JPH0730411A - Pll回路およびこのpll回路を用いたハイビジョン放送受信装置 - Google Patents
Pll回路およびこのpll回路を用いたハイビジョン放送受信装置Info
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- JPH0730411A JPH0730411A JP5131470A JP13147093A JPH0730411A JP H0730411 A JPH0730411 A JP H0730411A JP 5131470 A JP5131470 A JP 5131470A JP 13147093 A JP13147093 A JP 13147093A JP H0730411 A JPH0730411 A JP H0730411A
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- signal
- phase
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- frequency oscillator
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 定常位相誤差を無調整で0に近づけること、
および、回路規模の縮小とアナログ回路素子利用を最少
にすることを目的とする。 【構成】 制御入力電圧に対応して周波数の変化する電
圧制御形周波数発振器(VCO)15と、このVCO1
5の出力信号と入力信号との位相差を検出する位相比較
用フリップフロップ回路(FF)30とからなり、この
FF30のCKまたはD端子に前記入力信号を入力し、
FF30のDまたはCK端子に前記VCO15の帰還出
力信号を入力し、前記FF30の比較出力を前記VCO
15に入力して位相差を0に制御する。
および、回路規模の縮小とアナログ回路素子利用を最少
にすることを目的とする。 【構成】 制御入力電圧に対応して周波数の変化する電
圧制御形周波数発振器(VCO)15と、このVCO1
5の出力信号と入力信号との位相差を検出する位相比較
用フリップフロップ回路(FF)30とからなり、この
FF30のCKまたはD端子に前記入力信号を入力し、
FF30のDまたはCK端子に前記VCO15の帰還出
力信号を入力し、前記FF30の比較出力を前記VCO
15に入力して位相差を0に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号処理回
路、MUSE信号受信装置などのクロック同期回路とし
て利用されるPLL回路およびこのPLL回路を用いた
ハイビジョン放送受信装置に関するものである。
路、MUSE信号受信装置などのクロック同期回路とし
て利用されるPLL回路およびこのPLL回路を用いた
ハイビジョン放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、信号処理回路のクロックは、入
力信号との位相が一致していることが要求され、定常位
相誤差が0になるようなPLL回路が用いられる。図6
は、基本的な1次ループのPLL基本回路を示してい
る。この回路は、信号入力端子10への入力信号と電圧
制御形周波数発振器(以下VCOという)15の出力信
号とを、乗算器11とLPF12からなる位相比較器1
3で比較するものであるが、位相を正確に一致させるこ
とが困難である。これは、同期後の位相差が、次式で表
わされるが、Δωを0に近付けるのは、アナログの発振
器製作上限界があるからである。 定常位相誤差=2信号の角周波数偏差Δω/ループ利得
K
力信号との位相が一致していることが要求され、定常位
相誤差が0になるようなPLL回路が用いられる。図6
は、基本的な1次ループのPLL基本回路を示してい
る。この回路は、信号入力端子10への入力信号と電圧
制御形周波数発振器(以下VCOという)15の出力信
号とを、乗算器11とLPF12からなる位相比較器1
3で比較するものであるが、位相を正確に一致させるこ
とが困難である。これは、同期後の位相差が、次式で表
わされるが、Δωを0に近付けるのは、アナログの発振
器製作上限界があるからである。 定常位相誤差=2信号の角周波数偏差Δω/ループ利得
K
【0003】位相差を0にする回路として、ループフィ
ルタを挿入した2次ループPLLの積分形ループフィル
タ17がある。これをディジタル回路で構成した場合を
