JPH0730419Y2 - 移動農機の回向装置 - Google Patents
移動農機の回向装置Info
- Publication number
- JPH0730419Y2 JPH0730419Y2 JP18108587U JP18108587U JPH0730419Y2 JP H0730419 Y2 JPH0730419 Y2 JP H0730419Y2 JP 18108587 U JP18108587 U JP 18108587U JP 18108587 U JP18108587 U JP 18108587U JP H0730419 Y2 JPH0730419 Y2 JP H0730419Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turning
- front wheel
- front axle
- center
- hydraulic cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は農用トラクタ、乗用田植機等の小回りが要求さ
れる移動農機に適応できる回向装置に関し、詳しくは、
機体の回向半径を小さくできる移動農機の回向装置に関
するものである。
れる移動農機に適応できる回向装置に関し、詳しくは、
機体の回向半径を小さくできる移動農機の回向装置に関
するものである。
従来では、第18図に示すように、機体が回向する際、そ
の回向中心Oから左右の前輪1に至る回向半径FRが、回
向中心Oから左右の後輪2に至る回向半径RRよりも大き
いため、機体は前輪1の回向半径を基準にして回向して
いるのが実情であつた。
の回向中心Oから左右の前輪1に至る回向半径FRが、回
向中心Oから左右の後輪2に至る回向半径RRよりも大き
いため、機体は前輪1の回向半径を基準にして回向して
いるのが実情であつた。
ところで、上述のように前輪の回向半径FRを基準にして
回向すると、機体の回向半径が大きくなつて小回りがで
きないという問題点があつた。
回向すると、機体の回向半径が大きくなつて小回りがで
きないという問題点があつた。
また、第18図に図示のごとく前輪1と後輪2との回向半
径が異なるので、四輪駆動形式にあつても前輪1が後輪
2に押される状態となり、前輪1の駆動力は、機体の牽
引力についての貢献度が低いという問題があつた。
径が異なるので、四輪駆動形式にあつても前輪1が後輪
2に押される状態となり、前輪1の駆動力は、機体の牽
引力についての貢献度が低いという問題があつた。
さらに、前輪1が後輪2から押される状態となるので、
軟弱な圃場では前輪1による泥押しが発生し、圃場が荒
れるという問題点があつた。
軟弱な圃場では前輪1による泥押しが発生し、圃場が荒
れるという問題点があつた。
そこで、本考案は上述した従来の問題点を解消すべく創
案されたもので、フロントアクスルを、回向中心側に向
けて横スライドさせることにより、機体の小回りができ
ると共に前輪による泥押しが防止できる移動農機の回向
装置を提供することを目的として実施するものである。
案されたもので、フロントアクスルを、回向中心側に向
けて横スライドさせることにより、機体の小回りができ
ると共に前輪による泥押しが防止できる移動農機の回向
装置を提供することを目的として実施するものである。
上記目的を達成する本考案の移動農機の回向装置は、操
向ハンドルの回動により操向される前輪を支架するフロ
ントアクスルを、直進位置で機体中央に保持し、回向位
置に応じて機体の回向中心側に向けて横スライドするよ
う構成してなるものである。
向ハンドルの回動により操向される前輪を支架するフロ
ントアクスルを、直進位置で機体中央に保持し、回向位
置に応じて機体の回向中心側に向けて横スライドするよ
う構成してなるものである。
したがって、直進位置で機体中央……防止できる。」
を、「上述したように本考案は構成され、直進位置で機
体中央に保持されるフロントアクスルを回向位置に応じ
て機体の回向中心側に向けて横スライドさせることによ
り、その横スライドした分だけ前輪を回向中心側に近づ
けて回向半径を小さくすることができるので、機体の旋
回する半径を小さくして小回りな旋回を可能にする。
を、「上述したように本考案は構成され、直進位置で機
体中央に保持されるフロントアクスルを回向位置に応じ
て機体の回向中心側に向けて横スライドさせることによ
り、その横スライドした分だけ前輪を回向中心側に近づ
けて回向半径を小さくすることができるので、機体の旋
回する半径を小さくして小回りな旋回を可能にする。
また、前輪の回向半径を小さくすることができるので、
