JPH0729301B2 - 成形型及びその製造方法 - Google Patents
成形型及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0729301B2 JPH0729301B2 JP6509987A JP6509987A JPH0729301B2 JP H0729301 B2 JPH0729301 B2 JP H0729301B2 JP 6509987 A JP6509987 A JP 6509987A JP 6509987 A JP6509987 A JP 6509987A JP H0729301 B2 JPH0729301 B2 JP H0729301B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- metal
- porous body
- surface layer
- layer portion
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表層部と裏打ち補強部からなる成形型に、及び
そのような成形型の製造方法に関するものである。
そのような成形型の製造方法に関するものである。
射出成形やプレス成形等によつてプラスチツク製品を製
造するための成形型として、表層部と裏打ち補強部とで
構成された成形型が知られている。
造するための成形型として、表層部と裏打ち補強部とで
構成された成形型が知られている。
この種の型の製造方法を説明すると、一般的には第4図
に示すように、離型処理した母型11に電気メツキ又は溶
射によつて金属コーテイング層でなる表層部2を形成さ
せ、その上からアルミニウム粒等の骨材が混入されたエ
ポキシ樹脂等でなる複合材、又はセメント等の非金属
材、或は金属材料などを注入、固化させて裏打ちする。
次いで母型11を脱型することにより、金属表層部2及び
裏打ち補強部12とでなる成形型1が得られる。
に示すように、離型処理した母型11に電気メツキ又は溶
射によつて金属コーテイング層でなる表層部2を形成さ
せ、その上からアルミニウム粒等の骨材が混入されたエ
ポキシ樹脂等でなる複合材、又はセメント等の非金属
材、或は金属材料などを注入、固化させて裏打ちする。
次いで母型11を脱型することにより、金属表層部2及び
裏打ち補強部12とでなる成形型1が得られる。
なお上記のように成形面にメツキ層を形成させるいわゆ
る電鋳法による型の製造方法も、また裏打ち補強部母相
(マトリクス)の収縮化を低減するためにそこに骨材を
入れることも公知技術であり、その応用例は例えば特開
昭60−54819号、特開昭61−63413号に開示されている。
る電鋳法による型の製造方法も、また裏打ち補強部母相
(マトリクス)の収縮化を低減するためにそこに骨材を
入れることも公知技術であり、その応用例は例えば特開
昭60−54819号、特開昭61−63413号に開示されている。
上記のようにして得られた成形型は、一般の成形型に較
べ、削り加工、仕上加工が不要となり、製品形状が大型
化あるいは複雑化するほど造型コストの低減効果が大き
くなるという利点を有している。
べ、削り加工、仕上加工が不要となり、製品形状が大型
化あるいは複雑化するほど造型コストの低減効果が大き
くなるという利点を有している。
しかしながら上記従来の成形型や成形型の製造方法には
以下のような問題があつた。
以下のような問題があつた。
まず、裏打ち材料が樹脂系の複合材や非金属材料の場合
には、裏打ち工程において高価な設備が不要で作業も簡
便であるという利点がさらに有るが、裏打ち部の耐圧強
度が低いという欠点がある。これはアルミニウム粒等の
骨材は型収縮化を低減させる効果はあつても、圧縮強度
の向上に付与していないことを意味するもので、その理
由は骨材が互に接することなく、マトリクス材中に離れ
離れに分散しているからである。
には、裏打ち工程において高価な設備が不要で作業も簡
便であるという利点がさらに有るが、裏打ち部の耐圧強
度が低いという欠点がある。これはアルミニウム粒等の
骨材は型収縮化を低減させる効果はあつても、圧縮強度
の向上に付与していないことを意味するもので、その理
由は骨材が互に接することなく、マトリクス材中に離れ
離れに分散しているからである。
一方、裏打ち材料として金属を用いた場合には裏打ち部
