JPH07306314A - 偏光子 - Google Patents
偏光子Info
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- JPH07306314A JPH07306314A JP6099451A JP9945194A JPH07306314A JP H07306314 A JPH07306314 A JP H07306314A JP 6099451 A JP6099451 A JP 6099451A JP 9945194 A JP9945194 A JP 9945194A JP H07306314 A JPH07306314 A JP H07306314A
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- Japan
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- polarized light
- incident
- prism
- angle
- thin film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特定の振動方向を有する光を選択して出射す
る偏光子を提供する。 【構成】 直角と30度未満の角と60度以上の角との
3つの角からなる直角三角形の断面を持つ同一形状の2
つの直角プリズムを用い、該2つの直角プリズムの直辺
同士を光学的に貼り合わせた、二等辺三角形の断面を持
つ複プリズム構造であって、少なくとも一方の直角プリ
ズムの貼り合わせ面に偏光分離可能な光学薄膜群を形成
してなる偏光子であることを特徴とする。
る偏光子を提供する。 【構成】 直角と30度未満の角と60度以上の角との
3つの角からなる直角三角形の断面を持つ同一形状の2
つの直角プリズムを用い、該2つの直角プリズムの直辺
同士を光学的に貼り合わせた、二等辺三角形の断面を持
つ複プリズム構造であって、少なくとも一方の直角プリ
ズムの貼り合わせ面に偏光分離可能な光学薄膜群を形成
してなる偏光子であることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば偏光ビームスプ
リッタ(Polarizing Beam Splitter:以下「PBS」と称
する) など、特定の振動方向を有する光を選択して出射
する偏光子に関する。
リッタ(Polarizing Beam Splitter:以下「PBS」と称
する) など、特定の振動方向を有する光を選択して出射
する偏光子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、PBSとして、図3 、図4
に示すようなものが知られている。図3に示すPBS
は、光学ガラスから成る一対の直角プリズム1a、1b
の斜辺に各々薄膜群2a、2bを形成し、接合部2cを
介してこれら薄膜群部分2a、2bを接合することによ
り構成されている。薄膜群を構成する薄膜の屈折率はブ
リュスター条件を満足するように設定されており、この
PBSに直角プリズム1aの直辺側(図3では左側)か
ら光源の光3が入射し、薄膜群間の界面への入射角がブ
リュスター角になるように入射されると、入射光は各薄
膜群を構成する薄膜と薄膜との界面で反射、屈折を繰り
返し、これらの光が互いに干渉する。この反射・屈折特
性に偏向依存性を持たせるよう膜の屈折率と膜厚を選ぶ
ことにより、PBSはp偏光4を一方の直辺側(右方
向)に透過し、s偏光5を他方の直辺側(上方向)に反
射する。図3において、p偏光4は紙面に沿った振動面
を有する偏光を指し、s偏光5は紙面に直交する偏光を
指すことを示すため、両矢印で紙面に沿った振動方向
を、・(黒点)で紙面に直交する振動方向を表した。
に示すようなものが知られている。図3に示すPBS
は、光学ガラスから成る一対の直角プリズム1a、1b
の斜辺に各々薄膜群2a、2bを形成し、接合部2cを
介してこれら薄膜群部分2a、2bを接合することによ
り構成されている。薄膜群を構成する薄膜の屈折率はブ
リュスター条件を満足するように設定されており、この
PBSに直角プリズム1aの直辺側(図3では左側)か
ら光源の光3が入射し、薄膜群間の界面への入射角がブ
リュスター角になるように入射されると、入射光は各薄
膜群を構成する薄膜と薄膜との界面で反射、屈折を繰り
返し、これらの光が互いに干渉する。この反射・屈折特
性に偏向依存性を持たせるよう膜の屈折率と膜厚を選ぶ
ことにより、PBSはp偏光4を一方の直辺側(右方
向)に透過し、s偏光5を他方の直辺側(上方向)に反
射する。図3において、p偏光4は紙面に沿った振動面
を有する偏光を指し、s偏光5は紙面に直交する偏光を
指すことを示すため、両矢印で紙面に沿った振動方向
を、・(黒点)で紙面に直交する振動方向を表した。
