JPH0730104U - トランスポンダを内蔵した空気入りタイヤ - Google Patents

トランスポンダを内蔵した空気入りタイヤ

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JPH0730104U
JPH0730104U JP6090993U JP6090993U JPH0730104U JP H0730104 U JPH0730104 U JP H0730104U JP 6090993 U JP6090993 U JP 6090993U JP 6090993 U JP6090993 U JP 6090993U JP H0730104 U JPH0730104 U JP H0730104U
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pneumatic tire
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JP6090993U
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尚隆 富田
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤ及びトランスポンダの耐久性を確保し
得る構造について提案する。 【構成】 1対のビード部間に1対のサイドウォール部
及びクラウン部をトロイド状に配置した空気入りタイヤ
であって、該ビード部1のタイヤ内周面に設けた隆起部
6に、円筒状ガラス11の周囲を耐衝撃性合成樹脂層12で
被覆した容器内に収容したトランスポンダ7を、その軸
がタイヤの周方向に沿う向きで埋設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、個々のタイヤに関する種々の情報を発信する、トランスポンダを 内蔵したタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
受信機と送信機の機能を併せ持つ、トランスポンダの基本技術はすでに確立さ れ、現在では様々な分野で応用されている。 タイヤへの応用もその一つであり、タイヤを識別するための情報、あるいはタ イヤの内圧、温度及び回転数等の情報を得るために、トランスポンダを利用して いる。例えば、タイヤから離れた位置より、そのタイヤに埋設したトランスポン ダに電気的信号を送って、該トランスポンダからの情報信号を受信する技術が、 実開平2−123404号公報に開示されている。
【0003】 このトランスポンダは、集積回路及びコイルと、これを保護する外殻から成り 、その形状は、コイン状又は円柱状など様々であり、比較的に小さなもので、上 記公報には、その埋設位置として、カーカスプライ巻き上げ部先端域又はバット レス部(サイドウォール部のタイヤ径方向外側端)のカーカスプライ外側面上が 示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ここに、トランスポンダをタイヤに埋設するに当たり、トランスポンダはタイ ヤの性能面で異物となるため、このトランスポンダによってタイヤの耐久性が劣 化するのを回避することが肝要である。一方、電子部品であるトランスポンダに おいて、タイヤの内部環境は苛酷であり、タイヤを介して受ける外力やタイヤ内 で発生する熱などによって、故障が誘発されないことが重要である。
【0005】 すなわち、トランスポンダを内蔵したタイヤにおいては、トランスポンダによ るタイヤ内からの通信をいかにして実用的かつ安定的なものにするかという基本 的な技術課題のほか、トランスポンダがタイヤの耐久性に悪影響を与えないと同 時に、タイヤ内部の厳しい環境に晒されるトランスポンダをいかに保護するか、 というタイヤ及びトランスポンダ両面からの耐久性の確立が不可欠になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
考案者らは、タイヤ及びトランスポンダの耐久性を確保し得る構造について種 々の検討を行ったところ、 タイヤに埋設するトランスポンダは、十分に小型にする必要から、筒型を採 用することが望ましい。 トランスポンダの取付けは、ビード部のタイヤ内周面にビードの軸方向に沿 わせた位置で行うことが、タイヤへの悪影響を最も小さくする上で望ましい。こ の位置は、トランスポンダがスチールコードと干渉して読取り、書込み距離が減 少する等の不利を伴わないことも肝要である。 しかし、従来のトランスポンダは動物への応用や耐水性等の観点からガラス で被覆されており、これを上記の位置に取付けると、リム組み及びリム解き時の 負荷や走行中の衝撃等の負荷にガラス容器が耐えられないため、これらに対する 耐久力のある被覆を工夫する必要がある。また、被覆は、タイヤに要求される高 温耐久性及び長期にわたる耐水性にも優れることが要求される。
