JPH07305735A - ブレーキ装置 - Google Patents
ブレーキ装置Info
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- JPH07305735A JPH07305735A JP6097486A JP9748694A JPH07305735A JP H07305735 A JPH07305735 A JP H07305735A JP 6097486 A JP6097486 A JP 6097486A JP 9748694 A JP9748694 A JP 9748694A JP H07305735 A JPH07305735 A JP H07305735A
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- braking
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Links
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】回転部材1aと固定部材7にそれぞれ互いに対
向する制動面6,8を形成して少なくとも一方を円錐状
とし、これら制動面を互いに近接する方向に付勢すると
ともにこれらの間に球体9を介在させ、また案内部材1
0の案内溝11によってこの球体9を径方向に案内し
た。 【効果】制動面6,8の間で挟圧された球体9の転動抵
抗によって制動が与えられ、また遠心力によってこの球
体9が径方向に移動し、速度の変化に対応して制動力を
自動的に制御できる。
向する制動面6,8を形成して少なくとも一方を円錐状
とし、これら制動面を互いに近接する方向に付勢すると
ともにこれらの間に球体9を介在させ、また案内部材1
0の案内溝11によってこの球体9を径方向に案内し
た。 【効果】制動面6,8の間で挟圧された球体9の転動抵
抗によって制動が与えられ、また遠心力によってこの球
体9が径方向に移動し、速度の変化に対応して制動力を
自動的に制御できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取リール等の回転速
度を自動的に制御することができるブレーキ装置に関す
るものである。さらに特定すれば、本発明は回転速度の
変化に対応して制動トルクが自動的に変化し、回転速度
を自動的に制御するとともに、構造が簡単で信頼性が高
く、また小形化が容易であるとともにコストも低いブレ
ーキ装置を提供するものである。
度を自動的に制御することができるブレーキ装置に関す
るものである。さらに特定すれば、本発明は回転速度の
変化に対応して制動トルクが自動的に変化し、回転速度
を自動的に制御するとともに、構造が簡単で信頼性が高
く、また小形化が容易であるとともにコストも低いブレ
ーキ装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転速度を制限するブレーキ
装置には各種の形式のものがあるが、大別すると流体の
粘性によって制動力を与えるものと、摩擦力によって制
動力を与えるものがある。しかし、これらのものは、構
造が複雑で小形化することが困難であるとともに、製造
のコストが高いものであった。また、これら従来のブレ
ーキ装置は、回転速度と制動トルクとが一定の関係を有
しており、よって駆動トルクが変化すると制動トルクが
この駆動トルクと釣り合うまで回転速度が比較的大幅に
変化する特性を有している。このため、駆動トルクが変
動しても一定の回転速度を維持するような特性のブレー
キ装置を構成することは困難であった。このため、従来
のブレーキ装置では、その使用範囲が限定され、各種の
装置、機器においてブレーキ装置が必要とされるにもか
かわらず、これらの装置、機器に組み込むことが困難で
あった。
装置には各種の形式のものがあるが、大別すると流体の
粘性によって制動力を与えるものと、摩擦力によって制
動力を与えるものがある。しかし、これらのものは、構
造が複雑で小形化することが困難であるとともに、製造
のコストが高いものであった。また、これら従来のブレ
ーキ装置は、回転速度と制動トルクとが一定の関係を有
しており、よって駆動トルクが変化すると制動トルクが
この駆動トルクと釣り合うまで回転速度が比較的大幅に
変化する特性を有している。このため、駆動トルクが変
動しても一定の回転速度を維持するような特性のブレー
キ装置を構成することは困難であった。このため、従来
のブレーキ装置では、その使用範囲が限定され、各種の
装置、機器においてブレーキ装置が必要とされるにもか
かわらず、これらの装置、機器に組み込むことが困難で
あった。
【0003】たとえば、電気掃除機等の電気器具のコー
ド巻取リールは、ぜんまいばね等によってコードを巻き
取る方向に付勢されており、引き出されたコードを自動
的に巻き取るように構成されている。ところで、このぜ
んまいばねの駆動トルクによってコードが巻取られる際
に、このコードの巻取速度が徐々に早くなり、このコー
ドの先端部に取り付けられているプラグが機器の巻取口
に衝突して損傷する可能性があった。また、コードが急
速に巻き込まれる際にコードの先端部が大きく振られ、
先端のプラグが家具等に衝突して損傷させてしまうこと
があった。
ド巻取リールは、ぜんまいばね等によってコードを巻き
取る方向に付勢されており、引き出されたコードを自動
的に巻き取るように構成されている。ところで、このぜ
んまいばねの駆動トルクによってコードが巻取られる際
に、このコードの巻取速度が徐々に早くなり、このコー
ドの先端部に取り付けられているプラグが機器の巻取口
に衝突して損傷する可能性があった。また、コードが急
速に巻き込まれる際にコードの先端部が大きく振られ、
先端のプラグが家具等に衝突して損傷させてしまうこと
があった。
【0004】また、一般にこのコード巻取リールを付勢
するぜんまいばねの駆動トルクは、このコードの巻き込
みの際の抵抗に対応して適宜に設定され、所定の速度で
このコードが巻き込まれるようにしてあるが、このコー
ドの剛性は温度等によって変化するため、夏季と冬季と
ではコードの巻取速度に大きな差が生じる等の不具合が
あった。
するぜんまいばねの駆動トルクは、このコードの巻き込
みの際の抵抗に対応して適宜に設定され、所定の速度で
このコードが巻き込まれるようにしてあるが、このコー
ドの剛性は温度等によって変化するため、夏季と冬季と
