JPH07305366A - 沈埋トンネルの接続構造 - Google Patents
沈埋トンネルの接続構造Info
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- JPH07305366A JPH07305366A JP6097540A JP9754094A JPH07305366A JP H07305366 A JPH07305366 A JP H07305366A JP 6097540 A JP6097540 A JP 6097540A JP 9754094 A JP9754094 A JP 9754094A JP H07305366 A JPH07305366 A JP H07305366A
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- JP
- Japan
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- submerged
- rubber gasket
- connection structure
- tunnel
- box
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴムガスケットの横倒れ等が発生しないため
シールをより確実に維持できる沈埋トンネルの接続構造
を提供する。 【構成】 沈埋函1の端面10の、ゴムガスケット2の
先端部22が当接する部分に、この先端部22を左右か
ら挟んで保持する2本の凸条3を設けた。凸条3に代え
て、端面10に凹部を形成するか、または端面10を粗
面化してもよい。
シールをより確実に維持できる沈埋トンネルの接続構造
を提供する。 【構成】 沈埋函1の端面10の、ゴムガスケット2の
先端部22が当接する部分に、この先端部22を左右か
ら挟んで保持する2本の凸条3を設けた。凸条3に代え
て、端面10に凹部を形成するか、または端面10を粗
面化してもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、沈埋トンネルの接続
構造に関するものである。
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】海底ある
いは河底等にトンネルを作る方法として、水中で水圧を
利用して沈埋函を多数接続して、トンネルを構築する方
法が採られる。沈埋函相互間は、沈埋函の端部に取り付
けられたシール用のゴムガスケット(ジーナゴムガスケ
ット)により接続される。
いは河底等にトンネルを作る方法として、水中で水圧を
利用して沈埋函を多数接続して、トンネルを構築する方
法が採られる。沈埋函相互間は、沈埋函の端部に取り付
けられたシール用のゴムガスケット(ジーナゴムガスケ
ット)により接続される。
【0003】具体的にはまず、水底の所定位置に1つの
沈埋函を設置し、つぎにこの既設の沈埋函の前方に、新
たな沈埋函を置く。つぎにこの新たな沈埋函を、ジャッ
キ等を用いて既設の沈埋函の方向に引き寄せ、いずれか
の沈埋函の端部に取り付けたゴムガスケットを挟んで両
沈埋函を接合すると、このゴムガスケットが一次圧縮さ
れて、両沈埋函間がシールされる。ゴムガスケットは、
既設あるいは新設の沈埋函のいずれに取り付けておいて
もよい。
沈埋函を設置し、つぎにこの既設の沈埋函の前方に、新
たな沈埋函を置く。つぎにこの新たな沈埋函を、ジャッ
キ等を用いて既設の沈埋函の方向に引き寄せ、いずれか
の沈埋函の端部に取り付けたゴムガスケットを挟んで両
沈埋函を接合すると、このゴムガスケットが一次圧縮さ
れて、両沈埋函間がシールされる。ゴムガスケットは、
既設あるいは新設の沈埋函のいずれに取り付けておいて
もよい。
【0004】つぎに、両沈埋函に囲まれた部分の海水を
ポンプ等で排水すると、静水圧によって、新設の沈埋函
が既設の沈埋函の方向へさらに引き寄せられ、ゴムガス
ケットが二次圧縮されてシールが完了する(水圧接
合)。以上の工程を繰り返して順次沈埋函をつなげて行
けば、沈埋トンネルが完成する。
ポンプ等で排水すると、静水圧によって、新設の沈埋函
が既設の沈埋函の方向へさらに引き寄せられ、ゴムガス
ケットが二次圧縮されてシールが完了する(水圧接
合)。以上の工程を繰り返して順次沈埋函をつなげて行
けば、沈埋トンネルが完成する。
【0005】上記沈埋トンネルにおいて、ゴムガスケッ