図7に示す。この回路において、信号入力端子10への
入力信号、VCO15からの出力信号ともに、2個のパ
ルス列にする。位相量を8ビットレベル(量子化8ビッ
トの例)に変換するため、256進8ビットのカウンタ
18に入力し、一方の信号も周波数を合わせるためカウ
ンタ19で分周する。
ルタを挿入した2次ループPLLの積分形ループフィル
タ17がある。これをディジタル回路で構成した場合を
図7に示す。この回路において、信号入力端子10への
入力信号、VCO15からの出力信号ともに、2個のパ
ルス列にする。位相量を8ビットレベル(量子化8ビッ
トの例)に変換するため、256進8ビットのカウンタ
18に入力し、一方の信号も周波数を合わせるためカウ
ンタ19で分周する。
【0004】カウンタ18の各ビット出力を位相比較器
20のDに加え、カウンタ19の信号は、CKに入力す
る。位相比較器20の出力端子Qには、CKへの入力信
号の立上り時の8ビットカウンタ内容が位相誤差として
出力される。この形の位相比較は、乗算器とLPFの機
能をもっている。このような回路において、図8(a)
のように、積分累計器22に蓄積された積分項と、応答
を支配する定数項とが加算されてD/A変換器21でア
ナログ制御電圧に変換されて増幅器14を経てVCO1
5に入力される。正極性のVCO制御特性では、図8
(b)のように、負の位相誤差が発生すると、VCO周
波数を上げるよう制御電圧を反転して図8(c)のよう
に、位相誤差0の状態に制御される。
20のDに加え、カウンタ19の信号は、CKに入力す
る。位相比較器20の出力端子Qには、CKへの入力信
号の立上り時の8ビットカウンタ内容が位相誤差として
出力される。この形の位相比較は、乗算器とLPFの機
能をもっている。このような回路において、図8(a)
のように、積分累計器22に蓄積された積分項と、応答
を支配する定数項とが加算されてD/A変換器21でア
ナログ制御電圧に変換されて増幅器14を経てVCO1
5に入力される。正極性のVCO制御特性では、図8
(b)のように、負の位相誤差が発生すると、VCO周
波数を上げるよう制御電圧を反転して図8(c)のよう
に、位相誤差0の状態に制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7の従来の積分形ル
ープフィルタ17においては、正確な制御が可能である
が、回路構成がかなり複雑でコスト高になるという問題
があった。
ープフィルタ17においては、正確な制御が可能である
が、回路構成がかなり複雑でコスト高になるという問題
があった。
【0006】本発明は、定常位相誤差を無調整で0に近
づけること、および、回路規模の縮小とアナログ回路素
子利用を最少にすることを目的とするものである。
づけること、および、回路規模の縮小とアナログ回路素
子利用を最少にすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御入力電圧
に対応して周波数の変化する電圧制御形周波数発振器1
5と、この電圧制御形周波数発振器15の出力信号と入
力信号との位相差を検出する位相比較用フリップフロッ
プ回路30とからなり、この位相比較用フリップフロッ
プ回路30のCKまたはD端子に前記入力信号を入力
し、位相比較用フリップフロップ回路30のDまたはC
K端子に前記電圧制御形周波数発振器15の帰還出力信
号を入力し、前記位相比較用フリップフロップ回路30
の比較出力を前記電圧制御形周波数発振器15に入力し
て位相差を0に制御するようにしたことを特徴とするP
LL回路である。
に対応して周波数の変化する電圧制御形周波数発振器1
5と、この電圧制御形周波数発振器15の出力信号と入
力信号との位相差を検出する位相比較用フリップフロッ
プ回路30とからなり、この位相比較用フリップフロッ
プ回路30のCKまたはD端子に前記入力信号を入力
し、位相比較用フリップフロップ回路30のDまたはC
K端子に前記電圧制御形周波数発振器15の帰還出力信
号を入力し、前記位相比較用フリップフロップ回路30
の比較出力を前記電圧制御形周波数発振器15に入力し
て位相差を0に制御するようにしたことを特徴とするP
LL回路である。
【0008】
【作用】本発明の基本的な考え方は、ループフィルタを
持たない1次ループPLL回路である。1次ループのP
LL定常位相誤差=Δω/Kであるから、1次ループの
PLL回路での定常位相誤差を0に近づけるため、本発
