JPH07304139A - バリヤー性包装材料およびその製造方法 - Google Patents

バリヤー性包装材料およびその製造方法

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JPH07304139A
JPH07304139A JP6098415A JP9841594A JPH07304139A JP H07304139 A JPH07304139 A JP H07304139A JP 6098415 A JP6098415 A JP 6098415A JP 9841594 A JP9841594 A JP 9841594A JP H07304139 A JPH07304139 A JP H07304139A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】適度なガスバリヤー性を有し、しかもコスト的
に優れたバリヤー性包装材料、およびその製造方法を提
供する。 【構成】裏面に印刷層を形成した延伸フィルム上に、厚
さ3〜12μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体
層を含むバリヤーフィルムを共押し出しラミネートし、
該バリヤーフィルム上にシーラントフィルムを押し出し
ラミネートして、バリヤー性包装材料を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバリヤー性に優れ
た包装材料およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水蒸気バリヤー性や酸素バリヤー
性などの、ガスバリヤー性に優れた包装材料(以下、バ
リヤー性包装材料という)として、金属箔を含む積層体
や金属の蒸着層を形成したプラスチックフィルムを含む
積層体が、広く使用されており、袋状の容器に成形(製
袋)されて使用されている。そして、上記金属としては
アルミニウムが性能、コスト、加工性の点から一般的に
使用されている。
【0003】ところが、上記金属箔や金属蒸着層はガス
バリヤー性を発揮する厚さとした場合には不透明とな
り、包装材料として使用した際に内容物が透視できない
という欠点があった。また、金属箔は、焼却したときに
炉の中で塊となってしまい、廃棄性に問題があった。
【0004】これに対し、エチレン−ビニルアルコール
共重合体やポリ塩化ビニリデン等の樹脂層は上記問題が
なく、ガスバリヤー性についても、金属層に比べればや
や劣るものの十分にバリヤー性材料として実用できるた
め、バリヤー性包装材料の構成中に一般的に使用されて
いる。さらに、エチレン−ビニルアルコール共重合体は
香気成分を透過させない、保香性材料としても知られて
いる。
【0005】このエチレン−ビニルアルコール共重合体
は、例えば厚さ12〜30μmのフィルムとして提供さ
れており、接着剤を用いたドライラミネート、あるいは
溶融した熱接着性樹脂の層を介するサンドラミネートに
より、他のフィルム(例えば基材フィルムやシーラント
フィルム)と積層され、包装材料の一部を構成するのが
一般的である。
【0006】また、ポリ塩化ビニリデンは、上記エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体と同様にフィルム状でも
使用され、また、適当な溶媒に溶解された溶液を基材フ
ィルムにコーティングして薄い層とし、バリヤー層を形
成することもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ポリ塩
化ビニリデンは、成分中に塩素を含むため、使用後廃棄
する際、焼却すると塩素ガスを発生する。近年は環境保
護が叫ばれ、このような樹脂の使用は敬遠されつつあ
る。
【0008】また、エチレン−ビニルアルコール共重合
体は塩素を含まないので環境問題は生じないが、前述の
ようにフィルム状態で使用されることが一般的であるた
め、包装材料とするにはドライラミネートなどの積層工
程が必須となる。また、材料がフィルム状態で供給され
るため厚さの下限があり、通常は12μmが下限であ
る。そして、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂
自体が高価であり、結果として包装材料が高価なものに
なってしまう。
【0009】そしてまた、包装材料のガスバリヤー性