ではコードの巻取速度に大きな差が生じる等の不具合が
あった。
【0005】このような不具合を防止するには、このコ
ード巻取装置にブレーキ装置を組み込み、コードの巻取
速度を一定に維持することが好ましいが、従来のブレー
キ装置では前述のようにその特性、小形化、コスト等の
理由からその実現が困難であった。
ード巻取装置にブレーキ装置を組み込み、コードの巻取
速度を一定に維持することが好ましいが、従来のブレー
キ装置では前述のようにその特性、小形化、コスト等の
理由からその実現が困難であった。
【0006】また、自動車等の安全ベルト装置のベルト
巻取リールもぜんまいばね等によって巻取方向に付勢さ
れており、ベルト装着時にこのベルトが搭乗者の身体に
密着して緩みを生じないようにするとともに、ベルトを
解放した際にこのベルトを自動的に巻き取るように構成
されている。しかし、このベルトの巻取を確実にするた
めに、このベルト巻取リールを付勢するぜんまいばね等
の駆動トルクをある程度大きくしなければならず、この
ため、ベルト装着時におけるベルトの締め付け力が大き
く、長時間の装着では搭乗者に圧迫感を与える不具合が
生じる。このような不具合を防止するために、この安全
ベルト装置にはテンション・リデューサと称する装置が
内蔵されている。このテンション・リデューサは、ベル
ト巻取リールに連結されるリール軸と、このリール軸に
対して回転自在な回転体を備えている。そして、このリ
ール軸と回転体の間には、駆動トルクの小さなぜんまい
ばね等の小ばねが設けられ、またこの回転体とハウジン
グ等の固定側の部材との間には駆動トルクの大きいぜん
まいばね等の大ばねが設けられている。このような装置
では、ベルトを引き出した場合に、最初にまず小ばねが
ある程度まで巻き締められた後に大ばねが巻き締められ
る。そして、このベルトが巻き戻される際には、この大
ばねの駆動トルクによって確実かつ迅速に巻き戻され
る。また、このベルトが装着された場合には、このベル
トのバックルと嵌合するバックル受内に内蔵されたリミ
ットスイッチ等が作動し、ソレノイド等によって上記の
回転体が回転不能に固定される。したがって、このベル
トのバックルを嵌合した後は、上記の小ばねの駆動トル
クによってこのベルトが搭乗者の身体に密着するまで巻
き戻される。この小ばねの駆動トルクは小さく設定され
ているので、搭乗者に密着したベルトの張力は小さくな
り、圧迫感が生じることがない。
巻取リールもぜんまいばね等によって巻取方向に付勢さ
れており、ベルト装着時にこのベルトが搭乗者の身体に
密着して緩みを生じないようにするとともに、ベルトを
解放した際にこのベルトを自動的に巻き取るように構成
されている。しかし、このベルトの巻取を確実にするた
めに、このベルト巻取リールを付勢するぜんまいばね等
の駆動トルクをある程度大きくしなければならず、この
ため、ベルト装着時におけるベルトの締め付け力が大き
く、長時間の装着では搭乗者に圧迫感を与える不具合が
生じる。このような不具合を防止するために、この安全
ベルト装置にはテンション・リデューサと称する装置が
内蔵されている。このテンション・リデューサは、ベル
ト巻取リールに連結されるリール軸と、このリール軸に
対して回転自在な回転体を備えている。そして、このリ
ール軸と回転体の間には、駆動トルクの小さなぜんまい
ばね等の小ばねが設けられ、またこの回転体とハウジン
グ等の固定側の部材との間には駆動トルクの大きいぜん
まいばね等の大ばねが設けられている。このような装置
では、ベルトを引き出した場合に、最初にまず小ばねが
ある程度まで巻き締められた後に大ばねが巻き締められ
る。そして、このベルトが巻き戻される際には、この大
ばねの駆動トルクによって確実かつ迅速に巻き戻され
る。また、このベルトが装着された場合には、このベル
トのバックルと嵌合するバックル受内に内蔵されたリミ
ットスイッチ等が作動し、ソレノイド等によって上記の
回転体が回転不能に固定される。したがって、このベル
トのバックルを嵌合した後は、上記の小ばねの駆動トル
クによってこのベルトが搭乗者の身体に密着するまで巻
き戻される。この小ばねの駆動トルクは小さく設定され
ているので、搭乗者に密着したベルトの張力は小さくな
り、圧迫感が生じることがない。
【0007】ところで、このようなテンション・リデュ
ーサにおいて、上記のベルトの装着を解除する際には、
このベルトのバックルが外され、上記の回転体の固定が
解放される。この際、この回転体は大ばねの駆動トルク
によって巻き戻し方向に空転し、小ばねを巻き締め、こ
の小ばねの駆動トルクと大ばねの駆動トルクが釣り合う
まで回転する。この作動は瞬間的であるため、この回転
体の慣性力等により、この大ばねと小ばねとの駆動トル
クが釣り合った状態からさらにこの回転体が回転し、こ
の小ばねが一杯に巻き締められ、この小ばねに瞬間的に
過度の荷重が作用する。このため、この小ばねの寿命が
短くなる不具合があった。このような不具合を防止する
には、この回転体の解放の際の瞬間的な空転の速度を減
速するブレーキ装置が必要である。しかし、従来のブレ
ーキ装置は、このような回転体の瞬間的な空転を制動す
ることは困難であるとともに、構造が複雑でかつ小形化
が困難であり、またコストも高いので、このようなテン
ション・レデューサに内蔵させるのは困難であった。
ーサにおいて、上記のベルトの装着を解除する際には、
このベルトのバックルが外され、上記の回転体の固定が
解放される。この際、この回転体は大ばねの駆動トルク
によって巻き戻し方向に空転し、小ばねを巻き締め、こ
の小ばねの駆動トルクと大ばねの駆動トルクが釣り合う
まで回転する。この作動は瞬間的であるため、この回転
体の慣性力等により、この大ばねと小ばねとの駆動トル
クが釣り合った状態からさらにこの回転体が回転し、こ
の小ばねが一杯に巻き締められ、この小ばねに瞬間的に
過度の荷重が作用する。このため、この小ばねの寿命が
短くなる不具合があった。このような不具合を防止する
には、この回転体の解放の際の瞬間的な空転の速度を減
速するブレーキ装置が必要である。しかし、従来のブレ
ーキ装置は、このような回転体の瞬間的な空転を制動す
ることは困難であるとともに、構造が複雑でかつ小形化
が困難であり、またコストも高いので、このようなテン
ション・レデューサに内蔵させるのは困難であった。
【0008】また、各種の避難用機器においても、信頼
性の高いブレーキ装置を必要とする。たとえば、高層マ
ンション等の避難梯子では、各階のベランダに避難梯子
