JPH07293217A - 内燃機関の減圧機構用駆動部材およびそれを用いた減圧機構 - Google Patents
内燃機関の減圧機構用駆動部材およびそれを用いた減圧機構Info
- Publication number
- JPH07293217A JPH07293217A JP6112006A JP11200694A JPH07293217A JP H07293217 A JPH07293217 A JP H07293217A JP 6112006 A JP6112006 A JP 6112006A JP 11200694 A JP11200694 A JP 11200694A JP H07293217 A JPH07293217 A JP H07293217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam shaft
- main body
- cam
- valve
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で製造コストを低減することがで
きるデコンプウエイトおよびそれを用いた内燃機関の減
圧機構を提供する。 【構成】 カム(65)を回転させるカム軸(64)の
側部に延在するとともにカム軸(64)と略直交して配
置される本体(71)を有し、本体(71)に、カム軸
(64)に支持されることにより本体(71)をカム軸
(64)と略直交する平面上で移動自在とする支持部
(72)を設け、本体(71)に、そのカム軸(64)
から突出した一端部が間接または直接にバルブ(58
a)を駆動する押圧部(74)を設けた減圧機構用の駆
動部材において、本体(71)の縁部に、本体(71)
と一体とされるとともにカム軸(64)方向へ突出する
ウエイト部(75,76)を設けた。
きるデコンプウエイトおよびそれを用いた内燃機関の減
圧機構を提供する。 【構成】 カム(65)を回転させるカム軸(64)の
側部に延在するとともにカム軸(64)と略直交して配
置される本体(71)を有し、本体(71)に、カム軸
(64)に支持されることにより本体(71)をカム軸
(64)と略直交する平面上で移動自在とする支持部
(72)を設け、本体(71)に、そのカム軸(64)
から突出した一端部が間接または直接にバルブ(58
a)を駆動する押圧部(74)を設けた減圧機構用の駆
動部材において、本体(71)の縁部に、本体(71)
と一体とされるとともにカム軸(64)方向へ突出する
ウエイト部(75,76)を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば4サイクルエ
ンジンなどの内燃機関の燃焼室の圧力を、エンジン始動
時に減圧するための内燃機関の減圧機構およびその駆動
部材に関する。
ンジンなどの内燃機関の燃焼室の圧力を、エンジン始動
時に減圧するための内燃機関の減圧機構およびその駆動
部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばポータブル発電機に搭載された4
サイクルエンジンは、手動で始動させるように構成され
ている。このような4サイクルエンジンは、始動時の燃
焼室の圧縮の際にバルブを僅かに開ける状態をつくるこ
とにより、燃焼室の圧力を減圧して軽い力で始動するこ
とができるようにする減圧機構が設けられている。その
ような減圧機構の例としては、クランクシャフトの回転
に連動するカムの側部に、カム山の反対側に位置するピ
ン(デコンプレッションピン)を出没自在に挿入したも
のが知られている。そのような減圧機構では、エンジン
の始動時にカムの基礎円を構成する面からピンを突出さ
せることにより、燃焼室が圧縮される際にピンでバルブ
を駆動し、これにより、バルブを僅かに開けるようにな
っている。このような減圧動作は、エンジンの始動時に
のみ必要であるため、エンジンの回転数が所定値に達し
たらピンを引っ込めて、バルブが完全に閉塞するように
している。
サイクルエンジンは、手動で始動させるように構成され
ている。このような4サイクルエンジンは、始動時の燃
焼室の圧縮の際にバルブを僅かに開ける状態をつくるこ
とにより、燃焼室の圧力を減圧して軽い力で始動するこ
とができるようにする減圧機構が設けられている。その
ような減圧機構の例としては、クランクシャフトの回転
に連動するカムの側部に、カム山の反対側に位置するピ
ン(デコンプレッションピン)を出没自在に挿入したも
のが知られている。そのような減圧機構では、エンジン
の始動時にカムの基礎円を構成する面からピンを突出さ
せることにより、燃焼室が圧縮される際にピンでバルブ
を駆動し、これにより、バルブを僅かに開けるようにな
っている。このような減圧動作は、エンジンの始動時に
のみ必要であるため、エンジンの回転数が所定値に達し
たらピンを引っ込めて、バルブが完全に閉塞するように
している。
【0003】図18は上記のようなピンを駆動するデコ
ンプウエイトの一例を示す図である。図に示すように、
デコンプウエイト1は、略半リング状をなす金属製の板
材であり、その一端部には、カム軸のギヤに回転自在に
取り付けるための孔2が形成されている。また、デコン
プウエイト1の中央部にはウエイト3が溶接されてい
る。このデコンプウエイト1は、カム軸のほぼ半周を取
り囲むように配置されるとともに、バネでカム軸側へ付
勢されることにより、カム軸に摺動自在に挿入されたピ
ンの一端部を押圧して他端部をカム軸から突出させるよ
うになっている。
ンプウエイトの一例を示す図である。図に示すように、
デコンプウエイト1は、略半リング状をなす金属製の板
材であり、その一端部には、カム軸のギヤに回転自在に
取り付けるための孔2が形成されている。また、デコン
プウエイト1の中央部にはウエイト3が溶接されてい
る。このデコンプウエイト1は、カム軸のほぼ半周を取
り囲むように配置されるとともに、バネでカム軸側へ付
勢されることにより、カム軸に摺動自在に挿入されたピ
ンの一端部を押圧して他端部をカム軸から突出させるよ
うになっている。
【0004】そして、エンジンが始動してカム軸の回転
数が上昇すると、デコンプウエイトは遠心力によって孔
2を中心に回動し、ピンがバルブを駆動しないようにな
る。したがって、閉塞タイミングにおいてバルブは完全
に閉塞し、通常のバルブ動作がなされる。
数が上昇すると、デコンプウエイトは遠心力によって孔