【0007】 この考案は、上記の検討結果に基づくものである。 すなわち、この考案は、1対のビード部間に1対のサイドウォール部及びクラ ウン部をトロイド状に連ねて配置した空気入りタイヤであって、該ビード部のタ イヤ内周面に設けた隆起部に、円筒状ガラスの周囲を耐衝撃性に優れる合成樹脂 層で被覆した容器内に収容したトランスポンダを、その軸がタイヤの周方向に沿 う向きで埋設して成るトランスポンダを内蔵した空気入りタイヤである。
【0008】 さて、図1に、この発明に従うタイヤのビード部1の構造を図解した。 同図において、2はビードコア、3はこのビードコア2に巻き回したカーカス プライであり、カーカスプライ3のタイヤ内側にはライナーゴム4を、同様に外 側にはサイドウォールゴム5を、それぞれ配置して成る。
【0009】 そして、この考案においては、ビード部1のタイヤ内周面、すなわちライナー ゴム4表面に、タイヤの内側に向けて凸となる隆起部6をそなえ、この隆起部6 にトランスポンダ7を、その軸がタイヤの周方向に沿う向きに埋設する。隆起部 6は、タイヤをリムRに組込んだとき、ビード部1とリムフランジRf との離反 点Pからカーカスプライ3に下ろした垂線lからビードトー8に至るライナーゴ ム4の表面、すなわちビード部の固定域内に設けることが好ましい。
【0010】 また、トランスポンダ7は、図2に示すように、集積回路を内蔵するパッケー ジ9及びアンテナ10を、円筒状のガラス容器11を収容し、さらにガラス容器11を 耐衝撃性に優れた合成樹脂層12で被覆する。なお、合成樹脂としては、ポリフェ ニレンスルフィド(PPS),ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリエ チレンテレフタレート(PET),ABS樹脂等が適合するが、適当な機械強度 と成形性を有すれば他のものでも良い。
【0011】 ここで、ガラス容器11の厚みtG (図3参照)は0.3 〜2.0 及び合成樹脂層12 の厚みtP (図3参照)は0.5 〜3.0 の範囲に設定することが好ましい。なぜな ら、厚みtG が0.3 未満であると、機械的強度が不足し、一方tG が2.0 をこえ ると、トランスポンダー全体の径が大きくなりすぎてタイヤの耐久性に悪影響を 与える。なお、ガラス層の厚さは耐水性さえ確保出来れば良い。
【0012】 同様に、厚みtP が0.5 未満であると、機械的強度が不足し、一方tP が3.0 をこえると、トランスポンダー全体の径が大きくなりすぎてタイヤの耐久性に悪 影響を与える。なお、樹脂層の厚さは強度の観点から決定され、圧縮と曲げに対 抗する十分な厚さを、用いる樹脂の弾性率に従って求める。
【0013】 さらに、隆起部6はトランスポンダ7を埋設したときに、トランスポンダ7が ライナーゴム4内部に位置したり、あるいは隆起部6の外側に露出したりしない 形状及び厚みを有し、この隆起部6内に埋めたトランスポンダ7とカーカスプラ イ3との間に最短距離d(図3参照):1.0 〜5.0 を確保することが好ましい。 なぜなら、最短距離dが1.0 未満であると、周波数のずれによる読取り距離の減 少が顕著になり、一方距離dが5.0 をこえると、隆起部が不必要に大きくなり、 タイヤ性能上好ましくない。
【0014】 ここで、上記最短距離dとトランスポンダーに対する読取り距離との関係につ いて調査した結果を図4に示す。なお、この実験はタイヤ内面(ビード端からタ イヤの内側に約4cmの位置)を切削してカーカスプライにトランスポンダーを接 触させた状態をd=0とし、カーカスプライとトランスポンダーとの間に1〜4 mm厚のゴムシートを挿入してdを変化して、読取り距離を調査した。
【0015】 同図に示すように、dが1mm以上、より好ましくは2mm以上で読取り可能距離 を十分に確保し得ることがわかる。なお、トランスポンダーを覆う合成樹脂層( 1mm厚)を取除いて、ガラス容器を直接カーカスプライに接触させた場合(d: −1mmに相当)は、読取りが不可能であった。すなわち、ガラスおよび合成樹脂 層が電気的に作用を及ぼすことはなく、従って読取りに関しては、トランスポン ダーのアンテナとカーカスプライとの距離が重要になる。
【0016】
【作用】
この考案では、トランスポンダをタイヤ性能に影響を与えにくい位置、すなわ ちリムによって固定されるビード部のタイヤ内周面に設け、タイヤの耐久性を確 保する。
