JPH07304079A - 射出成形機の制御装置 - Google Patents
射出成形機の制御装置Info
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- JPH07304079A JPH07304079A JP12176694A JP12176694A JPH07304079A JP H07304079 A JPH07304079 A JP H07304079A JP 12176694 A JP12176694 A JP 12176694A JP 12176694 A JP12176694 A JP 12176694A JP H07304079 A JPH07304079 A JP H07304079A
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- filling
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 充填圧力のオーバーシュートやアンダーシュ
ートを抑えた良好な射出速度の波形が自動的に得られる
射出成形機の制御装置を提供する。 【構成】 射出装置2の充填中の充填圧力を圧力検出部
12により検出し、その充填圧力の、予め入力された保
持圧力値に対する圧力達成率と、圧力変化量とを圧力演
算部13により算出する。その圧力達成率と圧力変化量
とに基づき、推論部15でファジィ推論を用いて速度変
更率を算出し、さらにその速度変更率と、予め入力され
た保持速度値とに基づいて速度演算部16により射出速
度指令値を算出する。そしてその速度指令値に基づいて
制御弁3を制御して射出速度を制御する。この制御装置
1の制御によれば、速度制御から圧力制御への移行時に
は急激な圧力変化が抑えられ、よって圧力をオーバーシ
ュートさせたりアンダーシュートさせたりすることのな
い良好な射出速度の波形が自動的に得られる。
ートを抑えた良好な射出速度の波形が自動的に得られる
射出成形機の制御装置を提供する。 【構成】 射出装置2の充填中の充填圧力を圧力検出部
12により検出し、その充填圧力の、予め入力された保
持圧力値に対する圧力達成率と、圧力変化量とを圧力演
算部13により算出する。その圧力達成率と圧力変化量
とに基づき、推論部15でファジィ推論を用いて速度変
更率を算出し、さらにその速度変更率と、予め入力され
た保持速度値とに基づいて速度演算部16により射出速
度指令値を算出する。そしてその速度指令値に基づいて
制御弁3を制御して射出速度を制御する。この制御装置
1の制御によれば、速度制御から圧力制御への移行時に
は急激な圧力変化が抑えられ、よって圧力をオーバーシ
ュートさせたりアンダーシュートさせたりすることのな
い良好な射出速度の波形が自動的に得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充填中は射出速度を制
御し、充填完了後は充填圧力を制御する射出成形機の制
御装置に関する。
御し、充填完了後は充填圧力を制御する射出成形機の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機による射出行程を大別する
と、金型の中に樹脂を充填する充填行程と、充填完了後
に保圧をかけることによって成形物の寸法精度、即ち転
写性を向上させる保圧行程とがある。
と、金型の中に樹脂を充填する充填行程と、充填完了後
に保圧をかけることによって成形物の寸法精度、即ち転
写性を向上させる保圧行程とがある。
【0003】充填行程での流量、射出速度、充填圧力に
ついては、ゲートの形状、樹脂の粘性、金型の温度等に
よる影響を受け、比例的な関係ではない。また、保圧行
程での流量、射出速度、充填圧力については、流量の変
化に対して圧力は比例的に変化するが、速度はほとんど
発生しない。
ついては、ゲートの形状、樹脂の粘性、金型の温度等に
よる影響を受け、比例的な関係ではない。また、保圧行
程での流量、射出速度、充填圧力については、流量の変
化に対して圧力は比例的に変化するが、速度はほとんど
発生しない。
【0004】例えば、図5(a)の波形図に示すよう
に、充填開始時には、圧力は低く、速度は、予め設定さ
れた保持速度値になるように制御装置によって制御さ
れ、充填完了に近づくと、急激に圧力が上昇する。そし
