JPH072867A - ビオチンアミド誘導体の製造方法及び、それらを含有する糖尿病及び糖尿病合併症の治療剤 - Google Patents
ビオチンアミド誘導体の製造方法及び、それらを含有する糖尿病及び糖尿病合併症の治療剤Info
- Publication number
- JPH072867A JPH072867A JP5264271A JP26427193A JPH072867A JP H072867 A JPH072867 A JP H072867A JP 5264271 A JP5264271 A JP 5264271A JP 26427193 A JP26427193 A JP 26427193A JP H072867 A JPH072867 A JP H072867A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- biotinyl
- formula
- therapeutic agent
- biotin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D495/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D495/02—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D495/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/02—Drugs for disorders of the nervous system for peripheral neuropathies
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
- A61P3/10—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Public Health (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Endocrinology (AREA)
- Obesity (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Hematology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Neurology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的はインシュリン依存性糖尿病、
インシュリン非依存性糖尿病、あるいは末梢神経障害の
ような、糖尿病合併症に対して有効な予防/治療薬を提
供することである。 【構成】 本発明は、ビオチンアミド誘導体を有効成分
とする糖尿病治療、予防薬である。 【効果】 本発明により提供されるビオチンアミド誘導
体を有効成分とする薬剤は、糖尿病及びその合併症の治
療薬として有用である。
インシュリン非依存性糖尿病、あるいは末梢神経障害の
ような、糖尿病合併症に対して有効な予防/治療薬を提
供することである。 【構成】 本発明は、ビオチンアミド誘導体を有効成分
とする糖尿病治療、予防薬である。 【効果】 本発明により提供されるビオチンアミド誘導
体を有効成分とする薬剤は、糖尿病及びその合併症の治
療薬として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビオチンアミド誘導体
及びその製造法に関するものであり、更には、それらを
用いた、糖尿病及び糖尿病合併症の治療薬に関するもの
である。
及びその製造法に関するものであり、更には、それらを
用いた、糖尿病及び糖尿病合併症の治療薬に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ビオチンの薬理上の作用は、ビタミンH
としてよく知られている。このことは、1942年にS
idenstrickerと彼の共同研究者によって発
見された。彼らはいわゆる“卵白障害(egg whi
te injury)”かビオチンの投与により消失す
るのを示した。
としてよく知られている。このことは、1942年にS
idenstrickerと彼の共同研究者によって発
見された。彼らはいわゆる“卵白障害(egg whi
te injury)”かビオチンの投与により消失す
るのを示した。
【0003】又それ以前には、他の研究者たちにより、
卵白のみの食事を与えた動物に見られるこの現象が、ビ
オチンの投与により防げるということが確かに示されて
いた。
卵白のみの食事を与えた動物に見られるこの現象が、ビ
オチンの投与により防げるということが確かに示されて
いた。
【0004】Sidenstrickerらの実験はヒ
トにおいて、ビタミンHの欠乏がこれらの現象を引き起
こすことを直接示したものであった。
トにおいて、ビタミンHの欠乏がこれらの現象を引き起
こすことを直接示したものであった。
【0005】実際、卵白を与えられた患者においては、
ビチオンがタンパク質アビジンに結合し、そして生理活
性を有するビタミンHが不足しビオチン欠乏状態が観察
された。この実験とこれに続く実験よりビチオンの欠乏
が生理学的な現象と関係していることは明らかであっ
た。これらの生理学的な現象は重大であり、非痒疹性の
皮膚炎から、黄斑−鱗状皮膚という幅広い症状を示し、
又精神障害、筋肉病、知覚過敏、限局性感覚異常、食欲
不振あるいは冠状動静脈血膚のような症状も示す。
ビチオンがタンパク質アビジンに結合し、そして生理活
性を有するビタミンHが不足しビオチン欠乏状態が観察
された。この実験とこれに続く実験よりビチオンの欠乏
が生理学的な現象と関係していることは明らかであっ
た。これらの生理学的な現象は重大であり、非痒疹性の
皮膚炎から、黄斑−鱗状皮膚という幅広い症状を示し、
又精神障害、筋肉病、知覚過敏、限局性感覚異常、食欲
不振あるいは冠状動静脈血膚のような症状も示す。
【0006】これらのすべての2次的な現象は、一定期
間のビチオンの長期投与のあとには消失し、患者は正常
に戻る。
間のビチオンの長期投与のあとには消失し、患者は正常
に戻る。
【0007】やはり長い歳月をかけて、ビチオンの生物
学的な役割も解明された。ビタミンHはカルボキシル化
の酵素反応において、コファクターとして働く。この作
用故、ここ20年間、人の疾患の治療の為に、酵素反応
コファクター類を用いるという考えが重要視されてき
た。
学的な役割も解明された。ビタミンHはカルボキシル化
の酵素反応において、コファクターとして働く。この作
用故、ここ20年間、人の疾患の治療の為に、酵素反応
コファクター類を用いるという考えが重要視されてき
た。
【0008】引き続いて、ビオチンは、酵素反応におけ
るコファクターとしての性質を持つ故、ピリドキシンや
ビタミンDと同様に治療に精力的に用いられてきた。
るコファクターとしての性質を持つ故、ピリドキシンや
ビタミンDと同様に治療に精力的に用いられてきた。
【0009】例えば、ビオチンがプロピロニル−CoA
カルボキシラーゼ欠損(これは、ケトン性高グリシン血
症の原因である)やピルベート−カルボキシラーゼ欠損
(これは、幼時期における乳酸の代謝異常の原因であ
る)やβ−メチル−クロトニルカルボキシラーゼ欠損
(これは幼時性、脊椎萎縮、筋萎縮症や重症な代謝異常
アミドーシスの原因である)のような、カルボキシラー
ゼ酵素欠乏の単独原因により引き起こされる疾患の治療
には効果がないということが示された。その一方で、ビ
オチンは多種カルボキシラーゼ酵素欠損症によって引き
起こされるの疾患の治療には効果があった。これらの欠
損の症状は、多かれ少なかれ、前記の異常の症状や、単
独のカルボキシラーゼ酵素欠損症によって引き起こされ
る症状と共通であった(K.S.Roth、“臨床医学
におけるビオチンの総論(Biotinin clin
ical medicine −a review)”
TheAmerican Journal of Cl
inical nutrition 34号,9月,1
981,pp1967−1974)。
カルボキシラーゼ欠損(これは、ケトン性高グリシン血
症の原因である)やピルベート−カルボキシラーゼ欠損
(これは、幼時期における乳酸の代謝異常の原因であ
る)やβ−メチル−クロトニルカルボキシラーゼ欠損
(これは幼時性、脊椎萎縮、筋萎縮症や重症な代謝異常
アミドーシスの原因である)のような、カルボキシラー
ゼ酵素欠乏の単独原因により引き起こされる疾患の治療
には効果がないということが示された。その一方で、ビ
オチンは多種カルボキシラーゼ酵素欠損症によって引き
起こされるの疾患の治療には効果があった。これらの欠
損の症状は、多かれ少なかれ、前記の異常の症状や、単
独のカルボキシラーゼ酵素欠損症によって引き起こされ
る症状と共通であった(K.S.Roth、“臨床医学
におけるビオチンの総論(Biotinin clin
ical medicine −a review)”
TheAmerican Journal of Cl
inical nutrition 34号,9月,1
981,pp1967−1974)。
【0010】一方、ビタミンHは特に、新生児の脂漏性
皮膚炎の治療に効果があることが明らかにされた。この
原因はまだ確認されてはいないが、恐らく、母乳中のビ
タミンHの不足、消化欠損、持続性下痢に帰因すると思
われている(Krishnamurti−Dachsh
inamurti and Jasbir Chana
n−Biotin−Vitamins and hor
mones vol.45,1989,pp337−3
85)。
皮膚炎の治療に効果があることが明らかにされた。この
原因はまだ確認されてはいないが、恐らく、母乳中のビ
タミンHの不足、消化欠損、持続性下痢に帰因すると思
われている(Krishnamurti−Dachsh
inamurti and Jasbir Chana
n−Biotin−Vitamins and hor
mones vol.45,1989,pp337−3
85)。
【0011】グルコース代謝にビチオンが関与している
という最初の証明は1968年であった。重要な解糖系
の酵素であるグルコキナーゼの活性の復元にビオチンが
活性を有しているということが示された(Dachsh
inamurti K.,Cheah−Tan C.,
1968,Arch.Biochem.& Bioph
ys.,127:p.17−21)。実際この酵素が細
胞によるグルコース利用の初期段階の触媒である。それ
故、グルコースの肝臓への取り込みの制御に関与してい
る酵素である。
という最初の証明は1968年であった。重要な解糖系
の酵素であるグルコキナーゼの活性の復元にビオチンが
活性を有しているということが示された(Dachsh
inamurti K.,Cheah−Tan C.,
1968,Arch.Biochem.& Bioph
ys.,127:p.17−21)。実際この酵素が細
胞によるグルコース利用の初期段階の触媒である。それ
故、グルコースの肝臓への取り込みの制御に関与してい
る酵素である。
【0012】実際、グルコキナーゼ酵素は肝性のグルコ
ース、糖血(glycemia)と呼ばれているが、を
制御していることが知られており、グリコーゲンという
形において肝性グルコースの利用と貯蔵を制御してい
る。そして膵臓ランゲルハンス島のグルコキナーゼは、
インシュリンの生合成を制御しているグルコースセンサ
ーとしての役割を果たしていると考えられている。肝臓
グルコキナーゼに対するビオチンの効果はこの酵素の遺
伝的制御とmRNAのインダクションを介した制御に依
存しているとわかった。それ故、インシュリンのそれら
の制御に対してアナログとして作用する(Chauan
J.etal,J.Biol.Chem.1991,
vol266,pp10025−10038)。
ース、糖血(glycemia)と呼ばれているが、を
制御していることが知られており、グリコーゲンという
形において肝性グルコースの利用と貯蔵を制御してい
る。そして膵臓ランゲルハンス島のグルコキナーゼは、
インシュリンの生合成を制御しているグルコースセンサ
ーとしての役割を果たしていると考えられている。肝臓
グルコキナーゼに対するビオチンの効果はこの酵素の遺
伝的制御とmRNAのインダクションを介した制御に依
存しているとわかった。それ故、インシュリンのそれら
の制御に対してアナログとして作用する(Chauan
J.etal,J.Biol.Chem.1991,
vol266,pp10025−10038)。
【0013】更に、ビオチンのコファクターとしての役
割を考え合わせると血中のグルコースの制御に対しても
重要な作用をもっており、他の酵素系を制御しているか
もしれない。
割を考え合わせると血中のグルコースの制御に対しても
重要な作用をもっており、他の酵素系を制御しているか
もしれない。
【0014】事実、ビオチンは、コファクターとして、
グルコキナーゼの他にも、カルボキシル化反応を活性化
する。例えば、ピルベートカルボキシラーゼを挙げるこ
とができこれは糖新生に関与している重要な酵素であ
る。この活性は見かけ上はグルコキナーゼの活性化によ
る解糖系の活性の活性化に比較できる。確かにピルベー
トカルボキシラーゼはクレブスサイクル(Krebs
cycle)の活性化における重要な酵素であり、血中
のグルコース及び脂肪酸の利用を決定づける活性化因子
である。それ故、ピルベートカルボキシラーゼの作用と
同様、ビオチンは糖血の減少を引き起こすことができ
る。
グルコキナーゼの他にも、カルボキシル化反応を活性化
する。例えば、ピルベートカルボキシラーゼを挙げるこ
とができこれは糖新生に関与している重要な酵素であ
る。この活性は見かけ上はグルコキナーゼの活性化によ
る解糖系の活性の活性化に比較できる。確かにピルベー