トは、上記のように二次圧縮により大きく変形して両沈
埋函間をシールするため、たとえば水圧変化や、温度変
化によるコンクリートの乾燥、収縮、あるいは地震によ
る不等沈下等によって沈埋函間の間隔が僅かに拡がって
もシールを維持することができる。ところが、とくに軟
弱地盤等において、地震によって沈埋函間の間隔が大き
く拡がった際にはシールを維持できず、沈埋トンネル内
に水が侵入する事故が発生する危険性がある。
トは、上記のように二次圧縮により大きく変形して両沈
埋函間をシールするため、たとえば水圧変化や、温度変
化によるコンクリートの乾燥、収縮、あるいは地震によ
る不等沈下等によって沈埋函間の間隔が僅かに拡がって
もシールを維持することができる。ところが、とくに軟
弱地盤等において、地震によって沈埋函間の間隔が大き
く拡がった際にはシールを維持できず、沈埋トンネル内
に水が侵入する事故が発生する危険性がある。
【0006】そこで、通常状態まで二次圧縮したときの
ゴムガスケットの変形量を大きくして、沈埋函間の間隔
が比較的大きく拡がってもシールを維持できるようにす
ることが考えられ、そのために、 ゴムガスケットの高さを高くして変形量をかせぐ、 ゴムの硬度を低くして変形量をかせぐ、 等の対策がとられている。
ゴムガスケットの変形量を大きくして、沈埋函間の間隔
が比較的大きく拡がってもシールを維持できるようにす
ることが考えられ、そのために、 ゴムガスケットの高さを高くして変形量をかせぐ、 ゴムの硬度を低くして変形量をかせぐ、 等の対策がとられている。
【0007】ところが図5に示すように、上記の対
策を施したゴムガスケット92は、たとえば沈埋函内外
の圧力差等によって横倒れしやすく、沈埋函91,91
間を確実にシールできないおそれのあることが明らかに
なってきた。この原因の一つとして、ゴムガスケットの
表面や、あるいはゴムガスケットの先端部が当接され
る、対向する沈埋函の端面に藻などが付着して滑りやす
くなることがあげられる。
策を施したゴムガスケット92は、たとえば沈埋函内外
の圧力差等によって横倒れしやすく、沈埋函91,91
間を確実にシールできないおそれのあることが明らかに
なってきた。この原因の一つとして、ゴムガスケットの
表面や、あるいはゴムガスケットの先端部が当接され
る、対向する沈埋函の端面に藻などが付着して滑りやす
くなることがあげられる。
【0008】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であって、ゴムガスケットの横倒れ等が発生しないため
シールをより確実に維持できる沈埋トンネルの接続構造
を提供することを目的としている。
であって、ゴムガスケットの横倒れ等が発生しないため
シールをより確実に維持できる沈埋トンネルの接続構造
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、この発明の沈埋トンネルの接続構造は、隣接する沈
埋函間を、一方の沈埋函の端面に取付けられたゴムガス
ケットを挟んでシールして接続する沈埋トンネルの接続
構造において、他方の沈埋函の端面の、ゴムガスケット
の先端部が当接する部分に、当該先端部を左右から挟ん
で保持する2本の凸条が設けられていることを特徴とす
る。
の、この発明の沈埋トンネルの接続構造は、隣接する沈
埋函間を、一方の沈埋函の端面に取付けられたゴムガス
ケットを挟んでシールして接続する沈埋トンネルの接続
構造において、他方の沈埋函の端面の、ゴムガスケット
の先端部が当接する部分に、当該先端部を左右から挟ん
で保持する2本の凸条が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】また、この発明の他の沈埋トンネルの接続
構造は、上記他方の沈埋函の端面の、ゴムガスケットの
先端部が当接する部分に、当該先端部を受容して保持す
る凹部が設けられていることを特徴とする。また、この
発明のさらに他の沈埋トンネルの接続構造は、上記他方
の沈埋函の端面の、ゴムガスケットの先端部が当接する
部分が、当該先端部との摩擦抵抗を大きくすべく、粗面
化されていることを特徴とする。
構造は、上記他方の沈埋函の端面の、ゴムガスケットの
先端部が当接する部分に、当該先端部を受容して保持す
る凹部が設けられていることを特徴とする。また、この
発明のさらに他の沈埋トンネルの接続構造は、上記他方
の沈埋函の端面の、ゴムガスケットの先端部が当接する