を折り畳み状態で設置しておき、緊急時にはこの避難梯
子を重力によって下の階のベランダまで伸展させるもの
がある。この避難梯子にブレーキ装置を内蔵させておけ
ば、この避難梯子を重力によって伸展させる際に、その
伸展速度を制限することができる。しかし、従来のブレ
ーキ装置では、その特性、信頼性、コスト等の理由で、
この避難装置用のブレーキ機構として満足すべきもので
はなかった。
性の高いブレーキ装置を必要とする。たとえば、高層マ
ンション等の避難梯子では、各階のベランダに避難梯子
を折り畳み状態で設置しておき、緊急時にはこの避難梯
子を重力によって下の階のベランダまで伸展させるもの
がある。この避難梯子にブレーキ装置を内蔵させておけ
ば、この避難梯子を重力によって伸展させる際に、その
伸展速度を制限することができる。しかし、従来のブレ
ーキ装置では、その特性、信頼性、コスト等の理由で、
この避難装置用のブレーキ機構として満足すべきもので
はなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、回転速度と制動トルクとの関
係を任意に設定することができ、回転速度を任意に制御
することができるとともに、構造が簡単で信頼性が高
く、また小形化が容易であり、また製造コストを低減さ
せることができるブレーキ装置を提供するものである。
基づいてなされたもので、回転速度と制動トルクとの関
係を任意に設定することができ、回転速度を任意に制御
することができるとともに、構造が簡単で信頼性が高
く、また小形化が容易であり、また製造コストを低減さ
せることができるブレーキ装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転側の部材
に連結されて回転する回転部材と、固定側の部材に連結
された固定部材とを設け、これらの回転部材と固定部材
に互いに対向する制動面が形成されている。これらの回
転部材および固定部材の少なくとも一方はそれらの制動
面が互いに近接するように付勢されており、またこれら
の制動面の少なくとも一方は円錐形に形成され、これら
の制動面の間に形成される間隙は回転軸線に対して径方
向外側にゆくにしたがって狭くなるように構成されてい
る。そして、これら制動面の間には、球体が転動自在に
介在されている。また、これら制動面の間に介在された
板状の案内部材に上記の球体を案内するための径方向ま
たは径方向に対して傾斜した案内溝が形成されている。
に連結されて回転する回転部材と、固定側の部材に連結
された固定部材とを設け、これらの回転部材と固定部材
に互いに対向する制動面が形成されている。これらの回
転部材および固定部材の少なくとも一方はそれらの制動
面が互いに近接するように付勢されており、またこれら
の制動面の少なくとも一方は円錐形に形成され、これら
の制動面の間に形成される間隙は回転軸線に対して径方
向外側にゆくにしたがって狭くなるように構成されてい
る。そして、これら制動面の間には、球体が転動自在に
介在されている。また、これら制動面の間に介在された
板状の案内部材に上記の球体を案内するための径方向ま
たは径方向に対して傾斜した案内溝が形成されている。
【0011】
【作用】上記の回転部材が回転すると、上記の制動面の
間に介在されている球体が転動する。この球体は、遠心
力によって上記の案内溝に案内されて径方向外側に移動
し、この球体の転動抵抗および上記の案内溝との摩擦抵
抗によって制動トルクが生じる。これらの制動面の間の
間隙は、径方向外側にゆくに従って狭くなるように形成
されているので、この球体が径方向外側に移動するに従
ってこれらの制動面の間の間隙を押し広げ、これによっ
て制動面によってこの球体を挟圧する付勢力は大きくな
り、この球体の転動抵抗や、上記の案内溝との間の摩擦
力が大きくなる。したがって、回転速度が早くなる程、
この制動トルクが大きくなる。この回転速度に対する制
動トルクの特性は、上記の円錐形の制動面のテーパ角
や、上記の案内溝の角度等によって任意に設定すること
ができる。したがって、回転速度を確実に制御すること
ができる。
間に介在されている球体が転動する。この球体は、遠心
力によって上記の案内溝に案内されて径方向外側に移動
し、この球体の転動抵抗および上記の案内溝との摩擦抵
抗によって制動トルクが生じる。これらの制動面の間の
間隙は、径方向外側にゆくに従って狭くなるように形成
されているので、この球体が径方向外側に移動するに従
ってこれらの制動面の間の間隙を押し広げ、これによっ
て制動面によってこの球体を挟圧する付勢力は大きくな
り、この球体の転動抵抗や、上記の案内溝との間の摩擦
力が大きくなる。したがって、回転速度が早くなる程、
この制動トルクが大きくなる。この回転速度に対する制
動トルクの特性は、上記の円錐形の制動面のテーパ角
や、上記の案内溝の角度等によって任意に設定すること
ができる。したがって、回転速度を確実に制御すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1および図2には本発明の第1の実施例を示し、
このものは本発明のブレーキ装置を掃除機等の電気器具
のコード巻取装置に適用したものである。
る。図1および図2には本発明の第1の実施例を示し、
このものは本発明のブレーキ装置を掃除機等の電気器具
のコード巻取装置に適用したものである。
【0013】図中の1はこのコード巻取装置のコード巻
取リールであって、電線コード2が巻き取られるように
構成されている。このコード巻取リール1は、合成樹脂
材料で形成され、一対のリール半部1a,1bを螺子、
接着等によって接合し、ボビン状に形成したものであ
る。また、これらのリール半部1a,1bには、固定軸
4a,4bがベアリング5a,5bによって回転自在に
支承されている。この実施例では、この固定軸5a,5
bが掃除機のハウジング側の固定側の部材に取り付けら
れ、このコード巻取リール1はこの固定軸4a,4bの
中心軸線を回転軸線として回転する。また、このコード
巻取リール1の側面にはぜんまいばね12等のスプリン
グが設けられ、このコード巻取リール1を上記のコード
2を巻き取る方向に付勢している。
取リールであって、電線コード2が巻き取られるように
構成されている。このコード巻取リール1は、合成樹脂
材料で形成され、一対のリール半部1a,1bを螺子、
接着等によって接合し、ボビン状に形成したものであ
る。また、これらのリール半部1a,1bには、固定軸
