JPH07304383A - ヘッドライト用光軸調整ねじ - Google Patents

ヘッドライト用光軸調整ねじ

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JPH07304383A
JPH07304383A JP9989794A JP9989794A JPH07304383A JP H07304383 A JPH07304383 A JP H07304383A JP 9989794 A JP9989794 A JP 9989794A JP 9989794 A JP9989794 A JP 9989794A JP H07304383 A JPH07304383 A JP H07304383A
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正昭 井出
Hiromichi Mizuno
博道 水野
Yoshihiro Murase
義浩 村瀬
Hideaki Takagi
秀明 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドライトのフィラメント断線や光軸のず
れがないうえに、安価なものとすることができるヘッド
ライト用光軸調整ねじを提供すること。 【構成】 ヘッドライトの一側に揺動自在に嵌着されて
ヘッドライトの光軸調整を行うピボット部2がねじ杆1
の先端に形成されたヘッドライト用光軸調整ねじにおい
て、前記ねじ杆1を金属製としてその雄ねじ部5の中間
部に車体側とのプラスチック製連繋部材4または14を
該雄ねじ部5によって雌ねじ部6または16が形成され
た状態として一体にインサート成形されているもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のヘッドライトの
光軸調整を行うヘッドライト用光軸調整ねじに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘッドライトの光軸調整は図3に
示されるように、ヘッドライト取付フレームにヘッドラ
イトHの支点Pを支持させるとともに、ヘッドライトH
の一側上部に形成されるピボット受Lには、車体側に取
り付けられるウォーム歯車機構30により進退動される
ねじ杆31のピボット部32が揺動自在、且つ軸回転し
ないように嵌着される。また、前記ねじ杆31はその雄
ねじ部33をウォーム歯車34の軸孔に形成される雌ね
じ部35に螺合されている。そして、ヘッドライトHの
光軸調整の際は、ウォーム歯車34と噛合するウォーム
36をドライバ等で回動させることによりウォーム歯車
34は回動し、ウォーム歯車34の雌ねじ部35に雄ね
じ部33をもって螺合されるねじ杆31は、そのピボッ
ト部32がピボット受Lに回り止め片37により軸回転
しないように嵌着されているので、回動せず進退動する
こととなる。
【0003】このように、ねじ杆31の進退動によりヘ
ッドライトHは支点Pを中心に揺動されて光軸調整が行
われるものであるが、ねじ杆31の雄ねじ部33は転造
や切削により形成し、ウォーム歯車の雌ねじ部35はタ
ップ立てやねじ抜き成形によって形成するため、雄ねじ
部33と雌ねじ部35には製造上の誤差が必ず生じ、こ
のため、雄ねじ部33と雌ねじ部35との螺合にはねじ
部間にクリアランスが必ず必要となった。しかし、この
クリアランスによって雄ねじ部33と雌ねじ部35の螺
合にはガタが生じ、このガタによりヘッドライトHを保
持する光軸調整ねじは走行時にがた付いてヘッドライト
Hを微振動させることとなり、フィラメントの断線原因
となったり、螺合が緩み光軸のずれを生じさせる原因と
なる問題があった。また、ウォーム歯車の軸孔の雌ねじ
部35は、タップ立てやねじ抜き成形を行って形成する
必要があるため、工数がかかりコストアップとなる問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは上記の問題点を解消し、ヘッドライトのフ
ィラメント断線や光軸のずれがないうえに量産が容易で
安価なヘッドライト用光軸調整ねじを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明のヘッドライト用光軸調整ねじは、ヘッドラ
イトの一側に揺動自在に嵌着されてヘッドライトの光軸
調整を行うピボット部がねじ杆の先端に形成されたヘッ
