JPH07301338A - グランドパッキン - Google Patents

グランドパッキン

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JPH07301338A
JPH07301338A JP6094930A JP9493094A JPH07301338A JP H07301338 A JPH07301338 A JP H07301338A JP 6094930 A JP6094930 A JP 6094930A JP 9493094 A JP9493094 A JP 9493094A JP H07301338 A JPH07301338 A JP H07301338A
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ring
shaped
die mold
packing
axial direction
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Takahisa Ueda
隆久 上田
Masaru Fujiwara
優 藤原
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/18Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for elastic or plastic packings
    • F16J15/20Packing materials therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/26Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for rigid sealing rings
    • F16J15/30Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for rigid sealing rings with sealing rings made of carbon

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻き重ね部に形成される微少な隙間を通して
の浸透漏れを防止するとともに、低締付けにても十分に
変形させて確実なシール性を発揮させることができ、そ
の上、摩耗に対する追随性を良くして長期に亘って高い
封止性能を確保することができるようにする。 【構成】 膨張黒鉛テープ1aをうず巻き状に巻き重ね
して、リング状にダイモールド成形してなるダイモール
ドパッキン部1の少なくとも軸方向の一端面で、かつ、
径方向の内端部および外端部の少なくとも一方に、軸方
向外方へ向けて突出するリング状堰部2,3を一体形成
するとともに、これらリング状堰部2,3を除くダイモ
ールドパッキン部1の軸方向端面にリング状シール材
4,5を、それらの外面よりもリング状堰部2,3が軸
方向に突出するように密着配置してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバルブやポンプ
等の各種流体機器における軸封装置として使用されるも
ので、詳しくは、スタフィンボックス内に装填するとと
もに、パッキン押えにより軸方向から加圧して軸や弁棒
などの外周面に密着させて軸封部を形成するグランドパ
ッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のグランドパッキンとして、従来
から一般的に、図25に示すように、膨張黒鉛テープな
どのテープ状素材50をうず巻き状に巻き重ねして、リ
ング状にダイモールド成形してなるダイモールドパッキ
ン51が知られている。このようなダイモールドパッキ
ン51は、図26に示すように、不浸透性を有するリン
グ状のシート素材52を積層してなる複数個のラミネー
トパッキン53とともにスタフィンボックス54内にお
いて軸や弁棒55(以下、弁棒等と称する)の外周で軸
方向交互に配置したり、あるいは、図27に示すよう
に、従来から周知の編組パッキン56と組合わせ配置し
た上、パッキン押え57を介して軸方向から加圧するこ
とにより、それらの内周面部を弁棒等55の外周面に密
着させて軸封を行なうように使用されていた。
【0003】また、図28に示すように、上述のダイモ
ールドパッキン51の軸方向一端面で径方向の外端部分
から軸方向外方へ向けてリング状堰部51aを形成し、
このリング状堰部51aに、編組パッキン56の軸方向
一端面で径方向の外端部分に形成したリング状凹部56
aを嵌合させて、両パッキン51,56を一体化してな
るグランドパッキン58も知られている。このような一
体化されたグランドパッキン58も、上記リング状堰部
51aを有するダイモールドパッキン51とともに、図
29に示すように、スタフィンボックス54内に組合わ
せ配置した上、上述と同様に、パッキン押え57を介し
て軸方向から加圧することにより、それらの内周面部を
弁棒等55の外周面に密着させて軸封を行なうように使
用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなダイモ
ールドパッキン51を主体とする従来のグランドパッキ
ンにおいては、いずれにしても、テープ状素材50の巻
き重ね部に図25および図28に示すように微少な隙間
59が形成されることは避けられず、この微少な隙間5
9に加圧流体が浸透して、矢印aで示すような漏れが発
生しやすい。特に、分子量の低いガス系流体の場合はそ
の浸透漏れを止めることが非常に難しい。
【0005】また、テープ状素材50を巻き重ねしてな
るダイモールドパッキン51はもともと強度が小さく、
使用態様において弁棒等55の軸線に対して平行に近い
形で配置されて軸方向から加圧されたとき、隙間にはみ
出して応力緩和しやすいとともに、ダイモールド成形時
に高面圧成形されているので、矩形断面のものでは低締
付けにて十分なシール性を発揮させることができない。