トカルボキシラーゼはクレブスサイクル(Krebs
cycle)の活性化における重要な酵素であり、血中
のグルコース及び脂肪酸の利用を決定づける活性化因子
である。それ故、ピルベートカルボキシラーゼの作用と
同様、ビオチンは糖血の減少を引き起こすことができ
る。
【0015】後になって、臨床上において、真性糖尿病
の状態ではビオチンのレベルが糖血に対して相関してい
るらしいということが示された。
の状態ではビオチンのレベルが糖血に対して相関してい
るらしいということが示された。
【0016】この観察により、真性糖尿病の典型である
高血糖症は細胞レベルにおけるビオチンの増加に帰因
し、この増加に対してグルコースの増加が相関している
と推論できる。
高血糖症は細胞レベルにおけるビオチンの増加に帰因
し、この増加に対してグルコースの増加が相関している
と推論できる。
【0017】更に、糖尿病患者の群においては、インシ
ュリン処理を中断したのちのプラセボの使用は、血漿中
のグルコースの急激な増加を引き起こした。それに対
し、ビオチンの使用(16mg/日で1週間投与)は、
血中グルコール量の著しい減少を引き起こした(Cog
geshall,J.C.,1985,LifeSci
ences,NY Acad,Sci.vol447
pp389−392)。
ュリン処理を中断したのちのプラセボの使用は、血漿中
のグルコースの急激な増加を引き起こした。それに対
し、ビオチンの使用(16mg/日で1週間投与)は、
血中グルコール量の著しい減少を引き起こした(Cog
geshall,J.C.,1985,LifeSci
ences,NY Acad,Sci.vol447
pp389−392)。
【0018】又適度な高血糖症を引き起こすがインスリ
ンに対して耐性であり、ビオチン欠損でない糖尿病マウ
スKKを用いた糖尿病の実験モデルにおいては、高ビオ
チン投与で効果が認められた。特に2mg/kgで14
日間のビオチンの投与においてはこれらの動物におい
て、改善されたグルコース耐性が認められた(Redd
i,A.et al,1988 Life Scien
ces,vol42;pp1323−1330)。
ンに対して耐性であり、ビオチン欠損でない糖尿病マウ
スKKを用いた糖尿病の実験モデルにおいては、高ビオ
チン投与で効果が認められた。特に2mg/kgで14
日間のビオチンの投与においてはこれらの動物におい
て、改善されたグルコース耐性が認められた(Redd
i,A.et al,1988 Life Scien
ces,vol42;pp1323−1330)。
【0019】最近になって、非常に興味ある知見が、臨
床上の観点より提示された。それは、ビオチンの使用が
糖代謝の正常化との関係同様神経障害や非常に高頻度の
糖尿病合併症の治療に対しても関連しているというもの
であった(Koutsikos D.,et al.,
1990,Biomed & Phamacother
vol44;p511−514)。
床上の観点より提示された。それは、ビオチンの使用が
糖代謝の正常化との関係同様神経障害や非常に高頻度の
糖尿病合併症の治療に対しても関連しているというもの
であった(Koutsikos D.,et al.,
1990,Biomed & Phamacother
vol44;p511−514)。
【0020】事実、6週間にわたるビオチンの筋肉投与
は、一日当たり5mgの投与量で約2年間投与する経口
投与の場合と同様の活性を示した。この2年間の経口投
与は、運動神経や行動知覚能力のレベルにおける反応速
度のわずかな改善と同様に精神障害の病状の著しい改善
(筋肉痙攣、感覚異常、歩行や階段の登行の改善、足の
震えの消失)を引き起こした。
は、一日当たり5mgの投与量で約2年間投与する経口
投与の場合と同様の活性を示した。この2年間の経口投
与は、運動神経や行動知覚能力のレベルにおける反応速
度のわずかな改善と同様に精神障害の病状の著しい改善
(筋肉痙攣、感覚異常、歩行や階段の登行の改善、足の
震えの消失)を引き起こした。
【0021】ビオチンレベルの減少に引き続いて起こる
ピルベートキナーゼ活性の減少は、前記の著者によれ
ば、糖尿病と関連した精神障害を引き起こすであろうと
言っており、この精神障害は、他の代謝異常やアルコー
ル症や尿毒症のような異常と関連もしている。
ピルベートキナーゼ活性の減少は、前記の著者によれ
ば、糖尿病と関連した精神障害を引き起こすであろうと
言っており、この精神障害は、他の代謝異常やアルコー
ル症や尿毒症のような異常と関連もしている。
【0022】それでも、前記の重要な結果は糖尿病と関
連しているモデルにおいて、そして糖尿病において、ビ
オチンの活性と関連している。そしてこのことは、ビオ
チンの幅広い使用、例えば単独で用いたり、インシュリ
ン非依存性糖尿病の治療のため経口投与される抗糖尿病
薬と併用したりするということを示している。
連しているモデルにおいて、そして糖尿病において、ビ
オチンの活性と関連している。そしてこのことは、ビオ
チンの幅広い使用、例えば単独で用いたり、インシュリ
ン非依存性糖尿病の治療のため経口投与される抗糖尿病
薬と併用したりするということを示している。
【0023】更にはインシュリン依存性糖尿病の場合は
インシュリンと併用するということも示している。
インシュリンと併用するということも示している。
【0024】しかしながら、この目的のためのこの重要
なビタミンの治療上の使用の成果は、現在までのところ
報告がない。
なビタミンの治療上の使用の成果は、現在までのところ
報告がない。
【0025】このことは恐らく、その作用が素速く、そ
してその作用が持続しないため、治療学上そして、薬量
学的な機構としての確認が困難であるということに起因
すると考えられる。
してその作用が持続しないため、治療学上そして、薬量
学的な機構としての確認が困難であるということに起因
すると考えられる。
【0026】一方、ダイエットの間でも、生理学的な要
求量を満たすため十分な量のビオチンを摂取することが
できるということは一般に認識されている。事実、ビオ
チンは多くのそして広く普及した食物(ミルク、卵黄
等)に存在し、又腸内生物によって生産されている。
求量を満たすため十分な量のビオチンを摂取することが
できるということは一般に認識されている。事実、ビオ
チンは多くのそして広く普及した食物(ミルク、卵黄
等)に存在し、又腸内生物によって生産されている。
【0027】しかしながらこのことが、通常の状態にお
いて、本当なら、糖尿病患者においても、ビオチンの血
漿中のレベルの重要な変化が起こり、遊離のビオチンが
血中のグルコースの使用を制御するだろうと考えられ
る。
いて、本当なら、糖尿病患者においても、ビオチンの血
漿中のレベルの重要な変化が起こり、遊離のビオチンが
血中のグルコースの使用を制御するだろうと考えられ
る。
【0028】前記の観点に立てば、特に興味深いこと
は、いわゆる治療学的言えばに、ビオチンの誘導体がビ
タミンとして働きそして高い血中レベルを一定期間維持
できるかということである。このようなビオチン誘導体
が水にほとんど溶解しなく、そして一般的な非経口的な
系での使用に限定されるという可能性もあるが、重症な
糖尿病の状態や、末梢性神経障害のような、いくつかの
ひどく病弱な糖尿病合併症においては、そのような使用
形態でも重要である。
は、いわゆる治療学的言えばに、ビオチンの誘導体がビ
タミンとして働きそして高い血中レベルを一定期間維持
できるかということである。このようなビオチン誘導体
が水にほとんど溶解しなく、そして一般的な非経口的な
系での使用に限定されるという可能性もあるが、重症な
糖尿病の状態や、末梢性神経障害のような、いくつかの
ひどく病弱な糖尿病合併症においては、そのような使用
形態でも重要である。
【0029】以上のような状況を考え合わせると、この
ビタミンの素速い生物活性を得ることは、特に治療上、
有益である。なぜなら、このビタミンは、単独でも用い
ることができ、又、インシュリン非依存性糖尿病の場合
は、経口投与の低血糖薬との併用も可能であり、更に
は、インシュリン依存性糖尿病の場合はインシュリンの
併用も可能である。
ビタミンの素速い生物活性を得ることは、特に治療上、
有益である。なぜなら、このビタミンは、単独でも用い
ることができ、又、インシュリン非依存性糖尿病の場合
は、経口投与の低血糖薬との併用も可能であり、更に
は、インシュリン依存性糖尿病の場合はインシュリンの
併用も可能である。
【0030】それ故、完全に水溶性のビオチン誘導体を
得ることが最も望ましいが、活性のある状態で経口投与
できない場合でも、非経口投与、例えば、筋肉内投与
や、静脈内投与においてそれらのビオチン誘導体を使用
することで十分に効果を発揮し得る。
得ることが最も望ましいが、活性のある状態で経口投与
できない場合でも、非経口投与、例えば、筋肉内投与
や、静脈内投与においてそれらのビオチン誘導体を使用
することで十分に効果を発揮し得る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、糖尿病の治療のために有効なビオチン誘導
体を提供することである。
する課題は、糖尿病の治療のために有効なビオチン誘導
体を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく、種々検討した結果、以下に記すビオチン
誘導体が有効であることを見い出し、本発明を完成し
た。
を解決すべく、種々検討した結果、以下に記すビオチン
誘導体が有効であることを見い出し、本発明を完成し
た。
【0033】以下それらを詳しく述べる。
【0034】本発明者らは意外にも、一般式(I) W−CONH−R−X (I) ここでWは
【0035】
【化22】 であり、Rは以下のいずれかの1つにより定義される、
1から20の炭素数を有する二価の官能基である。 (A)Rは直鎖状あるいは分枝したアルキレン基であ
り、アルキレン鎖は場合により −COOH,NH2 ,
1から20の炭素数を有する二価の官能基である。 (A)Rは直鎖状あるいは分枝したアルキレン基であ
り、アルキレン鎖は場合により −COOH,NH2 ,
【0036】
【化23】 ,H,SH,−CO−,OH(R′はメチル又はHであ
る)から成る群から選ばれる少なくとも1つの置換基に
より、置換されることもできる。 (B)Rは3から7の炭素数を有するシクロアルキレン
である。 (C)Rは、アリレン又はアリルアルキレン基であり、
場合により少なくとも1つのNO2 基によって、炭素環
が置換されてもよい。 (D)Rはピペラジニルアルキレン基であり、そして、
Xは、H,OH,COOH,
る)から成る群から選ばれる少なくとも1つの置換基に
より、置換されることもできる。 (B)Rは3から7の炭素数を有するシクロアルキレン
である。 (C)Rは、アリレン又はアリルアルキレン基であり、
場合により少なくとも1つのNO2 基によって、炭素環
が置換されてもよい。 (D)Rはピペラジニルアルキレン基であり、そして、
Xは、H,OH,COOH,
【0037】
【化24】 である。を有するα又はβビオチンの誘導体が、高血糖
症の阻害剤として働くことを見い出した。このビオチン
誘導体の作用は、活性型肝臓グルコキナーゼと同等であ
り、ビオチンのそれよりは高いレベルである。
症の阻害剤として働くことを見い出した。このビオチン
誘導体の作用は、活性型肝臓グルコキナーゼと同等であ
り、ビオチンのそれよりは高いレベルである。
【0038】それ故、本発明は、一般式(I)のアミド
誘導体の有効量を少なくとも1以上合んでなる治療薬で
あって、場合により、適当な結合剤そして/あるいは賦
活剤との組み合わせも可能である。これらの薬剤は、好
ましくは、糖尿病の治療に、そして、糖尿病合併症の治
療及び予防に供することができる。
誘導体の有効量を少なくとも1以上合んでなる治療薬で
あって、場合により、適当な結合剤そして/あるいは賦
活剤との組み合わせも可能である。これらの薬剤は、好
ましくは、糖尿病の治療に、そして、糖尿病合併症の治
療及び予防に供することができる。
【0039】一般式(I)のアミド誘導体は、2つの異
なった工程により製造することができる。
なった工程により製造することができる。
【0040】そのうちの1つは以下の段階より成る工程
である。 (a)ビオチンを極性の中性溶媒中にて、第4アミンの
存在下で、0℃より低い温度にて、アルキルクロロギ酸
エステル Cl−COOR″ (II) ここでR″は1から10の炭素数を有するアルキルであ
るで処理し、式(III) で表わされる混合アンヒドライド
を得る W−NH−COO−COOR″ (III) (b)式(IV) 2 HN−R−X (IV) ここでRとXは前記の意味であるで表わされるアミンで
(a)により得た式(III) で表わされる混合アンヒドラ
イドを含む反応液を直接処理し、式(I)で表わされ
る、アミド誘導体を得る。
である。 (a)ビオチンを極性の中性溶媒中にて、第4アミンの
存在下で、0℃より低い温度にて、アルキルクロロギ酸
エステル Cl−COOR″ (II) ここでR″は1から10の炭素数を有するアルキルであ
るで処理し、式(III) で表わされる混合アンヒドライド
を得る W−NH−COO−COOR″ (III) (b)式(IV) 2 HN−R−X (IV) ここでRとXは前記の意味であるで表わされるアミンで
(a)により得た式(III) で表わされる混合アンヒドラ
イドを含む反応液を直接処理し、式(I)で表わされ
る、アミド誘導体を得る。
【0041】第2の製造方法は−10℃から0℃の温度
で、ジメチルホルムアミド中にてN−ヒドロキシ−スク
シンイミドのα又はβビオチンエステルを前記のアミド
(IV)と反応させる工程を含んでいる。
で、ジメチルホルムアミド中にてN−ヒドロキシ−スク
シンイミドのα又はβビオチンエステルを前記のアミド
(IV)と反応させる工程を含んでいる。