ドライト用光軸調整ねじにおいて、前記ねじ杆を金属製
としてその雄ねじ部の中間部に車体側とのプラスチック
製連繋部材を該雄ねじ部に密着する雌ねじ部が形成され
た状態として一体にインサート成形されていることを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】このようなヘッドライト用光軸調整ねじは、ヘ
ッドライトのピボット受にピボット部32を嵌合させた
状態として雄ねじ部の中間部のプラスチック製連繋部材
をもって車体側に対し連繋された状態としておき、最初
は雄ねじ部とこれに一体化されている雌ねじ部とが剥離
されるだけ回動力をねじ杆に与えて雌ねじ部に雄ねじ部
を螺合させているねじ杆を進退動させれば、ヘッドライ
トは支点を中心として揺動して光軸調整が行われる。
【0007】
【実施例】次に、本発明を図1に示される第1の実施例
に基づいて詳細に説明する。1は鋼材などの金属材より
圧造されて防錆用のメッキ被膜を形成したねじ杆、2は
その先端に設けられている略球形のピボット部2、3は
ねじ杆1の後端に形成してある回り止め部にインサート
成形法により成形一体化されたねじ杆回動用のプラスチ
ック製の係止部材で、ピボット部2は実施例ではポリア
ミド樹脂などのプラスチック製としてねじ杆1の先端に
形成してある回り止め部にインサート成形法により成形
一体化されたものとしているが、ねじ杆1と同材で一体
成形したものでもよい。そして、このピボット部2はヘ
ッドライトHの一側上部に形成されるピボット受Lに揺
動自在に嵌着されている。また、係止部材3は断面を六
角形とするとともに端面にドライバ係止用の係止溝3a
を形成したもので、係止部材3の断面角形部に六角レン
チを係止したり、係止溝3aにドライバを係止して回動
操作を行うものである。
【0008】4はねじ杆1の雄ねじ部5の中間部に離型
剤塗布、ワックス塗布などの剥離性をよくするための加
工が施された状態でインサート成形法により一体成形さ
れている車体側とのプラスチック製連繋部材であって、
このプラスチック製連繋部材4の中央には雄ねじ部5に
よって該雄ねじ部5と密着一体化された雌ねじ部6が成
形されているが、雄ねじ部5にはメッキ被膜が形成され
ているうえ充分な平滑面がえられないときはさらにワッ
クス塗布などの剥離性をよくするための加工が施されい
るので、その剥離効果で強制回動させると一体化が解か
れてクリアランスなしに螺合された状態を保持する雌ね
じ部6となるものである。なお、第1の実施例における
このプラスチック製連繋部材4は、ポリアミド樹脂など
をもって成形された車体側の支持部材に固定可能なフラ
ンジ部材であって、該フランジ部をもって車体側にビス
止めされる。また、雌ねじ部6と雄ねじ部5は前記した
ようにねじ部同志が成形したままの状態では密着されて
いるが、一旦強い回動力が加えられると剥離されてクリ
アランスなく螺合されるもので相互間のがたは全くな
く、このようなクリアランスのない螺合はフランジ部を
型成形する際、ねじ杆1をインサート成形することによ
り得られるもので、インサート成形によってねじ杆1の
雄ねじ部5と完全に一致する雌ねじ部6が形成されるこ
ととなり、製造誤差による螺合不良が生じることがない
うえに、クリアランスがないため緩み止め効果も有し、
この点に本発明の最大特徴がある。
【0009】このように構成された第1の実施例のもの
は、インサート成形によりプラスチック製連繋部材4と
してのフランジ部をもってビスにより車体側に固定し、
ねじ杆1の先端に形成されるピボット部2をヘッドライ
トHの一側上部に形成されるピボット受Lに嵌着する。
そして、プラスチック製の係止部材3に六角レンチを係
止するか、係止部3の端面の係止溝3aにドライバを係
止させて係止部3を正逆回動させれば、ねじ杆1の正逆
回動により車体側に固定されるフランジ部の雌ねじ部6
に螺合するねじ杆1は進退動し、このねじ杆1の進退動
によりピボット受Lに嵌着されたねじ杆1のピボット部
2は支点Pを中心としてヘッドライトHを前後に揺動さ
せるので、この揺動量を適宜調整して光軸を適正な位置
に合わせればよい。
【0010】次に、本発明の第2の実施例を図2に基づ
いて詳細に説明する。1は鋼材などの金属材より圧造さ
れて防錆用のメッキ被膜を形成したねじ杆、2はその先
端に設けられている略球形のピボット部2、3はねじ杆
1の後端に形成してある回り止め部にインサート成形法