前後輪をともに同一の半径軌跡上を移動させることが可
能で、四輪駆動であっても、従来のように前輪が後輪に
より押されることなく前輪の牽引力を増加させることが
できると共に、軟弱な圃場での前輪による泥押し状態を
解消することができるので、圃場が荒れるのを防止でき
る。
前後輪をともに同一の半径軌跡上を移動させることが可
能で、四輪駆動であっても、従来のように前輪が後輪に
より押されることなく前輪の牽引力を増加させることが
できると共に、軟弱な圃場での前輪による泥押し状態を
解消することができるので、圃場が荒れるのを防止でき
る。
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明す
る。
る。
第9図〜第10図において、農用トラクタTは、機体前方
にボンネツト3に覆われるエンジン4が配設され、この
エンジン4の後端に前端が固定されたトランスミツシヨ
ン5は後方に延設され、このエンジン4とトランスミツ
シヨン5とにより農用トラクタTの機体が構成されてい
る。このトランスミツシヨン5の後方には左右一対の後
輪2が軸支され、この左右の後輪2は、トランスミツシ
ヨン5内に設けた図外のデフ機構(差動機構、デイフア
レンシヤル機構)を介して駆動されると共に、回向時に
は回向側がブレーキにより制動される。
にボンネツト3に覆われるエンジン4が配設され、この
エンジン4の後端に前端が固定されたトランスミツシヨ
ン5は後方に延設され、このエンジン4とトランスミツ
シヨン5とにより農用トラクタTの機体が構成されてい
る。このトランスミツシヨン5の後方には左右一対の後
輪2が軸支され、この左右の後輪2は、トランスミツシ
ヨン5内に設けた図外のデフ機構(差動機構、デイフア
レンシヤル機構)を介して駆動されると共に、回向時に
は回向側がブレーキにより制動される。
また、エンジン4に基端が固定され前方に延びるエンジ
ンフレーム6の下方には、フロントアクスル7が配設さ
れている。第1図〜第2図に示すように前記フロントア
クスル7の左右両側には、斜め上下方向のキングピン軸
芯Kを中心にして前後方向に揺動自在な前輪ケース9が
それぞれ設けられ、この各前輪ケース9にそれぞれ軸支
された前輪1は、トランスミツシヨン5から駆動される
図外のプロペラ軸およびユニバーサル接手により駆動さ
れるフロントアクスル7内のデフ機構を介して駆動され
る。
ンフレーム6の下方には、フロントアクスル7が配設さ
れている。第1図〜第2図に示すように前記フロントア
クスル7の左右両側には、斜め上下方向のキングピン軸
芯Kを中心にして前後方向に揺動自在な前輪ケース9が
それぞれ設けられ、この各前輪ケース9にそれぞれ軸支
された前輪1は、トランスミツシヨン5から駆動される
図外のプロペラ軸およびユニバーサル接手により駆動さ
れるフロントアクスル7内のデフ機構を介して駆動され
る。
前述した左右の前輪ケース9は、各前輪ケース9のナツ
クルアーム10をタイロツド11により枢支連結することに
より前記キングピン軸芯Kを中心として一体的に揺動す
るが、このタイロツド11はその長手方向中間部が、複動
型の油圧シリンダ12の作動に連動して左右方向に揺動移
動する駆動アーム13の下端に突出する球状接手13aに連
動連結されると共に、回向位置に応じて機体の回向中心
側に向けて横スライド、すなわち、この第1実施例で
は、前輪1の切れ角に比例してフロントアクスル7全体
が回向中心O側に向つて横スライドする前輪舵取り装置
15に構成されている。
クルアーム10をタイロツド11により枢支連結することに
より前記キングピン軸芯Kを中心として一体的に揺動す
るが、このタイロツド11はその長手方向中間部が、複動
型の油圧シリンダ12の作動に連動して左右方向に揺動移
動する駆動アーム13の下端に突出する球状接手13aに連
動連結されると共に、回向位置に応じて機体の回向中心
側に向けて横スライド、すなわち、この第1実施例で
は、前輪1の切れ角に比例してフロントアクスル7全体
が回向中心O側に向つて横スライドする前輪舵取り装置
15に構成されている。
この前輪舵取り装置15の詳細について説明すると、前述
した複動型の油圧シリンダ12は、エンジンフレーム6の
下方に左右方向に固着された断面下向きコの字状の支持
フレーム16内に配設され、その油圧シリンダ本体12aが
取付ボルトにより支持フレーム16に固定されている。こ
の油圧シリンダ12内から左右両側に突出するピストン軸
12bは、その両側が上記支持フレーム16内に摺動のみ自
在に設けられた正面視コの字状の移動フレーム17の左右