部分が、当該先端部との摩擦抵抗を大きくすべく、粗面
化されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成からなる、この発明の沈埋トンネルの
接続構造によれば、一方の沈埋函の端面に取付けられた
ゴムガスケットの先端部が、他方の沈埋函の端面に設け
られた2本の凸条によって左右から挟まれて保持される
ため、たとえばゴムガスケットの変形量を大きくして
も、その横倒れを確実に防止でき、シールをより確実に
維持することが可能となる。
接続構造によれば、一方の沈埋函の端面に取付けられた
ゴムガスケットの先端部が、他方の沈埋函の端面に設け
られた2本の凸条によって左右から挟まれて保持される
ため、たとえばゴムガスケットの変形量を大きくして
も、その横倒れを確実に防止でき、シールをより確実に
維持することが可能となる。
【0012】またこの発明の他の沈埋トンネルの接続構
造によれば、上記ゴムガスケットの先端部が、他方の沈
埋函の端面に設けられた凹部によって受容されて保持さ
れるため、やはり、その横倒れを確実に防止でき、シー
ルをより確実に維持することが可能となる。そしてこの
発明のさらに他の沈埋トンネルの接続構造においては、
上記ゴムガスケットの先端部が当接される、他方の沈埋
函の端面が粗面化されて、先端部との摩擦抵抗が大きく
なっているため、その横倒れを確実に防止でき、シール
をより確実に維持することが可能となる。
造によれば、上記ゴムガスケットの先端部が、他方の沈
埋函の端面に設けられた凹部によって受容されて保持さ
れるため、やはり、その横倒れを確実に防止でき、シー
ルをより確実に維持することが可能となる。そしてこの
発明のさらに他の沈埋トンネルの接続構造においては、
上記ゴムガスケットの先端部が当接される、他方の沈埋
函の端面が粗面化されて、先端部との摩擦抵抗が大きく
なっているため、その横倒れを確実に防止でき、シール
をより確実に維持することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下にこの発明の沈埋トンネルの接続構造
を、その一実施例を示す図面を参照しつつ説明する。ま
ず図1(a) の実施例について説明する。同図にみるよう
に、それぞれの端面10,10を相対向させて隣接配置
された両沈埋函1,1のうち一方の沈埋函1の端面10
には、ゴムガスケット2が取り付けられている。
を、その一実施例を示す図面を参照しつつ説明する。ま
ず図1(a) の実施例について説明する。同図にみるよう
に、それぞれの端面10,10を相対向させて隣接配置
された両沈埋函1,1のうち一方の沈埋函1の端面10
には、ゴムガスケット2が取り付けられている。
【0014】ゴムガスケット2は、図2にも示すよう
に、沈埋函1への固定部20と、断面台形状の主体部2
1とを、ゴム材料により一体形成することで構成されて
いる。また、上記ゴムガスケット2の先端部22が当接
される、他方の沈埋函1の端面10には、当該先端部2
2を左右から挟んで保持する2本の、断面円形の凸条
3,3が、端面10の長手方向に沿って設けられてい
る。
に、沈埋函1への固定部20と、断面台形状の主体部2
1とを、ゴム材料により一体形成することで構成されて
いる。また、上記ゴムガスケット2の先端部22が当接
される、他方の沈埋函1の端面10には、当該先端部2
2を左右から挟んで保持する2本の、断面円形の凸条
3,3が、端面10の長手方向に沿って設けられてい
る。
【0015】各凸条3は、図1(b) にも示すように、丸
鋼材を、沈埋函1の端面10に、スポット溶接等によっ
て固定することで形成されている。図1(a)(b)中の符号
31は、そのスポット溶接部を示している。上記各部か
らなる、この実施例の沈埋トンネルの接続構造によれ
ば、ゴムガスケット2の先端部22が、2本の凸条3,
3によって左右から挟まれて保持されるため、図5に示
すような横倒れを確実に防止できる。したがって、ゴム
ガスケット2の高さを高くしたり、あるいはゴムの硬度
を低くしたりして変形量を大きくしても、その横倒れを
確実に防止でき、シールをより確実に維持することが可
能となる。
鋼材を、沈埋函1の端面10に、スポット溶接等によっ
て固定することで形成されている。図1(a)(b)中の符号
31は、そのスポット溶接部を示している。上記各部か
らなる、この実施例の沈埋トンネルの接続構造によれ
