄化システムに組み込み、排気
ガス浄化装置についての耐久試験を行った。排気ガス浄
化装置の耐久試験では、本発明品のフィルタ20と比較
品のフィルタとで排気ガス中のパティキュレートを捕集
し、圧力損失が150mmHgに達した時点でエンジン
を止めて、フィルタに捕集されているパティキュレート
を加熱燃焼させてフィルタの再生を行い、フィルタの再
生が終了すると、再びエンジンを駆動して排気ガス中の
パティキュレートをフィルタで捕集することを繰り返し
行った。その結果を、本発明品のフィルタ20に関して
図14に示し、また、比較品のフィルタに関して図15
に示している。
【0032】図14及び図15について、排気ガス浄化
装置における温度測定位置は、図9に示す各点である。
即ち、温度測定位置は、ケース2に近接した両側の筒状
フィルタ20の外側に位置する金網24の測温点A,
B、中間の筒状フィルタ20の内面の測温点C、ケース
2の内面の測温点D及びケース2の外面の測温点Eにつ
いてである。本発明品については、図14から分かるよ
うに、フィルタに対して10回の再生サイクルを繰り返
したが、排気ガス浄化装置についての異常は発生しなか
った。これに対して、比較品の排気ガス浄化装置では、
図15から分かるように、金網の測温点Bについて、フ
ィルタに対する2回目の再生サイクルにおいて1000
℃を超える異常昇温が発生し、金網の断線が発生した。
この断線現象は、ナックル部即ち接続部が原因で金網即
ちヒータが酸化によって切断されたたものであった。
装置における温度測定位置は、図9に示す各点である。
即ち、温度測定位置は、ケース2に近接した両側の筒状
フィルタ20の外側に位置する金網24の測温点A,
B、中間の筒状フィルタ20の内面の測温点C、ケース
2の内面の測温点D及びケース2の外面の測温点Eにつ
いてである。本発明品については、図14から分かるよ
うに、フィルタに対して10回の再生サイクルを繰り返
したが、排気ガス浄化装置についての異常は発生しなか
った。これに対して、比較品の排気ガス浄化装置では、
図15から分かるように、金網の測温点Bについて、フ
ィルタに対する2回目の再生サイクルにおいて1000
℃を超える異常昇温が発生し、金網の断線が発生した。
この断線現象は、ナックル部即ち接続部が原因で金網即
ちヒータが酸化によって切断されたたものであった。
【0033】次に、図16及び図17を参照して、この
発明による排気ガス浄化装置の更に別の実施例を説明す
る。図16はこの発明による排気ガス浄化装置の更に別
の実施例を示す断面図、及び図17はフィルタについて
の経過時間に対する圧力損失を示すグラフである。
発明による排気ガス浄化装置の更に別の実施例を説明す
る。図16はこの発明による排気ガス浄化装置の更に別
の実施例を示す断面図、及び図17はフィルタについて
の経過時間に対する圧力損失を示すグラフである。
【0034】この実施例による排気ガス浄化装置は、ケ
ース2内にフィルタ30を配置すると共に、フィルタ3
0から離れた排気ガス流れの上流側排気通路に金網フィ
ルタ32を配置したものである。フィルタ30は、セラ
ミックス繊維から成るプレート状のフェルト31を配置
すると共に、フェルト31の上流側に隣接して耐熱合金
から成る金網34を配置し且つフェルト31の下流側に
隣接して保持用金網33を配置して構成されている。金
網フィルタ32と金網34とは、各端部に設けた電極部
35を通じて互いに接続され、直流電源36に接続され
ている。フェルト31は、Si−Ti−C−N短繊維か
ら作製させ、金網34及び金網フィルタ32は、線径
0.2mmの耐熱合金線で濾過粒度69μmに形成され
ている。保持用金網33は、フェルト31の短繊維の保
持として機能する。金網34及び金網フィルタ32に通
電することによって、フィルタ30に捕集されているパ
ティキュレートを加熱焼却でき、フィルタ30を再生す
ることができる。
ース2内にフィルタ30を配置すると共に、フィルタ3
0から離れた排気ガス流れの上流側排気通路に金網フィ
ルタ32を配置したものである。フィルタ30は、セラ
ミックス繊維から成るプレート状のフェルト31を配置
すると共に、フェルト31の上流側に隣接して耐熱合金
から成る金網34を配置し且つフェルト31の下流側に
隣接して保持用金網33を配置して構成されている。金
網フィルタ32と金網34とは、各端部に設けた電極部
35を通じて互いに接続され、直流電源36に接続され
ている。フェルト31は、Si−Ti−C−N短繊維か
ら作製させ、金網34及び金網フィルタ32は、線径
0.2mmの耐熱合金線で濾過粒度69μmに形成され
ている。保持用金網33は、フェルト31の短繊維の保
持として機能する。金網34及び金網フィルタ32に通
電することによって、フィルタ30に捕集されているパ
ティキュレートを加熱焼却でき、フィルタ30を再生す
ることができる。
【0035】次いで、金網フィルタ32の効果を試験す
るため、金網フィルタ32を備えていないもの、100
cm2 の金網フィルタ32を設けたもの及び160cm
2 の金網フィルタ32を設けたものの3種類の排気ガス
浄化装置を作製した。これらの排気ガス浄化装置のフィ
ルタ30についての経過時間に対する圧力損失は、図1
7に示すとおりであった。図17から分かるように、金
網フィルタを備えていないものは、フィルタ30の圧力
損失が短時間で上昇しているが、金網フィルタ32を設
けたものの圧力損失は小さく、パティキュレートの捕集
を長時間行うことができることが分かった。即ち、16
0cm2 の金網フィルタ32を配置することによって、
金網フィルタを配置しなかったものに比較して圧力損失
の上昇時間が倍増することが確認された。
るため、金網フィルタ32を備えていないもの、100
cm2 の金網フィルタ32を設けたもの及び160cm
2 の金網フィルタ32を設けたものの3種類の排気ガス
浄化装置を作製した。これらの排気ガス浄化装置のフィ