て圧力は、予め設定された保持圧力に達すると、その保
持圧力になるように制御装置によって制御される。
に、充填開始時には、圧力は低く、速度は、予め設定さ
れた保持速度値になるように制御装置によって制御さ
れ、充填完了に近づくと、急激に圧力が上昇する。そし
て圧力は、予め設定された保持圧力に達すると、その保
持圧力になるように制御装置によって制御される。
【0005】上記速度波形と圧力波形とは、初めに設定
した保持速度値と保持圧力値、および上述したゲートの
形状、樹脂の粘性、金型の温度等によって大きく変化
し、適宜な射出制御を行わないと、上記図5(a)に示
したように、速度制御から圧力制御への移行時に、圧力
がオーバーシュートして成形物にバリを発生させる原因
となる。あるいは、図5(b)の波形図に示すように、
圧力が充填完了前に保持圧力値に達してしまった場合に
は、その時点で圧力制御に移行するために、速度が急減
して圧力がアンダーシュートし、成形物にショートショ
ット(充填不足)を発生させる原因となる。
した保持速度値と保持圧力値、および上述したゲートの
形状、樹脂の粘性、金型の温度等によって大きく変化
し、適宜な射出制御を行わないと、上記図5(a)に示
したように、速度制御から圧力制御への移行時に、圧力
がオーバーシュートして成形物にバリを発生させる原因
となる。あるいは、図5(b)の波形図に示すように、
圧力が充填完了前に保持圧力値に達してしまった場合に
は、その時点で圧力制御に移行するために、速度が急減
して圧力がアンダーシュートし、成形物にショートショ
ット(充填不足)を発生させる原因となる。
【0006】そこで従来は、このような圧力のオーバー
シュートやアンダーシュートを生じさせないように、熟
練作業者が、成形物の種類、金型形状、ゲートの種類、
使用する樹脂等を考慮し、過去の経験に基づいて、保持
圧力値、保持速度値、計量値等の射出条件、および充填
中の射出速度の波形を決定し、それらの値を制御装置に
設定して制御させていた。このような射出条件や充填中
の射出速度の波形を決定するために、熟練作業者は、テ
スト成形を行い、その成形品、および制御装置のディス
プレイに表示された速度波形と圧力波形とを確認して良
否を判断し、射出条件や射出速度値を変更する。そして
この作業を何回も繰り返して、最良の各値を決定するこ
とになる。
シュートやアンダーシュートを生じさせないように、熟
練作業者が、成形物の種類、金型形状、ゲートの種類、
使用する樹脂等を考慮し、過去の経験に基づいて、保持
圧力値、保持速度値、計量値等の射出条件、および充填
中の射出速度の波形を決定し、それらの値を制御装置に
設定して制御させていた。このような射出条件や充填中
の射出速度の波形を決定するために、熟練作業者は、テ
スト成形を行い、その成形品、および制御装置のディス
プレイに表示された速度波形と圧力波形とを確認して良
否を判断し、射出条件や射出速度値を変更する。そして
この作業を何回も繰り返して、最良の各値を決定するこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
射出成形機の制御装置では、多数回のテスト成形を繰り
返すことで、充填圧力のオーバーシュートやアンダーシ
ュートを生じさせないような射出速度の波形を決定し設
定しなければならず、それには、熟練作業者でもかなり
の時間がかかり、経験の浅い作業者では非常に困難な作
業であった。
射出成形機の制御装置では、多数回のテスト成形を繰り
返すことで、充填圧力のオーバーシュートやアンダーシ
ュートを生じさせないような射出速度の波形を決定し設
定しなければならず、それには、熟練作業者でもかなり
の時間がかかり、経験の浅い作業者では非常に困難な作
業であった。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に提案されたもので、充填圧力のオーバーシュートやア
ンダーシュートを抑えた良好な射出速度の波形が自動的
に得られる射出成形機の制御装置を提供することを目的
とする。
に提案されたもので、充填圧力のオーバーシュートやア
ンダーシュートを抑えた良好な射出速度の波形が自動的
に得られる射出成形機の制御装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る制御装置
(1)は、充填開始時に保持しようとする保持速度値