【0006】さらに、図26に示すように、ダイモール
ドパッキン51とラミネートパッキン53とを組合わせ
使用する場合は、加圧時におけるラミネートパッキン5
3の変形量が小さいために、該ラミネートパッキン53
の製作にあたって非常に高い寸法精度が要求され、か
つ、このラミネートパッキン53部分が摩耗しやすく、
微量でも摩耗すると、弁棒等55に対する接触面圧力が
極端に低下して封止性能が大きく劣化するという問題が
あった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、浸透漏れを防止できるとともに、低締付けにても十
分に変形させて確実なシール性を発揮させることがで
き、しかも、少量の摩耗に対する追従性を良好にして長
期に亘って高い封止性能を確保することができるグラン
ドパッキンを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るグランドパッキンは、膨張黒
鉛テープをうず巻き状に巻き重ねして、リング状にダイ
モールド成形してなるダイモールドパッキン部の少なく
とも軸方向一端面で、かつ、径方向の内端部分および外
端部分の少なくとも一方に、軸方向外方へ向けて突出す
るリング状の堰部を形成し、このリング状堰部を除くダ
イモールドパッキン部の上記軸方向一端面にリング状シ
ール材を密着配置し、このリング状シール材の外面より
も上記リング状堰部を軸方向に突出させているものであ
る。
【0009】上記構成のグランドパッキンにおいて、上
記リング状堰部を、請求項2のように、上記ダイモール
ドパッキン部の軸方向両端面で、かつ、径方向の内端部
分もしくは外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突
出させる、または、請求項3のように、上記ダイモール
ドパッキン部の軸方向一端面で径方向の内端部分および
上記ダイモールドパッキン部の軸方向他端面で径方向の
外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突出させると
ともに、これらリング状堰部を除くダイモールドパッキ
ン部の上記軸方向両端面にそれぞれリング状シール材を
密着配置させた構成としてもよい。
【0010】また、請求項4の発明に係るグランドパッ
キンは、膨張黒鉛テープをうず巻き状に巻き重ねして、
リング状にダイモールド成形してなるダイモールドパッ
キン部の少なくとも軸方向一端面で、かつ、径方向の内
端部分および外端部分の少なくとも一方に、軸方向外方
へ向けて突出するリング状の堰部を形成し、このリング
状堰部を除くダイモールドパッキン部の上記軸方向一端
面にリング状シール材を密着配置し、このリング状シー
ル材の外面を上記リング状堰部側ほど軸方向外方に位置
する傾斜円錐面に形成させるとともに、この傾斜円錐面
のほぼ延長面上に上記リング状堰部の突出端面を位置さ
せているものである。
【0011】上記請求項4のグランドパッキンにおい
て、上記リング状堰部を、請求項5のように、上記ダイ
モールドパッキン部の軸方向両端面で、かつ、径方向の
内端部分もしくは外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向
けて突出させる、または、請求項6のように、これらリ
ング状堰部を除くダイモールドパッキン部の上記軸方向
両端面にそれぞれリング状シール材を密着配置させた構
成としてもよい。
【0012】さらに、請求項7の発明に係るグランドパ
ッキンは、膨張黒鉛テープをうず巻き状に巻き重ねし
て、リング状にダイモールド成形してなるダイモールド
パッキン部の少なくとも軸方向一端面で、かつ、径方向
の内端部分および外端部分の少なくとも一方に、軸方向
外方へ向けて突出するリング状の堰部を形成し、このリ
ング状堰部を除くダイモールドパッキン部の上記軸方向
一端面にリング状シール材を密着配置し、このリング状
シール材の外面を上記リング状堰部側ほど軸方向内方に
位置する傾斜円錐面に形成させるとともに、この傾斜円
錐面のほぼ延長面上に上記リング状堰部の突出端面を位
置させているものである。
【0013】上記請求項7のグランドパッキンにおい
て、上記リング状堰部を、請求項8のように、上記ダイ
モールドパッキン部の軸方向両端面で、かつ、径方向の
内端部分もしくは外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向
けて突出させる、または、請求項9のように、これらリ
ング状堰部を除くダイモールドパッキン部の上記軸方向
両端面にそれぞれリング状シール材を密着配置させた構
成としてもよい。
【0014】さらにまた、上記各構成のグランドパッキ
ンにおける上記リング状シール材としては、不浸透性を
有するシート状素材の積層体、単一板体、金属箔のいず
れを選択使用してもよい。
【0015】
【作用】請求項1〜3の発明によれば、ダイモールドパ
ッキン部の少なくとも軸方向一端面にリング状シール材
が密着配置されているので、ダイモールドパッキン部を
構成する膨張黒鉛テープの巻き重ね部に形成される微少
な隙間に加圧流体が浸透しても、その流体の漏れがリン
グ状シール材にて防止されるとともに、ダイモールドパ
ッキン部分の軸方向へのはみ出しによる応力緩和がリン
グ状シール材にて抑制される。また、上記ダイモールド
パッキン部に軸方向外方へ向けて突出するリング状堰部
が形成されているので、当該グランドパッキンをスタフ
ィンボックス内に装填して使用する際、軸方向から低い
締付け力を付与するだけで、上記堰部を容易に変形させ
て密度が高まるとともに、径方向に大きな応力を発生さ
せてスタフィンボックスの内面および弁棒等の外周面に
強く密接される。これによって、該堰部からの浸透漏れ
を確実に防止すると同時に、スタフィンボックスおよび
弁棒との間のシール性を高くすることが可能である。そ
の上、上記リング状堰部は緻密な折り畳み構造で、かつ
弾性に富んだ構造となり、少量の摩耗に対しては良好に
追従して浸透漏れ防止および高いシール性を確保するこ
