JPH07292531A - リング精紡機の精紡ジオメトリを最適化するための方法およびこの方法を実施するためのリング精紡機 - Google Patents

リング精紡機の精紡ジオメトリを最適化するための方法およびこの方法を実施するためのリング精紡機

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JPH07292531A
JPH07292531A JP7011023A JP1102395A JPH07292531A JP H07292531 A JPH07292531 A JP H07292531A JP 7011023 A JP7011023 A JP 7011023A JP 1102395 A JP1102395 A JP 1102395A JP H07292531 A JPH07292531 A JP H07292531A
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spinning
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ring
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control
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JP7011023A
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Helmut Nickolay
ヘルムート・ニコライ
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Oerlikon Textile GmbH and Co KG
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Zinser Textilmaschinen GmbH
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/32Counting, measuring, recording or registering devices

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リング精紡機の精紡ジオメトリを最適化する
方法およびこの方法を実施することが可能なリング精紡
機を提供すること 【構成】 精紡力或いはこの精紡力と相関関係にある値
を測定しおよび/または糸切れ頻度を検出すること、こ
の測定値を制御装置に入力値として与えること、および
制御装置を調節値としての入力値に依存して、リング精
紡機の精紡ジオメトリに作用する要素の少なくとも一つ
のアクチュエータ33を所定の調節範囲内において、糸
切れ頻度が所定の値を超過しないか或いは最小である
か、および/または精紡力或いは糸張力が所定の値を超
過しないか或いは最小であるように制御する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リング精紡機の精紡ジ
オメトリを最適化する方法およびこの方法が可能である
ように構成されたリング精紡機に関する。
【0002】
【従来の技術】リング精紡機により達せられる糸品質並
びに生産性は、本質的に精紡ジオメトリにより、即ちド
ラフト機構の出口ローラ対からスレッドガイドアイとア
ンチノードリングを経てリングトラベラへ、そしてチュ
ーブ上への糸道の形成、特に個々の糸部分の長さおよび
それらの相互の角度によって定まる。精紡ジオメトリは
一般に、使用されるチューブの長さ、使用されるリング
の直径、紡出される糸の繊度、紡出される繊維の種類お
よび他のパラメータに適合される。
【0003】公知のリング精紡機にあっては、上記のこ
とに加えてリングレール並びにアンチノードリングとス
レッドガイドアイのためのレールが、機械的な伝動機構
により、相互の調節可能な依存性の下に、玉揚げ工程の
経過中において垂直方向に運動させられ、かつ位置移動
される。
【0004】このようなことに関してドイツ連邦共和国
特許第37 32 052号から、リングレールが懸架
されている牽引部材もしくはアンチノードリングとスレ
ッドガイドアイのためのレールが、それぞれ別個の巻上
げドラムに固定され、これらの巻上げドラム各々が別個
の駆動モータにより駆動されることが知られている。
【0005】これによって、異なる様式のレールが互い