の耐圧強度は十充であるが、裏打ち工程で、金属溶解設
備等高価な設備が必要となり、作業も煩雑であるという
欠点がある。
の耐圧強度は十充であるが、裏打ち工程で、金属溶解設
備等高価な設備が必要となり、作業も煩雑であるという
欠点がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
高価な設備を要することなく簡単な作業で造型すること
のできる耐圧強度に優れた成形型を提供することを目的
とする。
高価な設備を要することなく簡単な作業で造型すること
のできる耐圧強度に優れた成形型を提供することを目的
とする。
上記目的を達成することのできる本発明の成形型は金属
表層部と裏打ち補強部から成る成形型であつて、該裏打
ち補強部が金属コーテイングされた多孔体でできている
ことを特徴とする。
表層部と裏打ち補強部から成る成形型であつて、該裏打
ち補強部が金属コーテイングされた多孔体でできている
ことを特徴とする。
また上記のような成形型を製造するための本発明の成形
型の製造方法は、母型表面に金属をコーテイングして成
形型の金属表層部を形成させた後、該表層部に多孔体を
装着してそこに金属をコーテイングし、上記表層部と多
孔体を一体化させた後、母型の脱型を行なうことを特徴
とする。
型の製造方法は、母型表面に金属をコーテイングして成
形型の金属表層部を形成させた後、該表層部に多孔体を
装着してそこに金属をコーテイングし、上記表層部と多
孔体を一体化させた後、母型の脱型を行なうことを特徴
とする。
ここでいう多孔体とは、ほぼ均一に孔が分布し且つそれ
らが連通孔となつている部材であつて、例えば発泡成形
された又は組立てられたプラスチツク製多孔体、粗目の
繊維織編物、海線体、多孔性カーボン、軽石等が挙げら
れる。好ましくは可撓性多孔体がよく、この可撓性は金
属表層部が曲面を有していても、その全面に多孔体を添
わせるのに利便性を発揮する。なお金属表層部が平面で
あれば可撓性は無くともよく、場合によつては可撓性多
孔体と非可撓性多孔体を併用してもよい。
らが連通孔となつている部材であつて、例えば発泡成形
された又は組立てられたプラスチツク製多孔体、粗目の
繊維織編物、海線体、多孔性カーボン、軽石等が挙げら
れる。好ましくは可撓性多孔体がよく、この可撓性は金
属表層部が曲面を有していても、その全面に多孔体を添
わせるのに利便性を発揮する。なお金属表層部が平面で
あれば可撓性は無くともよく、場合によつては可撓性多
孔体と非可撓性多孔体を併用してもよい。
金属表層部の形成は、常法により離型処理された母型
に、メツキ法、蒸着法、溶射法等によつて例えばNi,Cr,
Co,Zn等の金属コーテイングを施すことにより行なうこ
とができるが、大掛りな設備を要さず操作も簡便なメツ
キ法、特には電解メツキ法によるのが有利である。
に、メツキ法、蒸着法、溶射法等によつて例えばNi,Cr,
Co,Zn等の金属コーテイングを施すことにより行なうこ
とができるが、大掛りな設備を要さず操作も簡便なメツ
キ法、特には電解メツキ法によるのが有利である。
一方、金属表層部に装着した多孔体への金属コーテイン
グは、該多孔体が導電性のある又は化学的に導電性を付
与したプラスチツク等でなるものは電解メツキでもよい
が、一般的には非導性物質にも容易にメツキすることの
できるNi,Cr,Cu等の無電解メツキによるのが好ましい。
グは、該多孔体が導電性のある又は化学的に導電性を付
与したプラスチツク等でなるものは電解メツキでもよい
が、一般的には非導性物質にも容易にメツキすることの
できるNi,Cr,Cu等の無電解メツキによるのが好ましい。
金属表層部に装着した多孔体に金属コーテイングを施す
と、該多孔体はメツキ金属によつて上記金属表層部に固
着される。一方孔表面にも硬質メツキ層が形成されるた
め多孔体の剛性が格段に向上する。従つて金属コーテイ
ング多孔体で裏打ちされた成形型は優れた耐圧強度を示
す。なお金属コーテイング多孔体に存在する空隙孔に、
石コウ、セメント、樹脂等の非金属材料又は低融点(例
えば錫の融点241℃より低い融点)金属材料を注入、固
化させて耐圧強度を更に高めることも可能である。
と、該多孔体はメツキ金属によつて上記金属表層部に固
着される。一方孔表面にも硬質メツキ層が形成されるた
め多孔体の剛性が格段に向上する。従つて金属コーテイ
ング多孔体で裏打ちされた成形型は優れた耐圧強度を示