2を中心に回動し、ピンがバルブを駆動しないようにな
る。したがって、閉塞タイミングにおいてバルブは完全
に閉塞し、通常のバルブ動作がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のデコンプウエイトは、その重量を得るためにウエイ
トを溶接して構成されているから、製造工程が複雑とな
るとともに製造コストが割高になるという欠点を有して
いた。
成のデコンプウエイトは、その重量を得るためにウエイ
トを溶接して構成されているから、製造工程が複雑とな
るとともに製造コストが割高になるという欠点を有して
いた。
【0006】この発明は、上記欠点を解消するためにな
されたもので、製造が容易で製造コストを低減すること
ができるデコンプウエイトおよびそれを用いた内燃機関
の減圧機構を提供することを目的としている。
されたもので、製造が容易で製造コストを低減すること
ができるデコンプウエイトおよびそれを用いた内燃機関
の減圧機構を提供することを目的としている。
【0007】請求項1に記載の減圧機構用駆動部材は、
カムを回転させるカム軸の側部に延在するとともに上記
カム軸と略直交して配置される本体を有し、上記本体
に、上記カム軸に支持されることにより上記本体を上記
カム軸と略直交する平面上で移動自在とする支持部を設
け、上記本体に、そのカム軸から突出した一端部が間接
または直接にバルブを駆動する押圧部を設けた減圧機構
用の駆動部材において、上記本体の縁部に、同本体と一
体とされるとともにほぼ上記カム軸方向へ突出するウエ
イト部を設けたことを特徴としている。
カムを回転させるカム軸の側部に延在するとともに上記
カム軸と略直交して配置される本体を有し、上記本体
に、上記カム軸に支持されることにより上記本体を上記
カム軸と略直交する平面上で移動自在とする支持部を設
け、上記本体に、そのカム軸から突出した一端部が間接
または直接にバルブを駆動する押圧部を設けた減圧機構
用の駆動部材において、上記本体の縁部に、同本体と一
体とされるとともにほぼ上記カム軸方向へ突出するウエ
イト部を設けたことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の減圧機構用駆動部材は、
前記本体を金属の板状体とし、前記ウエイト部を、上記
本体の縁部を屈曲成形して構成したことを特徴としてい
る。
前記本体を金属の板状体とし、前記ウエイト部を、上記
本体の縁部を屈曲成形して構成したことを特徴としてい
る。
【0009】請求項3に記載の内燃機関の減圧機構は、
バルブを駆動するカム機構と、このカム機構のカム軸に
同カム軸と直交する平面上で移動自在に支持され、上記
カム機構の基礎円を構成する面に対して一端部が突出す
ることにより、上記バルブの閉塞タイミングに上記バル
ブを間接または直接に支持して同バルブをわずかに開け
る駆動部材とを備え、上記駆動部材は、弾性部材により
上記他端部が上記バルブを駆動する側へ移動されるよう
に付勢されるとともに、上記カム軸が回転することによ
り遠心力で上記弾性部材の付勢力に抗して上記バルブを
駆動する方向と反対方向へ移動させられ、これにより上
記駆動部材の上記バルブを駆動する力が小さくなるよう
に構成された内燃機関の減圧機構において、上記駆動部
材を、上記カム軸の周囲に沿って延在するとともにその
平坦部が上記カム軸と略直交する板状体に形成し、か
つ、上記板状体の縁部に、同板状体と一体とされるとと
もにほぼ上記カム軸方向へ突出するウエイト部を設けた
ことを特徴としている。
バルブを駆動するカム機構と、このカム機構のカム軸に
同カム軸と直交する平面上で移動自在に支持され、上記
カム機構の基礎円を構成する面に対して一端部が突出す
ることにより、上記バルブの閉塞タイミングに上記バル
ブを間接または直接に支持して同バルブをわずかに開け
る駆動部材とを備え、上記駆動部材は、弾性部材により
上記他端部が上記バルブを駆動する側へ移動されるよう
に付勢されるとともに、上記カム軸が回転することによ
り遠心力で上記弾性部材の付勢力に抗して上記バルブを
駆動する方向と反対方向へ移動させられ、これにより上
記駆動部材の上記バルブを駆動する力が小さくなるよう
に構成された内燃機関の減圧機構において、上記駆動部
材を、上記カム軸の周囲に沿って延在するとともにその
平坦部が上記カム軸と略直交する板状体に形成し、か
つ、上記板状体の縁部に、同板状体と一体とされるとと
もにほぼ上記カム軸方向へ突出するウエイト部を設けた
ことを特徴としている。
【0010】請求項4に記載の内燃機関の減圧機構は、
前記ウエイト部を、金属製の前記板状体の縁部を屈曲成
形して構成したことを特徴としている。
前記ウエイト部を、金属製の前記板状体の縁部を屈曲成
形して構成したことを特徴としている。
【0011】請求項5に記載の内燃機関の減圧機構は、
前記駆動部材を、回転させられたときに前記内燃機関の
潤滑油に間欠的に浸漬される事により、上記潤滑油を飛
散させるように配置したことを特徴としている。
前記駆動部材を、回転させられたときに前記内燃機関の
潤滑油に間欠的に浸漬される事により、上記潤滑油を飛
散させるように配置したことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の減圧機構用駆動部材にあっては、本
体の縁部にこれと一体のウエイト部を設けているから、
鋳造や板金成形で容易に製造することができる。したが
って、従来のような溶接を必要とすることがなく、製造
が容易でコストを低減することができる。さらに、溶接
で製造する場合と比べて駆動部材の重量の製造誤差が極
めて少ないため、品質管理のための労力を大幅に低減す
ることができる。
体の縁部にこれと一体のウエイト部を設けているから、
鋳造や板金成形で容易に製造することができる。したが
って、従来のような溶接を必要とすることがなく、製造
が容易でコストを低減することができる。さらに、溶接
で製造する場合と比べて駆動部材の重量の製造誤差が極
めて少ないため、品質管理のための労力を大幅に低減す
ることができる。
【0013】請求項2に記載の減圧機構用駆動部材にあ
っては、本体の縁部を屈曲成形してウエイト部を構成し
ているから、プレスなどにより極めて簡単に成形するこ
とができ、製造コストを大幅に低減することができる。
っては、本体の縁部を屈曲成形してウエイト部を構成し