【0003】図4に示すPBSは、図3のPBSの上部
に全反射プリズムを配置し、p偏光を全反射させてs偏
光と同じ左方向に向けるようにしたものである。
に全反射プリズムを配置し、p偏光を全反射させてs偏
光と同じ左方向に向けるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のPBSでは、次のような問題がある。図3のPBSで
は、p偏光とs偏光が異なる方向に出射するため、1つ
の被照射体に対して照射するにはどちらか一方に反射光
学系が必要になる。特に、図4のPBSのように全反射
プリズムを配置してs偏光とp偏光を同一方向に向ける
場合には、s偏光とp偏光に対する光路長がプリズム内
で異なり、いずれも照射面で照度が異なってしまうとい
う問題がある。
のPBSでは、次のような問題がある。図3のPBSで
は、p偏光とs偏光が異なる方向に出射するため、1つ
の被照射体に対して照射するにはどちらか一方に反射光
学系が必要になる。特に、図4のPBSのように全反射
プリズムを配置してs偏光とp偏光を同一方向に向ける
場合には、s偏光とp偏光に対する光路長がプリズム内
で異なり、いずれも照射面で照度が異なってしまうとい
う問題がある。
【0005】さらに、全反射プリズムをPBSの外部に
配置するような場合、偏光光の光学的なロスが懸念され
るという問題がある。本発明の目的は、上述したような
従来のPBSの問題を解決することにある。
配置するような場合、偏光光の光学的なロスが懸念され
るという問題がある。本発明の目的は、上述したような
従来のPBSの問題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、反射光学系を必
要としないPBSとして、2つの直角プリズムを貼り合
わせ、その貼り合わせる面の少なくとも一方に偏光分離
が可能な光学薄膜群を設けた複プリズム構造の偏光子を
用いることにした。さらに、光源からの光を一方の直角
プリズムの斜面より入射させる際に、入射面の法線とは
ある角度を持って入射させるために、直角プリズムの断
面の直角三角形の内角を直角と30度未満の角と60度
以上の角との3つの角に設定した。これにより、入射さ
れた光のロスが少なくなり、さらに偏光子を用いた光学
系においては、このような偏光子を用いることにより設
計の自由度の幅が広がることがわかった。
要としないPBSとして、2つの直角プリズムを貼り合
わせ、その貼り合わせる面の少なくとも一方に偏光分離
が可能な光学薄膜群を設けた複プリズム構造の偏光子を
用いることにした。さらに、光源からの光を一方の直角
プリズムの斜面より入射させる際に、入射面の法線とは
ある角度を持って入射させるために、直角プリズムの断
面の直角三角形の内角を直角と30度未満の角と60度
以上の角との3つの角に設定した。これにより、入射さ
れた光のロスが少なくなり、さらに偏光子を用いた光学
系においては、このような偏光子を用いることにより設
計の自由度の幅が広がることがわかった。
【0007】よって、本発明は、直角と30度未満の角
と60度以上の角との3つの角からなる直角三角形の断
面を持つ同一形状の2つの直角プリズムを用い、該2つ
の直角プリズムの直辺同士を光学的に貼り合わせた、二
等辺三角形の断面を持つ複プリズム構造であって、少な
くとも一方の直角プリズムの貼り合わせ面に偏光分離可
能な光学薄膜群を形成してなる偏光子を提供するもので
ある。
と60度以上の角との3つの角からなる直角三角形の断
面を持つ同一形状の2つの直角プリズムを用い、該2つ
の直角プリズムの直辺同士を光学的に貼り合わせた、二
等辺三角形の断面を持つ複プリズム構造であって、少な
くとも一方の直角プリズムの貼り合わせ面に偏光分離可
能な光学薄膜群を形成してなる偏光子を提供するもので
ある。
【0008】また、直角プリズムを光学ガラスで構成し
た場合、その光学ガラス上に光学薄膜群が形成されるこ
とになる。このとき、光学ガラスに熱応力や力学的外部
応力が作用すると光弾性効果に起因する光学的異方性が
誘起されるので、この光学的異方性により偏光子が所望
の性能を得られないことがある。そこで、本発明におい
ては、好ましくは、2つの直角プリズムを光弾性定数が
実質的にゼロのガラスからなる偏光子を提供する。
た場合、その光学ガラス上に光学薄膜群が形成されるこ
とになる。このとき、光学ガラスに熱応力や力学的外部
応力が作用すると光弾性効果に起因する光学的異方性が
誘起されるので、この光学的異方性により偏光子が所望
の性能を得られないことがある。そこで、本発明におい
ては、好ましくは、2つの直角プリズムを光弾性定数が
実質的にゼロのガラスからなる偏光子を提供する。
【0009】
【作用】本発明の偏光子は直角と30度未満の角と60
度以上の角との3つの角からなる直角三角形の断面を持