とができる。
【0016】また、請求項4〜6の発明によれば、ダイ
モールドパッキン部を構成する膨張黒鉛テープの巻き重
ね部に形成される微少な隙間に加圧流体が浸透しても、
その流体の漏れがリング状シール材にて防止されるとと
もに、ダイモールドパッキン部分の軸方向へのはみ出し
による応力緩和がリング状シール材にて抑制される。ま
た、上記ダイモールドパッキン部に軸方向外方へ向けて
突出するリング状堰部が形成されており、このリング状
堰部の突出端面および上記リング状シール材の外面が上
記堰部側ほど軸方向外方に位置する傾斜円錐面に形成し
ているので、当該グランドパッキンをスタフィンボック
ス内に装填して使用する際、軸方向から低い締付け力を
付与するだけで、上記堰部およびリング状シール材を弁
棒等の軸線に対してほぼ垂直な面に位置させるように容
易に変形させて堰部の密度が高まるとともに、径方向に
大きな応力を発生させてスタフィンボックスの内面およ
び弁棒等の外周面に強く密接される。これによって、該
堰部からの浸透漏れを確実に防止すると同時に、スタフ
ィンボックスおよび弁棒との間のシール性を高くするこ
とが可能である。その上に、上記リング状堰部は緻密な
折り畳み構造で、かつ弾性に富んだ構造となり、少量の
摩耗に対しては良好に追従して浸透漏れ防止および高い
シール性を確保することができる。
【0017】さらに、請求項7〜9の発明によれば、リ
ング状堰部の突出端面および上記リング状シール材の外
面で形成する傾斜円錐面が上記堰部側ほど軸方向内方に
位置するように、請求項4〜6の発明の場合と逆傾斜の
円錐面に形成されている点が異なるだけで、ダイモール
ドパッキン部を構成する膨張黒鉛テープの巻き重ね部に
形成される微少な隙間に浸透する加圧流体の漏れがリン
グ状シール材にて防止されること、ダイモールドパッキ
ン部分の軸方向へのはみ出しによる応力緩和がリング状
シール材にて抑制されること、当該グランドパッキンを
スタフィンボックス内に装填して使用する際、軸方向か
ら低い締付け力を付与するだけで、上記堰部およびリン
グ状シール材を弁棒等の軸線に対してほぼ垂直な面に位
置させるように容易に変形させて堰部の密度が高められ
るとともに、径方向に大きな応力を発生させてスタフィ
ンボックスの内面および弁棒等の外周面に強く密接さ
れ、これによって、該堰部からの浸透漏れを確実に防止
すると同時に、スタフィンボックスおよび弁棒との間の
シール性を高くすることが可能であること、の相乗作用
により確実な浸透漏れ防止および高いシール性を発揮さ
せることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。 第1実施例:図1は本発明の第1実施例によるグランド
パッキンG1の縦断面図であり、同図において、1はダ
イモールドパッキン部であり、該ダイモールドパッキン
部1は、膨張黒鉛テープ1aをうず巻き状に巻き重ねし
て、内径dが32mm、外径Dが48mm、高さhが1
2mmなる寸法のリング状にダイモールド成形してな
る。2は上記ダイモールドパッキン部1の軸方向一端面
で径方向の外端部分から軸方向外方へ向けて突出(突出
量δ1=2mm)させて一体に形成したリング状堰部、
3は上記ダイモールドパッキン部1の軸方向他端面で径
方向の内端部分から軸方向外方(上記リング状堰部2と
は反対方向)へ向けて突出(突出量δ2=2mm)させ
て一体に形成したリング状堰部である。4,5は上記内
外のリング状堰部2,3を除くダイモールドパッキン部
1の軸方向両端面に密着配置したリング状シール材であ
り、このリング状シール材4,5は不浸透性を有する膨
張黒鉛シート(厚さ0.38mm)の打抜き品を3層に
ラミネートしてなるものである。なお、上記ダイモール
ドパッキン部1を構成する膨張黒鉛テープ1aとして
は、金属細線のニットメッシュや金属箔を複合(ラミネ
ート)したものを使用してもよい。また、上記リング状
シール材4,5はダイモールドパッキン部1に対し接着
一体化してもよいが、堰部2,3の存在によって位置決
めされるので、接着しなくてもよい。
【0019】第2実施例:図2は本発明の第2実施例に
よるグランドパッキンG2の縦断面図であり、同実施例
においては、ダイモールドパッキン部1の軸方向一端面
で径方向の外端部分から軸方向外方へ向けて突出させて
リング状堰部2を一体に形成するとともに、このリング
状堰部2を除くダイモールドパッキン部1の軸方向一端
面側にのみリング状シール材4を密着配置してなるもの
であり、ダイモールドパッキン部1およびリング状シー
ル材4の構成および各部の寸法(d,D,h,δ1)な
どは上記第1実施例と同一であるため、それらの詳細な
説明は省略する。
【0020】第3実施例:図3は本発明の第3実施例に
よるグランドパッキンG3の縦断面図であり、同実施例
においては、ダイモールドパッキン部1の軸方向両端面
で径方向の外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突
出させてリング状堰部2A,2Bを一体に形成するとと
もに、これらリング状堰部2A,2Bを除くダイモール
ドパッキン部1の軸方向両端面にそれぞれリング状シー
ル材4,5を密着配置してなるものであり、ダイモール
ドパッキン部1およびリング状シール材4,5の構成お
よび各部の寸法(d,D,h,δ1,δ2)などは上記
第1実施例と同一であるため、それらの詳細な説明は省
略する。
【0021】第4実施例:図4は本発明の第4実施例に
よるグランドパッキンG4の縦断面図であり、同実施例
においては、ダイモールドパッキン部1の軸方向一端面
で径方向の内端部分から軸方向外方へ向けて突出させて
リング状堰部3を一体に形成するとともに、このリング
状堰部3を除くダイモールドパッキン部1の軸方向一端
面側にのみリング状シール材4を密着配置してなるもの
であり、ダイモールドパッキン部1およびリング状シー
ル材4の構成および各部の寸法(d,D,h,δ1)な
どは上記第1実施例と同一であるため、それらの詳細な
説明は省略する。
