JPH07293492A - 真空ポンプ - Google Patents
真空ポンプInfo
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- JPH07293492A JPH07293492A JP8203194A JP8203194A JPH07293492A JP H07293492 A JPH07293492 A JP H07293492A JP 8203194 A JP8203194 A JP 8203194A JP 8203194 A JP8203194 A JP 8203194A JP H07293492 A JPH07293492 A JP H07293492A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造簡単で、大気突入等に対する強度が得ら
れながら、高真空の排気速度を向上できるようにする。 【構成】 ねじ溝分子ポンプとしたポンプ要素10の吸
気体で、接触外筒14における吸気口12の内側に、ね
じ溝16と逆傾斜状に傾斜する複数の翼片21をもった
案内翼20を静止状に設けた。
れながら、高真空の排気速度を向上できるようにする。 【構成】 ねじ溝分子ポンプとしたポンプ要素10の吸
気体で、接触外筒14における吸気口12の内側に、ね
じ溝16と逆傾斜状に傾斜する複数の翼片21をもった
案内翼20を静止状に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空ポンプ、詳しくは中
真空のみならず高真空が得られ、例えば半導体製造分野
におけるウェハ−チャンバーの真空引きに適用すること
ができる真空ポンプに関する。
真空のみならず高真空が得られ、例えば半導体製造分野
におけるウェハ−チャンバーの真空引きに適用すること
ができる真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高い真空度が得られるようにした
真空ポンプは、例えば特開平2−115593号公報に
見られるようにねじ溝分子ポンプ(MDP:モレキュラ
ードラグポンプ)や、例えば実公昭60−9439号公
報に見られるように多数の静翼と動翼とを組合わせたタ
ーボ分子ポンプ(TMP:ターボモレキュラーポンプ)
や、更に例えば特開平1−257794号公報の第4図
に見られるように前記ねじ溝分子ポンプとターボ分子ポ
ンプとを組合わせた複合分子ポンプが知られている。
真空ポンプは、例えば特開平2−115593号公報に
見られるようにねじ溝分子ポンプ(MDP:モレキュラ
ードラグポンプ)や、例えば実公昭60−9439号公
報に見られるように多数の静翼と動翼とを組合わせたタ
ーボ分子ポンプ(TMP:ターボモレキュラーポンプ)
や、更に例えば特開平1−257794号公報の第4図
に見られるように前記ねじ溝分子ポンプとターボ分子ポ
ンプとを組合わせた複合分子ポンプが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、従来知られてい
る前記した3型式の各分子ポンプのうち、ターボ分子ポ
ンプは高真空での排気速度及び圧縮比が共に大きく高性
能に排気できるが、中真空では極端にその性能が低下す
るし、また、多数の静翼と動翼とを組合わせて構成する
ものであるから、構造が複雑になるし、また、前記静翼
及び動翼は薄板構造となっていて、大気突入等に対し脆
弱な弱点を有している。
る前記した3型式の各分子ポンプのうち、ターボ分子ポ
ンプは高真空での排気速度及び圧縮比が共に大きく高性
能に排気できるが、中真空では極端にその性能が低下す
るし、また、多数の静翼と動翼とを組合わせて構成する
ものであるから、構造が複雑になるし、また、前記静翼
及び動翼は薄板構造となっていて、大気突入等に対し脆
弱な弱点を有している。
【0004】また、前記ねじ溝分子ポンプは構造がシン
プルで大気突入等に対しては強く、また、中真空で高い
性能を有するのであるが、高真空での排気速度が前記タ
ーボ分子ポンプより小さい弱点をもっている。
プルで大気突入等に対しては強く、また、中真空で高い