両側の上向き端部17a内側に取付ボルトにより固定さ
れ、さらに前記移動フレーム17の長手方向の中間部に
は、後方側に延びる取付軸20を有する連動フレーム19が
固着されており、この連動フレーム19の取付軸20に上記
駆動アーム13の支点孔よりも上方に設けた長孔が嵌合連
結されている。
した複動型の油圧シリンダ12は、エンジンフレーム6の
下方に左右方向に固着された断面下向きコの字状の支持
フレーム16内に配設され、その油圧シリンダ本体12aが
取付ボルトにより支持フレーム16に固定されている。こ
の油圧シリンダ12内から左右両側に突出するピストン軸
12bは、その両側が上記支持フレーム16内に摺動のみ自
在に設けられた正面視コの字状の移動フレーム17の左右
両側の上向き端部17a内側に取付ボルトにより固定さ
れ、さらに前記移動フレーム17の長手方向の中間部に
は、後方側に延びる取付軸20を有する連動フレーム19が
固着されており、この連動フレーム19の取付軸20に上記
駆動アーム13の支点孔よりも上方に設けた長孔が嵌合連
結されている。
前記駆動アーム13は、その長さ方向の略中間部に設けた
支点孔が、エンジンフレーム6の下方に固着された固定
フレーム22から前方側に延びる支点軸23に揺動自在に枢
着され、その下端がタイロツド11の長手方向中間部に連
結される。
支点孔が、エンジンフレーム6の下方に固着された固定
フレーム22から前方側に延びる支点軸23に揺動自在に枢
着され、その下端がタイロツド11の長手方向中間部に連
結される。
さらに、前方移動フレーム17は、その長手方向中央部下
方に取付ブラケツト25の上端が固定され、この取付ブラ
ケツト25とフロントアクスル7とは前後方向に延びる支
点軸26を介して枢支連結され、フロントアクスル7はこ
の支点軸26の軸芯を中心にして左右両側が上下方向に揺
動自在に構成されている。
方に取付ブラケツト25の上端が固定され、この取付ブラ
ケツト25とフロントアクスル7とは前後方向に延びる支
点軸26を介して枢支連結され、フロントアクスル7はこ
の支点軸26の軸芯を中心にして左右両側が上下方向に揺
動自在に構成されている。
また、農用トラクタTに設けた運転座席の前方に装備さ
れた操向ハンドル27は、第17図のように操向ハンドル27
に連結のメータリングポンプ39を介して切換バルブ36に
連結されている。なお、第17図は第2実施例の油圧回路
にも兼用しているので、以下は油路Aおよび油路Bが切
換バルブ34を経由することなく直接的に油圧シリンダ12
に連結された構造について説明する。
れた操向ハンドル27は、第17図のように操向ハンドル27
に連結のメータリングポンプ39を介して切換バルブ36に
連結されている。なお、第17図は第2実施例の油圧回路
にも兼用しているので、以下は油路Aおよび油路Bが切
換バルブ34を経由することなく直接的に油圧シリンダ12
に連結された構造について説明する。
したがって、操向ハンドル27の回動操作によるメータリ
ングポンプ39の発生圧で切換バルブ36が切換え制御され
るので、回向すべき方向に対して油圧シリンダ12の左右
いずれかの室に、油圧ポンプ35からの圧油をメータリン
グポンプ39経由で送ることにより、フロントアクスル7
は操向ハンドル27の回動量、つまり前輪1の切れ角に比
例して横スライドする。
ングポンプ39の発生圧で切換バルブ36が切換え制御され
るので、回向すべき方向に対して油圧シリンダ12の左右
いずれかの室に、油圧ポンプ35からの圧油をメータリン
グポンプ39経由で送ることにより、フロントアクスル7
は操向ハンドル27の回動量、つまり前輪1の切れ角に比
例して横スライドする。
第1図〜第2図にように、操向ハンドル27が回動操作さ
れない機体の直進状態では、メータリングポンプ39が切
換バルブ36を中立状態に維持し、前輪1を支架するフロ
ントアクスル7は、その中心Sが機体の中心線C上に一
致する機体中央に油圧シリンダ12によつて保持されてい
るが、操向ハンドル27を例えば右側に回動操作すると、
第4図〜第5図に示すようにフロントアクスル7は機体
中心線Cよりも右側、つまり右側の回向中心O側に向け
て横スライドすると共に、タイロツド11が左側に移動し
て前輪1が右回り方向に操向される。
れない機体の直進状態では、メータリングポンプ39が切
換バルブ36を中立状態に維持し、前輪1を支架するフロ
ントアクスル7は、その中心Sが機体の中心線C上に一
致する機体中央に油圧シリンダ12によつて保持されてい
るが、操向ハンドル27を例えば右側に回動操作すると、