明では、ループ利得Kを無限大に近づけるようにしたも
のである。前記Kを安定に大きくするには、ディジタル
的な方法として量子化された信号のMSB1ビットのみ
を信号として扱えばよい。誤差量は、0を中心に正また
は負の極性を持ち、MSBはその極性を示している1ビ
ット化することで誤差量レベルの大小を問わず、常に最
大レベルまで増幅される。その結果、従来の直線状位相
比較特性に対してステップ状位相比較特性を持ち、利得
が増大し、位相誤差が0に近づく。
持たない1次ループPLL回路である。1次ループのP
LL定常位相誤差=Δω/Kであるから、1次ループの
PLL回路での定常位相誤差を0に近づけるため、本発
明では、ループ利得Kを無限大に近づけるようにしたも
のである。前記Kを安定に大きくするには、ディジタル
的な方法として量子化された信号のMSB1ビットのみ
を信号として扱えばよい。誤差量は、0を中心に正また
は負の極性を持ち、MSBはその極性を示している1ビ
ット化することで誤差量レベルの大小を問わず、常に最
大レベルまで増幅される。その結果、従来の直線状位相
比較特性に対してステップ状位相比較特性を持ち、利得
が増大し、位相誤差が0に近づく。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。本発明の基本的な考え方は、ループフィルタを持た
ない1次ループPLL回路である。1次ループのPLL
回路での定常位相誤差は、次式で表わされる。 1次ループのPLL定常位相誤差=Δω/K この式からも分かるとおり、1次ループのPLL回路で
の定常位相誤差を0に近づけるには、ループ利得Kを無
限大に近づけるか、VCOの自走発振角周波数と入力信
号角周波数の差Δωを0に近づけるかの2通りの方法が
ある。Δωを0に近づけるのは、前述のように、アナロ
グの発振器製作上限界があるので、本発明では、Kを大
きくするようにしたものである。
る。本発明の基本的な考え方は、ループフィルタを持た
ない1次ループPLL回路である。1次ループのPLL
回路での定常位相誤差は、次式で表わされる。 1次ループのPLL定常位相誤差=Δω/K この式からも分かるとおり、1次ループのPLL回路で
の定常位相誤差を0に近づけるには、ループ利得Kを無
限大に近づけるか、VCOの自走発振角周波数と入力信
号角周波数の差Δωを0に近づけるかの2通りの方法が
ある。Δωを0に近づけるのは、前述のように、アナロ
グの発振器製作上限界があるので、本発明では、Kを大
きくするようにしたものである。
【0010】前記Kを安定に大きくするには、ディジタ
ル的な方法として量子化された信号のMSB1ビットの
みを信号として扱えばよい。誤差量は、0を中心に正ま
たは負の極性を持ち、MSBはその極性を示している1
ビット化することで誤差量レベルの大小を問わず、常に
最大レベルまで増幅される。その結果、従来の直線状位
相比較特性に対してステップ状位相比較特性を持ち、利
得が増大し、位相誤差が0に近づく。
ル的な方法として量子化された信号のMSB1ビットの
みを信号として扱えばよい。誤差量は、0を中心に正ま
たは負の極性を持ち、MSBはその極性を示している1
ビット化することで誤差量レベルの大小を問わず、常に
最大レベルまで増幅される。その結果、従来の直線状位
相比較特性に対してステップ状位相比較特性を持ち、利
得が増大し、位相誤差が0に近づく。
【0011】具体的には、図1(a)(b)(c)
(d)に示すような種々の回路構成が可能である。いず
れも、制御入力電圧に対応して周波数の変化する電圧制
御形周波数発振器(以下VCOという)15と、このV
CO15の出力信号と入力信号との位相差を検出する位
相比較用フリップフロップ回路(以下FFという)30
とからなる。このうち、図1(a)は、信号入力端子1
0を前記FF30のCK端子に接続し、FF30の出力
端子Qバー(Qの否定)をVCO15の入力側に接続
し、VCO15の出力側を出力端子16に接続するとと
もに、FF30のD端子に接続した例を示している。
(d)に示すような種々の回路構成が可能である。いず
れも、制御入力電圧に対応して周波数の変化する電圧制
御形周波数発振器(以下VCOという)15と、このV
CO15の出力信号と入力信号との位相差を検出する位
相比較用フリップフロップ回路(以下FFという)30
とからなる。このうち、図1(a)は、信号入力端子1
0を前記FF30のCK端子に接続し、FF30の出力
端子Qバー(Qの否定)をVCO15の入力側に接続
