JPH07295687A - リセット回路及びリセット方法 - Google Patents

リセット回路及びリセット方法

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JPH07295687A
JPH07295687A JP6110529A JP11052994A JPH07295687A JP H07295687 A JPH07295687 A JP H07295687A JP 6110529 A JP6110529 A JP 6110529A JP 11052994 A JP11052994 A JP 11052994A JP H07295687 A JPH07295687 A JP H07295687A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はリセット回路及びリセット方法に関
し、周辺回路の内容を保護しつつ、対象となる演算手段
を確実にリセットすることを目的とする。 【構成】 演算手段6に対してリセット信号を出力し、
演算手段6の動作を初期化するリセット回路1であっ
て、演算手段6に対して出力されるリセット信号を生成
するリセット信号生成手段と、演算手段6によるデータ
バスの占有状態を検出する状態検出手段3と、リセット
信号の出力要求及び状態検出手段3の検出結果に基づい
て、リセット信号生成手段により生成されるリセット信
号を演算手段6に出力するか否かを判定する出力判定手
段4とを備え、出力判定手段4は、リセット信号の出力
要求があった際、状態検出手段3によって演算手段6が
データバスを占有していないことを検出した場合にリセ
ット信号生成手段により生成されるリセット信号を演算
手段6に出力することを特徴としている。構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リセット回路及びリセ
ット方法に係り、例えば、CPU(CentralProcessing
Unit )やMPU(Micro Processing Unit )等のプロ
セッサに対するリセット回路及びリセット方法に関す
る。
【0002】〔発明の背景〕リセット(reset)とは、
例えば、レジスタ、カウンタ等のすべてのフリップフロ
ップのQ出力を“0”(=“L”)にすることであり、
CPUやMPU等の算術・論理演算プロセッサにおいて
は、電源投入時等にシステムがある一定の状態になって
いることが望ましいので、電源電圧の立ち上がりを信号
としてとらえるパワーオンリセットがよく用いられてい
る。
【0003】この場合、再度システムを電源投入後と同
様の状態とするため、あるいは、一時的に算術・論理演
算プロセッサを初期化するためにもリセット信号が利用
されている。
【0004】このため、前述の算術・論理演算プロセッ
サ等には、通常、内部回路の初期化のためのリセット端
子(あるいは、クリア端子)が設けられており、リセッ
ト端子にリセット信号を入力することにより、内部回路
(フリップフロップ等)が初期化されるようになってい
る。
【0005】
【従来の技術】従来、例えば、CPUやMPU等の算術
・論理演算プロセッサ(以下、単に演算プロセッサとい
う)におけるリセット回路としては、 1.演算プロセッサのリセット端子に強制的にリセット
信号を入力するものや、 2.演算プロセッサにおけるソフトウェア処理条件等に
基づいてソフトウェア処理が途切れた場合、当該プロセ
ッサのリセット端子に割込処理としてリセット信号を入
力するもの等が提供されている。
【0006】すなわち、1.の場合、外部からのリセッ
ト信号要求に伴って、リセット信号(具体的には、リセ
ットパルス)が生成され、生成されたリセット信号が演
算プロセッサのリセット端子に出力されることにより、
演算プロセッサ内の各部の状態が初期化される。
【0007】また、2.の場合、通常、演算プロセッサ
においては、所定のプログラム処理が実行されている
が、このプログラム処理の実行の際に正常動作中は所定
のステータス情報を外部に出力することにより、何らか
の原因でプログラム実行処理が暴走し、このステータス
情報が出力されないときは、プログラム実行処理に異常
が発生したものとして演算プロセッサのリセット端子に
割込信号としてリセット信号を出力し、初期化するもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1.に
示すリセット手法にあっては、演算プロセッサが、例え
ば、内蔵RAM(Random Access Memory)等のメモリに