と、充填完了後に保持しようとする保持圧力値とを入力
する射出条件入力手段(7、10)と、その射出条件入
力手段により入力された保持速度値と保持圧力値とを記
憶する射出条件記憶手段(11)と、上記射出装置の充
填中の充填圧力を検出する圧力検出手段(12)と、所
定のサンプリング時間ごとに、上記圧力検出手段による
充填圧力値の、上記保持圧力値に対する圧力達成率と、
圧力変化量とを算出する圧力演算手段(13)と、その
圧力演算手段による圧力達成率と圧力変化量とに基づい
て、射出速度の変更率を算出する速度変更率演算手段
(15)と、その速度変更率演算手段による射出速度変
更率と、上記射出条件記憶手段による記憶保持速度値と
に基づいて射出速度指令値を算出する速度演算手段(1
6)と、その射出速度演算手段による射出速度指令値に
基づいて射出速度を制御する速度制御手段(3、5、1
7)と、を備えたものである。
(1)は、充填開始時に保持しようとする保持速度値
と、充填完了後に保持しようとする保持圧力値とを入力
する射出条件入力手段(7、10)と、その射出条件入
力手段により入力された保持速度値と保持圧力値とを記
憶する射出条件記憶手段(11)と、上記射出装置の充
填中の充填圧力を検出する圧力検出手段(12)と、所
定のサンプリング時間ごとに、上記圧力検出手段による
充填圧力値の、上記保持圧力値に対する圧力達成率と、
圧力変化量とを算出する圧力演算手段(13)と、その
圧力演算手段による圧力達成率と圧力変化量とに基づい
て、射出速度の変更率を算出する速度変更率演算手段
(15)と、その速度変更率演算手段による射出速度変
更率と、上記射出条件記憶手段による記憶保持速度値と
に基づいて射出速度指令値を算出する速度演算手段(1
6)と、その射出速度演算手段による射出速度指令値に
基づいて射出速度を制御する速度制御手段(3、5、1
7)と、を備えたものである。
【0010】
【作用】上記構成の制御装置(1)では、充填中におい
ても圧力検出手段(12)により充填圧力を監視し、圧
力演算手段(13)による、その充填圧力の、保持圧力
値に対する圧力達成率と、圧力変化量とに基づき、速度
変更率演算手段(15)と速度演算手段(16)と速度
制御手段(3、5、17)とにより射出速度を変更する
ため、速度制御から圧力制御への移行時には急激な圧力
変化が抑えられる。従って、圧力をオーバーシュートさ
せたりアンダーシュートさせたりすることのない、良好
な射出速度の波形が自動的に得られる。
ても圧力検出手段(12)により充填圧力を監視し、圧
力演算手段(13)による、その充填圧力の、保持圧力
値に対する圧力達成率と、圧力変化量とに基づき、速度
変更率演算手段(15)と速度演算手段(16)と速度
制御手段(3、5、17)とにより射出速度を変更する
ため、速度制御から圧力制御への移行時には急激な圧力
変化が抑えられる。従って、圧力をオーバーシュートさ
せたりアンダーシュートさせたりすることのない、良好
な射出速度の波形が自動的に得られる。
【0011】なお、上記括弧内の符号は、図面と対照す
るためのものであり、何等本発明の構成を限定するもの
ではない。
るためのものであり、何等本発明の構成を限定するもの
ではない。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0013】図1は、本発明に係る制御装置を備えた射
出成形機全体のブロック構成図である。
出成形機全体のブロック構成図である。
【0014】図のように、この制御装置1は、スクリュ
プリプラタイプ等の射出装置2の射出速度および充填圧
力を、制御弁(速度制御手段)3を介して電気的に制御
するものである。その制御弁3は、射出装置2内のプラ
ンジャ(図示せず)を駆動する油圧ユニット(速度制御
手段)5からの油の流量を調整することによって、射出
速度と充填圧力とを制御するものである。また油圧ユニ
ット5は、型締装置6の駆動源でもある。
プリプラタイプ等の射出装置2の射出速度および充填圧
力を、制御弁(速度制御手段)3を介して電気的に制御
するものである。その制御弁3は、射出装置2内のプラ
ンジャ(図示せず)を駆動する油圧ユニット(速度制御
手段)5からの油の流量を調整することによって、射出
速度と充填圧力とを制御するものである。また油圧ユニ
ット5は、型締装置6の駆動源でもある。
【0015】この制御装置1は、射出条件等を入力する