ば、ゴムガスケット2の先端部22が、2本の凸条3,
3によって左右から挟まれて保持されるため、図5に示
すような横倒れを確実に防止できる。したがって、ゴム
ガスケット2の高さを高くしたり、あるいはゴムの硬度
を低くしたりして変形量を大きくしても、その横倒れを
確実に防止でき、シールをより確実に維持することが可
能となる。
【0016】なお上記凸条3としては、丸鋼材からなる
断面円形のもの以外にも、たとえば断面矩形状等の種々
の断面形状のものが採用できる。たとえば断面矩形状の
凸条を形成するには、沈埋函1の端面10に、鋼製等の
角材を固定すればよい。また凸条は、沈埋函1の端面1
0を構成するI型鋼等の枠材の表面に、一体的に形成し
てもよい。
断面円形のもの以外にも、たとえば断面矩形状等の種々
の断面形状のものが採用できる。たとえば断面矩形状の
凸条を形成するには、沈埋函1の端面10に、鋼製等の
角材を固定すればよい。また凸条は、沈埋函1の端面1
0を構成するI型鋼等の枠材の表面に、一体的に形成し
てもよい。
【0017】つぎに、図3(a) の実施例について説明す
る。同図にみるように、両沈埋函1,1のうち一方の沈
埋函1の端面10には、先の図1(a) の実施例と同形状
のゴムガスケット2が取り付けられている。一方、上記
ゴムガスケット2の先端部22が当接される、他方の沈
埋函1の端面10には、当該先端部22を受容して保持
する凹部10aが設けられている。
る。同図にみるように、両沈埋函1,1のうち一方の沈
埋函1の端面10には、先の図1(a) の実施例と同形状
のゴムガスケット2が取り付けられている。一方、上記
ゴムガスケット2の先端部22が当接される、他方の沈
埋函1の端面10には、当該先端部22を受容して保持
する凹部10aが設けられている。
【0018】凹部10aは、同図(b) にも示すように、
沈埋函1の端面10の長手方向に沿って形成されてい
る。上記各部からなる、この実施例の沈埋トンネルの接
続構造によれば、ゴムガスケット2の先端部22が、凹
部10aによって受容されて保持されるため、やはり、
その横倒れを確実に防止でき、シールをより確実に維持
することができる。
沈埋函1の端面10の長手方向に沿って形成されてい
る。上記各部からなる、この実施例の沈埋トンネルの接
続構造によれば、ゴムガスケット2の先端部22が、凹
部10aによって受容されて保持されるため、やはり、
その横倒れを確実に防止でき、シールをより確実に維持
することができる。
【0019】つぎに、図4(a) の実施例について説明す
る。同図にみるように、両沈埋函1,1のうち一方の沈
埋函1の端面10には、先の図1(a) の実施例と同形状
のゴムガスケット2が取り付けられている。一方、上記
ゴムガスケット2の先端部22が当接される、他方の沈
埋函1の端面10は、当該先端部22との摩擦抵抗を大
きくすべく、粗面化されている。
る。同図にみるように、両沈埋函1,1のうち一方の沈
埋函1の端面10には、先の図1(a) の実施例と同形状
のゴムガスケット2が取り付けられている。一方、上記
ゴムガスケット2の先端部22が当接される、他方の沈
埋函1の端面10は、当該先端部22との摩擦抵抗を大
きくすべく、粗面化されている。
【0020】沈埋函1の端面10を粗面化する方法は種
々考えられるが、実施例の場合は、同図(b) にも示すよ
うに、適当な樹脂バインダー中に硬質の微小粒子を分散
させた粗面化層4が塗布、形成されることで、当該端面
10が粗面化されている。粗面化層4を構成する樹脂バ
インダーとしては、水や海水等に強く、かつ沈埋函1の
端面10や微小粒子との接着性にすぐれたものが望まし
い。好適な樹脂バインダーの例としては硬化性樹脂、と
くにエポキシ樹脂があげられる。
々考えられるが、実施例の場合は、同図(b) にも示すよ
うに、適当な樹脂バインダー中に硬質の微小粒子を分散
させた粗面化層4が塗布、形成されることで、当該端面
10が粗面化されている。粗面化層4を構成する樹脂バ
インダーとしては、水や海水等に強く、かつ沈埋函1の
端面10や微小粒子との接着性にすぐれたものが望まし
い。好適な樹脂バインダーの例としては硬化性樹脂、と
くにエポキシ樹脂があげられる。
【0021】また上記樹脂バインダー中に分散される硬
質の微小粒子としては、沈埋函接合時の圧縮力に耐え得
るものが望ましい。微小粒子の粒径はとくに限定されな
いが、28〜200メッシュ程度が好ましい。微小粒子