【0022】第5実施例:図5は本発明の第5実施例に
よるグランドパッキンG5の縦断面図であり、同実施例
においては、ダイモールドパッキン部1の軸方向両端面
で径方向の内端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突
出させてリング状堰部3A,3Bを一体に形成するとと
もに、これらリング状堰部3A,3Bを除くダイモール
ドパッキン部1の軸方向両端面にそれぞれリング状シー
ル材4,5を密着配置してなるものであり、リング状シ
ール材4,5として、0.2mm厚さの打抜きステンレ
ス板を使用している以外、ダイモールドパッキン部1の
構成および各部の寸法(d,D,h,δ1,δ2)など
は上記第1実施例と同一であるため、それらの詳細な説
明は省略する。
【0023】第6実施例:図6は本発明の第6実施例に
よるグランドパッキンG6の縦断面図であり、同図にお
いて、1はダイモールドパッキン部であり、該ダイモー
ルドパッキン部1は、膨張黒鉛テープ1aをうず巻き状
に巻き重ねして、内径dが32mm、外径Dが48m
m、高さhが10mmなる寸法のリング状にダイモール
ド成形してなる。6は上記ダイモールドパッキン部1の
軸方向一端面で径方向の外端部分から軸方向外方へ向け
て突出(突出量δ1=0.2mm)させて一体に形成し
たリング状堰部、7は上記ダイモールドパッキン部1の
軸方向他端面で径方向の内端部分から軸方向外方(上記
リング状堰部6とは反対方向)へ向けて突出(突出量δ
2=0.2mm)突出させて一体に形成したリング状堰
部である。8,9は上記内外のリング状堰部6,7を除
くダイモールドパッキン部1の軸方向両端面に密着配置
したリング状シール材であり、このリング状シール材
8,9は0.2mm厚さの打抜きステンレス板から構成
されており、それらの外面8a,9aをそれぞれ上記リ
ング状堰部6,7側ほど軸方向外方に位置するように、
軸線に垂直な面に対して15°の傾きθをもった傾斜円
錐面に形成するとともに、上記各リング状堰部6,7の
突出端面6a,7aが上記傾斜円錐面8a,9aのほぼ
延長面上に位置するように構成したものである。
【0024】第7実施例:図7は本発明の第7実施例に
よるグランドパッキンG7の縦断面図であり、同実施例
においては、ダイモールドパッキン部1の軸方向一端面
で径方向の外端部分から軸方向外方へ向けて突出させて
リング状堰部6を一体に形成するとともに、このリング
状堰部6を除くダイモールドパッキン部1の軸方向一端
面側にのみリング状シール材8を密着配置し、このリン
グ状シール材8をその外面8aが上記リング状堰部6側
ほど軸方向外方に位置するような傾斜円錐面に形成して
なるものであり、リング状シール材8として、不浸透性
を有する膨張黒鉛シート(厚さ0.38mm)の打抜き
品を3層にラミネートしてなるものを使用している以
外、ダイモールドパッキン部1の構成および各部の寸法
(d,D,h,δ1,θ)などは上記第6実施例と同一
であるため、それらの詳細な説明は省略する。
【0025】第8実施例:図8は本発明の第8実施例に
よるグランドパッキンG8の縦断面図であり、同実施例
においては、ダイモールドパッキン部1の軸方向両端面
で径方向の外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突
出させてリング状堰部6A,6Bを一体に形成するとと
もに、これらリング状堰部6A,6Bを除くダイモール
ドパッキン部1の軸方向両端面にそれぞれリング状シー
ル材8,9を密着配置し、これらリング状シール材8,
9をそれらの外面8a,9aが上記各リング状堰部6
A,6B側ほど軸方向外方に位置するような傾斜円錐面
に形成してなるものであり、各リング状シール材8,9
として、1.0mm厚さの四弗化エチレン樹脂(PTF
E)シートの打抜き品を使用している以外、ダイモール
ドパッキン部1の構成および各部の寸法(d,D,h,
δ1,δ2,θ)などは上記第6実施例と同一であるた
め、それらの詳細な説明は省略する。
【0026】第9実施例:図9は本発明の第9実施例に
よるグランドパッキンG9の縦断面図であり、同実施例
においては、ダイモールドパッキン部1の軸方向一端面
で径方向の内端部分から軸方向外方へ向けて突出させて
リング状堰部7を一体に形成するとともに、このリング
状堰部7を除くダイモールドパッキン部1の軸方向一端
面側にのみリング状シール材8を密着配置し、このリン
グ状シール材8をその外面8aが上記リング状堰部7側
ほど軸方向外方に位置するような傾斜円錐面に形成して
なるものであり、リング状シール材8として、不浸透性
を有する膨張黒鉛シート(厚さ0.38mm)の打抜き
品を3層にラミネートしてなるものを使用している以
外、ダイモールドパッキン部1の構成および各部の寸法
(d,D,h,δ1,θ)などは上記第6実施例と同一
であるため、それらの詳細な説明は省略する。
【0027】第10実施例:この第10実施例のグラン
ドパッキンG10は、リング状シール材8として、PT
FE含浸のガラス繊維織物を使用している以外、上記第
9実施例と全く同一であるため、図示およびそれらの詳
細な説明を省略する。
【0028】第11実施例:図10は本発明の第11実
施例によるグランドパッキンG11の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向一端面で径方向の外端部分から軸方向外方へ向けて突
出させて一体に形成したリング状堰部6および上記ダイ
モールドパッキン部1の軸方向他端面で径方向の内端部
分から軸方向外方(上記リング状堰部6とは反対方向)
へ向けて突出させて一体に形成したリング状堰部7のう
ち、径方向外側のリング状堰部6の突出端面6aを、ダ
イモールドパッキン部1の軸方向両端面に軸線に垂直な
面に対して15°の傾きθをもった傾斜円錐面を形成す
るように密着配置したリング状シール材8,9のうちの
一方のシール材8の傾斜円錐面8aよりも軸方向外方へ
向けて突出させたものであり、その他の構成および各部