す。なお金属コーテイング多孔体に存在する空隙孔に、
石コウ、セメント、樹脂等の非金属材料又は低融点(例
えば錫の融点241℃より低い融点)金属材料を注入、固
化させて耐圧強度を更に高めることも可能である。
以下に本発明の実施例を図面を用いて説明するが、これ
により本発明は何ら限定されるものではない。
により本発明は何ら限定されるものではない。
実施例1 第1図は本実施例の成形型の製造工程図であり、該図の
(I)→(II)→(III)→(IV)の順に従つてその製
造方法を説明する。
(I)→(II)→(III)→(IV)の順に従つてその製
造方法を説明する。
まず第I工程として、従来と同様にして母型に金属コー
テイング処理を施し成形型の金属表層部2を形成させ
る。即ち離型処理した母型11の表面に電気メツキ法でニ
ツケルコーテイング層を形成させた後、電気メツキ槽か
ら取り出して適宜方法で洗浄する。
テイング処理を施し成形型の金属表層部2を形成させ
る。即ち離型処理した母型11の表面に電気メツキ法でニ
ツケルコーテイング層を形成させた後、電気メツキ槽か
ら取り出して適宜方法で洗浄する。
第II工程として、メツキ金属を被着しやすくするように
前処理された軟質プラスチツク製多孔体3(連通孔を有
する網目構造体)を表層部2に密着させて装着する。な
お上記前処理は常法に従いエツチングによりそのプラス
チツク表面を粗化した後、センシタイジング(触媒付
与)液および活性化液に順次浸漬して多孔体3表面にPd
を析出させることにより行なう。
前処理された軟質プラスチツク製多孔体3(連通孔を有
する網目構造体)を表層部2に密着させて装着する。な
お上記前処理は常法に従いエツチングによりそのプラス
チツク表面を粗化した後、センシタイジング(触媒付
与)液および活性化液に順次浸漬して多孔体3表面にPd
を析出させることにより行なう。
第III工程では、表層部2に装着したプラスチツク製多
孔体3に無電解ニツケルめつきを施す。メツキ浴組成と
して例えば1当りおよそNiSO4・7H2O20g、NaH2PO210
g、HCOONa5gクエン酸Na5gを含んで成る液を用い、適当
なメツキ膜厚が得られたところで被処理物をメツキ槽か
ら取り出して洗浄する。
孔体3に無電解ニツケルめつきを施す。メツキ浴組成と
して例えば1当りおよそNiSO4・7H2O20g、NaH2PO210
g、HCOONa5gクエン酸Na5gを含んで成る液を用い、適当
なメツキ膜厚が得られたところで被処理物をメツキ槽か
ら取り出して洗浄する。
第IV工程として、母型11と金属表層部2を引離して脱型
することにより、金属表層部2とプラスチツク製多孔体
3をニツケルメツキ層4によつて一体化した成形型1
(上型)が得られる。
することにより、金属表層部2とプラスチツク製多孔体
3をニツケルメツキ層4によつて一体化した成形型1
(上型)が得られる。
同様にして下型を製造し、上記上型1と組み合わせて一
対の成形型となるが、該成形型は優れた耐圧強度を示
す。
対の成形型となるが、該成形型は優れた耐圧強度を示
す。
実施例2 第2図は他の実施例の成形型1(上型)を模式的に示す
断面図である。該成形型1は実施例1の第I〜IV工程に
従つて製造された成形型に更に第V工程としてニツケル
メツキされた多孔体の空隙部にエポキシ樹脂5を注入固
化させて得られたものである。該成形型は実施例1の成
形型よりも更に高い耐圧強度を示す。
断面図である。該成形型1は実施例1の第I〜IV工程に
従つて製造された成形型に更に第V工程としてニツケル
メツキされた多孔体の空隙部にエポキシ樹脂5を注入固
化させて得られたものである。該成形型は実施例1の成
形型よりも更に高い耐圧強度を示す。
実施例3 実施例1の第II工程において装着する多孔体の中にパイ
プを埋設する以外は実施例1と同様にして成形型を製造
する。なお下型の製造には押出ピン孔を転写できる母型
を用いる。こうして得られた成形型も優れた耐圧強度を
有するが、更に高い成形圧下で使用される場合、第3図
に示すようにオモ型9,10の中に上型1、下型8を其れ其
れ嵌装して使用する。該図中、6は温調水を通すための
パイプ、7は押出しピン孔である。
プを埋設する以外は実施例1と同様にして成形型を製造
する。なお下型の製造には押出ピン孔を転写できる母型
を用いる。こうして得られた成形型も優れた耐圧強度を