の粒径が上記範囲未満では粗面化が不十分で、ゴムガス
ケット2の先端部22に対する十分な摩擦抵抗が得られ
ない。逆に微小粒子の粒径が上記範囲を超えた場合に
は、当接したゴムガスケット2を損傷するおそれがあ
る。
質の微小粒子としては、沈埋函接合時の圧縮力に耐え得
るものが望ましい。微小粒子の粒径はとくに限定されな
いが、28〜200メッシュ程度が好ましい。微小粒子
の粒径が上記範囲未満では粗面化が不十分で、ゴムガス
ケット2の先端部22に対する十分な摩擦抵抗が得られ
ない。逆に微小粒子の粒径が上記範囲を超えた場合に
は、当接したゴムガスケット2を損傷するおそれがあ
る。
【0022】以上の点に鑑みると、この発明に好適な硬
質の微小粒子としては、たとえば硅砂7号等があげられ
る。樹脂バインダーと微小粒子の配合割合はとくに限定
されないが、樹脂バインダーとして未硬化のエポキシ樹
脂を用い、微小粒子として硅砂7号を用いる場合は、エ
ポキシ樹脂100重量部に対して硅砂7号を30〜20
0重量部程度配合するのが好ましい。硅砂7号の割合が
上記範囲未満では、沈埋函1の端面10の粗面化が不十
分となるおそれがある。逆に硅砂7号の割合が上記範囲
を超えた場合には、相対的に樹脂バインダーとしてのエ
ポキシ樹脂が不足して接着力が低下し、硅砂7号が沈埋
函1の端面10から剥落しやすくなって、当該端面10
の摩擦抵抗が早期に失われてしまうおそれがある。
質の微小粒子としては、たとえば硅砂7号等があげられ
る。樹脂バインダーと微小粒子の配合割合はとくに限定
されないが、樹脂バインダーとして未硬化のエポキシ樹
脂を用い、微小粒子として硅砂7号を用いる場合は、エ
ポキシ樹脂100重量部に対して硅砂7号を30〜20
0重量部程度配合するのが好ましい。硅砂7号の割合が
上記範囲未満では、沈埋函1の端面10の粗面化が不十
分となるおそれがある。逆に硅砂7号の割合が上記範囲
を超えた場合には、相対的に樹脂バインダーとしてのエ
ポキシ樹脂が不足して接着力が低下し、硅砂7号が沈埋
函1の端面10から剥落しやすくなって、当該端面10
の摩擦抵抗が早期に失われてしまうおそれがある。
【0023】上記各部からなる、この実施例の沈埋トン
ネルの接続構造によれば、ゴムガスケット2の先端部2
2が当接される、他方の沈埋函1の端面10が、粗面化
層4によって粗面化されて、先端部22との摩擦抵抗が
大きくなっているため、その横倒れを確実に防止でき、
シールをより確実に維持することが可能となる。なお、
沈埋函1の端面10を粗面化する方法としては、上記粗
面化層4以外にも、従来公知の種々の粗面化方法を採用
することができる。たとえば端面10を構成するI型鋼
等の枠材の表面を、エッチング処理やサンドブラスト処
理等によって、直接に粗面化することも可能である。 〈試験例〉全体の寸法が実際の1/2であるゴムガスケ
ットおよび沈埋函の端面のモデルを作製した。すなわち
ゴムガスケット2のモデルとしては、図2に示すように
取付け部20の厚みtが9mm、胴部21の先端部22側
の幅W1 が60mm、基端側の幅W2 が110mm、全体の
高さhが140mmで、かつ長さが500mmの天然ゴム製
のものを用意した。また沈埋函の端面のモデルとして
は、下記の4種を用意した。 図1(a)(b)に示す2本の凸条3,3を有するものと
して、鋼材の表面(端面10に相当)に、直径16mmφ
の丸鋼材2本を、その中心間隔W3 が130mmとなるよ
うにスポット溶接したもの。 図3(a)(b)に示す凹部10aを有するものとして、
鋼材の表面(端面10に相当)に、深さdが30mmでか
つ幅W4 が200mmの凹部を形成したもの。 図4(a)(b)に示す端面が粗面化処理されたものとし
て、鋼材の表面(端面10に相当)に、未硬化のエポキ
シ樹脂と硅砂7号とを重量比で100:50の割合で混
合したものを厚み0.5mmに塗布し、エポキシ樹脂を硬
化させて粗面化層4を形成したもの。 従来の例として、未処理の鋼材。
ネルの接続構造によれば、ゴムガスケット2の先端部2
2が当接される、他方の沈埋函1の端面10が、粗面化
層4によって粗面化されて、先端部22との摩擦抵抗が
大きくなっているため、その横倒れを確実に防止でき、
シールをより確実に維持することが可能となる。なお、
沈埋函1の端面10を粗面化する方法としては、上記粗
面化層4以外にも、従来公知の種々の粗面化方法を採用
することができる。たとえば端面10を構成するI型鋼
等の枠材の表面を、エッチング処理やサンドブラスト処