ているから、プレスなどにより極めて簡単に成形するこ
とができ、製造コストを大幅に低減することができる。
【0014】請求項3に記載の内燃機関の減圧機構にあ
っては、駆動部材を鋳造や板金成形で容易に製造するこ
とができるので、製造コストを低減することができる。
っては、駆動部材を鋳造や板金成形で容易に製造するこ
とができるので、製造コストを低減することができる。
【0015】請求項4に記載の内燃機関の減圧機構にあ
っては、駆動部材をプレスなどにより極めて容易に製造
することができるので、製造コストを大幅に低減するこ
とができる。
っては、駆動部材をプレスなどにより極めて容易に製造
することができるので、製造コストを大幅に低減するこ
とができる。
【0016】請求項5に記載の減圧機構にあっては、駆
動部材のウエイト部により潤滑油が飛散させられるか
ら、内燃機関の潤滑が促進されて円滑に駆動することが
できる。
動部材のウエイト部により潤滑油が飛散させられるか
ら、内燃機関の潤滑が促進されて円滑に駆動することが
できる。
【0017】
(1)構成 以下、この発明の一実施例を図1ないし図17を参照し
ながら説明する。以下に説明する実施例は、本発明を携
帯式発電機に適用したものである。そこで、まず、携帯
式発電機の概略の構成について図1ないし8を参照しな
がら説明する。
ながら説明する。以下に説明する実施例は、本発明を携
帯式発電機に適用したものである。そこで、まず、携帯
式発電機の概略の構成について図1ないし8を参照しな
がら説明する。
【0018】A.携帯式発電機の構成 図1において符号20はフレームである。フレーム20
は、コ字状をなす上部パイプ21と下部パイプ22とを
外観略矩形状に組み合わせて構成されている。下部パイ
プ22,22の下側部どうしには棒状のサポート23が
架設され、サポート23にはブラケット24を介して4
サイクルエンジン(内燃機関、以下、「エンジン」と略
称する)25が取り付けられている。なお、図中符号2
6はエアクリーナ、27は燃料タンク、28はマフラー
カバー、29はマフラーである。また、図1において符
号30は、リコイルスタータのハンドルであり、このハ
ンドル30を引き出すことによりクランクシャフトが回
転してエンジン25が始動するようになっている。
は、コ字状をなす上部パイプ21と下部パイプ22とを
外観略矩形状に組み合わせて構成されている。下部パイ
プ22,22の下側部どうしには棒状のサポート23が
架設され、サポート23にはブラケット24を介して4
サイクルエンジン(内燃機関、以下、「エンジン」と略
称する)25が取り付けられている。なお、図中符号2
6はエアクリーナ、27は燃料タンク、28はマフラー
カバー、29はマフラーである。また、図1において符
号30は、リコイルスタータのハンドルであり、このハ
ンドル30を引き出すことによりクランクシャフトが回
転してエンジン25が始動するようになっている。
【0019】また、フレーム20のサポート23には、
エンジン25のクランクシャフトと同軸に連結された回
転子(それぞれ図示略)を有する発電機31がブラケッ
ト24を介して取り付けられている。なお、図4におい
て符号32は、ソケット33およびスイッチ34,35
が配置されたスイッチパネル、36は冷却用ファンのカ
バーである。
エンジン25のクランクシャフトと同軸に連結された回
転子(それぞれ図示略)を有する発電機31がブラケッ
ト24を介して取り付けられている。なお、図4におい
て符号32は、ソケット33およびスイッチ34,35
が配置されたスイッチパネル、36は冷却用ファンのカ
バーである。
【0020】次に、上部パイプ21には、燃料タンク2
7を保護するためのプロテクトフレーム40が着脱自在
に取り付けられている。プロテクトフレーム40はパイ
プ状をなし、図6ないし8に示すように、その両端部で
一対のサドル41,42により上部パイプ21に取り付
けられている。各サドル41,42は、直交して配置さ
れたプロテクトフレーム40および上部パイプ21の外
周面に密着する内周面を有している。また、一方のサド
ル41の先端部には横長の孔41aが形成され、孔41
aには、他方のサドル42の先端部に形成された鉤部4
2aが係合されている。また、各サドル41,42の両
側部はボルト43およびナット44で締め付けられてお
り、これにより、プロテクトフレーム40と上部パイプ
21とが互いに固定されている。
7を保護するためのプロテクトフレーム40が着脱自在
に取り付けられている。プロテクトフレーム40はパイ
プ状をなし、図6ないし8に示すように、その両端部で
一対のサドル41,42により上部パイプ21に取り付
けられている。各サドル41,42は、直交して配置さ
れたプロテクトフレーム40および上部パイプ21の外
周面に密着する内周面を有している。また、一方のサド
ル41の先端部には横長の孔41aが形成され、孔41
aには、他方のサドル42の先端部に形成された鉤部4
2aが係合されている。また、各サドル41,42の両
側部はボルト43およびナット44で締め付けられてお
り、これにより、プロテクトフレーム40と上部パイプ
21とが互いに固定されている。
【0021】B.エンジンの構成 次に、実施例の減圧機構が用いられているエンジン25
の詳細について図9および10を参照しながら説明す
る。図において符号50はクランクケース、51はクラ
ンクケース50の蓋であり、図9は蓋51を取り外して
内部を見たシリンダ中心線を含む断面図である。クラン
クケース50にはクランクシャフト52が回転自在に支
持されている。クランクシャフト52の偏心軸52aに
はコネクティングロッド53の下端部が回転自在に支持
されている。また、クランクケース50にはシリンダブ
ロック54が一体成形されており、シリンダブロック5
4のシリンダ部54aには、コネクティングロッド53
の上端部と回転自在に連結されたピストン55が軸方向
に摺動自在に収容されている。
の詳細について図9および10を参照しながら説明す
る。図において符号50はクランクケース、51はクラ
ンクケース50の蓋であり、図9は蓋51を取り外して
内部を見たシリンダ中心線を含む断面図である。クラン
クケース50にはクランクシャフト52が回転自在に支
持されている。クランクシャフト52の偏心軸52aに
はコネクティングロッド53の下端部が回転自在に支持
されている。また、クランクケース50にはシリンダブ