第4図〜第5図に示すようにフロントアクスル7は機体
中心線Cよりも右側、つまり右側の回向中心O側に向け
て横スライドすると共に、タイロツド11が左側に移動し
て前輪1が右回り方向に操向される。
すなわち、操向ハンドル27を右側に回動操作すると、メ
ータリングポンプ39の発生圧で切換バルブ36が切換え制
御され、油圧ポンプ35の圧油が油圧シリンダ12のピスト
ン軸12bを右側に向けて横スライドする。これに連動し
て右側に向けて横移動する移動フレーム17に一体連結さ
れたフロントアクスル7は、その中心Sが機体中心線C
よりも距離Lだけ右側に移動すると同時に、支点軸23を
中心とする連動アーム13は上方が右側に移動することで
下方が左側に移動するので、連動アーム13の下方に連結
されたタイロツド11が左側に移動し前輪1が右回り方向
の切れ角に操向されることになる。
ータリングポンプ39の発生圧で切換バルブ36が切換え制
御され、油圧ポンプ35の圧油が油圧シリンダ12のピスト
ン軸12bを右側に向けて横スライドする。これに連動し
て右側に向けて横移動する移動フレーム17に一体連結さ
れたフロントアクスル7は、その中心Sが機体中心線C
よりも距離Lだけ右側に移動すると同時に、支点軸23を
中心とする連動アーム13は上方が右側に移動することで
下方が左側に移動するので、連動アーム13の下方に連結
されたタイロツド11が左側に移動し前輪1が右回り方向
の切れ角に操向されることになる。
なお、直進状態から操向ハンドル27を左側に回動操作す
ると上述とは反対方向になる。
ると上述とは反対方向になる。
このように、機体を回向する際、操向ハンドル27の回動
量、つまり前輪1の切れ角に比例しフロントアクスル7
が機体の回向中心O側に横スライドするので、第8図の
如く、右側の回向中心Oから前輪1に至る回向半径FR
と、旋回中芯Oから後輪2に至る回向半径RRとが略同一
となるようフロントアクスル7が横スライドした分だけ
機体の回向半径を小さくでき、機体を小回り状態で旋回
できる。
量、つまり前輪1の切れ角に比例しフロントアクスル7
が機体の回向中心O側に横スライドするので、第8図の
如く、右側の回向中心Oから前輪1に至る回向半径FR
と、旋回中芯Oから後輪2に至る回向半径RRとが略同一
となるようフロントアクスル7が横スライドした分だけ
機体の回向半径を小さくでき、機体を小回り状態で旋回
できる。
また、機体の回向状態では、前後輪1,2がともに同一半
径軌跡上を移動するので、四輪駆動状態では従来のよう
に前輪1が後輪2側に押されることなく、前輪1側の牽
引力が増加させることができる上、併せて軟弱圃場での
前輪1による泥押し状態が防止され圃場が荒れることが
ない。
径軌跡上を移動するので、四輪駆動状態では従来のよう
に前輪1が後輪2側に押されることなく、前輪1側の牽
引力が増加させることができる上、併せて軟弱圃場での
前輪1による泥押し状態が防止され圃場が荒れることが
ない。
機体の回向が終了した時点で、操向ハンドル27を直進状
態に戻すと、メータリングポンプ39による油の流れが逆
となり、切換バルブ36が逆方向に切換えられるので、油
圧シリンダ12のピストン軸12bが左側に移動する。これ
に連動して左側に移動した移動フレーム17と一体的連結
のフロントアクスル7が左側に移動すると同時に、支点
軸23回りに揺動した連動アーム13に連動してタイロツド
11も右側に移動し前輪1が左側に向けて戻される。
態に戻すと、メータリングポンプ39による油の流れが逆
となり、切換バルブ36が逆方向に切換えられるので、油
圧シリンダ12のピストン軸12bが左側に移動する。これ
に連動して左側に移動した移動フレーム17と一体的連結
のフロントアクスル7が左側に移動すると同時に、支点
軸23回りに揺動した連動アーム13に連動してタイロツド
11も右側に移動し前輪1が左側に向けて戻される。
そして前輪1とフロントアクスル7とが直進状態に復帰
した時点では、メータリングポンプ39が切換バルブ36を
中立位置に切換えるので、フロントアクスル7は油圧シ
リンダ12により直進位置に保持される。
した時点では、メータリングポンプ39が切換バルブ36を
中立位置に切換えるので、フロントアクスル7は油圧シ
リンダ12により直進位置に保持される。
次に第2実施例を示す第11図〜第17図について説明す
る。
る。
この第2実施例は、前例のように前輪1の操向とフロン
トアクスル7の横スライドとを同時に作動させることな
く、中央位置に保持されたフロントアクスル7を前輪1
の所定角度以上の切れ角でのみ横スライドするようにし
たものである。