理等によって、直接に粗面化することも可能である。 〈試験例〉全体の寸法が実際の1/2であるゴムガスケ
ットおよび沈埋函の端面のモデルを作製した。すなわち
ゴムガスケット2のモデルとしては、図2に示すように
取付け部20の厚みtが9mm、胴部21の先端部22側
の幅W1 が60mm、基端側の幅W2 が110mm、全体の
高さhが140mmで、かつ長さが500mmの天然ゴム製
のものを用意した。また沈埋函の端面のモデルとして
は、下記の4種を用意した。 図1(a)(b)に示す2本の凸条3,3を有するものと
して、鋼材の表面(端面10に相当)に、直径16mmφ
の丸鋼材2本を、その中心間隔W3 が130mmとなるよ
うにスポット溶接したもの。 図3(a)(b)に示す凹部10aを有するものとして、
鋼材の表面(端面10に相当)に、深さdが30mmでか
つ幅W4 が200mmの凹部を形成したもの。 図4(a)(b)に示す端面が粗面化処理されたものとし
て、鋼材の表面(端面10に相当)に、未硬化のエポキ
シ樹脂と硅砂7号とを重量比で100:50の割合で混
合したものを厚み0.5mmに塗布し、エポキシ樹脂を硬
化させて粗面化層4を形成したもの。 従来の例として、未処理の鋼材。
【0024】上記ゴムガスケット2のモデルを、プレス
機の一対のプレス盤の片方に固定し、他方には、上記
〜のいずれかの鋼材を固定するとともに、藻や海草等
が付着している状態を再現するため、それぞれの表面に
シリコーングリースを塗布した。そして、プレス機を圧
縮速度10mm/分で作動させて、ゴムガスケット2のモ
デルの高さhが80mmになるまで圧縮させた際の、ゴム
ガスケット2のモデルの横倒れの有無を観察した。
機の一対のプレス盤の片方に固定し、他方には、上記
〜のいずれかの鋼材を固定するとともに、藻や海草等
が付着している状態を再現するため、それぞれの表面に
シリコーングリースを塗布した。そして、プレス機を圧
縮速度10mm/分で作動させて、ゴムガスケット2のモ
デルの高さhが80mmになるまで圧縮させた際の、ゴム
ガスケット2のモデルの横倒れの有無を観察した。
【0025】以上の試験を、上記〜の各鋼材につい
て、それぞれゴムガスケット2のモデルを交換して3回
ずつ行ったところ、の従来の構造の場合は、3回中2
回、ゴムガスケット2の横倒れが発生したが、〜
の、この発明の構成の場合は、横倒れは1回も発生しな
かった。
て、それぞれゴムガスケット2のモデルを交換して3回
ずつ行ったところ、の従来の構造の場合は、3回中2
回、ゴムガスケット2の横倒れが発生したが、〜
の、この発明の構成の場合は、横倒れは1回も発生しな
かった。
【0026】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明の沈埋ト
ンネルの接続構造によれば、一方の沈埋函の端面に取付
けられたゴムガスケットの先端部が、他方の沈埋函の端
面に設けられた2本の凸条によって左右から挟まれて保
持されることで、その横倒れが確実に防止される。
ンネルの接続構造によれば、一方の沈埋函の端面に取付
けられたゴムガスケットの先端部が、他方の沈埋函の端
面に設けられた2本の凸条によって左右から挟まれて保
持されることで、その横倒れが確実に防止される。
【0027】またこの発明の他の沈埋トンネルの接続構
造によれば、上記ゴムガスケットの先端部が、他方の沈
埋函の端面に設けられた凹部によって受容されて保持さ
れることで、その横倒れが確実に防止される。さらにこ
の発明の他の沈埋トンネルの接続構造によれば、上記ゴ
ムガスケットの先端部が当接される、他方の沈埋函の端
面が粗面化されて、先端部との摩擦抵抗が大きくなって
いることで、その横倒れが確実に防止される。
造によれば、上記ゴムガスケットの先端部が、他方の沈
埋函の端面に設けられた凹部によって受容されて保持さ
れることで、その横倒れが確実に防止される。さらにこ
の発明の他の沈埋トンネルの接続構造によれば、上記ゴ
ムガスケットの先端部が当接される、他方の沈埋函の端
面が粗面化されて、先端部との摩擦抵抗が大きくなって
いることで、その横倒れが確実に防止される。
【0028】したがってこの発明によれば、たとえゴム
ガスケットの変形量を大きくしても、シールをより確実
に維持できるため、たとえば軟弱地盤等に沈埋トンネル
を設置した際に、地震によって沈埋函が大きく移動して
も、沈埋トンネル内に水が侵入する事故をより確実に防