性能を有するのであるが、高真空での排気速度が前記タ
ーボ分子ポンプより小さい弱点をもっている。
【0005】更に、前記複合分子ポンプは、前記ねじ溝
分子ポンプとターボ分子ポンプとを併用していることか
ら、中真空及び高真空において、ともに高い性能を有す
るのであるが、構造が複雑となり、従って、コスト高に
なるだけでなく、大気突入等に対し脆弱な弱点は依然と
して残るのである。
分子ポンプとターボ分子ポンプとを併用していることか
ら、中真空及び高真空において、ともに高い性能を有す
るのであるが、構造が複雑となり、従って、コスト高に
なるだけでなく、大気突入等に対し脆弱な弱点は依然と
して残るのである。
【0006】本発明は、ねじ溝分子ポンプが、構造簡単
で、大気突入等に対しても強くでき、しかも中真空には
高い排気構造が得られることに着目し、このねじ溝分子
ポンプをベースとして発明したもので、その目的は、構
造簡単にでき、大気突入等に対し強くできながら中真空
はもとより高真空においても高い排気速度が得られる真
空ポンプを提供する点にある。
で、大気突入等に対しても強くでき、しかも中真空には
高い排気構造が得られることに着目し、このねじ溝分子
ポンプをベースとして発明したもので、その目的は、構
造簡単にでき、大気突入等に対し強くできながら中真空
はもとより高真空においても高い排気速度が得られる真
空ポンプを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
以上の目的を達成するため、吸気口12と、排気口13
とをもつ静止外筒14と、この静止外筒14内に、外面
が近接状に位置し、モ−タ32で駆動される回転内筒1
5とから成り、前記静止外筒14と回転内筒15との一
方にねじ溝16を設けたポンプ要素10を備えると共
に、前記ポンプ要素10の吸気側で、前記吸気口12の
内側に、前記ねじ溝16と逆傾斜状に傾斜する複数の翼
片21をもった案内翼20を静止状に設けたのであっ
て、ねじ溝分子ポンプをベースとしてこのねじ溝分子ポ
ンプの特性を有効に利用しながら、前記ねじ溝分子ポン
プを構成するポンプ要素10の吸入側に、前記案内翼2
0を静止状に設けたのである。
以上の目的を達成するため、吸気口12と、排気口13
とをもつ静止外筒14と、この静止外筒14内に、外面
が近接状に位置し、モ−タ32で駆動される回転内筒1
5とから成り、前記静止外筒14と回転内筒15との一
方にねじ溝16を設けたポンプ要素10を備えると共
に、前記ポンプ要素10の吸気側で、前記吸気口12の
内側に、前記ねじ溝16と逆傾斜状に傾斜する複数の翼
片21をもった案内翼20を静止状に設けたのであっ
て、ねじ溝分子ポンプをベースとしてこのねじ溝分子ポ
ンプの特性を有効に利用しながら、前記ねじ溝分子ポン
プを構成するポンプ要素10の吸入側に、前記案内翼2
0を静止状に設けたのである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、案内翼20
の吸気側における気体流路の断面1に入射した気体分子
が回転内筒15の吸気側における気体流路の断面2に通
過する通過確率をP12とし、前記回転内筒15の吸気側
における気体流路の断面2から前記案内翼20の吸気側
に向かって入射した気体分子が、前記案内翼20の吸気
側における気体流路の断面1に通過する通過確率をP21
とし、前記回転内筒15の吸気側における気体流路の断
面2に入射した気体分子が、ねじ溝16を介して前記回
転内筒15の排気側における気体流路の断面3に通過す
る通過確率をP23としたとき、前記案内翼20を、
の吸気側における気体流路の断面1に入射した気体分子
が回転内筒15の吸気側における気体流路の断面2に通
過する通過確率をP12とし、前記回転内筒15の吸気側
における気体流路の断面2から前記案内翼20の吸気側
に向かって入射した気体分子が、前記案内翼20の吸気
側における気体流路の断面1に通過する通過確率をP21
とし、前記回転内筒15の吸気側における気体流路の断
面2に入射した気体分子が、ねじ溝16を介して前記回
転内筒15の排気側における気体流路の断面3に通過す