は、一定範囲内ではこれらの樹脂の厚さに比例するの
で、要求されるガスバリヤー性によっては、エチレン−
ビニルアルコール共重合体フィルムの使用はオーバース
ペックであり、コスト高でもあり、不経済であった。
【0010】そこで本発明は、適度な(過度には高くな
い)ガスバリヤー性を有し、しかもコスト的に優れたバ
リヤー性包装材料、およびその製造方法を提供するもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、基材
フィルム、バリヤーフィルム、シーラントフィルムが順
次積層された包装材料であって、前記バリヤーフィルム
が、厚さ3〜12μmのエチレン−ビニルアルコール共
重合体層を含む共押し出しフィルムであることを特徴と
する、バリヤー性包装材料である。
【0012】また、本発明のバリヤー性包装材料の製造
方法の第1は、基材フィルム上に、厚さ3〜12μmの
エチレン−ビニルアルコール共重合体層を含むバリヤー
フィルムを共押し出しラミネートし、該バリヤーフィル
ム上にシーラントフィルムを押し出しラミネートするこ
とを特徴とする、バリヤー性包装材料の製造方法であ
る。
【0013】また、本発明のバリヤー性包装材料の製造
方法の第2は、基材フィルムとシーラントフィルムとの
間に、厚さ3〜12μmのエチレン−ビニルアルコール
共重合体層を含むバリヤーフィルムを共押し出しして、
前記基材フィルムとシーラントフィルムとをサンドラミ
ネートすることを特徴とする、バリヤー性包装材料の製
造方法である。
【0014】本発明のバリヤー性包装材料およびその製
造方法においては、その構成中にポリ塩化ビニリデン層
を含まないことが、本発明の目的から好ましい。また、
基材フィルムは延伸フィルムであることが好ましく、印
刷層を形成する場合には、前記基材フィルムのバリヤー
フィルムが積層される面に形成することが好ましい。
【0015】
【作用】上記した構成からなる本発明の包装材料は、共
押し出しフィルムからなるバリヤーフィルム中に厚さ3
〜12μm、好ましくは5〜10μmのエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体層をガスバリヤー層として含む。
従って、包装材料に一定のガスバリヤー性および香気成
分のバリヤー性を付与でき、また、高価なエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体樹脂の使用量を小さくすること
ができるので、全体のコストを抑えることができる。
【0016】また、本発明のバリヤー性包装材料の製造
方法によれば、バリヤーフィルムを共押し出しして、溶
融状態にあるうち(すなわち熱接着性が発揮されている
間)に基材フィルムに積層するので、バリヤーフィルム
を積層する別途の工程が不要となり、包装材料の製造コ
ストを抑えることができる。
【0017】また、基材フィルムを延伸フィルムとし、
該基材フィルムのバリヤーフィルムが積層される面に印
刷層を形成することにより、印刷層が保護され、食品等
の包装に適した包装材料となる。さらに、平滑な延伸フ
ィルム面に印刷層を形成することになるので、印刷が美
麗になる。
【0018】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の包装材料の一実施例を示す断面
図、図2は本発明の包装材料の他の実施例を示す断面図
である。
【0019】本発明のバリヤー性包装材料は、図1、図
2に示すように、基材フィルム1、バリヤーフィルム
2、シーラントフィルム3が順次積層された包装材料で
あって、前記バリヤーフィルム2が、厚さ3〜12μ
m、好ましくは5〜10μmのエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体層4を含む共押し出しフィルムである。
【0020】基材フィルム1は、包装材料の主たる層で
あり、包装材料に機械的強度、テアー性、スリップ性、
耐熱性という性質を与える。好ましい材料としては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィル
ム、6−ナイロン;6,6−ナイロン等のポリアミドフ
ィルム、あるいはポリプロピレンフィルム等の、機械的
強度に優れた材料が使用できる。特に、これらの1軸ま
たは2軸延伸フィルムを使用することが好ましい。ま
た、これらのフィルムには、必要に応じて周知の添加