に無関係に運動可能であり、この場合これらの異なる運
動が容易に調節可能であり、かつ変更可能である。リン
グ精紡機のこの精紡ジオメトリに影響を与えるこれらの
要素の運動の制御は、公知のリング精紡機にあっては、
紡出されるべき異なる糸に関する汎用される制御基準で
あるか、或いは紡出されるべき各々の糸に関して新たに
決定されおよび/または最適化されなければならない所
定プログラムに従って行われる。換言すれば、紡出され
るべき糸の種類に関して最適でないプログラムが機械制
御機構の中に導入されている場合、精紡工程が非最適な
精紡ジオメトリでもって、即ち紡出品質と紡出量の低下
をもって行われることになるか、或いは精紡ジオメトリ
の最適化を手間のかかる手操作により行わなければなら
ない。
【0006】公知の機械の他の欠点は、紡出品質に影響
を与えるパラメータ、例えば精紡建屋の温度或いは空気
湿度のようなパラメータ、特に精紡工程の間のそれらの
変化は殆ど考慮されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】こう言ったことから、
本発明の根底をなす課題は、精紡工程の間においても、
所定の或いは最大の生産性が達せられるのに加えて、十
分な紡出品質が保証されるように、精紡ジオメトリの自
動的な最適化を保証するリング精紡機の精紡ジオメトリ
ーを最適化する方法およびこの方法を実施するためのリ
ング精紡機を提供することである。
【0008】更に本発明の課題は上記の方法が可能なリ
ング精紡機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り、 a)精紡力(Spinnkraft)或いはこの精紡力と相関関係に
ある値を測定しおよび/または糸切れ頻度を検出するこ
と、 b)この測定値を制御装置に入力値として与えること、
および c)制御装置を調節量としての入力値に依存して、リン
グ精紡機の精紡ジオメトリに影響する要素の少なくとも
一つのアクチュエータを所定の調節範囲内において、 c1)糸切れ頻度が所定の値を超過しないか或いは最小
であるか、および/または c2)精紡力或いは糸張力が所定の値を超過しないか或
いは最小であるように、制御することによって解決され
る。
【0010】本発明は、精紡力もしくは糸張力および/
または糸切れ頻度が精紡工程の最適化のための測定値と
して使用することが可能であると言う認識から出発して
いる。この場合、糸張力、即ちフイードローラ対とコッ
プ巻体間の糸にかかる張力は、特にそ毛紡績において重
要である。精紡工程自体にあって、特にこの張力に糸切
れ頻度が依存しており、これに対して仕上製品にあって
は糸張力は糸の延伸能を決定し、その際糸の糸切れ延び
は精紡力の減少と共に増大する。しかし、糸群、即ち特
にたて糸内にあっは、糸の引き裂きに関して引き裂き力
以外に糸切れ延びが目安となり、従って精紡工程の間糸
張力は最小でなければならないか、或いは最低限所定の
値を越えてはならない。
【0011】糸切れ頻度は本質的に糸張力によって決定
されるので、糸張力は精紡ジオメトリーの最適化のため
に、この糸切れ頻度の代わりに、或いはこの糸切れ頻度
と他の値との組合せにより使用することが可能である。
【0012】最小の糸切れ頻度或いは精紡力もしくは糸
張力の目的は、少なくとも精紡力および/または糸切れ
頻度に関する測定値を入力値として制御装置に与え、そ
の際制御装置により精紡ジオメトリーに影響を与えるリ
ング精紡機の要素の少なくとも一つのアクチュエータを
適当な方法により制御することによってよって達せられ
る。これによって、手によるどのような操作を行うこと
もなく精紡ジオメトリーを精紡工程の間でも上記の目的
で最適化することが可能である。
【0013】本発明の優れて実施例にあっては、制御装
置により、付加的に所定の調節領域内でスピンドル回転
数は、糸切れ頻度および/または精紡力もしくは糸張力
が所定の値を超過しないように、或いは最小であるよう
に、選択される。
【0014】所定の制御目的が所定の調節領域において
達することが不可能である場合、制御装置により不正信
号が形成され、これにより例えば作業員の呼出しが行わ
れる。
【0015】精紡ジオメトリーに影響を与えかつ制御装
置により制御可能な調節量として、例えば一つ或いは多
数の値『スレッドガイドアイの垂直方向の位置』、『ア
ンチノードリングの垂直方向の位置』、『リングトラベ
ラとスピンドルの垂直方向の位置』或いは『ドラフト機
構とスピンドルとの間の水平方向での間隔』が使用され
る。