4a,4bがベアリング5a,5bによって回転自在に
支承されている。この実施例では、この固定軸5a,5
bが掃除機のハウジング側の固定側の部材に取り付けら
れ、このコード巻取リール1はこの固定軸4a,4bの
中心軸線を回転軸線として回転する。また、このコード
巻取リール1の側面にはぜんまいばね12等のスプリン
グが設けられ、このコード巻取リール1を上記のコード
2を巻き取る方向に付勢している。
【0014】上記のリール半部1a,1bの中央部の側
面にはそれぞれ円形の凹部が形成され、一方のリール半
部1aの凹部内には本発明のブレーキ装置が組み込ま
れ、また他方のリール半部1bの凹部内には、上記のコ
ード2と掃除機本体側との電気的な接続をなすためのス
リップリング機構3等が組み込まれている。
面にはそれぞれ円形の凹部が形成され、一方のリール半
部1aの凹部内には本発明のブレーキ装置が組み込ま
れ、また他方のリール半部1bの凹部内には、上記のコ
ード2と掃除機本体側との電気的な接続をなすためのス
リップリング機構3等が組み込まれている。
【0015】そして、このブレーキ装置は以下のように
構成されている。上記の如く、この実施例では固定軸4
a,4bが固定され、コード巻取リール1が回転するも
のであって、上記のリール半部1aがこのブレーキ装置
の回転部材を兼用している。そして、このリール半部1
aの凹部の底面は、制動面6として形成され、この制動
面6は平面状をなし、このコード巻取リール1の回転軸
線と垂直である。
構成されている。上記の如く、この実施例では固定軸4
a,4bが固定され、コード巻取リール1が回転するも
のであって、上記のリール半部1aがこのブレーキ装置
の回転部材を兼用している。そして、このリール半部1
aの凹部の底面は、制動面6として形成され、この制動
面6は平面状をなし、このコード巻取リール1の回転軸
線と垂直である。
【0016】また、上記の固定軸4aには、円板状の固
定部材7が取り付けられている。この固定部材7の側面
は上記のリール半部1aの制動面6と対向した制動面8
に形成されている。この制動面8は、頂角の大きい円錐
面を形成しており、したがってこれら制動面6,8の間
に形成される間隙は、径方向の外側にゆくに従って狭く
なるように構成されている。
定部材7が取り付けられている。この固定部材7の側面
は上記のリール半部1aの制動面6と対向した制動面8
に形成されている。この制動面8は、頂角の大きい円錐
面を形成しており、したがってこれら制動面6,8の間
に形成される間隙は、径方向の外側にゆくに従って狭く
なるように構成されている。
【0017】また、上記の固定部材7は、合成樹脂材料
等の弾性材料で形成され、中央部が上記の固定軸4aに
取り付けられているとともに、その周辺部は自由状態に
なっている。したがって、この固定部材7は、その制動
面8がリール半部1aの制動面6から離れる方向に変形
された場合には、自身の弾性力によって制動面8を制動
面6に近接させるように付勢する。
等の弾性材料で形成され、中央部が上記の固定軸4aに
取り付けられているとともに、その周辺部は自由状態に
なっている。したがって、この固定部材7は、その制動
面8がリール半部1aの制動面6から離れる方向に変形
された場合には、自身の弾性力によって制動面8を制動
面6に近接させるように付勢する。
【0018】また、これらの制動面6,8の間の間隙内
には、複数たとえば6個の鋼球等の球体9が介在されて
いる。なお、この実施例では、上記の制動面6,8の間
の間隙は、中央部ではその幅がこの球体9の直径よりわ
ずかに大きく、また周辺部ではその幅はこの球体9の直
径より小さく設定されている。したがって、この球体9
が中心部に位置している場合には、この球体9は遊転状
態であり、またこの球体9が周辺部に移動した場合には
この間隙を押し広げ、上記の固定部材7を弾性変形させ
るように構成されている。
には、複数たとえば6個の鋼球等の球体9が介在されて
いる。なお、この実施例では、上記の制動面6,8の間
の間隙は、中央部ではその幅がこの球体9の直径よりわ
ずかに大きく、また周辺部ではその幅はこの球体9の直
径より小さく設定されている。したがって、この球体9
が中心部に位置している場合には、この球体9は遊転状
態であり、またこの球体9が周辺部に移動した場合には
この間隙を押し広げ、上記の固定部材7を弾性変形させ
るように構成されている。
【0019】また、上記の制動面6,8の間の間隙内に
は、円板状の案内部材10が回転自在に介在されてい
る。この案内部材10は、合成樹脂材料から形成され、
図2に示すように球体9にそれぞれ対応したスリット状
の6個の案内溝11が形成されている。そして、上記の
各球体9は、それぞれこれら案内溝11内に回転および
移動自在に案内されている。また、これらの案内溝11
は、径方向に対して約60°傾斜した方向に沿って形成
されている。なお、図2中、このコード巻取リール1の
コード巻取方向を矢印Aで示す。
は、円板状の案内部材10が回転自在に介在されてい
る。この案内部材10は、合成樹脂材料から形成され、
図2に示すように球体9にそれぞれ対応したスリット状
の6個の案内溝11が形成されている。そして、上記の
各球体9は、それぞれこれら案内溝11内に回転および
移動自在に案内されている。また、これらの案内溝11
は、径方向に対して約60°傾斜した方向に沿って形成
されている。なお、図2中、このコード巻取リール1の
コード巻取方向を矢印Aで示す。
【0020】次に、上記の第1の実施例の作動を説明す
る。上記のコード2を引き出して任意の位置で停止する
と、図示しない通常のラチェット機構が作用し、このコ
ード巻取リール1を固定する。また、この引き出したコ
ード2を収納する場合には、上記のラチエット機構の係
合を解除すると、このコード巻取リール1は上記のぜん
まいばね12の駆動トルクによって回転し、このコード
2を巻き取る。
る。上記のコード2を引き出して任意の位置で停止する
と、図示しない通常のラチェット機構が作用し、このコ
ード巻取リール1を固定する。また、この引き出したコ
ード2を収納する場合には、上記のラチエット機構の係
合を解除すると、このコード巻取リール1は上記のぜん
まいばね12の駆動トルクによって回転し、このコード
2を巻き取る。
【0021】このコード2の巻取の際に、このコード巻
取リール1が回転を始めると、上記の球体9が制動面
6,8の間で転動し、円周方向に移動し、また上記の案