剤;例えば静電防止剤やスリップ剤、防曇剤、紫外線吸
収剤等を添加することができる。また、必要に応じて周
知の処理;例えばコロナ放電処理やオゾン処理、フレー
ム処理等を施すことができる。
【0021】この基材フィルム1の厚さは特に制限はな
いが、12〜40μmとすることが好ましい。
【0022】包装材料には通常印刷層5が形成される
が、図示のように、基材フィルム1のバリヤーフィルム
2が積層される面に形成することが好ましい。
【0023】印刷層5は、通常の方法、すなわちグラビ
ア印刷法、シルクスクリーン印刷法、その他の周知の方
法により形成することができる。
【0024】また、基材フィルム1には、必要に応じ
て、図示しない介在層や外側層を形成してもよい。例え
ば、基材フィルム1の外面側または内面側に、風合いの
付与や剛度付与の目的のために紙または不織布(坪量1
5〜90g/m2 )を積層することができる。
【0025】上記基材フィルム1には、バリヤーフィル
ム2を積層する。バリヤーフィルム2は、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体の層4を含む共押し出しフィル
ムである。具体的には、接着性樹脂層6/エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体層4/接着性樹脂層6という構
成(図1参照)、あるいはエチレン−ビニルアルコール
共重合体層4/接着性樹脂層6/ポリオレフィン層7の
構成(図2参照)が例示できる。上記バリヤーフィルム
2において、エチレン−ビニルアルコール共重合体層4
の厚さは、本発明の目的から3〜12μm、好ましくは
5〜10μmとする。
【0026】上記範囲より厚い場合はエチレン−ビニル
アルコール共重合体フィルムを用いた場合と比べて樹脂
の使用量に差がなく、不経済であり、また、ガスバリヤ
ー性も過剰な場合がある。他方、上記範囲より薄い場合
は樹脂の使用量が少ないので好ましいが、連続した均一
な層を得ることが困難であり、目的とするガスバリヤー
性が得られなくなる恐れがある。
【0027】また、接着性樹脂層6としては、エチレン
−ビニルアルコール共重合体層4との共押し出しが可能
で、かつ、隣接することとなる基材フィルム1および/
またはシーラントフィルム3あるいはポリオレフィン層
7との接着が良好な、ポリエチレン系接着性樹脂(商品
名:ADMER NF550、MODIC XM−40
0M等)やポリプロピレン接着性樹脂(商品名:ADM
ER QF500等)が採用できる。特に、シーラント
フィルム3として無延伸ポリプロピレンを採用するとき
は、接着性樹脂層6としては上記ポリプロピレン接着性
樹脂を採用することが好ましい。この層6の厚さは3〜
10μmとすることが好ましい。
【0028】また、バリヤーフィルム2のポリオレフィ
ン層7(図2参照)としては、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体層4との共押し出し適性およびシーラント
フィルム3との接着性を考慮して、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレンとすることが好ましい。こ
のポリオレフィン層7の厚さは10〜30μmとするこ
とが好ましい。
【0029】このバリヤーフィルム2の各層にも、必要
に応じて周知の添加剤;例えば静電防止剤やスリップ
剤、防曇剤等を添加することができる。また、必要に応
じて周知の処理;例えばコロナ放電処理やオゾン処理、
フレーム処理等を施すことができる。特に、後述するよ
うに本発明においてはバリヤーフィルム2(共押し出し
フィルム)を押し出しラミネートないしはサンドラミネ
ートすることにより積層するので、基材フィルム1やバ
リヤーフィルム2、あるいはシーラントフィルム3に使
用する樹脂の種類によっては、バリヤーフィルム2に対
するコロナ放電処理やオゾン処理等の接着性改善処理が
必須となる。
【0030】このバリヤーフィルム2の全体的な厚さは
特に制限はないが、共押し出しの性質上、10〜50μ
mの範囲が一般的である。
【0031】次に、シーラントフィルム3は、包装材料
にヒートシール性を付与する層であり、通常使用されて
いる材料が使用できる。具体的には、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、無延伸ポリプロピレン、アイオノマー、エチレ