【0016】本発明による構成により、制御装置に他の
入力値、例えばリング精紡機の周囲における温度および
/または空気湿度の測定値が与えられる。本発明による
構成により、制御工程は所定の時間間隔で行われる。こ
の目的のため、制御装置により、例えば少なくとも一つ
の制御値の全調節領域或いは制御領域の一部分が所定の
工程段において走査され、これによって得られる測定値
から、入力値に関して、少なくとも一つの制御値の最適
な値が決定され、出力される。
【0017】調節量が多数の場合は、この様式の制御
は、例えば調節量の各々に関して所定の順序で走査工程
および最適化工程が達成されるように行われる。本発明
による優れた構成により、制御装置はファジィ−システ
ムとして形成されており、このファジィ−システムによ
りこのシステム内に与えられる測定信号がファジィ化さ
れ、ファジィ理論に相応して知識ベースを所定通りに制
御した後、結合され、制御ウエイトが決定され、この結
合とこの制御ウエイトの結果が非ファジィ化されること
により、調節量が検出され、出力される。
【0018】リング精紡機の場合制御装置の最も重要な
入力値は精紡位置から精紡位置へと容易に変更可能であ
るので、本発明による方法の優れた構成にあっては、こ
れらの値は多数の或いはすべての精紡位置において測定
され、相応する精紡位置に関して検出された測定値が制
御装置に与えられる。特に、中間位置に関して、測定の
時点において紡出が行われていないか、或いは糸切れが
生じた精紡位置は除かれる。これは、例えば所定のしき
い値よりも小さい測定値が中央位置に関して援用されな
いようにすることにより行われる。
【0019】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳細に説明する。
【0020】
【実施例】図1は、一般的な詳しく図示しなかったリン
グ精紡機の−本発明による方法を理解するのに重要な−
精紡位置1の構成の概略図を示している。更に、図1は
ブロック図の様式で示した機械制御機構3の本発明にと
って重要な要素を示している。
【0021】精紡位置1は本質的に粗糸7′をドラフト
しかつ供給するためのドラフト機構5の精紡位置に帰属
する部分と、スピンドルレール9内で垂直方向の軸線を
中心にして回転可能に支承されかつ駆動されるスピンド
ル11とから成る。
【0022】フイードローラ対13により供給される糸
7は、通常の方法により、スレッドガイド15のアイと
リングレール17上に支承されているリング19′のリ
ングトラベラ19とを経て走り、スピンドル11上に装
着されたボビン21上に巻取られる。スピンドル11が
回転することにより、即ちボビン21が回転することに
より、リングレール17上で環状の軌道で案内されるリ
ングトラベラ19は糸7により帯行され、従ってボビン
21上への糸の巻掛けはスピンドルの回転、言い換えれ
ばスピンドル回転数とリングトラベラ19の回転数間の
差によって行われ、その際糸7はこれにより同時に回転
される。一定したコップ形成を達するため、リングレー
ル17は所定の運動パターンに従って垂直方向の位置
で、即ちボビン軸線方向で上下運動する。
【0023】スピンドル回転数もしくはボビン回転数が
比較的高く、またこれに伴いリングトラベラ19回転数
が高いので、スレッドガイド15とリングトラベラ19
間に存在している糸部分に対して、比較的高い遠心力が
作用する。この結果、糸が半径方向で膨らみ、従って糸
部分がボビン21の垂直軸線を中心にして回転すること
により糸バルーンが生じる。
【0024】精紡力、即ちフイードローラ対13とボビ
ン21上の糸巻体間に存在している糸部分に作用する引
っ張り力を低減するために、バルーンを形成する糸部分
の領域内に、アンチノードリング23が設けられ、この
アンチノードリングはスレッドガイド15とリングトラ
ベラ19間の一定の垂直方向の位置における糸バルーン
の直径を所定の値に限縮する。その際、バルーンの水平
方向の重心面内でのアンチノードリングの位置決め最適
な位置であることが分かった。
【0025】リング精紡機の機械の全アンチノードリン
グ23はスレッドガイド15と同様に、機械に沿って延
在している、ここに図示しなかった各々一つのレール上
に設けられている。これにより、リング精紡機の精紡ジ
オメトリー、即ち特に糸のフイードローラ対13からス
レッドガイド15のアイとアンチノードリング23とを
経てリングトラベラ19への走行が、個々の糸部分の長
さに、およびその相互の角度に関して、使用されるチュ
ーブの長さ、使用されるリングの直径、紡出される糸の