対してアクセスしている最中にリセット信号要求が行わ
れると、演算プロセッサのリセット端子にリセット信号
が出力されるようになっていたため、以下に述べるよう
な問題点があった。
【0009】すなわち、メモリにアクセスしている状態
では、メモリ内に記憶された情報が書き換え等により操
作され、その内容が確定された状態ではないため、この
ような不安定な状態で演算プロセッサがリセットされる
と、メモリに記憶された内容が破壊されてしまうおそれ
がある。
【0010】これは、例えば、フロッピーディスクドラ
イブ(FDD:Floppy Disk Drive)において、フロッ
ピーディスク(FD:Floppy Disk )のアクセス中にイ
ジェクト操作を行わないようにするのと同様な理由であ
り、メモリ内容が破壊されたまま以降の処理が実行され
ると、不慮の障害発生の原因となる。
【0011】また、2.に示すリセット手法にあって
は、何らかの原因でプログラム実行処理が暴走し、この
ステータス情報が出力されないときは、プログラム実行
処理に異常が発生したものとして演算プロセッサのリセ
ット端子に割込信号としてリセット信号が出力されるよ
うになっていたため、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0012】すなわち、演算プロセッサの暴走等によっ
てウエイト端子やバスホールド端子等までもロックして
しまうと、演算プロセッサが暴走していてもステータス
情報が固定されたままの状態となるため、永久にリセッ
トされないという問題点があった。
【0013】
【目的】本発明は、周辺回路の内容を保護しつつ、対象
となる演算手段を確実にリセットすることを課題とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の算術・論理演算を行う演算手段に対してリセット
信号を出力し、該演算手段の動作を初期化するリセット
回路であって、前記演算手段に対して出力されるリセッ
ト信号を生成するリセット信号生成手段と、前記演算手
段による処理の区切りを検出する状態検出手段と、リセ
ット信号の出力要求及び該状態検出手段の検出結果に基
づいて、前記リセット信号生成手段により生成されるリ
セット信号を前記演算手段に出力するか否かを判定する
出力判定手段と、を備え、前記出力判定手段は、リセッ
ト信号の出力要求があった際、前記状態検出手段によっ
て前記演算手段が処理の区切りであることを検出した場
合に前記リセット信号生成手段により生成されるリセッ
ト信号を前記演算手段に出力することを特徴としてい
る。
【0015】この場合、請求項1に記載する発明に加え
て、請求項2記載の発明のように、前記状態検出手段
は、前記演算手段の処理動作に基づいて出力される状態
信号により該演算手段の処理の区切りを検出すること特
徴としている。
【0016】そして、この場合、請求項1または2に記
載する発明に加えて、請求項3記載の発明のように、前
記状態検出手段は、前記演算手段が該演算手段の動作に
不可欠な記憶に対するデータ読み出しを行っている状態
を、該演算手段の処理の区切りとして検出することを特
徴としている。
【0017】さらに、この場合、請求項1、2または3
に記載する発明に加えて、請求項4記載の発明のよう
に、リセット信号の出力要求があった際、前記状態検出
手段によって前記演算手段の処理の区切りでないことを
検出した場合、該演算手段の処理の区切りでない状態が
予め設定された設定時間を越えたときにリセット信号を
該演算手段に対して強制的に出力することを特徴として
いる。
【0018】また、この場合、請求項4に記載する発明
に加えて、請求項5記載の発明のように、リセット信号
の出力要求があった際、前記演算手段に対して出力され
るリセット信号を予め設定された設定時間だけ遅延させ
る遅延手段を設け、前記状態検出手段によって前記演算
手段の処理の区切りでないことを検出した場合、前記遅
延手段を介してリセット信号を出力することが好まし
い。
【0019】さらに、この場合、請求項5に記載する発
明に加えて、請求項6記載の発明のように、前記遅延手
段は、リセット信号の出力要求とともにカウントを開始
するカウンタ回路を有し、該カウンタ回路によるカウン
ト値が予め設定された設定値と一致した場合、リセット
信号を出力することが有効である。
【0020】そして、請求項1に記載する発明に加え
て、請求項7記載の発明のように、前記演算手段の処理
の区切りとは、該演算手段がデータバスを占有していな
い状態であることが有効である。
【0021】また、請求項1に記載する発明に加えて、
請求項8記載の発明のように、前記演算手段の処理の区