ン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタク
リル酸共重合体(EMAA)等の樹脂が使用できる。ま
た、特殊な用途;例えば保香性を目的とする場合におい
ては、ヒートシール性ポリエステルやエチレン−ビニル
アルコール共重合体などのヒートシール性樹脂も使用さ
れ得る。後述のように、この層は、押し出しラミネート
によりバリヤーフィルム2の上に直接形成してもよく、
あるいはフィルム状態のものをラミネートしてもよい。
また、前述した共押し出しによるバリヤーフィルムの製
造の際、シーラントフィルム3を同時に共押し出しし、
一体化するようにしてもよい。
【0032】このシーラントフィルム3の厚さは、10
〜100μm、特に20〜80μmとすることが好まし
い。
【0033】以上の各層は、押し出しラミネート、また
はバリヤーフィルム2を接着層として用いるサンドラミ
ネートにより積層される。
【0034】図1に示した実施例は、基材フィルム1上
にバリヤーフィルム2を共押し出しラミネートし、該バ
リヤーフィルム2上にシーラントフィルム3を押し出し
ラミネートして得たものである。また、図2に示した実
施例は、基材フィルム1とシーラントフィルム3とを準
備し、この両者の間に、バリヤーフィルム2を共押し出
しして、前記基材フィルム1とシーラントフィルム3と
をサンドラミネートして得たものである。なお、これら
のラミネートに先立ち、積層面にアンカーコーティング
剤をコートしたり、前述したとおりの前処理(コロナ処
理やオゾン処理等)を、必要に応じて行うことができ
る。
【0035】上述のように押し出しラミネートまたはサ
ンドラミネートを適用することにより、従来広く行われ
ているドライラミネートといった、各層の接着のみを目
的とする工程が省略でき、従って包装材料全体のコスト
を下げることができるので好ましい。
【0036】上述した本発明による包装材料の具体的構
成例を以下に列挙する。なお、下記において "EX" は
押し出しラミネートによる層を示し、 " [ ] "
内の層は共押し出しによる層を示す。また、右肩の数字
は厚さ(μm)である。
【0037】(1) AS-OPP30/印/AC/[EVOH5/接5/PE
15]/EX-AS-EVA25 (2) AS-OPP30/印/AC/[接5/EVOH5/接5]/AS-EVA40 (3) OPP20/印/AC/[EVOH5/接3/PE20]/EX-EVA30 (4) OPP25/印/AC/[EVOH10/接5/PE20]/EX-EVA30 (5) OPP25/印/AC/[EVOH10/接5/CPP30] (6) OPP20/印/AC/[接5/EVOH5/接5]/CPP40 (7) PET12/印/AC/[EVOH5/接5/LLDPE20]/EX-LLDPE
30 (8) PET12/印/AC/[接5/EVOH5/接5]/CPP40 (9) NY15/印/AC/[EVOH5/接5/PE20]/EX-LLDPE30 (10)NY15/印/AC/[接5/EVOH5/接5]/LLDPE50 PE:低密度ポリエチレン LLDPE:線状低密度ポリエチレン EVA:エチレン−酢酸ビニル共重合体 CPP:無延伸ポリプロピレン OPP:2軸延伸ポリプロピレン PET:2軸延伸ポリエチレンテレフタレート NY:延伸6−ナイロン EVOH:エチレン−ビニルアルコール共重合体層 接:接着性樹脂層 印:印刷層 AC:アンカーコート層 AS−:静電防止剤練り込み
【0038】上記(1)(3)(4)(5)(7)(9)はバリヤーフィル
ムを押し出しラミネートにより積層し たものである。
また、(2)(6)(8)(10) はバリヤーフィルム(共押し出し
フィルム)を間に挟んだサンドラミネートにより積層し
て得たものである。なお、はシーラントフィルム3
(CPP)をバリヤーフィルム2の製造時に同時に共押
し出ししたものである。
【0039】以上のようにして得られた本発明の包装材
料は、一般的にはシーラントフィルム3同士をヒートシ
ールして、3方ないしは4方シール袋、ガゼット袋、ス
タンディングパウチ、ピロー包装袋等として使用され
る。また、本発明の包装材料を適宜形状に打ち抜き、容
器のヒートシール蓋として使用することもできる。ま
た、本発明の包装材料をチューブ容器の胴部材として使
用することもできる。
【0040】そして、本発明の包装材料は酸素透過度が