繊度および他のパラメータに調節される。
【0026】これに関して例えば、太い糸に間しては小
さい走出角度が、繊度が細かい糸に関しては大きな走出
角度が望ましい。その際、フイードローラ対13はスレ
ッドガイド15間の糸部分と垂直線とによって形成され
る角度が走出角度である。
【0027】精紡ジオメトリーを調節するには、公知の
リング精紡機にあっては、アンチノードリング23およ
びスレッドガイド15を担持しているレールが、例えば
別個のアクチュエータにより、それらの垂直方向の位置
内で調節される。即ち、例えばドイツ連邦共和国特許第
37 32 052号公報から、アンチノードリング
23とスレッドガイド15のためのレールが、玉揚げ工
程の間、所定の関数に応じて調節され、その際それぞれ
の関数は本質的にリングレール17の垂直方向で行われ
る振動運動の時間的な経過の容易に上昇する平均値と相
関関係を有している。
【0028】しかし、この関数の検出は各々の紡出毎に
別個に行われ、この場合一定のパラメータ、特にスピン
ドル回転数、糸繊度および糸種類を考慮しなければなら
ない。
【0029】本発明は、特にパラメータ『精紡力』と
『糸切れ頻度』とを精紡ジオメトリーの、従って紡出品
質の自動的な最適化のための尺度として役立つと言う認
識から出発している。
【0030】従って、図1に図示した本発明の実施例は
糸張力を検出するためのセンサ25を備えており、この
センサはフイードローラ対13とスレッドガイド15間
の糸部分に設けられている。この目的のため、このセン
サ25は例えば糸に当接するフインガ27のばね力に抗
した偏向を検出する。もちろん、このセンサの代わり
に、精紡力或いはこれと相関関係を有している値を検出
する任意のセンサをそれぞれ使用することが可能であ
る。
【0031】しかし、図1に図示したセンサ25は、付
加的に精紡力を検出するために、センサが同時に糸切れ
検知機構として作用すると言う利点を有している。その
際、フインガ25がもはや作用することなく、従ってこ
のフインガの偏向が零となった時に糸切れの検出が行わ
れる。
【0032】センサ25の出力信号29は制御ユニット
31に与えられ、この制御ユニットは別個の制御ユニッ
トとして或いは中央の機械制御機構の一部分として形成
することが可能である。
【0033】制御ユニット31はセンサ25の出力信号
29を評価し、リング精紡機の各々の機械のスレッドガ
イド15を担持しているレールの垂直方向の位置を調節
するために、上記の出力信号に依存して、アクチュエー
タ33を制御する。これにより、スレッドガイド15と
リングトラベラ19間で形成される糸バルーンの平均高
さの変更が行われる。
【0034】制御ユニット31に与えられた目的は、精
紡力が最小になるか、或いは少なくとも所定のしきい値
を越えないように、スレッドガイド15を位置決めする
ことにある。異なるパラメータに依存して許容される精
紡力は制御ユニット31に直接与えられるか、或いは制
御ユニットに例えば中央の作業データ検出ユニット(B
DE)を介して与えられる。
【0035】制御ユニット31が、垂直方向のスレッド
ガイドの位置の調節により、所定の精紡力が可能な全調
節領域内で達せられないことを確認した場合、制御ユニ
ット31は例えば不正信号35を形成し、この不正信号
により、作業員呼出しユニット37が制御される。
【0036】更に、図1に示したように、スピンドル回
転数が低減され、このようにして精紡力の低減が達せら
れるように、スピンドル駆動機構の制御機構37が制御
ユニット31により制御れるように装置が構成される。
【0037】スレッドガイド15の垂直方向の位置を制
御するための他のパラメータとして、制御ユニット31
は糸切れ頻度を評価する。しかし、この目的のため、リ
ング精紡機の全作業位置において或いは少なくとも代表
的な断面において、糸切れ検知機構を設け、この糸切れ
検知機構の信号が制御ユニット31に与えられ、次いで
この制御ユニットはこの信号から糸切れ頻度を決定す
る。
【0038】しかし、もちろん糸切れ検知機構の信号を
別個の評価ユニットに与え、次いでこのユニットが糸切
れ頻度を決定し、制御ユニット31に与えるように構成
することも可能である。
【0039】本発明による優れた構成にあっては、リン
グ精紡機の個々の作業位置1における精紡力のみなら
ず、多数の作業位置における精紡力が検出され、制御ユ
ニット31に多数のセンサ25の相応する出力信号29
が与えられる。その際、制御ユニット31は平均値を形
成することにより、糸張力を検出し,その際測定時点に