ルタ30についての経過時間に対する圧力損失は、図1
7に示すとおりであった。図17から分かるように、金
網フィルタを備えていないものは、フィルタ30の圧力
損失が短時間で上昇しているが、金網フィルタ32を設
けたものの圧力損失は小さく、パティキュレートの捕集
を長時間行うことができることが分かった。即ち、16
0cm2 の金網フィルタ32を配置することによって、
金網フィルタを配置しなかったものに比較して圧力損失
の上昇時間が倍増することが確認された。
【0036】次に、図18、図19及び図20を参照し
て、この発明による排気ガス浄化装置の他の実施例を説
明する。図18はこの発明による排気ガス浄化装置の他
の実施例を示す断面図、図19はフィルタについての再
生サイクルに対する圧力損失を示すグラフ、及び図20
はこの排気ガス浄化装置の作動の一実施例を示す処理フ
ロー図である。この実施例による排気ガス浄化装置は、
主として、図2に示す排気ガス浄化装置と比較して、排
気ガス流れの下流側の出口側排気通路に発泡金属フィル
タ及び制御弁を設けた構成が相違する以外は、同一の構
成を有するものであるので、同一機能を果たす部品には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。
て、この発明による排気ガス浄化装置の他の実施例を説
明する。図18はこの発明による排気ガス浄化装置の他
の実施例を示す断面図、図19はフィルタについての再
生サイクルに対する圧力損失を示すグラフ、及び図20
はこの排気ガス浄化装置の作動の一実施例を示す処理フ
ロー図である。この実施例による排気ガス浄化装置は、
主として、図2に示す排気ガス浄化装置と比較して、排
気ガス流れの下流側の出口側排気通路に発泡金属フィル
タ及び制御弁を設けた構成が相違する以外は、同一の構
成を有するものであるので、同一機能を果たす部品には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0037】図18において、この排気ガス浄化装置
は、出口側排気通路6には、発泡金属フィルタ40が設
置されると共に、発泡金属フィルタ40の下流側にアク
チュエータ45によって開閉作動される制御弁44が設
けられている。また、ケース2内にはフィルタ1の下流
側の出口側排気通路6に飛散して排気されるセラミック
ス繊維を収集する繊維捕集箱46が設けられている。出
口側排気通路6における圧力を測定するために、圧力セ
ンサー41が設置されている。更に、発泡金属フィルタ
40の下流側に設置されたノズル47から高圧空気を送
り込んで、フィルタ1及び発泡金属フィルタ40を逆洗
するため空気導管42が設けられている。空気導管42
にはノズル47から空気を吹き込む時に開放する制御弁
43が設けられている。発泡金属フィルタ40は、Ni
合金から作製され、フィルタ1を構成するセラミックス
繊維が折損して出口側排気通路6から外部に飛散するの
を防止するフィルタとして機能するものである。
は、出口側排気通路6には、発泡金属フィルタ40が設
置されると共に、発泡金属フィルタ40の下流側にアク
チュエータ45によって開閉作動される制御弁44が設
けられている。また、ケース2内にはフィルタ1の下流
側の出口側排気通路6に飛散して排気されるセラミック
ス繊維を収集する繊維捕集箱46が設けられている。出
口側排気通路6における圧力を測定するために、圧力セ
ンサー41が設置されている。更に、発泡金属フィルタ
40の下流側に設置されたノズル47から高圧空気を送
り込んで、フィルタ1及び発泡金属フィルタ40を逆洗
するため空気導管42が設けられている。空気導管42
にはノズル47から空気を吹き込む時に開放する制御弁
43が設けられている。発泡金属フィルタ40は、Ni
合金から作製され、フィルタ1を構成するセラミックス
繊維が折損して出口側排気通路6から外部に飛散するの
を防止するフィルタとして機能するものである。
【0038】次に、この排気ガス浄化装置の逆洗作動を
図20を参照して説明する。この実施例の排気ガス浄化
装置を排気量が1700ccのディーゼルエンジンの排
気通路に配置し、ディーゼルエンジンを駆動し、ディー
ゼルエンジンから排気される排気ガスを排気ガス浄化装
置に送り込み、排気ガス中に含まれるパティキュレート
を筒状フィルタ1によって捕集する。筒状フィルタ1で
パティキュレートを捕集した場合に、パティキュレート
が所定の捕集量以上になった時に、筒状フィルタ1の再
生作動は、図1に示す排気ガス浄化装置と同様であるの
で、ここではその説明は省略する。図19には、横軸に
筒状フィルタ1によるパティキュレートの捕集と再生と
の繰り返しの回数(サイクル)が示されており、縦軸に
圧力センサー41による出口側排気通路6の圧力(mm
Hg)が示されている。図19のグラフを参照すると、
発泡金属フィルタ40の逆洗によって出口側排気通路6
の圧力は大幅に低下することが分かる。
図20を参照して説明する。この実施例の排気ガス浄化
装置を排気量が1700ccのディーゼルエンジンの排
気通路に配置し、ディーゼルエンジンを駆動し、ディー
ゼルエンジンから排気される排気ガスを排気ガス浄化装
置に送り込み、排気ガス中に含まれるパティキュレート
を筒状フィルタ1によって捕集する。筒状フィルタ1で
パティキュレートを捕集した場合に、パティキュレート
が所定の捕集量以上になった時に、筒状フィルタ1の再
生作動は、図1に示す排気ガス浄化装置と同様であるの
で、ここではその説明は省略する。図19には、横軸に
筒状フィルタ1によるパティキュレートの捕集と再生と
の繰り返しの回数(サイクル)が示されており、縦軸に
圧力センサー41による出口側排気通路6の圧力(mm
Hg)が示されている。図19のグラフを参照すると、
発泡金属フィルタ40の逆洗によって出口側排気通路6
の圧力は大幅に低下することが分かる。