0.3〜2.0cc/m2 ・24hrs ・atm 、水蒸気透過度
が2〜10g/m2 ・24hrs というバリヤー性を示す。
従って、本発明の包装材料は、酸化による変褪色や変
味、微生物の繁殖による腐敗、黴の発生等の防止、さら
には保香性等が要求される、削り節、漬物、佃煮、スナ
ック菓子、豆菓子、カステラ、饅頭、味噌、乾麺、ペッ
トフード、ハム・ソーセージ、バター、チーズ、餅等の
食品類の包装に適している。
【0041】<実施例1>厚さ30μmの2軸延伸ポリ
プロピレンフィルムに、ポリウレタン系樹脂をビヒクル
とするインキで印刷層を形成した。この印刷層上に、ポ
リウレタン系樹脂を主成分とするアンカーコート剤を9
g/m2 の塗布量で塗布した。この上に、3種3層共押
し出し機により、エチレン−ビニルアルコール共重合体
層(10μm)/接着性樹脂層(ポリエチレン系;MO
DIC XM−400M:5μm)/低密度ポリエチレ
ン(20μm)の構成の共押し出しフィルム(バリヤー
フィルム)を押し出しラミネートした。さらに、上記低
密度ポリエチレン上に、厚さ30μmの線状低密度ポリ
エチレン(シーラントフィルム)を押し出しラミネート
により積層し、本発明のバリヤー性包装材料を得た。
【0042】得られた包装材料のバリヤー性を測定した
ところ、酸素透過度は0.5cc/m 2 ・24hrs ・atm 、
水蒸気透過度は4g/m2 ・24hrs であった。また、印
刷は非常に美麗であった。
【0043】<実施例2>厚さ30μmの2軸延伸ポリ
プロピレンフィルムに、ポリウレタン系樹脂をビヒクル
とするインキで印刷層を形成した。この印刷層上に、ポ
リウレタン系樹脂を主成分とするアンカーコート剤を4
g/m2 の塗布量で塗布した。この2軸延伸ポリプロピ
レンフィルムの印刷層面と、厚さ30μmの線状低密度
ポリエチレン(シーラントフィルム)との間に、3種3
層共押し出し機により、接着性樹脂層(ポリエチレン
系;MODIC XM−400M:5μm)/エチレン
−ビニルアルコール共重合体層(10μm)/接着性樹
脂層(ポリエチレン系;MODIC XM−400M:
5μm)の構成の共押し出しフィルム(バリヤーフィル
ム)を押し出してサンドラミネートにより積層し、本発
明のバリヤー性包装材料を得た。
【0044】得られた包装材料のバリヤー性を測定した
ところ、酸素透過度は0.5cc/m 2 ・24hrs ・atm 、
水蒸気透過度は4g/m2 ・24hrs であった。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のバリヤー性
包装材料は、高価なエチレン−ビニルアルコール共重合
体を共押し出しフィルムとしたので、該層を薄くでき、
コストを抑えることができる。また、本発明の製造方法
によれば、単なる積層のための工程を省略でき、製造コ
ストを抑えることができる。
【0046】そして、本発明によれば、バリヤー層とし
てのエチレン−ビニルアルコール共重合体層の厚さを任
意の厚さに容易に変更ができ、ガスバリヤー性を任意に
調整することができる。
【0047】また、得られた包装材料は、適度なガスバ
リヤー性と保香性を有するので、これまでポリ塩化ビニ
リデンのコーティング層をバリヤー層として有していた
包装材料の、環境保護可能な代替材料として使用するこ
とができる。また、本発明の包装材料は、これまでエチ
レン−ビニルアルコール共重合体フィルムをバリヤー層
として有していたためにガスバリヤー性が高すぎていた
材料に代えて、適度なガスバリヤー性を有する代替材料
として使用することができる。
【0048】そして、印刷層を基材フィルムの内面(裏
面)側に形成した場合は、優れた印刷効果、美麗性を有
するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装材料の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の包装材料の他の実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1……基材フィルム 2……バリヤーフィルム 3……シーラントフィルム 4……エチレン−ビニルアルコール共重合体 5……印刷層 6……接着性樹脂 7……ポリオレフィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルム、バリヤーフィルム、シーラ
