JPH07292075A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH07292075A
JPH07292075A JP8872594A JP8872594A JPH07292075A JP H07292075 A JPH07292075 A JP H07292075A JP 8872594 A JP8872594 A JP 8872594A JP 8872594 A JP8872594 A JP 8872594A JP H07292075 A JPH07292075 A JP H07292075A
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weight
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thermosetting resin
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acid
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JP8872594A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Hosogane
忠幸 細金
Hiroshi Nakajima
博史 中島
Eiichiro Takiyama
栄一郎 滝山
Takashi Minoura
孝 箕浦
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (イ)一般式(1) 【化1】 (但し、式中R1 ,R2 は2価の芳香族基、R3 は重合
可能な不飽和基を有する2価の有機基を示し、l,mは
任意の数であって、l+mが2〜50である。)で示さ
れる繰り返し単位をランダムに有する重合可能な不飽和
基含有芳香族ポリアミドオリゴマー、(ロ)マレイミド
化合物、(ハ)エポキシ化合物および(ニ)ガラス繊維
および/または溶融シリカを含む熱硬化性樹脂組成物。 【効果】 耐熱性、機械的強度および加工性に優れた熱
硬化性樹脂組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性、機械的強度およ
び加工性に優れた新規な熱硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、イミド構造を有する熱硬化性
樹脂は電気絶縁性、耐熱性、成形品の寸法安定性に優れ
た性能を有するため、産業上広く利用されている。しか
しながら、芳香族系ビスマレイミドを使用してなる熱硬
化性樹脂は不溶不融で、しかも耐熱性に優れた素材であ
るが、加工性、耐衝撃性および靭性に乏しいという欠点
があった。このため、芳香族系ビスマレイミドの耐衝撃
性および靭性を改良する方法として、芳香族系ビスマレ
イミドに芳香族系ジアミンを使用する試みがある。例え
ば、N,N′−(4,4′−メチレンジフェニレン)ビ
スマレイミドと4,4′−ジアミノジフェニルメタンと
からなるポリアミノビスマレイミド樹脂(ローヌ・ブー
ラン社製,商品名キネル)は耐衝撃性および靭性が芳香
族系ビスマレイミド単独のものよりも優れているため、
成形品として、構造部材および摺動部材等に広く用いら
れている。しかしながら、これらの熱硬化性樹脂は、い
まだ耐衝撃性および靭性の面から満足のいくものではな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の耐熱性を維持し、しかも加工性、耐衝撃性および靭性
に優れた熱硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によって、上記目
的が達せられる熱硬化性樹脂組成物が提供される。
【0005】すなわち、本発明は、(イ)一般式(1)
【化3】 (但し、式中R1 ,R2 は2価の芳香族基、R3 は重合
可能な不飽和基を有する2価の有機基を示し、l,mは
任意の数であって、l+mが2〜50である。)で示さ
れる繰り返し単位をランダムに有する重合可能な不飽和
基含有芳香族ポリアミドオリゴマー (ロ)マレイミド化合物 (ハ)エポキシ化合物および(ニ)ガラス繊維および/
または溶融シリカを含む熱硬化性樹脂組成物に関する。
【0006】また、本発明は、(イ)一般式(1)