キーボード(射出条件入力手段)7と、その入力された
射出条件および射出速度の波形、充填圧力の波形等を表
示するディスプレイ(表示手段)9と、主制御部である
NC電源(射出条件入力手段)10とを備えるととも
に、メモリ機能を有するNC間入出力部(射出条件記憶
手段)11と、射出装置2の充填中の充填圧力を検出す
る、サンプルホールドアンプおよびA/Dコンバータを
有する圧力検出部(圧力検出手段)12と、後述の圧力
達成率と圧力変化量とを算出する圧力演算部(圧力演算
手段)13と、その算出された圧力達成率と圧力変化量
とに基づいて射出速度変更率を算出する推論部(速度変
更率演算手段)15と、その算出された射出速度変更率
と上記記憶された射出速度値とに基づいて速度指令値を
算出する速度演算部(速度演算手段)16と、その算出
された速度指令値に基づいて充填中の射出速度を制御す
る、D/Aコンバータを有する制御指令出力部(速度制
御手段)17とを備えている。また、充填完了後の充填
圧力を制御するための圧力指令値を、上記NC間入出力
部11に記憶された保持圧力値から変換し、上記制御指
令出力部17に送る圧力制御部19を備えている。この
圧力制御部19からの圧力指令値に基づき、上記制御指
令出力部17は、充填完了後の充填圧力をも制御する。
キーボード(射出条件入力手段)7と、その入力された
射出条件および射出速度の波形、充填圧力の波形等を表
示するディスプレイ(表示手段)9と、主制御部である
NC電源(射出条件入力手段)10とを備えるととも
に、メモリ機能を有するNC間入出力部(射出条件記憶
手段)11と、射出装置2の充填中の充填圧力を検出す
る、サンプルホールドアンプおよびA/Dコンバータを
有する圧力検出部(圧力検出手段)12と、後述の圧力
達成率と圧力変化量とを算出する圧力演算部(圧力演算
手段)13と、その算出された圧力達成率と圧力変化量
とに基づいて射出速度変更率を算出する推論部(速度変
更率演算手段)15と、その算出された射出速度変更率
と上記記憶された射出速度値とに基づいて速度指令値を
算出する速度演算部(速度演算手段)16と、その算出
された速度指令値に基づいて充填中の射出速度を制御す
る、D/Aコンバータを有する制御指令出力部(速度制
御手段)17とを備えている。また、充填完了後の充填
圧力を制御するための圧力指令値を、上記NC間入出力
部11に記憶された保持圧力値から変換し、上記制御指
令出力部17に送る圧力制御部19を備えている。この
圧力制御部19からの圧力指令値に基づき、上記制御指
令出力部17は、充填完了後の充填圧力をも制御する。
【0016】そのほか、上記射出装置2には、射出速度
を検出するためのロータリエンコーダ20が設けられて
おり、そのエンコーダ20からの信号は、上記NC電源
10に送られるようになっている。
を検出するためのロータリエンコーダ20が設けられて
おり、そのエンコーダ20からの信号は、上記NC電源
10に送られるようになっている。
【0017】次に、上記構成の制御装置1の制御動作に
ついて、図1および図2のフローチャートを用いて説明
する。
ついて、図1および図2のフローチャートを用いて説明
する。
【0018】制御を行うにあたり、NC電源10には、
予め作業者によって、キーボード7から、充填開始時に
保持しようとする保持速度値、充填完了後に保持しよう
とする保持圧力値、保圧時間、樹脂の種類、金型の種
類、ゲートの種類等の射出条件が入力され、その各条件
値は、NC間入出力部11に記憶されるとともに、ディ
スプレイ9に表示される。このNC電源10は、射出条
件のインターフェースとして機能すると同時に、型開閉
制御、温度制御、I/O処理、波形処理等を行うもので
ある。
予め作業者によって、キーボード7から、充填開始時に
保持しようとする保持速度値、充填完了後に保持しよう
とする保持圧力値、保圧時間、樹脂の種類、金型の種
類、ゲートの種類等の射出条件が入力され、その各条件
値は、NC間入出力部11に記憶されるとともに、ディ
スプレイ9に表示される。このNC電源10は、射出条
件のインターフェースとして機能すると同時に、型開閉
制御、温度制御、I/O処理、波形処理等を行うもので
ある。
【0019】充填開始と同時に制御を開始すると、まず
圧力演算部13が、所定のサンプリング時間(1〜10
0msec)ごとに、NC間入出力部11に記憶された