    ントフィルムが順次積層された包装材料であって、前記
    バリヤーフィルムが、厚さ3〜12μmのエチレン−ビ
    ニルアルコール共重合体層を含む共押し出しフィルムで
    あることを特徴とする、バリヤー性包装材料。
  2. 【請求項2】エチレン−ビニルアルコール共重合体層の
    厚さが5〜10μmであることを特徴とする、請求項1
    に記載のバリヤー性包装材料。
  3. 【請求項3】構成中にポリ塩化ビニリデン層を含まない
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のバリヤー性包装材料。
  4. 【請求項4】基材フィルムが延伸フィルムであり、該基
    材フィルムのバリヤーフィルムに積層される面に、印刷
    層が形成されることを特徴とする、請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載のバリヤー性包装材料。
  5. 【請求項5】バリヤーフィルムが、接着性樹脂層/エチ
    レン−ビニルアルコール共重合体層/接着性樹脂層の構
    成であることを特徴とする、請求項1ないし請求項4の
    いずれかに記載のバリヤー性包装材料。
  6. 【請求項6】バリヤーフィルムが、エチレン−ビニルア
    ルコール共重合体層/接着性樹脂層/ポリオレフィン層
    の構成であり、該バリヤーフィルムのエチレン−ビニル
    アルコール共重合体層面が基材フィルムに面して積層さ
    れていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4の
    いずれかに記載のバリヤー性包装材料。
  7. 【請求項7】基材フィルム上に、厚さ3〜12μmのエ
    チレン−ビニルアルコール共重合体層を含むバリヤーフ
    ィルムを共押し出しラミネートし、該バリヤーフィルム
    上にシーラントフィルムを押し出しラミネートすること
    を特徴とする、バリヤー性包装材料の製造方法。
  8. 【請求項8】基材フィルムが延伸フィルムであり、該基
    材フィルムのバリヤーフィルムに積層される面に、印刷
    層が形成されることを特徴とする、請求項7に記載のバ
    リヤー性包装材料の製造方法。
  9. 【請求項9】バリヤーフィルムが、接着性樹脂層/エチ
    レン−ビニルアルコール共重合体層/接着性樹脂層の構
    成であることを特徴とする、請求項7または請求項8の
    いずれかに記載のバリヤー性包装材料の製造方法。
  10. 【請求項10】バリヤーフィルムが、エチレン−ビニル
    アルコール共重合体層/接着性樹脂層/ポリオレフィン
    層の構成であり、該バリヤーフィルムのエチレン−ビニ
    ルアルコール共重合体層面が基材フィルムに面して積層
    されていることを特徴とする、請求項7または請求項8
    のいずれかに記載のバリヤー性包装材料の製造方法。
  11. 【請求項11】基材フィルムとシーラントフィルムとの
    間に、厚さ3〜12μmのエチレン−ビニルアルコール
    共重合体層を含むバリヤーフィルムを共押し出しして、
    前記基材フィルムとシーラントフィルムとをサンドラミ
    ネートすることを特徴とする、バリヤー性包装材料の製
    造方法。
  12. 【請求項12】基材フィルムが延伸フィルムであり、該
    基材フィルムのバリヤーフィルムに積層される面に、印
    刷層が形成されることを特徴とする、請求項11に記載
    のバリヤー性包装材料の製造方法。
  13. 【請求項13】バリヤーフィルムが、接着性樹脂層/エ
    チレン−ビニルアルコール共重合体層/接着性樹脂層の
    構成であることを特徴とする、請求項11または請求項
    12のいずれかに記載のバリヤー性包装材料の製造方
    法。
  14. 【請求項14】バリヤーフィルムが、エチレン−ビニル
    アルコール共重合体層/接着性樹脂層/ポリオレフィン
    層の構成であり、該バリヤーフィルムのエチレン−ビニ
    ルアルコール共重合体層面が基材フィルムに面して積層
    されていることを特徴とする、請求項11または請求項
    12のいずれかに記載のバリヤー性包装材料の製造方
    法。
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