止でき、沈埋トンネル工法の安全性を向上できるという
特有の作用効果を奏する。
ガスケットの変形量を大きくしても、シールをより確実
に維持できるため、たとえば軟弱地盤等に沈埋トンネル
を設置した際に、地震によって沈埋函が大きく移動して
も、沈埋トンネル内に水が侵入する事故をより確実に防
止でき、沈埋トンネル工法の安全性を向上できるという
特有の作用効果を奏する。
【図1】同図(a) は、この発明の沈埋トンネルの接続構
造の一実施例を示す横断平面図、同図(b) は上記実施例
の接続構造を構成する、2本の凸条が設けられた沈埋函
の端面を示す斜視図である。
造の一実施例を示す横断平面図、同図(b) は上記実施例
の接続構造を構成する、2本の凸条が設けられた沈埋函
の端面を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例において使用されるゴムガスケッ
トの部分切り欠き斜視図である。
トの部分切り欠き斜視図である。
【図3】同図(a) はこの発明の他の沈埋トンネルの接続
構造の一実施例を示す横断平面図、同図(b) は上記実施
例の接続構造を構成する、凹部が設けられた沈埋函の端
面を示す斜視図である。
構造の一実施例を示す横断平面図、同図(b) は上記実施
例の接続構造を構成する、凹部が設けられた沈埋函の端
面を示す斜視図である。
【図4】同図(a) はこの発明のさらに他の沈埋トンネル
の接続構造の一実施例を示す横断平面図、同図(b) は上
記実施例の接続構造を構成する、粗面化された沈埋函の
端面を示す斜視図である。
の接続構造の一実施例を示す横断平面図、同図(b) は上
記実施例の接続構造を構成する、粗面化された沈埋函の
端面を示す斜視図である。
【図5】従来の沈埋トンネルの接続構造において、ゴム
ガスケットが横倒れした状態を示す横断平面図である。
ガスケットが横倒れした状態を示す横断平面図である。
1 沈埋函 10 端面 10a 凹部 2 ゴムガスケット 22 先端部 3 凸条 4 粗面化層
Claims (3)
- 【請求項1】隣接する沈埋函間を、一方の沈埋函の端面
に取付けられたゴムガスケットを挟んでシールして接続
する沈埋トンネルの接続構造において、他方の沈埋函の
端面の、ゴムガスケットの先端部が当接する部分に、当
該先端部を左右から挟んで保持する2本の凸条が設けら
れていることを特徴とする沈埋トンネルの接続構造。 - 【請求項2】隣接する沈埋函間を、一方の沈埋函の端面
に取付けられたゴムガスケットを挟んでシールして接続
する沈埋トンネルの接続構造において、他方の沈埋函の
端面の、ゴムガスケットの先端部が当接する部分に、当
該先端部を受容して保持する凹部が設けられていること
を特徴とする沈埋トンネルの接続構造。 - 【請求項3】隣接する沈埋函間を、一方の沈埋函の端面
に取付けられたゴムガスケットを挟んでシールして接続
する沈埋トンネルの接続構造において、他方の沈埋函の
端面の、ゴムガスケットの先端部が当接する部分が、当
該先端部との摩擦抵抗を大きくすべく、粗面化されてい
ることを特徴とする沈埋トンネルの接続構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6097540A JP2911745B2 (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 沈埋トンネルの接続構造 |
| JP10353347A JPH11236714A (ja) | 1994-05-11 | 1998-12-11 | 沈埋トンネルの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6097540A JP2911745B2 (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 沈埋トンネルの接続構造 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10353347A Division JPH11236714A (ja) | 1994-05-11 | 1998-12-11 | 沈埋トンネルの接続構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07305366A true JPH07305366A (ja) | 1995-11-21 |
