JPH07304394A - 車両用物入れ装置 - Google Patents

車両用物入れ装置

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JPH07304394A
JPH07304394A JP6097755A JP9775594A JPH07304394A JP H07304394 A JPH07304394 A JP H07304394A JP 6097755 A JP6097755 A JP 6097755A JP 9775594 A JP9775594 A JP 9775594A JP H07304394 A JPH07304394 A JP H07304394A
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Hiroki Fujii
寛喜 藤井
Shigeru Hosoi
繁 細井
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は自動車,電車等の車両に採用されて
いる車室内の換気を向上させる車両用物入れ装置に関
し、車室内に開口する物入れ部と換気用流通部を一体的
に形成し、物入れ部の収容物の有無に関係なく車室内の
換気を良好に行なうことを目的とする. 【構成】 車室15を構成する車体のアウタパネル14
の車室15内側に、車体のインナパネル或いはそのトリ
ム11の少なくとも何れか一方で、車室15内に開口す
ると共に物入れ部16と限界する換気用流通部6を一体
的に形成し、両開口を閉塞するリッド12に車室15内
の空気を換気用流通部6に導入する流入口13を設け、
導入された空気を車室15外に放出する排出口18を換
気用流通部6に設ける様に構成する.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車,電車等の車両に
採用されている車室内の換気を向上させる車両用物入れ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の車両用物入れ装置や換
気装置は車両を構成するピラパネル,ドアパネル,フロ
ントパネル,サイドパネル,リアパネル等のアウタパネ
ルとインナパネル或いはそのトリムとの間隙に設けられ
ている。ところが此の間隙には側突時の安全用バーや窓
ガラス昇降機構や補強材等が格納されており、一方最近
では車室内は出来るだけ広くし車両重量は軽くして燃費
の良い車両が求められている。従って、上記間隙の利用
出来る部分が少なく制約を受けるため車両用物入れ装置
と換気装置は二箇所以上に分散させて設けざるをえな
い。
【0003】即ち、車両用物入れ装置の物入れ部にはワ
イパ用ウオッシャタンク,ジャッキ,その他の用品等が
格納されているため物入れ部開口はリッドで閉塞されて
おり、一方換気装置の換気用流通部のリッドに設けられ
た換気用流入口及び同換気用流通部に設けられた排出口
を介して車室内の空気が車外に排出されている。更に、
他の従来装置としては、上記車輛用物入れ装置と換気装
置とを兼用したものが考えられるが、このように両装置
を兼用したワンボックスカーについて図10及び図11
により説明する。
【0004】図10はワンボックスカーの車室内側から
見た左側面でありフロントガラス1,器盤2に続いてフ
ロントピラア3,フロントドア4,センタアピラ5,ス
ライドドア6,サイドパネル7,リアピラ8,リアドア
9,リアタイヤ10,トリム11,ボックスリッド1
2,車室内の換気用流入口13等で構成されている。図
11は図10の11a−11a線矢視概略断面図であ
り、車体を形成するアウタパネル14の車室15内に物
品を収容する物入れ部16をトリム11本体で形成され
同物入れ部16の開口を閉塞し開閉可能なリッド12が
設けられ、更に同リッド12には車室15内の空気を同
物入れ部16内に導く流入口13が設けられ、且つ物入
れ部16の車両後方側の側壁にはトリム11で形成され
る車室外の空間17に物入れ部16内に流入した空気を
排出する流出口18が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置の前者では車室15に装着されるトリム1
1或いはインナパネルで物入れ部16及びリッド12並
びに上記物入れ部16とは別に換気装置の換気用流通部
及びリッドとをそれぞれ別個に2個ずつ設けなければな