保持圧力値を取り込むとともに、圧力検出部12により
検出されてA/D変換された充填圧力値を取り込む(S
1、2)。すると圧力演算部13は、取り込んだ保持圧
力値Psetと充填圧力値Pralとから、下記のよう
に圧力達成率Pratと圧力変化量Pdvalとを算出
する(S3、4)。
圧力演算部13が、所定のサンプリング時間(1〜10
0msec)ごとに、NC間入出力部11に記憶された
保持圧力値を取り込むとともに、圧力検出部12により
検出されてA/D変換された充填圧力値を取り込む(S
1、2)。すると圧力演算部13は、取り込んだ保持圧
力値Psetと充填圧力値Pralとから、下記のよう
に圧力達成率Pratと圧力変化量Pdvalとを算出
する(S3、4)。
【0020】上記圧力達成率Pratは、現在射出中の
圧力である充填圧力値Pralが、保持圧力値Pset
に対してどのくらいの割合で達成されているかを表すも
ので、 Prat=Pral÷Pset×100 (1) の式(1)で求められる。
圧力である充填圧力値Pralが、保持圧力値Pset
に対してどのくらいの割合で達成されているかを表すも
ので、 Prat=Pral÷Pset×100 (1) の式(1)で求められる。
【0021】また、上記圧力変化量Pdvalは、現在
射出中の充填圧力値Pralと一つ前のサンプリング時
の充填圧力値Poldとから、サンプリング時間内にど
のくらいの量の圧力変化があったかを表すもので、 Pdval=K(Pral−Pold) (2) K:係数 の式(2)で求められる。なお、上記現在射出中の充填
圧力値Pralと一つ前のサンプリング時の充填圧力値
Poldとは、圧力検出部12のメモリ領域に格納さ
れ、サンプリングごとに更新されるようになっている。
射出中の充填圧力値Pralと一つ前のサンプリング時
の充填圧力値Poldとから、サンプリング時間内にど
のくらいの量の圧力変化があったかを表すもので、 Pdval=K(Pral−Pold) (2) K:係数 の式(2)で求められる。なお、上記現在射出中の充填
圧力値Pralと一つ前のサンプリング時の充填圧力値
Poldとは、圧力検出部12のメモリ領域に格納さ
れ、サンプリングごとに更新されるようになっている。
【0022】続いて推論部15が、上述のように圧力演
算部13により算出された圧力達成率Pratと圧力変
化量Pdvalとに基づいて、速度変更率Vdratを
算出する。本実施例の場合、推論部15は、その速度変
更率Vdratを、NC間入出力部11に予め記憶され
ている樹脂の種類、金型の種類、ゲートの種類に応じ
て、次のようにファジィ推論を用いて算出する(S5〜
7)。
算部13により算出された圧力達成率Pratと圧力変
化量Pdvalとに基づいて、速度変更率Vdratを
算出する。本実施例の場合、推論部15は、その速度変
更率Vdratを、NC間入出力部11に予め記憶され
ている樹脂の種類、金型の種類、ゲートの種類に応じ
て、次のようにファジィ推論を用いて算出する(S5〜
7)。
【0023】図3(a)に、4つの領域PB、PS、N
S、NBに分けた圧力達成率(%)のメンバーシップ関
数、図3(b)に4つの領域PB、PS、NS、NBに
分けた圧力変化量(kg/msec)のメンバーシップ
関数、図3(c)に5つの領域PB、PS、Z、NS、
NBに分けた速度変更率(%)のメンバーシップ関数を
示す。また、下記に10個の規則を示す。
S、NBに分けた圧力達成率(%)のメンバーシップ関
数、図3(b)に4つの領域PB、PS、NS、NBに
分けた圧力変化量(kg/msec)のメンバーシップ
関数、図3(c)に5つの領域PB、PS、Z、NS、
NBに分けた速度変更率(%)のメンバーシップ関数を
示す。また、下記に10個の規則を示す。
【0024】1.圧力達成率がPB、または圧力変化量
がPBならば速度変更率はPB。
がPBならば速度変更率はPB。
【0025】2.圧力達成率がPS、かつ圧力変化量が
PSならば速度変更率はPS。
PSならば速度変更率はPS。
【0026】3.圧力達成率がPS、かつ圧力変化量が
NSならば速度変更率はZ。
NSならば速度変更率はZ。
【0027】4.圧力達成率がPS、かつ圧力変化量が
NBならば速度変更率はNS。
NBならば速度変更率はNS。
【0028】5.圧力達成率がNS、かつ圧力変化量が
PSならば速度変更率はZ。