ロック54が一体成形されており、シリンダブロック5
4のシリンダ部54aには、コネクティングロッド53
の上端部と回転自在に連結されたピストン55が軸方向
に摺動自在に収容されている。
【0022】シリンダブロック54の端面にはシリンダ
ヘッド56が取り付けられ、シリンダヘッド56には、
点火プラグ57が取り付けられている。また、シリンダ
ヘッド56には、排気バルブ58a(吸気バルブ58b
は図17に示す)が摺動自在に支持されている。排気バ
ルブ58aは、ロッカアーム59の一端部により押し下
げられて開き、ロッカアーム59の他端部は、連接棒6
0を介してタペット61により押し上げられるようにな
っている。
ヘッド56が取り付けられ、シリンダヘッド56には、
点火プラグ57が取り付けられている。また、シリンダ
ヘッド56には、排気バルブ58a(吸気バルブ58b
は図17に示す)が摺動自在に支持されている。排気バ
ルブ58aは、ロッカアーム59の一端部により押し下
げられて開き、ロッカアーム59の他端部は、連接棒6
0を介してタペット61により押し上げられるようにな
っている。
【0023】C.デコンプウエイトの構成 一方、クランクケース50には、減速ギア62,63を
介してクランクシャフト52に接続されたカム軸64が
回転可能に支持されている。カム軸64には位相を約1
00゜互いにずらせたカム65a(排気バルブ58a
用)、およびカム65b(吸気バルブ58b用)が形成
され、カム65a,65bの側面にはタペット61の端
面が押圧されている。また、カム軸64には、その中心
線と交差するとともに傾斜したピン(デコンプレッショ
ンピン)66が摺動自在に挿入されている。ピン66の
一端部はカム軸64から突出させられ、かつその突出位
置は、カム65aのカム山の約180゜反対側とされて
いる。また、ピン66の他端部には、他の部分よりも大
径な頭部66aが形成され、頭部66aは上記突出方向
への抜止めとなるとともに、カム軸64が回転した際に
その遠心力でピン66を上記突出方向と逆方向へ摺動さ
せる機能を持っている。
介してクランクシャフト52に接続されたカム軸64が
回転可能に支持されている。カム軸64には位相を約1
00゜互いにずらせたカム65a(排気バルブ58a
用)、およびカム65b(吸気バルブ58b用)が形成
され、カム65a,65bの側面にはタペット61の端
面が押圧されている。また、カム軸64には、その中心
線と交差するとともに傾斜したピン(デコンプレッショ
ンピン)66が摺動自在に挿入されている。ピン66の
一端部はカム軸64から突出させられ、かつその突出位
置は、カム65aのカム山の約180゜反対側とされて
いる。また、ピン66の他端部には、他の部分よりも大
径な頭部66aが形成され、頭部66aは上記突出方向
への抜止めとなるとともに、カム軸64が回転した際に
その遠心力でピン66を上記突出方向と逆方向へ摺動さ
せる機能を持っている。
【0024】次に、カム軸64に取り付けた減速ギア6
3の端面には、ピン66を突出させるためのデコンプウ
エイト(駆動部材)70が取り付けられている。図11
ないし14にデコンプウエイト70の詳細を示す。これ
らの図において符号71は本体である。本体71は、肉
厚が一様な金属板で構成され、平面視略半リング状をな
している。本体71の一端部には貫通孔(支持部)72
が形成されている。また、貫通孔72の近傍には、側面
視略S字状に屈曲した突起73が形成されている。
3の端面には、ピン66を突出させるためのデコンプウ
エイト(駆動部材)70が取り付けられている。図11
ないし14にデコンプウエイト70の詳細を示す。これ
らの図において符号71は本体である。本体71は、肉
厚が一様な金属板で構成され、平面視略半リング状をな
している。本体71の一端部には貫通孔(支持部)72
が形成されている。また、貫通孔72の近傍には、側面
視略S字状に屈曲した突起73が形成されている。
【0025】また、本体71の他端部には、本体71の
底部71aから略垂直に立ち上がる押圧片74が形成さ
れている。押圧片74はピン66を押圧してカム軸64
から突出させる機能を有している。さらに、本体71の
縁部には、本体1の素材を断面略U字状に屈曲させてウ
エイト部75,76が形成されている。このようなデコ
ンプウエイト70は、板圧が一様な金属素材をプレス成
形して一体的に製造することができ、また、鋳造によっ
ても製造することができる。デコンプウエイト70は、
図9および10に示すように、取付ピン77によって減
速ギア63に回転自在に取り付けられている。取付ピン
77は、デコンプウエイト70の貫通孔72と減速ギア
63の孔63aに挿入され、その先端部がカシメ加工さ
れることにより減速ギア63に固定されている。
底部71aから略垂直に立ち上がる押圧片74が形成さ
れている。押圧片74はピン66を押圧してカム軸64
から突出させる機能を有している。さらに、本体71の
縁部には、本体1の素材を断面略U字状に屈曲させてウ
エイト部75,76が形成されている。このようなデコ
ンプウエイト70は、板圧が一様な金属素材をプレス成
形して一体的に製造することができ、また、鋳造によっ
ても製造することができる。デコンプウエイト70は、
図9および10に示すように、取付ピン77によって減
速ギア63に回転自在に取り付けられている。取付ピン
77は、デコンプウエイト70の貫通孔72と減速ギア
63の孔63aに挿入され、その先端部がカシメ加工さ
れることにより減速ギア63に固定されている。
【0026】デコンプウエイト70の突起73にはバネ
78が掛けられ、バネ78は、取付ピン77の周囲に巻
回されてカム軸64に当接されている。これにより、デ
コンプウエイト70は、図11において時計回りの方向
へ付勢され、その押圧片74によりピン66の頭部66
aを押圧している。
78が掛けられ、バネ78は、取付ピン77の周囲に巻
回されてカム軸64に当接されている。これにより、デ
コンプウエイト70は、図11において時計回りの方向
へ付勢され、その押圧片74によりピン66の頭部66
aを押圧している。
【0027】D.エンジンのその他の構成 次に、図15は図9に示すシリンダヘッドカバー80の
内側の構造を示す図である。シリンダヘッドカバー80
の内部空間は隔壁81により仕切られている。なお、図
15は、説明の便宜上、隔壁81を線Lで破断した状態