【0039】この排気ガス浄化装置において、圧力セン
サー41によって筒状フィルタ1の下流の圧力Pを測定
する(ステップ50)。出口側排気通路6における圧力
Pが予め設定した圧力P1 より高くなったか否かを判断
する(ステップ51)。圧力Pが予め設定した圧力P1
より高くなると、発泡金属フィルタ40にセラミックス
繊維が捕集されて出口側排気通路6内の圧力が上昇した
状態であるので、ディーゼルエンジンを停止し又はディ
ーゼルエンジンから排気される排気ガスが排気ガス浄化
装置に送り込まれないようにバイパスさせる。そこで、
アクチュエータ45を作動して制御弁44を閉鎖し(ス
テップ52)、ノズル47から高圧空気を発泡金属フィ
ルタ40に吹き付けるため、制御弁43を開放する(ス
テップ53)。制御弁43の開放によって空気導管42
を通じて高圧空気がノズル47から発泡金属フィルタ4
0に吹く付けられ、発泡金属フィルタ40が逆洗されて
浄化される。この逆洗期間は0.5sec程度である。
発泡金属フィルタ40の逆洗によって、発泡金属フィル
タ40で捕集されているセラミックス繊維は繊維捕集箱
46に落下して収集される。発泡金属フィルタ40が逆
洗が終了し、発泡金属フィルタ40が再生されると、再
び筒状フィルタ1による排気ガスの浄化を行うため、制
御弁43を閉鎖し(ステップ54)、アクチュエータ4
5を作動して制御弁44を開放する(ステップ55)。
この排気ガス浄化装置では、発泡金属フィルタ40の逆
洗作動は繰り返し行うことができるものである。
サー41によって筒状フィルタ1の下流の圧力Pを測定
する(ステップ50)。出口側排気通路6における圧力
Pが予め設定した圧力P1 より高くなったか否かを判断
する(ステップ51)。圧力Pが予め設定した圧力P1
より高くなると、発泡金属フィルタ40にセラミックス
繊維が捕集されて出口側排気通路6内の圧力が上昇した
状態であるので、ディーゼルエンジンを停止し又はディ
ーゼルエンジンから排気される排気ガスが排気ガス浄化
装置に送り込まれないようにバイパスさせる。そこで、
アクチュエータ45を作動して制御弁44を閉鎖し(ス
テップ52)、ノズル47から高圧空気を発泡金属フィ
ルタ40に吹き付けるため、制御弁43を開放する(ス
テップ53)。制御弁43の開放によって空気導管42
を通じて高圧空気がノズル47から発泡金属フィルタ4
0に吹く付けられ、発泡金属フィルタ40が逆洗されて
浄化される。この逆洗期間は0.5sec程度である。
発泡金属フィルタ40の逆洗によって、発泡金属フィル
タ40で捕集されているセラミックス繊維は繊維捕集箱
46に落下して収集される。発泡金属フィルタ40が逆
洗が終了し、発泡金属フィルタ40が再生されると、再
び筒状フィルタ1による排気ガスの浄化を行うため、制
御弁43を閉鎖し(ステップ54)、アクチュエータ4
5を作動して制御弁44を開放する(ステップ55)。
この排気ガス浄化装置では、発泡金属フィルタ40の逆
洗作動は繰り返し行うことができるものである。
【0040】次に、図21及び図22を参照して、この
発明による排気ガス浄化装置の更に他の実施例を説明す
る。図21はこの発明による排気ガス浄化装置の更に他
の実施例を示す断面図、図22はAlコートした金網と
コート無し金網との酸化重量変化を示すグラフである。
発明による排気ガス浄化装置の更に他の実施例を説明す
る。図21はこの発明による排気ガス浄化装置の更に他
の実施例を示す断面図、図22はAlコートした金網と
コート無し金網との酸化重量変化を示すグラフである。
【0041】この排気ガス浄化装置において、ケース2
内の排気通路49の上流側にこの発明による金網フィル
タ38を配置し、下流側に従来の金網フィルタ39を配
置し、金網フィルタの機能を測定するものである。金網
フィルタ38,39はそれらの端部に電極部48が接続
され、電極部48はライン57を通じて直流電源37に
対して互いに並列に接続されている。排気ガス浄化装置
に組み込まれた金網フィルタ38は、線径41μmで、
畳綾織り80×700メッシュに構成されたSUS31
6製金網で作製し、その線材の表面にはアルミニウムA
lをコーティングした。また、金網フィルタ38は、線
径41μmで、畳綾織り80×700メッシュに構成さ
れたSUS316製金網で作製し、その線材の表面には
アルミニウムAlをコーティングしていないものであ
る。
内の排気通路49の上流側にこの発明による金網フィル
タ38を配置し、下流側に従来の金網フィルタ39を配
置し、金網フィルタの機能を測定するものである。金網
フィルタ38,39はそれらの端部に電極部48が接続
され、電極部48はライン57を通じて直流電源37に
対して互いに並列に接続されている。排気ガス浄化装置
に組み込まれた金網フィルタ38は、線径41μmで、
畳綾織り80×700メッシュに構成されたSUS31
6製金網で作製し、その線材の表面にはアルミニウムA
lをコーティングした。また、金網フィルタ38は、線
径41μmで、畳綾織り80×700メッシュに構成さ
れたSUS316製金網で作製し、その線材の表面には
アルミニウムAlをコーティングしていないものであ
る。
【0042】この排気ガス浄化装置を、大気中で100
0℃の下で、20時間の酸化試験を行って金網フィルタ
38,39の酸化状態を測定した。その結果を、図22
に示す。Alをコーティングした金網フィルタ38は、
酸化重量の増量は4%であり、金網フィルタ38の弾性
の特性を保持していた。これに対して、Alをコーティ
ングしなかった金網フィルタ39は、酸化重量の増量は
39%であり、金網フィルタ38の全体が酸化された状
態であり、弾性の特性は勿論、金属としての性質を失っ
ていた。このことより、金網フィルタの線材の表面にア
ルミニウムをコーティングすることによって、金網自体
の酸化を抑え、金網フィルタの加熱再生時に予想される
1000℃という条件下においてもSUS316製金網