トアクスル7の横スライドとを同時に作動させることな
く、中央位置に保持されたフロントアクスル7を前輪1
の所定角度以上の切れ角でのみ横スライドするようにし
たものである。
つまり、第16図に示す切換スイツチ32のOFF状態では、
フロントアクスル7は機体中央に保持され前輪1の切れ
角のみによる回向操作が行い得るようになすと共に、切
換スイツチ32のON状態では、前輪1の切れ角が所定角度
以上になつた場合のみ、前輪1の切れ角操向と、フロン
トアクスル7の回向中心O側に向う横スライドとの両方
が同時に行う得るようにしたものである。
フロントアクスル7は機体中央に保持され前輪1の切れ
角のみによる回向操作が行い得るようになすと共に、切
換スイツチ32のON状態では、前輪1の切れ角が所定角度
以上になつた場合のみ、前輪1の切れ角操向と、フロン
トアクスル7の回向中心O側に向う横スライドとの両方
が同時に行う得るようにしたものである。
第11図〜第13図に示すように、フロントアクスル7を横
移動させるための油圧シリンダ12とは別の複動型の油圧
シリンダ30が配設されており、この油圧シリンダ30は、
その油圧シリンダ本体30aがフロントアクスル7に固定
されると共に、この油圧シリンダ本体30aの左右両側に
突出するピストン軸30bが、それぞれに枢支連結された
タイロツド31を介して前輪ケース9のナツクルアーム10
に枢支連結された前輪操向用に構成されている。
移動させるための油圧シリンダ12とは別の複動型の油圧
シリンダ30が配設されており、この油圧シリンダ30は、
その油圧シリンダ本体30aがフロントアクスル7に固定
されると共に、この油圧シリンダ本体30aの左右両側に
突出するピストン軸30bが、それぞれに枢支連結された
タイロツド31を介して前輪ケース9のナツクルアーム10
に枢支連結された前輪操向用に構成されている。
このように、フロントアクスル7の横スライド用の油圧
シリンダ12とは別に、前輪操向用の油圧シリンダ30が装
備されているので、前例のように移動フレーム17とタイ
ロツド11とを連結するための駆動アーム13関係は不要と
なるが、フロントアクスル7との連動を断つて前輪1の
みの操向状態に切換えるための操作パネル部に設置され
る切換スイツチ32、および前輪1の所定角度以上の切れ
角を検知する検知スイツチ33、この検知スイツチ33によ
り作動する切換バルブ34が第16図〜第17図のように配設
されており、この切換バルブ34のソレノイド34aは検知
スイツチ33のON状態で作動する。
シリンダ12とは別に、前輪操向用の油圧シリンダ30が装
備されているので、前例のように移動フレーム17とタイ
ロツド11とを連結するための駆動アーム13関係は不要と
なるが、フロントアクスル7との連動を断つて前輪1の
みの操向状態に切換えるための操作パネル部に設置され
る切換スイツチ32、および前輪1の所定角度以上の切れ
角を検知する検知スイツチ33、この検知スイツチ33によ
り作動する切換バルブ34が第16図〜第17図のように配設
されており、この切換バルブ34のソレノイド34aは検知
スイツチ33のON状態で作動する。
したがつて、第17図に図示の油圧ポンプ35はエンジン4
から常に駆動されているが、切換スイツチ32がOFFの場
合には、切換バルブ34が中立状態にあるので、油圧ポン
プ35からの圧油は、油圧シリンダ12側には供給されず、
操向ハンドル27の回動操作に連動するメータリングポン
プ39により切換え制御された切換バルブ36を経由して油
圧シリンダ30のみに供給されることになり、操向ハンド
ル27の操作による前輪1の切れ角操作のみを行うことが
できる。
から常に駆動されているが、切換スイツチ32がOFFの場
合には、切換バルブ34が中立状態にあるので、油圧ポン
プ35からの圧油は、油圧シリンダ12側には供給されず、
操向ハンドル27の回動操作に連動するメータリングポン
プ39により切換え制御された切換バルブ36を経由して油
圧シリンダ30のみに供給されることになり、操向ハンド
ル27の操作による前輪1の切れ角操作のみを行うことが
できる。
なお、第17図の符号37は逆止弁、40はステアリングユニ
ツトである。
ツトである。
したがつて、操向ハンドル27を例えば右側に操舵する
と、メータリングポンプ39により切換バルブ36が第17図
Aのように切換えられ、油圧ポンプ35からの圧油は矢印
方向に流れ、油圧シリンダ30に対しピストン30bが左側
に移動するので、前輪1が右回り方向の切れ角に操向さ
れる。
と、メータリングポンプ39により切換バルブ36が第17図