る通過確率をP23としたとき、前記案内翼20を、
【0009】
【数1】
【0010】の条件を満足するように構成したのであ
る。
る。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、ポンプ要素10とし
て、前記静止外筒14と回転内筒15とから構成し、前
記静止外筒14と回転内筒15との一方にねじ溝16を
設けたねじ溝分子ポンプを用い、このポンプ要素10の
吸気側で、前記静止外筒14の吸気口12の内側に、前
記案内翼20を静止状に設けたから、構造簡単で、しか
も大気突入等に対し強くできながら、高真空において高
い排気速度が得られるのである。
て、前記静止外筒14と回転内筒15とから構成し、前
記静止外筒14と回転内筒15との一方にねじ溝16を
設けたねじ溝分子ポンプを用い、このポンプ要素10の
吸気側で、前記静止外筒14の吸気口12の内側に、前
記案内翼20を静止状に設けたから、構造簡単で、しか
も大気突入等に対し強くできながら、高真空において高
い排気速度が得られるのである。
【0012】即ち、ねじ溝分子ポンプにおける最大排気
速度Sは、図3において気体流路の断面積をAとし、分
子流コンダクタンス(l/sec/cm2 )をCoとすると、次
式により求められる。
速度Sは、図3において気体流路の断面積をAとし、分
子流コンダクタンス(l/sec/cm2 )をCoとすると、次
式により求められる。
【0013】
【数2】S=Co・A(P23−P32) 但し、P23はねじ溝分子ポンプの吸気側における気体流
路の断面2に入射した気体分子が排気側における気体流
路の断面3に通過する通過確率であり、P32は前記ねじ
溝分子ポンプの排気側における気体流路の断面3から吸
気側に向かって入射した気体分子が前記吸気側気体流路
の断面2に通過する通過確率である。
路の断面2に入射した気体分子が排気側における気体流
路の断面3に通過する通過確率であり、P32は前記ねじ
溝分子ポンプの排気側における気体流路の断面3から吸
気側に向かって入射した気体分子が前記吸気側気体流路
の断面2に通過する通過確率である。
【0014】また、前記案内翼20を静止状に設けた場
合におけるねじ溝分子ポンプの最大排気速度S0 は、通
過確率の合成法則から、次の一般式で求められる。
合におけるねじ溝分子ポンプの最大排気速度S0 は、通
過確率の合成法則から、次の一般式で求められる。
【0015】
【数3】
【0016】但しP12は図3において前記案内翼20の
吸気側における気体流路の断面1に入射した気体分子
が、前記回転内筒15の吸気側における気体流路の断面
2に通過する通過確率であり、P21は、前記断面2から
前記案内翼20の吸気側に向かって入射した気体分子
が、前記断面1に通過する通過確率である。
吸気側における気体流路の断面1に入射した気体分子
が、前記回転内筒15の吸気側における気体流路の断面
2に通過する通過確率であり、P21は、前記断面2から
前記案内翼20の吸気側に向かって入射した気体分子
が、前記断面1に通過する通過確率である。
【0017】また一方、ターボ分子ポンプにおける気体
分子の通過確率P12、P21は、秋田大学教授沢田雅氏
(理化学研究所会員)が、昭和42年4月2日に発表さ
れ、昭和43年4月に発行された日本機械学会論文集3
4巻260号に記載された気体分子の通過確率計算式か
ら求められるのであって、この計算式をもとに前記動翼
の翼速度比C、即ち、
分子の通過確率P12、P21は、秋田大学教授沢田雅氏
(理化学研究所会員)が、昭和42年4月2日に発表さ
れ、昭和43年4月に発行された日本機械学会論文集3
4巻260号に記載された気体分子の通過確率計算式か
ら求められるのであって、この計算式をもとに前記動翼
の翼速度比C、即ち、
【0018】
【数4】
【0019】に対する気体分子通過確率P12,P21を求
めると、図4のように変化する。尚、図4における翼角
は30°であって、この翼角により翼速度比に対する通
過確率は変化するが、傾向としては変りない。また図4
において翼速度比が零の場合はロータが静止している場