は有効であることが分かった。
0℃の下で、20時間の酸化試験を行って金網フィルタ
38,39の酸化状態を測定した。その結果を、図22
に示す。Alをコーティングした金網フィルタ38は、
酸化重量の増量は4%であり、金網フィルタ38の弾性
の特性を保持していた。これに対して、Alをコーティ
ングしなかった金網フィルタ39は、酸化重量の増量は
39%であり、金網フィルタ38の全体が酸化された状
態であり、弾性の特性は勿論、金属としての性質を失っ
ていた。このことより、金網フィルタの線材の表面にア
ルミニウムをコーティングすることによって、金網自体
の酸化を抑え、金網フィルタの加熱再生時に予想される
1000℃という条件下においてもSUS316製金網
は有効であることが分かった。
【0043】次に、図23を参照して、この発明による
排気ガス浄化装置の別の実施例を説明する。図23はア
ルミナコートした金網とコート無し金網との酸化重量変
化を示すグラフである。
排気ガス浄化装置の別の実施例を説明する。図23はア
ルミナコートした金網とコート無し金網との酸化重量変
化を示すグラフである。
【0044】この排気ガス浄化装置については、図21
に示すものを使用した。排気ガス浄化装置に組み込まれ
た一方の金網フィルタは、同様に、線径41μmで、畳
綾織り80×700メッシュに構成されたSUS430
製金網で作製し、その線材の表面にはアルミナAl2 O
3 をコーティングした。また、他方の金網フィルタは、
線径41μmで、畳綾織り80×700メッシュに構成
されたSUS430製金網で作製し、その線材の表面に
はアルミナをコーティングしていないものである。
に示すものを使用した。排気ガス浄化装置に組み込まれ
た一方の金網フィルタは、同様に、線径41μmで、畳
綾織り80×700メッシュに構成されたSUS430
製金網で作製し、その線材の表面にはアルミナAl2 O
3 をコーティングした。また、他方の金網フィルタは、
線径41μmで、畳綾織り80×700メッシュに構成
されたSUS430製金網で作製し、その線材の表面に
はアルミナをコーティングしていないものである。
【0045】この排気ガス浄化装置を、大気中で100
0℃の下で、20時間の酸化試験を行って両者の金網フ
ィルタの酸化状態を測定した。その結果を、図23に示
す。アルミナをコーティングした金網フィルタは、酸化
重量の増量は4%であり、金網フィルタの弾性特性及び
フィルタ表面の絶縁性を保持していた。これに対して、
アルミナをコーティングしなかった金網フィルタは、酸
化重量の増量は42%であり、金網フィルタの全体が酸
化された状態であり、弾性の特性は勿論、金属としての
性質を失っていた。このことより、金網フィルタの線材
の表面にアルミナをコーティングすることによって、金
網自体の酸化を抑え、金網フィルタの加熱再生時に予想
される1000℃という条件下においてもSUS430
製金網は有効であることが分かった。
0℃の下で、20時間の酸化試験を行って両者の金網フ
ィルタの酸化状態を測定した。その結果を、図23に示
す。アルミナをコーティングした金網フィルタは、酸化
重量の増量は4%であり、金網フィルタの弾性特性及び
フィルタ表面の絶縁性を保持していた。これに対して、
アルミナをコーティングしなかった金網フィルタは、酸
化重量の増量は42%であり、金網フィルタの全体が酸
化された状態であり、弾性の特性は勿論、金属としての
性質を失っていた。このことより、金網フィルタの線材
の表面にアルミナをコーティングすることによって、金
網自体の酸化を抑え、金網フィルタの加熱再生時に予想
される1000℃という条件下においてもSUS430
製金網は有効であることが分かった。
【0046】次に、図24、図25及び図26を参照し
て、この発明による排気ガス浄化装置の更に別の実施例
を説明する。図24はこの発明による排気ガス浄化装置
の更に別の実施例を示す断面図、図25は図24の排気
ガス浄化装置の要部を示す斜視図、及び図26は図24
の排気ガス浄化装置におけるフィルタの要部を示す拡大
断面図である。
て、この発明による排気ガス浄化装置の更に別の実施例
を説明する。図24はこの発明による排気ガス浄化装置
の更に別の実施例を示す断面図、図25は図24の排気
ガス浄化装置の要部を示す斜視図、及び図26は図24
の排気ガス浄化装置におけるフィルタの要部を示す拡大
断面図である。
【0047】この排気ガス浄化装置は、図1に示す排気
ガス浄化システムに組み込んで使用できるものであり、
図2の筒状フィルタ1と比較してフィルタの構造が相違
する以外は、同様な構成を有するものである。この排気
ガス浄化装置は、ケース2内に断熱材62を介在してフ
ィルタ60が組み込まれている。フィルタ60は、セラ
ミックス繊維から成るフェルト61、及びフェルト61
の外形を保形する金網64から構成されている。フェル
ト61の端部は、第1金属板68で封止されており、第
1金属板68と金網64とは符号65の位置で溶着され
ている。また、フェルト61は、排気ガス流れの上流側
排気通路5から下流側排気通路6へ順次コ字状に折り返
されており、折り返されたフェルト61の両端部を封止
した第2金属板67は、折り返されたフェルト61の形
状を維持するため第1金属板68に符号66の位置で溶
着されている。
ガス浄化システムに組み込んで使用できるものであり、
図2の筒状フィルタ1と比較してフィルタの構造が相違
する以外は、同様な構成を有するものである。この排気
ガス浄化装置は、ケース2内に断熱材62を介在してフ
ィルタ60が組み込まれている。フィルタ60は、セラ
ミックス繊維から成るフェルト61、及びフェルト61
の外形を保形する金網64から構成されている。フェル
ト61の端部は、第1金属板68で封止されており、第
1金属板68と金網64とは符号65の位置で溶着され
ている。また、フェルト61は、排気ガス流れの上流側