Aのように切換えられ、油圧ポンプ35からの圧油は矢印
方向に流れ、油圧シリンダ30に対しピストン30bが左側
に移動するので、前輪1が右回り方向の切れ角に操向さ
れる。
そして、切換スイツチ32をONにしても、前輪1の所定角
度内の切れ角では検知スイツチ33がOFF状態にあるの
で、前述と同様に前輪操向用の油圧シリンダ30のみが作
動し、機体中央に保持されたフロントアクスル7によつ
て前輪1の切れ角操向のみを行うことができる。しか
し、切換スイツチ32をON状態に切換えた場合、前輪1が
所定角度以上の切れ角に操向されると、検知スイツチ33
がONとなることで、ソレノイド34aが作動して切換バル
ブ34が切換位置に切換えられるので、油圧ポンプ35から
の油圧がフロントアクスル移動用の油圧シリンダ12にも
流れ、既に作動中の油圧シリンダ30に加えて油圧シリン
ダ12も作動する。すなわち、所定の前輪の切れ角になる
と、それから切られる前輪1の切れ角に比例してフロン
トアクスル7が機体の回向中心O側に向けて横スライド
するよう制御される。
度内の切れ角では検知スイツチ33がOFF状態にあるの
で、前述と同様に前輪操向用の油圧シリンダ30のみが作
動し、機体中央に保持されたフロントアクスル7によつ
て前輪1の切れ角操向のみを行うことができる。しか
し、切換スイツチ32をON状態に切換えた場合、前輪1が
所定角度以上の切れ角に操向されると、検知スイツチ33
がONとなることで、ソレノイド34aが作動して切換バル
ブ34が切換位置に切換えられるので、油圧ポンプ35から
の油圧がフロントアクスル移動用の油圧シリンダ12にも
流れ、既に作動中の油圧シリンダ30に加えて油圧シリン
ダ12も作動する。すなわち、所定の前輪の切れ角になる
と、それから切られる前輪1の切れ角に比例してフロン
トアクスル7が機体の回向中心O側に向けて横スライド
するよう制御される。
このように、前輪1の所定角度内の切れ角では、フロン
トアクスル7が直進状態の中央位置に保持され横スライ
ドしないので、この直進状態で行う操向ハンドル27の小
角度内の回動操作により前輪1の切れ角操作のみによる
機体方向の修正ができる。しかし、切換スイツチ32をON
状態に切換えた場合、枕地等で行う機体の方向転換にあ
たり操向ハンドル27により前輪1が所定以上の切れ角に
なると、前輪操向用の油圧シリンダ30に加えてフロント
アクスル移動用の油圧シリンダ12も作動し、第14図〜第
15図に示すように、フロントアクスル7が回向中心O側
に向けて横スライドするので、この横スライドした分だ
け機体の回向半径を小さくでき、機体を小回り状態で旋
回させるこどができる。
トアクスル7が直進状態の中央位置に保持され横スライ
ドしないので、この直進状態で行う操向ハンドル27の小
角度内の回動操作により前輪1の切れ角操作のみによる
機体方向の修正ができる。しかし、切換スイツチ32をON
状態に切換えた場合、枕地等で行う機体の方向転換にあ
たり操向ハンドル27により前輪1が所定以上の切れ角に
なると、前輪操向用の油圧シリンダ30に加えてフロント
アクスル移動用の油圧シリンダ12も作動し、第14図〜第
15図に示すように、フロントアクスル7が回向中心O側
に向けて横スライドするので、この横スライドした分だ
け機体の回向半径を小さくでき、機体を小回り状態で旋
回させるこどができる。
また、機体の回向が終了した時点で、操向ハンドル27を
直進状態に戻すと、メータリングポンプ39による油の流
れが逆方向となつて切換バルブ36が逆方向に切換えられ
るので、油圧シリンダ12のピストン軸12bが左側に移動
してフロントアクスル7が左側に横スライドすると同時
に、油圧シリンダ30のピストン軸30bが右側に移動して
前輪1が左側に向けて戻される。そして、前輪1が所定
角度の切れ角に戻つた時点で、検知スイツチ33がOFFと
なつて切換バルブ34が中立位置となることでフロントア
クスル7は油圧シリンダ12により機体中央の直進状態に
保持され、続く操向ハンドル27の戻し操作により前輪1
が直進状態に復帰することでメータリングポンプ39が切
換バルブ36を中立状態に切換えるので、前輪1は直進状
態に保持される。
直進状態に戻すと、メータリングポンプ39による油の流
れが逆方向となつて切換バルブ36が逆方向に切換えられ
るので、油圧シリンダ12のピストン軸12bが左側に移動
してフロントアクスル7が左側に横スライドすると同時
に、油圧シリンダ30のピストン軸30bが右側に移動して
前輪1が左側に向けて戻される。そして、前輪1が所定
角度の切れ角に戻つた時点で、検知スイツチ33がOFFと