PSならば速度変更率はZ。
【0029】6.圧力達成率がNS、かつ圧力変化量が
NSならば速度変更率はNS。
NSならば速度変更率はNS。
【0030】7.圧力達成率がNS、かつ圧力変化量が
NBならば速度変更率はNB。
NBならば速度変更率はNB。
【0031】8.圧力達成率がNB、かつ圧力変化量が
PSならば速度変更率はNS。
PSならば速度変更率はNS。
【0032】9.圧力達成率がNB、かつ圧力変化量が
NSならば速度変更率はNB。 10.圧力達成率がNB、かつ圧力変化量がNBならば
速度変更率はNB。
NSならば速度変更率はNB。 10.圧力達成率がNB、かつ圧力変化量がNBならば
速度変更率はNB。
【0033】上記規則において、例えば規則1は、「圧
力の達成率が少ないから、圧力の変化率が少ない時は状
態が今のままでよいので、速度変更はほとんどしなくて
もよい」という意味である。また規則6は、「圧力の達
成率がかなり高く、圧力の変化量もかなり大きい時は、
速度もかなり変更しろ」という意味である。
力の達成率が少ないから、圧力の変化率が少ない時は状
態が今のままでよいので、速度変更はほとんどしなくて
もよい」という意味である。また規則6は、「圧力の達
成率がかなり高く、圧力の変化量もかなり大きい時は、
速度もかなり変更しろ」という意味である。
【0034】そして、樹脂の種類、金型の種類、ゲート
の種類によっては、1種類のメンバーシップ関数と規則
とだけでは最適な推論を行うことができないため、予め
推論用のメンバーシップ関数と規則とを複数個ずつ、推
論部15のメモリ領域に格納しておき、樹脂の種類、金
型の種類、ゲートの種類に応じてメンバーシップ関数と
規則とを切り換えることにより最適な推論を行うように
する。
の種類によっては、1種類のメンバーシップ関数と規則
とだけでは最適な推論を行うことができないため、予め
推論用のメンバーシップ関数と規則とを複数個ずつ、推
論部15のメモリ領域に格納しておき、樹脂の種類、金
型の種類、ゲートの種類に応じてメンバーシップ関数と
規則とを切り換えることにより最適な推論を行うように
する。
【0035】続いて速度演算部16が、上述のように推
論部15により算出された速度変更率Vdratと、N
C間入出力部11に予め記憶されている保持速度値Vs
etとに基づいて速度指令値Vcotを算出する(S
8)。この速度指令値Vcotは、 Vcot=Vset−(Vset×Vdrat÷100) (3) の式(3)で求められる。
論部15により算出された速度変更率Vdratと、N
C間入出力部11に予め記憶されている保持速度値Vs
etとに基づいて速度指令値Vcotを算出する(S
8)。この速度指令値Vcotは、 Vcot=Vset−(Vset×Vdrat÷100) (3) の式(3)で求められる。
【0036】そして制御指令出力部17は、充填圧力が
保持圧力値に達するまで、上記速度演算部16により算
出された速度指令値をD/A変換して速度指令電圧と
し、その速度指令電圧を制御弁3に出力する(S9、1
0)。これにより射出速度を制御することになる。つま
り制御弁3では、油圧ユニット6から送られてくる油の
流量を上記速度指令電圧に従って調整することで、射出
装置2の射出速度を制御する。
保持圧力値に達するまで、上記速度演算部16により算
出された速度指令値をD/A変換して速度指令電圧と
し、その速度指令電圧を制御弁3に出力する(S9、1
0)。これにより射出速度を制御することになる。つま
り制御弁3では、油圧ユニット6から送られてくる油の
流量を上記速度指令電圧に従って調整することで、射出
装置2の射出速度を制御する。
【0037】このような射出速度の制御により充填圧力
が保持圧力値に達して充填が完了した後、圧力制御部1
9が、保持圧力値から変換した圧力指令値を制御指令出
力部17に送り、制御指令出力部17がその圧力指令値
をD/A変換して圧力指令電圧とし、制御弁3に出力す
る。これにより充填圧力を制御して保持圧力値に保持す
る。
が保持圧力値に達して充填が完了した後、圧力制御部1
9が、保持圧力値から変換した圧力指令値を制御指令出
力部17に送り、制御指令出力部17がその圧力指令値
をD/A変換して圧力指令電圧とし、制御弁3に出力す
る。これにより充填圧力を制御して保持圧力値に保持す
る。
【0038】上述のように、この制御装置1では、充填