切りとは、該演算手段が少なくともメモリに対して書き
込みを行っていない状態であることが有効である。
【0022】請求項9記載の発明は、リセット信号の出
力要求に伴い、所定の算術・論理演算を行う演算手段の
処理の区切りを検出し、処理の区切りである場合、前記
演算手段に対してリセット信号を出力することを特徴と
している。
【0023】この場合、請求項9に記載する発明に加え
て、請求項10記載の発明のように、リセット信号の出
力要求に伴い、所定の算術・論理演算を行う演算手段の
処理の区切りを検出し、処理の区切りでない場合、予め
設定された設定時間を越えたときに前記演算手段に対し
て強制的にリセット信号を出力することが有効である。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明によれば、リセット信号生
成手段により生成されたリセット信号が、リセット信号
の出力要求と、状態検出手段による演算手段の処理の区
切りの検出結果とに基づいて、リセット信号の出力要求
があり、かつ、演算手段の処理の区切りであることが検
出された場合に演算手段に対してリセット信号が出力さ
れる。
【0025】これにより、周辺回路の内容を破壊するこ
となく、対象となる演算手段が確実にリセットされる。
【0026】この場合、請求項2記載の発明によれば、
前述の請求項1記載の発明に加えて、演算手段の処理動
作に基づいて出力される状態信号により演算手段の処理
の区切りが検出され、演算手段の動作状態が状態検出手
段によって確実に把握される。
【0027】そして、この場合、請求項3記載の発明に
よれば、前述の請求項1または2記載の発明に加えて、
演算手段の処理の区切りとして、演算手段が当該演算手
段の動作に不可欠な記憶に対するデータ読み出しを行っ
ている状態が定義され、記憶内容の破壊が防止される。
【0028】さらに、この場合、請求項4記載の発明に
よれば、前述の請求項1、2または3記載の発明に加え
て、リセット信号の出力要求があり、かつ、状態検出手
段によって演算手段の処理の区切りでないことが検出さ
れた場合、予め設定された設定時間後にリセット信号が
強制的に演算手段に対して出力される。
【0029】この場合、予め設定される設定時間として
は、請求項5記載の発明のように、演算手段に対して出
力されるリセット信号を予め設定された設定時間だけ遅
延させる遅延手段を介してリセット信号の出力が行わ
れ、さらに、遅延回路として、請求項6記載の発明のよ
うに、リセット信号の出力要求とともにカウントを開始
するカウンタ回路によるカウント値と、予め設定された
設定値とが比較され、一致した場合にリセット信号が出
力される。
【0030】これによって、演算手段のトラブルにより
処理の区切りが現れない状態でホールドされていても確
実にリセットが行われる。
【0031】なお、上記演算手段の処理の区切りとして
は、請求項7記載の発明のように、該演算手段がデータ
バスを占有していない状態や、請求項8記載の発明のよ
うに、該演算手段が少なくともメモリに対してデータの
書き込みが行われていない状態とすることにより、これ
により、メモリの内容が破壊されることなく、対象とな
る演算手段が確実にリセットされる。
【0032】請求項9記載の発明によれば、リセット信
号の出力要求に伴い、演算手段の処理の区切りが検出さ
れ、検出結果、処理の区切りが検出された場合、演算手
段に対してリセット信号が出力され、周辺回路の内容を
破壊することなく、対象となる演算手段が確実にリセッ
トされる。
【0033】また、この場合、請求項10記載の発明に
よれば、前述の請求項9記載の発明に加えて、リセット
信号の出力要求に伴い、演算手段の処理の区切りが検出
され、検出結果、処理の区切りが検出されない場合であ
っても、予め設定された設定時間を越えたときには演算
手段に対して強制的にリセット信号が出力され、演算手
段のトラブルによりデータバスが占有された状態でホー
ルドされていても確実にリセットが行われる。
【0034】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して実施例を説明す
る。
【0035】図1〜図6は本発明に係るリセット回路及
びリセット方法の一実施例を示す図である。
【0036】まず、構成を説明する。
【0037】図1は、本実施例のリセット回路1の全体
構成を示すブロック図である。
【0038】図1において、本実施例のリセット回路1
は、リセット信号生成手段であるフリップフロップ2
と、状態検出手段であるフリップフロップ3と、出力判