合であって、この翼速度比が零のときの通過確率π0
が、静翼に対する通過確率P12と見做すことができ、ま
た、翼速度比が零より正の場合(π1 )が動翼の通過確
率P12となり、負の場合(π-1 )が動翼及び静翼の通過
確率P21となる。
めると、図4のように変化する。尚、図4における翼角
は30°であって、この翼角により翼速度比に対する通
過確率は変化するが、傾向としては変りない。また図4
において翼速度比が零の場合はロータが静止している場
合であって、この翼速度比が零のときの通過確率π0
が、静翼に対する通過確率P12と見做すことができ、ま
た、翼速度比が零より正の場合(π1 )が動翼の通過確
率P12となり、負の場合(π-1 )が動翼及び静翼の通過
確率P21となる。
【0020】しかして、ターボ分子ポンプにおける静翼
の通過確率P12,P21をみてみると、前記通過確率P12
はπ0 となるのに対し、ねじ溝分子ポンプにおける前記
通過確率P23はねじ溝を設ける前記静止外筒と回転内筒
とのねじ溝形成部位の軸方向長さが長くなるねじ溝分子
ポンプの特性から、
の通過確率P12,P21をみてみると、前記通過確率P12
はπ0 となるのに対し、ねじ溝分子ポンプにおける前記
通過確率P23はねじ溝を設ける前記静止外筒と回転内筒
とのねじ溝形成部位の軸方向長さが長くなるねじ溝分子
ポンプの特性から、
【0021】
【数5】P23<π0 <π1 となるのである。
【0022】従って、前記ねじ溝16と逆傾斜状に傾斜
する複数の翼片21をもった案内翼20を静止状に設け
ることにより、大気突入等に対する強度を大きくできな
がら、その最大排気速度S0 を案内翼20を設けないね
じ溝分子ポンプの最大排気速度Sより大きくできるので
ある。
する複数の翼片21をもった案内翼20を静止状に設け
ることにより、大気突入等に対する強度を大きくできな
がら、その最大排気速度S0 を案内翼20を設けないね
じ溝分子ポンプの最大排気速度Sより大きくできるので
ある。
【0023】又請求項2記載の発明は、前記案内翼20
を
を
【0024】
【数1】
【0025】の条件を満足するように構成したから、排
気速度をねじ溝分子ポンプの排気速度に対し有効に増大
できるのである。
気速度をねじ溝分子ポンプの排気速度に対し有効に増大
できるのである。
【0026】即ち、ねじ溝ポンプの圧縮比は十分に大き
く(〜108 )、このため、前記断面3から吸気側に向
かって入射した気体分子が断面2に通過する通過確率P
32は小さく無視できるから、前記した最大排気速度S及
びS0 は、次式に換算できる。
く(〜108 )、このため、前記断面3から吸気側に向
かって入射した気体分子が断面2に通過する通過確率P
32は小さく無視できるから、前記した最大排気速度S及
びS0 は、次式に換算できる。
【0027】
【数6】
【0028】従って、前記案内翼20の大きさ及び傾斜
角度や枚数(翼ピッチ)を考慮し、S0 /S>1となる
ように、換言すると、
角度や枚数(翼ピッチ)を考慮し、S0 /S>1となる
ように、換言すると、
【0029】
【数7】
【0030】の条件を満足するように前記案内翼20を
構成することにより、その排気速度を有効に増加させ得
るのである。
構成することにより、その排気速度を有効に増加させ得
るのである。
【0031】
【実施例】図1に示した実施例は、上部に、取付フラン
ジ11を介して例えばウエハーチャンバーに接続される
吸気口12を設け、下部に排気口13を設けたほゞ円筒
状の静止外筒14の内部に、この静止外筒14の内周面
に近接する外周面をもった回転内筒15を内装して、こ
の回転内筒15の外周面に、該回転内筒15の回転で前
記吸気口12から排気口13へ螺進するねじ溝16を設
けてねじ溝分子ポンプのポンプ要素10を形成し、その
上に、このポンプ要素10の吸気側で、前記吸気口12
の内側に、前記ねじ溝16と逆傾斜状に傾斜する複数の
翼片21をもった案内翼20を静止状に設けたのであ
る。
ジ11を介して例えばウエハーチャンバーに接続される
吸気口12を設け、下部に排気口13を設けたほゞ円筒
状の静止外筒14の内部に、この静止外筒14の内周面