により成形一体化されたねじ杆回動用のプラスチック製
の係止部材で、ピボット部2は実施例ではポリアミド樹
脂などのプラスチック製としてねじ杆1の先端に形成し
てある回り止め部にインサート成形法により成形一体化
されたものとしているが、ねじ杆1と同材で一体成形し
たものでもよい。そして、前記ピボット部2は回り止め
部2aによりヘッドライトHの一側上部に形成されるピ
ボット受Lに揺動自在且つ軸回転しないよう嵌着されて
おり、以上の構成は前記第1の実施例と同様である。
【0011】14はねじ杆1の雄ねじ部5の中間部に離
型剤塗布、ワックス塗布などの剥離性をよくするための
加工が施された状態でインサート成形法により一体成形
されている車体側とのプラスチック製連繋部材であっ
て、このプラスチック製連繋部材14の中央には雄ねじ
部5によって該雄ねじ部5と密着一体化された雌ねじ部
16が成形されているが、雄ねじ部5にはメッキ被膜が
形成されているうえに充分な平滑面がえられないときは
さらにワックス塗布などの剥離性をよくするための加工
が施されいるので、その剥離効果で強制回動させると一
体化が解かれてクリアランスなしに螺合された状態を保
持する雌ねじ部16となるもので、第2の実施例におけ
るこのプラスチック製連繋部材14は車体側に固定され
るプラスチック製の軸筒体11と合わせて車体側に固定
される歯車機構10を構成する傘歯車としている。そし
て、このプラスチック製連繋部材14としての傘歯車の
軸孔に形成される雌ねじ部16にはねじ杆1の雄ねじ部
5が螺合されているが、前記した第1の実施例の場合と
同様に雌ねじ部16と雄ねじ部5のねじ部同志はクリア
ランスなく螺合されてがたは全くなく、このクリアラン
スのない螺合はプラスチック製連繋部材14としての傘
歯車を型成形する際に、ねじ杆1をインサート成形する
ことにより得られるもので、インサート成形することに
よってねじ杆1の雄ねじ部5と完全に一致する雌ねじ部
16が形成されることとなり、製造誤差により螺合不良
が生じることはないうえに緩み止め効果も有することも
前記実施例1と同様である。
【0012】なお、12は軸筒体11に形成される先細
のドライバ挿通孔であり、該ドライバ挿通孔12の底部
一側は開口して前記したプラスチック製連繋部材14と
しての傘歯車の歯が露呈されるようになっており、十字
ドライバDをドライバ挿通孔12に差し込むことにより
十字ドライバDの先端十字部が開口を通じて傘歯車の歯
に噛合するようになっており、15は軸筒体11の基部
に形成されるねじ杆挿通孔、18は傘歯車の脚筒部で、
該脚筒部18は軸筒体11の軸孔17に嵌合される。
【0013】このように構成された第2の実施例のもの
は、歯車機構10の一部を構成するプラスチック製連繋
部材14としての傘歯車を車体側に固定される歯車機構
10の軸筒体11に回動自在に係止させるとともに、ね
じ杆1の先端に形成されるプラスチック製のピボット部
2をヘッドライトHの一側上部に形成されるピボット受
Lに嵌着する。そして、軸筒体11に形成されたドライ
バ挿通孔12の上拡がり開口より十字ドライバDを差し
込めば、十字ドライバDはドライバ挿通孔12に嵌合さ
れ、先端の十字状係止部は開口を通じてプラスチック製
連繋部材14としての傘歯車の歯に噛合することとな
る。この状態で十字ドライバDを正逆回動させれば、傘
歯車は軸筒体11に軸支されて正逆回動することとな
り、傘歯車の雌ねじ部16に雄ねじ部5をもって螺合さ
れているねじ杆1のピボット部2は、回り止め部2aを
介してヘッドライトHのピボット受Lに嵌着されて軸回
動できないのでねじ杆1は進退動されることとなり、ね
じ杆1の進退動によりピボット受Lに嵌着されるピボッ
ト部2は支点Pを中心としてヘッドライトHを前後に揺
動させるので、この揺動量を適宜調整して光軸を適正位
置に合わせればよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、ヘッドライトの一側に揺動自在に嵌着されてヘッド
ライトの光軸調整を行うピボット部がねじ杆の先端に形
成されたヘッドライト用光軸調整ねじにおいて、前記ね
じ杆をメッキ被膜が表面に形成された金属製としてその
雄ねじ部の中間部に車体側とのプラスチック製連繋部材
を該雄ねじ部によって雌ねじ部が成形された状態として
一体にインサート成形されているので、ねじ杆と車体側