内部材10はこれら球体9とともに回転する。したがっ
て、これら球体9は、その遠心力によって径方向外側に
移動し、これら制動面6,8の間に挟圧される。この場
合に、上記の固定部材7が弾性変形し、その弾性力によ
ってこの球体9を所定の圧力で挟圧する。よって、この
球体9がこれら転動面6,8の間を転動する際の転動抵
抗、および案内部材10の案内溝11の内面との間の摩
擦抵抗によって、このコード巻取リール1に所定の制動
トルクが与えられる。この制動トルクは、前記の如く中
央部に位置してほぼ遊転状態であった球体9がこれら制
動面6,8の間に噛み込まれた状態になると急激に大き
くなる。そして、この実施例では、この球体9が制動面
6,8の間に挟圧された状態での制動トルクと、このコ
ード巻取リール1を付勢するぜんまいばね12の駆動ト
ルクとが釣り合うように設定されている。したがって、
このコード巻取リール1はこの状態で一定の速度で回転
し、コード2を一定の速度で巻き取る。
取リール1が回転を始めると、上記の球体9が制動面
6,8の間で転動し、円周方向に移動し、また上記の案
内部材10はこれら球体9とともに回転する。したがっ
て、これら球体9は、その遠心力によって径方向外側に
移動し、これら制動面6,8の間に挟圧される。この場
合に、上記の固定部材7が弾性変形し、その弾性力によ
ってこの球体9を所定の圧力で挟圧する。よって、この
球体9がこれら転動面6,8の間を転動する際の転動抵
抗、および案内部材10の案内溝11の内面との間の摩
擦抵抗によって、このコード巻取リール1に所定の制動
トルクが与えられる。この制動トルクは、前記の如く中
央部に位置してほぼ遊転状態であった球体9がこれら制
動面6,8の間に噛み込まれた状態になると急激に大き
くなる。そして、この実施例では、この球体9が制動面
6,8の間に挟圧された状態での制動トルクと、このコ
ード巻取リール1を付勢するぜんまいばね12の駆動ト
ルクとが釣り合うように設定されている。したがって、
このコード巻取リール1はこの状態で一定の速度で回転
し、コード2を一定の速度で巻き取る。
【0022】この場合に、上記のぜんまいばね12の巻
き締め量や、コード2の堅さの変化等により、このコー
ド巻取リール1の駆動トルクが変化するが、このブレー
キ装置によれば、この駆動トルクが変動した場合でもほ
ぼ一定の速度でコード2を巻き取るように制御すること
ができる。すなわち、この実施例では、上記の固定部材
7の制動面8のテーパ角度を比較的大きくしてある。し
たがって、回転速度すなわち遠心力のわずかな変動によ
って、たとえば球体9がわずかに外側に移動しても、固
定部材7の変形量が大きく、これら制動面6,8の間で
この球体9を挟圧する付勢力が大きくなり、この球体9
の転動の抵抗が急激に大きくなる。また、この球体9が
わずかに内側に移動した場合には、この球体9を挟圧す
る付勢力が急激に小さくなり、その転動抵抗も急激に小
さくなる。また、図2に示すように、上記の案内溝11
が巻き戻しの際の回転方向側に傾斜しているので、これ
ら球体9の周方向の転動速度が早くなると、この案内溝
11によってこれら球体9がより外側に移動するように
付勢され、また逆にこれら球体9の周方向の転動速度が
遅くなると、この球体9はより内側に移動するように案
内される。したがって、上記のコード巻取リール1に作
用する駆動トルクが変動して巻取速度がわずかでも変動
すると、このわずかの速度変動に対して制動トルクが大
きく変化する。したがって、このコード巻取リール1の
回転速度の変化はわずかであり、実質的にほぼ一定の速
度でコード2を巻き取ることが可能である。
き締め量や、コード2の堅さの変化等により、このコー
ド巻取リール1の駆動トルクが変化するが、このブレー
キ装置によれば、この駆動トルクが変動した場合でもほ
ぼ一定の速度でコード2を巻き取るように制御すること
ができる。すなわち、この実施例では、上記の固定部材
7の制動面8のテーパ角度を比較的大きくしてある。し
たがって、回転速度すなわち遠心力のわずかな変動によ
って、たとえば球体9がわずかに外側に移動しても、固
定部材7の変形量が大きく、これら制動面6,8の間で
この球体9を挟圧する付勢力が大きくなり、この球体9
の転動の抵抗が急激に大きくなる。また、この球体9が
わずかに内側に移動した場合には、この球体9を挟圧す
る付勢力が急激に小さくなり、その転動抵抗も急激に小
さくなる。また、図2に示すように、上記の案内溝11
が巻き戻しの際の回転方向側に傾斜しているので、これ
ら球体9の周方向の転動速度が早くなると、この案内溝
11によってこれら球体9がより外側に移動するように
付勢され、また逆にこれら球体9の周方向の転動速度が
遅くなると、この球体9はより内側に移動するように案
内される。したがって、上記のコード巻取リール1に作
用する駆動トルクが変動して巻取速度がわずかでも変動
すると、このわずかの速度変動に対して制動トルクが大
きく変化する。したがって、このコード巻取リール1の
回転速度の変化はわずかであり、実質的にほぼ一定の速
度でコード2を巻き取ることが可能である。
【0023】また、図2に示すように、上記の案内溝1
1はコードの巻き戻しの際の回転方向側に傾斜している
ので、このコード2を引き出す場合には、このコード巻
取リール1が図2の矢印A方向と逆の方向に回転し、球
体9はこれら案内溝11によって中心側に移動されてほ
ぼ遊転状態になるので、このコード2の引き出しの際に
は、このブレーキ装置は制動トルクが実質的に零であ
り、このコード2を軽く引き出すことができる。また、
このブレーキ装置は、球体9が転動面6,8の間で転動
し、またこれら制動面6,8は弾性的に近接する方向に
付勢されているだけであるから、この球体9が外側一杯
に移動しても制動トルクが無限大になること、すなわち
このブレーキ装置が引っ掛かって回転不能になることが
ない利点がある。
1はコードの巻き戻しの際の回転方向側に傾斜している
ので、このコード2を引き出す場合には、このコード巻
取リール1が図2の矢印A方向と逆の方向に回転し、球
体9はこれら案内溝11によって中心側に移動されてほ
ぼ遊転状態になるので、このコード2の引き出しの際に
は、このブレーキ装置は制動トルクが実質的に零であ
り、このコード2を軽く引き出すことができる。また、
このブレーキ装置は、球体9が転動面6,8の間で転動
し、またこれら制動面6,8は弾性的に近接する方向に
付勢されているだけであるから、この球体9が外側一杯