あって糸切れが生じており、精紡工程が中断している
か、或いは精紡位置が作業外に存在してるような精紡位
置は特に除外される。
【0040】これは、例えば、制御ユニット31が、値
が一定のしきい値以下であるか、或いは零に等しいよう
なセンサ信号29を考慮することなく働く。精紡力を検
出するための糸切れ検知機構とセンサが別個のセンサと
して形成されている場合、精紡力の検出は、相応する糸
切れ検知機構が糸切れを表示するか、或いは糸の不存在
を表示する精紡力センサの信号を制御ユニット31が度
外視することにより行われる。
【0041】閉じられている一つの制御ループもしくは
多数の制御ループの制御工程を構成するには、即ち制御
ユニット31内に含まれている制御装置を構成するには
色々な可能性が存在している。
【0042】最適な精紡ジオメトリーはリング精紡機の
作業の間において始めて上記の制御サークルにより達せ
られるので、差し当たり可変なパラメータ『垂直方向の
スレッドガイド位置』と『スピンドル回転数』のため
に、有効な出力値が選択される。その際、特にスレッド
ガイドの最適と思われる出発位置から出発し、スピンド
ル回転数が、十分な生産性が保証されるように選択され
る。
【0043】制御を行うための可能性は、制御ユニット
31内に存在している制御装置が、これらの出発値から
出発して、スレッドガイド15にとって許容された全調
節領域を所定の工程の進捗に従って走査し、各々の位置
において帰属している精紡力を検出し、中間で記憶す
る。次いで制御装置は、これらの測定値から、最小の精
紡力を例えば非線形回帰分析により検出し、スレッドガ
イド15が最適と認められたこの垂直方向に近接される
ように制御ユニット31の制御が行われる。
【0044】制御ユニット31が、この位置に達してい
る精紡力と許容最大精紡力に関する記憶されている値の
比較が行われた後、この値が超過していることを確認す
る場合、スピンドル回転数が所定の値だけ低減されるよ
うに、スピンドル駆動機構の制御機構39が制御ユニッ
ト13により制御される。スピンドル回転数のこの低減
の後精紡力が小さいか、或いは最大許容値に等しい場
合、制御工程は終了している。これと条件が異なる場合
は、制御ユニット31は、この条件が満たされるまで、
この制御工程を繰返す。
【0045】制御工程が連続的に或いは時間的に所定の
間隔で繰返され、従って実際にリング精紡機の全作業
中、特に玉揚げ工程の間スレッドガイド15の垂直方向
の位置とスピンドル回転数が常に最適な範囲で移動す
る。このようにして、本発明によるリング精紡機は常に
所定の十分な紡出品質を達成する傍ら最大の生産性を保
証する。
【0046】もちろん、本発明によるは、スレッドガイ
ド15の垂直方向の位置とスピンドル回転数のみが制御
回路内に一緒にとり入れられることに限られない。それ
どころか、任意の他の、精紡ジオメトリに影響を与える
パラメータ、特にアンチノードリング23の垂直方向の
位置或いはフイードローラ13のスピンドル11の垂直
軸線からの距離も一緒に考慮される。
【0047】しかし、後者の場合は機械的に著しい費用
の出費を伴う。何故なら、全ドラフト機構の水平方向の
摺動が必要となるからである。更に、もちろん付加的な
入力値、例えばリング精紡機の周域における温度と空気
湿度の測定値が制御ユニット13にもしくは相当する制
御装置に与えられる。
【0048】制御ユニット13に、即ち制御装置に入力
値が多く与えられれば与えられるほど、また精紡ジオメ
トリの最適化のために調節量が制御回路内において多く
参照されればされるほど、ますます制御装置もしくは制
御方法の構造もしくは構成が複雑になる。
【0049】極端な場合、上記のようなことは、従来の
方法による制御装置の企画を殆ど不可能にする。しか
し、従来の一つ或いは多数の制御回路の代わりに全制御
機構をファジィ−制御により形成すると言う可能性が上
記のような状態の打開の道を提供する。
【0050】この近年多種多様な適用をみているこの制
御方法は、結合される制御装置の入力値と出力値との結
合間の公知の関数的な依存性の代わりに、これらの値を
精紡の専門家のエキスパートとしての知識で形式を整え
られる、記憶された制御により結合することを可能にす
る。
【0051】この目的のため、制御装置の物理的な入力
値と出力値が、いわゆる言語による変数で記載され、こ
の変数の可能な値は数ではなく、言語概念であり、あい
まいな量で現示される。言語による変数のこのタームは
帰属関数により記載され、この帰属関数は相当する物理