【0042】以下更に詳しく本発明を説明するが、化合
物(I)は、β−誘導体として定義されるものは、Wと
して
物(I)は、β−誘導体として定義されるものは、Wと
して
【0043】
【化25】 という置換基を有するという特徴を有し、一方“α−ビ
オチニル”として定義されるものはWとして
オチニル”として定義されるものはWとして
【0044】
【化26】 を有するという特徴を有する。
【0045】式(I)の化合物においてはRが(A)と
して定義される場合は−CH2 −CH2 −あるいは
して定義される場合は−CH2 −CH2 −あるいは
【0046】
【化27】 (ここでR′は前記の意味、−(CH2 )4 −,
【0047】
【化28】 である。)であることが好ましくRが(B)として定義
される場合はシクロヘキシレンであることが好ましく、
Rが(C)として定義される場合は
される場合はシクロヘキシレンであることが好ましく、
Rが(C)として定義される場合は
【0048】
【化29】 から選ばれることが好ましくRが(D)で定義される場
合は
合は
【0049】
【化30】 であることが好ましい。
【0050】更に、本発明に従って、有益な治療薬とし
て使用できる。好ましい一般式(I)を有する化合物と
しては以下のものを挙げることができる。
て使用できる。好ましい一般式(I)を有する化合物と
しては以下のものを挙げることができる。
【0051】Rが−(CH2 )2 −、XがOHである一
般式(I)の化合物N−β−ビオチニル−エタノールア
ミン、Rが
般式(I)の化合物N−β−ビオチニル−エタノールア
ミン、Rが
【0052】
【化31】 Xが、COOHである一般式(I)の化合物、N−β−
ビオチニル−NG −メチル−L−アルギニン、Rが
ビオチニル−NG −メチル−L−アルギニン、Rが
【0053】
【化32】 XがOHである、一般式(I)の化合物N1 −β−ビオ
チニル−N4 −(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジ
ン、Rが
チニル−N4 −(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジ
ン、Rが
【0054】
【化33】 XがHである一般式(I)の化合物、N−β−ビオチニ
ル−ベンジルアミン、Rが−(CH2 )2 −、XがOH
である一般式(I)の化合物、N−β−ビオチニル−4
−アミノ−ブタノール Rが−(CH2 )2 − Xが
ル−ベンジルアミン、Rが−(CH2 )2 −、XがOH
である一般式(I)の化合物、N−β−ビオチニル−4
−アミノ−ブタノール Rが−(CH2 )2 − Xが
【0055】
【化34】 である一般式(I)の化合物、N,N′ビス−(β−ビ
オチニル)−エチレンジアミン Rが
オチニル)−エチレンジアミン Rが
【0056】
【化35】 XがOHである一般式(I)の化合物N−β−ビオチニ
ル−L−セリン、Rが−(CH2 )4 −、XがHである
一般式(I)の化合物N−β−ビオチニル−1−アミノ
ブタン Rがシクロヘキシレン、XがHである一般式(I)の化
合物N−β−ビオチニル−アミノシクロヘキサン Rが
ル−L−セリン、Rが−(CH2 )4 −、XがHである
一般式(I)の化合物N−β−ビオチニル−1−アミノ
ブタン Rがシクロヘキシレン、XがHである一般式(I)の化
合物N−β−ビオチニル−アミノシクロヘキサン Rが
【0057】
【化36】 XがHである一般式(I)の化合物N−β−ビオチニル
−4−ニトロベンジルアミン Rが
−4−ニトロベンジルアミン Rが
【0058】
【化37】 XがCOOHである一般式(I)の化合物N−β−ビオ
チニル−L−アルギニン Rが
チニル−L−アルギニン Rが
【0059】
【化38】 である一般式(I)の化合物N−β−ビオチニル−L−
システイン ビオチニルブタノールアミンは、ビオチンをリン酸化オ
リゴヌクレオチドに縮合する中間体として既に知られて
いる。
システイン ビオチニルブタノールアミンは、ビオチンをリン酸化オ
リゴヌクレオチドに縮合する中間体として既に知られて
いる。
【0060】このような“ビオチン化された”オリゴヌ
クレオチドはバイブリダイゼーションのプローブとして
も使え又、酵素反応のための更に長いプローブを精製す
る目的にも使える。(T.Kempe et al“C
hemical and enzymatic Dio
tin labelling of oligo de
oxyribonucleotides”Nuclei
c and research vol13(1),p
45−47) 本発明で提供する式(I)のアミド誘導体は、特に糖尿
病に関連した代謝異常の状態において糖代謝の制御が可
能である。すなわち、インシュリン非依存性糖尿病の治
療においては単独でも又経口投与できる抗糖尿病薬との
併用もでき、更にはインシュリン依存性糖尿病の治療に
おいては単独でも又インシュリンとの併用での使用も可
能である。
クレオチドはバイブリダイゼーションのプローブとして
も使え又、酵素反応のための更に長いプローブを精製す
る目的にも使える。(T.Kempe et al“C
hemical and enzymatic Dio
tin labelling of oligo de
oxyribonucleotides”Nuclei
c and research vol13(1),p
45−47) 本発明で提供する式(I)のアミド誘導体は、特に糖尿
病に関連した代謝異常の状態において糖代謝の制御が可
能である。すなわち、インシュリン非依存性糖尿病の治
療においては単独でも又経口投与できる抗糖尿病薬との
併用もでき、更にはインシュリン依存性糖尿病の治療に
おいては単独でも又インシュリンとの併用での使用も可
能である。
【0061】式(I)で表わされる誘導体は例えば末梢
性神経異常や慢性病弱性疾患などの糖尿病合併症の治療
にも有利に使用できる。
性神経異常や慢性病弱性疾患などの糖尿病合併症の治療
にも有利に使用できる。
【0062】式(I)で表わされる誘導体の使用は単独
でも又、他の抗糖尿病薬(インシュリンや経口低血糖
剤)との併用でもよく、これらの使用は、糖尿病のタイ
プ及び病状の程度により任意に変更可能である。
でも又、他の抗糖尿病薬(インシュリンや経口低血糖
剤)との併用でもよく、これらの使用は、糖尿病のタイ
プ及び病状の程度により任意に変更可能である。
【0063】一般式(I)の化合物の使用は好ましく
は、低度の高血糖症の状態においてである。又、その使
用は年令に応じて変えることもできる。更に式(I)の
化合物と他の抗糖尿病薬との併用は、明白であり重症な
糖尿病の場合や、遺伝的要因に基づく糖尿病の場合にお
いては有利である。これらの場合は併用により、糖血を
有利に制御でき、そして、今までのインシュリンを含む
抗糖尿病薬の使用量を下げることも可能である。式
(I)の化合物は1日当たり5から20mg投与するの
が好ましい。又慢性の症例においてはくり返し投与する
ことが好ましい。
は、低度の高血糖症の状態においてである。又、その使
用は年令に応じて変えることもできる。更に式(I)の
化合物と他の抗糖尿病薬との併用は、明白であり重症な
糖尿病の場合や、遺伝的要因に基づく糖尿病の場合にお
いては有利である。これらの場合は併用により、糖血を
有利に制御でき、そして、今までのインシュリンを含む
抗糖尿病薬の使用量を下げることも可能である。式
(I)の化合物は1日当たり5から20mg投与するの
が好ましい。又慢性の症例においてはくり返し投与する
ことが好ましい。
【0064】しかしながら場合によっては病状や、患者
の体重、年令、投与形態に応じて投与量は変えることが
必要であり、更には重症な場合や他の症状を併発してい
る場合も投与量を変えることが必要である。
の体重、年令、投与形態に応じて投与量は変えることが
必要であり、更には重症な場合や他の症状を併発してい
る場合も投与量を変えることが必要である。
【0065】本発明の治療薬は一般的には経口又は非経
口により投与できるが好ましくは皮下投与又は筋肉内投
与である。
口により投与できるが好ましくは皮下投与又は筋肉内投
与である。
【0066】更にこれらの薬剤は、有効成分の他に薬理
学的に使用可能な結合剤や賦形剤を含むこともできる。
学的に使用可能な結合剤や賦形剤を含むこともできる。
【0067】非経口投与に適した本発明の治療薬の形状
としては好ましくは水溶性の等張液、例えば生理食塩水
等の形である。又、経口投与に適した形としては粉末
状、錠剤、糖衣錠、カプセル等を挙げることができる。
としては好ましくは水溶性の等張液、例えば生理食塩水
等の形である。又、経口投与に適した形としては粉末
状、錠剤、糖衣錠、カプセル等を挙げることができる。
【0068】前記のどちらの製造方法においても、極性
の中性溶媒としてはジメチルホルムアミド(DMF)又
はラトラヒドロフラン(THF)が好ましく、第4アミ
ンとしてはトリエチルアミンとトリブチルアミンが好ま
しい。
の中性溶媒としてはジメチルホルムアミド(DMF)又
はラトラヒドロフラン(THF)が好ましく、第4アミ
ンとしてはトリエチルアミンとトリブチルアミンが好ま
しい。
【0069】第一の製造方法においてはクロロギ酸エス
テルとしてはイソブチルクロロギ酸エステルが好適に用
いられ、段階(a)の温度は−10℃から0℃が好まし
く、(b)の段階では0℃が好ましい。
テルとしてはイソブチルクロロギ酸エステルが好適に用
いられ、段階(a)の温度は−10℃から0℃が好まし
く、(b)の段階では0℃が好ましい。
【0070】本発明の製造方法により得られた物質はそ
の反応液より、凍結乾燥や濾過などの通常の方法により
分離することができ、陰イオン交換樹脂や逆相クロマト
グラフィを用いた精製法や結晶化法により、精製するこ
とができる。
の反応液より、凍結乾燥や濾過などの通常の方法により
分離することができ、陰イオン交換樹脂や逆相クロマト
グラフィを用いた精製法や結晶化法により、精製するこ
とができる。
【0071】一般式(I)の化合物の大部分は水及び有
機溶媒に可溶である。
機溶媒に可溶である。
【0072】以下本発明の式(I)で表わされる化合
物、その製造法及びその効果を実施例により詳しく述べ
るが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではな
い。
物、その製造法及びその効果を実施例により詳しく述べ
るが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0073】
(実施例1) N−β−ビオチニル−エタノールアミン
の製造 2.13g(21mmole)のトリエチルアミンを
5.0gのD−ビオチン(20.5mmole)ととも
に80mlの無水テトラヒドロフラン中にて撹拌する。
の製造 2.13g(21mmole)のトリエチルアミンを
5.0gのD−ビオチン(20.5mmole)ととも
に80mlの無水テトラヒドロフラン中にて撹拌する。
【0074】その溶液を撹拌しながら−10℃にて放置
する。2.87g(21mmole)のイソブチルクロ
ロギ酸エステルを30分かけてゆっくりとその溶液中に
滴下し、撹拌を続ける。その混合液を−10℃に2時間
放置したのち、更に0℃で15時間放置する。その後
2.5gのエタノールアミンを30分かけてゆっくりと
その混合液に滴加する。
する。2.87g(21mmole)のイソブチルクロ
ロギ酸エステルを30分かけてゆっくりとその溶液中に
滴下し、撹拌を続ける。その混合液を−10℃に2時間
放置したのち、更に0℃で15時間放置する。その後
2.5gのエタノールアミンを30分かけてゆっくりと
その混合液に滴加する。
【0075】得られた混合液を室温に戻し、6時間、撹
拌しながら放置する。その懸濁液をグーチ(gooc
h)G3フィルターにより濾過し、濾液を捨てる。沈殿
物を100mlのエタノール/水(1:1)溶液に溶解
し、50mlの陰イオン樹脂(アンバーライト(Amb
erlite)IRA400)をつめたカラムに重層す
る。溶出液を真空下で濃縮し、残渣を70mlの80%
エタノール中にて結晶化する。できた結晶は濾過により
回収し、20mlの冷エタノールにて3回洗ったのち高
真空下で乾燥させた。実施例1で得られた誘導体の物理
化学的性質は以下のとおりである。
拌しながら放置する。その懸濁液をグーチ(gooc
h)G3フィルターにより濾過し、濾液を捨てる。沈殿
物を100mlのエタノール/水(1:1)溶液に溶解
し、50mlの陰イオン樹脂(アンバーライト(Amb
erlite)IRA400)をつめたカラムに重層す
る。溶出液を真空下で濃縮し、残渣を70mlの80%
エタノール中にて結晶化する。できた結晶は濾過により
回収し、20mlの冷エタノールにて3回洗ったのち高
真空下で乾燥させた。実施例1で得られた誘導体の物理
化学的性質は以下のとおりである。
【0076】物性 白い結晶粉末 分子式 C12H21N3 O3 S 分子量 287.32 組成分析 C=50.16%、H=7.37%、
N=14.63% O=16.71%、S=11.14% 有機溶媒での溶解性 >10mg/ml(DMSO
中) 水での溶解性 >10mg/ml 融点 172℃
N=14.63% O=16.71%、S=11.14% 有機溶媒での溶解性 >10mg/ml(DMSO
中) 水での溶解性 >10mg/ml 融点 172℃
【0077】(実施例2A) N−β−ビオチニル−N
G −メチル−L−アルギニンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを7.
8g(42mmole)のトリブチルアミンを加えてあ
る80mlの無水DMF中にて懸濁する。その懸濁液を
−10℃にて撹拌しながら放置する。次に2.87g
(21mmole)のイソブチルクロロギ酸エステルを