し、VCO15の出力側を出力端子16に接続するとと
もに、FF30のD端子に接続した例を示している。
【0012】図1(b)は、信号入力端子10を前記F
F30のD端子に接続し、FF30の出力端子QをVC
O15の入力側に接続し、VCO15の出力側を出力端
子16に接続するとともに、FF30のCK端子に接続
した例を示している。
F30のD端子に接続し、FF30の出力端子QをVC
O15の入力側に接続し、VCO15の出力側を出力端
子16に接続するとともに、FF30のCK端子に接続
した例を示している。
【0013】図1(c)は、信号入力端子10を前記F
F30のCK端子に接続し、FF30の出力端子QをV
CO15の入力側に接続し、VCO15の出力側を出力
端子16に接続するとともに、FF30のD端子に接続
した例を示している。
F30のCK端子に接続し、FF30の出力端子QをV
CO15の入力側に接続し、VCO15の出力側を出力
端子16に接続するとともに、FF30のD端子に接続
した例を示している。
【0014】図1(d)は、信号入力端子10を前記F
F30のD端子に接続し、FF30の出力端子Qバーを
VCO15の入力側に接続し、VCO15の出力側を出
力端子16に接続するとともに、FF30のCK端子に
接続した例を示している。これらの例のうち、図1
(a)(b)は、VCO発振周波数特性が制御入力電圧
に対して正の勾配を持つ場合であり、また、図1(c)
(d)は、VCO発振周波数特性が制御入力電圧に対し
て負の勾配を持つ場合である。
F30のD端子に接続し、FF30の出力端子Qバーを
VCO15の入力側に接続し、VCO15の出力側を出
力端子16に接続するとともに、FF30のCK端子に
接続した例を示している。これらの例のうち、図1
(a)(b)は、VCO発振周波数特性が制御入力電圧
に対して正の勾配を持つ場合であり、また、図1(c)
(d)は、VCO発振周波数特性が制御入力電圧に対し
て負の勾配を持つ場合である。
【0015】このような回路構成において、位相差と誤
差量との関係を示す位相比較特性は、図2に示すよう
に、従来回路では点線で表わした直線状の特性となり、
本発明回路では実線で表わしたステップ状の特性とな
る。また、位相差と利得との関係を示す位相比較器の利
得は、図3に示すように、従来回路では点線で表わした
直線状の特性となり、本発明回路では実線で表わしたス
テップ状の特性となる。
差量との関係を示す位相比較特性は、図2に示すよう
に、従来回路では点線で表わした直線状の特性となり、
本発明回路では実線で表わしたステップ状の特性とな
る。また、位相差と利得との関係を示す位相比較器の利
得は、図3に示すように、従来回路では点線で表わした
直線状の特性となり、本発明回路では実線で表わしたス
テップ状の特性となる。
【0016】すなわち、図4(a)のように、信号入力
端子10への入力信号をVCO15からの帰還信号の立
上りでサンプリングした場合において、入力信号が
「1」の間は、周波数が変化してもFF30の比較出力
は1、1、1、…と、「1」が継続し、また、図4
(b)のように、信号入力端子10への入力信号をVC
O15からの帰還信号の立上りでサンプリングした場合
において、入力信号が「0」の間は、周波数が変化して
もFF30の比較出力は0、0、0、…と、「0」が継
続する。このような図4(a)の状態と(b)の状態が
交互に繰り返して次第に「1」「0」「1」「0」…に
収束し、図5に示すように位相差0の状態となる。
端子10への入力信号をVCO15からの帰還信号の立
上りでサンプリングした場合において、入力信号が
「1」の間は、周波数が変化してもFF30の比較出力
は1、1、1、…と、「1」が継続し、また、図4
(b)のように、信号入力端子10への入力信号をVC
O15からの帰還信号の立上りでサンプリングした場合
において、入力信号が「0」の間は、周波数が変化して
もFF30の比較出力は0、0、0、…と、「0」が継
続する。このような図4(a)の状態と(b)の状態が
交互に繰り返して次第に「1」「0」「1」「0」…に
収束し、図5に示すように位相差0の状態となる。
【0017】つぎに、以上のようなPLL回路を、VC
Oの発振周波数を制御するためMUSE信号の水平同期
を基準信号にしたハイビジョン放送受信装置に利用した
場合について説明する。MUSE系の基本クロック周波
数は、MUSE信号のサンプリング周波数16.2MH