に移動しても制動トルクが無限大になること、すなわち
このブレーキ装置が引っ掛かって回転不能になることが
ない利点がある。
【0024】なお、上記の特性は、上記の制動面のテー
パ角度、制動面の付勢力、案内溝の角度等により任意に
設定することが可能である。また、上記の実施例では案
内溝を直線状にしたが、この案内溝を曲線状に形成する
ことによりさらに別の特性を与えることができる。した
がって、このブレーキ装置の使用目的に対応させてこれ
らを適宜設定することにより、あらゆる条件に対応した
特性を与えることができる。
パ角度、制動面の付勢力、案内溝の角度等により任意に
設定することが可能である。また、上記の実施例では案
内溝を直線状にしたが、この案内溝を曲線状に形成する
ことによりさらに別の特性を与えることができる。した
がって、このブレーキ装置の使用目的に対応させてこれ
らを適宜設定することにより、あらゆる条件に対応した
特性を与えることができる。
【0025】また、図3にはこのブレーキ装置を車両等
の安全ベルト装置のテンション・リデューサに組み込ん
だ第2の実施例を示す。このテンション・リデューサ2
0は、ハウジング21を有しており、また22はベルト
巻取リールに連結されるリール軸である。このリール軸
22に回転自在に回転体23が設けられている。そし
て、このリール軸22と回転体23との間には駆動トル
クの小さいぜんまいばね等の小ばね24が設けられ、ま
たこの回転体23とハウジング21との間には、駆動ト
ルクの大きいぜんまいばね等の大ばね25が設けられて
いる。したがって、安全ベルトを引き出すと、ベルト巻
取リールおよびリール軸22がベルトの引き出し方向に
回転し、最初に小ばね24が巻き締められ、この小ばね
24がある程度巻き締められてその駆動トルクが大ばね
25の駆動トルクと等しくなると、この回転体23がこ
のリール軸と一緒に回転して大ばね25が巻き締められ
る。そして、ベルトのバックルをバックル受に嵌合して
ベルトを装着すると、このバックル受内に設けられたリ
ミットスイッチが作動し、ソレノイドロック機構30が
作動して回転体23の外周に設けられたラチエット歯3
1に係合し、この回転体23がベルトの巻き戻し方向に
回転不能になる。したがって、この状態では、上記の大
ばね25はベルトに張力を与える作用を行わなくなる。
そして、この状態では、小ばね24の駆動トルクのみに
よって、リール軸22およびベルト巻取リールが巻き戻
し方向に付勢され、ベルトを巻き戻し、搭乗者の身体に
密着させる。この状態では、この小ばね24の小さい駆
動トルクのみによってベルトに張力が与えられているの
で、搭乗者の圧迫感が軽減される。また、ベルトの装着
を解除する際に、このベルトのバックルをバックル受か
ら解放すると、この回転体23の固定が解放され、この
回転体23はベルトの巻き込み方向に空転し、上記の小
ばね24を巻き締め、リール軸22およびベルト巻取リ
ールをベルト巻き込み方向に回転させてベルトを巻き取
る。
の安全ベルト装置のテンション・リデューサに組み込ん
だ第2の実施例を示す。このテンション・リデューサ2
0は、ハウジング21を有しており、また22はベルト
巻取リールに連結されるリール軸である。このリール軸
22に回転自在に回転体23が設けられている。そし
て、このリール軸22と回転体23との間には駆動トル
クの小さいぜんまいばね等の小ばね24が設けられ、ま
たこの回転体23とハウジング21との間には、駆動ト
ルクの大きいぜんまいばね等の大ばね25が設けられて
いる。したがって、安全ベルトを引き出すと、ベルト巻
取リールおよびリール軸22がベルトの引き出し方向に
回転し、最初に小ばね24が巻き締められ、この小ばね
24がある程度巻き締められてその駆動トルクが大ばね
25の駆動トルクと等しくなると、この回転体23がこ
のリール軸と一緒に回転して大ばね25が巻き締められ
る。そして、ベルトのバックルをバックル受に嵌合して
ベルトを装着すると、このバックル受内に設けられたリ
ミットスイッチが作動し、ソレノイドロック機構30が
作動して回転体23の外周に設けられたラチエット歯3
1に係合し、この回転体23がベルトの巻き戻し方向に
回転不能になる。したがって、この状態では、上記の大
ばね25はベルトに張力を与える作用を行わなくなる。
そして、この状態では、小ばね24の駆動トルクのみに
よって、リール軸22およびベルト巻取リールが巻き戻
し方向に付勢され、ベルトを巻き戻し、搭乗者の身体に
密着させる。この状態では、この小ばね24の小さい駆
動トルクのみによってベルトに張力が与えられているの
で、搭乗者の圧迫感が軽減される。また、ベルトの装着
を解除する際に、このベルトのバックルをバックル受か
ら解放すると、この回転体23の固定が解放され、この
回転体23はベルトの巻き込み方向に空転し、上記の小
ばね24を巻き締め、リール軸22およびベルト巻取リ
ールをベルト巻き込み方向に回転させてベルトを巻き取
る。
【0026】上記の作動の際に、回転体23が大ばね2
5の駆動トルクによって瞬間的に大きな速度で空転し、
慣性力によって小ばね24を過度に巻き締めることを防
止するために、上記の回転体23から突設された軸部2
6とハウジング21との間には本発明のブレーキ装置2
7が設けられている。このブレーキ装置27は、前述の
第1の実施例のブレーキ装置と基本的には同様の構成で
あるが、回転側の部材である回転体23の軸部26には
円板状の回転部材28が取り付けられ、この回転部材2
8自身の弾性力によって制動面6,8を互いに近接する
方向に付勢するように構成されている。また、この実施
例では、固定部材7の制動面8およびこの回転部材28
の制動面6の両方の制動面6,8が円錐状に形成されて
いる。なお、上記の点以外は、この第2の実施例のもの
は前記の第1の実施例のものと基本的に同様の構成であ
り、図3中、第1の実施例と対応する部分には同じ参照
符号を付し、その説明は省略する。
5の駆動トルクによって瞬間的に大きな速度で空転し、
慣性力によって小ばね24を過度に巻き締めることを防
止するために、上記の回転体23から突設された軸部2
6とハウジング21との間には本発明のブレーキ装置2
7が設けられている。このブレーキ装置27は、前述の
第1の実施例のブレーキ装置と基本的には同様の構成で
あるが、回転側の部材である回転体23の軸部26には
円板状の回転部材28が取り付けられ、この回転部材2
8自身の弾性力によって制動面6,8を互いに近接する