を示している。隔壁81には、図16に示すように孔8
1aが形成され、孔81aの外側を覆うようにリード弁
82が取り付けられている。リード弁82は隔壁81の
下側の圧力が上昇したときに開いて、ブローバイガスを
隔壁81とシリンダヘッドカバー80とで構成される空
間に導入する機能を有している。このリード弁82は、
取付金具83によって隔壁81に取り付けられている。
取付金具83の一端部は孔81a側へ向けられ、孔81
aから流入したブローバイガスが当たるようになってい
る。また、取付金具83の他端部は平面視三角形状に形
成され、シリンダヘッドカバー80の内部に挿入された
ブリーザ管84の内部に挿入されている。
内側の構造を示す図である。シリンダヘッドカバー80
の内部空間は隔壁81により仕切られている。なお、図
15は、説明の便宜上、隔壁81を線Lで破断した状態
を示している。隔壁81には、図16に示すように孔8
1aが形成され、孔81aの外側を覆うようにリード弁
82が取り付けられている。リード弁82は隔壁81の
下側の圧力が上昇したときに開いて、ブローバイガスを
隔壁81とシリンダヘッドカバー80とで構成される空
間に導入する機能を有している。このリード弁82は、
取付金具83によって隔壁81に取り付けられている。
取付金具83の一端部は孔81a側へ向けられ、孔81
aから流入したブローバイガスが当たるようになってい
る。また、取付金具83の他端部は平面視三角形状に形
成され、シリンダヘッドカバー80の内部に挿入された
ブリーザ管84の内部に挿入されている。
【0028】ブリーザ管84は、リード弁82を通って
流入したブローバイガスをエアクリーナ26に供給する
ためのもので、取付金具83に支持されることにより振
動が生じても動かないようになっている。なお、エアク
リーナ26に供給されたブローバイガスは、吸気系へ供
給される。
流入したブローバイガスをエアクリーナ26に供給する
ためのもので、取付金具83に支持されることにより振
動が生じても動かないようになっている。なお、エアク
リーナ26に供給されたブローバイガスは、吸気系へ供
給される。
【0029】なお、図10において符号90はガバナ機
構である。ガバナ機構90は、回転させられたときに遠
心力で開くウエイト部材91と、ウエイト部材91が開
くことにより押し出されるガバナスライダ92と、この
ガバナスライダ92により回転させられるガバナシャフ
ト93とを具備している。ガバナシャフト93は、キャ
ブレターのスロットルバルブ(それぞれ図示略)に接続
されており、ガバナシャフト93がガバナスライダ92
で回転させられることにより、スロットルバルブが閉ま
る方向へ駆動されるようになっている。そして、スロッ
トルバルブをしめる方向へ付勢するバネの付勢力と、ガ
バナシャフト93を回転させるガバナスライダ92の押
圧力が釣り合うことにより、スロットルバルブの開度が
一定に保たれ、エンジンの回転数が一定に保たれるよう
になっている。
構である。ガバナ機構90は、回転させられたときに遠
心力で開くウエイト部材91と、ウエイト部材91が開
くことにより押し出されるガバナスライダ92と、この
ガバナスライダ92により回転させられるガバナシャフ
ト93とを具備している。ガバナシャフト93は、キャ
ブレターのスロットルバルブ(それぞれ図示略)に接続
されており、ガバナシャフト93がガバナスライダ92
で回転させられることにより、スロットルバルブが閉ま
る方向へ駆動されるようになっている。そして、スロッ
トルバルブをしめる方向へ付勢するバネの付勢力と、ガ
バナシャフト93を回転させるガバナスライダ92の押
圧力が釣り合うことにより、スロットルバルブの開度が
一定に保たれ、エンジンの回転数が一定に保たれるよう
になっている。
【0030】(2)実施例の動作 次に、実施例の動作について説明する。まず、エンジン
を始動させるには、リコイルスタータのハンドル30
(図1参照)を手で持って勢い良く引っ張る。これによ
りクランクシャフト52が回転し、ピストン55が上下
方向へスライドする。この場合において、エンジンの始
動時にはカム軸64の回転数は小さいから、図11に示
すように、デコンプウエイト70はバネ78の弾性力に
より時計回りの方向へ付勢され、その押圧片74がピン
66の頭部66aを押圧している。これにより、ピン6
6はカム65aの基礎円を構成する面から突出した状態
となる。
を始動させるには、リコイルスタータのハンドル30
(図1参照)を手で持って勢い良く引っ張る。これによ
りクランクシャフト52が回転し、ピストン55が上下
方向へスライドする。この場合において、エンジンの始
動時にはカム軸64の回転数は小さいから、図11に示
すように、デコンプウエイト70はバネ78の弾性力に
より時計回りの方向へ付勢され、その押圧片74がピン
66の頭部66aを押圧している。これにより、ピン6
6はカム65aの基礎円を構成する面から突出した状態
となる。
【0031】一方、4サイクルエンジンでは、カム軸6
4が1回転する間にクランクシャフト52は2回転し、
その間に、吸入、圧縮、爆発、排気という工程を行う。
そして、この実施例では、ピン66は排気バルブ58a
用のカム65aのカム山と約180゜反対側に位置して
いるので、排気バルブ58aが最も大きく開いてからカ
ム軸64が180゜回転したとき、すなわち、燃焼室内
での圧縮工程の中程でピン66がタペット61を駆動
し、排気バルブ58aが僅かに開かれる。これによっ
て、燃焼室内で圧縮されていたガスが排気バルブ58a
から流出し、燃焼室内の圧力が低下する。したがって、
小さな力でクランクシャフト52を回転させてエンジン
を始動させることができる。
4が1回転する間にクランクシャフト52は2回転し、
その間に、吸入、圧縮、爆発、排気という工程を行う。
そして、この実施例では、ピン66は排気バルブ58a
用のカム65aのカム山と約180゜反対側に位置して
いるので、排気バルブ58aが最も大きく開いてからカ
ム軸64が180゜回転したとき、すなわち、燃焼室内
での圧縮工程の中程でピン66がタペット61を駆動
し、排気バルブ58aが僅かに開かれる。これによっ
て、燃焼室内で圧縮されていたガスが排気バルブ58a
から流出し、燃焼室内の圧力が低下する。したがって、
小さな力でクランクシャフト52を回転させてエンジン
を始動させることができる。