30分かけてゆっくりと滴下し滴加後も、その反応液を
撹拌し続ける。
G −メチル−L−アルギニンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを7.
8g(42mmole)のトリブチルアミンを加えてあ
る80mlの無水DMF中にて懸濁する。その懸濁液を
−10℃にて撹拌しながら放置する。次に2.87g
(21mmole)のイソブチルクロロギ酸エステルを
30分かけてゆっくりと滴下し滴加後も、その反応液を
撹拌し続ける。
【0078】その反応液をその後、−10℃に2時間、
0℃に15時間放置する。3.95gのNG −メチル−
L−アルギニンをゆっくりと加え、0℃で24時間、撹
拌する。その後、室温にて6時間放置する。反応液を真
空下に置き溶媒を蒸発させる。残渣を水で希釈したの
ち、逆相クロマトグラフィー(Lichrosorb
RP18樹脂カラム)により精製した。
0℃に15時間放置する。3.95gのNG −メチル−
L−アルギニンをゆっくりと加え、0℃で24時間、撹
拌する。その後、室温にて6時間放置する。反応液を真
空下に置き溶媒を蒸発させる。残渣を水で希釈したの
ち、逆相クロマトグラフィー(Lichrosorb
RP18樹脂カラム)により精製した。
【0079】溶出点は、水/メタノール=80:20で
あった。
あった。
【0080】純品である合成物を含んでいる溶出分画を
取り、蒸発させ、乾燥させた。
取り、蒸発させ、乾燥させた。
【0081】残渣を50mlの水に溶解し、凍結乾燥し
た。収量は5.8gであった。
た。収量は5.8gであった。
【0082】合成したN−β−ビオチニル−NG −メチ
ル−L−アルギニンの物理化学的性質は以下のとおりで
あった。
ル−L−アルギニンの物理化学的性質は以下のとおりで
あった。
【0083】物性 白い非結晶性粉末 分子式 C17H30N6 O4 S 分子量 414.53 組成分析 C=49.26%、H=7.29%、
N=20.27% O=15.44%、S=7.74% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.22(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3)
N=20.27% O=15.44%、S=7.74% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.22(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3)
【0084】(実施例2B) N−β−ビオチニル−N
G −メチル−L−アルギニンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナート(N−Succinimidyl
−D−biotinate)を2.13gのトリエチル
アミンを加えてある無水DMF80mlに加え懸濁し、
0℃にて撹拌を続ける。その後、3.95gのNG −メ
チル−L−アルギニンを加え、混合液を0℃で2時間撹
拌し、更に45℃で4時間、撹拌する。目的物は実施例
2Aと同様の方法により回収、精製を行った。収量は
5.9gであった。
G −メチル−L−アルギニンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナート(N−Succinimidyl
−D−biotinate)を2.13gのトリエチル
アミンを加えてある無水DMF80mlに加え懸濁し、
0℃にて撹拌を続ける。その後、3.95gのNG −メ
チル−L−アルギニンを加え、混合液を0℃で2時間撹
拌し、更に45℃で4時間、撹拌する。目的物は実施例
2Aと同様の方法により回収、精製を行った。収量は
5.9gであった。
【0085】(実施例3) N1 −β−ビオチニル−N
4 −(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン塩酸塩の製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビチオンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水THF80mlに加え、懸濁し、−10℃にて
撹拌する。2.87g(21mmole)のイソブチル
クロロギ酸エステルを30分かけて、ゆっくりと滴下
し、滴下後もその反応液を撹拌し続ける。その反応液を
−10℃に2時間、そして0℃に15時間放置する。次
に3.0gの1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン
を30分かけて、ゆっくり滴下する。
4 −(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン塩酸塩の製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビチオンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水THF80mlに加え、懸濁し、−10℃にて
撹拌する。2.87g(21mmole)のイソブチル
クロロギ酸エステルを30分かけて、ゆっくりと滴下
し、滴下後もその反応液を撹拌し続ける。その反応液を
−10℃に2時間、そして0℃に15時間放置する。次
に3.0gの1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン
を30分かけて、ゆっくり滴下する。
【0086】その反応液を室温に戻し、更に6時間撹拌
する。このようにして得た懸濁液を濾過し、濾液を捨て
る。固形の沈殿物を100mlの水に溶解し、HClで
pHを4.0にする。溶液はrotavaporを用い
て真空下で濃縮した。残渣をLichrosorb R
P18樹脂カラムを用いた逆相クロマトグラフィーによ
り精製した。
する。このようにして得た懸濁液を濾過し、濾液を捨て
る。固形の沈殿物を100mlの水に溶解し、HClで
pHを4.0にする。溶液はrotavaporを用い
て真空下で濃縮した。残渣をLichrosorb R
P18樹脂カラムを用いた逆相クロマトグラフィーによ
り精製した。
【0087】溶出点は水/エタノール=90:10であ
った。純品である目的物を含んでいる溶出分画を集め、
蒸発させ、乾燥させた。残渣は高真空下において乾燥さ
せた。
った。純品である目的物を含んでいる溶出分画を集め、
蒸発させ、乾燥させた。残渣は高真空下において乾燥さ
せた。
【0088】収量は6.2gであった。
【0089】得られたN1 −β−ビオチニル−N4 −
(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン塩酸塩の物理化
学的性質は以下のとおりである。
(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン塩酸塩の物理化
学的性質は以下のとおりである。
【0090】物性 白い粉末 分子式 C16H28N4 O3 S・HCl 分子量 392.95 組成分析 C=48.91%、H=7.44%、
N=14.26% O=12.22%、S=8.16%、Cl=9.02% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.50(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
N=14.26% O=12.22%、S=8.16%、Cl=9.02% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.50(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
【0091】(実施例4) N−β−ビオチニル−ベン
ジルアミンの製造 5.0g(21mmole)のD−ビオチンを2.13
gのトリエチルアミンを加えてある無水THF80ml
に懸濁し、−10℃にて撹拌する。2.87g(21m
mole)のイソブチルクロロギ酸エステルを30分か
けてゆっくりと滴下し、滴下後も撹拌し続ける。反応液
を−10℃に2時間、0℃に15時間放置する。その後
3.5gのベンジルアミンを30分かけてゆっくりと滴
下する。その後、反応液を室温に戻し、更に6時間撹拌
する。溶媒は真空下で乾燥のために蒸発させる。得られ
た残渣を120mlの水中にて結晶化させた。目的物
は、濾過により回収し20mlの冷水で3回洗い、高真
空下で乾燥させた。収量は5.2gであった。
ジルアミンの製造 5.0g(21mmole)のD−ビオチンを2.13
gのトリエチルアミンを加えてある無水THF80ml
に懸濁し、−10℃にて撹拌する。2.87g(21m
mole)のイソブチルクロロギ酸エステルを30分か
けてゆっくりと滴下し、滴下後も撹拌し続ける。反応液
を−10℃に2時間、0℃に15時間放置する。その後
3.5gのベンジルアミンを30分かけてゆっくりと滴
下する。その後、反応液を室温に戻し、更に6時間撹拌
する。溶媒は真空下で乾燥のために蒸発させる。得られ
た残渣を120mlの水中にて結晶化させた。目的物
は、濾過により回収し20mlの冷水で3回洗い、高真
空下で乾燥させた。収量は5.2gであった。
【0092】得られたN−β−ビオチニル−ベンジルア
ミンの物理化学的性質は以下の通りである。
ミンの物理化学的性質は以下の通りである。
【0093】物性 白い結晶粉末 分子式 C17H23N3 O2 S 分子量 333.46 組成分析 C=61.23%、H=6.95%、
N=12.60% O=9.60%、S=9.62% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) >10mg/ml(エタノール中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.69(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
N=12.60% O=9.60%、S=9.62% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) >10mg/ml(エタノール中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.69(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
【0094】(実施例5) N−β−ビオチニル−4−
アミノ−ブタノールの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えた
無水THF80mlに懸濁し、−10℃で撹拌する。
2.87g(21mmole)のイソブチルクロロギ酸
エステルをゆっくり滴下し、反応液を撹拌し続ける。反
応液を−10℃に2時間、0℃に15時間放置する。そ
の後3.0gの4−アミノ−ブタノールをゆっくりと滴
下する。その後、反応液を室温に戻し、更に6時間放置
する。このようにして得られた懸濁液を、濾過し、濾液
を捨てる。残渣はLichrosorb RP18樹脂
カラムを用いた逆相クロマトグラフィーにより精製し
た。溶出点は水/エタノール=90:10であった。純
品である目的物を含んでいる溶出画分を集め、乾燥のた
め蒸発させた。残渣は高真空下において乾燥させた。収
量は4.7gであった。
アミノ−ブタノールの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えた
無水THF80mlに懸濁し、−10℃で撹拌する。
2.87g(21mmole)のイソブチルクロロギ酸
エステルをゆっくり滴下し、反応液を撹拌し続ける。反
応液を−10℃に2時間、0℃に15時間放置する。そ
の後3.0gの4−アミノ−ブタノールをゆっくりと滴
下する。その後、反応液を室温に戻し、更に6時間放置
する。このようにして得られた懸濁液を、濾過し、濾液
を捨てる。残渣はLichrosorb RP18樹脂
カラムを用いた逆相クロマトグラフィーにより精製し
た。溶出点は水/エタノール=90:10であった。純
品である目的物を含んでいる溶出画分を集め、乾燥のた
め蒸発させた。残渣は高真空下において乾燥させた。収
量は4.7gであった。
【0095】得られたN−β−ビオチニル−4−アミノ
−ブタノールの物理化学的性質は以下のとおりである。
−ブタノールの物理化学的性質は以下のとおりである。
【0096】物性 白い粉末 分子式 C14H25N3 O3 S 分子量 315.44 組成分析 C=53.31%、H=7.99%、
N=13.32% O=15.22%、S=10.17% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >5mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.45(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
N=13.32% O=15.22%、S=10.17% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >5mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.45(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
【0097】(実施例6) N,N′ビス−(β−ビオ
チニル)−エチレンジアミンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを4.