定手段4を構成するアンドゲート4a及びオアゲート4
bと、遅延手段である強制リセット回路5とから構成さ
れている。
【0039】なお、図1中、6は、演算手段であるCP
U2であり、7は、CPU6とバスを介して接続された
周辺回路としてのメモリである。
【0040】フリップフロップ2は、例えば、リセット
ボタンの押下等のように、外部からの操作により入力さ
れるリセットパルスをラッチし、ラッチしたリセットパ
ルスをアンドゲート4aの入力端及び強制リセット回路
5に入力するものであり、CPU6に対して出力するリ
セット信号をリセット端子に入力することにより、CP
U6のリセットと同時にリセットされるものである。
【0041】フリップフロップ3は、CPU6のソフト
ウェア実行処理中に出力される条件信号(以下、ソフト
条件信号という)をラッチし、ラッチしたソフト条件信
号をアンドゲート4aの入力端に入力するものであり、
具体的には、ソフトウェアの実行処理中はソフト条件信
号は“L”となり、ソフト条件信号が変わる毎にその条
件信号をラッチするものである。
【0042】出力判定手段4は、前述したように、アン
ドゲート4a及びオアゲート4bから構成され、アンド
ゲート4aの入力端にはフリップフロップ2の出力端、
フリップフロップ3の出力端、CPU6のアクセス状態
(Process State )を示す信号(以下、PS信号とい
う)の出力端がそれぞれ接続され、アンドゲート4aの
出力端はオアゲート4bの一方入力端に接続されてい
る。
【0043】オアゲート4bの一方入力端には、アンド
ゲート4aの出力端が接続され、他方入力端には、強制
リセット回路5の出力端が接続されている。
【0044】すなわち、CPU6からメモリ7に対する
アクセス状態を示すPS信号と、フリップフロップ3か
らのソフト条件信号とが共に“H”であり、かつ、フリ
ップフロップ2よりリセットパルスが入力された場合、
あるいは、強制リセット回路5からリセットパルスが出
力された場合にオアゲート4bからCPU6に対してリ
セット信号が出力される。
【0045】図2は、強制リセット回路5の要部構成を
示すブロック図である。
【0046】強制リセット回路5は、カウンタ回路をな
すカウンタ5a、エクスクルーシブオアゲート5b,5
c、アンドゲート5d、インバータ10、レジスタ11
〜14から構成され、前述したように、所定条件に基づ
いてオアゲート4bを介してCPU6にリセット信号を
出力するものであり、本実施例では、所定条件としてフ
リップフロップ2からリセットパルスが入力されてから
所定時間(本実施例では、5秒に設定されているものと
する)経過後にリセット信号が出力されるようになって
いる。
【0047】カウンタ5aの入力端であるスタート端子
にはフリップフロップ2の出力端が接続され、また、リ
セット端子には、インバータ10を介してフリップフロ
ップ2の出力端が接続されており、出力となるレジスタ
11,12の出力端はそれぞれエクスクルーシブオアゲ
ート5b,5cの一方入力端に接続されている。
【0048】また、エクスクルーシブオアゲート5b,
5cの他方入力端には、データバスからの信号及びCP
U6からのライト信号(以下、WR信号という)をラッ
チするレジスタ13,14の出力端がそれぞれ接続され
ており、エクスクルーシブオアゲート5b,5cの各出
力端はそれぞれアンドゲート5dの入力端に接続され、
アンドゲート5dの出力端がオアゲート4bの入力端に
接続されている。
【0049】すなわち、フリップフロップ2からリセッ
トパルスが入力されると、カウンタ5aのスタート端子
にはリセットパルスが直接入力されるとともに、リセッ
ト端子にはインバータ10を介してリセットパルスが入
力され、これによって、カウンタ5aによるカウントが
開始される。
【0050】カウンタ5aによってカウントが行われる
と、カウント値はカウンタ5a内のレジスタ11,12
に格納され、レジスタ11,12に格納されたカウント
値と、予めCPU6のWR信号によりレジスタ13,1
4内に格納されたリセット条件となる設定値とがエクス
クルーシブオアゲート5b,5cにより比較され、レジ
スタ11とレジスタ13とに格納された値、レジスタ1
2とレジスタ14とに格納された値がそれぞれ一致して
いた場合、各エクスクルーシブオアゲート5b,5cか
ら“H”が出力される。
【0051】したがって、レジスタ5a内部のカウント
値を格納するレジスタ11,12と、CPU6のWR信
号により予め設定された設定値を格納するレジスタ1
3,14との値が一致した場合のみ、アンドゲート5d
から強制リセットパルスが出力される。