中の射出速度の制御においても充填圧力を監視し、その
充填圧力の、保持圧力値に対する圧力達成率と、圧力変
化量とに基づいて、射出速度を変更するため、予め設定
された保持速度値と保持圧力値とが最適なものではなか
ったとしても、速度制御から圧力制御への移行時には急
激な圧力変化が抑えられる。
中の射出速度の制御においても充填圧力を監視し、その
充填圧力の、保持圧力値に対する圧力達成率と、圧力変
化量とに基づいて、射出速度を変更するため、予め設定
された保持速度値と保持圧力値とが最適なものではなか
ったとしても、速度制御から圧力制御への移行時には急
激な圧力変化が抑えられる。
【0039】従って、例えば図4の波形図に示すよう
な、圧力をオーバーシュートさせたりアンダーシュート
させたりすることのない、良好な射出速度の波形が自動
的に得られる。その射出速度の波形と充填圧力の波形と
は、作業者が確認し得るようにディスプレイ9に表示さ
れる。
な、圧力をオーバーシュートさせたりアンダーシュート
させたりすることのない、良好な射出速度の波形が自動
的に得られる。その射出速度の波形と充填圧力の波形と
は、作業者が確認し得るようにディスプレイ9に表示さ
れる。
【0040】なお、本実施例では、ファジィ推論を用い
て速度変更率を算出するようにしたが、ファジィ推論を
用いずに、式(1)、(2)で求められる圧力達成率P
ratと圧力変化量Pdvalとに応じて、予め設定さ
れた速度変更率を選択するようにしてもよい。
て速度変更率を算出するようにしたが、ファジィ推論を
用いずに、式(1)、(2)で求められる圧力達成率P
ratと圧力変化量Pdvalとに応じて、予め設定さ
れた速度変更率を選択するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る制御
装置によれば、充填圧力のオーバーシュートやアンダー
シュートを抑えた良好な射出速度の波形を自動的に得る
ことができるため、必ずしも熟練作業者でなくても、成
形物にバリやショートショットを発生させることのない
射出成形を、簡単に短時間で行うことができる。
装置によれば、充填圧力のオーバーシュートやアンダー
シュートを抑えた良好な射出速度の波形を自動的に得る
ことができるため、必ずしも熟練作業者でなくても、成
形物にバリやショートショットを発生させることのない
射出成形を、簡単に短時間で行うことができる。
【図1】本発明の実施例における制御装置を備えた射出
成形機全体のブロック構成図。
成形機全体のブロック構成図。
【図2】その制御装置の制御動作を説明するフローチャ
ート。
ート。
【図3】その制御装置で用いるファジィ推論を説明する
図で、(a)は圧力達成率のメンバーシップ関数、
(b)は圧力変化量のメンバーシップ関数、(c)は速
度変更率のメンバーシップ関数をそれぞれ示す。
図で、(a)は圧力達成率のメンバーシップ関数、
(b)は圧力変化量のメンバーシップ関数、(c)は速
度変更率のメンバーシップ関数をそれぞれ示す。
【図4】その制御装置の制御によって得られる射出速度
の波形と充填圧力の波形との一例を示す波形図。
の波形と充填圧力の波形との一例を示す波形図。
【図5】(a)、(b)は、従来の制御装置の制御によ
る射出速度の波形と充填圧力の波形との例を示す波形
図。
る射出速度の波形と充填圧力の波形との例を示す波形
図。
1 制御装置 2 射出装置 3 制御弁(速度制御手段) 5 油圧ユニット(速度制御手段) 7 キーボード(射出条件入力手段) 9 ディスプレイ(表示手段) 10 NC電源(射出条件入力手段) 11 NC間入出力部(射出条件記憶手段) 12 圧力検出部(圧力検出手段) 13 圧力演算部(圧力演算手段) 15 推論部(速度変更率演算手段) 16 速度演算部(速度演算手段) 17 制御指令出力部(速度制御手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 充填中は射出成形機における射出装置の
射出速度を制御し、充填完了後は前記射出装置の充填圧
力を制御する射出成形機の制御装置において、 充填開始時に保持しようとする保持速度値と、充填完了
後に保持しようとする保持圧力値と、樹脂の種類と、金
型の種類と、ゲートの種類とを入力する射出条件入力手
段と、 該射出条件入力手段により入力された保持速度値と保持