有するが、更に高い成形圧下で使用される場合、第3図
に示すようにオモ型9,10の中に上型1、下型8を其れ其
れ嵌装して使用する。該図中、6は温調水を通すための
パイプ、7は押出しピン孔である。
本発明によれば、表層を裏打ち補強して製造される成形
型において、高融点金属マトリクス材を用いずとも、硝
り加工や仕上加工を要して製造される一般の成形型に匹
適する程の耐圧強度に優れた成形型を提供できるように
なつた。
型において、高融点金属マトリクス材を用いずとも、硝
り加工や仕上加工を要して製造される一般の成形型に匹
適する程の耐圧強度に優れた成形型を提供できるように
なつた。
即ち、高価な金属溶解設備や繁雑な作業、或は特殊な切
削設備や高度の仕上げ技能を不要にすることができ、精
度、耐久性の良い成形型を低廉なコストで生産性よく提
供できるという効果を奏する。
削設備や高度の仕上げ技能を不要にすることができ、精
度、耐久性の良い成形型を低廉なコストで生産性よく提
供できるという効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例の成形型の製造方法を示す工
程図、 第2図は他の実施例の成形型を模式的に示す断面図、 第3図は更に別の実施例の成形型の使用態様を示す説明
図、 第4図は従来の一例の成形型の製造方法を示す工程図で
ある。 図中、 1……成形型(上型) 2……金属表層部、3……多孔体 4……ニツケルメツキ層 5……樹脂、8……成形型(下型) 11……母型、12……裏打ち補強部
程図、 第2図は他の実施例の成形型を模式的に示す断面図、 第3図は更に別の実施例の成形型の使用態様を示す説明
図、 第4図は従来の一例の成形型の製造方法を示す工程図で
ある。 図中、 1……成形型(上型) 2……金属表層部、3……多孔体 4……ニツケルメツキ層 5……樹脂、8……成形型(下型) 11……母型、12……裏打ち補強部
Claims (2)
- 【請求項1】金属表層部と裏打ち補強部から成る成形型
であつて、該裏打ち補強部が金属コーテイングされた多
孔体でできていることを特徴とする成形型。 - 【請求項2】母型表面に金属をコーテイングして成形型
の金属表層部を形成させた後、該表層部に多孔体を装着
してそこに金属をコーテイングし、上記表層部と多孔体
を一体化させた後、母型の脱型を行なうことを特徴とす
る成形型の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6509987A JPH0729301B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 成形型及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6509987A JPH0729301B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 成形型及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63230309A JPS63230309A (ja) | 1988-09-26 |
| JPH0729301B2 true JPH0729301B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=13277125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6509987A Expired - Lifetime JPH0729301B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 成形型及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729301B2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-19 JP JP6509987A patent/JPH0729301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63230309A (ja) | 1988-09-26 |
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