つ同一形状の2つの直角プリズムを、偏光分離可能な光
学薄膜群を挟んで接合したことを特徴とする。一方の直
角プリズムの斜面に光源から出射された光を入射する
際、入射面の法線とある角度を持って入射する。この光
は入射面で屈折し、貼り合わせ面の偏光分離可能な光学
薄膜群で互いに直交する2つの偏光に分離される。そし
て、分離された各偏光光はプリズム内面で全反射し出射
面から互いに平行に同じ方向、すなわち出射面の法線方
向に出射される。
度以上の角との3つの角からなる直角三角形の断面を持
つ同一形状の2つの直角プリズムを、偏光分離可能な光
学薄膜群を挟んで接合したことを特徴とする。一方の直
角プリズムの斜面に光源から出射された光を入射する
際、入射面の法線とある角度を持って入射する。この光
は入射面で屈折し、貼り合わせ面の偏光分離可能な光学
薄膜群で互いに直交する2つの偏光に分離される。そし
て、分離された各偏光光はプリズム内面で全反射し出射
面から互いに平行に同じ方向、すなわち出射面の法線方
向に出射される。
【0010】また、好ましくは直角プリズムを光弾性定
数が実質的にゼロのガラスで構成することにより、偏光
子を保持するホルダーや入射光の熱の影響により熱応力
や力学的外部応力が直角プリズムに生じても直角プリズ
ムは実質的に光学的等方性を示し、直角プリズム内を伝
播する光にほとんど光路差を生じさせない。
数が実質的にゼロのガラスで構成することにより、偏光
子を保持するホルダーや入射光の熱の影響により熱応力
や力学的外部応力が直角プリズムに生じても直角プリズ
ムは実質的に光学的等方性を示し、直角プリズム内を伝
播する光にほとんど光路差を生じさせない。
【0011】
【実施例1】図1は本発明の第1の実施例の説明図であ
る。本PBSは主切断面の形状が、内角が90度、6
7.5度、22.5度の直角三角形であり、屈折率1.6
5の軽フリントガラスを素材とした、同一寸法、形状の
2個の直角プリズム7a、7bを貼り合わせた頂角45
度の二等辺三角形形状をしている。これらの直角プリズ
ムの斜辺とは異なる第2の面の右部分に各々薄膜群2
a、2bを形成し、これらを接着剤層2cで接合して構
成されている。これらの薄膜群は屈折率が高い薄膜と低
い薄膜とを複数組み合わせた多層膜であり、従来技術で
設計、製造される。なお、本実施例においては、多層膜
を2a、2bにそれぞれ分けて7a、7bのプリズム面
に形成し、その間に接着剤層を形成して作製したが、こ
の方法の他に7aまたは7bのどちらか一方に2aと2
bとを加えた1群で偏光分離膜の機能をもつ膜群を形成
し、膜を形成しないプリズム面と偏光分離膜群との間に
接着剤層を形成する方法も採用できる。
る。本PBSは主切断面の形状が、内角が90度、6
7.5度、22.5度の直角三角形であり、屈折率1.6
5の軽フリントガラスを素材とした、同一寸法、形状の
2個の直角プリズム7a、7bを貼り合わせた頂角45
度の二等辺三角形形状をしている。これらの直角プリズ
ムの斜辺とは異なる第2の面の右部分に各々薄膜群2
a、2bを形成し、これらを接着剤層2cで接合して構
成されている。これらの薄膜群は屈折率が高い薄膜と低
い薄膜とを複数組み合わせた多層膜であり、従来技術で
設計、製造される。なお、本実施例においては、多層膜
を2a、2bにそれぞれ分けて7a、7bのプリズム面
に形成し、その間に接着剤層を形成して作製したが、こ
の方法の他に7aまたは7bのどちらか一方に2aと2
bとを加えた1群で偏光分離膜の機能をもつ膜群を形成
し、膜を形成しないプリズム面と偏光分離膜群との間に
接着剤層を形成する方法も採用できる。
【0012】光源からの光3はプリズム7aの斜面、右
下方から本PBSに入射角39.2度で入射、屈折角2
2.5度で屈折し、薄膜群2a、2bの面(第2の面)に
入射角45度で入射、これら薄膜群の作用で反射s偏光
と透過p偏光に分離する。反射s偏光光線はプリズム7
aの斜面に於いて67.5度の入射角で入射、全反射し
た後に第3の面から法線方向に出射する。透過p偏光光
線はプリズム7bの斜面に於いて67.5度の入射角で
入射、全反射した後に第3の面から法線方向に出射す
る。こうすることによりs、p両偏光光線を互いに平行
に、かつ同一方向に出射できる、また本PBS中で偏光
分離後s、p偏光光の光路長が互いに等しくすることが
できる。
下方から本PBSに入射角39.2度で入射、屈折角2
2.5度で屈折し、薄膜群2a、2bの面(第2の面)に
入射角45度で入射、これら薄膜群の作用で反射s偏光
と透過p偏光に分離する。反射s偏光光線はプリズム7
aの斜面に於いて67.5度の入射角で入射、全反射し
た後に第3の面から法線方向に出射する。透過p偏光光
線はプリズム7bの斜面に於いて67.5度の入射角で
入射、全反射した後に第3の面から法線方向に出射す
る。こうすることによりs、p両偏光光線を互いに平行