的な変数の所定の物理的な値領域を帰属性に写像し、こ
の帰属性は0と1の間の値領域を有している。この工程
がファジィ化と称される。
【0052】ファジィ−システムもしくはファジィ−制
御のすべての入力値がファジィ化されることによって言
語的に解釈された後、次の処置としていわゆるファジィ
−推論、即ちプロセススチエーションが記載され、この
プロセススチエーションに対して反応が行われなければ
ならない。このスチエーションに対する反応が記載され
なければならない。これは、ファジィ−推論によって計
算される『If−Then』−制御の制御モデルを使用
して行われる。その際、『If』部は規則が妥当するス
チエーションを表し、『Then』部がこのスチエーシ
ョンに対して反応する。
【0053】ファジィ−推論は二つの要素、即ち一方で
は集合、即ち制御の『If』部の計算と、他方では合
成、即ち制御の『Then』部の計算とから成る。この
ファジィ−推論を行うことにより、決定されるべき調節
量のための結果もしくは決定されるべき調節量が一つ或
いは多数の言語による変数の値として確認される。
【0054】技術的な値におけるこの言語による変数の
値の変換を『非ファジィ化』と称している。図2は、入
力値『精紡力』と『糸切れ頻度』並びに出力値『スピン
ドル回転数』と『スレッドガイド位置』(FF−位置)
による制御ユニット31のための一般的な制御装置の概
略ブロック図を示している。
【0055】図3と図4は、ファジィ−制御装置として
形成された図2による制御装置のための言語による入力
変数『精紡力』と『糸切れ頻度』の個々のタームの選択
された帰属関数を示している。この際、言語による変数
『精紡力』はターム『小さい』、『中程度である』およ
び『大きい』によって表され、その帰属関数は参照記号
41,43と45で示されている。同様な方法で、言語
による変数『糸切れ頻度』のターム『小さい』、『中程
度である』、『大きい』および『極めて大きい』の帰属
関数は47,49,51と53で示されている。
【0056】ここでこれらの帰属関数によりファジィ化
が行われる。これに関連して、例として、図3と図4
に、精紡力(「cN」で表した)並びに糸切れ頻度
(「1/1000スピンドル・h」で表した)のための
それぞれ一つの値を記入した。
【0057】図3と図4から明瞭であるように、22c
Nの精紡力と44(1/1000スピンドル・h)の糸
切れ頻度は言語による入力変数『精紡力』と『糸切れ頻
度』の以下の帰属関数によって特徴ずけられる。
【0058】
【表1】 以下の表2には、ここで行われるファジィ−推論のため
の『If−Then』−制御のプロジエクトを示した。
【0059】
【表2】 その際、表2に示した制御にあって、言語による変数
『精紡力』と『糸切れ頻度』と結合はファジィ論理演算
『アンド(und 論理積・論理和) 』によって行われる。
これに関して、例えば『論理積・論理演算(Minimum-Ope
rator)』が使用される。即ち、結合された変数μAAB
帰属性は個々の帰属性μA もしくはμB から、以下の関
係式 μAAB =min(μA , μB ) (式中AとB はそれぞれ任意の言語による入力変数(メ
ンバシップ関数)を意味する。)に基づいて得られる。
【0060】更に、表2に示した実施例にあっては、制
御の『If』−部分が言語による入力『FF−行程』に
も、変数『スピンドル−回転数』にも適用可能であるこ
とを基礎としている。即ち、表2の各々の行は二つの制
御、即ち一つは『FF−行程』のための、もう一つは
『スピンドル−回転数』のための制御である。
【0061】表2に示した制御が上記の22cNの精紡
力と44(1/1000スピンドル・h)の糸切れ頻度
のファジィ化に適用された場合、集合の以下の表3に示
した結果が得られる。
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】 この際、仮の集合の結果は、当該『If−Then』−
条件の『If』部のそれぞれ低次の帰属性を選択するこ
とにより得られる。結果、即ち制御ウエイトを推論され
た結果は、このようにして検出された帰属度とそれぞれ
の制御ウエイト(Regelgewicht)との乗法によって得られ
る。
【0064】ここで行われるべき合成は、言語による入
力変数の各々のタームに、表2による制御に相応して、
表3による集合の結果を考慮して、帰属度を帰属させる
ようにして行われる。それぞれ多数の制御が同じ帰結を
有しているので、合成は、それぞれ同じ帰結を有する全