なつて切換バルブ34が中立位置となることでフロントア
クスル7は油圧シリンダ12により機体中央の直進状態に
保持され、続く操向ハンドル27の戻し操作により前輪1
が直進状態に復帰することでメータリングポンプ39が切
換バルブ36を中立状態に切換えるので、前輪1は直進状
態に保持される。
上述したように本考案は、直進位置で機体中央に保持さ
れるフロントアクスルを回向位置に応じて機体の回向中
心側に向けて横スライドさせるため、その横スライドし
た分だけ前輪に至る回向半径を小さくすることが可能と
なり、機体を小回り状態で旋回させることができる。
れるフロントアクスルを回向位置に応じて機体の回向中
心側に向けて横スライドさせるため、その横スライドし
た分だけ前輪に至る回向半径を小さくすることが可能と
なり、機体を小回り状態で旋回させることができる。
また、前輪の回向半径を小さくすることができるため、
前後輪をともに同一の半径軌跡上を移動させることがで
き、四輪駆動であっても、従来のように前輪が後輪によ
り押されることなく前輪の牽引力を増加させることがで
きる上、軟弱な圃場での前輪による泥押し状態が解消さ
れるので、軟弱な圃場を荒らすことがない。
前後輪をともに同一の半径軌跡上を移動させることがで
き、四輪駆動であっても、従来のように前輪が後輪によ
り押されることなく前輪の牽引力を増加させることがで
きる上、軟弱な圃場での前輪による泥押し状態が解消さ
れるので、軟弱な圃場を荒らすことがない。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はフロントアク
スルの平面図、第2図は第1図の正面図、第3図は要部
の側面図、第4図は右回向を示すフロントアクスルの平
面図、第5図は第4図の正面図、第6図は支持フレーム
の斜視図、第7図は支持フレームの側面図、第8図は機
体の回向状態説明図、第9図は農用トラクタの全体側面
図、第10図は農用トラクタの正面図である。 第11図〜第17図は第2実施例を示し、第11図はフロント
アクスルの平面図、第12図は第11図の正面図、第13図は
要部の側面図、第14図は右回向を示すフロントアクスル
の平面図、第15図は第14図の正面図、第16図は電気回
路、第17図は中立状態を示す油圧回路図、第17図Aは右
回向状態を示す油圧回路の作用説明図である。 第18図は従来例における機体の回向状態説明図である。 T……農用トラクタ、1……前輪、2……後輪、7……
フロントアクスル、11……タイロツド、12……油圧シリ
ンダ、12a……油圧シリンダ本体、12b……ピストン軸、
13……駆動アーム、16……支持フレーム、17……移動フ
レーム、25……取付ブラケツト、27……操向ハンドル、
30……油圧シリンダ、30a……油圧シリンダ本体、30b…
…ピストン軸、34……切換バルブ、35……油圧ポンプ、
36……切換バルブ、39……メータリングポンプ。
スルの平面図、第2図は第1図の正面図、第3図は要部
の側面図、第4図は右回向を示すフロントアクスルの平
面図、第5図は第4図の正面図、第6図は支持フレーム
の斜視図、第7図は支持フレームの側面図、第8図は機
体の回向状態説明図、第9図は農用トラクタの全体側面
図、第10図は農用トラクタの正面図である。 第11図〜第17図は第2実施例を示し、第11図はフロント
アクスルの平面図、第12図は第11図の正面図、第13図は
要部の側面図、第14図は右回向を示すフロントアクスル
の平面図、第15図は第14図の正面図、第16図は電気回
路、第17図は中立状態を示す油圧回路図、第17図Aは右
回向状態を示す油圧回路の作用説明図である。 第18図は従来例における機体の回向状態説明図である。 T……農用トラクタ、1……前輪、2……後輪、7……
フロントアクスル、11……タイロツド、12……油圧シリ
ンダ、12a……油圧シリンダ本体、12b……ピストン軸、
13……駆動アーム、16……支持フレーム、17……移動フ
レーム、25……取付ブラケツト、27……操向ハンドル、
30……油圧シリンダ、30a……油圧シリンダ本体、30b…
…ピストン軸、34……切換バルブ、35……油圧ポンプ、
36……切換バルブ、39……メータリングポンプ。
Claims (3)
- 【請求項1】操向ハンドルの回動により操向される前輪
を支架するフロントアクスルを、直進位置で機体中央に
保持し、回向位置に応じて機体の回向中心側に向けて横
スライドするよう構成してなる移動農機の回向装置。 - 【請求項2】前記フロントアクスルが、前輪の切れ角に