【化4】 (但し、式中R1 ,R2 は2価の芳香族基、R3 は重合
可能な不飽和基を有する2価の有機基を示し、l,mは
任意の数であって、l+mが2〜50である。)で示さ
れる繰り返し単位をランダムに有する重合可能な不飽和
基含有芳香族ポリアミドオリゴマー5〜60重量部 (ロ)マレイミド化合物5〜70重量部および(ハ)エ
ポキシ化合物2.5〜60重量部からなり、かつ(イ)
と(ロ)の重量比が6:4〜4:6である組成物100
重量部に対し、(ニ)ガラス繊維および/または溶融シ
リカを10〜300重量部配合してなる熱硬化性樹脂組
成物に関する。
【0007】本発明において使用される(イ)成分の一
般式(I)に示す繰り返し単位をランダムに有する重合
可能な不飽和基含有芳香族ポリアミドオリゴマー(以
下、ポリアミドオリゴマーという。)は、製造の容易
性、硬化後の樹脂の耐熱性、接着強度の点を考慮する
と、芳香族ジイソシアナート、芳香族ジカルボン酸およ
び重合可能な不飽和結合を有する不飽和ジカルボン酸
(所望ならば末端封鎖剤としてモノカルボン酸)を溶媒
に溶解した状態で加熱反応させることにより、合成され
たポリアミドオリゴマーを使用することが好ましい。
【0008】上記のポリアミドオリゴマーの製造に使用
できる芳香族ジイソシアナートとしては、2,2−ジフ
ェニルプロパン−4,4′−ジイソシアナート、ジフェ
ニルメタン−4,4′−ジイソシアナート、ビフェニル
−4,4′−ジイソシアナート、ジフェニルスルフィド
−4,4′−ジイソシアナート、ジフェニルスルホン−
4,4′−ジイソシアナート、ジフェニルエーテル−
4,4′−ジイソシアナート、トリレン−2,4−ジイ
ソシアナート、トリレン−2,6−ジイソシアナート、
トリレン−2,4−ジイソシアナートとトリレン−2,
6−ジイソシアナートの混合物等があげられる。これら
の中では比較的安価で容易に入手可能であり、しかも工
業的に扱いやすいジフェニルメタン−4,4′−ジイソ
シアナート、トリレン−2,4−ジイソシアナート、ト
リレン−2,4−ジイソシアナートとトリレン−2,6
−ジイソシアナートの混合物等が好適に用いられる。こ
れらの芳香族ジイソシアナートはそれぞれ単独で用いる
ことも、また2種以上を混合して用いても良い。
【0009】また、本発明に使用できる芳香族ジカルボ
ン酸としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フ
タル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸およびそれ
らの混合物等があげられる。
【0010】本発明に使用できる重合可能な不飽和結合
を有する不飽和ジカルボン酸としては、エンドメチレン
テトラヒドロフタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒ
ドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒ
ドロフタル酸、マレイン酸、フタル酸、イタコン酸等お
よびそれらの混合物をあげることができる。
【0011】また、本発明において、必要に応じて使用
できる末端封鎖用モノカルボン酸としては、例えば芳香
族モノカルボン酸、脂肪族モノカルボン酸があり、芳香
族モノカルボン酸としては安息香酸、トルイル酸、ジメ
チル安息香酸、トリメチル安息香酸、エチル安息香酸、
テトラメチル安息香酸、ペンタメチル安息香酸等、脂肪
族モノカルボン酸としては、酢酸、プロピオン酸等をあ
げることができる。
【0012】これらの原料を用いてポリアミドオリゴマ
ーの製造をする反応は、芳香族ジイソシアナート、芳香
族ジカルボン酸、不飽和ジカルボン酸、末端封鎖用モノ
カルボン酸および生成するポリアミドオリゴマーを溶解
する溶剤中もしくは溶剤混合物中で実施される。
【0013】使用される溶剤は極性溶剤であり、特に好
ましいものはN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−
ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、
ジメチルスルホキシド、1,1,3,3−テトラメチル
尿素およびこれらの混合物である。また、これらはほぼ
完全に無水でなければならない。
【0014】縮合反応は50〜200℃の温度で行うこ
とができるが、好ましくは80〜190℃で不飽和ジカ
ルボン酸の重合を防止するため重合禁止剤および触媒の
存在下で行うことが好ましい。
【0015】また、本発明において、上記(イ)成分の
ポリアミドオリゴマーと混合して使用される(ロ)成分
のマレイミド化合物としては、 (i)フェニルマレイミド類 (ii)芳香族ジアミンと無水マレイン酸とから合成され
るジマレイミド類 (iii)アニリン−ホルムアルヒデド縮合物等のポリアミ
ンと無水マレイン酸とから合成されるポリマレイミド類
およびそれらの混合物があげられる。フェニルマレイミ
ド類は低融点であり、ポリアミドオリゴマーとの相溶性
も幅広いが、耐熱性にやや欠ける点もあり、一般的には
芳香族ジアミンを原料とするジマレイミド類が利用され
る。
【0016】これらの例としては、N−フェニルマレイ
ミド、N−(O−クロロフェニル)マレイミド、N,N′
−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N′−ジフェ
ニルエーテルビスマレイミド、N,N′−パラフェニレ
ンビスマレイミド、N,N′−(2−メチルメタフェニ
レン)ビスマレイミド、N,N′−メタフェニレンビス
マレイミド、N,N′−(3,3′−ジメチルジフェニ
ルメタン)ビスマレイミド、N,N′−(3,3′−ジ
フェニルスルフォン)ビスマレイミドまたはアニリン−
ホルムアルデヒド縮合物のマレイミド化合物等があげら
れる。
【0017】本発明に使用される一般式(I)に示され
るポリアミドオリゴマーは、一般に硬化速度が遅く、触
媒としてラジカル発生剤を使用しても長時間、高温に加
熱することが必要とされるが、マレイミド化合物を配合
することにより硬化速度を向上させることができる。
【0018】更に、硬化前のマレイミド化合物を配合し
た組成物の成形性を向上させる(融点を低下させる)効
果があり、低圧で加工が可能となる効果がある。
【0019】本発明において使用される(ハ)成分のエ
ポキシ化合物としては、ビスフェノールA型樹脂(エピ
コート825,827,828,828XA,834,
815,1001,1002等、油化シェルエポキシ
(株)社製)、ブロム化ビスフェノールA型樹脂(エピ
コート5050,5050−T−60,5051F,5
051H等、油化シェルエポキシ(株)社製)、ビスフ
ェノールF型樹脂(エピコート807等、油化シェルエ
ポキシ(株)社製)、O−クレゾールノボラック型樹脂
(EOCN−102S,−103S,−104S等、日
本化薬(株)社製)、フェノールノボラック型樹脂(EP
PN−201等、日本化薬(株)社製、およびエピコー
ト152,154等、油化シェルエポキシ(株)社
製)、環状脂肪族エポキシ樹脂(CY179,177
等、チバガイギー社製、およびERL4221,429
9等、UCC社製)、グリシジルエステル系樹脂(アラ
ルダイトCY182,192等、チバガイギー社製、シ
ョウダイン508等、昭和電工(株)社製、エピクロン
200,400等、大日本インキ(株)社製)、グリシジ
ルアミン系化合物(テトラグリシジルジアミノジフェニ
ルメタン、N,N,N′,N′−テトラグリシジルm−
キシリレンジアミン、トリグリシジルパラアミノフェノ
ール、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサン等)あるいは、複素環式エポキシ化
合物(トリグリシジルイソシアネート、1,3−ジグリ
シジルヒダントイン等)等が利用可能であり、これらは
1種類または2種類以上の混合使用も可能である。
【0020】これらのエポキシ化合物の中では、ビスフ
ェノールA型樹脂およびグリシジルアミン系化合物が好
ましく、更に好ましくはグリシジルアミン系化合物であ
る。グリシジルアミン系化合物の中では、特にテトラグ
リシジルジアミノジフェニルメタン、N,N,N′,
N′−テトラグリシジルm−キシリレンジアミンおよび
1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シ
クロヘキサンの使用が好ましい。
【0021】本発明において使用される(ハ)成分のエ
ポキシ化合物は、(ニ)成分のガラス繊維および/また
は溶融シリカと樹脂〔(イ)成分と(ロ)成分〕との接
着性を向上し、成形物の機械的性質を改善すると同時に
組成物の軟化点を下げ、加工性の改良に効果がある。
【0022】本発明において使用されるガラス繊維は、
溶融ガラスを種々の方法にて延伸しながら急冷し、所定
直径の細い繊維状としたものであり、単繊維同志を集束
剤で集束させたストランド、ストランドを均一に引き揃
えて束にしたロービング、およびガラス繊維の粉砕物等
を意味しており、本発明においてはいずれも使用でき
る。該ガラス繊維は、本発明の(イ)成分、(ロ)成分
および(ハ)成分からなる基材樹脂と親和性をもたせる
ために、アミノシラン、エポキシシラン等のシランカッ
プリング剤、クロミッククロライド、その他目的に応じ
た表面処理剤を使用することができる。本発明における
ガラス繊維の長さは、得られる成形品の物性および成形
品製造時の作業性に大きく影響する。一般にはガラス繊
維長が大となるほど成形品の物性は向上するが、逆に成
形品製造時の作業性が悪くなる。このため、ガラス繊維
の長さが本発明においては0.1〜6mm、好ましくは
0.1〜4mmの範囲にあるものが成形品の物性および作
業性ともにバランスがとれて適当である。
【0023】本発明において使用される溶融シリカ(溶
融石英フィラー)は、石英を完全に溶融して石英ガラス
化(アモルファス化)した粒度2〜50μのものが用い
られる。該溶融シリカは、本発明の基材樹脂との親和性
をもたせるために、アミノシラン、エポキシシラン等の
シランカップリング剤、クロミッククロライド、その他
目的に応じた表面処理剤を使用することができる。
【0024】ガラス繊維および/または溶融シリカは、
基材樹脂〔(イ)成分、(ロ)成分および(ハ)成分か
らなる組成物〕100重量部に対して、10〜300重
量部、好ましくは20〜250重量部を使用できる。1
0重量部未満では本発明の特徴とするガラス繊維および
/または溶融シリカ特有の補強効果が得られない。ま
た、逆に300重量部を超えて使用すると組成物の成形
時の流動性が悪くなり満足な成形品を得ることが困難と
なる。
【0025】本発明の基材樹脂すなわち、(イ)成分の
ポリアミドオリゴマー、(ロ)成分のマレイミド化合
物、および(ハ)成分のエポキシ化合物の混合割合は、
基材樹脂の総量を100重量部とした場合、(イ)成分5
〜60重量部、好ましくは20〜50重量部、(ロ)成分
5〜70重量部、好ましくは20〜50重量部、(ハ)
成分2.5〜60重量部、好ましくは5〜50重量部で
ある。また、(イ)成分と(ロ)成分の混合割合は重量
比で6:4〜4:6であることが好ましい。
【0026】(イ)成分の混合割合が5重量部未満、
(ロ)成分の混合割合が5重量部未満の場合には、接着
性は良好であるが耐熱性に問題を生じる。一方、(イ)
成分の混合割合が60重量部を超える場合、(ロ)成分
の混合割合が70重量部を超える場合には、耐熱性は良
好であるが接着性が満足できる水準に達しない。(ハ)
成分の混合割合が2.5重量部未満では、ガラス繊維お
よび/または溶融シリカとの接着性に劣り、一方(ハ)
成分の混合割合が60重量部を超える場合は耐熱性に劣
る欠点を有する。
【0027】また、(イ)成分と(ロ)成分の混合割合
が重量比で6:4〜4:6であることが好ましいが、
(イ)成分の混合割合が重量比で6を超える場合は架橋
密度が低下し、物理的耐熱性が低下する。一方、(ロ)
成分の混合割合が重量比で6を超えると架橋密度は上昇
し、物理的耐熱性は向上するが、硬化物はもろくなると
いう欠点を有する。
【0028】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、通常公知
の方法により製造できるが、特に次に示す(1)と
(2)の方法で製造することが好ましい。
【0029】(1)(イ)成分のポリアミドオリゴマ
ー、(ロ)成分のマレイミド化合物、(ハ)成分のエポ
キシ化合物および(ニ)成分のガラス繊維および/また
は溶融シリカを乳鉢、ヘンシェルミキサー、ドラムブレ
ンダー、タンブラーブレンダー、ボールミル等を利用し
て混合し、必要に応じて溶融混合機、熱ロール等で混練
したのち、ペレットまたは粉状にする。
【0030】(2)(イ)成分のポリアミドオリゴマ
ー、(ロ)成分のマレイミド化合物および(ハ)成分の
エポキシ化合物をあらかじめ有機溶媒に溶解、あるいは
懸濁させ、この溶液あるいは懸濁液にガラス繊維および
/または溶融シリカを浸漬し、その後、溶媒を熱風乾燥
器で除去したのち、ペレットまたは粉状にする。
【0031】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、ラジカル
発生触媒の併用により硬化させることができ、耐熱性を
格段に向上させることが可能となる。ラジカル発生触媒
には特に制限を加える必要はないが、成形温度が100
℃以上になる場合は、いわゆる高温分解型の、例えばジ
クミルパーオキサイドタイプが用いられる。使用量は
0.5〜3phrが適当である。また、本発明の熱硬化性樹
脂組成物には、必要に応じて更に硬化や樹脂安定性の調
整のために、ハイドロキノン、ベンゾキノン、銅塩、テ
トラメチルチウラム化合物、ニトロフェニルヒドロキシ
化合物等公知公用のもの等を配合することができる。
【0032】本発明の組成物に対して、本発明の目的を
損なわない範囲で、酸化防止剤および熱安定剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤等の通常の添加剤を
1種以上添加することができる。また、炭素繊維、芳香
族ポリアミド繊維、アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊
維等の補強材やクレー、マイカ、グラファイト、ガラス
ビーズ、アルミナ溶融シリカ等の充填材もその目的に応
じて適当量を配合することも可能である。
【0033】本発明の熱硬化性樹脂組成物は圧縮成形
法、トランスファー成形法、押出成形法、射出成形法等
公知の成形法により成形され実用に供される。
【0034】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明する。
【0035】合成例1 撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた50
0mlのセパラブルフラスコ中にイソフタル酸23.24
g(0.14モル)、エンドメチレンテトラヒドロフタ
ル酸10.92g(0.06モル)、安息香酸4.88
g(0.04モル)、DMF100g、混合トリレンジ
イソシアナート(2,4−トリレンジイソシアナート/
2,6−トリレンジイソシアナート(8/2)38.2
8g(0.22モル)、ジブチル錫ジラウレート0.0
4g、2,5−トルキノン0.05gを仕込み、撹拌し
ながら窒素ガスを通じ、徐々に110℃に昇温し、この
温度で1時間反応を継続した。
【0036】次に140〜145℃に昇温し、5時間反
応を継続した後、室温まで冷却した。得られた重合体溶
液の赤外吸収スペクトルを測定したが、NCO官能基に
よる吸収は認められなかった。
【0037】この重合体溶液を激しく撹拌している大量
の水中に徐々に加え、結晶を析出させた。次に析出した
結晶を吸引濾過し、水で洗浄後乾燥し、融点190〜2
30℃のポリアミドオリゴマー〔I〕の結晶が得られ
た。
【0038】合成例2 イソフタル酸16.6g(0.10モル)、エンドメチ
レンテトラヒドロフタル酸18.2g(0.1モル)を
用いた以外は実施例1と同じ操作を行い、融点180〜
220℃のポリアミドオリゴマー〔II〕の結晶を得た。
【0039】合成例3 イソフタル酸29.05g(0.175モル)、エンド
メチレンテトラヒドロフタル酸13.65g(0.07
5モル)、安息香酸1.22g(0.01モル)、混合
トリレンジイソシアナート44.37g(0.255モ
ル)を用いた以外は実施例1と同じ操作を行い、融点2
00〜240℃のポリアミドオリゴマー〔III〕 の結晶
を得た。
【0040】合成例4 撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた50
0mlのセパラブルフラスコ中にイソフタル酸23.24
g(0.14モル)、フマル酸6.96g(0.06モ
ル)、安息香酸4.88g(0.04モル)、DMF1
00g、混合トリレンジイソシアナート38.28g
(0.22モル)、ジブチル錫ジラウレート0.04
g、2,5−トルキノン0.05gを仕込み、撹拌しな
がら窒素ガスを通じ、徐々に110℃に昇温し、この温
度で1時間反応を継続した。
【0041】次に140〜145℃に昇温し、5時間反
応を継続した後、室温まで冷却した。得られた重合体溶
液の赤外吸収スペクトルを測定したが、NCO官能基に
よる吸収は認められなかった。この重合体溶液を激しく
撹拌している大量の水中に徐々に加え、結晶を析出させ
た。次に析出した結晶を吸引濾過し、水で洗浄後乾燥
し、融点190〜230℃のポリアミドオリゴマー〔I
V〕の結晶が得られた。
【0042】実施例1 合成例1で合成したポリアミドオリゴマー〔I〕40
g、N,N′−ジフェニルメタンビスマレイミド40
g、,N,N,N′,N′−テトラグリシジルm−キシ
リレンジアミン20g、ステアリン酸亜鉛3g、ミルド
ファイバー(ガラスパウダー,EPG140M−80
A;日本電気硝子(株)製品)200g、ジクミルパー
オキサイド2g、ハイドロキノン0.05gを秤量し、
均一になるまで撹拌混合した。上記混合物を120℃に
加熱した熱ロールで12分間混練し、シート状の均一な
組成物を得た。このシート状の組成物を冷却後粉砕し、
以下に示す成形条件で圧縮成形し、曲げ強度を測定し
た。
【0043】 成形条件:予熱80℃,30分;成形温度160℃ 成形時間20分 ;成形圧力50kg/cm2 後硬化180℃,5時間
【0044】 曲げ強度 15.4kgf/mm2 曲げ弾性率 1560kgf/mm2 熱変形温度 250℃< シャルピー衝撃値(1号E−D) 10.3 熱膨張係数 7.5×10-5/℃ 円盤収縮 0.290% バーコール硬度(934−1) 74
【0045】実施例2〜7 表1に示す処方(単位:重量部)で行った以外は、実施
例1と同じ操作を行った。結果を表2に示した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】比較例1 実施例1の処方からN,N,N′,N′−テトラグリシ
ジルm−キシリレンジアミンを除いた混合物を120℃
に加熱した熱ロールで12分間混練したが、ロールに巻
き付かなかった。次に熱ロールの温度を130℃に上
げ、12分間混練を行い、シート状の均一な組成物を得
た。このシート状の組成物を冷却後粉砕し、以下に示す
成形条件で圧縮成形したがゲル化が進み過ぎ、成形不能
であった。 成形条件:予熱80℃、30分; 成形温度160℃ 成形時間20分; 成形圧力50kg/cm2
【0049】
【発明の効果】本発明のポリアミドオリゴマー、マレイ
ミド化合物、エポキシ化合物およびガラス繊維および/
または溶融シリカを含む熱硬化性樹脂組成物は、優れた
耐熱性、機械的強度および加工性を有しており、電気、
電子部品、各種構造部材、摺動部品等広くその用途が期
待され、産業上の利用効果は大きい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)一般式(1) 【化1】 (但し、式中R1 ,R2 は2価の芳香族基、R3 は重合
    可能な不飽和基を有する2価の有機基を示し、l,mは
    任意の数であって、l+mが2〜50である。)で示さ
    れる繰り返し単位をランダムに有する重合可能な不飽和
    基含有芳香族ポリアミドオリゴマー (ロ)マレイミド化合物 (ハ)エポキシ化合物および (ニ)ガラス繊維および/または溶融シリカ を含む熱硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (イ)一般式(1) 【化2】 (但し、式中R1 ,R2 は2価の芳香族基、R3 は重合
    可能な不飽和基を有する2価の有機基を示し、l,mは
    任意の数であって、l+mが2〜50である。)で示さ
    れる繰り返し単位をランダムに有する重合可能な不飽和
    基含有芳香族ポリアミドオリゴマー5〜60重量部 (ロ)マレイミド化合物5〜70重量部および (ハ)エポキシ化合物2.5〜60重量部からなり、か
    つ(イ)と(ロ)の重量比が6:4〜4:6である組成
    物100重量部に対し、 (ニ)ガラス繊維および/または溶融シリカを10〜3
    00重量部配合してなる熱硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 エポキシ化合物がN,N,N′,N′−
    テトラグリシジルm−キシリレンジアミンおよび/また
    は1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)
    シクロヘキサンである請求項1または請求項2記載の熱
    硬化性樹脂組成物。
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