方向に付勢するように構成されている。また、この実施
例では、固定部材7の制動面8およびこの回転部材28
の制動面6の両方の制動面6,8が円錐状に形成されて
いる。なお、上記の点以外は、この第2の実施例のもの
は前記の第1の実施例のものと基本的に同様の構成であ
り、図3中、第1の実施例と対応する部分には同じ参照
符号を付し、その説明は省略する。
【0027】この実施例のものは、回転体23のロック
が解放された場合に、上記のブレーキ装置27によって
この回転体27の回転速度が制限され、この回転体23
が瞬間的に高速で回転するのを防止し、小ばね24が過
度に巻き締められるのを防止する。したがって、この小
ばね24の寿命を長くすることができる。なお、この実
施例においても、このブレーキ装置27は上述の如くそ
の特性を任意に設定することができ、また小形であるの
でこのようなテンション・リデューサ内に簡単に組み込
むことができる。なお、本発明のブレーキ装置27は、
ブレーキ作動する際には、質量の小さい球体9のみが移
動し、かつその移動ストロークも小さいので、制動作用
の応答がきわめて迅速であり、上記のように回転体23
の瞬間的な回転を制御する場合でも確実に作動すること
ができる。
が解放された場合に、上記のブレーキ装置27によって
この回転体27の回転速度が制限され、この回転体23
が瞬間的に高速で回転するのを防止し、小ばね24が過
度に巻き締められるのを防止する。したがって、この小
ばね24の寿命を長くすることができる。なお、この実
施例においても、このブレーキ装置27は上述の如くそ
の特性を任意に設定することができ、また小形であるの
でこのようなテンション・リデューサ内に簡単に組み込
むことができる。なお、本発明のブレーキ装置27は、
ブレーキ作動する際には、質量の小さい球体9のみが移
動し、かつその移動ストロークも小さいので、制動作用
の応答がきわめて迅速であり、上記のように回転体23
の瞬間的な回転を制御する場合でも確実に作動すること
ができる。
【0028】また、図4には本発明のブレーキ装置を避
難装置に使用した場合の第3の実施例を示す。図4に示
すものは、各種の避難装置に使用される巻き上げリール
装置である。この巻き上げリール装置40は、フレーム
41を備え、このフレーム41にはケーブルリール42
が回転自在に設けられている。そして、このケーブルリ
ール42には、ワイヤロープ等のケーブル43が巻回さ
れている。また、このフレーム41およびケーブルリー
ル42を貫通して巻き上げ軸44が設けられ、この巻き
上げ軸44はラチエット機構45を介してケーブルリー
ル42に連結されており、またこの巻き上げ軸44は巻
き上げハンドル等の巻き上げ機構に連結される。
難装置に使用した場合の第3の実施例を示す。図4に示
すものは、各種の避難装置に使用される巻き上げリール
装置である。この巻き上げリール装置40は、フレーム
41を備え、このフレーム41にはケーブルリール42
が回転自在に設けられている。そして、このケーブルリ
ール42には、ワイヤロープ等のケーブル43が巻回さ
れている。また、このフレーム41およびケーブルリー
ル42を貫通して巻き上げ軸44が設けられ、この巻き
上げ軸44はラチエット機構45を介してケーブルリー
ル42に連結されており、またこの巻き上げ軸44は巻
き上げハンドル等の巻き上げ機構に連結される。
【0029】このような巻き上げリール装置は、たとえ
ば高層マンションのベランダ等に設けられた折り畳み形
の避難梯子等に上記のケーブルを接続して使用される。
この避難梯子を折り畳み状態に引き上げる際には、上記
の巻き上げ軸44を巻き上げ方向に回転させると、ラチ
エット機構45を介してケーブルリール42が巻き上げ
方向に回転し、ケーブル43を巻き上げ、このケーブル
43の端部が接続されている避難梯子を折り畳み状態に
引き上げて収納し、巻き上げ軸44を固定する。そし
て、緊急時には、上記のラチエット機構45の係合を解
除すると、この巻き上げ軸44に対してケーブルリール
42が回転し、ケーブル43を巻き出して重力により避
難梯子を伸展させる。
ば高層マンションのベランダ等に設けられた折り畳み形
の避難梯子等に上記のケーブルを接続して使用される。
この避難梯子を折り畳み状態に引き上げる際には、上記
の巻き上げ軸44を巻き上げ方向に回転させると、ラチ
エット機構45を介してケーブルリール42が巻き上げ
方向に回転し、ケーブル43を巻き上げ、このケーブル
43の端部が接続されている避難梯子を折り畳み状態に
引き上げて収納し、巻き上げ軸44を固定する。そし
て、緊急時には、上記のラチエット機構45の係合を解
除すると、この巻き上げ軸44に対してケーブルリール
42が回転し、ケーブル43を巻き出して重力により避
難梯子を伸展させる。
【0030】このケーブルリール42内には、本発明の
ブレーキ装置46が内蔵されており、このケーブルリー
ル42の回転速度を制限して避難梯子をゆっくり伸展さ
せることができる。このブレーキ機構46は、基本的に
は前記の第1の実施例のものと同様であり、このケーブ
ルリール42が回転側の部材、巻き上げ軸44が固定側
の部材である。このケーブルリール42には円板状の回
転部材48が軸方向に移動自在に設けられ、また巻き上
げ軸44には円板状の固定部材7が軸方向に移動自在に
設けられている。そして、これら回転部材48および固
定部材7の制動面6,8は両方ともに円錐状をなしてい
る。また、これらの回転部材48および固定部材7は、
弾性を有してはおらず、これらはそれぞれ皿ばね49に
よって制動面6,8が互いに近接する方向に付勢されて
いる。なお、上記の点以外はこの実施例は前述の第1の
実施例のものと同様な構成であり、図4中で第1の実施
例に対応する部分は同じ参照符号を付してその説明を省
略する。
ブレーキ装置46が内蔵されており、このケーブルリー
ル42の回転速度を制限して避難梯子をゆっくり伸展さ
せることができる。このブレーキ機構46は、基本的に
は前記の第1の実施例のものと同様であり、このケーブ
ルリール42が回転側の部材、巻き上げ軸44が固定側
の部材である。このケーブルリール42には円板状の回
転部材48が軸方向に移動自在に設けられ、また巻き上
げ軸44には円板状の固定部材7が軸方向に移動自在に
設けられている。そして、これら回転部材48および固
定部材7の制動面6,8は両方ともに円錐状をなしてい
る。また、これらの回転部材48および固定部材7は、