26g(41mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水DMF80ml中に懸濁し、−10℃で撹拌す
る。2.87g(21mmole)のイソブチルクロロ
ギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下し、滴下後
も撹拌し続ける。
チニル)−エチレンジアミンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを4.
26g(41mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水DMF80ml中に懸濁し、−10℃で撹拌す
る。2.87g(21mmole)のイソブチルクロロ
ギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下し、滴下後
も撹拌し続ける。
【0098】反応液を−10℃に2時間、0℃に15時
間放置する。その後0.6gのエチレンジアミンをゆっ
くりと滴下する。その後、反応液を室温に戻し、更に2
0時間撹拌する。このようにして得られた懸濁液を濾過
し、濾液を捨てる。沈殿物を10mlの水で3回洗い、
水/エタノール(1:1)中にて、結晶化する。得られ
た結晶は濾過にて回収し、20mlの冷エタノールで3
回洗い、高真空下で乾燥させる。収量は3.7gであっ
た。
間放置する。その後0.6gのエチレンジアミンをゆっ
くりと滴下する。その後、反応液を室温に戻し、更に2
0時間撹拌する。このようにして得られた懸濁液を濾過
し、濾液を捨てる。沈殿物を10mlの水で3回洗い、
水/エタノール(1:1)中にて、結晶化する。得られ
た結晶は濾過にて回収し、20mlの冷エタノールで3
回洗い、高真空下で乾燥させる。収量は3.7gであっ
た。
【0099】得られたN,N′−ビス−(β−ビオチニ
ル)−エチレンジアミンの物理化学的性質は以下のとお
りである。
ル)−エチレンジアミンの物理化学的性質は以下のとお
りである。
【0100】物性 白い結晶粉末 分子式 C22H36N6 O4 S2 分子量 512.70 組成分析 C=51.54%、H=7.08%、
N=16.39% O=12.48%、S=12.51% 有機溶媒に対する溶解性 >2mg/ml(DMSO
中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.36(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
N=16.39% O=12.48%、S=12.51% 有機溶媒に対する溶解性 >2mg/ml(DMSO
中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.36(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
【0101】(実施例7A) N−β−ビオチニル−L
−セリンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを2.13g(21mmole)
のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80mlに
加え懸濁し、0℃で撹拌する。その後、2.1gのL−
セリンを加え、反応液を0℃で2時間、45℃で4時
間、撹拌する。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を冷水で
希釈し、22mlの1NHClを加える。生成した沈殿
物を濾過により分離し、濾液は捨てる。沈殿物はLic
hrosorb RP18樹脂カラムを用いた逆相クロ
マトグラフィーによって精製した。溶出点は水/エタノ
ール=70:30であった。純品である目的物を含んで
いる溶出画分を集め、乾燥のため蒸発させた。残渣は高
真空下で乾燥させた。収量は5.1gであった。
−セリンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを2.13g(21mmole)
のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80mlに
加え懸濁し、0℃で撹拌する。その後、2.1gのL−
セリンを加え、反応液を0℃で2時間、45℃で4時
間、撹拌する。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を冷水で
希釈し、22mlの1NHClを加える。生成した沈殿
物を濾過により分離し、濾液は捨てる。沈殿物はLic
hrosorb RP18樹脂カラムを用いた逆相クロ
マトグラフィーによって精製した。溶出点は水/エタノ
ール=70:30であった。純品である目的物を含んで
いる溶出画分を集め、乾燥のため蒸発させた。残渣は高
真空下で乾燥させた。収量は5.1gであった。
【0102】得られたN−β−ビオチニル−L−セリン
の物理化学的性質は以下の通りである。 物性 白い粉末 分子式 C13H21N3 O5 S 分子量 331.40 組成分析 C=47.11%、H=6.39%、
N=12.68% O=24.14%、S=9.68% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml(0.1
Mリン酸緩衝液pH7.4中) 薄層クロマトグラフィー Rf=0.28(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3)
の物理化学的性質は以下の通りである。 物性 白い粉末 分子式 C13H21N3 O5 S 分子量 331.40 組成分析 C=47.11%、H=6.39%、
N=12.68% O=24.14%、S=9.68% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml(0.1
Mリン酸緩衝液pH7.4中) 薄層クロマトグラフィー Rf=0.28(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3)
【0103】(実施例7B) N−β−ビオチニル−L
−セリンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを7.
8g(42mmole)のトリブチルアミンを加えてあ
る無水DMF80mlに加え、懸濁し、−10℃にて撹
拌する。2.87g(21mmole)のイソブチルク
ロロギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下し、滴
下後も撹拌し続ける。反応液は−10℃で2時間、0℃
で15時間放置する。その後2.1gのL−セリンをゆ
っくりと滴下し、滴下後0℃で24時間、室温で6時
間、撹拌する。
−セリンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを7.
8g(42mmole)のトリブチルアミンを加えてあ
る無水DMF80mlに加え、懸濁し、−10℃にて撹
拌する。2.87g(21mmole)のイソブチルク
ロロギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下し、滴
下後も撹拌し続ける。反応液は−10℃で2時間、0℃
で15時間放置する。その後2.1gのL−セリンをゆ
っくりと滴下し、滴下後0℃で24時間、室温で6時
間、撹拌する。
【0104】得られた生成物は実施例7Aと同様の方法
により回収、精製を行った。
により回収、精製を行った。
【0105】収量は5.2gであった。
【0106】(実施例8) N−β−ビオチニル−1−
アミノブタンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水THF80ml中にて懸濁し、−10℃にて撹
拌する。
アミノブタンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水THF80ml中にて懸濁し、−10℃にて撹
拌する。
【0107】2.87g(21mmole)のイソブチ
ルクロロギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下
し、滴下後も撹拌し続ける。反応液は−10℃で2時
間、0℃で15時間放置する。その後2.0gの1−ア
ミノブタンを30分かけてゆっくりと滴下する。その反
応液を室温に戻し、更に6時間撹拌する。
ルクロロギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下
し、滴下後も撹拌し続ける。反応液は−10℃で2時
間、0℃で15時間放置する。その後2.0gの1−ア
ミノブタンを30分かけてゆっくりと滴下する。その反
応液を室温に戻し、更に6時間撹拌する。
【0108】その溶媒を真空下にて蒸発させ、得られた
残渣は、250mlの水の中にて結晶化させた。目的物
は、濾過により回収し、20mlの蒸留水で2回洗った
のち、高真空下で乾燥させた。収量は4.25gであっ
た。
残渣は、250mlの水の中にて結晶化させた。目的物
は、濾過により回収し、20mlの蒸留水で2回洗った
のち、高真空下で乾燥させた。収量は4.25gであっ
た。
【0109】得られたN−β−ビオチニル−1−アミノ
ブタンの物理化学的性質は以下のとおりである。
ブタンの物理化学的性質は以下のとおりである。
【0110】物性 白い結晶性粉末 分子式 C14H25N3 O2 S 分子量 299.44 組成分析 C=56.16%、H=8.42%、
N=14.03% O=10.69%、S=10.71% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.66(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
N=14.03% O=10.69%、S=10.71% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.66(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
【0111】(実施例9) N−β−ビオチニル−アミ
ノシクロヘキサンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを2.13g(21mmole)
のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80mlに
加え懸濁し、0℃で撹拌する。その後2.0gのシクロ
ヘキシルアミンを加え0℃で2時間更に室温で14時間
撹拌する。その後反応液を0℃に冷却し、濾過し、濾液
を捨てた。
ノシクロヘキサンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを2.13g(21mmole)
のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80mlに
加え懸濁し、0℃で撹拌する。その後2.0gのシクロ
ヘキシルアミンを加え0℃で2時間更に室温で14時間
撹拌する。その後反応液を0℃に冷却し、濾過し、濾液
を捨てた。
【0112】沈殿物は20mlの冷水で3回洗い高真空
下で乾燥させた。収量は4.57gであった。
下で乾燥させた。収量は4.57gであった。
【0113】得られたN−β−ビオチニル−アミノシク
ロヘキサンの物理化学的性質は以下のとおりである。
ロヘキサンの物理化学的性質は以下のとおりである。
【0114】物性 白い粉末 分子式 C16H27N3 O2 S 分子量 325.48 組成分析 C=59.05%、H=8.36%、
N=12.91% O=9.83%、S=9.85% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.68(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
N=12.91% O=9.83%、S=9.85% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.68(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
【0115】(実施例10) N−β−ビオチニル−4
−ニトロベンジルアミンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水THF80mlに懸濁し、−10℃で撹拌す
る。2.87g(21mmole)のイソブチルクロロ
ギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下し、滴下後
も撹拌し続ける。反応液は−10℃で2時間、0℃で1
5時間撹拌する。他方、3.77gの4−ニトロベンジ
ルアミン塩酸塩と2gのK2 CO3 を冷水50mlに溶
解し、その溶液を50mlのエチルアセテートで3回抽
出し、抽出液を50mlの冷水で2回洗った。その後そ
れを取り出し、蒸発させ、乾燥させた。得られた残渣を
10mlのDMFで希釈し、その溶液を30分かけてゆ
っくりと前記の0℃で撹拌している反応液に滴下した。
その後反応液を室温に戻し、更に6時間撹拌した。その
後溶媒を真空下で蒸発させ乾燥させた。
−ニトロベンジルアミンの製造 5.0g(20.5mmole)のD−ビオチンを2.