【0032】次に、エンジンが始動するとカム軸65の
回転数が上昇し、デコンプウエイト70は、遠心力によ
り図11において反時計方向へ回動する。これにより、
デコンプウエイト70によるピン66への押圧力が弱く
なり、ピン66がタペット61を押す力も弱くなる。そ
して、デコンプウエイト70がさらに回動することによ
り、タペット61はピン66の干渉をうけずにカム65
aのみによって駆動されるようになる。なお、カム軸6
4の回転数が高いと、ピン66は、その頭部66aの遠
心力によりデコンプウエイト70の押圧片74に押圧さ
れるので、タペット61側へ突出することはない。
回転数が上昇し、デコンプウエイト70は、遠心力によ
り図11において反時計方向へ回動する。これにより、
デコンプウエイト70によるピン66への押圧力が弱く
なり、ピン66がタペット61を押す力も弱くなる。そ
して、デコンプウエイト70がさらに回動することによ
り、タペット61はピン66の干渉をうけずにカム65
aのみによって駆動されるようになる。なお、カム軸6
4の回転数が高いと、ピン66は、その頭部66aの遠
心力によりデコンプウエイト70の押圧片74に押圧さ
れるので、タペット61側へ突出することはない。
【0033】次に、エンジンの回転中においてピストン
55が下降すると、クランクケース50内の圧力が上昇
するため、シリンダヘッド56と隔壁81とで構成され
る空間に、潤滑油を含んだブローバイガスが図示しない
連通行を通って流入する。このうち潤滑油は、潤滑油戻
り通路85(図15参照)を通ってクランクケース50
内に戻り、ブローバイガスはリード弁82を通ってシリ
ンダヘッドカバー80と隔壁81との間の空間に流入す
る。そして、ブローバイガスは、ブリーザ管84を通っ
てエアクリーナ26に導かれる。その際、ブローバイガ
スは取付金具83に衝突し、ブローバイガス中に残って
いた潤滑油が取付金具83に捕集される。したがって、
エアクリーナ26に供給されるブローバイガスは、潤滑
油を含まない揮発ガスとなる。なお、取付金具83で捕
集された潤滑油は、隔壁81の図9においてPで示す位
置に形成したオイル戻り孔からシリンダヘッド56を通
ってクランクケース50に戻される。
55が下降すると、クランクケース50内の圧力が上昇
するため、シリンダヘッド56と隔壁81とで構成され
る空間に、潤滑油を含んだブローバイガスが図示しない
連通行を通って流入する。このうち潤滑油は、潤滑油戻
り通路85(図15参照)を通ってクランクケース50
内に戻り、ブローバイガスはリード弁82を通ってシリ
ンダヘッドカバー80と隔壁81との間の空間に流入す
る。そして、ブローバイガスは、ブリーザ管84を通っ
てエアクリーナ26に導かれる。その際、ブローバイガ
スは取付金具83に衝突し、ブローバイガス中に残って
いた潤滑油が取付金具83に捕集される。したがって、
エアクリーナ26に供給されるブローバイガスは、潤滑
油を含まない揮発ガスとなる。なお、取付金具83で捕
集された潤滑油は、隔壁81の図9においてPで示す位
置に形成したオイル戻り孔からシリンダヘッド56を通
ってクランクケース50に戻される。
【0034】また、図9に潤滑油の油面Sを示す。この
図に示すように、カム軸64が1回転する毎にデコンプ
ウエイト70が潤滑油内に浸漬され、デコンプウエイト
70のウエイト部75,76により潤滑油が汲み上げら
れる。これにより、ガバナ機構90等に潤滑油が飛散さ
せられる。
図に示すように、カム軸64が1回転する毎にデコンプ
ウエイト70が潤滑油内に浸漬され、デコンプウエイト
70のウエイト部75,76により潤滑油が汲み上げら
れる。これにより、ガバナ機構90等に潤滑油が飛散さ
せられる。
【0035】(3)効果 上記構成のデコンプウエイト70によれば、本体71の
縁部にこれと一体のウエイト部75,76を形成してい
るから、板金成形等により容易に製造することができ
る。したがって、従来のような溶接を必要とすることが
なく、製造が容易でコストを低減することができる。さ
らに、溶接で製造する場合と比べてデコンプウエイト7
0の重量の製造誤差が極めて少ないため、品質管理のた
めの労力を大幅に低減することができる。
縁部にこれと一体のウエイト部75,76を形成してい
るから、板金成形等により容易に製造することができ
る。したがって、従来のような溶接を必要とすることが
なく、製造が容易でコストを低減することができる。さ
らに、溶接で製造する場合と比べてデコンプウエイト7
0の重量の製造誤差が極めて少ないため、品質管理のた
めの労力を大幅に低減することができる。
【0036】また、上記デコンプウエイト70では、本
体71の素材を屈曲成形してウエイト部75,76を形
成しているから、プレスなどにより極めて簡単に成形す
ることができ、製造コストを大幅に低減することができ
る。また、ウエイト部75,76により潤滑油が飛散さ
せられるから、従来では潤滑油がなかなか届かなかった
ガバナ機構90等にも充分に潤滑油を供給することがで
きる。さらに、取付金具83は、リード弁82を隔壁8
1に取り付ける機能のみならず、ブリーザ管84を固定
する機能と、ブローバイガスに含まれる潤滑油を捕集す
る機能をも有しており、これにより、ブリーザ管84の
振動を防止するとともに、潤滑油を含まないブローバイ
ガスをエアクリーナーに供給して再利用することができ
る。
体71の素材を屈曲成形してウエイト部75,76を形
成しているから、プレスなどにより極めて簡単に成形す
ることができ、製造コストを大幅に低減することができ
る。また、ウエイト部75,76により潤滑油が飛散さ
せられるから、従来では潤滑油がなかなか届かなかった
ガバナ機構90等にも充分に潤滑油を供給することがで
きる。さらに、取付金具83は、リード弁82を隔壁8
1に取り付ける機能のみならず、ブリーザ管84を固定
する機能と、ブローバイガスに含まれる潤滑油を捕集す
る機能をも有しており、これにより、ブリーザ管84の
振動を防止するとともに、潤滑油を含まないブローバイ
ガスをエアクリーナーに供給して再利用することができ
る。
【0037】さらに、上記した構成の携帯用発電機にお
いては、プロテクトフレーム40をサドル41,42を
介して上部パイプ21に取り付けているので、ボルト4
3を少し緩めるだけでプロテクトフレーム40の位置を
変えることができるばかりでなく、不要な場合にはプロ
テクトフレーム40を取り外すこともできるので非常に
便利である。
いては、プロテクトフレーム40をサドル41,42を
介して上部パイプ21に取り付けているので、ボルト4
3を少し緩めるだけでプロテクトフレーム40の位置を
変えることができるばかりでなく、不要な場合にはプロ
テクトフレーム40を取り外すこともできるので非常に
便利である。
【0038】(4)変形例 なお、上記実施例では減圧用のピン66を排気バルブ5
8a用のカム64に取り付けているが、吸気バルブ58
b用のカム65bに取り付けることもできる。この場合
には、ピン66は、カム65bのカム山に対してたとえ
ば約90゜位相をずらして配置される。また、本発明
は、上記実施例のようなオーバーヘッドバルブ型のエン
ジンに限定されるものではなく、サイドバルブ型、オー
バーヘッドカム型などバルブを有するあらゆるタイプの
エンジンに適用することができ、さらには、ディーゼル
エンジンにも適用することができる。さらに、デコンプ
ウエイト70の形状についても上記実施例のような形状
に限定されるものではなく、任意に変更することができ
る。
8a用のカム64に取り付けているが、吸気バルブ58
b用のカム65bに取り付けることもできる。この場合
には、ピン66は、カム65bのカム山に対してたとえ
ば約90゜位相をずらして配置される。また、本発明
は、上記実施例のようなオーバーヘッドバルブ型のエン
ジンに限定されるものではなく、サイドバルブ型、オー
バーヘッドカム型などバルブを有するあらゆるタイプの
エンジンに適用することができ、さらには、ディーゼル
エンジンにも適用することができる。さらに、デコンプ
ウエイト70の形状についても上記実施例のような形状
に限定されるものではなく、任意に変更することができ
る。
【0039】ところで、上記実施例は、デコンプウエイ
ト70を減速ギア63の端面に回動自在に支持し、デコ
ンプウエイト70によりピン66を介してタペット61
を駆動するようにした例であるが、本発明はそのような
態様に限定されるものではない。例えば、デコンプウエ
イトを回動以外の支持方法により移動可能に支持し、デ
コンプウエイトでタペット61を直接駆動するように構
成することもできる。具体的には、デコンプウエイトは
カム軸65を取り囲むように形成されるとともに、一端
部にカム65の基礎円から突出してタペットを駆動する
突起が形成される。このデコンプウエイトは、タペット
61を駆動する方向とその反対方向へ略往復移動可能に
支持されるとともに、その駆動方向へバネで付勢される
ことにより、タペット61を直接駆動する。そして、デ
コンプウエイトは、カム軸の回転に伴って遠心力で上記
駆動方向と反対方向へ移動し、これにより、タペット6
1は通常の往復動を行うようになる。さらに、上記実施
例は本発明を携帯式発電機のエンジンに適用したもので
あるが、その他オートバイ用などあらゆる用途のエンジ
ンに適用可能であることは勿論である。
ト70を減速ギア63の端面に回動自在に支持し、デコ
ンプウエイト70によりピン66を介してタペット61
を駆動するようにした例であるが、本発明はそのような
態様に限定されるものではない。例えば、デコンプウエ
イトを回動以外の支持方法により移動可能に支持し、デ
コンプウエイトでタペット61を直接駆動するように構
成することもできる。具体的には、デコンプウエイトは
カム軸65を取り囲むように形成されるとともに、一端
部にカム65の基礎円から突出してタペットを駆動する
突起が形成される。このデコンプウエイトは、タペット
61を駆動する方向とその反対方向へ略往復移動可能に
支持されるとともに、その駆動方向へバネで付勢される
ことにより、タペット61を直接駆動する。そして、デ
コンプウエイトは、カム軸の回転に伴って遠心力で上記
駆動方向と反対方向へ移動し、これにより、タペット6
1は通常の往復動を行うようになる。さらに、上記実施
例は本発明を携帯式発電機のエンジンに適用したもので
あるが、その他オートバイ用などあらゆる用途のエンジ
ンに適用可能であることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明において
は、駆動部材の縁部にこれと一体のウエイト部を形成し
ているから、板金成形等により容易に製造することがで
きる。したがって、従来のような溶接を必要とすること
がなく、製造が容易でコストを低減することができる等
の効果が得られる。
は、駆動部材の縁部にこれと一体のウエイト部を形成し
ているから、板金成形等により容易に製造することがで
きる。したがって、従来のような溶接を必要とすること
がなく、製造が容易でコストを低減することができる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されている携帯式発電機を示す正
面図である。
面図である。
【図2】図1のII方向矢視である。
【図3】図2のIII方向矢視である。
【図4】図1のIV方向矢視である。
【図5】図1のV方向矢視である。
【図6】図1のVI方向矢視である。
【図7】図6のVII-VII線断面図である。
【図8】図7のVIII-VIII線断面図である。
【図9】実施例が適用されているエンジンの内部構造を
示すシリンダ中心を含む断面図である。
示すシリンダ中心を含む断面図である。
【図10】図9のX-X線断面図である。
【図11】図10のXI方向矢視である。
【図12】デコンプウエイトの平面図である。
【図13】図12のXIII方向矢視である。
【図14】図12のXIV方向矢視である。
【図15】シリンダヘッドカバーの内部の構造を示す図
である。
である。
【図16】リード弁等の詳細を示す側面図である。
【図17】図9の線XVII断面図である。
【図18】従来のデコンプウエイトを示す平面図であ
る。
る。
25…エンジン(内燃機関)、 58a…排気バルブ(バルブ)、 58b…吸気バルブ(バルブ)、 65a,65b…カム(カム機構)、 64…カム軸(カム機構)、 66…ピン、 70…デコンプウエイト(駆動部材)、 72…孔(支持部)、 74…押圧片(押圧部)、 75,76…ウエイト部
Claims (5)
- 【請求項1】 カムを回転させるカム軸の側部に延在す
るとともに上記カム軸と略直交して配置される本体を有
し、上記本体に、上記カム軸に支持されることにより上