排気通路5から下流側排気通路6へ順次コ字状に折り返
されており、折り返されたフェルト61の両端部を封止
した第2金属板67は、折り返されたフェルト61の形
状を維持するため第1金属板68に符号66の位置で溶
着されている。
【0048】この排気ガス浄化装置において、第1金属
板68と第2金属板67とは、金網と同一材質の金属又
はNi板から構成されている。また、第1金属板68、
第2金属板67及び金網64は、電気的に直列に接続さ
れ、その時、第2金属板67は電極部として機能するこ
とができる。断熱材62は、無機質の密度の高い材料か
ら作製されている。また、金網64と第1金属板68と
の接続は、シーム溶接、ろう材を用いて溶着することが
できる。第1金属板68との第2金属板67との接続は
スポット溶接で接続することができる。また、第2金属
板67は、フィルタ60からの排気ガスの漏れを防止す
る閉塞プレートとして機能することもできる。
板68と第2金属板67とは、金網と同一材質の金属又
はNi板から構成されている。また、第1金属板68、
第2金属板67及び金網64は、電気的に直列に接続さ
れ、その時、第2金属板67は電極部として機能するこ
とができる。断熱材62は、無機質の密度の高い材料か
ら作製されている。また、金網64と第1金属板68と
の接続は、シーム溶接、ろう材を用いて溶着することが
できる。第1金属板68との第2金属板67との接続は
スポット溶接で接続することができる。また、第2金属
板67は、フィルタ60からの排気ガスの漏れを防止す
る閉塞プレートとして機能することもできる。
【0049】
【発明の効果】この発明による排気ガス浄化装置は、上
記のように構成されており、次のような効果を有する。
即ち、この排気ガス浄化装置は、排気ガス中のパティキ
ュレートを捕集するフィルタがセラミックス繊維から成
るフェルトで構成され、前記フェルトの形状が通電可能
な金網によって保形されているので、前記フィルタで所
定量のパティキュレートを捕集した時には、前記金網に
通電して前記フィルタは加熱され、パティキュレートが
加熱焼却されて前記フィルタが再生される。特に、前記
フィルタがセラミックス繊維から成るので、前記フィル
タを排気ガスが通過することによって、排気ガス中のパ
ティキュレートは絡まっている繊維と繊維との間に均一
に且つ確実に捕集されている。また、前記セラミックス
繊維から成る前記フェルトの内部には、金網、金属線或
いは金属板を配置して構成することもできる。
記のように構成されており、次のような効果を有する。
即ち、この排気ガス浄化装置は、排気ガス中のパティキ
ュレートを捕集するフィルタがセラミックス繊維から成
るフェルトで構成され、前記フェルトの形状が通電可能
な金網によって保形されているので、前記フィルタで所
定量のパティキュレートを捕集した時には、前記金網に
通電して前記フィルタは加熱され、パティキュレートが
加熱焼却されて前記フィルタが再生される。特に、前記
フィルタがセラミックス繊維から成るので、前記フィル
タを排気ガスが通過することによって、排気ガス中のパ
ティキュレートは絡まっている繊維と繊維との間に均一
に且つ確実に捕集されている。また、前記セラミックス
繊維から成る前記フェルトの内部には、金網、金属線或
いは金属板を配置して構成することもできる。
【0050】しかも、この排気ガス浄化装置は、セラミ
ックス繊維から成る前記フェルトが通電できる金網によ
って保形されているので、前記フェルト自体の繊維の飛
散が低減でき、前記フェルトは長期間にわたって所定の
形状を維持でき、前記フィルタの耐久性を向上できる。
また、前記フェルトを覆っている前記金網に電極部を通
じて通電すると、前記フェルトは全面が均一に加熱さ
れ、前記フィルタを全領域で均一な加熱が実現できると
共に、短時間で加熱することができ、パティキュレート
は直ちに加熱焼却され、前記フィルタは短時間に再生さ
れる。しかも、パティキュレートを焼却する場合に、パ
ティキュレートは前記フィルタ中で均一に燃焼して前記
フィルタに局部的にパティキュレートが未燃焼の状態で
残存することがなく、異常燃焼が発生して局部加熱が発
生せず、前記フィルタには、異常な熱応力が付与され
ず、前記フィルタの変形、溶損等の発生を防止できる。
従って、この排気ガス浄化装置は、ディーゼルエンジン
の排気管に組み込んで排気ガス中に含まれるカーボン、
煤、スモーク等のパティキュレートを捕集するのに極め
て有効な排気ガス浄化を達成することができる。
ックス繊維から成る前記フェルトが通電できる金網によ
って保形されているので、前記フェルト自体の繊維の飛
散が低減でき、前記フェルトは長期間にわたって所定の
形状を維持でき、前記フィルタの耐久性を向上できる。
また、前記フェルトを覆っている前記金網に電極部を通
じて通電すると、前記フェルトは全面が均一に加熱さ
れ、前記フィルタを全領域で均一な加熱が実現できると
共に、短時間で加熱することができ、パティキュレート
は直ちに加熱焼却され、前記フィルタは短時間に再生さ
れる。しかも、パティキュレートを焼却する場合に、パ
ティキュレートは前記フィルタ中で均一に燃焼して前記
フィルタに局部的にパティキュレートが未燃焼の状態で
残存することがなく、異常燃焼が発生して局部加熱が発
生せず、前記フィルタには、異常な熱応力が付与され
ず、前記フィルタの変形、溶損等の発生を防止できる。
従って、この排気ガス浄化装置は、ディーゼルエンジン
の排気管に組み込んで排気ガス中に含まれるカーボン、
煤、スモーク等のパティキュレートを捕集するのに極め
て有効な排気ガス浄化を達成することができる。
【0051】前記フィルタを構成するセラミックス繊維
としては、酸化アルミニウムを30wt%以上含有して
いるものを使用でき、或いはSi及びTiのうち1種又
は2種の元素と、C,O,Nのうち1種又は2種以上の
元素とを含有しているものを使用できる。また、セラミ