【0017】 一方、この位置に埋設されるトランスポンダは、特にリム組み及びリム解き時 の負荷、さらには走行中の衝撃に対して、十分な耐久性をそなえると共に、耐水 性も確保する必要がある。そこで、トランスポンダ本体を二重に被覆すること、 すなわち、その内層は機密性及び耐水性を確保するためのガラス容器とし、その 外側を強靭な樹脂で被覆した二重構造としたのである。この構造によって、強度 と耐水性をトランスポンダに兼備させることができ、これによってはじめてタイ ヤビード部への埋設が可能となるのである。
【0018】 また、トランスポンダの埋設位置も規制する必要がある。というのは、電磁誘 導タイプのトランスポンダでは、金属に近接させると周波数ずれを起こして読取 り距離が低下してしまうからである。従って、トランスポンダとカーカスプライ との最短距離は少なくとも1.0mm は確保することが望ましい。
【0019】
【実施例】
サイズ11R22.5のトラック用スチールラジアルタイヤに、図3に示したところ に従って、トランスポンダを距離d:2.0mm の位置に埋設した。なお、トランス ポンダには、テキサスインスツルメント社製 RI−TRP−WRHCの外側に 、肉厚が1mmの合成樹脂層を射出成形にて追加形成したものを用いた。この合成 樹脂には、PPSを使用した。
【0020】 かくして得られたタイヤに対して、多数回のリム組み及びリム解きを施し、そ の負荷に対するトランスポンダの耐久性を試験したところ、全く問題がなかった 。また、比較として、上記と同様のトランスポンダを被覆なしに埋設したタイヤ を試作し、同様の試験を行ったところ、リム解きの際にガラス容器が破壊した。
【0021】 次に、ドラム試験によってタイヤの耐久性を調べたところ、トランスポンダの 埋設による悪影響はみられなかった。 さらに、テキサスインスツルメント社製のハンドヘルド型読取り、書込み器を 用いて読取テストを行ったところ、タイヤ中に埋設することによる読取りまたは 書込み距離の減少は軽微であった。
【0022】
【考案の効果】
この考案によれば、タイヤの性能を犠牲にすることなしに、タイヤに埋設した トランスポンダの性能及び耐久性を確保することができ、実用に耐え得るトラン スポンダ内蔵タイヤの提供が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤビード部に埋設したトランスポンダを示
す図である。
【図2】トランスポンダの模式図である。
【図3】トランスポンダ埋設場所の拡大図である。
【図4】距離dとトランスポンダに対する読取り距離と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ビード部 2 ビードコア 3 カーカスプライ 4 ライナーゴム 5 サイドウォールゴム 6 隆起部 7 トランスポンダ 8 ビードトー 9 パッケージ 10 アンテナ 11 ガラス容器 12 合成樹脂層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対のビード部間に1対のサイドウォー
    ル部及びクラウン部をトロイド状に連ねて配置した空気
    入りタイヤであって、該ビード部のタイヤ内周面に設け
    た隆起部に、円筒状ガラスの周囲を耐衝撃性に優れる合
    成樹脂層で被覆した容器内に収容したトランスポンダ
    を、その軸がタイヤの周方向に沿う向きで埋設して成る
    トランスポンダを内蔵した空気入りタイヤ。
JP6090993U 1993-08-18 1993-11-12 トランスポンダを内蔵した空気入りタイヤ Pending JPH0730104U (ja)

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DE69406224T DE69406224T2 (de) 1993-08-18 1994-08-17 Luftreifen mit einem Transponder, Einrichtung und Verfahren zum Aufnehmen und Ablesen von einem Transponder
EP94306077A EP0639472B1 (en) 1993-08-18 1994-08-17 Pneumatic tire having a transponder therein, and a method of and a device for reading and writing of a transponder
US08/571,702 US6257289B1 (en) 1993-08-18 1995-12-13 Pneumatic tire having a transponder therein, and a method of and a device for reading and writing of a transponder

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