【0052】図3は、CPU6によるメモリ7のアクセ
ス状態を示すPS信号のタイミングチャートである。な
お、図3中、は命令のフェッチ、は命令のデコー
ド、は命令の実行、はメモリ7へのデータ転送(デ
ータ格納)を示す。
【0053】本実施例でのCPU6から出力されるPS
信号は、バスアクセスの区切りで出力されるものであ
り、例えば、CPU6は、図3に示すように、CPU6
の動作が基準クロックに基づいて、例えば、命令のフ
ェッチ、命令のデコード、命令の実行、データ格
納という一連の処理を行うが、命令のフェッチ及び
データ格納の処理時には、メモリ7に対して読み出し
・書き込みのためにバスを使用してアクセスしている状
態であるので、PS信号として“L”が出力され、ま
た、命令のデコード及び命令の実行時には、CPU
6内部の処理であるので、メモリ7へのアクセスはな
く、PS信号として“H”が出力される。
【0054】次に、本実施例の動作を説明する。
【0055】まず、図1に示すリセット回路1の各種動
作を図4〜図6に基づいて説明する。
【0056】通常のリセット時には、アンドゲート4a
に入力されるソフト条件信号及びPS信号が共に“H”
の状態であり、外部操作によりフリップフロップ2にリ
セットパルスが入力されると、フリップフロップ2から
アンドゲート4aにリセットパルスが出力され、オアゲ
ート4bを介してCPU6のリセット端子にリセット信
号が出力される。
【0057】図4は、リセット回路1のプロセスステー
ト付加リセット動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0058】この場合、外部操作によりフリップフロッ
プ2にリセットパルスが入力されると、フリップフロッ
プ2によりリセットパルスがラッチされ、ラッチされた
リセットパルスがフリップフロップ2からアンドゲート
4aと強制リセット回路5とに入力される。これによっ
て、強制リセット回路5内部のカウンタ5aによりカウ
ントが開始される。
【0059】一方、アンドゲート4aには、フリップフ
ロップ3からソフト条件信号と、CPU6からPS信号
とが入力されており、このとき、ソフト条件信号は
“H”、つまり、ソフト処理の区切りとした場合、この
ときのPS信号は“L”であるので、アンドゲート4a
からの出力は“L”となり、オアゲート4bからはリセ
ット信号が出力されず、PS信号が“H”となるとオア
ゲートゲート4bからリセット信号が出力される。この
とき、強制リセット回路5のカウント値は、設定値であ
る5秒に満たないので、強制リセット信号を出力する前
にカウンタ5aがリセットされる。
【0060】図5は、リセット回路1のソフト条件リセ
ット動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0061】この場合、外部操作によりフリップフロッ
プ2にリセットパルスが入力されると、フリップフロッ
プ2によりリセットパルスがラッチされ、ラッチされた
リセットパルスがフリップフロップ2からアンドゲート
4aと強制リセット回路5とに入力される。これによっ
て、前述の例と同様に、強制リセット回路5内部のカウ
ンタ5aによりカウントが開始される。
【0062】一方、アンドゲート4aには、フリップフ
ロップ3からのソフト条件信号が入力されており、この
ソフト条件信号は、CPU6によってメモリアクセスに
関連するソフトウェア処理が実行されているときにセッ
トされ、例えば、ワープロ等の文書作成ソフトウェアに
より文字置換処理が実行される前に、ソフト条件がセッ
トされる。
【0063】これによって、フリップフロップ3によっ
てラッチされたソフト条件が“L”となるため、アンド
ゲート4aに入力されているPS信号が“H”となって
もオアゲート4bからリセット信号が出力されず、上記
ソフトウェア処理が終了して、ソフト条件がリセット
(すなわち、“H”)されたときに、PS信号が“H”
となると、リセット信号が出力される。
【0064】図6は、リセット回路1の暴走時における
強制リセット動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【0065】この場合、CPU6がソフトウェア処理の
実行中に暴走し、例えば、CPU6がメモリ7をアクセ
スした状態でロックしてしまった状態を想定すると、C
PU6によりメモリ7がアクセスされた状態が維持され
るため、PS信号は“L”のままとなる。したがって、
外部操作によりフリップフロップ2にリセットパルスが
入力されてフリップフロップ2からリセットパルスが出