に、かつ同一方向に出射できる、また本PBS中で偏光
分離後s、p偏光光の光路長が互いに等しくすることが
できる。
【0013】
【実施例2】図2は第2の実施例の説明図である。第1
の実施例とは主切断面が直角三角形原プリズムの内角が
90度、64度、26度である点、屈折率1.90の重
フリント系ガラスを素材とした点が異なっている。光源
からの光3は本PBSに入射角23.3度で入射、屈折
角12度で屈折し、薄膜群2a、2bの面(第2の面)に
入射角38度で入射、これら薄膜群の作用で反射s偏光
と透過p偏光に分離する。反射s偏光光線はプリズム7
aの斜面に於いて64度の入射角で入射、全反射した後
に第3の面から法線方向に出射する。透過p偏光光線は
プリズム7bの斜面に於いて64度の入射角で全反射し
た後に第3の面から法線方向に出射する。この後の作用
は第1の実施例と同様である。
の実施例とは主切断面が直角三角形原プリズムの内角が
90度、64度、26度である点、屈折率1.90の重
フリント系ガラスを素材とした点が異なっている。光源
からの光3は本PBSに入射角23.3度で入射、屈折
角12度で屈折し、薄膜群2a、2bの面(第2の面)に
入射角38度で入射、これら薄膜群の作用で反射s偏光
と透過p偏光に分離する。反射s偏光光線はプリズム7
aの斜面に於いて64度の入射角で入射、全反射した後
に第3の面から法線方向に出射する。透過p偏光光線は
プリズム7bの斜面に於いて64度の入射角で全反射し
た後に第3の面から法線方向に出射する。この後の作用
は第1の実施例と同様である。
【0014】
【実施例3】次に第3の実施例を示す。本実施例に示す
主切断面が直角三角形原プリズムの内角は90度、6
4.8度、25.2度であり、屈折率が1.84の光弾性
定数が実質的にゼロ(実質的にゼロとは、例えば光源か
らPBSに入射する光に対して光弾性定数がー0.1か
ら0.1(10ー8cm2/N)程度のものを意味する)の
ガラスを使用した例である。光源からの光は本PBSに
入射角27度で入射、屈折角14.3度で屈折し、薄膜
群に入射角39.5度で入射、これら薄膜群の作用で反
射s偏光と透過p偏光に分離される。s偏光はプリズム
斜面において64.8度の入射角で入射、全反射された
後法線方向に出射される。p偏光はプリズム斜面におい
て64.8度の入射、全反射された後法線方向に出射さ
れる。このプリズムの場合、光弾性定数が実質的にゼロ
なので薄膜群の作用で作られた直線偏光がプリズム内で
複屈折を受ける事が無く、質の良い直線偏光が得られ
る。以上のように、本PBSに適した頂角(第2の実施
例の場合は26度×2 =52度)は一般にプリズムの
素材の屈折率と使用する複数の薄膜の屈折率比とに依存
し、素材の屈折率が高く、薄膜の屈折率比が大きい程大
きいが、30度から60度の範囲が適している。
主切断面が直角三角形原プリズムの内角は90度、6
4.8度、25.2度であり、屈折率が1.84の光弾性
定数が実質的にゼロ(実質的にゼロとは、例えば光源か
らPBSに入射する光に対して光弾性定数がー0.1か
ら0.1(10ー8cm2/N)程度のものを意味する)の
ガラスを使用した例である。光源からの光は本PBSに
入射角27度で入射、屈折角14.3度で屈折し、薄膜
群に入射角39.5度で入射、これら薄膜群の作用で反
射s偏光と透過p偏光に分離される。s偏光はプリズム
斜面において64.8度の入射角で入射、全反射された
後法線方向に出射される。p偏光はプリズム斜面におい
て64.8度の入射、全反射された後法線方向に出射さ
れる。このプリズムの場合、光弾性定数が実質的にゼロ
なので薄膜群の作用で作られた直線偏光がプリズム内で
複屈折を受ける事が無く、質の良い直線偏光が得られ
る。以上のように、本PBSに適した頂角(第2の実施
例の場合は26度×2 =52度)は一般にプリズムの
素材の屈折率と使用する複数の薄膜の屈折率比とに依存
し、素材の屈折率が高く、薄膜の屈折率比が大きい程大
きいが、30度から60度の範囲が適している。
【0015】以上の実施例ではPBSのみを示したが出
射するpまたはsのいずれかの光路に2分の1波長板を
設置すればp偏光はs偏光に(s偏光はp偏光に)変換
され単一偏光光を出射する偏光変換素子として使用でき
る。
射するpまたはsのいずれかの光路に2分の1波長板を
設置すればp偏光はs偏光に(s偏光はp偏光に)変換
され単一偏光光を出射する偏光変換素子として使用でき
る。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、本PBSは、薄膜群での偏光分離の後に各偏光光
線が共にPBSの内面で全反射してからPBSを出射す
るよう構成されているため、両偏光光に対する光路長を
等しく、同一方向にかつ平行に出射させることが出来