13g(21mmole)のトリエチルアミンを加えて
ある無水THF80mlに懸濁し、−10℃で撹拌す
る。2.87g(21mmole)のイソブチルクロロ
ギ酸エステルを30分かけてゆっくりと滴下し、滴下後
も撹拌し続ける。反応液は−10℃で2時間、0℃で1
5時間撹拌する。他方、3.77gの4−ニトロベンジ
ルアミン塩酸塩と2gのK2 CO3 を冷水50mlに溶
解し、その溶液を50mlのエチルアセテートで3回抽
出し、抽出液を50mlの冷水で2回洗った。その後そ
れを取り出し、蒸発させ、乾燥させた。得られた残渣を
10mlのDMFで希釈し、その溶液を30分かけてゆ
っくりと前記の0℃で撹拌している反応液に滴下した。
その後反応液を室温に戻し、更に6時間撹拌した。その
後溶媒を真空下で蒸発させ乾燥させた。
【0116】残渣は240mlの水の中にて結晶化さ
せ、濾過により分離し、20mlの冷水で3回洗い、高
真空下で乾燥させた。収量は5.47gであった。
せ、濾過により分離し、20mlの冷水で3回洗い、高
真空下で乾燥させた。収量は5.47gであった。
【0117】得られたN−β−ビオチニル−4−ニトロ
ベンジルアミンの物理化学的性質は以下のとおりであ
る。
ベンジルアミンの物理化学的性質は以下のとおりであ
る。
【0118】物性 黄色味かかった結晶性粉
末 分子式 C17H22N4 O4 S 分子量 378.46 組成分析 C=53.95%、H=5.86%、
N=14.81% O=16.91%、S=8.47% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.63(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
末 分子式 C17H22N4 O4 S 分子量 378.46 組成分析 C=53.95%、H=5.86%、
N=14.81% O=16.91%、S=8.47% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 難溶性 薄層クロマトグラフィー Rf=0.63(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =80:25:
2:1)
【0119】(実施例11) N−β−ビオチニル−L
−アルギニンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを、2.13g(21mmol
e)のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80m
l中に懸濁し、0℃にて撹拌する。その後3.83gの
L−アルギニンを加え、反応液を0℃で2時間、45℃
で4時間撹拌する。溶媒を真空下で蒸発させる。
−アルギニンの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを、2.13g(21mmol
e)のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80m
l中に懸濁し、0℃にて撹拌する。その後3.83gの
L−アルギニンを加え、反応液を0℃で2時間、45℃
で4時間撹拌する。溶媒を真空下で蒸発させる。
【0120】残渣は水で希釈し、Lichrosorb
RP18樹脂カラムを用いた逆相クロマトグラフィー
で精製した。
RP18樹脂カラムを用いた逆相クロマトグラフィー
で精製した。
【0121】溶出点は水/エタノール=1:1であっ
た。純品である目的物を含んでいる溶出画分を集め、蒸
発させ乾燥させた。残渣は50mlの水に溶解し、凍結
乾燥した。収量は5.6gであった。
た。純品である目的物を含んでいる溶出画分を集め、蒸
発させ乾燥させた。残渣は50mlの水に溶解し、凍結
乾燥した。収量は5.6gであった。
【0122】得られたN−β−ビオチニル−L−アルギ
ニンの物理化学的性質は以下のとおりである。
ニンの物理化学的性質は以下のとおりである。
【0123】物性 白い非結晶性粉末 分子式 C16H28N6 O4 S 分子量 400.51 組成分析 C=47.98%、H=7.05%、
N=20.98% O=15.98%、S=8.01% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.12(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3)
N=20.98% O=15.98%、S=8.01% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml 薄層クロマトグラフィー Rf=0.12(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3)
【0124】(実施例12) N−β−ビオチニル−L
−システインの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを、2.13g(21mmol
e)のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80m
l中に懸濁し、0℃にて撹拌する。その後2.42gの
L−システインを加え、反応液を0℃で2時間、45℃
で4時間撹拌する。溶媒は真空下で蒸発させ、得られた
残渣は22mlの1NHClを加えた。冷水で希釈しそ
の後生じた沈殿物を濾過により分離し、濾液を捨てた。
−システインの製造 7.0g(20.5mmole)のN−スクシンイミジ
ル−D−ビオチナートを、2.13g(21mmol
e)のトリエチルアミンを加えてある無水DMF80m
l中に懸濁し、0℃にて撹拌する。その後2.42gの
L−システインを加え、反応液を0℃で2時間、45℃
で4時間撹拌する。溶媒は真空下で蒸発させ、得られた
残渣は22mlの1NHClを加えた。冷水で希釈しそ
の後生じた沈殿物を濾過により分離し、濾液を捨てた。
【0125】得られた沈殿物を45℃にて、水溶液の懸
濁液にしてくり返し洗い精製した。収量は4.4gであ
った。
濁液にしてくり返し洗い精製した。収量は4.4gであ
った。
【0126】得られたN−β−ビオチニル−L−システ
インの物理化学的性質は以下のとおりである。
インの物理化学的性質は以下のとおりである。
【0127】物性 白い粉末 分子式 C13H21N3 O4 S2 分子量 347.46 組成分析 C=44.94%、H=6.09%、
N=12.09% O=18.42%、S=18.46% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml(0.1
Mリン酸緩衝液(pH7.4)中) 薄層クロマトグラフィー Rf=0.35(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3) このようにして得られた誘導体について、更に欠食によ
って誘発される高血糖症とストレプトゾトシンによって
誘発される高血糖症の2つの実験系を用いて、その生物
学的活性を検討した。
N=12.09% O=18.42%、S=18.46% 有機溶媒に対する溶解性 >10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 >10mg/ml(0.1
Mリン酸緩衝液(pH7.4)中) 薄層クロマトグラフィー Rf=0.35(クロロホ
ルム/メタノール/水/28%NH3 =65:35:
5:3) このようにして得られた誘導体について、更に欠食によ
って誘発される高血糖症とストレプトゾトシンによって
誘発される高血糖症の2つの実験系を用いて、その生物
学的活性を検討した。
【0128】肝臓のグルコキナーゼ活性は欠食の実験系
において検討を行い、糖血、血中インシュリン、アセト
アセテートのレベルについては、ストレプトゾトシンに
よって誘発される糖尿症の実験系において検討を行っ
た。
において検討を行い、糖血、血中インシュリン、アセト
アセテートのレベルについては、ストレプトゾトシンに
よって誘発される糖尿症の実験系において検討を行っ
た。
【0129】(実施例13) ストレプトゾトシンによ
って誘発された実験的糖尿病 10匹の雄のウイスターラット(体重200g)を4つ
の群に分け、第1群は対照群とし、他の群は、ストレプ
トゾトシンを80mg/kg腹腔内投与した。第3の群
は更にビオチンを3mg/kg腹腔内投与し、第4の群
はビオチニルエタノールアミドを3mg/kg腹腔内投
与した。投与は3日間くり返した。その後、最初の投与
より5日目の血液を採取し、分析を行った。
って誘発された実験的糖尿病 10匹の雄のウイスターラット(体重200g)を4つ
の群に分け、第1群は対照群とし、他の群は、ストレプ
トゾトシンを80mg/kg腹腔内投与した。第3の群
は更にビオチンを3mg/kg腹腔内投与し、第4の群
はビオチニルエタノールアミドを3mg/kg腹腔内投
与した。投与は3日間くり返した。その後、最初の投与
より5日目の血液を採取し、分析を行った。
【0130】
【表1】 上記の結果より ビオチンを処理したものは糖血は正常値に近く、ビオチ
ニルエタノールアミンを処理したものは、正常値であっ
た。
ニルエタノールアミンを処理したものは、正常値であっ
た。
【0131】このことは血中インシュリンに対して、ビ
オチニルエタノールアミンもビオチンもアナログと同様
の作用をしていると考えられる。
オチニルエタノールアミンもビオチンもアナログと同様
の作用をしていると考えられる。
【0132】(実施例14) インビボでの肝臓のグル
コキナーゼ活性の検討 (実験A) この検討は、Chanhan et a
l.の実験系(J,Biol.Chem.,266,p
10035,1991)に従って行った。この系では、
欠食によって減少したラットの肝グルコキナーゼ活性
が、ビオチンの作用によって再活性化された。平均体重
250gの15匹のウイスターラットを3つの群に分
け、最初の群は対照群とし、第2の群は、ビオチンを3
mg/kgとなるよう腹腔内投与し、第3の群は、ビオ
チニルエタノールアミンを3mg/kgとなるよう腹腔
内投与した。ラットを24時間欠食させ、その6時間後
に斬首した。肝臓を5倍量のトリス緩衝液(50mM
Tris pH7.5,0.15MKCl,5mM E
GTA,4mM MgCl2 ,2mM dithiot
hreitol)中にてホモゲナイズし、100,00
0×gで60分間遠心した。その上清を−80℃に凍結
し、Bradford法(Anal.Biochem,
vol72,p248,1976)に従ったタンパク定
量を行ったのち、活性測定に供した。
コキナーゼ活性の検討 (実験A) この検討は、Chanhan et a
l.の実験系(J,Biol.Chem.,266,p
10035,1991)に従って行った。この系では、
欠食によって減少したラットの肝グルコキナーゼ活性
が、ビオチンの作用によって再活性化された。平均体重
250gの15匹のウイスターラットを3つの群に分
け、最初の群は対照群とし、第2の群は、ビオチンを3
mg/kgとなるよう腹腔内投与し、第3の群は、ビオ
チニルエタノールアミンを3mg/kgとなるよう腹腔
内投与した。ラットを24時間欠食させ、その6時間後
に斬首した。肝臓を5倍量のトリス緩衝液(50mM
Tris pH7.5,0.15MKCl,5mM E
GTA,4mM MgCl2 ,2mM dithiot
hreitol)中にてホモゲナイズし、100,00
0×gで60分間遠心した。その上清を−80℃に凍結
し、Bradford法(Anal.Biochem,
vol72,p248,1976)に従ったタンパク定
量を行ったのち、活性測定に供した。
【0133】グルコキナーゼはDakshinamur
ti et al.(Can.J.Biochem,v
ol46,p.75,1968)の方法に従って、分光
光度計を用いて測定した。
ti et al.(Can.J.Biochem,v
ol46,p.75,1968)の方法に従って、分光
光度計を用いて測定した。
【0134】結果を以下に示す。
【0135】 グルコキナーゼ活性(U./min/mgタンパク) 対照 2.20±0.90※ ビオチン投与 3.96±0.70 ビオチニルエタノールアミン投与 4.27±0.45 ※ ±は標準偏差を示す。
【0136】得られた効果は顕著であり(t標準テス
ト、p=0.01)、このことは、6時間後において
は、ビオチニルエタノールアミンはビオチンよりも活性
が高いということを示している。投与と斬首の時間を短
くした他の実験においてはビオチンとビオチニルエタノ
ールアミンの効果の差は小さかった。このことは、ビス
エタノールアミン誘導体の方が、持続効果が高いという
ことを示している。
ト、p=0.01)、このことは、6時間後において
は、ビオチニルエタノールアミンはビオチンよりも活性
が高いということを示している。投与と斬首の時間を短
くした他の実験においてはビオチンとビオチニルエタノ
ールアミンの効果の差は小さかった。このことは、ビス
エタノールアミン誘導体の方が、持続効果が高いという