ックス繊維は、その径が1〜200μmの範囲で且つ長
さが1〜100mmの範囲に形成されているものが好ま
しく、繊維の飛散を防止でき、パティキュレートの捕集
効率を向上できる。セラミックス繊維からなる前記フェ
ルトは、空隙率が50〜99%の範囲に設定されている
ことが好ましく、パティキュレートの捕集効率を向上で
きる。
としては、酸化アルミニウムを30wt%以上含有して
いるものを使用でき、或いはSi及びTiのうち1種又
は2種の元素と、C,O,Nのうち1種又は2種以上の
元素とを含有しているものを使用できる。また、セラミ
ックス繊維は、その径が1〜200μmの範囲で且つ長
さが1〜100mmの範囲に形成されているものが好ま
しく、繊維の飛散を防止でき、パティキュレートの捕集
効率を向上できる。セラミックス繊維からなる前記フェ
ルトは、空隙率が50〜99%の範囲に設定されている
ことが好ましく、パティキュレートの捕集効率を向上で
きる。
【0052】また、この排気ガス浄化装置において、前
記金網を構成する線径は50μm〜1mmの範囲に形成
されているものを使用できる。また、前記金網の目付け
重量は、0.15kg/m2 〜6kg/m2 に設定され
ているものが好ましく、前記フィルタの通電加熱を良好
に達成できる。また、前記金網を前記セラミックス繊維
から成る前記フェルトの排気ガス上流側に配置すること
によって前記フィルタによる捕集効率を向上できる。前
記金網は、その縦糸が酸化アルミニウム,Si,Tiの
うち1種又は2種と、C,O,Nのうち1種又は2種以
上の元素とを含有しているセラミックス糸であり且つ横
糸が金属線で形成されていることが、前記金属線に通電
することによって前記金網を加熱する場合に、前記金網
に対して異常昇温が発生せず、前記金網の断線が発生せ
ず、耐久性を向上できる。更に、前記金網の鋼線上にア
ルミニウム又は酸化アルミニウム即ちアルミナをコーテ
ィングすることによって、金属線の酸化を防止でき、前
記金網の耐久性を向上できる。
記金網を構成する線径は50μm〜1mmの範囲に形成
されているものを使用できる。また、前記金網の目付け
重量は、0.15kg/m2 〜6kg/m2 に設定され
ているものが好ましく、前記フィルタの通電加熱を良好
に達成できる。また、前記金網を前記セラミックス繊維
から成る前記フェルトの排気ガス上流側に配置すること
によって前記フィルタによる捕集効率を向上できる。前
記金網は、その縦糸が酸化アルミニウム,Si,Tiの
うち1種又は2種と、C,O,Nのうち1種又は2種以
上の元素とを含有しているセラミックス糸であり且つ横
糸が金属線で形成されていることが、前記金属線に通電
することによって前記金網を加熱する場合に、前記金網
に対して異常昇温が発生せず、前記金網の断線が発生せ
ず、耐久性を向上できる。更に、前記金網の鋼線上にア
ルミニウム又は酸化アルミニウム即ちアルミナをコーテ
ィングすることによって、金属線の酸化を防止でき、前
記金網の耐久性を向上できる。
【0053】或いは、この排気ガス浄化装置は、前記セ
ラミックス繊維から成る前記フェルトの排気ガス下流側
に気孔径100〜1000μmで且つ厚さ5mm以上の
発泡金属、或いは発泡セラミックスが配置して構成する
と、セラミックス繊維の破断した繊維を前記発泡セラミ
ックスで捕集することができ、外部に排気する排気ガス
に繊維が飛散することがなく、排気ガスをクリーンにで
きる。
ラミックス繊維から成る前記フェルトの排気ガス下流側
に気孔径100〜1000μmで且つ厚さ5mm以上の
発泡金属、或いは発泡セラミックスが配置して構成する
と、セラミックス繊維の破断した繊維を前記発泡セラミ
ックスで捕集することができ、外部に排気する排気ガス
に繊維が飛散することがなく、排気ガスをクリーンにで
きる。
【0054】また、この排気ガス浄化装置は、フェルト
の端部は第1金属板で封止し、前記第1金属板と前記金
網とを溶着し、更に前記フェルトを排気ガス流れの上流
側から下流側へ順次折り返し、折り返された前記フェル
トの両端部を封止した第2金属板を前記フェルトの形状
を維持するため前記第1金属板に溶着して構成すること
ができる。更に、前記第1金属板と前記第2金属板と
を、前記金網と同一材質の金属又はNi板から構成する
ことができ、前記第1金属板、前記第2金属板及び前記
金網を電気的に接続して前記第2金属板を電極として利
用することができる。
の端部は第1金属板で封止し、前記第1金属板と前記金
網とを溶着し、更に前記フェルトを排気ガス流れの上流
側から下流側へ順次折り返し、折り返された前記フェル
トの両端部を封止した第2金属板を前記フェルトの形状
を維持するため前記第1金属板に溶着して構成すること
ができる。更に、前記第1金属板と前記第2金属板と
を、前記金網と同一材質の金属又はNi板から構成する
ことができ、前記第1金属板、前記第2金属板及び前記
金網を電気的に接続して前記第2金属板を電極として利
用することができる。
【図1】図1はこの発明による排気ガス浄化装置を組み
込むことができる排気ガス浄化システムを示す概略説明
図である。
込むことができる排気ガス浄化システムを示す概略説明
図である。
【図2】この発明による排気ガス浄化装置の一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】図2の線A−Aにおける断面図である。
【図4】図4は比較品の排気ガス浄化装置を示す断面図
である。
である。
【図5】図4の線B−Bにおける断面図である。
【図6】この発明による排気ガス浄化装置と比較品の排
気ガス浄化装置について、経過時間に対する捕集効率を
示すグラフである。
気ガス浄化装置について、経過時間に対する捕集効率を
示すグラフである。
【図7】この発明による排気ガス浄化装置と比較品の排
気ガス浄化装置について、経過時間に対する圧力損失を
示すグラフである。
気ガス浄化装置について、経過時間に対する圧力損失を