る。また、実施例で述べているようにPBSへの入射角
はプリズム平面に対して法線方向に入射されず、所定の
角度を持つためプリズム内面の全反射が浅い角度でされ
る事となり全反射される許容角度が大きくなりロスが少
なくなる。これは、実際に偏光子に入射する光線は完全
な平行光というわけにはいかず、非平行光成分が混在し
ている。この非平行光光線においては全反射法則からず
れた角度の光線は全反射されずロスとなる。しかし、本
発明ではこの角度の許容差が大きく取れるため全反射さ
れる光線の割合が大きくなりロスが少なくなるのであ
る。また、本発明では入射角が面の法線に対して角度を
持つことができるため、s偏光光とp偏光光とを平行に
同一方向に、かつ出射面の法線方向に出射させることが
できる。このため、プリズムの屈折率、形状に自由度が
多くなり、設計しやすい。入射角が法線に垂直な場合
は、偏光分離部の薄膜群への入射角度は必然的に決定さ
れ、偏光分離膜の設計の自由度は偏光子を形成するガラ
スの屈折率、偏光分離膜群を形成する薄膜の屈折率の2
つしかない。特に、偏光子を形成するガラスとして光弾
性定数が実質的にゼロのガラスを用いた場合は、屈折率
はほぼ1つに決まってしまい、自由度はない。この場
合、薄膜の自由度のみで設計するのは至難の技である。
本発明では、入射角度の自由度が増えたことにより、通
常のガラスの場合には3つの自由度、光弾性定数がゼロ
のガラスを用いた場合でも2つの自由度をもつことがで
き、設計がしやすくなる。
れば、本PBSは、薄膜群での偏光分離の後に各偏光光
線が共にPBSの内面で全反射してからPBSを出射す
るよう構成されているため、両偏光光に対する光路長を
等しく、同一方向にかつ平行に出射させることが出来
る。また、実施例で述べているようにPBSへの入射角
はプリズム平面に対して法線方向に入射されず、所定の
角度を持つためプリズム内面の全反射が浅い角度でされ
る事となり全反射される許容角度が大きくなりロスが少
なくなる。これは、実際に偏光子に入射する光線は完全
な平行光というわけにはいかず、非平行光成分が混在し
ている。この非平行光光線においては全反射法則からず
れた角度の光線は全反射されずロスとなる。しかし、本
発明ではこの角度の許容差が大きく取れるため全反射さ
れる光線の割合が大きくなりロスが少なくなるのであ
る。また、本発明では入射角が面の法線に対して角度を
持つことができるため、s偏光光とp偏光光とを平行に
同一方向に、かつ出射面の法線方向に出射させることが
できる。このため、プリズムの屈折率、形状に自由度が
多くなり、設計しやすい。入射角が法線に垂直な場合
は、偏光分離部の薄膜群への入射角度は必然的に決定さ
れ、偏光分離膜の設計の自由度は偏光子を形成するガラ
スの屈折率、偏光分離膜群を形成する薄膜の屈折率の2
つしかない。特に、偏光子を形成するガラスとして光弾
性定数が実質的にゼロのガラスを用いた場合は、屈折率
はほぼ1つに決まってしまい、自由度はない。この場
合、薄膜の自由度のみで設計するのは至難の技である。
本発明では、入射角度の自由度が増えたことにより、通
常のガラスの場合には3つの自由度、光弾性定数がゼロ
のガラスを用いた場合でも2つの自由度をもつことがで
き、設計がしやすくなる。
【図1】本発明の第1の実施例であるPBSを示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明の第2の実施例であるPBSを示す断面
図である。
図である。
【図3】従来のPBSの一例を示す断面図である。
【図4】従来のPBSの他の例を示す断面図である。
2 偏光分離部 2a、2b 薄膜群部分 2c 接合部分 3 光源からの光 4 p偏光光線 5 s偏光光線 7a、7b 直角プリズム 7c 直角プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片野 克彦 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内
Claims (3)
- 【請求項1】 直角と30度未満の角と60度以上の角
との3つの角からなる直角三角形の断面を持つ同一形状
の2つの直角プリズムを用い、該2つの直角プリズムの
直辺同士を光学的に貼り合わせた、二等辺三角形の断面
を持つ複プリズム構造であって、少なくとも一方の直角
プリズムの貼り合わせ面に偏光分離可能な光学薄膜群を
形成してなる偏光子。 - 【請求項2】 請求項1に記載の偏光子を用いて、光源
からの光を一方の直角プリズムの斜面に入射し、該入射
した光を光学薄膜群により互いに偏光面が直交する2つ
の直線偏光光に分離し、該2つの直線偏光光を出射平面
より出射する偏光子の使用方法において、該2つの直線
偏光光が同一方向に平行かつ出射平面に垂直になるよう
に、光源からの光の入射角を設定することを特徴とする