ことを示している。
【0137】(実験B) この実験も実験A同様Cha
nhan et al.の実験系(J,Biol.Ch
em.,vol266,p.10035,1991)に
従って行った。
nhan et al.の実験系(J,Biol.Ch
em.,vol266,p.10035,1991)に
従って行った。
【0138】24時間欠食させた平均体重260gのス
プラグーダウレイ(SpragueDawley)ラッ
トを14の群に分けた。
プラグーダウレイ(SpragueDawley)ラッ
トを14の群に分けた。
【0139】12の群については、それぞれの群毎に表
1で示す本発明の化合物あるいはビオチンを2mg/k
gの投与量で腹腔内投与した。
1で示す本発明の化合物あるいはビオチンを2mg/k
gの投与量で腹腔内投与した。
【0140】ビオチンを含むすべての化合物は、生理食
塩水に溶解したのち投与した。
塩水に溶解したのち投与した。
【0141】それぞれの群におけるグルコキナーゼ活性
を2つの対照群、すなわち、市販の食事を与えた正常群
と24時間欠食させた薬剤未処理群それぞれの群のグル
コキナーゼ活性に対して比較した。
を2つの対照群、すなわち、市販の食事を与えた正常群
と24時間欠食させた薬剤未処理群それぞれの群のグル
コキナーゼ活性に対して比較した。
【0142】すべてのラットは水に関しては自由に飲む
ことができた。
ことができた。
【0143】投与の3時間後にラットを大脳切除により
殺した。殺したラットの肝臓を4倍量のトリス緩衝液
(50mA Tris,pH7.4,0.15M KC
l,5mM EPTA,2mM DTT)に取り、po
tterを用いて8〜9ストローブ/800r.p.m
の条件でホモゲナイズした。その破砕液を100,00
0×gにて60分間遠心した。タンパク濃度は上記のB
radford法(Anal.Biochem,vol
72,p.248,1976)に従って測定した。
殺した。殺したラットの肝臓を4倍量のトリス緩衝液
(50mA Tris,pH7.4,0.15M KC
l,5mM EPTA,2mM DTT)に取り、po
tterを用いて8〜9ストローブ/800r.p.m
の条件でホモゲナイズした。その破砕液を100,00
0×gにて60分間遠心した。タンパク濃度は上記のB
radford法(Anal.Biochem,vol
72,p.248,1976)に従って測定した。
【0144】グルコキナーゼ活性はDakshinam
urti et al.(Can.J.Bioche
m,vol46,p.75,1968)の方法に従って
測定した。活性はタンパク量当たりのユニットとして表
した。得られた結果によると、通常の食事を与えたラッ
トに比べると、24時間欠食させたラットではグルコキ
ナーゼ活性の低下が観察され、その活性は3.07±
0.181Units/mgタンパクであった。そし
て、ビオチンの投与はグルコキナーゼ活性を少なくとも
部分的に再生しておりその活性値は3.662±0.2
80Units/mgタンパクであった。
urti et al.(Can.J.Bioche
m,vol46,p.75,1968)の方法に従って
測定した。活性はタンパク量当たりのユニットとして表
した。得られた結果によると、通常の食事を与えたラッ
トに比べると、24時間欠食させたラットではグルコキ
ナーゼ活性の低下が観察され、その活性は3.07±
0.181Units/mgタンパクであった。そし
て、ビオチンの投与はグルコキナーゼ活性を少なくとも
部分的に再生しておりその活性値は3.662±0.2
80Units/mgタンパクであった。
【0145】本発明の化合物は、表1に示したようにビ
オチンよりも効果的に減少したグルコキナーゼ活性の増
加を引き起こし、又、表1の結果からも明らかなよう
に、投与の3時間後においてもその効果を示している。
オチンよりも効果的に減少したグルコキナーゼ活性の増
加を引き起こし、又、表1の結果からも明らかなよう
に、投与の3時間後においてもその効果を示している。
【0146】 表1 欠食によって引き起こされたグルコキナーゼ活性の低下に対する本発明 の化合物の効果 ──────────────────────────────────── 投与化合物 グルコキナーゼ活性の増加※ (%) ──────────────────────────────────── ビオチン 19 N−β−ビオチニル−N4 −(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン 28 N−β−ビオチニル−ベンジルアミン 28 N−β−ビオチニル−4−アミノブタノール 25 N,N′−ビス−(β−ビオチニル)−エチレンジアミン 31 N−β−ビオチニル−L−セリン 33 N−β−ビオチニル−1−アミノブタン 25 N−β−ビオチニル−アミノシクロヘキサン 22 N−β−ビオチニル−4−ニトロベンジルアミン 32 N−β−ビオチニル−L−アルギニン 35 N−β−ビオチニル−NG −メチル−L−アルギニン 20 N−β−ビオチニル−L−システイン 34 ※ グルコキナーゼ活性の増加は、欠食させた群(対照
群)のグルコキナーゼ活性に対しての増加率として表わ
した。
群)のグルコキナーゼ活性に対しての増加率として表わ
した。
【0147】以下に本発明の製剤例を例示するが、本発
明は以下の例に限定されるものではない。
明は以下の例に限定されるものではない。
【0148】(製剤例1) 水溶性錠剤 ビオチニルエタノールアミン 6mg グリシン 62mg カルボキシメチルスターチ・ナトリウム塩 22mg ポリエチレングリコール6000 4mg スターチ 1mg ポリビニルピロリドン 5mg (製剤例2) 顆粒剤 ビオチニルエタノールアミン 6mg グリシン 964mg ポリビニルピロリドン 5mg ポリエチレングリコール6000 5mg ピーチ香料エッセンス 20mg (製剤例3) 2ml容バイアル ビオチニルエタノールアミン 6mg リン酸水素二ナトリウム・12H2 O 6mg リン酸水素−ナトリウム 0.5mg 塩化ナトリウム 12mg に蒸留水を加え2mlとする。
【0149】
【発明の効果】本発明によって提供されるビオチンアミ
ド誘導体は、糖尿病に対して顕著な効果を示すものであ
り、糖尿病の治療薬として有用である。
ド誘導体は、糖尿病に対して顕著な効果を示すものであ
り、糖尿病の治療薬として有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ビオチンアミド誘導体の製造方法及
び、それらを含有する糖尿病及び糖尿病合併症の治療剤
び、それらを含有する糖尿病及び糖尿病合併症の治療剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガブリエレ マルコロンゴ イタリア国、35020 カッラーラ サン ジョルジョ、ストラデ インテルネ、5 テッラ (72)発明者 ラウロ ガルツィンナ イタリア国、35142 パドヴァ、ヴィーア レンディナーラ 3
Claims (26)
- 【請求項1】 以下の一般式(I)を有するα又はβビ
オチンのアミド誘導体。 W−CONH−R−X (I) ここでWは 【化1】 であり、Rは、以下のいずれかの1つにより定義され
る、1から20の炭素数を有する二価の官能基である。 (A)Rは直鎖状あるいは分枝したアルキレン基であ
り、アルキレン鎖は場合により−COOH,NH2 , 【化2】 ,H,SH,−CO−,OH(R′はメチル又はHであ
る)から成る群から選ばれる少なくとも1つの置換基に
より、置換されることもできる。 (B)Rは3から7の炭素数を有するシクロアルキレン
である。 (C)Rは、アリレン基又はアリルアルキレン基であ
り、場合により少なくとも1つのNO2 基によって、炭
素環が置換されてもよい。 (D)Rはピペラジニルアルキレン基であり、そして、
Xは、H,OH,COOH, 【化3】 から成る群より選ばれる。但し、Wが 【化4】 でありかつRが−(CH2 )2 −であるときは、XはO
Hであってはならない。 - 【請求項2】 Rが(A)であり、かつ好ましくは、−
CH2 −CH2 −, 【化5】 (R′は、前記の意味,−(CH2 )4 −,又は 【化6】 である。)より成る群より選ばれる、請求項1記載のア
ミド誘導体。 - 【請求項3】 Rが(B)であり、かつシクロヘキシレ
ンである、請求項1記載のアミド誘導体。 - 【請求項4】 Rが(C)でありかつ、好ましくは、 【化7】 より成る群より選ばれる、請求項1記載のアミド誘導
体。 - 【請求項5】 Rが(D)であり、かつ、 【化8】 である、請求項1記載のアミド誘導体。
- 【請求項6】 N−β−ビオチニル−NG −メチル−L
−アルギニン、N−β−ビオチニル−4−アミノ−ブタ
ノール、N,N′ビス−(−β−ビオチニル)−エチレ
ンジアミン、N−β−ビオチニル−L−セリン、N−β
−ビオチニル−1−アミノブタン、N−β−ビオチニル
−L−アルギニン、N−β−ビオチニル−L−システイ
ンより成る群より、選ばれる請求項2記載のアミド誘導
体。 - 【請求項7】 N−β−ビオチニル−アミノシクロヘキ
サンである請求項3記載のアミド誘導体。 - 【請求項8】 N−β−ビオチニル−ベンジルアミン、
N−β−ビオチニル−4−ニトロベンジルアミンから成
る群より選ばれる請求項4記載のアミド誘導体。 - 【請求項9】 N1 −β−ビオチニル−N4 −(2−ヒ
ドロキシエチル)−ピペラジンである、請求項5記載の
アミド誘導体。 - 【請求項10】以下の一般式(I)を有する W−CONH−R−X (I) ここでWは 【化9】 であり、Rは、以下のいずれかの1つにより定義され
る、1から20の炭素数を有する二価の官能基である。 (A)Rは直鎖状あるいは分枝したアルキレン基であ
り、アルキレン鎖は場合により−COOH,NH2 , 【化10】 ,H,SH,−CO−,OH(R′はメチル又はHであ
る)から成る群から選ばれる少なくとも1つの置換基に
より、置換されることもできる。 (B)Rは3から7の炭素数を有するシクロアルキレン
である。 (C)Rは、アリレン又はアリルアルキレン基であり、
場合により少なくとも1つのNO2 基によって、炭素環
が置換されてもよい。 (D)Rはピペラジニルアルキレン基であり、そして、
Xは、H,OH,COOH, 【化11】 より成る群より選ばれるα又はβビオチンアミド誘導体
の製造方法であって以下の過程より成る製造方法。 (a)ビオチンを極性の中性溶媒中にて、第4アミンの
存在下で、0℃以下の温度において、式(II)で表わさ
れるアルキルクロロギ酸エステルで処理し、 Cl−COOR″ (II) ここでR″はC1 からC10のアルキル。式(III) で表せ
る混合アンヒドライドを得る。 W−NH−COO−COOR″ (III) (b)式(IV) 2 HN−R−X (IV) ここでRとXは、前記の意味で表わされるアミンで
(a)により得た式(III )で表わされる混合アンヒド
ライドを含む反応液を直接処理し、式(I)で表わされ
るアミド誘導体を得る。 - 【請求項11】 一般式(I)を有する W−CONH−R−X (I) ここでWは 【化12】 であり、Rは、以下のいずれかの1つにより定義され
る、1から20の炭素数を有する二価の官能基である。 (A)Rは直鎖状あるいは分枝したアルキレン基であ
り、アルキレン鎖は場合により −COOH,NH2 , 【化13】 ,H,SH,−CO−,OH(R′はメチル又はHであ
る)から成る群から選ばれる少なくとも1つの置換基に
より、置換されることもできる。 (B)Rは3から7の炭素数を有するシクロアルキレン
である。 (C)Rは、アリレン又はアリルアルキレン基であり、
場合により少なくとも1つのNO2 基によって炭素環が
置換されてもよい。 (D)Rはピペラジニルアルキレン基であり、そして、
Xは、H,OH,COOH, 【化14】 から成る群より選ばれる。α又はβビオチンのアミド誘
導体を製造する方法であって、N−ヒドロキシスクシン
イミドのα又はβビオチンエステルをジメチルホルムア
ミド中にて、−10℃から0℃の温度において式(IV) 2 HN−R−X (IV) ここでRとXは前記の意味で表わされるアミンと反応さ
せることから成る製造方法。 - 【請求項12】 一般式(I)を有するα又はβビオチ
ンアミド誘導体を、有効成分として少なくとも一種含ん
でいることから成る糖尿病及び糖尿病合症の予防/治療
薬。 W−CONH−R−X (I) ここでWは 【化15】 であり、Rは、以下のいずれかの1つにより定義され
る、1から20の炭素数を有する二価の官能基である。 (A)Rは直鎖状あるいは分枝したアルキレン基であ
り、アルキレン鎖は場合により −COOH,NH2 , 【化16】 ,H,SH,−CO−,OH(R′はメチル又はHであ
る)から成る群から選ばれる少なくとも1つの置換基に
より、置換されることもできる。 (B)Rは3から7の炭素数を有するシクロアルキレン
である。 (C)Rは、アリレン又はアリルアルキレン基であり、
場合により少なくとも1つのNOI 基によって、炭素環