の寸法などは上記実施例6と同一であるため、それらの
詳細な説明は省略する。
【0029】第12実施例:図11は本発明の第12実
施例によるグランドパッキンG12の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向一端面で径方向の外端部分から軸方向外方へ向けて突
出させて一体に形成したリング状堰部6の突出端面6a
を、上記ダイモールドパッキン部1の軸方向一端面側に
その外面8aが上記リング状堰部6側ほど軸方向外方に
位置するような傾斜円錐面を形成するように密着配置し
たリング状シール材8の傾斜円錐面8aよりも軸方向外
方へ向けて突出させたものであり、その他の構成および
各部の寸法などは上記第7実施例と同一であるため、そ
れらの詳細な説明は省略する。
【0030】第13実施例:図12は本発明の第13実
施例によるグランドパッキンG13の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向両端面で径方向の外端部分からそれぞれ軸方向外方へ
向けて突出させて一体に形成したリング状堰部6A,6
Bの突出端面6a,6bを、上記ダイモールドパッキン
部1の軸方向両端面それぞれに外面8a,9aが上記各
リング状堰部6A,6B側ほど軸方向外方に位置するよ
うな傾斜円錐面を形成するように密着配置したリング状
シール材8,9それぞれの傾斜円錐面8a,9aよりも
軸方向外方へ向けて突出させたものであり、その他の構
成および各部の寸法などは上記第8実施例と同一である
ため、それらの詳細な説明は省略する。
【0031】第14実施例:図13は本発明の第14実
施例によるグランドパッキンG14の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向一端面で径方向の内端部分から軸方向外方へ向けて突
出させて一体に形成したリング状堰部7の突出端面7a
を、上記ダイモールドパッキン部1の軸方向一端面側に
その外面8aが上記リング状堰部7側ほど軸方向外方に
位置するような傾斜円錐面を形成するように密着配置し
たリング状シール材8の傾斜円錐面8aよりも軸方向外
方へ向けて突出させたものであり、その他の構成および
各部の寸法などは上記第9実施例と同一であるため、そ
れらの詳細な説明は省略する。
【0032】第15実施例:図14は本発明の第15実
施例によるグランドパッキンG15の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向両端面に密着配置したリング状シール材8,9を、そ
れらの外面8a,9aが上記第6実施例のものとは逆に
それぞれリング状堰部6,7側ほど軸方向内方に位置す
るように、軸線に垂直な面に対して15°の傾きθをも
った傾斜円錐面に形成するとともに、上記各リング状堰
部6,7の突出端面6a,7aが上記傾斜円錐面8a,
9aのほぼ延長面上に位置するように構成したものであ
り、その他の構成および各部の寸法などは第6実施例と
同一であるため、それらの詳細な説明は省略する。
【0033】第16実施例:図15は本発明の第16実
施例によるグランドパッキンG16の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向一端面側にのみ密着配置したリング状シール材8を、
その外面8aが上記第7実施例とは逆にリング状堰部6
側ほど軸方向内方に位置するような傾斜円錐面に形成し
てなるものであり、その他の構成および各部の寸法など
は第7実施例と同一であるため、それらの詳細な説明は
省略する。
【0034】第17実施例:図16は本発明の第17実
施例によるグランドパッキンG17の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向両端面にそれぞれ密着配置したリング状シール材8,
9を、それらの外面8a,9aが上記第8実施例とは逆
に各リング状堰部6A,6B側ほど軸方向内方に位置す
るような傾斜円錐面に形成してなるものであり、その他
の構成および各部の寸法などは第8実施例と同一である
ため、それらの詳細な説明は省略する。
【0035】第18実施例:図17は本発明の第18実
施例によるグランドパッキンG18の縦断面図であり、
同実施例においては、ダイモールドパッキン部1の軸方
向一端面側にのみ密着配置したリング状シール材8を、
その外面8aが上記第9実施例とは逆にリング状堰部7
側ほど軸方向内方に位置するような傾斜円錐面に形成し
てなるものであり、その他の構成および各部の寸法など
は第9実施例と同一であるため、それらの詳細な説明は
省略する。
【0036】なお、上記各実施例によるグランドパッキ
ンG1〜G18おいて、ダイモールドパッキン部1を構
成する膨張黒鉛テープ1aとしては、金属細線のニット
メッシュや金属箔を複合(ラミネート)したものを使用
してもよく、また、リング状シール材4,5や8,9と
しては、不浸透性を有するシート状のものであればよ
く、膨張黒鉛シート、ステンレス板、PTFEシート以
外にも、例えばPPS、PEEK、アラミドなどのフィ
ルムやNBR、CR、SR、弗素ゴム等の板、銅、アル
ミ、鉛、インコネルなどの金属箔あるいはそれらの薄板
などの中から各種の使用条件に応じて適宜に選択使用す
ればよい。さらに、リング状シール材4,5,8,9は
ダイモールドパッキン部1に対し接着一体化してもよい
が、堰部2,3,6,7の存在によって位置決めされる
ので、接着しなくてもよい。
【0037】つぎに、上記のように構成された各実施例
のグランドパッキンの代表的な使用態様について説明す
る。 使用例1:図18は上記第2実施例によるグランドパン
パッキンG2および第4実施例によるグランドパッキン
G4を、スタフィンボックス10内で弁棒等11の外周
に軸方向交互に複数個配置するとともに、それらの軸線
方向の両端にはそれぞれ編組パッキン12,12を配置
した上、パッキン押え13を介して軸方向の一端側から
締付け加圧することにより、軸封部を形成したものであ
る。このような使用態様において、各グランドパッキン