z用と内部演算処理のため32.4MHzにしている。
32.4MHzの発振器は、図9に示すように、電圧制
御発振器(以下VCOという)36を外付けし、このV
CO36の発振周波数を制御するためMUSE信号の水
平同期を基準信号にしたPLL回路を構成している。
Oの発振周波数を制御するためMUSE信号の水平同期
を基準信号にしたハイビジョン放送受信装置に利用した
場合について説明する。MUSE系の基本クロック周波
数は、MUSE信号のサンプリング周波数16.2MH
z用と内部演算処理のため32.4MHzにしている。
32.4MHzの発振器は、図9に示すように、電圧制
御発振器(以下VCOという)36を外付けし、このV
CO36の発振周波数を制御するためMUSE信号の水
平同期を基準信号にしたPLL回路を構成している。
【0018】MUSE信号の水平同期信号は、図10に
示すとおりであり、水平基準位相点にA/D変換用の1
6.2MHzクロックの立上り(A/D変換がクロック
の立上りでサンプルする場合)を一致させる。このた
め、図1ないし図5により説明した前述の本発明を利用
して、PLLの位相誤差を無調整で0に近づけるような
回路構成とする。すなわち、PLL部の主たる構成は、
図9に示すHD信号検出回路32、HD極性反転回路3
3、および位相差を検出する位相比較用フリップフロッ
プ回路からなる位相比較器34であり、出力は制御レベ
ルに応じた幅を持つ1ビットのパルスで、VCO36の
制御電圧とすることができる。
示すとおりであり、水平基準位相点にA/D変換用の1
6.2MHzクロックの立上り(A/D変換がクロック
の立上りでサンプルする場合)を一致させる。このた
め、図1ないし図5により説明した前述の本発明を利用
して、PLLの位相誤差を無調整で0に近づけるような
回路構成とする。すなわち、PLL部の主たる構成は、
図9に示すHD信号検出回路32、HD極性反転回路3
3、および位相差を検出する位相比較用フリップフロッ
プ回路からなる位相比較器34であり、出力は制御レベ
ルに応じた幅を持つ1ビットのパルスで、VCO36の
制御電圧とすることができる。
【0019】処理基準データ発生回路39では、A/D
変換回路31でサンプルされた8ビットのMUSE信号
がまず16.2MHzクロックの立上りでラッチされ
る。この出力は、HD信号検出回路32へ送られるとと
もに、フレーム同期回路38へ送られて内部処理信号の
制御信号発生タイミングに関する処理データとなる。
変換回路31でサンプルされた8ビットのMUSE信号
がまず16.2MHzクロックの立上りでラッチされ
る。この出力は、HD信号検出回路32へ送られるとと
もに、フレーム同期回路38へ送られて内部処理信号の
制御信号発生タイミングに関する処理データとなる。
【0020】前記HD信号検出回路32では、伝送され
るMUSE原信号と、サンプリングされた信号との水平
基準位相点のずれ量を1つ置きの3点のサンプル値を取
り、両端の加算平均値と中央の値の差から求める。この
値によってHD検出と、位相量とが判明する。
るMUSE原信号と、サンプリングされた信号との水平
基準位相点のずれ量を1つ置きの3点のサンプル値を取
り、両端の加算平均値と中央の値の差から求める。この
値によってHD検出と、位相量とが判明する。
【0021】図11によりさらに詳しく説明すると、前
記3点を図11(a)のS0、S2、S4とし、これら
の点におけるサンプル値をQ0、Q2、Q4とすると、
S2点における位相のずれ量は、次式の演算によって求
められる。 Q2−(Q0+Q4)/2 この演算によってHD区間でのクランプなどの直流的レ
ベル変動の影響は除去される。HD信号検出回路32で
は、処理基準データを5段シフトレジスタへ16.2M
Hzクロックの立ち下がりで順次蓄え、まず、(Q0+
Q4)を演算し、加算器キャリーを含めた上位8ビット
をとって1/2にし平均値を取る。この結果は、クロッ
ク立上りでラッチされる。
記3点を図11(a)のS0、S2、S4とし、これら
の点におけるサンプル値をQ0、Q2、Q4とすると、
S2点における位相のずれ量は、次式の演算によって求
められる。 Q2−(Q0+Q4)/2 この演算によってHD区間でのクランプなどの直流的レ
ベル変動の影響は除去される。HD信号検出回路32で
は、処理基準データを5段シフトレジスタへ16.2M
Hzクロックの立ち下がりで順次蓄え、まず、(Q0+
Q4)を演算し、加算器キャリーを含めた上位8ビット