に近接する外周面をもった回転内筒15を内装して、こ
の回転内筒15の外周面に、該回転内筒15の回転で前
記吸気口12から排気口13へ螺進するねじ溝16を設
けてねじ溝分子ポンプのポンプ要素10を形成し、その
上に、このポンプ要素10の吸気側で、前記吸気口12
の内側に、前記ねじ溝16と逆傾斜状に傾斜する複数の
翼片21をもった案内翼20を静止状に設けたのであ
る。
【0032】尚、図1において、31は前記回転内筒1
5内に突入するほゞ円筒形の架構であって、その内部に
は高周波モ−タ32を内装し、このモ−タ32の駆動軸
33を前記回転内筒15に連続させ、前記モ−タ32の
駆動により前記回転内筒15を、前記ねじ溝16が分子
速度に近い速度になるように高速回転させ、この高速回
転により前記ウエハーチャンバーの真空引きを行うので
ある。
5内に突入するほゞ円筒形の架構であって、その内部に
は高周波モ−タ32を内装し、このモ−タ32の駆動軸
33を前記回転内筒15に連続させ、前記モ−タ32の
駆動により前記回転内筒15を、前記ねじ溝16が分子
速度に近い速度になるように高速回転させ、この高速回
転により前記ウエハーチャンバーの真空引きを行うので
ある。
【0033】また34は、前記架構31の上部に固定さ
れ、前記モ−タ32を内装するモ−タ室35を、気体流
路と区画する固定壁であり、36,37は前記駆動軸3
3を架構31に支持する上部及び下部ベアリングであ
る。
れ、前記モ−タ32を内装するモ−タ室35を、気体流
路と区画する固定壁であり、36,37は前記駆動軸3
3を架構31に支持する上部及び下部ベアリングであ
る。
【0034】しかして、前記案内翼20は、図2のよう
に環状の外枠22と内枠23との間に複数の翼片21を
前記ねじ溝16の螺旋方向と逆方向に傾斜させて構成す
るのであって、前記外枠22を、前記静止外筒14の吸
気側に設ける係止段部17に嵌合させ、環状の押えリン
グ24により取付けるのである。
に環状の外枠22と内枠23との間に複数の翼片21を
前記ねじ溝16の螺旋方向と逆方向に傾斜させて構成す
るのであって、前記外枠22を、前記静止外筒14の吸
気側に設ける係止段部17に嵌合させ、環状の押えリン
グ24により取付けるのである。
【0035】次に代表的な具体例とその作用効果を説明
する。前記静止外筒1の内径を直径150mmとし、この
外筒1に嵌合する前記案内翼20の外枠22の内径を前
記静止外筒1の内径と同じ150mmとして一致させ、ま
た前記内枠23の外径を直径100mmとして、これら外
枠22と内枠23との間に、厚さ1mm、高さ10mmの前
記翼片21を30枚、水平面に対し60度の傾斜角で等
間隔に配設する。
する。前記静止外筒1の内径を直径150mmとし、この
外筒1に嵌合する前記案内翼20の外枠22の内径を前
記静止外筒1の内径と同じ150mmとして一致させ、ま
た前記内枠23の外径を直径100mmとして、これら外
枠22と内枠23との間に、厚さ1mm、高さ10mmの前
記翼片21を30枚、水平面に対し60度の傾斜角で等
間隔に配設する。
【0036】そして、前記回転内筒15に設けるねじ溝
16の吸気側ねじ溝径を、直径100mmとし、前記モ−
タ32による回転内筒15の回転数を36000rpmとして、
ねじ溝分子ポンプのポンプ要素10による排気速度を2
00l/min ;N2 、圧縮比106 に設定する。
16の吸気側ねじ溝径を、直径100mmとし、前記モ−
タ32による回転内筒15の回転数を36000rpmとして、
ねじ溝分子ポンプのポンプ要素10による排気速度を2
00l/min ;N2 、圧縮比106 に設定する。
【0037】しかして、以上の具体例において、前記案
内翼20の断面積A0 は、
内翼20の断面積A0 は、
【0038】
【数8】A0 =π(7.52 −52 ) =98cm2 となり、前記案内翼20における吸気側の前記断面1か
ら前記ポンプ要素10の吸気側断面2に通過する気体分
子の通過確率P12及び前記断面2から吸気側に向かって
気体分子が吸気側断面1へ通過する通過確率P21は、前
記した静翼の通過確率計算式から求めると、P12=0.