圧力値とを記憶する射出条件記憶手段と、 前記射出装置の充填中の充填圧力を検出する圧力検出手
段と、 所定のサンプリング時間ごとに、前記圧力検出手段によ
る充填圧力値の、前記保持圧力値に対する圧力達成率
と、圧力変化量とを算出する圧力演算手段と、 該圧力演算手段による圧力達成率と圧力変化量とに基づ
いて、射出速度の変更率を算出する速度変更率演算手段
と、 該速度変更率演算手段による射出速度変更率と、前記射
出条件記憶手段による記憶保持速度値とに基づいて射出
速度指令値を算出する速度演算手段と、 該射出速度演算手段による射出速度指令値に基づいて射
出速度を制御する速度制御手段と、 を備えたことを特徴とする射出成形機の制御装置。 - 【請求項2】 前記速度変更率演算手段は、ファジィ推
論を用いて前記射出速度変更率を算出することを特徴と
する請求項1記載の射出成形機の制御装置。 - 【請求項3】 前記速度変更率演算手段は、樹脂の種
類、金型の種類、ゲートの種類に応じてファジィ推論を
切り換えることを特徴とする請求項2記載の射出成形機
の制御装置。 - 【請求項4】 射出速度の波形と充填圧力の波形とを表
示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかに記載の射出成形機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12176694A JPH07304079A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 射出成形機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12176694A JPH07304079A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 射出成形機の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07304079A true JPH07304079A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14819362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12176694A Pending JPH07304079A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 射出成形機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07304079A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0707936A3 (de) * | 1994-10-19 | 1998-02-04 | K.K. Holding Ag | Verfahren zur Bestimmung des Umschaltpunktes bei der Herstellung eines Spritzgussteils |
| JP2021528285A (ja) * | 2018-06-22 | 2021-10-21 | アイエムフラックス インコーポレイテッド | 射出成形機を制御するためのシステムおよびアプローチ |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP12176694A patent/JPH07304079A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0707936A3 (de) * | 1994-10-19 | 1998-02-04 | K.K. Holding Ag | Verfahren zur Bestimmung des Umschaltpunktes bei der Herstellung eines Spritzgussteils |
| JP2021528285A (ja) * | 2018-06-22 | 2021-10-21 | アイエムフラックス インコーポレイテッド | 射出成形機を制御するためのシステムおよびアプローチ |
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