G2,G4のダイモールドパッキン部1を構成する膨張
黒鉛テープ1aの巻き重ね部には、例えば図21に示す
ような微少な隙間14が形成されており、その微少隙間
14に加圧流体が浸透するものの、その浸透流体の外部
への漏れ出しはリング状シール材4にて防止されるとと
もに、ダイモールドパッキン部分1の軸方向へのはみ出
しによる応力緩和もリング状シール材4にて抑制され
る。また、上記ダイモールドパッキン部1に軸方向外方
へ向けて突出形成されているリング状堰部2は軸方向か
らの低い締付け力を受けて容易に変形して密度が高まる
とともに、径方向に大きな応力を発生しスタフィンボッ
クス10の内面および弁棒等11の外周面に強く密接さ
れることになる。これによって、該堰部2からの漏れも
確実に防止されると同時に、スタフィンボックス10お
よび弁棒等11との間のシール性も高くなる。その上、
上記リング状堰部2は緻密な折り畳み構造で、かつ弾性
に富んだ構造であって、少量の摩耗に対して良好に追従
するので、浸透漏れ防止および高いシール性を確保する
ことができる。
【0038】使用例2:図19は上記第1実施例による
グランドパッキンG1および図25で示す従来のダイモ
ールドパッキン51を、スタフィンボックス10内で弁
棒等11の外周に軸方向交互に複数個配置した上、パッ
キン押え13を介して軸方向の一端側から締付け加圧す
ることにより、軸封部を形成したものである。このよう
な使用態様において、ダイモールドパッキン51を構成
するテープ状素材50の巻き重ね部に形成される図25
に示すような微少な隙間59に加圧流体が浸透しても、
その浸透流体の外部への漏れ出しはグランドパッキンG
1におけるリング状シール材4,5により確実に防止さ
れるとともに、ダイモールドパッキン部分1の軸方向へ
のはみ出しによる応力緩和もリング状シール材4,5に
より抑制される。また、上記ダイモールドパッキン部1
に軸方向外方へ向けて突出形成されているリング状堰部
2,3はともに軸方向からの低い締付け力にて図22に
示すように、容易に変形して密度が高まるとともに、径
方向に大きな応力を発生しスタフィンボックス10の内
面および弁棒等11の外周面に強く密接されることにな
り、上記の使用例1と同様に、該堰部2,3からの漏れ
も確実に防止されると同時に、スタフィンボックス10
および弁棒等11との間のシール性も高くなる。その
上、上記リング状堰部2,3は緻密な折り畳み構造で、
かつ弾性に富んだ構造であって、少量の摩耗に対して良
好に追従するので、浸透漏れ防止および高いシール性を
確保することができる。
【0039】使用例3:図20は上記実施例7によるグ
ランドパッキンG7および実施例9または実施例10に
よるグランドパッキンパッキンG9またはG10を、ス
タフィンボックス10内で弁棒等11の外周に軸方向交
互に複数個配置した上、パッキン押え13を介して軸方
向の一端側から締付け加圧することにより、軸封部を形
成したものである。このような使用態様において、微少
隙間14に浸透する流体の外部への漏れ出しおよびダイ
モールドパッキン部分1の軸方向へのはみ出しによる応
力緩和は上記各使用例の場合と同様に、リング状シール
材8にて防止および抑制される一方、軸方向からの低い
締付け力で、リング状堰部6A,6Bおよびリング状シ
ール材8を弁棒等11の軸線に対してほぼ垂直な面に位
置させるように容易に変形させて堰部6A,6Bの密度
が高まるとともに、径方向に大きな応力を発生させてス
タフィンボックス10の内面および弁棒等11の外周面
に強く密接されることになる。これによって、上記堰部
6A,6Bからの浸透漏れが確実に防止されると同時
に、スタフィンボックス10および弁棒等11との間の
シール性も高く保持することが可能である。
【0040】使用例4:図20に示す使用例3において
使用したグランドパッキンG7およびG9またはG10
に代えて、上記実施例12によるグランドパッキンG1
2および実施例14によるグランドパッキンG14を同
様に用いて、軸封部を形成したものであり、このような
使用態様においても、使用例3で説明したと同様に、浸
透漏れ防止およびスタフィンボックス10および弁棒等
11との間の高シール性を保持することが可能である。
【0041】使用例5:図20に示す使用例3において
使用したグランドパッキンG7およびG9またはG10
に代えて、上記実施例16によるグランドパッキンG1
6および実施例18によるグランドパッキンG18を同
様に用いて、軸封部を形成したものであり、このような
使用態様においても、使用例3および使用例4で説明し
たと同様に、浸透漏れ防止およびスタフィンボックス1
0および弁棒等11との間の高シール性を保持すること
が可能である。
【0042】図23は、本発明品として、第1実施例に
よるグランドパッキンG1および第6実施例によるグラ
ンドパッキンG6を用い、従来品として、図25に示す
ダイモールドパッキン51単体からなるグランドパッキ
ンG01を用い、さらに比較例品として、図30に示す
ように、ダイモールドパッキン51の軸方向両端面の全
域にリング状シール材60,60を密着配置してなるグ
ランドバッキンG02および図31に示すように、ダイ
モールドパッキン51の軸方向両端面で径方向の内,外
端部からそれぞれリング状堰部61,62を一体に突出
形成し、これら堰部61,62を除くダイモールドパッ
キン51の軸方向両端面に該堰部61,62と同一高さ
に相当する厚さのリング状シール材63,63を密着配
置してなるグランドバッキンG03を用いて、それぞれ
に軸線方向から一定の圧縮力fを負荷した場合の応力の
発生状況を一覧的に示す図表である。同図において、矢
印の長さは応力の大きさに対応している。
【0043】図23から明らかなように、本発明の第1
および第6実施例によるグランドパッキンG1およびG
6によれば、リング状堰部2,3および6,7に該当す
る部分の径方向外方への応力が従来品および比較例品に
比べて非常に大きく、この堰部2,3および6,7から
の流体漏れ防止性能に優れているとともに、スタフィン