をとって1/2にし平均値を取る。この結果は、クロッ
ク立上りでラッチされる。
【0022】加算結果が1クロックの遅延を伴うため、
つぎの演算は、Q2を1クロック遅延したQ3との間で
行う。したがって、回路の見かけ上の計算は次式のとお
りとなる。 Q3−(Q0+Q4)/2 これらの演算過程は、HD区間内で図11(a)(b)
(c)のように順次変化して(d)のような出力とな
る。
つぎの演算は、Q2を1クロック遅延したQ3との間で
行う。したがって、回路の見かけ上の計算は次式のとお
りとなる。 Q3−(Q0+Q4)/2 これらの演算過程は、HD区間内で図11(a)(b)
(c)のように順次変化して(d)のような出力とな
る。
【0023】基準位相点と16.2MHzクロック立上
りの一致、すなわち、位相誤差を小さくするためにはル
ープ利得を大きくすればよい。そこで、図11(d)の
ように、HD信号検出回路32の減算器における出力の
最上位ビットだけを取り、位相量が正のとき「0」、負
のとき「1」の1ビット量子化することで値を拡大して
いる。この結果、基準位相点近傍の位相比較の相対利得
は、前記図3のように飛躍的に増大し、完全積分形のル
ープフィルタを持たない1次ループPLLの本発明回路
であっても位相調整器を必要としない程度の定常位相誤
差0の状態となる。図9において、35はフィルタ、3
7は2分周回路、40はコントロール回路である。
りの一致、すなわち、位相誤差を小さくするためにはル
ープ利得を大きくすればよい。そこで、図11(d)の
ように、HD信号検出回路32の減算器における出力の
最上位ビットだけを取り、位相量が正のとき「0」、負
のとき「1」の1ビット量子化することで値を拡大して
いる。この結果、基準位相点近傍の位相比較の相対利得
は、前記図3のように飛躍的に増大し、完全積分形のル
ープフィルタを持たない1次ループPLLの本発明回路
であっても位相調整器を必要としない程度の定常位相誤
差0の状態となる。図9において、35はフィルタ、3
7は2分周回路、40はコントロール回路である。
【0024】
【発明の効果】(1)VCO制御信号が2値であり、正
と負の勾配の変換が容易で、面倒なD/A変換を必要と
しない。 (2)ループ利得を上げる特別な増幅器を必要としな
い。 (3)定常位相誤差を実用上0にすることができる。 (4)回路構成素子が極めて少なく、動作が安定でコス
トが安くなる。 (5)位相差を無調整で0に近づけることができる。 (6)同期速度が従来より十分早い。
と負の勾配の変換が容易で、面倒なD/A変換を必要と
しない。 (2)ループ利得を上げる特別な増幅器を必要としな
い。 (3)定常位相誤差を実用上0にすることができる。 (4)回路構成素子が極めて少なく、動作が安定でコス
トが安くなる。 (5)位相差を無調整で0に近づけることができる。 (6)同期速度が従来より十分早い。
【図1】本発明によるPLL回路の第1、第2、第3お
よび第4実施例を示すブロック図である。
よび第4実施例を示すブロック図である。
【図2】位相差と誤差量の関係を示す位相比較特性図で
ある。
ある。
【図3】位相差と利得の関係を示す比較器の利得特性図
である。
である。
【図4】位相差があるときの各部の波形図である。
【図5】位相差が0のときの各部の波形図である。
【図6】従来のPLL回路のブロック図である。
【図7】従来の完全積分形PLL回路のブロック図であ
る。
る。
【図8】図7の回路の波形図である。
【図9】本発明のPLL回路をハイビジョン放送受信装
置に利用した場合のブロック図である。
置に利用した場合のブロック図である。
【図10】図9における水平同期HD波形図である。
【図11】図9における位相量の演算過程を示す説明図
である。
である。
10…信号入力端子、11…乗算器、12…LPF、1
3…位相比較器、14…増幅器、15…電圧制御形周波
数発振器(VCO)、16…出力端子、17…積分形ル
ープフィルタ、18…カウンタ、19…カウンタ、20
…位相比較器、21…D/A変換器、22…積分累計
器、30…位相比較用フリップフロップ回路(FF)、
31…A/D変換回路、32…HD信号検出回路、33
…HD極性反転回路、34…位相比較器、35…フィル
タ、36…電圧制御発振器(VCO)、37…2分周回
路、38…フレーム同期回路、39…処理基準データ発
生回路、40…コントロール回路。
3…位相比較器、14…増幅器、15…電圧制御形周波