力されても、PS信号が“L”であるため、このままで
は、アンドゲート4aからオアゲート4bにリセットパ
ルスが出力されることがない。
【0066】しかし、フリップフロップ2からのリセッ
トパルス出力と同時に強制リセット回路5のカウンタ5
aによるカウントが開始されており、所定のカウント値
(この場合、5秒)になると、オアゲート4bに対して
強制リセットパルスが出力されるため、CPU6が強制
的にリセットされる。
【0067】すなわち、ソフト条件信号及びPS信号か
ら得られる情報に基づいて、CPU6の処理の区切りで
リセットをかけることにより、メモリ7の記憶内容等を
破壊することなく、メモリ7等の周辺回路を保護した状
態でリセットすることができる。
【0068】また、CPU6が暴走し、ウエイト等によ
ってCPU6がロックして、CPU6の処理の区切りが
いつまでも現れない場合であっても、強制的にリセット
をかけることにより、確実にリセットすることができ
る。
【0069】したがって、周辺回路へのアクセスに対し
て悪影響をおよぼさず、CPU6等の演算回路に確実に
リセットをかけることができる。
【0070】以上説明したように、本実施例では、リセ
ットパルスを、リセットパルスの出力要求と、ソフト条
件信号及びPS信号によるCPU6のデータバス占有状
態の検出結果とに基づいて、リセットパルスの出力要求
があり、かつ、CPU6によるデータバスの占有を検出
しない場合に、CPU6に対してリセット信号を出力す
ることにより、周辺回路の内容を破壊することなく、対
象となる演算手段を確実にリセットすることができる。
【0071】なお、上記実施例は、命令のデコード、
命令の実行時においてメモリ7へのアクセスがないた
め、PS信号として“H”が出力される構成となってい
たが、これに限らず、例えば、命令のフェッチ時に
は、メモリ7からの命令の読み出しだけが行われるた
め、命令のフェッチ時にもPS信号として“H”が出
力されるように構成してもよい。
【0072】また、上記実施例では、演算手段としてC
PU6を例に採り説明したが、リセット信号の出力対象
となる演算手段としては、CPU6にに限定されるもの
ではない。
【0073】同様にして、強制リセット回路5の構成に
ついても上記構成に限定されるものではなく、例えば、
図7に示すように、同一の機能を有する他の構成に置換
してもよいことはいうまでもない。
【0074】図7は、他の実施例のリセット回路20の
全体構成を示すブロック図である。なお、図7におい
て、図1と同一部分には同一符号を付す。
【0075】図7において、リセット回路20内の強制
リセット回路30は、反転検出回路301、カウンタ3
02、アンドゲート303から構成されている。
【0076】反転検出回路301は、アクセス状態(P
S信号)が変化すると、カウンタ302のリセット端子
にリセット信号を出力するものであり、カウンタ302
は、反転検出回路301から出力されるリセット信号に
よりリセットされ、入力端から入力されるクロックCK
をカウントし、カウント値が所定値に達すると、アンド
ゲート303の一方入力端に“H”を出力するものであ
る。
【0077】アンドゲート303は、前述のように、一
方入力端をカウンタ302の出力端に接続するととも
に、他方入力端をフリップフロップ2の出力端と接続
し、出力端をオアゲート4bの他方入力端に接続してお
り、これによって、反転検出回路301とカウンタ30
2とによりCPU6の暴走検出回路を構成することにな
る。
【0078】以上の構成において、CPU6から出力さ
れるPS信号は、通常動作中においては、“H”→
“L”→“H”→・・・と交互に反転されて出力される
ので、所定時間の間、このPS信号が反転しない状態に
ある場合は、CPU6が暴走状態にあることを示してい
る。このため、反転検出回路301により、この反転信
号を検出してPS信号の状態が変化したときにカウンタ
302がリセットされるようにすることで、通常、カウ
ンタ302は入力されているクロックCKを常時カウン
トしており、所定値(本実施例では、例えば、5秒とな
る時間までのカウント値)になるとカウントアップ信号
がアンドゲート303に出力される。
【0079】すなわち、通常時では、カウンタ302の
カウントアップ前に反転検出回路301からリセット信
号が入力されてリセットされるが、CPU6の暴走時に
は、反転検出回路301からのリセット信号が入力され
ないので、カウントアップ信号がアンドゲート303に
出力される。このとき、フリップフロップ2からのリセ
ットパルスがアンドゲート303に入力されると、アン
ドゲート303からオアゲート4bに強制リセット信号
が出力され、オアゲート4bからCPU6のリセット端
子にリセット信号が出力される。
【0080】したがって、上記実施例と同様に、強制リ
セットが行われる。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、リセット信号
生成手段により生成されたリセット信号を、リセット信
号の出力要求と、状態検出手段による演算手段の処理の
区切りの検出結果とに基づいて、リセット信号の出力要
求があり、かつ、演算手段の処理の区切りであることを
検出した場合に演算手段に対してリセット信号を出力す
ることにより、周辺回路の内容を破壊することなく、対
象となる演算手段を確実にリセットすることができる。
【0082】この場合、請求項2記載の発明では、前述
の請求項1記載の発明に加えて、演算手段の処理動作に
基づいて出力される状態信号により演算手段の処理の区
切りを検出し、演算手段の動作状態を状態検出手段によ
って確実に把握することができる。
【0083】そして、この場合、請求項3記載の発明で
は、前述の請求項1または2記載の発明に加えて、演算
手段の処理の区切りとして、演算手段が当該演算手段の
動作に不可欠な記憶に対するデータ読み出しを行ってい
る状態を定義し、記憶内容の破壊を防止することができ
る。
【0084】さらに、この場合、請求項4記載の発明で
は、前述の請求項1、2または3記載の発明に加えて、
リセット信号の出力要求があり、かつ、状態検出手段に
よって演算手段の処理の区切りでないことを検出した場
合、予め設定された設定時間後にリセット信号を強制的
に演算手段に対して出力し、この場合、予め設定される
設定時間としては、請求項5記載の発明のように、演算
手段に対して出力されるリセット信号を予め設定された
設定時間だけ遅延させる遅延手段を介してリセット信号
の出力を行い、さらに、遅延回路として、請求項6記載
の発明のように、リセット信号の出力要求とともにカウ
ントを開始するカウンタ回路によるカウント値と、予め
設定された設定値とを比較し、一致した場合にリセット
信号を出力することにより、演算手段のトラブルにより
データバスが占有された状態でホールドされていても確
実にリセットを行うことができる。
【0085】なお、上記演算手段の処理の区切りとして
は、請求項7記載の発明によれば、該演算手段がデータ
バスを占有していない状態とし、また、請求項8記載の
発明によれば、該演算手段が少なくともメモリに対して
データの書き込みが行われていない状態とすることで、
メモリの内容を破壊することなく、対象となる演算手段
を確実にリセットすることができる。
【0086】請求項9記載の発明によれば、リセット信
号の出力要求に伴い、演算手段の処理の区切りを検出
し、検出結果、処理の区切りが検出された場合、演算手
段に対してリセット信号を出力することにより、周辺回
路の内容を破壊することなく、対象となる演算手段を確
実にリセットすることができる。
【0087】また、この場合、請求項8記載の発明によ
れば、前述の請求項7記載の発明に加えて、リセット信
号の出力要求に伴い、演算手段の処理の区切りを検出
し、検出結果、処理の区切りが検出されない場合であっ
ても、予め設定された設定時間を越えたときには演算手
段に対して強制的にリセット信号を出力することによ
り、演算手段のトラブルによりデータバスが占有された
状態でホールドされていても確実にリセットを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のリセット回路の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】強制リセット回路の要部構成を示すブロック図
である。
【図3】CPUによるメモリのアクセス状態を示すPS
信号のタイミングチャートである。
【図4】リセット回路のプロセスステート付加リセット
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】リセット回路のソフト条件リセット動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図6】リセット回路の暴走時における強制リセット動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】他の実施例のリセット回路の全体構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 リセット回路 2 フリップフロップ(リセット信号生成手
段) 3 フリップフロップ(状態検出手段) 4 出力判定手段 4a アンドゲート 4b オアゲート 5 強制リセット回路(遅延手段) 5a カウンタ(カウンタ回路) 5b エクスクルーシブオアゲート 5c エクスクルーシブオアゲート 5d アンドゲート 6 CPU(演算手段) 7 メモリ(周辺回路) 10 インバータ 11〜14 レジスタ 20 リセット回路 30 強制リセット回路(遅延手段) 301 反転検出回路 302 カウンタ 303 アンドゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 克義 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 渡辺 一嘉 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の算術・論理演算を行う演算手段に対
    してリセット信号を出力し、該演算手段の動作を初期化
    するリセット回路であって、 前記演算手段に対して出力されるリセット信号を生成す
    るリセット信号生成手段と、 前記演算手段による処理の区切りを検出する状態検出手
    段と、 リセット信号の出力要求及び該状態検出手段の検出結果
    に基づいて、前記リセット信号生成手段により生成され
    るリセット信号を前記演算手段に出力するか否かを判定
    する出力判定手段と、 を備え、 前記出力判定手段は、リセット信号の出力要求があった
    際、前記状態検出手段によって前記演算手段が処理の区
    切りであることを検出した場合に前記リセット信号生成
    手段により生成されるリセット信号を前記演算手段に出
    力することを特徴とするリセット回路。
  2. 【請求項2】前記状態検出手段は、前記演算手段の処理
    動作に基づいて出力される状態信号により該演算手段の
    処理の区切りを検出すること特徴とする請求項1記載の
    リセット回路。
  3. 【請求項3】前記状態検出手段は、前記演算手段が該演
    算手段の動作に不可欠な記憶に対するデータ読み出しを
    行っている状態を、該演算手段の処理の区切りとして検
    出することを特徴とする請求項1または2記載のリセッ
    ト回路。
  4. 【請求項4】リセット信号の出力要求があった際、前記
    状態検出手段によって前記演算手段の処理の区切りでな
    いことを検出した場合、該演算手段の処理の区切りでな
    い状態が予め設定された設定時間を越えたときにリセッ
    ト信号を該演算手段に対して強制的に出力することを特
    徴とする請求項1、2または3記載のリセット回路。
  5. 【請求項5】リセット信号の出力要求があった際、前記
    演算手段に対して出力されるリセット信号を予め設定さ
    れた設定時間だけ遅延させる遅延手段を設け、 前記状態検出手段によって前記演算手段の処理の区切り
    でないことを検出した場合、前記遅延手段を介してリセ
    ット信号を出力することを特徴とする請求項4記載のリ
    セット回路。
  6. 【請求項6】前記遅延手段は、リセット信号の出力要求
    とともにカウントを開始するカウンタ回路を有し、 該カウンタ回路によるカウント値が予め設定された設定
    値と一致した場合、リセット信号を出力することを特徴
    とする請求項5記載のリセット回路。
  7. 【請求項7】前記演算手段の処理の区切りとは、該演算
    手段がデータバスを占有していない状態であることを特
    徴とする請求項1記載のリセット回路。
  8. 【請求項8】前記演算手段の処理の区切りとは、該演算
    手段が少なくともメモリに対して書き込みを行っていな
    い状態であることを特徴とする請求項1記載のリセット
    回路。
  9. 【請求項9】リセット信号の出力要求に伴い、所定の算
    術・論理演算を行う演算手段の処理の区切りを検出し、 処理の区切りである場合、前記演算手段に対してリセッ
    ト信号を出力することを特徴とするリセット方法。
  10. 【請求項10】リセット信号の出力要求に伴い、所定の
    算術・論理演算を行う演算手段の処理の区切りを検出
    し、 処理の区切りでない場合、予め設定された設定時間を越
    えたときに前記演算手段に対して強制的にリセット信号
    を出力することを特徴とする請求項9記載のリセット方
    法。
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