比例して横スライドする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の移動農機の回向装置。 - 【請求項3】前記フロントアクスルが、所定の前輪の切
れ角になると、それから切られる前輪の切れ角に比例し
て横スライドする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
移動農機の回向装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18108587U JPH0730419Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 移動農機の回向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18108587U JPH0730419Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 移動農機の回向装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0185113U JPH0185113U (ja) | 1989-06-06 |
| JPH0730419Y2 true JPH0730419Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31472583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18108587U Expired - Lifetime JPH0730419Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 移動農機の回向装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730419Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP18108587U patent/JPH0730419Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0185113U (ja) | 1989-06-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU2006200917A1 (en) | Tractor with reversible operator position for operation and transport | |
| JP3464325B2 (ja) | 作業車の転舵装置 | |
| US4638883A (en) | Steering system for automotive vehicle | |
| JPH0730419Y2 (ja) | 移動農機の回向装置 | |
| JP3891744B2 (ja) | トラクタの操向装置 | |
| JPH09123936A (ja) | 自走車両のステアリング装置 | |
| JP4109361B2 (ja) | 走行車両のステアリング装置 | |
| JP2021107202A (ja) | 作業車両 | |
| JP4431264B2 (ja) | 農業用トラクタの操向装置 | |
| JPH0419069B2 (ja) | ||
| JP3451367B2 (ja) | 4輪車の操舵機構 | |
| JPH0733973Y2 (ja) | トラクタ等移動農機におけるステアリング装置 | |
| JPH0735815Y2 (ja) | 農用作業車における前後輪操舵装置 | |
| JPH065246Y2 (ja) | 移動農機のデフロツク解除装置 | |
| JPH03200484A (ja) | 乗用型作業車 | |
| JP3301414B2 (ja) | トラクタの操向装置 | |
| JP3173870B2 (ja) | 作業車の前輪変速操作構造 | |
| JPH0419068B2 (ja) | ||
| JPH03164378A (ja) | 移動車輌の操舵装置 | |
| JPH0120107B2 (ja) | ||
| JPH06264Y2 (ja) | 作業車の変速操作構造 | |
| JPS6350213Y2 (ja) | ||
| JPH058224Y2 (ja) | ||
| JPH06278636A (ja) | 四輪操舵装置 | |
| JPS61193967A (ja) | 車輌のパワ−ステアリング装置 |