制御の最大帰属度が選択されるように行われる。この簡
単な合成方法により以下のような結果が得られる。
【0065】
【表5】 ファジィ−推論のこの結果により、言語による入力『F
F−行程』および変数『スピンドル−回転数』のターム
に関する図5および図6に示した帰属関数を基に非ファ
ジィ化が行われる。極めて簡単な非ファジィ化法の一つ
として、例えば『センター・オブ・マキシマム方法が適
用され、この方法により先ず言語による変数の各々のタ
ームのために『最も典型的な』値が検出される。図5お
よび図6に示した帰属関数にあっては、この値はそれぞ
れ、帰属関数の最大値が存在している位置において達せ
られる。
【0066】次いで、第二の行程において『最大の譲歩
(Kompromiss)』が以下のようにして決定される。典型的
な値の場所において、このタームのその都度の帰属度の
大きさでの『制御ウエイト』(ファジィ−推論の結果)
が印加され、想定される下方に存在している先鋭部(Kei
l)を摺動させることにより、制御ウエイトのバランスを
保つ点を見い出すように試みる。
【0067】この方法は図5と図6に示した。その際、
物理的な変数『FF−行程』にとって58,1mmの値
および物理的な変数『スピンドル回転数』のために30
0min−1 の値が得られる。
【0068】この際、物理的な変数『スピンドル回転
数』もしくは言語による変数には、厳しく採って回転数
変更の意味が与えられる。即ち、この実施例にあって
は、その時点でのスピンドル回転数は300min−1
の値だけ増大されなければならない。
【0069】上記実施例によって説明した制御工程は、
特に比較的短い時間間隔で繰返される。これにより、パ
ラメータが相対的に迅速に変化した場合でも、精紡ジオ
メトリーが常に最適な構成を示すことが保証される。
【0070】もちろん、本発明はファジィ−制御による
上記のおよび図示した実施例、特にファジィ−推論並び
に非ファジィ化の図示された簡単な帰属関数および上記
の方法に限定されない。
【0071】
【発明の効果】本発明による方法およびリング精紡機に
より、所定の量の或いは最大の生産性が達せられる以外
に、紡出された糸の最良の品質が達せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】精紡機の作業位置の、本発明を理解するのに重
要な部分の概略図である。
【図2】図1における制御ユニットの制御装置の概略ブ
ロック図である。
【図3】図1と図2によるファジィ−制御装置として形
成された制御装置の言語による変数『精紡力』の個々の
ターム帰属度を示す図である。
【図4】ファジィ−制御装置として形成された制御装置
の言語による変数『糸切れ頻度』の個々のターム帰属度
を示す図である。
【図5】図3による入力変数を有するファジィ−制御装
置の言語による変数『FF−行程』の個々のタームの帰
属度を示す図である。
【図6】図3による入力変数を有するファジィ−制御装
置の言語による変数と『スピンドル回転数』の個々のタ
ームの帰属度を示す図である。
【符号の説明】
1 精紡位置 2 3 制御機構 7 糸 7′ 粗糸 9 スピンドルレール 11 スピンドル 12 ボビン 13 フイードローラ対 15 スレッドガイド 17 リングレール 19 リングトラベラ 19′ リング 21 ボビン 23 アンチノードリング 25 センサ 29 センサ信号 31 制御ユニット 35 不正信号 37 作業員呼出しユニット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 リング精紡機の精紡ジオメトリを最適
    化する方法において、 a)精紡力或いはこの精紡力と相関関係にある値を測定
    しおよび/または糸切れ頻度を検出すること、 b)この測定値を制御装置に入力値として与えること、 および c)制御装置を調節量としての入力値に依存して、リン
    グ精紡機の精紡ジオメトリに影響する要素の少なくとも
    一つのアクチュエータ(33)を所定の調節範囲内にお
    いて、 c1)糸切れ頻度が所定の値を超過しないか或いは最小
    であるか、および/または c2)精紡力或いは糸張力が所定の値を超過しないか或
    いは最小であるように、制御することを特徴とするリン
    グ精紡機の精紡ジオメトリを最適化する方法。
  2. 【請求項02】 制御装置により付加的に所定の調節領
    域内においてスピンドル回転数を、糸切れ頻度および/
    または精紡力或いは糸張力が所定の値を超過しないか或
    いは最小であるように選択することを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項03】 制御装置により、制御目的が所定の調
    節領域をもって達し得ない場合、不正信号を発生させる
    ことを特徴とする請求項1或いは2に記載の方法。
  4. 【請求項04】 スレッドガイド(15)の垂直方向の
    位置を調節量として制御装置により制御することを特徴
    とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の方
    法。
  5. 【請求項05】 アンチノードリング(23)の垂直方
    向の位置を調節量として制御装置により制御することを
    特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の
    方法。
  6. 【請求項06】 リングトラベラ(19)とスピンドル
    (11)の垂直方向の位置を調節量として制御装置によ
    り制御することを特徴とする請求項1から5までのいず
    れか一つに記載の方法。
  7. 【請求項07】 ドラフト機構とスピンドル間の水平方
    向の間隔を調節量として制御装置により制御することを
    特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の
    方法。
  8. 【請求項08】 制御装置にリング精紡機の周辺条件を
    特徴づけるパラメータの測定値、例えば温度および/ま
    たは空気湿度の測定値を与えることを特徴とする請求項
    1から7までのいずれか一つに記載の方法。
  9. 【請求項09】 制御装置により制御工程を所定の時間
    的な間隔で行うことを特徴とする請求項1から8までの
    いずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 制御装置により少なくとも一つの調節
    量の全調節領域或いは調節領域の一部分を所定の工程に
    おいて走査し、この走査と関連した入力値の測定値から
    少なくとも一つの調節量の最適な値を決定し、形成する
    ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか一つに
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 調節量が多数の場合は、これらの調節
    量のための最適な値を、それぞれの調節量に関する、所
    定の順序で順次行われる走査工程および最適化工程によ
    り検出することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 制御装置をファジィ−システムとして
    形成し、このファジィ−システム内で測定信号をファジ
    ィ化し、知識ベースの所定の制御による結合し、ウエイ
    トを決定し、調節量を、この結合或いは制御ウエイトの
    非ファジィ化により検出することを特徴とする請求項1
    から9までのいずれか一つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 精紡力或いはこの精紡力と相関関係に
    ある値をリング精紡機の多数の或いはすべての精紡位置
    において測定し、総計値として或いは検出値として制御
    装置に与えることを特徴とする請求項1から12までの
    いずれか一つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 所定のしきい値よりも小さな測定値は
    考慮せずにそのままとすることを特徴とする請求項13
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 リング精紡機の精紡ジオメトリを最適
    化を実施するためのリング精紡機において、精紡ジオメ
    トリを最適化するために制御機構がファジィ制御機構と
    して形成されていることを特徴とするリング精紡機。
JP7011023A 1994-01-28 1995-01-26 リング精紡機の精紡ジオメトリを最適化するための方法およびこの方法を実施するためのリング精紡機 Withdrawn JPH07292531A (ja)

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