| JP2911745B2 JP2911745B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=14195082
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6097540A Expired - Fee Related JP2911745B2 (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 沈埋トンネルの接続構造 |
| JP10353347A Pending JPH11236714A (ja) | 1994-05-11 | 1998-12-11 | 沈埋トンネルの接続構造 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10353347A Pending JPH11236714A (ja) | 1994-05-11 | 1998-12-11 | 沈埋トンネルの接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JP2911745B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107190777A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-22 | 中交航局第二工程有限公司 | 沉管隧道最终接头对接系统及对接方法 |
| CN107620321A (zh) * | 2017-08-30 | 2018-01-23 | 中交公路规划设计院有限公司 | 一种三明治沉管接头及其生产方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103526776B (zh) * | 2013-10-15 | 2016-01-20 | 株洲时代新材料科技股份有限公司 | 面向沉管隧道用橡胶止水带硬度分层方法及其橡胶止水带 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4822084U (ja) * | 1971-07-23 | 1973-03-13 | ||
| JPS52107431U (ja) * | 1976-02-13 | 1977-08-16 |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP6097540A patent/JP2911745B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-12-11 JP JP10353347A patent/JPH11236714A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4822084U (ja) * | 1971-07-23 | 1973-03-13 | ||
| JPS52107431U (ja) * | 1976-02-13 | 1977-08-16 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107190777A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-22 | 中交航局第二工程有限公司 | 沉管隧道最终接头对接系统及对接方法 |
| CN107190777B (zh) * | 2017-06-30 | 2020-04-24 | 中交一航局第二工程有限公司 | 沉管隧道最终接头对接系统及对接方法 |
| CN107620321A (zh) * | 2017-08-30 | 2018-01-23 | 中交公路规划设计院有限公司 | 一种三明治沉管接头及其生产方法 |
| CN107620321B (zh) * | 2017-08-30 | 2020-08-25 | 中交公路规划设计院有限公司 | 一种三明治沉管接头的生产方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11236714A (ja) | 1999-08-31 |
| JP2911745B2 (ja) | 1999-06-23 |
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