示すグラフである。
【図8】この発明による排気ガス浄化装置と比較品の排
気ガス浄化装置について、経過時間に対するフィルタ中
心部の温度を示すグラフである。
気ガス浄化装置について、経過時間に対するフィルタ中
心部の温度を示すグラフである。
【図9】この発明による排気ガス浄化装置の別の実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図10】図9の線C−Cにおける断面図である。
【図11】図9の排気ガス浄化装置におけるフィルタの
一部破断の斜視図である。
一部破断の斜視図である。
【図12】図9の排気ガス浄化装置における金網を示す
平面図である。
平面図である。
【図13】図9の排気ガス浄化装置における金網を示す
断面図である。
断面図である。
【図14】この発明による排気ガス浄化装置の経過時間
に対する各領域における温度を示すグラフである。
に対する各領域における温度を示すグラフである。
【図15】比較品の排気ガス浄化装置の経過時間に対す
る各領域における温度を示すグラフである。
る各領域における温度を示すグラフである。
【図16】この発明による排気ガス浄化装置の更に別の
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図17】フィルタについての経過時間に対する圧力損
失を示すグラフである。
失を示すグラフである。
【図18】この発明による排気ガス浄化装置の他の実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図19】フィルタについての再生サイクルに対する圧
力損失を示すグラフである。
力損失を示すグラフである。
【図20】この排気ガス浄化装置の作動の一実施例を示
す処理フロー図である。
す処理フロー図である。
【図21】この発明による排気ガス浄化装置の更に他の
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図22】アルミニウムをコーティングした金網とコー
ト無し金網との酸化重量変化を示すグラフである。
ト無し金網との酸化重量変化を示すグラフである。
【図23】アルミナをコーティングした金網とコート無
し金網との酸化重量変化を示すグラフである。
し金網との酸化重量変化を示すグラフである。
【図24】この発明による排気ガス浄化装置の更に別の
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図25】図24の排気ガス浄化装置の要部を示す斜視
図である。
図である。
【図26】図24の排気ガス浄化装置に組み込まれてい
るフィルタの要部を示す拡大断面図である。
るフィルタの要部を示す拡大断面図である。
1,20,30,60 フィルタ 2 ケース 3,23 支持筒体 4,24,34,64 金網 5 入口側排気通路 6 出口側排気通路 7,29,35,48 電極部 8,21,31,61 フェルト 9 環状通路 10 コントローラ 11 電気回路 22 接続線 27 セラミックス糸(縦糸) 28 金属線(横糸) 32,38 金網フィルタ 33 保持用金網 36,37 電源 40 発泡金属フィルタ 41 圧力センサー 42 空気導管 43,44 制御弁 45 アクチュエータ 46 繊維捕集箱 47 ノズル 67 第2金属板 68 第1金属板 90 ディーゼルエンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆元 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞセラミックス研究所内
Claims (14)
- 【請求項1】 ディーゼルエンジンの排気系に配置され
て排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集して加
熱焼却する排気ガス浄化装置において、排気系に組み込
まれたケース内に配置され且つ排気ガス中に含まれるパ
ティキュレートを捕集するフィルタはセラミックス繊維
から成るフェルトで構成され、前記フェルトの形状が通
電可能な金網によって保形されており、前記金網に通電
して前記フィルタを加熱し、前記フィルタに捕集された
パティキュレートを加熱焼却して前記フィルタを再生す
ることを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 【請求項2】 前記セラミックス繊維は酸化アルミニウ
ムを30wt%以上含有していることを特徴とする請求
項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項3】 前記セラミックス繊維はSi及びTiの
うち1種又は2種の元素と、C,O,Nのうち1種又は
2種以上の元素とを含有していることを特徴とする請求
項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項4】 前記セラミックス繊維はその径が1〜2
00μmの範囲で且つ長さが1〜100mmの範囲に形
成されていることを特徴とする請求項1に記載の排気ガ
ス浄化装置。 - 【請求項5】 前記セラミックス繊維からなる前記フェ
ルトは空隙率が50〜99%の範囲に設定されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項6】 前記金網を構成する線径は50μm〜1
mmの範囲に形成されていることを特徴とする請求項1
に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項7】 前記金網の目付け重量は0.15kg/
m2 〜6kg/m2に設定されていることを特徴とする
請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項8】 前記金網は前記セラミックス繊維から成