596,P21=0.290となり、また、ねじ溝分子ポ
ンプとした前記ポンプ要素10の吸気側断面2から排気
側断面3に通過する気体分子から通過確率P23は、前記
した数6から、
ら前記ポンプ要素10の吸気側断面2に通過する気体分
子の通過確率P12及び前記断面2から吸気側に向かって
気体分子が吸気側断面1へ通過する通過確率P21は、前
記した静翼の通過確率計算式から求めると、P12=0.
596,P21=0.290となり、また、ねじ溝分子ポ
ンプとした前記ポンプ要素10の吸気側断面2から排気
側断面3に通過する気体分子から通過確率P23は、前記
した数6から、
【0039】
【数9】
【0040】となる。尚、分子流コンダクタンスC0 を
12としたのは、20℃空気を想定し、分子流コンダク
タンスの計算式から算出した。
12としたのは、20℃空気を想定し、分子流コンダク
タンスの計算式から算出した。
【0041】また、前記ポンプ要素10の排気側断面3
から吸気側断面2に通過する気体分子の通過確率P
32は、圧縮比106 でP32<10‐6となるから無視し
た。
から吸気側断面2に通過する気体分子の通過確率P
32は、圧縮比106 でP32<10‐6となるから無視し
た。
【0042】従って、案内翼20を設けた前記具体例の
排気速度S0 と、設けないで前記ポンプ要素10のみの
場合の排気速度Sとの比Fは、
排気速度S0 と、設けないで前記ポンプ要素10のみの
場合の排気速度Sとの比Fは、
【0043】
【数10】
【0044】となり、前記具体例の排気速度S0 は、
【0045】
【数11】
【0046】となり、ポンプ要素10のみの場合の排気
速度S、即ち、200l/min :N2 に比較して16.5% 増
加する。
速度S、即ち、200l/min :N2 に比較して16.5% 増
加する。
【0047】以上説明した実施例は、前記回転内筒15
の外周にねじ溝16を設けて前記ポンプ要素10を構成
したが、前記静止外筒14の内周にねじ溝を設けて構成
してもよい。
の外周にねじ溝16を設けて前記ポンプ要素10を構成
したが、前記静止外筒14の内周にねじ溝を設けて構成
してもよい。
【0048】また、前記具体例は代表例であって、この
具体例に示した案内翼20における翼片21の枚数ピッ
チ、及び大きさ、角度に限定されることはないが、前記
ポンプ要素10における前記通過確率P23より大きい通
過確率P12が得られ、換言すると前記案内翼20の排出
側圧力が吸気側圧力より高くなるように構成することは
必要である。
具体例に示した案内翼20における翼片21の枚数ピッ
チ、及び大きさ、角度に限定されることはないが、前記
ポンプ要素10における前記通過確率P23より大きい通
過確率P12が得られ、換言すると前記案内翼20の排出
側圧力が吸気側圧力より高くなるように構成することは
必要である。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ポンプ要素1
0として、前記静止外筒14と回転内筒15とから構成
し、前記静止外筒14と回転内筒15との一方にねじ溝
16を設けたねじ溝分子ポンプを用い、このポンプ要素
10の吸気側で、前記静止外筒14の吸気口12の内側
に、前記案内翼20を静止状に設けたから、構造簡単
で、しかも大気突入等に対し強くできながら、高真空に
おいて高い排気速度が得られるのである。
0として、前記静止外筒14と回転内筒15とから構成
し、前記静止外筒14と回転内筒15との一方にねじ溝
16を設けたねじ溝分子ポンプを用い、このポンプ要素
10の吸気側で、前記静止外筒14の吸気口12の内側
に、前記案内翼20を静止状に設けたから、構造簡単
で、しかも大気突入等に対し強くできながら、高真空に
おいて高い排気速度が得られるのである。
【0050】又請求項2記載の発明は、前記案内翼20
を
を
【0051】
【数1】
【0052】の条件を満足するように構成したから、排
気速度をねじ溝分子ポンプの排気速度に対し有効に増大
できるのである。
気速度をねじ溝分子ポンプの排気速度に対し有効に増大
できるのである。
【図1】 本発明真空ポンプの一実施例を示す1部切欠