記本体を上記カム軸と略直交する平面上で移動自在とす
る支持部を設け、上記本体に、そのカム軸から突出した
一端部が間接または直接にバルブを駆動する押圧部を設
けた減圧機構用の駆動部材において、上記本体の縁部
に、同本体と一体とされるとともにほぼ上記カム軸方向
へ突出するウエイト部を設けたことを特徴とする減圧機
構用駆動部材。 - 【請求項2】 前記本体は金属の板状体をなし、前記ウ
エイト部は、上記本体の縁部を屈曲成形して構成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の減圧機構用駆動
部材。 - 【請求項3】 バルブを駆動するカム機構と、このカム
機構のカム軸に同カム軸と直交する平面上で移動自在に
支持され、上記カム機構の基礎円を構成する面に対して
一端部が突出することにより、上記バルブの閉塞タイミ
ングに上記バルブを間接または直接に支持して同バルブ
をわずかに開ける駆動部材とを備え、上記駆動部材は、
弾性部材により上記一端部が上記バルブを駆動する側へ
移動されるように付勢されるとともに、上記カム軸が回
転することにより遠心力で上記弾性部材の付勢力に抗し
て上記バルブを駆動する方向と反対方向へ移動させら
れ、これにより上記駆動部材の上記バルブを駆動する力
が小さくなるように構成された内燃機関の減圧機構にお
いて、上記駆動部材を、上記カム軸の周囲に沿って延在
するとともにその平坦部が上記カム軸と略直交する板状
体に形成し、かつ、上記板状体の縁部に、同板状体と一
体とされるとともにほぼ上記カム軸方向へ突出するウエ
イト部を設けたことを特徴とする内燃機関の減圧機構。 - 【請求項4】 前記ウエイト部は、金属製の前記板状体
の縁部を屈曲成形して構成されていることを特徴とする
請求項3に記載の内燃機関の減圧機構。 - 【請求項5】 前記駆動部材は、回転させられたときに
前記内燃機関の潤滑油に間欠的に浸漬される事により、
上記潤滑油を飛散させるように配置されていることを特
徴とする請求項3または4に記載の内燃機関の減圧機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6112006A JPH07293217A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 内燃機関の減圧機構用駆動部材およびそれを用いた減圧機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6112006A JPH07293217A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 内燃機関の減圧機構用駆動部材およびそれを用いた減圧機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293217A true JPH07293217A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14575609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6112006A Pending JPH07293217A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 内燃機関の減圧機構用駆動部材およびそれを用いた減圧機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07293217A (ja) |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP6112006A patent/JPH07293217A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6499453B1 (en) | Mid cam engine | |
| CA2071458C (en) | 4-cycle engine | |
| CA2472431C (en) | Four-stroke engine system | |
| JP3371727B2 (ja) | チェーンアジャスタのオイル供給構造 | |
| AU2009201571B2 (en) | Monolithic block and valve train for a four-stroke engine | |
| CA2303736C (en) | Overhead ring cam engine with angled split housing | |
| JPH07293217A (ja) | 内燃機関の減圧機構用駆動部材およびそれを用いた減圧機構 | |
| AU2003200621B2 (en) | Mid cam engine | |
| JPH09151746A (ja) | V型ディーゼルエンジン | |
| JP3781447B2 (ja) | V型ディーゼルエンジン | |
| JP2003314237A (ja) | エンジン | |
| JPH11236819A (ja) | 内燃エンジン及び携帯型動力作業機 | |
| JPH0734838A (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
| JP3943403B2 (ja) | エンジンのカムシャフトピン取付構造 | |
| JPH06146837A (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
| JPH1182047A (ja) | 携帯型動力作業機 | |
| JPH1182009A (ja) | 携帯型動力作業機 | |
| JPH06294359A (ja) | 自動二輪車 | |
| JPH08177437A (ja) | エンジンにおけるデコンプ装置 | |
| JPH0586825A (ja) | バランサ装置付きエンジンにおける飛沫潤滑装置 | |
| JPH1182033A (ja) | 内燃エンジン | |
| JPH1182032A (ja) | 内燃エンジン及び携帯型動力作業機 | |
| JPS63126528U (ja) | ||
| JPH0138170B2 (ja) | ||
| JPS63205408A (ja) | バ−チカル内燃機関 |