弾性を有してはおらず、これらはそれぞれ皿ばね49に
よって制動面6,8が互いに近接する方向に付勢されて
いる。なお、上記の点以外はこの実施例は前述の第1の
実施例のものと同様な構成であり、図4中で第1の実施
例に対応する部分は同じ参照符号を付してその説明を省
略する。
【0031】この実施例のものは、ブレーキ装置をケー
ブルリール42内に完全に内蔵させたので、外部からの
水や異物の進入が防止され、長期の間、屋外に放置され
ていても信頼性が低下することはない。
ブルリール42内に完全に内蔵させたので、外部からの
水や異物の進入が防止され、長期の間、屋外に放置され
ていても信頼性が低下することはない。
【0032】なお、上記の実施例では、各実施例におけ
るブレーキ装置の構成は相違しているが、任意の構成の
ブレーキ装置を任意の製品に組み込むことが可能である
ことはもちろんである。
るブレーキ装置の構成は相違しているが、任意の構成の
ブレーキ装置を任意の製品に組み込むことが可能である
ことはもちろんである。
【0033】また、本発明は上記の実施例には限定され
ず、各種の変形が可能であり、また上記の実施例で例示
したもの以外の装置や機器に組み込んで使用することが
できることはもちろんである。
ず、各種の変形が可能であり、また上記の実施例で例示
したもの以外の装置や機器に組み込んで使用することが
できることはもちろんである。
【0034】
【発明の効果】上述の如く本発明は、一対の制動面の間
に挟圧された球体の転動抵抗および摩擦抵抗によって制
動を与えるものであるから、構造が簡単で小形化が容易
であるとともに製造コトも低い。また、回転速度の変化
に対しては、この球体が移動して自動的に補償作用をな
し、またその制動特性は制動面のテーパ角度、案内溝の
角度等により任意に設定することができるので、使用目
的に対応したどのような特性も自由に設定でき、作動が
確実であるとともに各種の用途に適用できる。さらに、
回転速度等に対応して制動トルクが変化する際には、質
量の小さな球体が小ストローク移動するだけであるか
ら、その応答性が高く、信頼性も高い等、その効果は大
である。
に挟圧された球体の転動抵抗および摩擦抵抗によって制
動を与えるものであるから、構造が簡単で小形化が容易
であるとともに製造コトも低い。また、回転速度の変化
に対しては、この球体が移動して自動的に補償作用をな
し、またその制動特性は制動面のテーパ角度、案内溝の
角度等により任意に設定することができるので、使用目
的に対応したどのような特性も自由に設定でき、作動が
確実であるとともに各種の用途に適用できる。さらに、
回転速度等に対応して制動トルクが変化する際には、質
量の小さな球体が小ストローク移動するだけであるか
ら、その応答性が高く、信頼性も高い等、その効果は大
である。
【図1】第1の実施例の縦断面図
【図2】案内部材の平面図
【図3】第2の実施例の縦断面図
【図4】第3の実施例の縦断面図
1a,28,48…回転部材 6…制動面 7…固定部材 8…制動面 9…球体 10…案内部材 11…案内溝
Claims (3)
- 【請求項1】 回転側の部材に連結された回転部材と、
固定側の部材に連結された固定部材とを備え、これら回
転部材および固定部材にはそれぞれ互いに対向し回転軸
線と垂直方向の制動面がそれぞれ形成されており、これ
らの回転部材および固定部材の少なくとも一方はそれら
の制動面が互いに近接する方向に付勢されており、また
上記の制動面の少なくともいずれか一方の制動面は円錐
状をなしこれらの制動面の間に形成される間隙は上記の
回転軸線に対して径方向外側にゆくに従って狭くなるよ
うに形成されており、また上記の回転部材の制動面と固
定部材の制動面との間に形成された間隙内には球体が転
動自在に介在されており、また上記の回転部材の制動面
と固定部材の制動面との間の間隙内には上記の球体を案
内するための径方向または径方向と傾斜した方向に沿っ
て形成された案内溝を有する案内部材が介在されている
ことを特徴とするブレーキ装置。 - 【請求項2】 前記の回転部材および固定部材の少なく
とも一方は、自身の弾性力によってそれらの制動面が互
いに近接する方向に付勢されるものであることを特徴と
する請求項1のブレーキ装置。 - 【請求項3】 前記の回転部材および固定部材の少なく
とも一方は前記回転軸線の方向に移動自在であり、スプ
リングによってこれらの制動面が互いに近接する方向に
付勢されるものであることを特徴とする請求項1のブレ
ーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6097486A JPH07305735A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6097486A JPH07305735A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07305735A true JPH07305735A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14193610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6097486A Pending JPH07305735A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07305735A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008286547A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Casio Comput Co Ltd | 身体装着型電子機器 |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP6097486A patent/JPH07305735A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008286547A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Casio Comput Co Ltd | 身体装着型電子機器 |
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