らず、製造コストが嵩むと共に車室15内の2個所にリ
ッドを設けるためトリム内装の装飾性を損なうと言う課
題がある。
【0006】又、上記従来装置の後者では物入れ部16
に物品が格納されていない時には車室15内の換気は流
入口13,物入れ部16,排出口18,車室外空間17
を介して排出されるので良好な換気が可能である。しか
しながら、物入れ部16に物品が格納されているときに
は流入口13,物入れ部16及び排出口18の流通路P
が格納物で塞がれることになるので換気が不十分で搭乗
者の気分を害することになると言う課題が有る。
【0007】又、物入れ部16と換気用流通部を兼用す
る場合には換気を良好に行わせる為に容積を大きくとる
必要が有るためその開口が大きく、従ってリッドも大き
くなりリッドを外した時物入れ部16の車両後方の排出
口18が2本の二点鎖線示した如く視界の角度が広く排
出口18のすべてが視界に入りアウタパネル14とトリ
ム11との間の図示しないが電装品のリード線,燃料供
給管,遮音材,車体補強材等の内蔵物が視界に入り見栄
えが悪いと言う課題がある。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、車両用物入れ装置の物入れ部の近傍の側部に
同物入れ部と少なくとも一部分を限界された換気用流通
部を同物入れ部と一体又は別体に連接し、同物入れ部と
換気用流通部の両開口を同時に閉塞するリッドを一体的
に設け、更に少なくとも上記換気用流通部に対応するリ
ッドに設けられた車室内の換気用流入口,同換気用流通
部,及び同換気用流通部の車両後方の側壁に設けられた
排出口を介して車室内換気が良好に行われ、且つ物入れ
部の容積が損なわれない様にし、更に車室内の装飾用の
トリムに上記リッドが一箇所になることにより見栄えが
良くなる事を目的とする。
【0009】又、同物入れ部と換気用流通部とを車室内
装飾用のトリム又は車体のインナパネルと一体的に形成
しコスト低減を計ることを目的とする。又、一般的には
本構造は物入れ部と換気用流通部とを設ける必要が在る
ため、日常良く設けられるリアクオウタパネル,リアピ
ラ等は車体形状が曲面を呈する部位であり上記間隙が激
減するので、同物入れ部の容積が益々少なくなるが、本
発明は物入れ部を十分確保すると共に物入れ部としては
容積的に不足する所謂デッドスペース(死空間)を有効
利用して換気用流通部を設ける事を目的とする。
【0010】又、上記両開口を閉塞するリッドの一端部
を同開口の一端部と係合し更に同リッドの他端部に設け
られたノブ本体から延設された係止片を上記トリム本体
の下に回動して、上記開口部縁を構成するトリム本体を
同係止片と同リッドのノブ側の端縁部により弾性的に挟
持させることを目的とする。又、同換気用流通部の形状
の少なくとも一部が上記ノブ主体部の形状と少なくとも
部分的に略同一形状に形成されて同ノブ主体部が弾性的
に嵌入される事を目的とする。
【0011】又、同換気用流通部に設けられた排出口を
同換気用流通部の水平断面(図1)に於ける低壁及び側
壁に跨がって設け同車室内からの車室外の視界を出来る
だけ小さくなるようにして見栄えを向上させることを目
的とする。又、上記リッドの流入口の周囲にはリブが設
けられ強靱にし、上記ノブが貫通する同リッドの孔の周
囲にはリブを設けないようにして同リッド自身の弾性力
が損なわれないようにする事を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明車両用
物入れ装置は車両のピラパネル,ドアパネル,サイドパ
ネル,リアパネル等のアウタパネルとインナパネル或い
は車室内壁に装着されるトリムとの間隙に設けられ同イ
ンナパネル或いはトリムの少なくとも何れか一方と一体
的に形成される物入れ部と、同物入れ部の側部の近傍に
同側部で少なくとも一部が限界され同物入れ部と一体的
に形成された換気用流通部と、上記物入れ部及び換気用
流通部の車室内の両開口を閉塞し自身の一端部を開閉可
能又は着脱可能の係合手段により同開口端部に係合され
るリッドと、同リッドの少なくとも同換気用流通部の開
口に対応する部位に設けられ車室内空気を同換気用流通
部に導入する流入口と、同換気用流通部に導入された空
気を車外に排出する同換気用流通部に設けられた排出口
とを備えたものである(請求項1)。
【0013】又、上記係合手段は同開口部と同リッドが
ヒンジで一体的に係合されるヒンジ係合或いは突起と凹
部,ピンと軸受,爪とローレット等の着脱可能な着脱係
合で構成されたものである(請求項2)。又、同換気用
流通部を同車両のサイドパネル,リアクウオタパネル,
リアピラ等で出来る上記間隙の死空間に設けたものであ
る(請求項3)。
【0014】又、上記リッドの他端部に設けられたノブ
の回動により同ノブの主体部に設けられた係止片と同リ
ッドの他端部とで上記開口端部が挟持されたものである
(請求項4)。又、同挟持が同リッドと同係止片の弾性
力又は上記開口端部と同リッド若しくは同ノブとの間に
取り付けられるスプリング,合成樹脂,ゴム類等の弾性
材の弾性力で挟持されたものである(請求項5)。
【0015】又、同換気用流通部の形状の少なくとも一
部が上記ノブ主体部の形状と少なくとも部分的に略同一
形状に形成されると共に同ノブ主体部が弾性的に嵌入さ
れ同リッド取り付けの位置決め及び同取り付後のガタ防
止の少なくともいずれか一方が達成されるものである
(請求項6)。又、上記リッドの一端部を同係合手段に
より同物入れ部の一端部に係合し同換気用流通部側の同
リッドの他端部に上記ノブを設けたものである(請求項
7)。
【0016】又、上記リッドの他端部を同係合手段によ
り同換気用流通部の端部に係合し同物入れ部側の同リッ
ドの一端部に上記ノブを設けたものである(請求項
8)。又、上記物入れ部と換気用流通部との同限界側部
に当接する同リッドに一体的にヒンジ部を設けると共に
同ヒンジ部近傍のリッドの複数箇所を同限界側部にネ
ジ,ファスナ等の固定手段により係合し、同ヒンジ部に
より同物入れ部のみでも同リッドを開閉出来るようにし
たものでる(請求項9)。
【0017】又、上記リッドに設けられる少なくとも一
個の上記流入口のスリット部周辺にリブが設けられ上記
ノブ取り付け孔の周辺には同リブが設けられない様に構
成したものである(請求項10)。又、上記開口部及び
リッドの略車両上下方向のいずれか一方に位置する両端
部同志が上記係合手段により係合され、上記他方に位置
する両端部同志が上記ノブにより係合されたものである
(請求項11)。
【0018】
【作用】上述の本発明の車両用物入れ装置は上記間隙に
同インナパネル或いは同トリムの少なくともいずれか一
方と一体的に連接された物入れ部と換気用流通部とが限
界側部を隔てて設けられているので、同物入れ部への物
品の出し入れを車室内の換気と無関係に行うことが出来
ると共に同換気用流通部を換気専用に使用して車室内の
換気が上記リッドの流入口,排出口を介して効率良く行
うことができる(請求項1)。
【0019】又、本発明は上記リッドの一端が上記物入
れ部及び換気用流通部の車室内に開放されている開口部
にヒンジ係合されているのでリッドの開閉が容易であ
り、又、同リッドの取り外し可能な着脱係合の場合には
同リッドを外した状態で使用できるので邪魔にならず大
きいものを収容できる(請求項2)。又、本発明は上記
車両のサイドパネル,リアクオタパネル,リアピラ等の
同物入れ部やその他に余り使用出来ない上記間隙の死空
間に設けられた同換気用流通部で、車室内の換気を効率
良く行うことが出来る(請求項3)。
【0020】又、本発明は同リッドの他端部に設けられ
たノブ主体部の係止片と同リッドの他端部とで上記開口
の端部が挟持され又は弾性的に挟持される(請求項4及
び5)。又、本発明は換気用流通部の形状の全て或いは
一部が上記ノブ主体部の形状と少なくとも部分的に略同
一形状を呈しているので、同リッドの取り付け位置決め
又はガタ防止が上記両者の弾性的嵌合により行うことが
できる(請求項6及び7)。
【0021】又、本発明は上記とは逆に同リッドの上記
一端部に同ノブを設け、同リッドの上記他端部に同係合
手段を設ける事ができる(請求項8)と共に、上記物入
れ部と換気用流通部を隔てる限界側部に当接する同リッ
ドの部位にヒンジ部を設け、且つ同部位を適宜着脱自在
に固定すれば同ノブにより同物入れ部のみでも開閉でき
る(請求項9)。
【0022】又、本発明は同リッドの流入口の周辺にリ
ブを設けて強靱にし同ノブ嵌入孔の周辺にはリブを設け
ないで、同リッドに弾性力を発揮させ同リッドの上記開
口部への取り付けを強化させる(請求項10)。又、本
発明は上記リッドの取り付けは車両上下方向に位置する
いずれかの上記開口部の端部にも出来るので便利である
(請求項11)。
【0023】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について
説明する。尚、前記従来装置と実質的に同一の部位には
同一符号を付して説明する。 (a)第1実施例の説明 図1は本発明の第1実施例の車両用物入れ装置を車室内
側から見た同装置のリッド周辺の概略斜視図であり、図
2は図1の2A−2A線矢視断面図であり、図3は図1
の3B−3B線矢視断面図である。
【0024】一般にこの種の物入れ装置は車体を構成す
るアウタパネルの車室内側にインナパネル或いは上記ト
リムの少なくともいずれか一方で形成されるが、本実施
例の場合には同トリムによっ形成される場合について説
明する。図1乃至図3に示したものは前記図10と同様
のものであり、後部の車室内側部である曲面形状をなす
コーナ部に本発明を適用した場合である。
【0025】上記後部の車体形状を示すアウタパネル1
4の車室15内に装着されるトリム11と一体的に物入
れ部16が形成されている。同物入れ部16を包囲する
側部の近傍に側部5,55を介して水平断面がU字状の
トリム11と一体的に車室内に開口する換気用流通部6
が形成されている。同物入れ部16及び換気用流通部6
の車室内方に開く開口を閉塞する開閉自在又は着脱自在
の係合手段を備えたリッド12が設けられている。上記
リッド12の少なくとも換気用流通部6の開口に略対応
するように設けられた車室内の空気を換気用流通部6に
導入する流入口13が設けられているが、流入口13は
図1に二点鎖線で示すように同物入れ部16に跨がって
設けられてもよく、此の場合は−部5,55とリッド1
2の間隙を通り、図3の矢印の様に排気通路APを形成
する事が出来る。
【0026】排気口18が換気用流通部6を包囲する車
両後方の側壁6Bと水平断面に於ける底壁6Cとに跨が
って設けられている。従って、車室の空気は流入口1
3,換気用流通部6,排気口18が形成する排気通路A
PPを介して図2に示す用に排出される。本実施例は上
記の様に構成されているので、物入れ部16内の収容物
の有無に全く関係なく車室内の空気を何時でも流入口1
3,換気用流通部6,排出口18を介して効果的に換気
をすることが出来る。又、上記物入れ部16と換気用流
通部6の車室内方に開いた両開口を一体的に形成された
リッド12で開閉する事が出来るので、上記した従来装
置の前者の様に2枚のリッドを車室内装飾用のトリムの
二箇所に分散して設ける必要がなく、製造コスト,点検
費用の低減を計ることが出来ると共に車室内の美観をを
計ることが出来る。
【0027】又、上記した従来装置の後者の様に物入れ
部16と換気用流通部6とを兼ねた一つの物入れ部の場
合には此の両者を同時に満足させる為に、その容積が大
きくなり従ってリッドの大きさも大きくなり、リッドを
開けた場合に物入れ部の開口が広いので図11に示した
一点鎖線の様に車室内からの視界が広く成りやすく排出
口18から奥の内蔵物が見え見苦しいが、本発明は物入
れ部16に比較してかなり換気用流通部6は小さく形成
されその開口も小さくなるので、上記視界が図2の一点
鎖線の様に狭くなるので排出口18から奥の内蔵物が見
えにくくなり美観が向上する利点がある。
【0028】又、物入れ部16と換気用流通部6とを限
界する側部は図2に示す様に連続する壁5,壁55の二
重構造となっているが、壁一つ構造でもよい。 又、流
入口13は図1の様に複数個設けてもよく全体として一
個で形成されてもよい。更に、流入口13の周囲は図2
に示すようにリブ30が設けられこのリブ30が側部
5,55と換気用流通部6の外周フランジ6Aとに当接
して強靱に支持されている。
【0029】又、複数個の流入口13の間は図3に示す
様にリブ30はなく流通路16を形成し、リッド12の
全体の弾性力が及ぶ様に構成されているので、リッド1
2の端部12Aとノブ23の係止片24で構成される係
止手段Hによりトリム11のフランジ6Aを弾性的に確
実に挟持できるものである。従って、リッド11の取付
け後の振動が防止出来るものである。
【0030】又、リッド12の他端のフランジ12B
は、図4に示す図2のS部拡大概略図で理解出来る様
に、同物入れ部16の開口外周のフランジ20に当接さ
れるように形成され、フランジ12Bに長手方向に沿っ
て少なくても一個の係合片19がフランジ12Bに平行
に延設されている。更にリッド12のフランジ12Bに
対応する同物入れ部16のフランジ20のL字状に延設
されたフランジ29にはリッド12の係合片19と係合
する係合凹部21が少なくとも一個設けられている。
【0031】此の係合片19と係合凹部21によりリッ
ド12をトリム11に取り付けられる係合手段Kを構成
している。係合片19及び係合凹部21は互いの弾性力
により嵌合されるようにすれば、一層の取り付けの位置
決め及び振動の防止ができる。又、図示しないが上記係
合手段Kはリッド12と別体に固着されるヒンジ係合で
も、又リッド12のフランジ12Bと同物入れ部16の
外周のフランジ20が一体的に連続して設けられ、その
連続箇所にリッド12の長手方向に沿ってトリム11の
薄肉部で構成されるヒンジ部によるヒンジ開閉手段でも
良い。
【0032】又、本発明は物入れ部16と換気用流通部
6の両開口を閉塞するリッド12との係合がヒンジ係合
或いは着脱可能の着脱係合による係合手段なので物品の
出し入れが容易であり、着脱係合の場合にはリッド12
を外して大きいものを収容できる効果がある。又、上記
車両の例えばサイドパネル,リアクウオタパネル,リア
パネル等で出来る他に使われにくい上記間隙の死空間に
換気用流通部6を設け、同換気用流通部6と一体的に上
記物入れ部を形成したので、上記間隙の有効活用と車室
内の美観が向上する効果がある。又、図5に示した様に
リッド12のノブ23側の端部のL字状に曲げられたフ
ランジ12Aが設けられており、更に、ノブ23の頭部
23Aから延設されるノブ主体部23Bの係止片24が
同主体部23Bから略直行する方向にリッド12側に傾
斜して弾性力が発揮出来る様に延設されている。
【0033】従って、リッド12に取り付けられたノブ
23回動によりノブ主体部23Bの係止片24とリッド
端部とで上記開口端部が挟持されるので、同取り付け時
の位置決め及び取り付け後のガタ防止が出来る。更に、
換気用流通部6側にノブ主体部23Bが嵌合し回動した
時、係止片24が回動出来る様に換気用流通部6の側壁
6Bに切欠き25が設けられており係止片24が当接す
る切欠き25の端面の所望位置に凸部25Aが形成さ
れ、此の凸部25Aに対応するように係止片24に設け
られた係止片凹部26と嵌合され、更に、位置決めと振
動防止が達成されるものである。
【0034】又、此の時、換気用流通部6の外周フラン
ジ6Aはリッドのフランジ12Aとノブ23の係止片2
4の弾性力により挟持される。本実施例では換気用流通
部6の幅(車両前後方向の長さ)がノブ主体部23Bの
略直径の長さで、且つ、リッド12の長手方向に延びる
換気用流通部6としたので、ノブ主体部23Bと換気用
流通部6とを弾性的に嵌合すればワンタッチで位置決め
嵌合の機能を奏することも出来る。
【0035】又、換気用流通部6の同幅は図6に示す様
に任意の長さに設定し同図に於ける左右のノブ23の取
り付け部6W,6Wのみをノブ23の主体部23Bの略
直径と合わす様にして弾性的に嵌合して位置決め固定す
る事もでき、更に、図示しないが、換気用流通部6とノ
ブ主体部23Bの取り付け孔は別体に設けても良く、こ
の両者の場合には、ノブ主体部23Bの取り付け孔の形
状とは無関係に換気流通部の形状を自由に決定出来るの
で、換気能力の設定も自由に出来る。
【0036】又、リッド12のトリム11に対する弾性
係止構造は図5で明らかな様にトリム11とリッド12
或いはノブ23との間でノブ23近傍に設けたスプリン
グ,樹脂(合成樹脂を含む),ゴム類等の弾性材27
(本実施例の場合はスプリング)で構成される係止手段
Hを用いてもトリム11のフランジ6Aをリッドのフラ
ンジ12Aとノブ23の係止片24とにより弾性的に挟
持することもできる。
【0037】(b)第2実施例の説明 本実施例を図7で説明する。図2及び図3に示したリッ
ド12の上記左端側の係合手段Kと右端側のノブ23に
よる係止手段Hを左右交換したものが本実施例であり、
各々の係合手段K,係止手段Hの構造は第1実施例と同
じであり、実質的に同一部位には同一符号を付してある
が、その作用、効果は第1実施例と略同様である。
【0038】(c)第3実施例の説明 本実施例は図8及び9に示す様に、図7の物入れ部16
と換気用流通部6とを限界する側部である壁5,55と
対応するリッド12の裏面31に、凹部32で構成する
肉部33を設け、物入れ部16の開閉用ヒンジ34とし
たものである。本実施例の場合、ヒンジ34近傍のリッ
ド12と壁5の頭部5Aとが当接する部位の複数箇所に
各孔35,36を設け、同孔に着脱自在にファスナ,ネ
ジ等の固定手段37を嵌合し固定している。
【0039】従って、本実施例では物入れ部16に対応
する部分のリッド部12Pのみを開閉する事が出来る。
又、換気用流通部6に対応する部分のリッド12Qは通
常時には開かず修理,点検時等必要に応じて開く事が出
来るものであり、又、リッド部12Qは上記と同様にノ
ブ23を設けヒンジ34により上記リッド12Pと独立
して開閉するこする事もできる。
【0040】従って、物入れ部16と換気用流通部6と
の限界する側部5の壁頭部5Aに、当接固着されるリッ
ド12にヒンジ部34を設け通常時には物入れ部16側
のリッド12Pのみを独立して開閉出きるようにしたの
で、物入れ部16には排気口を全く無くしたのでトリム
11裏側の内蔵物が見えず、且つ換気が効率良く行なう
事が出来る。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両用物
入れ装置は、物入れ部の側部で少なくとも一部が限界さ
れ、同物入れ部と一体的に形成された換気用流通部を設
け、物品の収容は同物入れ部を使用し、且つ、車室内の
換気は同換気用流通部を専用に使用する事にしたので良
好に行なう事ができる利点がある。従って、前記した従
来装置の様に、物入れ部と換気用流通部を二箇所に分散
して設ける必要がなく、製造コストの低減を計る事が出
来ると共に、車室内の美観を計る事ができる利点があ
る。又、本発明は物入れ部内の収容物の有無に全く関係
なく車室内の空気を何時でも効果的に換気する事ができ
る利点がある(請求項1)。
【0042】又、物入れ部及び換気用流通部の車室内の
両開口を閉塞するリッドを開閉可能或いは着脱可能の係
合手段により同開口端部に係合されるので、物品の物入
れ部への出し入れも容易に出来る利点がある(請求項
2)。又、上記車両の例えばサイドパネル,リアクウオ
タパネル,リアパネル等で出来る他に使われにくい上記
間隙の死空間に換気用流通部を設け、同換気用流通部と
一体的に上記物入れ部を形成したので、上記間隙の有効
活用と車室内の美観が向上する利点がある(請求項
3)。
【0043】又、本発明はリッドに取り付けられたノブ
を回動するする事により、ノブ主体部の係止片とリッド
端部とで上記開口端部が弾性的に挟持されるので、同取
り付け時の位置決め及び取り付け後のガタ防止が出来る
利点がある(請求項4又は5)。又、本発明は換気用流
通部の形状とノブ主体部の形状を任意に選定する事によ
り換気効率の向上並びに製造コストの低減を計ったり、
又リッドの裏面に適宜リブを設ける事によりリッドの弾
性力と強靱性を増加させ、振動を防止する利点がある
(請求項6又は10)。
【0044】又、本発明は物入れ部と換気用流通部との
限界する側部の壁頭部に、当接固着されるリッドにヒン
ジ部を設け、少なく共、物入れ部側のリッドのみを独立
して開閉出きるようにし、物入れ部には排気口を全く無
くしたのでトリム裏側の内蔵物が見えず、且つ換気が効
率良く行なう事が出来る利点がある(請求項9)。又、
本発明はリッドを上記開口部の上下左右のいずれの端部
に取り付けても良く取り付けの自由度があり、又それぞ
れに上記の様な効果がある(請求項7又は8又は1
1)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例について示す図であり、車
両用物入れ装置のリッド周辺を車室内側から見た状態を
示す概略斜視図である。
【図2】図1の2A−2A線矢視断面説明図である。
【図3】図1の3B−3B線矢視断面説明図である。
【図4】図2のS部の拡大概略断面説明図である。
【図5】図3のT部の拡大概略断面説明図である。
【図6】換気用流通部の開口を車室内から見た正面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施例を示す図3と同様の概略説
明図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す図7と同様の概略説
明図である。
【図9】図8のリッドのヒンジ部近傍を物入れ部の側部
頭部に固定する構造説明図である。
【図10】従来例の車両用物入れ装置を備えたワンボッ
クスカーの車室内から見た左側面の概略説明図である。
【図11】図10の11a−11a線矢視断面説明図で
ある。
【符号の説明】
5,55 物入れ部の側部 6 換気用流通部 11 トリム 12 リッド 13 流入口 14 アウタパネル 15 車室 16 物入れ部 17 車室外空間 18 排出口 23 ノブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のピラパネル,ドアパネル,サイド
    パネル,リアパネル等のアウタパネルとインナパネル或
    いは車室内壁に装着されるトリムとの間隙に設けられ同
    インナパネル或いは同トリムの少なくとも何れか一方と
    一体的に形成される物入れ部と、 上記物入れ部の側部の近傍に同側部で少なくとも一部が
    限界され同物入れ部と一体的に形成された換気用流通部
    と、 上記物入れ部及び換気用流通部の車室内の両開口を閉塞
    し自身の一端部を開閉可能又は着脱可能の係合手段によ
    り同開口端部に係合されるリッド 同リッドの少なくとも同換気用流通部の開口に対応する
    部位に設けられ車室内空気を同換気用流通部に導入する
    流入口と、 同換気用流通部に導入された空気を車外に排出する同換
    気用流通部に設けられた排出口と、を備えたことを特徴
    とする車両用物入れ装置。
  2. 【請求項2】 上記係合手段は同開口部と同リッドがヒ
    ンジで一体的に係合されるヒンジ係合或いは突起と凹
    部,ピンと軸受,爪とローレット等の着脱可能な着脱係
    合で構成されたことを特徴とする請求項1記載の車両用
    物入れ装置。
  3. 【請求項3】 同換気用流通部を同車両のサイドパネ
    ル,リアクウオタパネル,リアピラ等で出来る上記間隙
    の死空間に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の車両用物入れ装置。
  4. 【請求項4】 上記リッドの他端部に設けられたノブの
    回動により同ノブの主体部に設けられた係止片と同リッ
    ドの他端部とで上記開口端部が挟持されたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用物入れ装
    置。
  5. 【請求項5】 同挟持が同リッドと同係止片の弾性力又
    は上記開口端部と同リッド若しくは同ノブとの間に取り
    付けられるスプリング,樹脂,ゴム類等の弾性材の弾性
    力で挟持されたことを特徴とする請求項4記載の車両用
    物入れ装置。
  6. 【請求項6】 同換気用流通部の形状の少なくとも一部
    が上記ノブ主体部の形状と少なくとも部分的に略同一形
    状に形成されると共に同ノブ主体部が弾性的に嵌入され
    同リッド取り付けの位置決め及び同取り付後のガタ防止
    の少なくともいずれか一方が達成されることを特徴とす
    る請求項5記載の車両用物入れ装置。
  7. 【請求項7】 上記リッドの一端部を同係合手段により
    同物入れ部の一端部に係合し同換気用流通部側の同リッ
    ドの他端部に上記ノブを設けたことを特徴とする請求項
    6記載の車両用物入れ装置。
  8. 【請求項8】 上記リッドの他端部を同係合手段により
    同換気用流通部の端部に係合し同物入れ部側の同リッド
    の一端部に上記ノブを設けたことを特徴とする請求項6
    記載の車両用物入れ装置。
  9. 【請求項9】 上記の物入れ部と換気用流通部との同限
    界側部に当接する同リッドに一体的にヒンジ部を設ける
    と共に同ヒンジ部近傍のリッドの複数箇所を同限界側部
    にネジ、ファスナ等の固定手段により係合し、 同ヒンジ部により同物入れ部のみでも同リッドを開閉出
    来るようにしたことを特徴とする請求項8記載の車両用
    物入れ装置。
  10. 【請求項10】 上記リッドに設けられる少なくとも一
    個の上記流入口のスリット部周辺にリブが設けられ上記
    ノブ取り付け孔の周辺には同リブが設けられない様に構
    成したことを特徴とする請求項7記載の車両用物入れ装
    置。
  11. 【請求項11】 上記開口部及びリッドの略車両上下方
    向のいずれか一方に位置する両端部同志が上記係合手段
    により係合され、 上記他方に位置する両端部同志が上記ノブにより係合さ
    れたことを特徴とする請求項4記載の車両用物入れ装
    置。
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