偏光子の使用方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の偏光子において、前記
2つの直角プリズムが光弾性定数が実質的にゼロのガラ
スからなることを特徴とする偏光子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6099451A JPH07306314A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 偏光子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6099451A JPH07306314A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 偏光子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07306314A true JPH07306314A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14247711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6099451A Pending JPH07306314A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 偏光子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07306314A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011107724A (ja) * | 2000-01-28 | 2011-06-02 | Seiko Epson Corp | 光反射型偏光子及びこれを用いたプロジェクタ |
| WO2011074388A1 (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-23 | 日本電気硝子株式会社 | 光学部品及びその製造方法 |
| JP2017223861A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 日本電気硝子株式会社 | 偏光ビームスプリッタ |
| JP2020008606A (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-16 | セイコーエプソン株式会社 | クロスダイクロイックプリズム、画像表示モジュールおよび画像表示装置 |
| WO2024180972A1 (ja) * | 2023-02-27 | 2024-09-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置、光学部品、および測定システム |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP6099451A patent/JPH07306314A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011107724A (ja) * | 2000-01-28 | 2011-06-02 | Seiko Epson Corp | 光反射型偏光子及びこれを用いたプロジェクタ |
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| JP2011128176A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 光学部品及びその製造方法 |
| CN102656487A (zh) * | 2009-12-15 | 2012-09-05 | 日本电气硝子株式会社 | 光学部件及其制造方法 |
| JP2017223861A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 日本電気硝子株式会社 | 偏光ビームスプリッタ |
| JP2020008606A (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-16 | セイコーエプソン株式会社 | クロスダイクロイックプリズム、画像表示モジュールおよび画像表示装置 |
| WO2024180972A1 (ja) * | 2023-02-27 | 2024-09-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置、光学部品、および測定システム |
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