る前記フェルトの排気ガス上流側に配置されていること
を特徴とする請求項7に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項9】 前記金網は、その縦糸が酸化アルミニウ
ム,Si,Tiのうち1種又は2種と、C,O,Nのう
ち1種又は2種以上の元素とを含有しているセラミック
ス糸で且つ横糸が金属線で形成され、前記金属線に電極
を設け、前記金属線に通電することによって前記金網を
加熱できることを特徴とする請求項1に記載の排気ガス
浄化装置。 - 【請求項10】 前記金網の鋼線上にアルミニウム又は
酸化アルミニウムがコーティングされていることを特徴
とする請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項11】 前記セラミックス繊維から成る前記フ
ェルトの内部には金網、金属線或いは金属板が配置され
ていることを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化
装置。 - 【請求項12】 前記セラミックス繊維から成る前記フ
ェルトの排気ガス下流側に気孔径100〜1000μm
で且つ厚さ5mm以上の発泡金属、或いは発泡セラミッ
クスが配置されていることを特徴とする請求項1に記載
の排気ガス浄化装置。 - 【請求項13】 前記フェルトの端部は第1金属板で封
止されており、前記第1金属板と前記金網とは溶着され
ており、更に前記フェルトは排気ガス流れの上流側から
下流側へ順次折り返されており、折り返された前記フェ
ルトの両端部を封止した第2金属板は前記フェルトの形
状を維持するため前記第1金属板に溶着されていること
を特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項14】 前記第1金属板と前記第2金属板と
は、前記金網と同一材質の金属又はNi板から構成され
ており、前記第1金属板、前記第2金属板及び前記金網
は電気的に接続されて前記第2金属板を電極として利用
できることを特徴とする請求項13に記載の排気ガス浄
化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10158294A JP3438316B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10158294A JP3438316B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 排気ガス浄化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07286512A true JPH07286512A (ja) | 1995-10-31 |
| JP3438316B2 JP3438316B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=14304388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10158294A Expired - Fee Related JP3438316B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438316B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5764850A (en) * | 1996-04-04 | 1998-06-09 | Phoenix Solutions Co. | Silicon carbide foam electric heater for heating gas directed therethrough |
| JP2004523346A (ja) * | 2001-01-19 | 2004-08-05 | アンスティテュ フランセ デュ ペトロール | フェルトなどの繊維多孔質物質でつくられたセパレータ |
| CN117366442A (zh) * | 2023-11-03 | 2024-01-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 润滑结构和电机 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP10158294A patent/JP3438316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5764850A (en) * | 1996-04-04 | 1998-06-09 | Phoenix Solutions Co. | Silicon carbide foam electric heater for heating gas directed therethrough |
| JP2004523346A (ja) * | 2001-01-19 | 2004-08-05 | アンスティテュ フランセ デュ ペトロール | フェルトなどの繊維多孔質物質でつくられたセパレータ |
| JP2007222871A (ja) * | 2001-01-19 | 2007-09-06 | Ifp | セパレータ |
| CN117366442A (zh) * | 2023-11-03 | 2024-01-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 润滑结构和电机 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3438316B2 (ja) | 2003-08-18 |
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