ボックスおよび弁棒等の外周面に対する密接力が大きく
てシール性に優れていることが分った。
【0044】また、図24は本発明品における上記使用
例1〜5と図26、図27および図29に示す従来品の
使用例において、常温で窒素ガスN2 を21Kgf/c
2に封入した条件下での行なったガスシールテストの
結果を示す図表である。同図から明らかなように、本発
明品にあっては、低い締付け面圧でも漏洩量が非常に少
なく、シール性に優れており、また、高い締付け面圧領
域においては、1/10〜1/100のレベルにまで改
善できることが分った。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜3の発明によ
れば、ダイモールドパッキン部を構成する膨張黒鉛テー
プの巻き重ね部に形成される微少な隙間に加圧流体が浸
透しても、その流体の漏れを防止できるとともに、ダイ
モールドパッキン部分の軸方向へのはみ出しによる応力
緩和も抑制することができる。また、当該グランドパッ
キンをスタフィンボックス内に装填して使用する際、軸
方向から低い締付け力を付与するだけで、ダイモールド
パッキン部に軸方向外方へ向けて突出させて形成された
リング状堰部を容易に変形させてその密度を高めるとと
もに、径方向に大きな応力を発生させてスタフィンボッ
クスの内面および弁棒等の外周面に強く密接させること
が可能で、これによって、該堰部からの浸透漏れも確実
に防止すると同時に、スタフィンボックスおよび弁棒と
の間のシール性を高く維持することができる。その上、
上記リング状堰部は緻密な折り畳み構造で、かつ弾性に
富んだ構造となるから、少量の摩耗に対しては良好に追
従して浸透漏れ防止および高いシール性を長期に亘って
確保することができるという効果を奏する。
【0046】また、請求項4〜6の発明によれば、グラ
ンドパッキンをスタフィンボックス内に装填して使用す
る際、軸方向から低い締付け力を付与するだけで、ダイ
モールドパッキン部に軸方向外方へ向けて突出させて形
成されたリング状堰部およびリング状シール材を弁棒等
の軸線に対してほぼ垂直な面に位置させるように容易に
変形させて堰部の密度を高めるとともに、径方向に大き
な応力を発生させてスタフィンボックスの内面および弁
棒等の外周面に強く密接させることができ、したがっ
て、上記と同様に、浸透漏れ防止および高いシール性を
長期に亘って確保することができる。
【0047】さらに、請求項7〜9の発明による場合
も、上記請求項4〜6の発明による場合と同様に、軸方
向から低い締付け力を付与するだけで、リング状堰部お
よびリング状シール材をスタフィンボックスの内面およ
び弁棒等の外周面に強く密接させて、上記と同様に浸透
漏れ防止および高いシール性を長期に亘って確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図4】本発明の第4実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図5】本発明の第5実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図6】本発明の第6実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図7】本発明の第7実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図8】本発明の第8実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図9】本発明の第9実施例によるグランドパッキンの
縦断面図である。
【図10】本発明の第11実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図11】本発明の第12実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図12】本発明の第13実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図13】本発明の第14実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図14】本発明の第15実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図15】本発明の第16実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図16】本発明の第17実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図17】本発明の第18実施例によるグランドパッキ
ンの縦断面図である。
【図18】本発明の各実施例によるグランドパッキンの
使用例1を示す縦断面図である。
【図19】本発明の各実施例によるグランドパッキンの
使用例2を示す縦断面図である。
【図20】本発明の各実施例によるグランドパッキンの
使用例3〜5を示す縦断面図である。
【図21】本発明の第2実施例によるグランドパッキン
の使用状態における浸透漏れ防止作用を説明する拡大半
縦断面図である。
【図22】本発明の第1実施例によるグランドパッキン
の使用状態における堰部の変形作用を説明する拡大半縦
断面図である。
【図23】本発明品と従来品および比較例品の応力発生
状況を一覧的に示す図表である。
【図24】本発明品の使用例1〜5と従来品の使用例と
のガスシールテストの結果を示す図表である。
【図25】従来のグランドパッキンの一例を示す半縦断
面図である。
【図26】同上グランドパッキンの一使用例を示す縦断
面図である。
【図27】同上グランドパッキンの他の使用例を示す縦
断面図である。
【図28】従来のグランドパッキンの他例を示す半縦断
面図である。
【図29】同上グランドパッキンの使用例を示す縦断面
図である。
【図30】比較例となるグランドパッキンの一例を示す
半縦断面図である。