数発振器(VCO)、16…出力端子、17…積分形ル
ープフィルタ、18…カウンタ、19…カウンタ、20
…位相比較器、21…D/A変換器、22…積分累計
器、30…位相比較用フリップフロップ回路(FF)、
31…A/D変換回路、32…HD信号検出回路、33
…HD極性反転回路、34…位相比較器、35…フィル
タ、36…電圧制御発振器(VCO)、37…2分周回
路、38…フレーム同期回路、39…処理基準データ発
生回路、40…コントロール回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅見 文孝 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 制御入力電圧に対応して周波数の変化す
る電圧制御形周波数発振器15と、この電圧制御形周波
数発振器15の出力信号と入力信号との位相差を検出す
る位相比較用フリップフロップ回路30とからなり、こ
の位相比較用フリップフロップ回路30のCKまたはD
端子に前記入力信号を入力し、位相比較用フリップフロ
ップ回路30のDまたはCK端子に前記電圧制御形周波
数発振器15の帰還出力信号を入力し、前記位相比較用
フリップフロップ回路30の比較出力を前記電圧制御形
周波数発振器15に入力して位相差を0に制御するよう
にしたことを特徴とするPLL回路。 - 【請求項2】 外付けした電圧制御形周波数発振器36
の発振周波数を制御するためMUSE信号の水平同期を
基準信号にしたハイビジョン放送受信装置において、M
USE入力信号と電圧制御形周波数発振器36の出力信
号の位相比較および電圧制御形周波数発振器36の制御
用として、制御入力電圧に対応して周波数の変化する電
圧制御形周波数発振器36と、この電圧制御形周波数発
振器36の出力信号と前記入力信号との位相差を検出す
る位相比較用フリップフロップ回路で構成した位相比較
器34とからなり、この位相比較器34のCKまたはD
端子に前記入力信号を入力し、位相比較器34のDまた
はCK端子に前記電圧制御形周波数発振器36の帰還出
力信号を入力し、前記位相比較器34の比較出力を前記
電圧制御形周波数発振器36に入力して位相差を0に制
御するようにしたPLL回路を具備してなることを特徴
とするハイビジョン放送受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5131470A JPH0730411A (ja) | 1993-05-08 | 1993-05-08 | Pll回路およびこのpll回路を用いたハイビジョン放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5131470A JPH0730411A (ja) | 1993-05-08 | 1993-05-08 | Pll回路およびこのpll回路を用いたハイビジョン放送受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0730411A true JPH0730411A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15058723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5131470A Withdrawn JPH0730411A (ja) | 1993-05-08 | 1993-05-08 | Pll回路およびこのpll回路を用いたハイビジョン放送受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730411A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102055543B (zh) | 2009-11-05 | 2013-03-27 | 博通集成电路(上海)有限公司 | 解调广播接收机 |
-
1993
- 1993-05-08 JP JP5131470A patent/JPH0730411A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102055543B (zh) | 2009-11-05 | 2013-03-27 | 博通集成电路(上海)有限公司 | 解调广播接收机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |