JPH0730490B2 - 織機の電動送り出し制御装置 - Google Patents

織機の電動送り出し制御装置

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JPH0730490B2
JPH0730490B2 JP59187514A JP18751484A JPH0730490B2 JP H0730490 B2 JPH0730490 B2 JP H0730490B2 JP 59187514 A JP59187514 A JP 59187514A JP 18751484 A JP18751484 A JP 18751484A JP H0730490 B2 JPH0730490 B2 JP H0730490B2
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克彦 杉田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、織段防止に有効な織機の電動送り出し装置に
関する。
〔従来の技術〕
よこ入れミスで織機が停止したとき、織機を逆転してよ
こ入れミスとなった不良のよこ糸を取り除き、再運転す
るのは、よこ入れミスのときの一般的な修復方法であ
る。このとき、通常、織布にストップマークと呼ばれる
織段が発生する。この織段の発生原因は、織口が織機の
逆転操作によっても、適切な位置にこないこと、および
織機の起動時に過渡的なおさ打ち力の不足が生じること
に起因している。すなわち、よこ入れミスにより、織機
が停止した後、よこ糸の修復のために織機を例えば1回
転逆転させると、機械的にはテイクアップロールおよび
送り出しビームは、それぞれ1回転相当分だけ逆転す
る。
しかし、織口は、1回転の分量に対応した量だけ移動し
ない。その理由は、たて糸とブレストビームとの間に摩
擦による接触抵抗が存在するからである。すなわち、第
1図に見られるように、送り出しビームとたて糸の開口
部分との間の張力をF1、開口部分とブレストビームとの
間の張力をF2、さらにブレストビームと巻き取りロール
との間の張力をF3とすると、織機の運転時には、それら
の張力の間にF1<F2<F3の関係があるため、修復時に織
機を必要な回転量だけ逆転しようとしても、織口がその
逆転量と同じ量だけ正確に移動しないからである。
〔発明の目的およびその解決手段〕
したがって、本発明の第1の目的は、織機の逆転運転後
に、たて糸の張力の大小関係を逆の状態に設定すること
である。
そこで本発明は、不良糸の抜き取りのための織機の逆転
運転後、再起動のための補正段階で、送り出しビームの
みをさらに逆転させて、たて糸の張力をF1>F2>F3の関
係になるように設定し、張力の差(F2−F3)の値がブレ
ストビームでの摩擦による接触抵抗よりも大きくなるよ
うにし、織口を正規の位置よりもさらに移動させるよう
にしている。
しかし、この操作のみで織口が正確に所望の位置に移動
したとしても、このまま運転を開始すると、たて糸の張
力が高く、運転開始時に織布の巻き取りが不充分となる
ため、一般に厚段と呼ばれる織段が発生する。また、織
口が所望の位置にある状態で、たて糸の張力を正規の張
力に戻すと、織口が前進するため、起動時のおさ打ち力
が不足し、いわゆる薄段と呼ばれる織段が発生すること
になる。
したがって、本発明の第2の目的は、よこ糸の修復後の
起動初期でのおさ打ち力の不足を織口の位置の調整によ
り解決することである。
そこで、本発明は、たて糸の張力をF1>F2>F3に設定
し、逆転によって織口を所望の位置より後退させた後、
たて糸を正転方向に送り、織口を定常運転時の正規の位
置よりやや後退させた位置、すなわち織口をおさ打ち力
の不足に見合った位置に置くようにしている。
ところで、従来、上記のような一連の操作、つまりたて
糸の張力の調整、および織口位置の調整は、もっぱら、
作業員の熟練や勘に頼っていたため、自動化されていな
い。
したがって、本発明の第3の目的は、織機の再起動に際
し、張力および織口の調整を自動制御によって実現し、
織段を確実に防止できるようにすることである。
そこで、本発明は、電動送り出し制御装置の内部に、シ
ーケンス回路を組み込み、織機の再起動前の補正時に、
送り出し用のモータの回転方向およびその回転量を送り
出しビームの巻径との関連で、デジタル的に正確に制御
できるようにしている。
〔実施例1〕 まず、第1図は、たて糸1の送り出し経路を示してい
る。たて糸1は、送り出しビーム2に巻き付けられてお
り、テンションロール3を経てほぼ水平方向となり、ヘ
ルド4によって開口5を形成し、織口6の部分でよこ糸
7と交錯し、おさ8のおさ打ち運動によって織布9とな
る。この織布9は、公知のように、固定的なブレストビ
ーム10、プレスロール11、12によって巻き取りロール13
の外周に巻付けられた後、布巻きビーム14に順次巻き取
られて行く。
そして、上記送り出しビーム2および巻き取りロール13
は、それぞれ送り出し用のモータ15および織機駆動用の
モータ16によって駆動される関係にある。もちろんこの
モータ16は、織機の他の主運動の動力源となっている。
次に、第2図は、上記送り出し用のモータ15の制御系を
示している。この制御系の主要部つまり、本発明の電動
送り出し制御装置17は、加え合わせ点18および駆動増幅
器19を経て、モータ15に接続されている。このモータ15
にはタコジエネレータ20およびエンコーダ21が機械的に
連結されている。このタコジエネレータ20は、加え合わ
せ点18に接続されており、またエンコーダ21および送り
出しビーム2の部分に設けられた巻径検出器22は、共に
電動送り出し制御装置17に接続されている。この電動送
り出し制御装置17は、よこ入れミス信号A、準備信号
B、運転信号C、たて糸1の張力信号D、モータ回転信
号Eの他、巻径信号Fを入力として、速度指令信号Gを
出力するとともに、必要な逐次制御を行う。
次に、第3図は、前記の電動送り出し制御装置17の構成
を示している。
この電動送り出し制御装置17は、その一部で、張力信号
Dおよび巻径信号Fを入力として、速度指令信号Gを発
生するために、張力フィードバック系を構成している。
すなわち上記張力信号Dの入力端子25は、リレー接点63
bを介し、張力設定器26とともに加え合わせ点27を経
て、例えばPID型の制御増幅器28の入力端に接続されて
いる。そしてこの制御増幅器28は、サンプルホールド回
路29、リレー接点67a、加え合わせ点31を経て、出力端
子32に接続されている。なお、制御増幅器28の特性は、
PID設定器30によって、調整できるようになっている。
一方、巻径信号Fの入力端子33は、巻径補正用の関数発
生器35、42の入力端にそれぞれ接続されている。上記関
数発生器35は、入力端の側で正逆転時のスピード設定器
34に接続され、かつ出力端側で分岐し、正転用の増幅器
36、逆転用の反転増幅器37およびリレー接点60a、58aを
経て、加え合わせ点38に接続されており、さらにタイマ
ー接点64aを経て、前記加え合わせ点31に接続されてい
る。
また、上記関数発生器42は、入力端側で、リレー接点60
bにより正転量設定器39に、またリレー接点58b、57aに
より、よこ止まり時の逆転量設定器40に、さらにリレー
接点58b、57bによりよこ止まり以外の逆転量設定器41に
それぞれ接続されておりまた出力端側でA/D変換器43を
経て比較回転46の一方の入力端に接続されている。
また、モータ回転信号Eの入力端子44は、カウンタ45を
経て上記比較回路46の他方の入力端に接続されている。
さらにこの比較回路46の出力端は、タイマー接点64b、
ワンショットマルチバイブレータ47、増幅器48を経て、
電源端子50に接続された一致動作用のリレー49に接続さ
れている。なお、上記のカウンタ45を初期状態に戻すた
めに、そのクリアー端子とアース69との間にリレー接点
58c、60cおよび反転回路68が直列に接続されており、そ
の反転回路68は入力端で抵抗器71により電源端子70に接
続されている。
さらに、よこ入れミス信号A、準備信号Bおよび運転信
号Cの入力端子51、52、53はそれぞれリレー65、66、67
により電源端子54に接続されている。
そして、本発明の電動送り出し制御装置17は、織段防止
のためによこ入れミス信号A、準備信号Bおよび運転信
号Cを入力条件とするシーケンス回路24を備えている。
このシーケンス回路24は電源端子55、56の間に、リレー
57、58、59、60、61、およびタイマーリレー62、63、64
を備えている。すなわち、よこ入れミス記憶用のリレー
57は、リレー接点65aおよび常閉型のリレー接点67bとと
もに、電源端子55、56の間に直列に接続されている。そ
して、このリレー接点65aに対し、保持用のリレー接点5
7cが並列に接続されている。また、逆転用のリレー58
は、電源端子55、56に対し、リレー接点66aおよび常閉
型のリレー接点59bにより直列に接続されている。ま
た、逆転完了記憶用のリレー59は、一端で電源端子56
に、また他端部分で常閉型のリレー接点67c、リレー接
点49a、58dによって他方の電源端子55に接続されてい
る。そして、このリレー59に対しタイマーリレー62が並
列に接続されており、また、直列接続のリレー接点58
d、49aに対し、リレー接点59aが並列に接続されてい
る。また、よこ入れミス時の正転のためのリレー60は、
リレー接点62a、57dおよび常閉型のリレー接点61bによ
り電源端子55、56の間に接続されている。そして、正転
完了記憶用のリレー61は、リレー接点60d、49bおよび常
閉型のリレー接点67dにより電源端子55、56に直列に接
続されており、またリレー接点60d、49bに対し保持用の
リレー接点61aが並列に接続されている。さらに、タイ
マーリレー63、64は、それぞれリレー接点67eにより、
また並列接続のリレー接点60e、58eによりそれぞれ電源
端子55、56の間に接続されている。これらのリレー接点
またはタイマー接点のうち、連動する関係にあるもの
は、同一の数字符号で示されており、英文字の添字a、
b・・fによって区別されている。
次に、本発明の作用を第4図および第5図を参照しなが
ら説明する。
電動送り出し制御装置17は織機の主制御装置から“H"レ
ベルの運転信号Cを受けたとき、運転用のリレー67によ
り、そのリレー接点67a、67eをオンの状態に設定してい
る。織機が定常回転状態にあるとき、タイマーリレー63
がその接点63bをオンの状態に設定しているため、張力
信号Dは、張力設定器26の出力とともに、制御増幅器28
の入力となる。
すなわち、たて糸1の初期の張力F1は張力設定器26によ
って与えられ、フイードバック信号としての張力信号D
とともに、加え合わせ点27を経て制御増幅器28に送り込
まれる。ここで、制御増幅器28は、PID設定器30によっ
て設定された比例動作、積分動作および必要に応じて微
分動作を行い、その信号をサンプルホールド回路29、リ
レー接点67aおよび加算部31を経て速度指令信号Gとし
て、出力端子32から出力される。そこで、駆動増幅器19
は、その速度指令信号Gに基づいて、モータ15の回転速
度を制御し、目標の回転速度に設定する。なお、このモ
ータ15の回転は、タコジエネレータ20によって検出さ
れ、加え合わせ点18に負帰還されるため、モータ15の回
転速度は、フイードバック制御のもとに目標値に近い速
度値に補正されていく。一方、モータ16は、織機駆動用
であるから、常に一定速度の回転となっている。このよ
うな定常運転状態では、タイマー接点64aがオフの状態
になっているため、巻径補正用の関数発生器35からの出
力は、加え合わせ点31に印加されない。
ところで、その製織中によこ入れミスが発生すると、運
転信号Cが“L"レベルに変化するため、リレー67は、リ
レー接点67aをオフの状態に設定することにより、モー
タ15の回転を止め、かつリレー接点67b、67c、67dをオ
ンの状態に復帰させ、かつ、リレー接点67eをオフの状
態に設定する。同時に“H"レベルのよこ入れミス信号A
が入力端子51に入るため、リレー65は、リレー接点65a
を閉じることにより、よこ入れミス記憶用のリレー57を
起動させる。このとき、リレー57は、その保持用のリレ
ー接点57cを閉じ、よこ入れミスの発生状態を記憶し、
同時にリレー接点57aをオンの状態にし、かつ常閉型の
リレー接点57bにオフの状態に設定する。
もちろん“H"レベルの運転信号Cが消滅した時点で、織
機駆動用のモータ16も、従来の制御方法に基づいて、遅
れて停止状態に設定される。通常、このよこ入れミスに
より、織機が停止するとき、織機の回転系が高速で回転
しているので、よこ入れミス信号Aの発生時点から停止
までに適当な制動時間が設定される。すなわち、織機
は、通常よこ入れミス信号Aの発生時点から、よこ入れ
ミスとなったよこ糸7をおさ打ちし、次回のよこ入れの
ためにたて糸1が開口5を形成し、次回のよこ糸7が開
口5の内部によこ入れされた状態で停止する。したがっ
て、運転信号Cが“L"レベルに変化する時点は、実際に
はよこ入れミス発生時点より、制動時間だけ遅れている
ことになる。
この織機の停止中に、作業員によって、準備作業、つま
り織機を逆転し、口出しをし、不良糸を取り除く作業が
行われる。すなわち、作業員は、まず第5図(a)で示
すように、最後によこ入れされたよこ糸7を抜き、つい
で送り出しビーム2および巻き取りロール13をともに1
ピック相当分だけ逆転させ、同図(b)での不良のよこ
糸7′の部分で、たて糸1を開口状態に設定し、その不
良のよこ糸7′を引き抜く。このとき、停止時点の2ピ
ック前の新たな織口6′は、正常な製織時での織口位置
Pから理論上2ピック相当分だけ戻るべきであるが、す
でに述べた摩擦による接触抵抗の存在から、同図(b)
のように少ししか戻らない。このようにして、準備作業
が完了する。
その後、補正作業、つまり織機の再起動にあたり、織口
6を適切な位置に合わせて作業が開始される。すなわち
作業員の操作により第4図(a)に示すように、送り出
し制御装置17に“H"レベルの準備信号Bが時間軸t上で
一定の時間T1だけ入力されるため、準備用のリレー66
は、その一定の時間T1の間、リレー接点66aを閉じるこ
とにより、逆転用のリレー58を励磁する。そこで、この
リレー58は、対応のリレー接点58a、58b、58d、58eをオ
ンの状態に設定し、かつリレー接点58cをオフの状態に
設定する。このリレー接点58cがオフになった時点で、
反転回路68がカウンタ45のクリア入力端に初期状態に戻
すための信号を発生するため、この段階で、このカウン
タ45の計数値は、「0」に設定され、以後、モータ回転
信号Eを計数可能の状態になる。リレー接点58eが閉じ
ることにより、タイマーリレー64は、そのリレー接点64
a、64bをある短い時間遅れのもとにオンの状態に設定す
る。このためスピード設定器34から速度信号は関数発生
器35で巻径信号に反比例する信号に変換されて反転増幅
器37、リレー接点58a、加え合わせ点38およびタイマー
接点64aを経て加え合わせ点31から出力端子32に、逆転
方向の速度指令信号Gとして送り込まれる。
一方、リレー接点57a、58bがオンの状態にあるため、逆
転量設定器40の逆転量信号は関数発生器42で巻径信号F
に反比例する信号に変換され、A/D変換器43を経て、比
較回路46の一方の入力端に送り込まれる。ここで上記関
数発生器42は、織口6でのたて糸1の移動量を巻径の大
小と無関係に一定とするために設けられている。このよ
うにして、補正作業の初期に、送り出し用のモータ15
は、ある速度V15で逆転することになる。
このモータ15の逆転は、エンコーダ21によってデジタル
的なモータ回転信号Eとして検出され、入力端子44から
カウンタ45に入力される。ここでカウンタ45はそのモー
タ15の回転量を検出し、その回転量を比較回路46に送り
込む。そこで比較回路46は、逆転量設定器40によって予
め設定された逆転量と逆方向の実際の逆転量とを比較
し、両者の一致時に“H"レベルの一致信号を発生し、タ
イマー接点64bを経て、ワンショットマルチバイブレー
タ47に送り込む。このようにして、ワンショットマルチ
バイブレータ47は、一定の時間だけ一致信号出力用のリ
レー49を駆動することによって、その接点49a、49bをそ
の時間にわたってオンの状態に設定する。なお、タイマ
ー接点64bは、回転の初期に、誤一致信号の発生を防止
するために設けられている。
このようにして、リレー接点49aがオンの状態に設定さ
れると、他のリレー接点58dおよび67cがともにオンの状
態に設定されているため、リレー59は、直ちに作動し、
その保持用のリレー接点59aをオンの状態に設定し、逆
転完了の状態を記憶するとともに、リレー接点59bをオ
フの状態に設定することにより、リレー58を非励磁状態
にする。したがってそのリレー接点58aがオフの状態に
設定され、スピード設定器34からの速度信号は遮断さ
れ、例えば逆転開始してから時間T2の経過後に逆転運動
を停止させる。なお、同時に、そのリレー接点58cがオ
ンの状態に設定されるので、カウンタ45はクリアされ
る。
これと同時に、タイマーリレー62が励磁状態となり、あ
る時間にわたって、そのタイマー接点62aをオンの状態
に設定する。このとき正転用のリレー60が励磁状態とな
り、そのリレー接点60a、60b、60d、60eをともにオンの
状態に、またリレー接点60cをオフの状態に設定する。
このときにも、タイマーリレー64はある短い時間遅れの
もとに、そのタイマー接点64a、64bをオンの状態に設定
し、またリレー接点60cは、カウンタ45を、モータ回転
信号Eを計数可能の状態に設定する。このようにして、
スピード設定器34からの速度信号は、逆転時と同様に、
関数発生器35で巻径信号Fに反比例する信号として変換
され、増幅器36、リレー接点60a、加え合わせ点38、タ
イマー接点64aおよび加え合わせ点31を経て出力端子32
から駆動増幅器19に送り込まれる。このため駆動増幅器
19は、補正作業の後期で、与えられた速度V15のもと
に、モータ15を正転方向に回転させる。
一方、正転量設定器39からの正転量信号は、リレー接点
60bを経て関数発生器42に入力され、巻径信号Fに反比
例するアナログ信号となり、続いてA/D変換器43によっ
てデジタル信号となり、比較回路46に送り込まれる。こ
こでも、前回の逆転時と同様に、比較回路46は、モータ
15の実際の正転量と設定値とを比較し、両者の一致時に
“H"レベルの一致信号を発生する。このとき、リレー49
は、リレー接点49a、49bを閉じることにより、リレー61
を励磁する。このリレー61は、その保持用のリレー接点
61aをオンの状態に設定し、正転完了の状態を記憶する
とともに、リレー接点61bをオフの状態にすることによ
り、リレー60を非励磁状態とし、そのリレー接点60a、6
0b、60d、60eをオフの状態に、またリレー接点60cをオ
ンの状態に設定する。したがってスピード設定器34から
の速度信号は遮断され、例えば正転開始してから時間T3
の経過後に正転運動を停止させる。このようにして、よ
こ入れミスがあったとき、準備作業後の一連の補正作業
での逆転およびその後の正転運転が完了することにな
る。
上記の補正作業での送り出し用のモータ15の逆転は、張
力差(F2−F3)をブレストビーム10での摩擦による接触
抵抗よりも大きくして織口6をさらに後退させ、第5図
(c)に示すように、正規の織口位置Pよりも移動量Δ
Lだけ後退させることと対応している。このようにし
て、織口6の移動量は、補正作業によって、送り出しビ
ーム2でのたて糸1の巻径の変化に関係なく、そのたて
糸1の種類について一定に設定される。
また、その後のモータ15の正転方向への回転は、織口6
の位置を第5図(d)に示すように、正規の織口位置P
よりやや後退した位置P′に設定することと対応してい
る。この戻り量Δ1は、織機の起動時におけるおさ打ち
力を強化するために行われる。また進む方向の送り量
(ΔL−Δ1)は、たて糸1の高い力を緩和し、その後
の起動初期での厚段の発生を未然に防止するのに有効で
ある。したがって、この新たな織口位置P′は、起動初
期のおさ打ち力の不足による織段の防止と、たて糸1の
張力の高まりによる厚段の防止との調和点である。この
ようにして、適切なたて糸1の張力および適切な織口位
置P′が自動的に設定される。
以上の一連の逆転運転および正規運転が巻径の大小にか
かわらず一定の時間T1の間に自動的に行われるため、こ
の間のたて糸1ののびもほぼ一定となる。したがって、
このような補正作業の段階での不確定要因が無くなるた
め、織段の防止効果が一層確実化する。なお、準備信号
Bの一定の時間T1は、織機の主制御装置の側で、ワンシ
ョットマルチバイブレータなどで設定される。ただし、
上記の一連の逆転運転および正転運転を一定の時間T1の
間に納める必要がない場合には、関数発生器35を省略す
ることができる。この場合であっても、織段の防止効果
を得ることができる。
その後、またはその直後に作業員の操作によって“H"レ
ベルの運転信号Cが入力されると、対応のリレー67はそ
のリレー接点67a、67eをオンの状態に設定するととも
に、他のリレー接点67b、67c、67dをオフの状態に設定
する。したがって、タイマーリレー63は、ある時間遅れ
T4のもとに励磁され、またリレー57、59、61およびタイ
マーリレー62が動作が禁止される。もちろんこれと同期
して、織機駆動用のモータ16は、直ちに織機を回転させ
る。このときモータ16の回転速度V16は、通常の立ち上
がり特性で、ある時間後に定常速度に達する。一方、タ
イマーリレー63は、一定の時間T4の間、タイマー接点63
aをオンの状態に保持し、その後にオフの状態に復帰さ
せる。このため、サンプルホールド回路29は、一定の時
間T4の間、ホールドモードに保持され、モータ15の停止
直前の回転速度でモータ15を起動させる。その後タイマ
ー接点63bがオンの状態になり、しかもサンプルホール
ド回路29がサンプルモードとなるため、制御増幅器28
は、張力設定器26からの信号およびフイードバック系の
張力信号Dを入力とし、定常時の速度信号Gを発生す
る。この速度信号Gは、サンプルホールド回路29を経て
出力端子32から駆動増幅器19に送り込む。このようにし
て、送り出し用のモータ15は、定常時の回転速度に到達
する。
ここで、モータ15の立ち上がりはモータ16の立ち上がり
に比較して急峻になるように設定してある。この理由
は、織機駆動用のモータ16が定常な回転速度に到達する
以前に、織口6を正規の織口位置Pに復帰させるためで
ある。
なお、よこ入れミス以外の停止理由で織機が停止したと
きには、モータ15について、補正作業の段階で予め正転
方向に回転させる必要がない。そこでモータ15の逆転の
ための時間T2は第4図(b)に示すように、前記よこ入
れミスによる停止時に比較して、短く設定してある。こ
のときの逆転量は、逆転量設定器41によって設定され
る。すなわち、よこ止まり以外の場合にはリレー65が起
動状態にならないため、リレー57が励磁状態とならず、
したがって補正段階で逆転量設定器41の信号は、リレー
接点58bを経て、関数発生器42に送り込まれる。その
後、すでに述べた逆転時と同様の動作によって、モータ
15が必要な回転量だけ逆転することになる。このよう
に、よこ止まり以外のときにも、モータ15が逆転するこ
とによって、織機の起動初期でのおさ打ち力の低下が織
口6の後退によって補正されるため、織段の発生は、確
実に防止できる。
〔実施例2〕 次に、第6図は、一致動作用のリレー49を駆動するため
の他の実施例を示している。この実施例での送り出し制
御装置17は、織機の運転中での織機の1回転あたりの送
り出し用のモータ15の回転量を計数することにより、送
り出しビーム2の巻径を間接的に測定し、1ピック相当
の送り量の信号を発生するようにしている。したがっ
て、この実施例のものでは、巻径検出器22が不必要とな
る。
すなわち、モータ回転量信号Eの入力端子44は、カウン
タ45の他に、他のカウンタ72、ラッチ73を経て、それぞ
れのデジタル乗算器74、75、76の一方の入力端に接続さ
れている。一方、織機の1回転信号Jの入力端子77は、
リレー接点67fおよびワンショットマルチバイブレータ7
8を経て、ラッチ回路73のロード入力端に、さらに分岐
し、ワンショットマルチバイブレータ79を経てカウンタ
72のクリア端子にそれぞれ接続されている。また、上記
デジタル乗算器74、75、76の他の入力端は、正転倍率設
定用のデジタル設定器80、よこ止まり時の逆転倍率設定
用のデジタル設定器81およびよこ止まり以外の逆転倍率
設定用のデジタル設定器82にそれぞれ接続されている。
そして、デジタル乗算器74の出力端は、リレー接点60b
により比較回路46の一方の入力端に接続されており、ま
た他のデジタル乗算器75、76はリレー接点57a、57bを介
し共通のリレー接点58bにより同様に比較回路46以降の
回路構成および送り出し制御装置17の他の内部構成は、
前記第3図のものと同様のなっている。
織機の運転中に、エンコーダ21からのデジタル的なモー
タ回転量信号Eは、カウンタ72に入力され、積算されて
いく。一方、織機の1回転信号Jは、運転信号Cの存在
するときに、ワンショットマルチバイブレータ78、79を
経てカウンタ72のクリア入力端およびラッチ73のロード
入力端にそれぞれ入力されている。したがって、織機が
1回転するごとに、カウンタ72の計算値がラッチ73に入
力され、その後、カウンタ72が初期状態に戻される。こ
のようにして、織機の運転中に、織機の1回転毎に送り
出し用のモータ15の回転量がラッチ73に記憶されてい
る。したがって、このラッチ73の出力信号は、1ピッチ
相当の送り量信号となっており、送り出しビーム2の巻
径の大小によって補正された値となっている。そして、
これらがそれぞれのデジタル乗算器74、75、76に入力さ
れている。
一方、デジタル設定器80、81、82に予め必要な送り量に
相当する埒が設定されているため、デジタル乗算器75、
76は、よこ止まりのための逆転量信号Hおよびよこ止ま
り以外の逆転量信号Kをそれぞれ比較回路46の一方の入
力端に送り込む。また、デジタル乗算器74は、よこ止ま
り時の正転方向の回転量信号Iをリレー接点60bを経
て、比較回路46の一方の入力端に送り込まれる。このよ
うにして、逆転量および正転量がデジタル的に設定され
る。
以上の実施例は、実際の送り出しモータの回転量を検出
し、フィードバック制御のもとで送り出しモータを逆転
および正転させた。しかし、これに代えて、オープンル
ープ制御のもとで送り出しモータを回転させてもよい。
〔発明の効果〕
本発明では、下記の特有の効果が得られる。
よこ入れミスによる織機の停止期間中の補正作業の段階
で、送り出し制御装置は送り出しビームを逆方向に回転
させ、たて糸の張力を高め、かつその後に送り出しモー
タを正転方向に回転させることにより、ブレストビーム
での接触抵抗の存在にかかわらず、正確に、織口を正規
の製織位置よりやや後退させた位置に設定することがで
きる。すなわち、送出モータを一旦余計に逆転させるこ
とにより、接触抵抗に打ち勝つほどの張力で織口を移動
させることができるから、接触抵抗の影響を排除して、
確実に織口を後退させることができる。また、その後に
送出モータを正転させることにより、織口を、正規の位
置よりやや後退した位置に正確に設定することができ
る。したがって、織機の起動初期においても、適切な筬
打ち力が得られ、織機の停止時における織段の発生が未
然に防止できる。そしてこれらの回転量制御がシーケン
ス制御によって自動的に行えるから、織機の起動初期に
必要な複雑な操作がなくなり、起動操作が簡略化でき、
作業員の負担が軽減できる。
また、このようなよこ入れミスによる停止期間中での正
転運転または逆転運転時に、関数発生器が巻径信号を入
力条件として、またはカウンタおよびリッチがモータ回
転信号を入力条件として、巻径と反比例の状態で正転量
設定あるいは逆転量設定のための信号を発生するので、
停止期間中の補正作業の段階での正転量または逆転量が
送り出しビームのたて糸の巻径の大小にかかわらず、そ
のたて糸について常に一定に設定できるので、正転また
は逆転設定量が正確に規制でき、織段防止の効果が確実
に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はたて糸の送り経路および織布の巻き取り経路を
示すスケルトン図、第2図は送り出しモータの制御系の
ブロック線図、第3図は送り出し制御装置のブロック線
図、第4図は送り出しモータの速度制御のタイムチヤー
ト図、第5図は織口の移動状態を示す説明図、第6図は
送り出し制御装置の他の実施例の要部のブロック線図で
ある。 1……たて糸、2……送り出しビーム、5……開口、6
……織口、9……織布、10……ブレストビーム、13……
巻き取りロール、14……布巻きビーム、15……制御対象
の送り出し用のモータ、16……織機駆動用のモータ、17
……本発明の電動送り出し制御装置、19……駆動増幅
器、22……巻径検出器、24……シーケンス回路、26……
張力設定器、28……制御増幅器、29……サンプルホール
ド回路、31……加え合わせ点、32……出力端子、34……
スピード設定器、35、42……巻径補正用の関数発生器、
39……正転量設定器、40、41……逆転量設定器、43……
A/D変換器、45……カウンタ、46……比較回路、49……
一致動作用のリレー、57、58、59、60、61……リレー、
62、63、64……タイマーリレー、65、66、67……リレ
ー、72……カウンタ、73……ラッチ、74、75、76……デ
ジタル乗算器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】たて糸張力が目標張力になるように送り出
    しモータの回転を制御する織機の電動送り出し制御装置
    において、 送り出しビームの巻径に反比例した上記送り出しモータ
    の逆転方向および正転方向の回転量信号を出力する回転
    量設定手段と、 よこ入れミスで停止中の織機起動に先立って、上記逆転
    方向の回転量信号に基づき送り出しモータを逆転させ、
    織口を正規の織口位置より移動量だけ後退した位置に設
    定してから、上記正転方向の回転量信号に基づき送り出
    しモータを正転させ、織口を正規の織口位置より戻り量
    だけ後退した位置に設定し、その後、織口を戻り量の位
    置において、織機を再起動させるシーケンス回路とを具
    備することを特徴とする織機の電動送り出し制御装置。
  2. 【請求項2】上記回転量設定手段を、逆転量設定器およ
    び正転量設定器からの信号と送り出しビームの巻径信号
    とを入力として巻径に反比例する信号を発生する関数発
    生器により構成することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の織機の電動送り出し制御装置。
  3. 【請求項3】上記回転量設定手段を、送り出しモータの
    回転量信号および織機の1回転信号を入力として織機の
    1ピック相当の送り量信号を検出する手段と、この送り
    量信号と逆転用および正転用の設定器からの倍率信号と
    を入力とする複数の乗算器により構成することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の織機の電動送り出し制
    御装置。
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