正面図。
正面図。
【図2】 その平面図。
【図3】 本発明を説明する模式図。
【図4】 ターボ分子ポンプにおける翼速度比と通過確
率との関係を示すグラフ。
率との関係を示すグラフ。
10 ポンプ要素 12
吸気口 13 排気口 14
静止外筒 15 回転内筒 16
ねじ溝 20 案内翼 21
翼片 32 モ−タ
吸気口 13 排気口 14
静止外筒 15 回転内筒 16
ねじ溝 20 案内翼 21
翼片 32 モ−タ
Claims (2)
- 【請求項1】 吸気口(12)と、排気口(13)とを
もつ静止外筒(14)と、この静止外筒(14)内に、
外面が近接状に位置し、モ−タ(32)で駆動される回
転内筒(15)とから成り、前記静止外筒(14)と回
転内筒(15)との一方にねじ溝(16)を設けたポン
プ要素(10)を備えると共に、前記ポンプ要素(1
0)の吸気側で、前記吸気口(12)の内側に、前記ね
じ溝(16)と逆傾斜状に傾斜する複数の翼片(21)
をもった案内翼(20)を静止状に設けていることを特
徴とする真空ポンプ。 - 【請求項2】 案内翼(20)の吸気側における気体流
路の断面1に入射した気体分子が回転内筒(15)の吸
気側における気体流路の断面2に通過する通過確率をP
12とし、 前記回転内筒(15)の吸気側における気体流路の断面
2から前記案内翼20の吸気側に向かって入射した気体
分子が、前記案内翼20の吸気側における気体流路の断
面1に通過する通過確率をP21とし、 前記回転内筒15の吸気側における気体流路の断面2に
入射した気体分子が、ねじ溝16を介して前記回転内筒
(15)の排気側における気体流路の断面3に通過する
通過確率をP23としたとき、前記案内翼(20)を、 【数1】 の条件を満足するように構成している請求項1記載の真
空ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8203194A JPH07293492A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 真空ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8203194A JPH07293492A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 真空ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293492A true JPH07293492A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13763166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8203194A Pending JPH07293492A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 真空ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07293492A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000077405A (ko) * | 1999-05-24 | 2000-12-26 | 다카키도시요시 | 나사홈식 진공펌프, 복합 진공펌프 및 진공펌프 시스템 |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP8203194A patent/JPH07293492A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000077405A (ko) * | 1999-05-24 | 2000-12-26 | 다카키도시요시 | 나사홈식 진공펌프, 복합 진공펌프 및 진공펌프 시스템 |
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