に固定されるフランジ部や傘歯車はがた付くことがな
く、このため、ヘッドライトは確実に固定されて走行時
の振動によりヘッドライトが微振動することがなく、フ
ィラメントの断線や光軸のずれが生じることがない。ま
た、フランジ部や傘歯車などのプラスチック製連繋部材
の雌ねじ部はねじ杆をインサート成形することにより雄
ねじ部で成形され、タップ立てやねじ抜き成形を行なう
必要はないので、工数の低減によるコストダウンを図る
ことができる。従って、本発明は従来の問題点を解決し
たヘッドライト用光軸調整ねじとして業界にもたらす益
極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠側面図で
ある
【図2】本発明の第2の実施例を示す一部切欠側面図で
ある。
【図3】従来例を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 ねじ杆 2 ピボット部 3 係止部材 4 プラスチック製連繋部材 5 雄ねじ部 6 雌ねじ部 14 プラスチック製連繋部材 16 雌ねじ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 義浩 愛知県丹羽郡大口町高橋1丁目8番地 株 式会社青山製作所大口工場内 (72)発明者 高木 秀明 愛知県丹羽郡大口町高橋1丁目8番地 株 式会社青山製作所大口工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドライトの一側に揺動自在に嵌着さ
    れてヘッドライトの光軸調整を行うピボット部がねじ杆
    の先端に形成されたヘッドライト用光軸調整ねじにおい
    て、前記ねじ杆を金属製としてその雄ねじ部の中間部に
    車体側とのプラスチック製連繋部材を該雄ねじ部に密着
    する雌ねじ部が形成された状態として一体にインサート
    成形されていることを特徴とするヘッドライト用光軸調
    整ねじ。
  2. 【請求項2】 プラスチック製連繋部材が、車体側の支
    持部材に固定可能なフランジ部材である請求項1に記載
    のヘッドライト用光軸調整ねじ。
  3. 【請求項3】 ねじ杆の後端にねじ杆回動用のプラスチ
    ック製係止部材が一体にインサート成形されている請求
    項2に記載のヘッドライト用光軸調整ねじ。
  4. 【請求項4】 プラスチック製連繋部材が、車体側に固
    定される軸筒体と合わせて歯車機構を構成する傘歯車で
    ある請求項1に記載のヘッドライト用光軸調整ねじ。
  5. 【請求項5】 ピボット部が、ねじ杆の先端に同材をも
    って成形一体されている請求項1または2または3また
    は4に記載のヘッドライト用光軸調整ねじ。
  6. 【請求項6】 ピボット部が、ねじ杆の先端の回り止め
    用の変形部にプラスチック製連繋部材と同じプラスチッ
    クス材をもって同時にインサート成形されている請求項
    1または2または3または4に記載のヘッドライト用光
    軸調整ねじ。
  7. 【請求項7】 雄ねじ部の少なくともプラスチック製連
    繋部材がインサート成形される部分に両者の剥離性をよ
    くするための加工が施されている請求項1または2また
    は3または4または5または6に記載のヘッドライト用
    光軸調整ねじ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1184582A3 (en) * 2000-08-30 2003-04-16 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Part mounting bolt
JP2014011162A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Valeo Sylvania Llc 多重前照灯調節連動機構
JP2016159338A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 三菱航空機株式会社 マンドレル
CN111853578A (zh) * 2020-06-04 2020-10-30 河南中烟工业有限责任公司 一种设备检修灯

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