が置換されてもよい。 (D)Rはピペラジニルアルキレン基であり、そして、
Xは、H,OH,COOH, 【化17】 から成る群より選ばれる。 - 【請求項13】 インシュリン非依存性糖尿病の治療の
ための請求項12記載の治療薬。 - 【請求項14】 経口投与可能な低血糖症薬とともに用
いる請求項13記載の治療薬。 - 【請求項15】 インシュリン依存性糖尿病の治療のた
めの請求項12記載の治療薬。 - 【請求項16】 インシュリンを有効成分として合有し
ている注射治療薬とともに用いる請求項15記載の治療
薬。 - 【請求項17】 末梢性神経障害(peripheral neuropat
hies) あるいは慢性病弱性疾患(chronic invalidating
pathologies)である、糖尿病合併症の治療のための請求
項12記載の治療薬。 - 【請求項18】 経口あるいは非経口投与可能な請求項
12記載の治療薬。 - 【請求項19】 式(I)中のRが(A)で定義されか
つ好ましくは、−CH2 −CH2 , 【化18】 (ここでR′は前記の意味、−(CH2 )4 −, 【化19】 である)より成る郡から選ばれることを特徴とする請求
項12記載の治療薬。 - 【請求項20】 式(I)中のRが(B)で定義され、
かつシクロヘキシレンであることを特徴とする請求項1
2記載の治療薬。 - 【請求項21】 式(I)中のRが(C)で定義され、
かつ 【化20】 からなる郡から選ばれることを特徴とする請求項12記
載の治療薬。 - 【請求項22】 式(I)中のRが(D)で定義され、
かつ 【化21】 であることを特徴とする請求項12記載の治療薬。 - 【請求項23】 式(I)の化合物が、N−β−ビオチ
ニルエタノールアミン、N−β−ビオチニル−NG −メ
チル−L−アルギニン、N−β−ビオチニル−4−アミ
ノ−ブタノール、N,N′ビス−(β−ビオチニル)−
エチレンジアミン、N−β−ビオチニル−L−セリン、
N−β−ビオチニル−1−アミノブタン、N−β−ビオ
チニル−L−アルギニン、N−β−ビオチニル−L−シ
ステインよりなる群より選ばれることを特徴とする請求
項19記載の治療薬。 - 【請求項24】 式(I)の化合物がN−β−ビオチニ
ル−アミノシクロヘキサンであることを特徴とする請求
項20記載の治療薬。 - 【請求項25】 式(I)の化合物が、N−β−ビオチ
ニル−ベンジルアミン、N−β−ビオチニル−4−ニト
ロベンジルアミンからなる群より選ばれることを特徴と
する請求項21記載の治療薬。 - 【請求項26】 式(I)の化合物が、N−β−ビオチ
ニル−N4 −(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジンで
あることを特徴とする請求項22記載の治療薬。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| ITMI922232A IT1255389B (it) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | Idrossiammidi della biotina un processo per la loro preparazione e composizioni terapeutiche che li contengono come principi attivi per il trattamento del diabete e delle relative complicanze |
| IT92A002232 | 1992-09-28 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072867A true JPH072867A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=11364020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5264271A Pending JPH072867A (ja) | 1992-09-28 | 1993-09-28 | ビオチンアミド誘導体の製造方法及び、それらを含有する糖尿病及び糖尿病合併症の治療剤 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0590563A1 (ja) |
| JP (1) | JPH072867A (ja) |
| CA (1) | CA2107180A1 (ja) |
| IT (1) | IT1255389B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004203863A (ja) * | 2002-12-09 | 2004-07-22 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 抗糖尿病用組成物 |
| KR100778633B1 (ko) * | 2007-04-13 | 2007-11-28 | 성균관대학교산학협력단 | 비오틴과 비오틴-폴리에틸렌글리콜이 접합된 glp-1유도체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 약학 조성물 |
| JP2008540516A (ja) * | 2005-05-12 | 2008-11-20 | ポステック・ファウンデーション | ヒドロゲル化剤として有用なビオチン−アミノ酸複合体及びそれから製造されたヒドロゲル |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109890384A (zh) * | 2016-09-01 | 2019-06-14 | Jds治疗有限公司 | 生物素镁组合物和使用方法 |
| CN119462688B (zh) * | 2024-11-08 | 2026-03-10 | 青岛大学 | 一种生物素化氨基酸衍生物的制备方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IL76234A0 (en) * | 1985-08-28 | 1986-01-31 | Yeda Res & Dev | New biotinylation reagents |
| US4709037A (en) * | 1987-02-17 | 1987-11-24 | Hoechst Celanese Corporation | Biotinylating agents |
| US4977288A (en) * | 1988-01-29 | 1990-12-11 | President And Fellows Of Harvard College | M-aminophenyltrialkylstannane |
| US4908453A (en) * | 1989-01-23 | 1990-03-13 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Reagents for the preparation of 5'-biotinylated oligonucleotides |
-
1992
- 1992-09-28 IT ITMI922232A patent/IT1255389B/it active IP Right Grant
-
1993
- 1993-09-27 EP EP93115556A patent/EP0590563A1/en active Pending
- 1993-09-28 JP JP5264271A patent/JPH072867A/ja active Pending
- 1993-09-28 CA CA002107180A patent/CA2107180A1/en not_active Abandoned
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004203863A (ja) * | 2002-12-09 | 2004-07-22 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 抗糖尿病用組成物 |
| JP2008540516A (ja) * | 2005-05-12 | 2008-11-20 | ポステック・ファウンデーション | ヒドロゲル化剤として有用なビオチン−アミノ酸複合体及びそれから製造されたヒドロゲル |
| KR100778633B1 (ko) * | 2007-04-13 | 2007-11-28 | 성균관대학교산학협력단 | 비오틴과 비오틴-폴리에틸렌글리콜이 접합된 glp-1유도체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 약학 조성물 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0590563A1 (en) | 1994-04-06 |
| ITMI922232A1 (it) | 1994-03-28 |
| IT1255389B (it) | 1995-10-31 |
| CA2107180A1 (en) | 1994-03-29 |
| ITMI922232A0 (it) | 1992-09-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0339075B1 (en) | Acylated uridine and cytidine and uses thereof | |
| IL211429A (en) | HISTORY 1 - Naphthalene triazole and a pharmaceutical composition containing them | |
| JPS63258841A (ja) | チロシン誘導体及びその用途 | |
| EP4244221B1 (en) | Prodrug of pyrrolidone derivatives as glucokinase activator | |
| JP2022503890A (ja) | 2-(1-アシルオキシ-n-ペンチル)安息香酸と塩基性アミノ酸またはアミノグアニジンによって形成される塩と、その製造方法及び用途 | |
| JP2015520748A (ja) | 炭酸脱水酵素活性の抑制のための組成物及び方法 | |
| JPH0827006A (ja) | 血糖降下剤 | |
| CN111635315B (zh) | 一种解热镇痛药物及其制备方法和用途 | |
| US20110251138A1 (en) | Lipoic acid metabolite conjugate: preparation and their therapeutic effect | |
| JPH03503162A (ja) | 化学療法における毒性特性の改良 | |
| JPH072867A (ja) | ビオチンアミド誘導体の製造方法及び、それらを含有する糖尿病及び糖尿病合併症の治療剤 | |
| JPH0647541B2 (ja) | 医療用途を有する新規なヘミン錯化合物を製造する方法 | |
| CN104557944B (zh) | 一种降糖药物及其制备方法 | |
| CN114349665B (zh) | 二甲双胍焦谷氨酸晶体及其制备方法与应用 | |
| JPS61286359A (ja) | N−〔〔5−(トリフルオロメチル)−6−メトキシ−1−ナフタレニル〕チオキソメチルまたはカルボニル〕−n−メチルグリシンアミド | |
| JP2954989B2 (ja) | ビスフェノール誘導体での真性糖尿病処置法 | |
| JP2889663B2 (ja) | 真性糖尿病の処置法 | |
| JP3450399B2 (ja) | 血管新生阻害剤 | |
| JP5376786B2 (ja) | 神経細胞賦活組成物 | |
| US5814650A (en) | Biotin amides able to control glucidic metabolisms under dysmetabolic conditions and relative therapeutical compositions | |
| CN105272984A (zh) | 吡唑并[3,4-d]嘧啶-4-酮衍生物、其制备方法和应用 | |
| KR100556559B1 (ko) | 2-(4-(4-(4,5-디클로로-2-메틸이미다졸-1-일)부틸)-1-피페라지닐)-5-플루오로피리미딘, 이것의 제조 방법 및 이것의치료적 용도 | |
| WO2010098298A1 (ja) | 栄養素の消化吸収抑制作用を有する化合物とシクロヘキサンカルボキサミド誘導体を組み合わせてなる医薬組成物 | |
| JP2000507926A (ja) | 2―チオキソテトラヒドロピリミジン―4―オン誘導体 | |
| US20060052338A1 (en) | N-Acyl and quaternary ammonium modified polysaccharide fibers |