【図31】比較例となるグランドパッキンの他の例を示
す半縦断面図である。
【符号の説明】
1 ダイモールドパッキン部 1a 膨張黒鉛テープ 2,2A,2B,3,3A,3B,6,6A,6B,7
リング状堰部 4,5,8,9 リング状シール材 6a,7a 突出端面 8a,9a 傾斜円錐面 δ1,δ2 堰部の突出量 θ 傾き角

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張黒鉛テープをうず巻き状に巻き重ね
    して、リング状にダイモールド成形してなるダイモール
    ドパッキン部の少なくとも軸方向一端面で、かつ、径方
    向の内端部分および外端部分の少なくとも一方に、軸方
    向外方へ向けて突出するリング状の堰部を形成し、この
    リング状堰部を除くダイモールドパッキン部の上記軸方
    向一端面にリング状シール材を密着配置し、このリング
    状シール材の外面よりも上記リング状堰部を軸方向に突
    出させていることを特徴とするグランドパッキン。
  2. 【請求項2】 上記リング状堰部が、上記ダイモールド
    パッキン部の軸方向両端面で、かつ、径方向の内端部分
    もしくは外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突出
    されているとともに、これらリング状堰部を除くダイモ
    ールドパッキン部の上記軸方向両端面にそれぞれリング
    状シール材が密着配置されている請求項1のグランドパ
    ッキン。
  3. 【請求項3】 上記リング状堰部が、上記ダイモールド
    パッキン部の軸方向一端面で径方向の内端部分および上
    記ダイモールドパッキン部の軸方向他端面で径方向の外
    端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突出されている
    とともに、これらリング状堰部を除くダイモールドパッ
    キン部の上記軸方向両端面にそれぞれリング状シール材
    が密着配置されている請求項1のグランドパッキン。
  4. 【請求項4】 膨張黒鉛テープをうず巻き状に巻き重ね
    して、リング状にダイモールド成形してなるダイモール
    ドパッキン部の少なくとも軸方向一端面で、かつ、径方
    向の内端部分および外端部分の少なくとも一方に、軸方
    向外方へ向けて突出するリング状の堰部を形成し、この
    リング状堰部を除くダイモールドパッキン部の上記軸方
    向一端面にリング状シール材を密着配置し、このリング
    状シール材の外面を上記リング状堰部側ほど軸方向外方
    に位置する傾斜円錐面に形成させるとともに、この傾斜
    円錐面のほぼ延長面上に上記リング状堰部の突出端面を
    位置させていることを特徴とするグランドパッキン。
  5. 【請求項5】 上記リング状堰部が、上記ダイモールド
    パッキン部の軸方向両端面で、かつ、径方向の内端部分
    もしくは外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突出
    されているとともに、これらリング状堰部を除くダイモ
    ールドパッキン部の上記軸方向両端面にそれぞれリング
    状シール材が密着配置されている請求項4のグランドパ
    ッキン。
  6. 【請求項6】 上記リング状堰部が、上記ダイモールド
    パッキン部の軸方向一端面で径方向の内端部分および上
    記ダイモールドパッキン部の軸方向他端面で径方向の外
    端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突出されている
    とともに、これらリング状堰部を除くダイモールドパッ
    キン部の上記軸方向両端面にそれぞれリング状シール材
    が密着配置されている請求項4のグランドパッキン。
  7. 【請求項7】 膨張黒鉛テープをうず巻き状に巻き重ね
    して、リング状にダイモールド成形してなるダイモール
    ドパッキン部の少なくとも軸方向一端面で、かつ、径方
    向の内端部分および外端部分の少なくとも一方に、軸方
    向外方へ向けて突出するリング状の堰部を形成し、この
    リング状堰部を除くダイモールドパッキン部の上記軸方
    向一端面にリング状シール材を密着配置し、このリング
    状シール材の外面を上記リング状堰部側ほど軸方向内方
    に位置する傾斜円錐面に形成させるとともに、この傾斜
    円錐面のほぼ延長面上に上記リング状堰部の突出端面を
    位置させていることを特徴とするグランドパッキン。
  8. 【請求項8】 上記リング状堰部が、上記ダイモールド
    パッキン部の軸方向両端面で、かつ、径方向の内端部分
    もしくは外端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突出
    されているとともに、これらリング状堰部を除くダイモ
    ールドパッキン部の上記軸方向両端面にそれぞれリング
    状シール材が密着配置されている請求項7のグランドパ
    ッキン。
  9. 【請求項9】 上記リング状堰部が、上記ダイモールド
    パッキン部の軸方向一端面で径方向の内端部分および上
    記ダイモールドパッキン部の軸方向他端面で径方向の外
    端部分からそれぞれ軸方向外方へ向けて突出されている
    とともに、これらリング状堰部を除くダイモールドパッ
    キン部の上記軸方向両端面にそれぞれリング状シール材
    が密着配置されている請求項7のグランドパッキン。
  10. 【請求項10】 上記リング状シール材が、不浸透性を
    有するシート状素材の積層体、単一板体、金属箔のいず
    れかから選択されたものである請求項1ないし9のいず
    れかのグランドパッキン。
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